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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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やっぱり変な石ラブ

引っ越しして3年になりますが……ああ、石成分が少ない。
そんな中、3月の第2回ミネラル&フォッシルショーin名古屋で買ったトルコ産のアメジスト。

最近で回り出したもののようで、小粒なつくつくクラスターを見かけます。
turkey-ame3.jpg

この写真の石にも写っているように、部分的にレッドアメジストになっているのもあるみたい。
質のいいものはウルグアイ産にも匹敵する……という説明を見かけましたが、ウルグアイ産より赤みがある紫だと思います。

このときは、何しろ原石と之巡り会いが少ないし、トルコ産って珍しい……ということで買ったのですが、最近になってもう一つ増えました。

turkey-ame.jpg

同じ産地のアメジストですが……ふふふ、変な形。

カルサイトかなにか別の鉱物を覆うようにアメジストが結晶した後に、土台の鉱物が溶けて抜け落ちた「抜け殻」タイプではないかと思われます。
それだけでもおもしろいのですが、よーく見ると、さらに
turkey-ame2.jpg

真ん中の「穴」をのぞき込むと、……内部にも水晶が!
ということは「二重抜け殻」!?

色も、最初のクラスターより濃い、黒みを帯びた紫です。
見た目が整っているとは言いがたいですが、おもしろい。

やっぱり私は変な石が好き。


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覚え書き・5 ナミビアか、南アフリカか

こちらで登場した、オレンジリバーの赤水晶。

orange.jpg

こちらでそっくりなものを見つけました。

リンク先の二枚の下の写真が似ています。

産地はOrange River, Karas Region, Namibia

え? ナミビア?

その前のKaras というのはカラス州のこと。
地図ではここです。
アフリカ南部2 

ナミビアの最南部のあたりで、なるほどオレンジリバーの支流が伸びていて、オレンジリバー流域の中です。

あれー? ラベルで南アフリカになってたと思うんだけど……口頭で聞いただけだっけ。
たしか、半額セールの石で……店に長く残ってたから「オレンジリバー」だけで買ったかも。

ということで、南アフリカ、もしかしてナミビアとメモ。

アトラスレッド

anti-atlas-red.jpg

モロッコ産です。
真っ赤です。
新しく見つかった水晶のようです。

今回の池袋ショーでは、少なくとも3つの店で売っているのを目撃しました。
これまでにもモロッコ産の赤はありましたが、
 
のように、柱面が発達してない「つくつくタイプ」。

でも、今回の赤は、柱面がしっかりあり、よく見ると半分はカクタス・クォーツ(スピリットクォーツ)のように細かい結晶がびっしり覆っています。(錐面まで覆っているので、フェアリー・クォーツと言いたいかも)
その半面をさらに水晶が覆って平らな結晶面を作っている、半分普通の水晶半分カクタス(むしろフェアリ・クォーツ)という感じ。
そのせいか、国内サイトで「レッドスピリッツ」と呼んでいるところがありました。

面白いことに、この石、光に透かすと、写真にも写っているように何やら「芯」のようなものが見えるのです。
別の石で見てみると、中心部は透明……というか赤くない水晶で、その上をかなり濃い赤(赤黒い)層が多い、さらにその上を透明感のある赤の層がドゥルージー状に覆い(ここでカクタスorスピリットクォーツ化)、半分がさらに結晶して平らな面になっているようです。

anti-atlas-red2.jpg
こんな感じかな?
内部の濃い層が、芯のように見えているのでしょう。

買った水晶ではラベルが「Anti-Atlas Mts.」になっていました。

つくつくタイプの赤水晶の産地はAouliなので、違う場所です。
検索してみると「Izizauen Alnif , Tarhbalt Morocco」の地名が出てきました。
しかし、これで検索してみるも、地図上の位置が出てこない。
さらに検索してみるとTarhbalt, Er Rachidia Province (Errachidia Province), Meknès-Tafilalet Region, Morocco」が出てきて、さらに検索して Er Rachidia の位置がわかりました。

細かい地名はわからないけど大雑把な位置がわかることは多いのです。
まあ、とりあえずこの近くなんだろう……と思って地図に落としてみると、あら?
Anti-Atlasというより、その北のHigh-Atlasと言いたい場所になってしまいます。

慌てて検索しなおしたら、やっとTarhbaltの位置が出てきました。
今度はなるほど、Anti-Atlasと言っていい場所のようです。

なるほど、ここかー……と、地図を眺めていて、ふと気になりました。
最初の検索でこの赤水晶の産地として出てきた地名の中のAlnif 。どっかで見たことあるぞ。
なんだったっけ……と過去の石を見てみると。

これだ!

