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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
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ガラスを買った

ガラスを買った。
売ってるときの名前は「雪花オブシディアン」だったけど、たぶん、人工的なガラスじゃないかな?

買ったのはこれ。

yukihana.jpg

やや鈍い色合いのラリマー……っぽい模様の丸玉に、部分的に写真のような放射状の「花」
手触りは、紛れもなくガラス。

これがなにかというと、天然のスノーフレークオブシディアンのクリストバライトのようなものじゃないかと推測しています。
不透明なスノーフレークオブシディアンではわかりにくいのですが、これが透明になるとこんな感じ。

wada_20180227225134b5a.jpg

天然ガラスではなく人工ガラスでも同じようなものはできるようです。

terra-6.jpg glass3.jpg

透明水色ガラスをベースに、白い「クリストバライト」がたくさんできれば、写真の丸玉のような模様になるのではないかと思われます。
※クリストバライトなのか、ガラスに混じった成分によるよく似た別のものなのかはわかりません。

陶芸で「結晶釉」というのがあります。
陶芸の釉薬はガラスのようなもので、結晶釉は器の表面……薄くかかった釉薬の中で放射状の結晶ができるものです。
釉薬の成分も重要ですが、釉薬が溶けてから固まるまでの温度管理が大変難しいと聞いたことがあります。(冷めるに任せるのではなくて、一定の温度を長時間保たなければならないとか)

もしかしたら、このガラスも溶けて固まるまでの環境が、実は特殊で、このような「全面スノーフレーク」になったのかも。
なんとなく、これを目指して作ったのではなくて、大量の溶けたガラスをほったらかしていたら、一部がこんなことになっていた……という、半分偶然の産物っぽい気もします。







ゴースト・ブルー

最近、山東省産のモリオンに浮かれています。
8月に丸玉を買い、マルチスターが出ることを知り、10月にブレスレットでも確認して、一気にヒートアップ。

「そういえばあの店に丸玉おいてた」
と思いだし、昨日はふらふら石屋を二軒はしごしてきました。

結果、片方の店は山東省産で、マルチスターを確認。通常スターのモリオンも発見。
もちろん両方ゲット。だってセール中だし。
もう一方の店は「内モンゴル産」。マイ・ライトで照らさせてもらいましたが、マルチスター(スターというよりスポットだけど)は確認できず。

やっぱり山東省産か。

内モンゴル産モリオンの店では、別の戦利品をゲットしました。
いわゆるパワーストーンショップ(原石多め)なので、丸玉やタンブルなどもおいているんですが、この丸玉コーナーのアメジストの中に、しれっとアメトリン。

さらに、その下にひびだらけ、よく見るとぶつかった傷跡もあるような、いわゆる「B級水晶玉」がトレイに入れられごろごろ並んでいます。
白濁して透明度がないというのではなくて、透明は透明なんだけど、傷、多すぎです。

でも、こういう所こそ掘り甲斐があるのです。
「すみませーん、ライトで照らしてみていいですか?」
と、とりあえず許可を得て、ここでも登場、マイ・ライト。

まずは、ざっとトレイに並んだ状態で照らしてみながら、石の白濁具合を見ます。
目当てはうっすら白濁したミルキー・クォーツ。

そんなに時間もかけられないので、真っ先に目をつけた、他に比べるとほんのり白濁している丸玉を手に取り、ライトでぐりぐり照らし(透かし)てみます。
透かすというより、斜め奥から玉の内部を照らす感じ。

すると……ほーら、いたよ、ゴースト

最近「クレパスキュラー・クォーツ」とか「エンジェル・ラダー」と呼ばれている、青白い光が浮かびあがる水晶。
私は「ブルーゴースト・インクルージョン」の名前で知りました。

希少な水晶だと宣伝されてるけど、見え方が派手でないなら、こういう所で見つかります。
もちろん、普通B級水晶玉価格(ラッキーなことにこっちもセール中!)。

これなら、もっとあるかも? と結局ちょっと居座って水晶玉チェック(他にお客さんはいませんでした)
お店の人も「これ、使いますか?」と黒いトレイを貸してくださり……でも見つかったのは最初のひとつだけ。

