INFORMATION
top-red

石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

楽天ブログは更新を停止しています。 掲示板や記事へのコメント欄は開いておりますが、見落とす可能性が高いので、こちらにコメントいただくか、画像掲示板web拍手の一言メッセージ等をご利用ください。

石好きサイトを結ぶ近道リンク(別館サイト内) 


石の素材サイト         ブログの保存版別館サイト。 
  

画像掲示板です          どんどん増えてます!
  

ブレスなどハンドメイドのためのセカンド・ブログ



石好きが高じてブレスレットやワイヤーラップ・ペンダントを作ってお店に置いていただいてます。
パーフェクトストーンさん
 ※KUROのページはこちら
※当サイトの文章・画像等の無断使用・転載・直リンクは固くお断りいたします。
 使用される場合は、画像を改変せず、出典を明記、当ブログへリンクして下さい。

何とかしてネーミング。

引越ししてからと言うもの、身の回りの石密度が低いです。
……つまり、石の店が少ないぞ!

あってもパワーストーンショップばっかりなんだよねえ……。
でも、ふらふら立ち寄っちゃう私って。

そんなショップで、「ブラックファイアーアゲート」なる石のブレスレットを見ました。
見た目半分黒、半分白のツートンカラー石。
天珠みたいにかっちり半分半分にきれいに色分けされているわけではないんですが、だいたい石の表面積の半分が黒、半分が白。
しかも白い部分が天珠っぽい……というか、石本来の白と言うよりペイント(表面に色が塗ってあるわけはないんですが)っぽい白。

何より、そんな白黒半分半分石のどこが「ファイア」?

そのショップ独自のネーミング?……といちおう検索してみましたらば。


ソレかよ。
……失礼、言葉が悪くなりました。

結論から言うと、加工石です。

以前、ラリマーの偽物として売られているってホントかい?……と検索した、このビーズの黒バージョン
fire-agate-b.jpg

私が見たのは、きれいな模様が出ず、白黒半分になってしまったもののようです。
ネットで見かけたのは、この青いビーズの青の部分が黒になり、白い網目模様が出ているタイプでした。

そしてこの青いビーズも、いつの間にやら「ブルーファイアーアゲート」の名前で呼ばれているじゃありませんか。

ブラックファイアもたいがいですが、ブルーファイアってどうよ。
この色と模様でファイアを名乗るとは、神経太いなあ。

でも、青と黒、両方見たことで、この名前のつながりがわかってきました。

震源地はこれでしょう。
fire-agate.jpg

「ファイアーアゲート」で検索すれば、青いのとそっくりな赤バージョンもヒットします。
これは、加熱(染めではないと思うけど……)で赤くしたカルセドニーにひびをいれ、何らかの方法でひびを白く浮かび上がらせていると思われます。(加熱やひびの順はどうなってるかわかりませんが)

そもそもファイアーアゲートは、この名前で検索すれば一緒に出てくる、こちらのアゲートのこと。
fire-agate_201512102333397f7.jpg

なのに、後から出てきた赤に人工白ひびビーズもファイアーアゲートと呼ばれるようになって、それと同じ方法で作った青バージョンだから「ブルーファイアーアゲート」、黒バージョンだから「ブラックファイアーアゲート」と安易に名前を付けたんでしょうきっと。

なんだかブルーサードオニキスとかブラックサードオニキスと同じ、安易でむちゃくちゃなネーミングだよなあ、コレ。

それに加えて、赤い人工白ひびビーズが「メキシコ産」と説明されているのを見て思わず吹き出しました。
メキシコ産は、もこもこ虹色の、元祖ファイアーアゲートだってば!

「ファイアーアゲート」と言う名前だけで検索して、その説明をしれっとくっつけたのがバレバレです。
見た目レモン色だから……と安易に「レモンクォーツ」で出回ったために、硫黄入りじゃないのに「硫黄入り」と説明がくっついているとか、売る方は「黄色い玉(ぎょく)」のつもりで「黄玉」とつけたのに、確かめもせずに「トパーズ」にされてたり、同じ名前を持つ違う石は、説明が入りまじる危険性をはらんでいます。