マラカイトやアズライトをくっつけた鉄さび水晶!

この産地が「Near Alnif」でした。

地図に落としてみると、Tarhbaltとけっこう近い。
しかも鉄さび水晶の方は「Near(~の近く)」なのですから、今回の赤とマラカイト・アズライト付鉄さび赤は、かなり近いところの産地なのかもしれません。


morocco7.jpg


池袋戦利品 オレンジ!

振り返ってみれば、びっくりワンコイン価格とか、初日からの強力呪文(=ハーフ・プライス)などに後押しされて、意外に買ってたアフリカ産。
こんなことでもなければ複数買えたりしないので、この機会を逃すまじ。

orange-red_20141219235811dff.jpg

ラベルはレッドクォーツでしたが、もう、産地名もかねて「オレンジ水晶」でもいいかも。

オレンジリバー産です。
ここは、カラフルでワイルドな私好みの石の産地。
……ところが、ネットでもさほどたくさん見かけないのと、見かけてももれなくお高いので、ご縁は深くありません。
でも今年は、先に述べた理由でゲット。

綺麗だぞ!

写真ではわかりにくいかもしれないので説明すると……ざっくり言えば、この石は天然鉄さびコーティング。
中は透明で、表面を鮮やかな赤っぽいオレンジの酸化鉄が天然コーティングしています。

ただし、全面をべったりコーティングしているのではなく、先端部分はコーティングされていないし、側面もくっついていた結晶を外した(はずれた?)痕が窓のようになっています。
そのうえ、そういうコーティングされていない部分とコーティング部分の境目が黒く縁取りされたようになっているので、何ともスタイリッシュ……というか、大胆で鮮やかなアフリカの布地のようにも見えるのです。

真っ赤にコーティングされたのもきれいだけど、こういうまだら模様も面白い。
ふつう、結晶を外した痕というのは一種の瑕……ダメージに数えられるもののはずですが、この石にでは、表情の一つになっています。

砂漠色

morocco-stromatolite.jpg

モロッコ産のストロマトライトです。

ぐにゃぐにゃした不思議な模様ですが、これは本来の姿ではありません。
本来は、これをぱたっと上下逆に伏せた状態です。
morocco-stromatolite3.jpg

ストロマトライトは化石です。
シアのバクテリアという生物が、昼間は光合成で生活し、夜には活動を休止する。
その時に砂粒などが降り積もり、シアのバクテリアが出す粘液などで固定される。
再び昼間になると、シアのバクテリアは積もった砂粒層の上でまた光合成を始める……。
それを繰り返し、夜の間に積もった砂粒層が年輪のように重なりもこもこと大きくなったもの。

最初の写真の不思議な模様は、ストロマトライトの断面で、層の柔らかい部分が削れ、硬い部分が残ってできたものです。
シアノバクテリアの光合成が地球に酸素をもたらしたといわれています。

このストロマトライトの産地は、モロッコ。
細かい産地を地図で見つけることができませんでしたが、Erfoudを探すと、モロッコとアルジェリアの国境近くでした。
ラベルによるとこのErfoudの東ということですから、さらに国境に近いあたりなのでしょう。

morocco6.jpg

画像検索をしてみると、かなり砂漠……岩石砂漠っぽいかんじのところのようです。

そういえば、この色は同じモロッコのデザートローズと同じ色。
desert-rose-1.jpg
こちらの産地は詳しくわかりませんが、もしかして産地が近いのでしょうか。

こちらのブログ様こちらのサイト様を拝見すると、まさにこの色をした石ゴロゴロの荒野。ブログの方の写真の左下をよく見ると、転がった石の一部が割れて層状構造が覗いています。
……もしかしてこのごろごろ全部がストロマトライト?

なんでも、あまりにたくさん採れるので安く、かえってほかの国では売られてないとか……。
去年の新宿ショーで買ったときは、「珍しい」「なかなか売られてなくて、見かけたものを全部仕入れてきた」と言ってたけど、採れなくて珍しいのではなくて「売られてなくて珍しい」だったのか。

年代については「白亜紀」も見かけるし先カンブリア時代の説明も見かけるけれど、どっちだろう?
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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