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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

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微細な縞に挑む

先だっての名古屋ミネラルフェスタで買ったブーブーガーローズ
nazosima1.jpg
 
あ、ここで言う「ブーブーガー」とは、微細な層状構造の淡いローズクォーツのこと。
ブーブーガーはネーミングの由来を考えると、普通のファントムのことのようですが、だったら従来どおりファントムでいいやと思うので、個人的に、ローズで透明度の違う微細な層が重なる、普通のファントムとは一緒にできない様子のものを便宜上「ブーブーガー」と呼ぶことにします。
できればもっと違うネーミング希望。

さて、ブーブーガーローズ、LEDで照らしているので色が写っていませんが、ご覧の通り真ん中にクラックが入っているものの全体がほぼ均一にミルキーな感じの淡いローズです。
これが縞状構造だなんて、そういうものがあると教えてもらわないとまず気がつきません。

私も、先日の丸玉をいただいて、その存在を知り、だったら自分で探してみよう! と名古屋ミネラルフェスタで丸玉を照らしまくったのでした。
そして見つけたこの丸玉を、知り合いの石のお店の方のご協力で、お値打ちゲット。(ありがとうございました!)

家に帰って、その繊細すぎる縞(層)をにやにやと楽しんでいると、変なことに気がつきました。

「変」である理由を述べる前に、今回問題になってる「層」がどれほど細かいかを、ご覧いただきましょう。

極細

写っているのは、0.7ミリ芯のシャープペンの先。そして縞(層)は、一番幅が広いものです。

こんな状態なので、「この縞のここが変!」と思っても、それを画像にするのが大変でした。

まず、最初にブーブーガーとして手にした丸玉は小さく、先日の画像のように一方方向の縞模様でした。
なので、それよりも倍以上の大きさのあるこの丸玉も、こういう層状構造だと思ったのです。

nazosima6.jpg

だけど……違う。

最初の写真の右上と左上のあたり(白丸の中)をさらにマクロで撮ってみます。
nazosima1-2.jpg

まず、右上。
nazosima2.jpg

こっちは、最初の写真でもすでに写っていますが、右上がりの縞模様が見えます。

次に左下。
nazosima3.jpg

丸玉の真ん中を横切るひびが写っているので、どのあたりか分かると思うのですが、かなり急角度の右下がりの縞。

つまり、こんな風にひびを境に縞模様が食い違っているようなのです。
nazosima5.jpg

さては、このひびに見えるのが、結晶の境目か? と思えば、別の場所で見ると、縞がこのひびを横切って伸びていたり。
nazosima4.jpg

そもそもこれは、ファントムなんだろうか。
ファントムだとしたら、柱面か。錐面か。

ファントムだとしたら先端のとんがり部分が現れているものがあってもいいはずだけど、ブーブーガーを教えてくれたお店の人は、いくつも見てきたけど、とんがり部分が入ったブーブーガー(ミルキーなローズ)を見たことがないとおっしゃいます。

元から、塊状ローズはファントムが入っているものを見かけません。
そのために、普通の水晶……クラスターを作る水晶と同じ成長の仕方をしたのか、疑問に思っています。
普通の水晶と同じように最初はクラスターを作っていて、さらにどんどん成長して固まり状になったのなら、とんがり部分のファントムがはいっているものがあってもいいし、部分的に結晶の形が残っていてもいいはずなのに、そういうものを見かけないからです。

結晶形のローズクォーツは、ほとんどが小さい結晶で、スモーキークォーツと一緒になっていたり、塊状ローズクォーツとは違う環境・違う成長の仕方をしているように思われます。

いったい、塊状ローズって……と思っているところに、このブーブーガー。
お店の人と
「ローズにファントム!?」
「不思議でしょ!?」
と盛り上がりました。

だけど、ファントムだったらかなり大きな(元)結晶ということになります。
しかも、ファントムだったら今回の縞模様の食い違いがどういう仕組みなのかわからないという謎が生まれます。

でも、ファントムでなかったら、なんなのか。
丸玉自体にはスターが出るので、実はカルセドニーということはない(はず)です。

さらなる不思議は、このブーブーガーはマルチスター系(二つ以上スターが出る)なのですが、同じくマルチスター系のミルキークォーツ(うっすら黄色っぽい)にはいくら見ても層状の構造は見られないのです。
マルチスターと層状構造は関係ないのかも知れません。

ネットではブーブーガーということで、色なし白ミルキーのブレスレット(細かいファントムが写真に写ってる)を見かけますが、それがこの丸玉の層状構造と同じなのかどうかは、実物を見てないのでわかりません。