ご注意あれ。



こんなものまで。

黒針入り水晶のブレスレットで「染め加工あり」の鑑別書が付いたものを見てしまった。

「染めがあるんだって」という噂話ではなく、鑑別書と鑑別に出されたブレスレットの実物を。

見た目は透明水晶に黒針入り。よくある白濁タイプではなくて、透明水晶に黒くて細い針が縦横無尽に入っている。
透明部分と黒針部分のバランスもよいかんじ。

染め針
※これは別のブレスレット。これはややミストが入っているけどもっと透明な中に真っ黒針な感じ。

……で、染めだと。

そりゃー、内包物の断面がビーズ表面に出ていれば、染めは可能だけど。(内包物と水晶のわずかな隙間に染料がしみ込むので)
染めるのか、こんなのを。
それが第一印象。

ここまで「トルマリン」ではなくて、わざと「黒針」と言って来たけど、内包物は何だろう?
見せてもらったのがやや暗い場所で、ルーペを持っていなかったので、そこまでは確認できなかったのがちょっと悔しい。
でも、内包の状態は、何も言われずに見せられたら、「トルマリン入り」と即答しそうな感じ。
……でも、トルマリン入りだったら、元から黒いはずで、それを染めるだろうか。
角閃石だったら、こんなかっちりした針になるだろうか?

黒以外の色だったら……トルマリンで黒以外ならドラバイトでやや茶色とか?
だったらそれはそれできれいではないかと思うんだけど。

そこまでして黒針……真っ黒がいいのか?
真っ黒にした方がきれいだから、見た目重視で加工してしまうのか?

次に、X線分析ではないようだけど、染めとよくわかったなーという思い。
以前、私が染めルチルと判断したように、内包物以外の部分にまで染料が飛び火していたのか?

こうなると、見た目きれいならそれでいいのか、加工はNGなのか、自分基準を決める必要性がますます高くなると思う。

たぶん、染かも、ということになると「加工なんて!」とか「加工でも効果ありますか?」ということになりそうだけど、先回りして言っておくと、加工だから悪い、効果がないと決まっていません。

加工と言ってもいろいろで、ビーズにするために樹脂でスタビライズド(脆い石を強化)しないと加工できないものもあります。
放射線照射+加熱のダブル加工で色を変えているオーロベルディが、スーパーセブンの名付け親・メロディ氏によると「特にパワーがあります」的なシリーズのグランドフォーメーションの中にラインナップされていたりします。

個人的には、そもそも石に効果やパワーが「ある」と決まってさえいないのだから、加工してあるからどうかなんてわからないと思います。
興味のない人にとってはただのきれいな石ころだけど、好きな人が石には不思議な力があると考え、出来事と石を結び付けるから、効果があったことに「なる」ものです。
つまり、持つ人の意識が、石ころをパワーストーンに「する」ということ。

持つ人がおもうからそうなるのだから、「加工なんて!」とがっくりすれば、その石は、パワーストーンになれません。
「加工でもきれいだねー♪」と楽しんだ方が、「もしかして石のおかげかも」と思いやすく、結果石の効果ということになるんじゃないでしょうか。

困るのは、しらない加工によって値段がはねあがるかもしれないこと。
……私の場合は、「高けりゃ買わない」で済む話ですけれど。

とりあえず、黒針入りに染めありということで。

ハウライトターコイズと練りターコイズの違い?

こちらの記事で
「ハウライトターコイズと練りターコイズの違いに特徴はありますか?」
というコメントをいただいたので、こちらでちょっと書いてみたいと思います。

まずは、いいわけから。

練りターコイズと一口に言いますが、一種類ではありません。
練ったと言ってもターコイズを粉にしたのか、ターコイズ以外なのか。
見た目だけでもいくつかあります。
たとえば
neri.jpg neri2_20140707203606e71.jpg
上の二つは練というか、フェイクのターコイズです。

これくらいなら、知っていて見慣れれば見分けがつきますが、以前写真で見たものでは、形がブロック状でなければ天然のターコイズと見分けがつかないものがありました。
たぶん、私が見たことがないフェイクもあるでしょう。

なので、ハウライト(もしくはマグネサイト)の染めと練りの違い、その特徴……ということで、私がここで書いたことがすべてではない、ということです。
あくまでも、私が見た範囲で、「あ、ここが違う」と思ったことを書いてみます。

まずは、分かりやすい方から。

あ、これ練りじゃないか。
そう感じる大きな特徴は「艶」と「きめ」です。

練りはご存じのようにターコイズかそれ以外の鉱物を粉にして樹脂等で固めたもの。
「粉」であって、溶かしているわけではないので、出来上がりは微妙に艶が鈍く、きめが粗く感じるものが多いのです。



