INFORMATION
top-red

石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

楽天ブログは更新を停止しています。 掲示板や記事へのコメント欄は開いておりますが、見落とす可能性が高いので、こちらにコメントいただくか、画像掲示板web拍手の一言メッセージ等をご利用ください。

石好きサイトを結ぶ近道リンク(別館サイト内) 


石の素材サイト         ブログの保存版別館サイト。 
  

画像掲示板です          どんどん増えてます!
  

ブレスなどハンドメイドのためのセカンド・ブログ



石好きが高じてブレスレットやワイヤーラップ・ペンダントを作ってお店に置いていただいてます。
パーフェクトストーンさん
 ※KUROのページはこちら
※当サイトの文章・画像等の無断使用・転載・直リンクは固くお断りいたします。
 使用される場合は、画像を改変せず、出典を明記、当ブログへリンクして下さい。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

実は手触り重視?

石成分欠乏中! 
3月に石イベントがあったみたいなんですが、諸事情によりバタバタしていて、イベントの存在にすら気が付いていませんでした。
気が付いていたらいたで「行きたいぃぃぃ!」と悶えていたでしょうから、知らずにいて逆に幸いだったかも……。

石屋をのぞいてみるも、心惹かれる石には出会えず。

その反動なのか、なぜか木のビーズを買ってしまいました。

rajakayu.jpg

ラジャ・カユと言います。

ラジャはマハ・ラジャのラジャ、つまり王様、カユは木という意味なんだそうで、別名を帝王木

パワーストーン(石じゃないけど)的には、邪気や悪霊を払うとか、はては財運とか良縁とか才能の開花とか……まあ、たいていこの手ものは、これでもかとご利益説明満載なので脇に置くとして、興味を持ったのは、この木が光に透けると説明されていたから。

見た目、木目の目立つ……普通に杉か何かのビーズに見えるので、ドキドキしながら通販して、さっそくペンライトで照らしてみると……!

全部の粒ではありませんが、画像の左上のように透けるんです。(
画像ではペンライトで照らしています。透けないビーズは全く透けません(両脇)。もっと赤く透ける粒もあります。
検索すると、原木の輪切り、見た目一センチ以上の厚みがあるものでも透けてるみたい。

おもしろい!

とはいえ、ふつうにみている分には透けないので、見た目は当たり前の木のビーズ。
黒檀やリグナムバイタのように重くないし。

でも……、なんだか手触りがいいんですよ。これ。
単に磨いてワックスで仕上げたのとは微妙に違う……、なんだろう、これ。
とても硬くてビーズにするには熟練の技が必要だとも説明されていましたが、手触り的には硬いようにはかんじないんだよなー。

ラジャカユは世界で唯一透ける木だと説明されていましたが、検索しているとそうではないことがわかってきました。
肥松といって、松脂を特にたっぷり含んだ松は光で透けるらしいのです。
参考サイト様:http://blog.matu-taiju.com/?eid=161

そうか! 何となく覚えがあると思っていたら、松のジンだ。
実家の方の行事で、たいまつを使うことがあるんですが、その際、松脂をたくさん含んだ松のジン(どういう字を書くのかは知らない)を芯に仕込むと火が消えずに長く保つと言っていたっけ。
そのジンは見た目きれっぱしで、透けたとは思えないけど、どこかぬめっとしたような独特の手触りをしていたような気がする……それに似てる。

しかも、松脂をたっぷり含んでいることで粘りが強く、ろくろで挽きにくいとか。
参考サイト様:http://shikki.blog.fc2.com/blog-entry-30.html
この木が削るのに熟練を要するのは、硬いからじゃなくてヤニというか脂分が多いせいではないか。

ブレスレットにしてみようと思ったけれど、今はまだ連のまま手触りを楽しんでいます。
スポンサーサイト

ゴム交換&微調整

気が付いたらずいぶん長い間ゴム交換してなかったので、交換ついでにちょっとリメイクなブレスレット。

元はこれ。


蓮の実ビーズを使ったブレスレットです。
メインにストロベリークォーツ、それ以外にヒマラヤ水晶を使っていたんですが、蓮の実やストロベリークォーツより小さいので、バランスが悪いように思われたので、交換。

pema.jpg

ちょうど似た大きさ・形のナゲット型ローズクォーツがあったので、使ってみました。
ストロベリー・クォーツの脇のビーズキャップも、向きを逆にチェンジ。

うーん。
形としてはまとまったけど、まとまりすぎのような気もするなあ。
ローズクォーツの方が明るい色味なので、実は全体でみるとストロベリー・クォーツの方が沈んでしまう。