少なくとも、このブーブーガーローズの縞は、普通のファントム……かつての結晶面に別の鉱物が埃のように積もったものがけっしょうのなかにとりこまれたようには見えません。

この縞はなんなんだ。


ブラジルだった。

今頃ですが、平成最後に買った石。
クラックにヘマタイトが染みこんだ水晶のタンブルです。

※ヘマタイトと言いましたが、見た目ではヘマタイトなのかレピドクロサイトなのか見分けがつかないそうで、ざっくり「天然の鉄さび」ということで、ラベルでは「リモナイト」でした。
limonite.jpg

タンブルにしては高かったけど、籠いっぱいの中からきれいなのを選びました。
ひびの様子や他のタンブルを見ても水晶であることは確実なのに、透明部分のふんわり白濁具合がカルセドニーっぽいです。

大胆なひびと、色合いが美しい。
思わずマクロや逆光で迫りました。

limonite-6.jpg

limonite-5.jpg

……絵画みたい。

ところで、以前、ひびにヘマタイト(リモナイト)が染みこんだマダガスカル産の水晶タンブルを買ったことがあります。
似ていたので、今回もマダガスカル産と思ったら、ブラジル産でした。

カッコよく

すでに登場してる石ですが。

籠目状に組み合わさったルチルが水晶の中に内包されてます。
それをカッコよく撮ってみました。

rutil-sagenite.jpg

まりもファントム覚書

旧ブログに登場している……って、まだ別館サイトに収録してなかったのか! ヤバい!……ブラジルのまりも・ファントム

817-marimo-phantm.jpg

磨きのポイントですが、ファントムの上にうっすら緑色のまりもっぽいインクルージョンがぽつぽつ乗っかっていて、とってもキュート。
今の季節、クリスマスツリーにも見えてきます。

この「まりも」が何であるかは不明です。

まりもといえば、日本の大分県・尾平鉱山のものが有名ですが、こちらのまりもは緑泥石の一種クーカイトであるといわれていて、見た目もまん丸、この石の内包物のようにふわふわした感じではありません。
marimo_20151224131631f79.jpg

ブラジルのまりも風・インクルージョンはもう一つ持っていて、


これは、もうちょっと緑っぽく、その色あいとネットで見かけた画像からクロム白雲母(フックサイト)ではないかと想像していました。

……がこのたび新しい説を発見。
こちらの石がとてもよく似ています。
説明を拾い読むと、「Albite balls inside. 」……つまり、ボール状のアルバイト(曹長石)。

長石か!
そういえば、ファントムの白いふわふわ(角閃石ではないもの)も長石だと聞いたことがあるし、石英と長石とくれば地殻部分に多い鉱物のトップクラス組。
紛れ込んでも不思議でもなんでもない。
うっすら緑も、ビーズで「グリーンフェルドスパー」で売られているのがあるくらいだし、長石で緑? と不思議に思うまでもないでしょう。

長石というと、ムーンストーンなど宝石扱いされるのを除くと、結晶の形としては四角っぽいというイメージがあって、クラスターなどにくっつけば「脇役」、申し訳ないけど地味なイメージだったんですが、そうか、インクルージョンになるとけっこう面白いのね。

探せば「知らずに長石」もけっこうありそう。

これはアート

art-amethyst.jpg

ブラジル産のフラワー・アメジストです。
フラワー・アメジストは、分離したものが多いけど、これは珍しく母岩付。

これはもう、自然の芸術でしょう。
母岩コミのバランスの妙……この美しさ。

art-amethyst2.jpg

透かすと、フラワー・アメジストが半分透けます。

最初は、半分母岩が剥がれたのだと思っていました。
よくぞ母岩に残っていてくれたものだと。

しかし、よく見ると違います。

art-amethyst4.jpg

art-amethyst3.jpg

分かるかな……このフラワー・アメジスト、薄い板状の母岩を挟み込むよう結晶しているんです。
両側に……というより、この薄い母岩は層状になっていて、フラワーアメジストは層の間に結晶して、たまたま層の間隔が狭かったので、2層にまたがる状態になったのではないかと思われます。

いや……この様子を見るに、後から母岩が割れたのではなくて、フラワーアメジストができる前に、母岩は割れていたっぽい?

art-amethyst5.jpg

この、導火線のように行列した小さいアメジストも魅力的。
保管するのに気を使いますが、この造形には勝てません。

プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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