INFORMATION
top-red

石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

楽天ブログは更新を停止しています。 掲示板や記事へのコメント欄は開いておりますが、見落とす可能性が高いので、こちらにコメントいただくか、画像掲示板web拍手の一言メッセージ等をご利用ください。

石好きサイトを結ぶ近道リンク(別館サイト内) 


石の素材サイト         ブログの保存版別館サイト。 
  

画像掲示板です          どんどん増えてます!
  

ブレスなどハンドメイドのためのセカンド・ブログ



石好きが高じてブレスレットやワイヤーラップ・ペンダントを作ってお店に置いていただいてます。
パーフェクトストーンさん
 ※KUROのページはこちら
※当サイトの文章・画像等の無断使用・転載・直リンクは固くお断りいたします。
 使用される場合は、画像を改変せず、出典を明記、当ブログへリンクして下さい。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

GW!

GWにつき、しばらくお休み。
連休が良い天気でありますように。
スポンサーサイト

側面までファントム

南部アメ

インド産のアメジスト・ファントムです。
ミネラルショーで買ったもので、お店が混雑していてくわしい産地を聞けなかったんですが、この、鮮やかに濃い色合いは、おそらくインド南部。

大きさも8センチほどあるので、見栄えがします。
表面は酸化鉄でわずかに赤くなっており、その中にくっきりとアメジスト・ファントム。

結晶の、向かって右側をよ~くご覧ください。
柱面(側面)にもうっすらアメジストのファントムが見えているのがわかりますか?
真ん中より右寄りに見える紫の縦筋も、ファントムのエッジ部分です。
つまり、このアメジストファントムは、側面まできっちり見えるくっきりファントム。
上を覆う無色層の透明度も十分です。

この石は、ショーの初日のはやい時間に見つけて「いいな……」と思っていたものの、微妙に高くて手を出しかねていました。
ところが、なんとその日のうちに値下げ!
ショーでは最終日に値下げ……というか交渉次第で安くしてくれることはありますが、初日から自主的値下げはさすがに稀。

いったい何事。
いや、それより何より、この値段なら買いでしょう!
……というわけで、我が家の石の仲間入りをしたのです。

普段は黒背景で写真を撮ってますが、今回の石の場合は、紫色が濃いので淡い色の背景が適しています。
実は背景には白い紙を使っているんですが、私の撮り方は、石に反逆光の光を当てるので、石の背後の白背景は背後からの光で陰になり、グレーに写っています。

白い背景を使ったおかげで、アメジストの色も、そのうえの透明層との対比もきれいに写すことができました。


渦巻き

ケブラ・渦

ブラジル産水晶です。
ケブラ・リーザです。

ケブラ・リーザとは、ポルトガル語で「なめらかに割れる」というような意味。
ふつう、水晶が割れると角がとがったかけらになりますが、ケブラ・リーザは丸みを帯びています。
割れたものが川に流され、転がり、角が削れ落ちたのではなくて、こんな形に「割れた」のです。

ケブラ・リーザのでき方は、こちらを見ていただくとして、今日のケブラ・リーザは。

割れ口をよーく見てください。
すでに述べたように、鋭くとがるのではなくて、丸みを帯びています。
さらに……アップにしてみます。

ケブラ・渦2

何だか、割れ口が、渦を巻いているように見えませんか?
通常は、水晶の割れ口は貝殻状と表現され、こんな風にはなりません。
しかもこのケブラ、この「渦巻き」がいくつもあるんです。

某水晶の説明で、どうやら柔らかな母岩で成長したらしい水晶の根本の断面が、同心円状(円じゃなくて六角形ですが)になっているもの……ちょうどこんな感じ(↓)のを、
ボルテックス?
「ボルテックス(渦巻き)」と説明してましたが、渦巻きというなら今回のケブラ・リーザみたいなのでしょう!