これは、練りターコイズに限らず、練りのラピスラズリでも同じです。
ただし、水晶の練だけは溶かして固めたものなので、この特徴は当てはまりません。

以前、ミネラルショーでターコイズのネックレスを勧められたとき、「本物ですよね?」と聞いても素直に肯定せず、微妙にぼやかした説明をされたのですが、その時妙に艶消しなのが気になって買わなかったことがあります。
今思えば、あれは練りでした。

比べると、ハウライト/マグネサイトの染めは、ベースの石そのものは天然ですし、どちらもきめ細かい石なので、見慣れれば艶のあるなしの違いは明らかです。

また、この手の練りは元は青くないらしく、白いものもあります。


これを染めてターコイズ色にしているので、色合いが均一になるのも特徴と言えると思います。

艶という点では、こちら
neri2_20140707203606e71.jpg
の方は、比較的艶があり、きめも荒くは見えないので、それでは見分けられません。

見分けるとしたら、「模様」です。

ターコイズにはマトリクスとかスパイダーウェブと呼ばれる模様があるものが多いです。
だけど、この模様は、単なるひび割れではありません
ひとかたまりに成長したターコイズが後からひび割れて模様になったのではないんです。

いくつか並べてみます。
tq-7.jpg tq-5.jpg
tq-2.jpg tq-1.jpg

気を付けて見ないと、ひび割れ、網目模様に見えてしまいますが、これはむしろモザイク模様
塊が割れてできた模様ではなく、小さな塊のターコイズが固まって押し合いへし合いしでてきた模様です。
模様の黒い部分は太いところ細いところがあります。
全部がくっきりしているものだけでなく、細くぼやけたり、色の濃淡になっている部分があるものもあります。

しかも、模様の太い部分は、たいてい「ターコイズ以外」の鉱物です。

tq-9.jpg tq-8.jpg
tq-3.jpg tq-4.jpg

そのため、質感が違ったり、硬さが違うため、同じように磨いてもターコイズ部分とけずれ方が異なったり、そこだけ欠けて段差ができることもあります。

その点、フェイクのターコイズは、塊にひびを入れてそこに色を染み込ませるなどして見た目を模倣しているだけなので、ひび割れの密度や、幅などが、本物に比べて均一になりがちです。

この間も、「このコーナーのブレスレットがなんと1000円!」と宣伝している店を覗いたら、ターコイズがフェイクでした。
ここで説明した言葉だけで見分けるのは難しいので、機会があったらじっくり見比べてみてください。










詳細不明加工情報

言うまでもありませんが、ルチル入り水晶は人気です。
人気なので価格高騰中、以前は私でも買えたけど、今では値段を聞くと「失礼しました!」と回れ右です。

人気なので、トルマリン入りなのにブラックルチルとか、エピドートやアクチノライト入りをグリーンルチルと言っていたり、人工ルチルクォーツがあるんだってといううわさも絶えません。

私は今でも頑固に中身がルチルじゃなかったらルチルクォーツと呼ぶのは反対です。ルチルに針状内包物という意味はないし、鉱物名なんだから、ビーズだったら針状内包物のことでいいという勝手な用法はありえない。

人工ルチル(クォーツ)については、本物と間違うような(一から作った)偽物は、その存在を疑問視。
人工水晶でもガラスでも無理っぽい。(似てないなら偽物とさえ言えません)
作るのは簡単じゃなさそうだし、作れても手間とコストがかかりそう。安く作って高く売るのが偽物の真骨頂(違)なので、コストをかけて高い偽物を作っていたら割に合いません。

なので、ルチルクォーツだったら、まあ、天然石でしょう……なんですが、一応、加工はあるみたい。

先だっては「染めじゃないか?」というのをのせました。
聞いた話では、オイルを染み込ませて水晶部分の透明度アップをしているものもあるとか。

そして、今回透明度アップ加工にもうひとつ。

鉛ガラスを染み込ませている……というのです。

鉛ガラスとは、いわゆる「クリスタルガラス」。
鉛を混ぜて透明度とキラキラをアップさせたガラスです。有名なところではスワロフスキーがクリスタルガラス。

これを染み込ませて透明度をアップさせている。
透明度の高いルチルクォーツの産出が減ってきたので、中国で2年くらい前からこの手の加工が増えているらしい。
……そういう話です。

「これがその加工だ」という実物を見たわけではありません。見てもたぶんわからないけど……。
どれくらい出回っているのかも分かりません。

ただ、ルビーなどで鉛ガラス含浸により透明度をアップさせる加工があるのは知っています。
参考サイト様1参考サイト様2参考サイト様3

白濁した水晶は、中に細かいクラックや液胞が入っているから白っぽく見えるわけで、それをガラスで埋めたら透明度は上がるはず。
オイル含浸も目指すところは同じです。

でも、ガラスとルビーだったら、なんだかルビーの方が融点が高そうで、ガラスを染み込ませることもできそうだけど、ガラスと水晶だったら、ガラスがドロドロしてる温度では、水晶も溶けそうな気もする。
鉛を混ぜると融点が下がるんだろうか?

