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天珠・マイルール

最初からずばり言っちゃうと、天珠は天珠という名前すら近年台湾の研究者がつけたもの、それぞれの天珠の模様の名前も同様で、
天珠そのもののルーツは古くても、名前や、ましてや意味や効果の説明は、新しいものです。

古い天珠についてでさえ、研究者によって呼び名が違っているくらいなので、「この模様名この名前」と定まってないのは当たり前といえば当たり前なんですが、「こういう名前」と覚えていたものがいつの間にか違う呼び名が主流になってしまっているのは困ります。
その名前の変化が、どうにも納得できない方向であればなおさら。

ということで、名前について、私の意見を一言

俎上にあげるのは、よく似たこれらの模様の天珠たち。

天珠の模様いろいろ2

それぞれネットで見かけた呼び方を図の下にあげてみました。
ひとつの天珠に複数の呼び方があり、しかもいろいろタブっています。
これじゃあ、不便だし、混乱します。

最初にいうと、ピンク色をつけてあるのが、私おすすめの呼び方。
理由があるので説明します。

まず、右。
如意とか如意樹とか呼ばれていますが、私は「如意」推し。
理由は、ずばり、「如意」に似ているから
「如意・法具」で画像検索すると出てきます。お坊さんが法要などの時に持ってる先端がぐにゃっと曲がった木です。
孫の手みたい……とおもうかもしれませんが、なんとルーツは同じ。

如意とは「思うままに」という意味で、孫の手があれば「思うままに」かゆいところに手が届く……から如意。
後にこれが威儀をただすために用いられるようになって装飾的になり、孫が背中をかくその親切な心を仏の慈悲や思いやりになぞらえる意味合いも生まれたようです。

次に右から二番目。
私はこれを最初「如意」と覚えました。右の「如意」を目にするようになったのは、こちらよりも後だったと記憶しています。
先端も曲がっているし、如意に似ていないこともありませんが、もっと似ているのは釣り針です。
右の如意を見かけるようになって、こちらの名前も変化したのか、呼ばれ始めたのは「如意鈎(にょいこう)」

鈎は「かぎ」供読み、釣り針のことです。
如意に似た釣り針。
「(思うがままに)釣り上げるぞ」という、如意より一段アクティブな意味合いが感じられます。

続いて右から三番目。
これは「如意樹天珠」が最初に知った名前です。
隣の如意鈎に似ていますが、なにやらぴょこぴょこ飛び出ています。
「如意樹」といわれれば、なるほど、これから双葉を開こうとする芽にも見えてきます。

さらに如意鈎は曲がった方が天珠の端の線にくっついていますが、如意樹は、その反対側が線にくっつきます。
模様として、ここが離れているものはありません。線を地面に見立てるならば、まさしく芽吹いた若芽のかたち。

一番右の「如意」も「如意樹」と呼ばれている例がありますが、私は賛成できません。
なぜなら、如意は、多くが両脇の線が描かれず、模様はどこにも接していないのです。これでは、樹木としては不自然です。
根を張れないものは、生きてはいけません。
よって、如意と如意樹を一緒にするのは変だと思います。
如意に似て、芽でもあるということは、思うままに願いが芽吹き、成長していく、発展系の意味合いというところでしょうか。

「緑度母」の名称は、林東廣 著の「西蔵天珠」に出てくる(ひとつだけ)ので、とりあえず(最近パワーストーン系でつけられた名称ではなく)由緒(?)ある名前ですが、知ったのは如意樹の名前の方が先で、模様としても納得できるので、こっち推し。
緑度母とは、観音菩薩の涙から生まれたといわれる美しいターラ菩薩(多羅菩薩)のうち、左目の涙から生まれたとされる緑ターラのことです。日本では「緑多羅菩薩」表記ですが、中国では「緑度母」のようです。

残るひとつ、左側のS字マークは、まさかのスーパーマンではなく「金銭鈎(きんせんこう)」という何とも物欲を曽於sられるおめでたい名前で知りました。
Sも逆Sも横向きSも見かけます。
覚えて、そのまま「そうなんだ~」で済ませていたんですが、最近右から二番目の如意鈎が金銭鈎と呼ばれている例が多いことに気づき、「いつの間に!? じゃあ、本来のS字金銭鈎は?」と調べたら「招財天珠」?