「これ(アメトリン)とこれ(水晶玉)ください」
「熱心にご覧になってましたけど、何か入ってましたか?」
「えーと、こんな風に(照らして見せて)青く光るのがあるんです。それを探してて」
「えー、知らなかった。別の鉱物でしょうか」
「これ、ちょっとだけにごったミルキー・クォーツなんです。部分的にミルキーの成分が偏ってることでこうなるんだそうですよ」

……ということでやってきた水晶玉。
家に帰ってじっくり照らしてみたところ、思ったより広範囲に青い輝きが見えました。ラッキー。

これは、太陽光では採れないので、LEDのライトで照らして撮影。
カメラでは全部青く写ってしまうので、見た目に近く加工しました。

最初に見えたのは、こんな光の筋。
crepuscular-rays.jpg

慎重に光を動かすと、こんな輝き方も。
crepuscular-rays2.jpg

広範囲にまるでオーロラのような、薄膜のような輝きも。
crepuscular-rays3.jpg

こういうのは、クレパスキュラー・クォーツ、別名を「エンジェルラダー」と呼ばれているようです。
クレパスキュラーってどういう意味? と思って調べてみたら綴りは「crepuscular」
「薄暗い」というような意味のようです。

これが「crepuscular rays (クレパスキュラー・レイズ)」になると、雲の隙間から降り注ぐ光の筋……いわゆる「天使のはしご」の意味になります。エンジェルラダーはまさにこれ。(ラダー:はしご)
だから、これはクレパスキュラー・クォーツじゃなくて、クレパスキュラー・レイズ・クォーツと呼ばないと、意図する名前にならないんじゃないのか。

それはさておき、クレパスキュラー(レイズ)クォーツは、最近見つかった、とても希少……と紹介されてますが、私がブルー・ゴーストとして知ったのは、2012年の池袋ショーだし、そのときの記事のコメントによると、前から知っている人は知っていたみたい。

最近見つかったというより、最近知られるようになった(名前をつけて売られるようになった)、希少というより、、きれいなのは少ないかもしれない、みつけるのがめんどくさい……ということでしょう。

山東省のモリオンのスターもそうだけど、その名前で売られると高いのに、自力で探せば安く買える。
しかも「やったぜ」という満足感付き。
はまります。

この青。

去年あたりから、デュモルチェライトの針状結晶入り水晶が出回ってます。

それとは別に、もっと以前からデュモルチェライト入り水晶と言われる石があるのも聞いていました。
……と言っても自結晶の水晶の中に入っているのではなく、石英またはクォーツァイトの中に交じっているもののようでした。

かと思うとよく似た見かけの青いタンブルが「染め」表示だったり。

そんな中で思い出したのがこの石。

blue_20150802224059e23.jpg

若干灰色がかった石英もしくはクォーツァイトを花の形に削ったビースです。

かなり前、浅草橋のビーズショップの外のテーブルに、練りのターコイズとかチェリークォーツなどと一緒に売られていて、確か練りのターコイズのルースと一緒に買ったのでした。
たぶんその時の気分は「染めの見本にひとつ」。

でも今見てみると、これは染めじゃない。

blue-2.jpg

クラックが染料で染まっているのではなくて、青い鉱物が内包されているようです。
いったいこれは何だろう?

これもデュモルチェライトとか?

ビーズなので産地も不明。
ビーズはこういう時にかなり不利。



紫霞

victoria-2.jpg

ヴィクトリアストーン!

たまたまこの石を知ってから、それを探しているお店の方と知り合いになって「あそこで見かけましたよー!」「(売っている卸の店が)あそこに出店してましたよー」とお話させていただくこのもあったりして、この石に注目する機会が増えました。

このルースは、そのお店から「いつも売ってるところを教えてもらってお世話になっているので」とご厚意でいただいたもの。
ありがとうございます!