とりあえず、これは本物? 偽物? ではなくて加工もの。

染め?

疑惑のルチル入り水晶をご紹介します。

繰り返しますが、「疑惑」の段階です。
ただし、私自身はかなり怪しいと思ってます。

some5.jpg

やや平べったい雫型に整形されたルチル入り水晶です。
赤くて細いルチルが内包されてます。

細いのにけっこうはっきりわかる赤であることを除けば、水晶部分がきれいに透明ではないので、さほど綺麗……とは思えません。

……で、これが、怪しい。

内包されているのがルチルであるのは間違いないと思われます。
拡大するとこんな感じ。

some4.jpg

ルチルらしい形状で、すっきりとした針状の様子もルチルの特徴そのままです。

しかし……色がおかしい。
ひょっとするとこれは染めではないか。

もちろん、赤いルチルはあります。
時々赤い角閃石がルチルと間違われていますが、赤く見えるルチルはあります。
 

これと比べてみると、赤ルチルの赤は、黄み系の赤。
疑惑の方は、青みを帯びた赤。
ルチルの特徴である金属光沢も鈍いように思われます。(上・右の写真のルチルの一部が白く写っているのは金属光沢で光を反射しているため)

さらに、この疑惑水晶にはルチルと一緒に赤い破片状のものが散っていてるんですが、それを拡大してみると……

some3_201404290008036e1.jpg

その色がルチル部分と同じ。
透明な破片状のものも見えます。

水晶の中で赤い破片状と言ったら、まずレピドクロサイトが思い浮かびますが、ルチルとレピドクロサイトが同時に内包されている例を見たことがありません。

さらに拡大。

some1.jpg

赤い破片状の鉱物ではなく、透明破片状の一部が赤くなっているようです。
レピドクロサイトではないことは確実。

some2_201404290008027f7.jpg

左下の丸の中をよくご覧ください。気泡が見えます。
……ということは、まわりの透明破片状のものは、水晶の中の隙間。空洞です。

その一部分、よく見ると縁の方に赤い色が入り込んでいて、それがルチルと同じ色。赤ルチルにしては若干不自然な色。
怪しいです。

でも、水晶の中のルチルが染められるのかどうか。

この場合は磨きであることがポイントだと思われます。
ルチル入り水晶を磨いたことで、ルチルの断面が水晶の表面に出てきます。
ルチルと水晶のわずかな隙間に染料を入れれば、染められるはず。

ルチル入りではありませんが、水晶を熱して、熱いうちに染料の中にどぼんと入れると、急激な温度差によって水晶にひびが入り、同時に染料を吸い込み、それによって水晶に色を付ける(全体的に色がついたように見える)という加工があるそうです。(たぶん、熱する温度や冷やすタイミングで割れてしまうものもあると思いますが)
一時期「ブルー・リキッド入り水晶」という青い液体が内包されたルースが出たことがあり、実はそれが熱して染料どぼんの水晶のきれいな部分をカットしたものだと教えてもらったことがあります。

加工している方は、お遊びで「こんなこともできるぞー」と作り天然とは言わずに「ファンシー・クォーツ」などの名前で売ったのに、買われてどんどん流れていくうちに説明が抜け落ちたりゆがんだりして「天然レア」になってしまったりするとか。

一瞬でひびが入り、染料を吸い込むので内部まで染料が入る例がある……それを考えると、この色づき具合も可能です。
水入りを指摘した写真の赤い部分を見ると、ルチルが赤い部分(空洞)を貫いているようですから、ルチルを伝って色が入り込むことも考えられます。

……ということで、この石の疑惑は染め。

ただし、この手の染めは、ルチル以外の余計なところまで染まってしまうので、こういうのがあるぞとわかっていたら、見分けるのはさほど困難ではないと思います。
えっ、染め? と警戒するほどでもないでしょう。


同じような理由でガーデンを染めたっぽいのも見かけたことがあります。
これも磨きで、磨いた石の外側(表面に近い方)が結構派手な赤。なのに内部のガーデンは白っぽい。
これも磨いたことで内包物と水晶の隙間が表面に現れてそこに染料を染み込ませたんじゃないかと思います。



プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
検索フォーム
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム