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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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表面デンドライト風

赤峰蛍石

昨年末の池袋ショーでは仲間内で局地的ブームだった内モンゴルの石です。
フローライトの上に水晶がちょこちょこ生えています。

私は、基本水晶好きなので、この産地の水晶に惹かれていたんですが、この石の場合は、ちょこちょこ生えている水晶ではなくて、フローライトの方が主役。
すでにこの産地の石にいくつか「落ちた」あと、またもや最終日に見つけてしまいました。

……これを。

フローライトは、よく立方体の結晶が集まった感じになりますが、これはピラミッドが底面で二つくっついたような形……八面体タイプのようです。

八面体というだけで、フローライトの中ではちょっぴり少数派にカウントしてしまうんですが、この石にはさらに見逃せない特徴がありました。

ではアップにします。

赤峰蛍石2
ずい。

赤峰蛍石3
ずずい。

赤峰蛍石4
ずい。

なんだろう、このデンドライトっぽい模様。

デンドライトというのは、石灰岩の表面とか、水晶のひび割れの中にマンガンがしみ込んで木の枝のようになっているもののこと。
デンドライト小

似ているけどデンドライトはいえないような……でも、フローライトでこんな模様、見たことない。
3枚目の写真でもわかるように、これはフローライトの表面あるいは薄皮一枚内部についているようす。隣り合っている面にはありません。
写真でアップにした面にだけみえているものでもなくて、いくつかの面で見えています。
やはり隣り合った面には見えていません。

フローライトは成長の途中で色が変わることがあり、水晶で言うところのファントムみたいにかつての結晶の形が色の変化で分かる場合もあります。
(フローライトの場合はファントムと言わず、ゾーニングとか塁帯構造とかよばれているようです)
この色変化の初期段階、濃い色が付き始めた、ちょうどその時ってこんなかんじになってるんだろうか、もしかして。
でもそうだったらもっと結晶に由来するような模様になりそうですけど、このデンドライト風模様は、八面体の結晶とあんまりかかわりがないようにも見えます。

とにかく、こんな模様は初めてだ!
……ということで。

アップにしないと気が付きにくいのが玉に瑕。



suomi

そういえば、池袋では、原石だけでなくブレスも買いました。
作ったのではなくて(ちょっと手は加えましたが)、買ったものなのでこっちで。

スオミ

フィンランド産のスモーキー!

フィンランドから、モリオンを仕入れておられるショップさんが、欠けた結晶を試験的にビーズに加工されたのだそうです。

つまり、天然のスモーキーであることは確実。

しかもフィンランドというレア産地。

それに何より、なんとも「コク」がある、いい色です。

買ったブレスはピッタリサイズ。きつくはなくて少し余裕があるちょうどいいサイズでしたが、ゆったりつけるのが好きなので、カレンシルバーのビーズを3つ入れてサイズ調整しました。

写真では一番手前に写っている銀ビーズの隣のビーズには、磨き残しの窪みが残っています。
傷と言えば傷なんですが、この石の原石を見ているので(持っているので)、ああ、こんな窪みがあるよねえ…という、原石の名残のように思えてくるから不思議です。

原石にはトルマリンのような黒い針状のものがびっしりくっついているのがあるので、これが内包されていたら、もっと素敵なんですが。
ファインランド黒


あ、「Suomi」というのはフィンランドのこと。
フィンランドの人は、自分たちの国を「Suomi(スオミ)」と呼ぶのだそうです。

黒ジャカレー

「黒ジャカレー」と自分で書いておいて、思わず「黒ジャワカレー」と読みそうになりました。
違います、石です、石。

「黒いジャカレー」です。
黒ジャカレー

エレスチャル?
……と思われるかもしれません。
エレスチャルと言えば、エレスチャルですが、これについては「ジャカレー」……「ワニ」と呼びたい。

エレスチャル……ビーズの、色交じり内包物入りだからエレスチャルというのは、大間違いですからわきに置いておくとして、本来のエレスチャル、骸晶というタイプの結晶のしかたにより、ごつごつした形に成長した水晶のことを、現地ブラジルでは、まるでワニの背中のようにごつごつで、ということでポルトガル語で「ワニ」を意味する「ジャカレー」と呼ぶのだそうです。