でも、着け具合は今の方がいいし、腕にはめてしまえばローズクォーツとストロベリークォーツが同時に見えることがないので、問題がないともいえるのですが。

この迷いに決着をつけるべく、ここ一週間ほど連続使用中。
結果、着け心地がいいのでこのままに……に落ち着きそう。
あとは、ビーズキャップとストロベリー・クォーツの間に小さいメタルビーズを噛ませるかどうかで悩み中。


空の航路

12月の写真だけど、きれいだったので。

ビッグベース

続・続・ツッコミ石

こちらこちらもどうぞ。この記事は3番目です。

アースシードライトはビーズでブレスレットになっている以外に、原石が出回っています。
岩石なので、その原石となると、たいていは割ったかけらのようなものになるはずです。

しかし、アースシードライトの原石は、かけらではなく小さな塊状のものなのです。

これはまるで、古い時代にできた岩が地殻変動で粉々になり、新しい時代の岩の中に取り込まれ、ごりごりとすりつぶされてきたための形ではないか……?
想像ですけれど、地面から掘り出されたそのままの、石が自らとったその形が気になる。

しつこく検索してみることにしました。
なぜ、アースシードの説明は、ことさらに「高温変成」といい、その鉱物の組み合わせを強調するのか。
これらは、売るために適当に説明をでっち上げて出てくる文言ではないでしょう。
説明全体では、これまでちまちま述べたように、マニハールでそんな石が出る仕組みがわからないわけですが、じゃあ、マニハールでなかったら?

そういえば、集めた情報の中には
◇インド南部には大陸創生期に生成された「超高温変成岩」が分布しています。
という説明もありました。

そういえばこの説明は、「それが北部のマニハールまで移動した」という内容にはつながっていなかった。
確かに、インドの南部は南極と接していたわけだし、インドと南極を分離させたその力は、地球の深くからあふれ出したマグマがプレートを動かしたから。大陸を移動させるのですから、大きな力で変成作用がおこっても不思議ではありません。

「インド 高温変成」で検索してみると……

おやあ?

「南インド・マドゥライ岩体北部における斜方輝石珪線石+石英共生の発見:超高温変成作用の証拠(清水)」
http://www.geol.tsukuba.ac.jp/web_news/web_news_v05.html
(赤太字はKURO)
とか

南インドのゴンドワナ剪断帯に産出する高圧~超高温変成岩の岩石学的・熱力学的解析
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-11J00311/

とかがヒットしてくるではありませんか。

二つ目のリンク先では「研究概要」として
(前略)南インドRajapalaiyam地域、北中国Tuguiwula地域、東南極Bunt島、Priestley Peak、Tonagh島に産出するサフィリン+石英共生を含む高圧~超高温変成岩の変成温度圧力履歴を見積もった。
サフィリン+石英共生は、超高温変成作用の最も特徴的な鉱物組み合わせとして知られている。しかし近年、Fe3+を多く含むサフィリンと石英の共生は、その安定領域が低温側にシフトすることがわかっている。
(中略)本研究の成果は本地域や周辺地域におけるテクトニクスを議論する上で重要である。
※KAKEN 科学研究費助成事業データベース 「南インドのゴンドワナ剪断帯に産出する高圧~超高温変成岩の岩石学的・熱力学的解析」のページの研究概要より引用、(略)はKUROによるもの


アースシードライトは、
◇サフィリン・コーディエライトinシリマナイト
サフィリンは「超高温変成岩」の中でも、等温、減圧という環境変化を受け斜方輝石が置換した石
◇サフィリンはコーディエライトとともに青緑色の層をなし、それが真珠色のシリマナイトと共生する、
◇約25~38億年前に現在の南極付近の地球深部で形成されたと考えられる変成岩
◇超高温高圧で生成し、様々な地殻変動を経たブルーのサフィリンが、コーディエライトとシリマナイトと共生する奇跡の鉱物。
◇シリマナイト、サフィリン、コーディエライト、マイカなどが層状に共生する変成岩