好きになると、同じ種類の石をいくつも集めてしまうんですが、端から見れば同じように見えても、私からすると、これは渦巻きだし、あちらは割れた……のピカピカだし、こっちは半分川流れの風情を残しているし……と、細かいところで全く違う表情を持っているんですね~。
そういう細部にはまると、石の世界は底なしです。


脇役がお好き

映画や小説で、主人公ではなく脇役が好き、という方も多いようです。
私は、スタンダードに主人公好きの場合が多いんですけど、石の場合は話は別。

脇役だって大好きです!

クリーブランダイト

ブラジル産です。

半透明白の板状の石があつまった上に、インディゴライトと呼ぶにはやや色が淡く緑っぽいトルマリンがぱらぱら散ってます。
白の上に淡めの青緑が映えて、派手ではないけれど清楚に美しい感じです。
この場合、何たってトルマリンは宝石鉱物だし、白の上の色石だし、普通に考えればトルマリンが主役。
……が、私のお目当ては土台の白い石の方。

この板状の白い石は長石。
ご存じのように長石は成分によっていろいろ種類が分かれていて、この石はナトリウム分が多い曹長石(アルバイト)……の中でも、板状に結晶した変種のクリーブランダイトという石です。

同じ長石なのに成分の違いで名前が分かれ、さらに結晶の形の違いで、さらに名前が違う。
長石は、何ともややこしくて悩ましい石なのです。

なぜにクリーブランダイトに目を付けたかというと、この石、パキスタンものではいろいろなところでお目にかかり、一緒にくっついている石をきれいに引き立ててくれる名脇役なのです。
しかし、脇役なだけに主役石のダメージは気を付けてチェックして買っていても、脇役石はダメージありの場合が多いです。
でもよく見ると半透明の薄板が幾重にも重なる様は美しい……いつか、ちゃんとこの石が主役のものを探してみようと思っていたのです。

そこで見つけたこの石。この際トルマリンには引き立て役になっていただきましょう!


間違えそう

dhara?

Dharaだ、Dharaだ。
どうも密かにツボにヒット継続中のDhara水晶です。
アイスクリスタルは「溶けてる!」「水晶に見えない!(でも水晶)」……がツボでしたが、いったいこちらは何がツボなんだろう……と自問自答。
溶けているようでいて、溶けていないところか。
密かに変な形が多いからか。

……アイスクリスタルは「溶け」「トライゴーニック(触像)」
Dhara水晶は「実は溶けてない」「レコードキーパー(成長丘)」
そのコンボが実はツボなのか。

ところで、今回の石は、変なところで妙な間違いをするところでした。

石の写真は、天気の良いときにばしゃばしゃ撮り貯めて、ちまちま加工(色合いの調整や、文字入れ)をするんですが、今回の写真を準備する際、
「Dhara, Himachal Pradesh……」
……と文字を入れたところで、ふと手を止めました。

……これって本当にDharaだったっけ?
なんだか、マニカランのアイスクリスタルに見えるんだけど。

いやいや最近はアイスクリスタルを買ってないし、Dharaだったはずだ。

でも、この表面のようす……ひょっとして間違えた?

あとから写真を加工するので、写真の石を手元に置いてないこともあります。
写真だけを見ていたら、何だか自信が持てなくなってきて、慌てて石を取り出しました。

どっちだったっけ。
実物を見れば、さすがにわかります。

この石は、柱面から変な向きに小さな結晶が2本突き出しているのがポイントなんですが、そこをきれいに見せようとすると、たまたま写真写りがアイスクリスタルに似てしまうようです。

dhara2?


反対側は、きれいに成長線(横筋)、そして錐面の大きなレコードキーパー。

ちゃんとDharaの「顔」をしています。
危うくアイスクリスタルと間違えそうになった部分も、よく見れば溶けてない。

このように石は写真で化けるので、ご注意あれ。



実はいろいろあるのか?

ラピスラズリタンブル

ラピスラズリのタンブルです。
白いフェイクファーの上で撮っているので、その白が写り込んでちょっと見にくいですが、珍しくデジカメが苦手なこの青を写せたかなと思います。

ちまたでは「試練の石」とかなんとか妙な「都市伝説」がくっついているらしいですが、この石の「試練」とやらにやられたくなければ、そういう話はきっぱりすっきり無視することをおすすめします。
(石の試練とやらを楽しみたい場合は、この限りではありません)

「これは石のせいじゃない!」……と思っておけば、それは石のせいじゃなくて、たまたまちょっと大変なことがあった、で済んでしまうでしょう。
下手に「これって石のせい?」と気にすると、「もしかして相性が悪い?」「浄化が足りない?」「どうすれば」……と言う具合に後を引くので、嫌なことつらいことはさっさと済ませて忘れてしまいたい場合には不向きです。

だいたい、何か試練があったと言っているケースは、たまたま何かあったからとか、「試練の石」という説明のインパクトのために「もしかしてこれも?」と勝手に結びつけられて話題にされるから目に留まるのであって、何もなければ特に話題にもならないので、目に留まらないのです。

「ラピスラズリを持ったけど、何も試練がない、これって変?」……なんて発言は、普通しませんよね。

まあ、そういう話はおもしろくないのでおしまいにするとして、実は、ラピスラズリも色々あるんじゃないかな、と思ってます。

ラピスラズリといえば、紺色にパイライトの金色(金箔とか金の粒という説明は、正しくありません)、母岩の白が混じります。

しかしラピスラズリと一口に言っても、この紺色・金色・白の混ざり方はいろいろ。

たとえば、ラピスラズリも結晶を作るんですが、結晶になったものにはパイライトが混じらない。
(そばにくっついていることはあります)

塊状でパイライトが混じる場合も、不規則にぱらりと混じる場合と、パイライトが特に多い部分と少ない部分が縞になっているものもあります。縞になっているのは大型の石が多いので、このタイプは大きな塊になるのかもしれません。
縞になっているということは、瑪瑙のように母岩の隙間に小さなラピスの粒が体積・沈殿するようなでき方をしたのではないか……とも想像します。

色にしても濃淡がかなりありますし、濃い石、淡い(明るい)石があるのではなく、一つの石で紺の濃淡がある場合もあります。
母岩の白が混じるのも、モザイク状に混ざる場合と、全体的に混ざり込んでラピスラズリの紺が青といいたいくらい淡くなったもの(デニムラピスと呼ばれていたりする)があったりします。

このように、ラピスラズリにもいろいろなタイプがあって、もしかしたら成長のしかたも微妙に違うかもしれません。(想像ですが)

今回のタンブルは、ラピスラズリの青に濃淡があるタイプ、しかもパイライトが粒というより箔を擦り込んだように混ざっているあたりが、微妙にはじめてみるタイプ。
この色具合、パイライトの混ざり方が美しく、紐でフレーミング(縁取り)してペンダントにしてみようかと思いながら、未だ未着手。

潔いバイカラー

くっきりバイカラー

トルマリンです。エルバイトです。
トルマリンがエルバイト?……このややこしさは和名を見れば一発解決。
エルバイトの和名はリチア電気石。トルマリンの和名が電気石ですから、リチア電気石の名前はリチウムを多く含むトルマリンであることを示しています。

トルマリンには、このほか鉄を多く含むショール(鉄電気石)……真っ黒トルマリンといえばたいていこれ……マグネシウムを多く含むドラバイト(苦土電気石)、カルシウムを多く含むリディコタイト(リディコート電気石)、カルシウム分、マグネシウム分が多いウバイト(石灰苦土電気石)など色々あります。

エルバイトは、その中でも色の豊富な種類。
色(トルマリンの色には成分が絡んでます)によってさらに細かく名前が付いてます。
たとえば赤いルベライト、青ならインディゴライト(インディコライト)、緑はベルデライト(ヴェルデライト)、無色透明ならばアクロアイト
色が混じることもあって、ウォーターメロンといわれているトルマリンもエルバイトです。

石を楽しむにあたって、ちょっと鉱物的にも見てみようかな……と思うときに要注意なのが名前の分類。
鉱物よりももうちょっとカジュアルなパワーストーンや天然石の分野では、いろんな名前がごちゃ混ぜに使われているので、トルマリン、ショール、インディゴライト、ウォーターメロン……と名前だけを覚えているとトルマリンがエルバイトでウォーターメロンがエルバイトで……?????ということになってしまいます。

名前にも色々あって、成分で分けられた名前やその中で色によって付けられた名前、宝石名……と、その名前がどういうことで付けられている名前か、頭の中を整理しておかないとこんがらかります。

もう一度最初に戻ってエルバイト。
トルマリン(グループ)の中で、リチウムを多く含むリチア電気石(=エルバイト)です。
写真の石は淡いグリーンと、一見黒に見えるくらい濃い緑にくっきりはっきり分かれているので、バイカラー。

トルマリン、特にエルバイトは色が混じっているのも多く、2色、3色、それ以上、グラデーションもありますが、この石は色の取り合わせと、潔いくっきりさ加減が魅力。
くっついている白い石は、おそらく長石の一種のアルバイト。
これもいい味出してます。

追記:2013.9.12
ネットでそっくりな石を発見。
アルバイトのくっつき方も色合いもそっくりなのでたぶん同じ産地でしょう。
ラベルは
Stak Nala, Skardu Road, Haramosh Mts., Gilgit, Northern Areas, Pakistan
一応メモ。

両面

両面1


インド・ヒマラヤ水晶ではおなじみ、クル産の水晶です。
クル産水晶は、鉄分の盛況で表面がややマットのうっすらピンクになった水晶が知られていますが、実は内包物入りも多いです。

今回の石も、ご覧のように内包物ぎっしり。
何が内包されているのかは定かではありませんが、緑泥がそのまま白くなったような質感の内包物です。
ぎっしり入っているわりに、表面付近は透明でつやつや。

しかもこのクラスター(さしわたし5センチほど)、ひっくり返すと表情が変わります。

両面2

何と裏面がちゃんと結晶した、両面クラスター!

最初に見かけたのが上の写真の面だったので、こちらを裏面と言ってしまいますが、実際はどっちがどっちかわかりません。

表面と同じく内包物ぎっしりに見えますが、これは表面の内包物が透けているだけで、こっち半分は透明結晶。
先端だけに、淡い緑のクローライトが内包されています。

どちらの面もつやつや。いっそぷるぷると言いたい感じの質感で、なかなかに美しい。
IMAGE2009の最終日に買ったんですが、この石、初日からずっと出ていたのに、売れなかったんですよね……。
私は初日から目を付けていたのに買いそびれてたので、買えて良かった反面、どうして売れなかったんだろう……とやや不思議。
こんなにぷるぷるできれいなのに。

ちょっと古いものなのか!?

お久しぶりですが天珠です。
念のために繰り返しますと、私は天珠も好き

ただし、どっちかというと歴史系天珠好きで、パワーストーン系ではありません。
歴史系とはなんぞや、と思われたかもしれません。
細かくこだわるにはわけがあります。

天珠を一言で言うとチベットに伝わるお守りビーズ(のようなもの)。
チベットに、2500年くらい前から伝わる……とか、チベット仏教の重要なアイテムであるとか紹介され、たくさん模様があって模様ごとに効果が違うとか……ということで、パワーストーンの一種としても人気です。

しかし……こと天珠に関しては、個人的にはパワーストーンと見る意識はかなり希薄。
というのも、調べるほどに天珠はチベット仏教のものではないし、意味は後付だし、最近見かける天珠はパワーストーンとして二次的に作られた模様もたくさんあって、私が心惹かれる天珠とは別物っぽい。

ルーツは確かにチベットに古い歴史を持つものかもしれないけれど、時を経て伝えられてきた天珠と今現在、意味付きで売られている天珠とは、似て非なるもの。
たとえば……これは極端な例で、一度見かけて目が点になったんですが、星座マークの天珠などは、絶対につい最近作られたものでしょう。
形や作り方は天珠と同じかもしれないけれど(古い天珠と本当に同じ技法かどうかは謎)、星座マークの天珠を、2500年の歴史を持つチベットのお守り天珠といっていいものか。
一緒にしちゃあ、まずいでしょう。

そして、私が心惹かれるのは、年を経た古い天珠の質感であり、謎に包まれた天珠の歴史なのです。
だから、歴史系天珠好き。

そのうえ、好きといっても古い天珠はとてもとても手に入らないので、「これは新しいもの」と意識の中で区別しつつ、現代天珠を集めてます。

そんな中で、「おや?」と首をかしげたもの。

3-eyes

三眼天珠です。(同じ天珠の裏表を写しています)
まるで充血した血管のような赤い筋……充血三眼!?

こういうひび割れ状模様を「龍紋」というようなんですが……私の記憶では、龍紋とか龍鱗というタイプを眼にするようになったのも、ここ5年くらい。
古い天珠を集めた本には出てきません。

なので、龍紋天珠は、古くても10年程度の新しいものだ……と決めてかかっていたんですが。

この天珠、もうちょっと古いかもしれないです。

私の天珠を見分ける目はまだまだ未熟ですが、それでもショップの「古い」という説明をそのまま飲み込むことはできません。
パワーストーン系ショップでは、「老天珠」と称して新しいのがバレバレの天珠を売っていることもしょっちゅうですし、そもそも天珠の「古い」の基準も一定ではありません。
一般にアンティークというと「古い」というイメージがあります。
法律の関係(輸入に関わる法律らしい)では、100年以上経ったものをアンティークと呼ぶそうです。
……が、先輩天珠好きさんや、古い天珠を扱うショップで聞くと、天珠に関しては100年程度では「若造」なんだそうで……。
天珠は一度歴史が途切れ、本来の意味や製法が失われた時期があったといいます。
その後再び作られるようになったらしいのですが、再び作られるようになった復活天珠ですら100年以上古いものがあるそうなので、天珠の「古い」は、ハンパではありません。

さて、今回の天珠で言う「古い」は、そんな天珠スケールの古さではなくて、もうちょっとささやかな古さ。
なぜ、そう思うかというと、どうも使用痕がある感じなのです。

この天珠の両端、穴のまわりを見てみると。
使用痕1 使用痕2

ちょっとすり減ったような痕が。

天珠は紐に通されてネックレスのように身に着けられるので、長い間には紐によって穴まわりが擦れ、凹みができるものがあるのです。

普通に見かける天珠の穴まわりはこんな感じ。
穴まわり
まっすぐ、すっきり、シャープです。

もうちょっと使用痕がはっきりしているもの。
使用痕3

比べると、やはりへこんでいて、使用されていたっぽいです。
先輩天珠好きさんにも見ていただいたところ、使用感があるとのこと。

紐で擦れてへこむと言っても、もちろん天珠の方が硬いです。紐を取り替え取り替えしていくうちに、ほんのわずかずつ擦れてへこむ。
どれくらいで使用痕ができるのかわかりませんが、少なくとも,10年単位の時間は必要でしょう。

……ということは、これ、古くても10年……よりも古いの?
古い天珠が好きなので、ちょっとでも古いとなればうれしいけど、龍紋天珠でそんなに古いのがあるとは思えなくて、ちょっと複雑。

※天珠の古さの見分けは難しいです。
「風化紋」といわれる丸い痕も、偽造される場合があるし、逆に(やや)古いものも、きれいではないという理由で表面を軽く磨いてピカピカにされていたり、欠けたり使用でへこんだ両端を磨いて平らにしたものもあるそうです。

名前のない印

石好きさんには、超・有名&おなじみの石、水晶。
そのうえ、形や内包物のバリエーションが広いので、全体の形(カテドラルやレーザー、エレスチャルなど)、内包物(ルチルやトルマリン)、部分の形や表情(イシスやレコードキーパーなど)などで、いろんな名前が付けられてます。

たいてい、特別に名前が付けられた水晶は、特別なパワーがあるとか、パワーは別にしても他より少なくてレア、ということになってます。
では、名前が付いていないものは、「よくあるタイプ」で珍しくない「その他大勢」なのか……というと、そうではないのです。

たとえば、水晶の錐面に現れる「レコードキーパー」。
これもレアだといわれていますが、個人的にはレア度は低め。
確かに、石初心者だったころは、欲しいと思ってもなかなか手にできなかったのですが、石好きが深みにはまってみると、さほど探さなくても見かける機会が多くなりました。

また、レコードキーパーと呼ばれているのは、「成長丘」と呼ばれる、水晶が成長していくときに現れる表情です。
成長の速度などの環境によって、はっきり現れたりそうでなかったりするので、どんな水晶にも見られるものではありませんが、現れていても不思議ではないものです。

探せばあるという程度にレア。つまりある程度の数はあるわけで、だからこそ名前が付くのだと思います。
本当にレア……似た石がない、探しても仲間石がありそうにない……というくらい少ないものには、逆に名前が付けにくい。

たとえばこれ。

surface5

ブラジル産水晶です。
6つある錐面農地、一つが大きく発達して、まるで、水晶を斜めに切ったようにも見えます。
その大きな面には、くっきりと段差があり、さらによく見るとレコードキーパーではない模様が現れています。

surfake5-2

規則性があるような、ないような。
偶然なのか、溶けたために現れた必然なのか。
いろいろわからないことがいっぱいでなぞめいた模様に見えます。

石屋産に聞いた話では、海外ではこういう水晶の表面の模様に着目して、それを「surface(サーフェイス)」と呼んでコレクションしている人もいるのだとか……。
コレクターならば、どこかで写真を載せていないかと探しているんですが、今のところめぐりあえていません。
どこかで見かけたら、教えてください。


スパンコール

スパンコール1

昨日の水玉ヘマタイトのヘマタイト少ないバージョンです。
水玉状ヘマタイトも少なく、細かい針状ゲーサイトも少ないので、同じくらいの大きさですが見た目に白っぽくすっきり。
しかし。違いはそれだけではなくて、昨日の石は、いろいろな角度から見て、過去に見て他の石とも照らし合わせて、黒い「水玉」がヘマタイトであると判断し、じっくり見て、何となーく金属光沢が見えるなあ……という感じなのですが、今回はヘマタイトの光沢がばっちり見えます。

スパンコール2

反射なので、なかなか写せないんですが、明らかに金属っぽく光を反射しているのが見えます。
ために、付けられたあだ名が「スパンコール水晶」(名付け親はお店のオーナー)。
なるほどー。

おそらく、ヘマタイトが内包されているのが昨日の石に比べると浅いところなのではないかと思われます。

水晶の成長途中のある時期、結晶表面に斑点状にヘマタイトが付着・成長し、それが水晶の成長に伴って内包された。
そのためにヘマタイトの薄片は結晶面に対して平行に内包されることになり、光を当てるとそろって光を反射する……。
内包物の多い少ないは、結晶が成長した鉱脈あるいは晶洞の場所によるムラと考えられます。

水玉ヘマタイト

水玉ヘマタイト

ブラジル産です。
やや白濁した透明……あるいはわずかにスモーキーな水晶の中に、ヘマタイトが水玉模様のようにたくさん内包されています。

ヘマタイトは球状ではなくて、破片状~六角形のぺらぺら薄板状。
内部全体に内包されているのではなくて、表層から数ミリ下に一種のファントムのように無い穂されているように見えます。

写真で黒く見えているのがヘマタイト。肉眼でも黒っぽいメタリックな色合いに見えています。
その間に細かく見えているのは、よく見ると赤くて短く細い針状のゲーサイト。
このおかげで石全体がなんとなーく赤っぽく見えているような……。

以前、こういうタイプの石までが「ストロベリー・クォーツ」の名前で売られていて、
「どう見たって苺じゃないだろう……」
とぼやいたことがあります。

本場(?)カザフスタン産に内包されているのもゲーサイトですが、こちらのゲーサイトはそんなに赤くもなければ
かわいくもない。
違うでしょう。(きっぱり)

