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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
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朧月夜のブレス

hazy-moon


「ものづくり症候群」継続中。作ってます。

いつもは、どこかプリミティブというかアジアンというか、ちょっと土臭い雰囲気が出てしまうのですが、今回はちょっとシンプル&シャープに。

ゴールデンシーン・オブシディアンのビーズを見つけたので、このごろちょっとお気に入りのイエロー・ミルキークォーツをあわせてみました。

イメージは「朧月夜」。

淡いイエローでジラソルのようにふんわり輝く水晶を、満月のおぼろ月に見立てました。
角度によって表面に繊細な金の粒子のようなシラーが浮かぶゴールデンシーン・オブシディアンは、おぼろな月の光に照らされて、闇と光の境が曖昧になった夜のイメージです。

オブシディアンのビーズが大きいので、重く見えないよう、間に小さなビーズを挟み、このビーズの色も金色や真鍮色で、月夜にも見える明るい星に。

色としては金と黒、石はイエロー・ミルキークォーツとオブシディアン、オニキスの3種類だけのシンプルなビーズですが、意外に表情豊かなブレスになりました。
腕を動かすと石の一部にさあっと走る金の輝きがとてもきれいです。

そのうえ、ビーズ一つ一つのサイズは大きめでも、間に挟んだ小さいビーズや、やさしい色合いのイエロー・ミルキークォーツのおかげで、思ったより重く見えません。


私は、ブレスは「~という気分」だと思っています。
このブレスで言えば「お月見気分」あるいは、「満月の光が宿っていて、それを身につける気分」。
「~と言う気分」は、石の意味やパワーという意味ではありません。
「満月のパワーを身につける(気分)」と表現したとしても、決してイエロー・ミルキークォーツには満月の浄化パワーが宿っています、という意味ではないのです。

石それぞれの意味で選ぶのではなくて、石そのものの色形を生かして組み合わせ、作る人(身につける人)が、そこにイメージを込める。見立てて遊ぶと言ってもいいかもしれません。

何より「気分」自体は、何かをしてくれるわけではありません。
してくれないけれど、それを持つ人が楽しい気持ちになったり、何かをしようとする気持ちのプラスアルファにはなるかもしれません。
プラスアルファにならなくても、「できた~!」という気持ち、「なかなかいいじゃないか」という満足感。
「身につけてみたらいまいち。どこをどうすればいいか」という試行錯誤。
そういう楽しい気持ちがあれば、十分です。
その結果、自分の気に入ったデザインで、石を身につけられるとなれば、これはうれしい!

ブレスとして石を楽しむ場合の、私のやり方はこんな感じ。
堅苦しくなく楽しめるのが一番ですよね~。
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牙を剥く石

牙1

久~しぶりに、ヨーロッパの石。
スイス・アルプス水晶です。
なかなか数を見かけないし、手の届くところにいてくれないんですよね~、ヨーロッパの石。

アルプス山脈は、ヒマラヤ山脈とほぼ同じ時期に、同じようなメカニズムでできた山脈。
それゆえに「アルプス・ヒマラヤ造山帯」と呼ばれています。
でも、産出する水晶は似ているものもありますが、個人的視点ですけれど、ヒマラヤ(ネパール)はワイルド、アルプス産はクールというイメージがあります。

ネパール産は、最近ではかなり見かけるようになり、透明ぴかぴかの石も、割れていたりかなり渋い変な石も玉石混淆で日本に入ってきます。
それに対してアルプス産は、個人的に採掘された石が出回るのだそうで、おそらく、見つけた石の中から比較的整った石が選ばれているのではないでしょうか。

ところが……あるとき見つけたのは、アルプスらしく「クール」ではなく、だけどいろいろな点でちょっと目を引く石でした。
ちょっとガネーシュ・ヒマール産を思わせるずんぐりした結晶が、絡み合うように方向違いでくっついています。そして、ルチル付き

「アルプスで、ルチル入りがあるんだ~!」……と、これがまず注目ポイント。
ネパール産で「ルチル入り」と言われているものは、どうも角閃石入りに見えるためヒマラヤの環境ではルチルはないんじゃないかと思っていた頃だったので、「アルプスであるならネパールだって」と期待度アップ。