だそうですが
サフィリンは斜方輝石が置換してできた石、シリマナイトはずばり珪線石です。

アースシードライトって、このあたりの研究で述べられてる岩石じゃないのか。

さらにこちらのページでは
「南インドグラニュライト地塊は、原生代末期〜カンブリア紀初期のゴンドワナ大陸集積最末期の造山運動によって形成された高
度変成岩類によって構成されている。この地域は、サフィリン+石英、スピネル+石英、斜方輝石+珪線石+石英などの超高温変成作用によって形成された鉱物組み合わせの普遍的な出現によって特徴づけられている。」
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jakoka/2009/0/2009_0_90/_pdfより引用)
とあり、原生代といえば約25億年前〜約5億4,200万年前。
原生代末期だと約5億年前ですが、ここで「末期」をぼやかすと、アースシードライトの「約38億年前~25億年前」の説明にかすります。要するに、もともとの岩はそれくらい古くにできていて(当時のゴンドワナになっていた)、分裂する時の地殻変動で変成作用を受けてアースシードライトになった……ということ?

それにしてもここで出てくるマドゥライとかRajapalaiyam(←これだと地名としてヒットしないので、yの前の「iが余分かも)って、思いっきり南インドなんだよなあ……
madurai.jpg

ここではっきり言っておくと、私はここでリンクした論文の中身までは読んでいないし、理解できるだけの知識もありませんが、
「インド南部」
「高温変成」
「サフィリン」「シリマナイト」
ゴンドワナの古い岩石が、インド分裂の時の地殻変動で変成を受けた(たぶん)
……という、アースシードライトの説明に合致するキーワードが多数出てくることは注目に値すると思ってます。

もしかして、マドゥライとマニハールが間違われた……なんてことはないだろうな?

産地がマニハールと誤解されたことで、南極から北インドまで移動したとか、ヒマラヤが持ち上げられてエネルギーが……とか、余分な説明が加わったんじゃないか。

ここを取り除き、場所を南インドのままにすれば、岩石の研究という立派に客観的な裏付けで説明できそうな感じなんだけど……。
つまり、
2014年に北インドのマニハールで発見された
→マニハールが間違い。実は南部のマドゥライ?
サフィリン、コーディエライト、シリマナイトが混じっていて、超高温変成でできた珍しい石
→たしかに、インド南部で似たような(ほぼ同じかんじの)組み合わせの岩石が出ている
約38~25億年前の南極付近の地球深部でできたものが地殻変動で移動した。
→元の岩石ができたのは古いが、変成を受けたのはパンゲア分裂の一憶5000万年以降?
北上を続けるインド亜大陸がヒマラヤを天空へ押し上げたエネルギーを秘めている
→インドの岩石であれば、大きく見ればヒマラヤにかかわっているけれど、ヒマラヤの範疇であるマニハールではないとしたらヒマラヤと言えるかどうか微妙。

……ということ?

どうなんでしょうか、お店の方。






続・ツッコミ石

まずはこちらをどうぞ。この記事はその続きです。

さて、いよいよキモの鉱物的な説明です。

……と、意気込んでも、サフィリンとか、コーディエライトとか、鉱物そのものについては……まあ、いいでしょう。
そこらへんはさすがに鑑別したんだろうし、実際にそういう組み合わせは「ありえない!」というだけの材料もないし。
つっつきたい、というか、頭を整理したいのは、そのほかの部分です。

むしろ歴史とか地理の話かも。

記事を分割したので、あちこちから集めて書きだした情報をもう一度。

鉱物としての説明
◇サフィリン・コーディエライトinシリマナイト
◇鉱物名:サファリン・コーディエライト・イン・シリマナイト(←サフィリンの誤字?)
約38~25億年前の南極付近深部で生成されたと考えられる「超高音変成岩」の一種(←原文ママ。超高温変成岩の誤字?)
◇パンゲアからインドが分離、北上、ユーラシアにぶつかり大陸衝突帯変成地域を形成、
 今もヒマラヤ山脈を押し上げている、大陸の変遷を物語る学術的価値の高い岩石
◇サフィリンは「超高温変成岩」の中でも、等温、減圧という環境変化を受け斜方輝石が置換した石
◇サフィリンはコーディエライトとともに青緑色の層をなし、それが真珠色のシリマナイトと共生する、
 特殊な変成作用が重なって生まれた石。
約25~38億年前に現在の南極付近の地球深部で形成されたと考えられる変成岩
◇超高温高圧で生成し、様々な地殻変動を経たブルーのサフィリンが、コーディエライトとシリマナイトと共生する奇跡の鉱物。
◇シリマナイト、サフィリン、コーディエライト、マイカなどが層状に共生する変成岩
◇インド南部には大陸創生期に生成された「超高温変成岩」が分布しています。
◇世界的にも大変希少価値
◇現在の南極付近からインド北部(ヒマーチャルプラデーシュ州)まで大規模な大陸移動を経たとされている天然石
◇南極でクリスタル化(変成岩)した後、はるばるヒマラヤまで地殻変動により移動した。