どうも如意鈎が思うままに釣り上げるのが金運だということになったらしく(どこで?)金銭鈎に、名前を摂られたS字がなぜだか招財になったみたい。
金運と財運ってどう違う?……と思って調べてみたら、「金運」は、どこからともなくお金がやってくるんじゃなくて、お金を手にするチャンス……受注だったり、人脈だったり、そういう動くチャンスに巡り会う運。財運は「財をなす」というように、「貯める力」だとか。
「チャンスをつかめ!」と「貯め込む」ではずいぶん違うように思うんだけど、しれっと変わってしまっていいんだろうか。
私は別に、どれがどういう名前か決まっていたら、話をするとき便利だというだけで、効果とか「あればラッキー」でしかありませんが、効果を気にする人には、結構重大な問題じゃないでしょうか。「招財天珠で売っていたからそうなんだー」ではすまないような気がします。

これまで述べてきた理由で、如意は形が如意、如意に似た鉤針だから如意鈎、如意に似た芽だから如意樹と、自分なりに理屈をつけてきたので、ここはS字天珠には元の金銭鈎でいていただきたい。

これだけはなぜS字がそういうことになるのか、理由らしい理由がつけられないんですけど、途中で名前が変わるより元の名前で。


私は天珠の模様については、「法相荘厳 管窺天珠 (張宏貫氏著)」「西蔵天珠(林東廣 著)」を参考にしています。
どちらも台湾の研究者の本で、古い天珠の写真がたくさん載っています。(内容は読めないのでわかりません)
どれも、ブームになってたくさん作られるようになる以前の天珠を載せているので、ここに載っている模様は、最近……ここ10年ほどでどんどん加わってきたものではなく、古くからあるものなのだろう……と思うわけです。(たまに、新しい模様だと思っていたら、こちらの本に載っていて、びっくりすることも)

今回話題にした4つの模様は、如意鈎が「法相荘厳 管窺天珠 (張宏貫氏著)」にひとつ、如意樹(緑度母として)が「西蔵天珠(林東廣 著)」にひとつ載っていただけで、意外なことに天珠としてはメジャーな模様ではないようです。如意と金銭鈎については載ってませんでした(見落としの可能性もあり)。

ヘンテコ四眼。

ご存じ、天珠は「○」模様を「眼」と呼び、その数で何眼天珠と呼ばれます。
○二つなら二眼天珠、3つなら三眼天珠。
個人的には、本来は九眼あたりが最大値だったように思いますが、多いものだと二十一天珠なんてのもあります。(ビーズになっていない置物だと、それ以上も)

今回登場する天珠は四眼。

検索すると、四眼は結構バリエーションがあるようで、
4-eye.jpg

とか

4-eye3.jpg

とか

「特殊四眼」という名前でこんなのとか
4-eye4.jpg

4-eye5.jpg

虎牙紋とあわさったこんなのとか
4-eye6.jpg

いろいろあるので、どれが通常版でどれが「特殊」なのかわからなくなってきます。
※図は写真を見ながらおこしたので、実は展開のしかたが間違っていたとか、バランスがおかしい場合があります。

私が買った天珠も「特殊四眼天珠」です。

こういうの。
4dzi.jpg

裏側
4dzi2.jpg

同じく展開図にするとこんな感じ。
4-eye2.jpg

これまで見てきた四眼は、「○(眼)」を縁取る模様がいろいろあっても、眼自体は同じ大きさで4つでしたが、これは違います。

しかも眼の形が○ではありません。
天珠の眼は三通りあり、一番多いのが「○」。
他に「◇」があり、これは「金剛眼」と呼ばれてます。
最後が木の葉のような、「仏眼」です。
budda-eye.jpg

この天珠は、すべての眼が仏眼になっていて、大きさがなんと三通り。

二眼の展開図にちょっと似ていて、
2-eye.jpg

片方の模様を小さく描いてしまったので、空いた隙間に眼を二個入れてみました~みたいなかんじ?

全体の雰囲気は、明らかな最近作……ではなさそうな、でも、骨董クラスではない半端な感じで、大きさは5センチなので、たくさん出回る4センチ前後のレギュラーサイズより大きめです。
失敗作なのか、何か意図があって描かれた模様なのか微妙なところですが、すべてが仏願というところと、アンバランスな模様配置なので、見る角度によって違う模様に見えるあたりが、私のこのみにヒットしました。






充血天珠再び

石との出会いがありません。
5月に東急ハンズの売り出しにもいって見たけど収穫なし。
出会いの機会が少ないのも悲しいのですが、見ても心惹かれる石がないのも切ないです。

そんな中でちょぼちょぼ天珠は増えてます。

増えた天珠のひとつがこれ。
d-3.jpg

一眼天珠です。

たぶん、雰囲気からすると、古いものではないでしょう。

ぱっと見、裏にも眼がある二眼のようですが、裏側は明確な眼になっていません。
瑪瑙の自然の縞を生かしたような、ちょっと変わった模様です。

目立つのは、赤いひび
最近の……1990年代以降の天珠ブームの中では、ひび割れ模様は「龍鱗」と呼ばれていますが、赤いひびには何か別の名前があったっけ?
あったとしても名前は統一されていないはずです。
赤いひびの天珠はもう一つ持っていますが、比べると、こちらの方が「眼」の部分に赤いひびが集中していて、より「充血度」が上。

この充血っぷりと、ややルーズな感じの模様が選んだポイントです。

ぼんやり天珠

石成分が足りないぞー!

……それを補うべく天珠を。

2eye2eye.jpg

二眼天珠を二つセットでオークションで落札しました。
オークションは、「明らかに現代天珠」以外のも手に入るので、ふつうのショップよりも選択肢が広がるのが魅力ですが、なにぶん写真と自分の目利力が頼り。

実物が目の前にあっても天珠の目利については修行中なので、頼りないことおびただしいのですが、それでも無理しない程度に入札してみたりします。

私は、今のところ、現代天珠よりは古い天珠好き。高いから買えないけれど、せめて古い天珠の雰囲気を持っているものが好みです。
その点、この天珠は穴回りに明らかな使用痕あり。
使用痕というのは、天珠が紐に通され身に着けられているうちに、穴回りに擦れた痕ができているものです。
普通に考えたら紐と石である天珠では天珠の方が硬いはずですが、使用痕は、その天珠が擦れて削れるくらいの時間を経ている目安になります。
※古い天珠でも埋まっていたり、痕から磨いてしまうなど、使用痕が見られないものもあります。

この天珠はがっちり使用痕ありなので、それなりに古いもの……だと思うんですが、それにしては競争相手がいなかったなあ。
ラッキーだったのか、見る人が見ると一発で分かる何かわけありなのか。

届いて実物を見てみると、穴周りには研磨痕あり。
研磨してなお使用痕がある感じです。
模様の様子は……ちょっと半端な感じ?
それなりに染料は染み込んでいるようだけれど、模様はややぼんやりめ。ベースの白がかなり茶色がかっていて模様のコントラストが低いので、余計ぼんやり感じます。
※写真は実物よりもコントラストがはっきり写っています。

天珠は手触りも手掛かりになります。
触ってみると……現代天珠のつるつるではないしっとり感。

なかなかいいんじゃないかな?
今回は穴周りの使用痕に目を付けたけど、実際どれくらいの時間で使用痕が出てくるものなのか、わかれば知りたい。
触ってみると……

未だ目利きならず。

ten1_201602132255401f8.jpg

同じ天珠の方向違いじゃなくて、二つ写ってます。
オーソドックスな二眼であることと(個人的好みにより観音天珠とか竜神天珠みたいな絵天珠には手が出ません)、白濁したようなあいまいな色合いに惹かれて選びました。

骨董市で買ったものです。
だから悩むわけではないんですが、これは、現代作だろうか、それとも。

あ、ひょっとして古い天珠で掘り出し物!? と期待しているわけじゃないです。そこまでは……現代作か、古いとは言わないけど、最近というよりは昔、何十年単位かで古いものか……? という疑問。

よく古い天珠の見分け方で、色がしっかりしみ込んでいるのが古いとか、穴周囲に使用痕があれば古いとかいいますが、古くても透け透けだったり、使われずに埋葬されていて穴回りが擦れてなかったり、後世になって図ったり磨き直して使用痕がわからないという例外が普通にある話なので、「こういう特徴があるのが古いの、そうでないのは新しい」と白黒はっきり分けられないのが天珠です。

穴周りの使用痕といったって、はっきりわかるくらい削れているならともかく、微妙な使用痕は見分けにくいのです。

今回の天珠も、古そうにひびが入って見えるけど、単に焼き加減を間違えただけのような気もするし、ちょっと年季の入ったひびのようにも見えるし……。
これで東京にいたならば、天珠好き先輩に見てもらえるんだけどなあ。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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