この中からどれでも好きなのをどうぞと言っていただいて、
「こ、これ、いいですか……?」
と厚かましく選んでしまったのがこれ。

淡い紫色のヴィクトリア。
ヴィクトリアストーンは、私が見たものでは水色、はっきり青緑(やや青み強め)、葉っきり緑、小豆色、白……この淡い紫色は少ないです。
どちらかというとくっきりはっきりした……ズバリ言うと「派手」な色味が多い印象のヴィクトリアストーンの中で、この色は異色かも。

写真に撮ったら、こんなに幻想的に写りました。

ヴィクトリアストーンは、飯盛博士という方が考案した人造宝石(自然界には存在しない)。博士はその製法を明かさずに亡くなられたとのことですが、ミネラルショーや宝飾展ではルースの他に、加工する前の原石(……というのも変ですが、スライスしたものや塊状のもの)を見かけたりします。
お店の人の話ではデッドストックだということですが、1982年に亡くなった飯盛博士は30年たっても残っているくらいたくさん作っておられたのでしょうか……。
もしかして、どこかで製法が復元されたとか、全然別の方法で見た目そっくりの石が作られるようになった……なんてことがあったりしないでしょうか。
不安だなあ。


故郷はホータン?

chert.jpg

いただき物の石です。

失礼ながら。見た目はなんだか普通に川原などに落ちていても不思議ではないような石です。
実際落ちていて、見かけたとしても「あ、ちょっと縞模様きれい」くらいで済んでしまうんじゃないでしょうか。

くれた人のお話によると、この石は「チャート」なんだそうです。

おお、チャート。
持っているぞ。これです。

何かと言えば、チャートという石は、成分としては二酸化珪素……水晶と同じ(今回の石の場合は不純物も結構混じっていて不透明なんだと思います)。
でも石英族ではなく、二酸化珪素の殻を持つ超ミクロサイズのプランクトン「放散虫」などの死がいが海底や湖底に積もってできた「堆積岩」なんだそうです。

でも、「岩」ですから、まとまってたくさん見つかるもののはず。上記リンク先のポーランドのチャートのようにきれいな縞々ならばともかく、今回の石は結構地味。
それがどうして?

「チャートって硬い岩でしょう。それがこういう丸い礫になるのは、けっこう珍しいんだって」
……なるほど。
そういえばチャートは緻密な構造なので硬く、そのためにフリント(火打石)に用いられるんだっけ。

「この石の産地は、詳しくわからないんだけど、○○店さんが持っていたホータンの礫のなかにそっくりなのがあったから、そっちの産じゃないかと思ってる」
……ほほう。

「もしかして」ではありますが、ホータンと聞いてがぜん興味がわきました。

ホータンの位置はここ。

わかりにくいので、まず「カイラス」を探してください。
そのうえに「チベット高原」、さらにその上に「崑崙」。この「崑」から左上のところに「ホータン」があります。

そう、ホータンはシルクロード上にあったのです。

そしてホータンと言えば「玉(ぎょく)」の産地。ホータンは「和田」と書き、ホータン玉(和田玉)、その中の羊脂玉(ようしぎょく)と言えば、「玉(ぎょく)」の最高峰といわれるものです。
古くからこの地を流れる川の中から丸石状の玉を採取していた……というのですが、この石も玉と一緒に川の中をコロコロしていたんだろうか。

地図で見るとタクラマカン砂漠の近く。
ウイグル語で「入ると出られない」という厳しい名前を持つこの砂漠に、硬い石を丸くするような流れがあったんだろうか。

調べてみると、タクラマカン砂漠はもとは湖の底だったとか。……そこでチャートができたとか?
それに、崑崙山脈が近くにあるので、川があってもおかしくはない。
……実際調べると、地図では崑崙山脈から流れ出る川沿いにあるようです。
川があり、水が得やすかったから、シルクロードのオアシスになった。
なるほどー。

すごく地味な石だけど、機械磨きの石にはない手触りを楽しみながら、歴史や地形に思いをはせるのも面白いです。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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