石のパワー
※このほかにもチャクラがどうとかいろいろ説明はあるのですが、それはさておき関係のありそうな部分だけ列記します
◇地球創生のエネルギーと宇宙の光を宿す
◇鉱物誕生の由来から『アースシードライト(Earth-Seed-lite)』と命名。
北上を続けるインド亜大陸がヒマラヤの霊峰を天空へ向かわせる壮大なエネルギーを秘めている。
◇超大陸から離れ北上を続けるインド亜大陸がヒマラヤの霊峰を天空へと向かわせる壮大なエネルギーを秘めています
◇造山運動が地上へもたらした奇跡

たくさん書き出してごちゃごちゃしているので、まとめます。

あ、最初に言い訳しておきますが、私は鉱物や岩石などにそれほど詳しいわけではありません。
その詳しくない私が普通に……あるいは単純に考えて「あれ?」と思うことを指摘します。
つじつまが合わないように思えるのですが、それが私の理解不足によるものであれば、他の人も同じようにつまずく可能性もあるわけで、そこらへんがはっきりしたら、わかりやすい説明をお願いしたいです、お店の方

ごちゃごちゃをまとめると。
約38~25億年前の南極付近深部でできた超高温変成岩
◇特殊な変成作用でできたので、組み合わせが珍しい岩石
◇南極付近からインド北部まで移動してきた
◇パンゲア分裂でインドが北上し、ユーラシアにぶつかった事を物語る。それが名前の由来。

こんなかんじでしょうか。

一番最初に引っかかったのは、「パンゲア大陸」です。
たしかにインド亜大陸はパンゲアが分裂してできたもの。
ちょっと詳しくいうと、パンゲア大陸がローラシア大陸とゴンドワナ大陸に分裂して、そのときにインドも大陸から分離。
ちょうどゴンドワナから分かれる形で、北上してユーラシア(インドが北上している間にローラシアはユーラシアと北アメリカに分離)にぶつかり、ゴンドワナの方は南アメリカ、アフリカ、南極、オーストラリアに分裂しました。
分裂する前は、インドは南極やオーストラリアにくっついていました。

だから、一見「南極付近でできた深成岩で(その一部がくっついていて)インドにやってきた」と言われると、ふむふむそれで? と納得してしまいそうになるんですが……ちょっと待て。
パンゲア大陸ができたのは2億5000万年前、分裂し始めたのが2億年前
インドや南極大陸が分かれ始めたのは1憶5000万年前くらい。
言うまでもなく、約38~25億年前という説明よりもずっとずっとずっと後。

説明に合わないぞ!

じゃあ、約38~25億年前の大陸事情はどうなっていたのか……?
はっきり言ってあまりに古すぎてよくわかってないようです。

現在の大陸の中には、ずっとずっと昔から大陸の一部だった部分が残っています。
アフリカ大陸の南部の一部分とオーストラリア大陸西部の一部分は特に古く、ここを調査した結果、この2つのエリアが、30億年くらい前にくっついていた可能性があると考えられ、これをバールバラ大陸と呼ぶ……という仮説が近いかんじ。
アフリカとオーストラリアの一部なので、南極はないということになりませんか?
しかも、このバールバラ大陸が存在したとして、地球上のどのあたりにあったのか調べてもわかりませんでした。

それより新しい約20億年前には、ヌーナ大陸(ふつう、これが最初の超大陸と言われている)があったとされています。
その図では
nuna.jpg
インドや南極の一部となる部分がこのあたりと記されているのですが、この大陸は大部分が北半球にあり、(のちの)インドと(のちの)南極はくっついていません。

南極というのが南極大陸ではなく「南極付近」というなら、そこは海なので、そのころの岩が残っているとは考えにくくなります。
というのも、海底のプレートは陸のプレートよりずっと早く更新されるので、2億年より古いものは残らないからです。

……ということで、38億年前~25億年前に南極付近深部で変成岩ができるのか……できたとしてそれがどうやってインドに引っかかってくるのか、わからなくなってきました。

しかも、アースシードライトの名前の由来は「超大陸から離れ北上を続けるインド亜大陸が、ヒマラヤの霊峰を天空へ向かわせる壮大なエネルギーを秘めている」ことからきているそうなんですが、それは、どう考えてもパンゲア分裂以降(1億5000万年前以降)の話なので、38億年前~25億年前に南極付近深部でできたという説明に合いません。

ここで、(苦肉の柵ですが)38億年前~25億年前という説明が何かの間違いだとして、話をパンゲア分裂以降と考えてみたとしても、問題が残ります。

2億年以上前、パンゲアの時代にはインドと南極はくっついていました。
pangea2.jpg
ピンクの楕円のあたりの話です。
以後、インドは分裂して、テチス海を北上、ユーラシアに激突するのですが、後のインド、マニハールがある北部になるのは黄緑色の★のあたりなのです。

インド移動
インドは大体このように移動していきます。
インドが北上している間にも、他の部分は移動・変形しているので、この図はその点は全く正しくありませんが、後にインド北部あたりになる部分は、最初からおしまいまで南極には直接くっついていないのです。
これは
◇南極付近からインド北部まで移動してきた
という説明に合致しません。

ここで、インドの地質を見て見ます。
india-tisitu.jpg

大雑把にいうと、上図のピンク(インド盾状地)と水色(ヒンドスタン沖積地)をあわせたあたりがインド亜大陸。
これがユーラシア大陸に潜り込むようにぶつかりました

盾状地というのは、古くから大陸であった部分で、風化などでその古い地層が現れているところです。
ヒンドスタン沖積地というのは、インダスやガンジスなどの大きな川が流れていて、その堆積物が作った平地、おそらく元は楯状地の一部だったと思います。
この盾状地というのが、ゴンドワナの一部だったということになります。

デカン高原は、インドがゴンドワナからユーラシアまで移動する途中に、地殻深くからマグマがあふれ出す場所(ホットスポット)の上を通り過ぎた際にできたと言われています。

インドがユーラシアにぶつかる際、単純に正面衝突したわけではありません。
インドがユーラシアの下に潜り込むような形になり、その間にユーラシアとインドの衝突によって消えてしまったテチス海の堆積物も巻き込まれました。
ヒマラヤのあたりはさまざまな岩石が縞模様のようにいりまじったごちゃ混ぜ地帯なのです。

チベット高原はインドが下に潜り込んだことで持ち上げられたユーラシアの端っこです。

で、マニハールは、ゴンドワナだった楯状地ではなく、地質ごちゃまぜ地帯のヒマラヤにあります。

ここでパンゲアやゴンドワナ由来の古い岩石が出るのかなあ……?

もうちょっと詳しく見てみます。
india-tisitu2.jpg

見た目で、いろいろごちゃまぜ地帯だということがよくわかります。
何枚もの地図を重ねて変形させて作った図なので、厳密なものではありません。
この図でマニハールの印が「高ヒマラヤ」の色のところにあるから、ここは後期原生代の片麻岩類なんだ! ではなくて、実際はもっと複雑に入りまじっているはずです。
ということで、この図に見える地質とその年代を拾い出してみると。

新第三紀(2,303万年前~258万年前)~第四紀(258万8000年前~現在)、
中生代(約2億5217万年前~約6600万年前)~古生代(約5億4200万~約2億5100万年前)、
後期原生代(10億年前頃)
……という感じ?
とりあえず、移動してきたインド亜大陸がユーラシアにぶつかったことで生まれたごちゃ混ぜ地帯で変成作用もおきているだろうし、思ったより古い地層も出ているようですが、38億年~25億年には及びません。
しかもその変成作用はヒマラヤができた、けっこう新しい時代におこっているはずです。

南極付近の地球深部で超高温変成されてできた岩がここに出てくるとは思えません。
仮に、マニカランという場所で「出た」というならば、その仕組みをちゃんと説明しなければならないし、「超大陸から離れ北上を続けるインド亜大陸が、ヒマラヤの霊峰を天空へ向かわせる壮大なエネルギーを秘めている」ゆえにアースシードライトと名乗るなら、その仕組みだって重要でしょう。
アースシードライトの説明ではまったくそこには触れられていないのです。

ここで、「パワーストーンの説明なんて、結局いい加減なんだよね」とけなして終わりにするのはかんたんです。
でも、私にはひとつ、気になることがありました。

もういっちょ、続きます。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
検索フォーム
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。