その後、パキスタン産(ぎりぎりヒマラヤの範囲内)のルチル入り水晶や、カイラス産でルチル入りを見かけたので、(ネパールじゃないけど)ヒマラヤにルチルはあるということがわかりました。
最近、「ネパール産」といわれたルチルたっぷり水晶を見たのですが(高くて買えなかった)、その直後にそっくりなパキスタン産水晶を見てしまったので、ネパールに(間違いなく)ルチルあり……かどうかは、やや保留。

とりあえず、この水晶のルチルは間違いないと思っています。ルチルのようすはパキスタン産にそっくり。

もう一つ、目を引いたのは上の写真では後ろに写っている方の結晶です。

牙2

ちょっと上から写してみました。
結晶の中ほどが割れている……感じで、その断面の上下から小さな結晶が伸び、割れ開いた傷の部分をふさごうとしているようにも、石の中程に口が開き、牙を剥いているようにも見えるのです。

これはネパール産に劣らないワイルドさ!
いわゆる「アルプス水晶らしい」水晶ではないけれど、この「表情」は石好き心をわしづかみ。
実を言うと、そのとき店の棚に並んでいたアルプス水晶の中では、いちばん「きれいじゃない」水晶だったんですが……、石の魅力は「きれいなところ」だけではないんですね。




もしかして双晶?

レピドライト・トパーズ

おなじみ、アフガニスタン・パキスタン産です。
この産地では雲母がくっついて産出する鉱物がけっこうあります。
多くはちょっとグレーがかったような白雲母(マスコバイト)ですが、一時期、もこもこしたやわらかいピンクのレピドライト(リチア雲母)と同じようなピンクで透明なトルマリンのコンビネーションがまとめて入荷したことがあり、ピンク&ピンクのかわいらしさにノックアウトされていた時期がありました。

そのときにトルマリンに混じって見つけたのがこれ。
もこもこピンクのレピドライトの中からトパーズが生えています。
透明……ですが、白い紙の上に置いてみると、若干青みがかっているようにも見える、「クールな透明」です。
透明とはいえ一応は宝石鉱物、きっちり結晶形。
親指の爪ほどの小ささだったことが救いです。

さて、この結晶、写真を見ていただくと、上辺が段違いになっています。
欠けているのではありません。
この石は、この段差に続くように真ん中に継ぎ目があり、どうやら一つの結晶のようでいて、二つの結晶がくっついているらしいのです。
このつなぎ目の様子で似ているのが、水晶の日本式双晶。
これは……もしかしてトパーズの双晶?

アクアマリンがちょっとグレーがかった雲母を母岩にしてくっついていることがありますが、その雲母がこのレピドライトだったら……、ピンク&水色の組み合わせは、どんなにかわいらしいことでしょう。
水晶に内包されていてもかわいいだろうなあ……。

試験運用してみます。

fc2ブログでははじめまして。
楽天ブログで4年ほど石ブログ石ブログをやってます。
ところが最近何がどうしてなのか、私のパソコンで楽天ブログおよび楽天関係のサイトの表示が、非常に遅くなってしまいました。

自分のサイトを表示するのに待たされ、管理画面を表示するのに待たされ、記事の写真を登録するのに待たされ、投稿するのに待たされる。
firefoxとIEのバージョンがアップしたせいなのか、私のパソコンの何かに不具合が出ているせいなのかわかりませんが、(Windowsのアップデートで、ネットにつながらなくなったことがあります)、この遅さは大変不便。

使い慣れたブログを移動したくはありませんが、いよいよ使えなくなったときにあわてたくないので、fc2ブログも試してみることにしました。
しばらく楽天ブログと同じ記事をこちらでも書き込んでみます。

無意識の色

連日ブレスねたで失礼します。
しょっちゅうブレスを作っているわけではなくて、作ったり作らなかったり波があるのですが、作り出すと連続で作ってしまいます。
で、今回は、ルチル入り水晶とヌーマイトブレスを皮切りに、「作りたい病」発症。
こうなると、勢い余ってビミョーなブレスも作ってしまったりします。

それは……コレ。

オレンジカルサイト

なかなか強烈な色合いのオレンジ・カルサイトビーズを見つけたので、うれしくなって作ってしまいました。

オレンジカルサイトというと、一般的には、ミカンジュース色というか、オレンジやミカンの「果肉色」。
「オレンジ」という色よりは黄色っぽく、半透明な色の石ですが、今回見つけたビーズはオレンジの「皮」の色。濃くて、透明度は低く、色むらもかなりある、「きれい」とはちょっと言い難い、でもインパクトのある色合いのビーズです。

同じ色合いのオレンジカルサイトでも、もうちょっと質が高いと、ビビッドで明るく楽しい感じになると思われますが、ちょっとくすみがあったり、褪せたような色むらがあるこのビーズは、ビビッドと言うよりワイルド系。

このオレンジに合わせるのはやはり黒!
そこで持ち出したのが、おもしろがって一粒だけ買ってしまった「ブラックシリカ」やオニキス、ルチル入り水晶ブレスにも使った大きめメタルビーズ。
カルサイトのインパクトに負けない存在感が欲しくて、原石テクタイト。
そして……差し色になぜかラブラドライト。

ワイルド系ど派手オレンジにがっつり黒、そのなかに怪しい系ラブラドレッセンスの青。

こうして書き出すと、変なもの好き、好き勝手デザインがモットーの私でも、「あり得ない……」とぼやいてしまうラインナップです。

オレンジカルサイトを調べていたら、「女性的な魅力を高める」という意味をつけているサイトがありましたが、このオレンジカルサイトはたぶん違う!
最初にあげた「果肉色」系オレンジカルサイトと、同じにしてはいけないのではないでしょうか。

何もオレンジに黒を合わせなくてもいいのでは……と思われるかもしれませんが、たとえば、オレンジムーンストーンのようなふんわり・オレンジならばいざ知らず、これだけインパクトのあるオレンジに立ち向かう色となればやはり黒!
(※オレンジ・カルサイトと濃いブルー・アパタイトが共生した石があるので、アパタイトのビーズでも試してみたいと思っています)

……と、「このビーズ」でバランスを考え、作ってみたのですが、思い返してみると、去年のよく似た時期にも同じようにオレンジと黒のブレスを作っていました。
サンストーンとオニキスのブレスです。

さらに考えてみると、季節はハロウィーン。
オレンジと黒。
そういえば、オレンジカルサイトはオレンジの「皮」というより、カボチャのランタンの色。
無意識のうちにのせられちゃっているのでしょうか、私。

雷精宿る石

「デヴィック・テンプル」と呼ばれる水晶があります。
「イシス」とか「カテドラル」とか「エレスチャル」などと同じ、クリスタル用語の一つです。
クリスタルというと個人的には「結晶」なんですが、「クリスタル用語」の場合は「水晶」。

多くの結晶鉱物の中で水晶というのは形も豊かで、石好きさんやクリスタルヒーリングの中では、一番一般的な……いや、一番近しい石だと思うんですね。

言葉……名前というものは、近しいものに対して数多くつけられると言います
たとえば、四季の変化豊かな日本では、時雨、さみだれなど雨を表す名前が多く、海に囲まれているために、魚の成長具合によって名前が変わってしまうほど名前が多い。
たぶん砂漠の国や、遊牧の国では、たとえば砂漠の砂のようすを表す言葉や羊のようすを表す言葉がとてもたくさんあるのではないでしょうか。

水晶は、色や内包物・形も豊かで、産出量も多いために、石好きさんにとっては近しい石。
特に水晶に注目し、水晶を用いてきたクリスタルヒーリングの分野では、鉱物として単に「Quartz」ですませてしまうのではなく、面の形、内包物、表面のようす、全体的な形で様々な名前が付けられています。

何人ものクリスタルヒーラーが自分の考え方に基づいてさまざまな名前を付けていますが、一般的には誰がどの名前を付けたとか、一人の人が付けた名前にこだわって「○○流」とすることは少なく、水晶の形態を表す言葉として臨機応変に用いられているようす。

話は戻って「デヴィック・テンプル」
「五角形の面を持っていたらイシス」のように、わかりやすく説明できないややこしい石です。
「エレスチャル」や「カテドラル」も、サイトによって同じような石が違う名前で呼ばれていたり、なかなかややこしい石ですが、「デヴィック・テンプル」のややこしさはさらに上。

何しろ「形態に決まりはない」らしいのです。
「こういう石」という決まりがないものをどうやって「デヴィック・テンプル」と呼ぶか。

デヴィック・テンプルの「デヴィック」は「Deva」、サンスクリット語で「人間の力を超えた何か」、転じて「神」のことであるとされています。
「神」と言い切ってしまうと、ちょっとよけいな概念が入るような気がするので、ここでは「精霊」と考えた方がぴったりくるかもしれません。
「フェアリー・フロスト」という呼び方もあるようですから、「神」よりは「精霊」「妖精」のイメージだと思います。
テンプルは「寺院」ですが、そのまま建物と解釈するのではなく、「精霊や妖精のよりしろとなれる石」のことだと解釈すると、なるほどと納得できます。

内部のひびや曇り具合、形、大きさ、表面のようすなど、たとえば虹が出ていれば「レインボー・クリスタル」だけれども、単にその名前で呼ぶだけでは足りない、イシスやダウと呼ばれる決まりのある形ではないけれど、何か特別な名前で呼ばずにはいられない、際立って神秘的な石
それがデヴィック・テンプル(あるいはデヴィック・クォーツ、デヴィック・クリスタル)です。

「際立って」というのがポイントであり、難しさです。
ほかの石とは異なる「際立った何か」があるから、特別な名前が奉られて区別される。
この「「際立った何か」は、ある人から見たら特別に見えても、別の人は何も感じないかもしれない。
だから、下手をすると「この水晶を表す名前がないから適当にデヴィック」もあり得てしまう。
逆に石の卸元も小売りの店も、はっきりした根拠がないからあえて「デヴィック」としては売らないので、「デヴィック・テンプルが欲しい」と思ってその名前を探しても、なかなか見つからなかったりする。

私は、デヴィック・テンプルは、そのように名付けられた石を探すのではなく、出会った石に対して自分で名付けるものだと思っています。

たぶん、めったにあるものではないし、最初は何をどう呼んで良いやらわからなくて、つい、「わかる人」が「デヴィック」と呼んだ石に注目してしまうかもしれないけれど、むしろこれは誰がなんと言おうと、デヴィック」と言えるようになって、初めて現れる石であるかもしれません。

何しろ精霊や妖精が宿るという、すごい名前を付けるのですから、「これならデヴィックでしょう!」と持ち主を納得させる、持ち主自らにそう呼ばせる風格を備えていなければ。

前置きが長くなりましたが、「誰がなんと言おうと」というわがまま的独断で、今回のライトニング・クォーツはKURO的にデヴィックと呼びたい。

雷撃の音と光を閉じこめた、雷精宿る石。

雷精

ライトニング!

突然復活!……ライトニング・クォーツ
マイブーム、なんだかとても気になるぞ、探しちゃうぞというほどでもないけれど興味が復活。よって「熱」

先日駆けつけた某石屋さんの即売会で、久しぶりにライトニング・クォーツを選んでしまいました。
ライトニングクォーツはすでに3~4個持っていて、一つはちょっとしっかりした大きさのレーザー・タイプ。
もう一つはライトニング・メルトと呼ばれていた、落雷の衝撃でタンブル状になってしまった変わり種。
ラインナップとしては充実していると思っていたので、しばらくは新たに手に取ることもなかったのですが……。

ライトニング・ニューフェイスはこんな石。

ライトニング大1

今まで持っていたのが細いレーザー・タイプばかりだったので、幅広ポイントタイプは初めて。
けっこう大きいので、我が家では最大ライトニングの座につきました。

さてこの石、大きさは長さ11センチ、幅5センチ×2.5センチ。
ほぼトップ(先端)に「落雷」したらしく、一つの角に沿うように上から下まで、ライトニング・クォーツ独特の「稲妻模様」の痕跡を刻んでいます。
上の画像では、写っている石の左半分がほぼすべて落雷痕です。

「落雷」したと書きましたが、地表に露出していた水晶に空から直接落雷したわけではありません。
そんなことがおこったら、いくら何でも水晶ははじけ飛んで木っ端みじんです。
地表に落雷した電流が地中を伝わって、水晶に傷跡を刻み込んだ……それがライトニング・クォーツなのです。

水晶は世界各地で産出し、落雷も世界各地で起こるでしょうから、ライトニング・クォーツが各地で見つかっても良いはずです。
しかし、「ライトニング・クォーツ」としてみられるのは、ほとんどがブラジル産。
たまに、別の産地でライトニング? というのがあったと聞くのでブラジル以外にはない!とはいいませんが、産地と言えるくらいの数を産出するのはブラジル・ミナスジェライスのあたり。

これはどうしたことか……。
実は、落雷した場所に水晶が埋まっていたとしても、必ずしもライトニング・クォーツになるとは限りません。
水晶を包んでいる岩盤の特性や、含まれている水の量など、さまざまな条件が重なり合わなくてはならないのです。
ライトニング・クォーツが採れるのはミナスジェライス州でも エスピニャッソ層群に属するコルヴィアル鉱床だ……ということですが、これをもうちょっとわかりやすく書くと、エスピニャッソという山脈中にある崩積鉱床……でしょうか。
崩積鉱床とは、字のごとく崩れて積み重なった……つまりがっちりした岩盤ではなく、やや風化してもろくなった地層のこと。
この、がっちりとした岩盤ではなく、風化して崩れた地層に適度に水がふくまれ、しかもちょうどいいあたりに水晶が内包されていることで、水が落雷の電流を通し、地層がその衝撃から水晶を守った……おおざっぱに言えばそういうことになるようです。

で、このコルヴィアルという言葉、実はほかの石の所でも出てきます。
……レムリアン・シードです。
レムリアンシードを、その命名の由来から個人的に規定すると、カブラル山脈のコルヴィアル鉱床から産出する、表面がうっすらピンク~オレンジで、一面置きの柱面に横筋(レムリアンリッジ)が見られる水晶……となります。
詳しくはこちら

このカブラル山脈とは、エスピニャッソ山脈から分かれて伸びる山脈なので、おそらく岩が風化して砂みたいになって押し固められた状態……という地質が似ているのだと推測できます。

espinhaco3.jpg

……ということで、ごくまれに「ライトニングのレムリアンシード」が見られるのも、頷ける話なのです。

話を戻します。

なぜ、今回このライトニング・クォーツを選んでしまったのか。
その決め手は内部のひびとミスト。一見ライトニングとは関係ない部分でした。
最初、派手な落雷痕に目を引かれ、「おお~、溶けてるねえ」などと、なでなでしていたら、ふと水晶内部のクラックが気になりました。

ライトニング・大2

このひび。
ある角度から見たら、まるで大気の中の吼え猛る力が収束し、一条の光の龍となって大地に走る、稲妻のように見える……。
内部に散らばる、破片のようなひびは、実はあまり見かけないような気がする。
似たものを強いてあげるとすれば、実はこちらのライトイング。

こちらのライトニングは、おなじみの落雷痕とは別に点状の小さな落雷痕が別にあり、内部のミストと破片状のひびがそこから筋状に伸びていることから、もしかして水晶表面だけでなく、内部にも電流(または落雷の衝撃)が流れたのではないかと想像した石でした。

では、これは……?
石をじっくり見てみると……あった。
目立たないけれど、同じように小さな点状の落雷痕。

雷点

角度を変えると、この点状の落雷痕からミストやひびが筋状に伸びているように見えます。
一つだけならば、単なる想像の域を出ませんが、二つの石が共通のの特徴を持つならば、想像は推測となり、意味を持ち始めます。
この石、表面だけでなく内部にも落雷の跡を残しているのかもしれません。
(結構まじめに主張してみたり)

パウリスターノ!

パウリスターノ

ブラジル産のアメジストです。
大きさは握り拳ほどと大きめ&重め。

私は、掌サイズの石が中心なので「大きい石」は少ないですが、その中でもアメジストの大きいのとなると、さらに少ないような気がします。

たぶん一番大きいのはパキスタン産のクラスターで……この石はベスト5~6に入る……かな?
たしか、大きいのはだいたいがクラスターかジオードなので、一つの結晶での大きさとなると1位2位を争います。

画像には「アメジスタ・パウリスターノ」と入っています。
「アメジスタ」はポルトガル語のアメジスト。
発音はアメチストに近いらしいです。

噂に聞いたところでは、以前、「天然石(鉱物?)」の分野で統一基準を作ろうという話が持ち上がったことがあり、まずは名前の表記……アメジストかアメシストか。
ブラジルがアメジストの一大産地なのだから、ブラジルの呼び方に従おう。
……ところがブラジルではアメジストでもアメシストでもなくアメジスタ(アメチスタ)。
しかも日本語発音で無理にアメジスタ(アメチスタ)と言っても通じず、まだしもアメジストの方が通じるよ、と言う体験談もあったりで、統一基準話があっさり頓挫した……とかしないとか。

とにかくアメジスタはアメジストの意味。
次にパウリスターノは「サンパウロっ子」というような意味。
東京生まれを「江戸っ子」というようなものです。

その通りでこの石はサンパウロ産。
サンパウロ州はミナスジェライスの南のお隣ですが、意外に水晶が産出せず(掘ってないのかも)、アメジストでサンパウロ産というのは珍しいのだそうです。
※サンパウロではいろいろ珍しい鉱脈があるそうですが、規制が厳しくて掘れないのだそうです。