つまり「ワニ水晶」ということになりますが、ワニというならこれはとてもワニっぽくないでしょうか。

これも昨年12月の池袋で買ったもので、産地はブラジルとしかわからないんですが、、さらに1年前の2010年の池袋ショーで、別の店で買ったこちらの石と
産地が同じ気がします。

黒くて、ジャカレーで、表面に一層透明な部分があるあたりがそっくりです。

黒ジャカレー2

そういえば、某所で、「同じモノ(石)を幾つも持ってる方、そこまで惹かれる程好きな石と理由を教えて下さい」……という質問がありました。
この質問はどこまでを同じと考えるか……で大分違ってくるような気がしますが、この石の場合は、水晶で、黒くて、ごつごつで、表面一層透明で、おそらく産地も一緒だろうという一致具合ですから、「同じ石を複数」を厳しく考えても、条件に合致するでしょう。

では、どうして。
最初に買った石に比べて艶消しで、平べったくてジャカレー度がさらに高い。
2枚目の写真のように、透かして見た場合、黒い部分がはっきりファントムになっていて面白い。
それに何よりモリオンが好き!
……要するに、あちらの石にはないこういう特徴が!……の世界なので、私にとって「同じ石は2つとない」。だから、同じ石(種類・タイプ)の石ではあるけれど、意外に「同じ石を2つ」の意識は希薄なのかも。

実は空洞

まる

もこもこ丸い石第3弾!(←調子に乗った)
ただし、今回は水晶であるとわかっています。

ほぼ無色(白)なので「Quartz」としましたが、おそらくアメジストの産地のものだろうと思われます。
小粒の結晶が無数に群れている一部が丸く盛り上がっていて、そこだけ水晶の下に色がついてます。
この色合いは、アメジストによく見られるセラドナイトっぽい。

産地はブラジルかウルグアイなので、セラドナイトでもおかしくはありません。

ただ、わからないのがこの形。

実はこの石、裏から見ると穴が開いていて、丸い部分の中が空洞なのです。
つまり、下に何かしらの鉱物があって、その上をセラドナイト(たぶん……か緑泥)が多い、その上を水晶が覆い、のちに下の鉱物がなくなってしまったのでしょう。

いったい何の鉱物があったのだろう……。

ベリー風?

昨日の黄色もこもこ不明石、

オルミアイトでは?

……というご意見をいただきました。
オルミアイト……そういや持ってました。

オルミアイト

2009年の新宿ショーで買ったものです。
(ピンボケしてるので、機会があれば撮りなおそう……)
この時同じ店でエジリンのいがぐり野郎とか、いろいろ買ってしまったときに、

「お〜、おいしそうな石! 聞かない名前だな……」

ということで、ものは試しと小さいものを買ったのでした。(その時は買える値段だったので)
かえって調べてみれば、2006年に新鉱物として認められたばかりの、ほやほやニューフェイスな石。
そんなことなら、もうちょっと頑張ってもっともこもこしたタイプを買っておけばよかったか!
と思ったものの、その後はじわじわ値段が上がっているようで、買えずに今に至ります。

水晶にくっついてのもあるようなので、そのうち見てみたいものです。

……で、昨日の石と似ているでしょうか?

こんもり丸くなってるところは似ていますが、昨日のが山吹オレンジ系黄色だったのに対し、こっちはオレンジ系ピンク。
こんもり丸い部分の様子を見ると、昨日の黄色い方がとげとげというか、凹凸が大きく、オルミアイトは四角い感じの結晶の集まりに見えます。

mindatで見てみても、色はやはりオレンジ系ピンクっぽいものばかりのようですし、何より産地は南アフリカです。

ということで、やっぱり違うかな。


もうひとつ、ステラ沸石では?……というご意見も頂きました。
これは、私も似ていると思っていたのですけれど、記憶では、この石を売っていた店は中国石ばかりだったような気がするんですよね。
以前に同じ店で買ったのも、中国石ばかりだったし。
そして、似ていると思ったステラ沸石はカザフスタン産なのです。

たまたまカザフスタン産のを売っていたのか。中国でもそっくりステラ沸石が出るのか。
むむむ……ラベルをもらうのを忘れないようにしましょう。

プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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