この石は2005年に海岸山脈あたりにあるバナナのプランテーション内で鉱脈が見つかり、一年間ほど採掘されたものの、落盤事故などが起こったため採掘されなくなりました。
(最近再開したという話もあり)
大変きれいな石が多かったらしく、ルーズにカットもされたと聞きますが、写真の石は、色は淡め。
色にもむらがありスモーキーも混じっています。

確かにルースには適さないかもしれませんが、原石としてみた場合は、どっしりとした形、表面は磨りガラスのようなマットでありながら内部にはアメジストの濃淡とスモーキーのファントムを持つ、表情豊かな石です。
端っこの部分が透明黄色に見えている部分があり、もしかしたら、アメトリンでもあるかも。

風信子石

366日の誕生日石というのがあるそうです。
1年365日、閏日を足して366日、それぞれに「この日はこの石」というのが決めてあるそうで。
石に興味を持ってみたけど、さてどこからどうすべきか、何がなにやらという場合に、まずは自分の誕生日の石は……と、きっかけにするにはいいかもしれません。
ただし、この誕生日の石、1997年に、斉藤貴子氏が考案したもので、日本オリジナル。
「366日誕生石の本」という本が出ています。

ものが石なので、時々話題に上るため、ちょっと見てみたんですが……所々よくわからない。
ビックスバイトとビキシバイトは同じ石(Bixbite=レッドベリル)じゃないのか?
えーと……詳しくは別館サイトの「Glossaly」でツッコミしたのでそちらを見ていただくとして、366日分の石を見ていくと、
もしかして考案した斉藤氏は、ジルコンがお好きだったのかも……と思ってしまいました。
ピンク・ジルコン、グリーン・ジルコン……色とりどりのジルコンがあちこちの誕生日石に指定され、中には「オールカラー・ジルコン」というところも。
これは、一つの石に二次のようにすべての色がそろっているものなのか、(←ないと思いますが)
バラバラで全部の色すべてまとめて誕生日石なのか、どんな色でもジルコンならいいという意味なのかちょっと不明。
あまりにたくさん出てくるので、石を決める由来に欠ける日には、とりあえずジルコンやトルマリンをはめ込んだんじゃないかと、ちょっと邪推をしてしまいます。

私はこの誕生日石をきっかけに調べてみて、ジルコンが色とりどりの石だと知りました。
ただし、色とりどりで見かけるのはカット石。

原石でジルコンと言えば、こういう石が知られています。

ジルコン

ネットで検索するとピンクや緑っぽいものも見かけますが、鉱物標本として見かけるのはオレンジ~赤~褐色の石が多いような気がします。カットされる石は、熱処理で色を変えているものが多いようです。

写真の石の産地は、おなじみアフガニスタンまたはパキスタン。
根本の方が褐色、先端が透明度を増し、光に透かすとまるで炎の色。
小さくてもずっしり重い石です。

私としては、きらびやかなカット石より、ずっしり重い原石希望ですね。

「ジルコン」という名前は、アラビア語やペルシア語のザルグン=金色・朱色に由来するのだそうで、
これはなるほどと納得できます。
しかし問題は和名の風信子石(風信子鉱)。
「ふうしんし」と読むのですが、なんのことやら。

聞くところによると橙色系のジルコンは「ヒヤシンス」と呼ばれていて、風信子は「ヒヤシンス」の当て字だというのですが……どう見たってヒヤシンスとは読めません!

さて、話は誕生日石に戻ります。
中身を見ていくと、パワーストーン関係で参考にする人が多いようなのに、中身の石はどうやらルースやジュエリー系のものもかなりあるようす。
ビーズでは見かけない石も多く、ピンク・ゴールドや鉄といった地金系のものや、金のナゲット、涙型液体インクルージョン内包赤色スピネルのような、ちょっと探し出すのが無理じゃないかと思われる石もあったりします。(赤いスピネルはたくさんありますが、涙型液体インクルージョンとなると……?)

1997年と言えば10年以上前。
今よりは流通する天然石の種類はずっと少なかったはず。
天然石ブームで、いろいろな石があふれる現在、もう一度決めなおしたらおもしろいでしょうねえ……。
もっとパワーストーン仕様にして、天然石ビーズで診られる石を増やしたら、石に親しむきっかけとして、かなり楽しめそうです。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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