では何水晶かといわれても……まあ、水晶には全部が全部「何水晶」と名前がつけられているわけではないので、特に名前が無くてもふしぎではありません。

水晶はすべて「ストロベリー・クォーツ」などのように「○○水晶(クォーツ」のような名前が付いている……その名前はどこかできちんと付けられたもので、素人では判断できない専門的なものだ……と思っている方もおられるようですけど、たいていの「○○水晶(クォーツ」はあだ名のようなもの。多くは見た目で付けられてます。
ビーズなどでは、卸の段階で、商品管理のために適当につけられた名前も多いようです。

ですから、
店で付けられている名前は、必ずしも正しい、根拠があるものとは限らない。
「○○水晶(クォーツ」のような名前は、見た目で付けられた「あだ名」が多い。
名前が付いてない水晶もある。
……ということを頭の隅に置いておくといいですね~。

そのうえで、自分でぴったちのあだ名を付けるのもありでしょう。
今回の石の場合は、ヘマタイト・ゲーサイト入り水晶と呼んでもいいし、ヘマタイトのようすから「水玉クォーツ」……?



チャイニーズ・キャンドル

チャイニーズ・キャンドル

中国産水晶のクラスターです。
中国でクラスターというと、細くて透明な結晶が剣山のように群れたクラスターが知られていますが、あの広大な国土の国のこと、そればかりではありません。

とはいえ、今回の水晶は、中国産と言えば……の透明剣山クラスターに近いかも。

こちらはやや白濁していますが、細めで大きさが比較的揃った結晶が群れている点はよく似てます。
違うのは結晶の柱面(側面)が毛羽だった羽毛状……キャンドル・クォーツになっていること。
白くて半透明で、細かな凹凸なので、きれいに写ってくれませんが、全ての結晶が毛羽立ち状態です。

色は別として、形はこちらのマダガスカル産に似ています。

中国では、こちら↓のような松ぼっくり系キャンドルも出るので、

キャンドル・クォーツがでてもおかしくはないですが、問題はこれがヒマラヤ水晶として売られていることがあること。

私は中国産として買いましたが、見かけもそっくりなクラスターがヒマラヤ水晶の名前で売られているのを見たことがあります。

石のようすからみてこの水晶の産地は、おそらく、四川省のあたり。
個人的基準では、ヒマラヤの範囲に入りません。
何しろ棚にずらりとたくさん並んでグラム売り。
ヒマラヤは中国にもかかってますが、店に並んでいた数から見ても、ヒマラヤじゃないだろうと思っています。


ラベルの落とし穴

国産石!……外国産に比べるとやや地味っぽくて、意外に見かけなくて、ちょっぴりお高いのがあったりするけれど、やっぱりちょっとひいき目に見ちゃいますね、国産水晶。

毛鉱

長野県の毛鉱(ジェムソナイト/ジャメソナイト)入り水晶です。
2009年の池袋ショー戦利品(今ごろまだある)。
それに先立つ2009年10月のIMAGE展で、毛鉱入りのガネーシュ・ヒマール産水晶を見損ねていたのが頭に残っていて、「毛鉱入り」に目を留めてしまいました。

毛鉱は、写真で文字通り黒い毛のように見えているもの。
お店の人の話によると、この産地の毛鉱物入り水晶は、錐面(先端のとんがり部分)がない……何かに接触して成長し切れてないものが多いのだそうです。

このとき2つ3つあった仲間石も、ことごとく結晶のとんがり部分がありませんでした。
その中で、この石だけが、一番手前に写っている結晶に不完全とはいえ、錐面が。
毛鉱もしっかり見えるし、一応クラスターだし。
地味にいいです、この石。

ところで、毎度のことですが、私は石写真に文字を入れます。
一応、私の写真だよということで、他に流用しにくくするため。
そして、ラベルをなくしても大丈夫なように。

石のラベルは、なくさないように気を付けて入るんですが、石と離してしまうと、どれがどの石のラベルだったかわからなくなる危険が高いのです。

ご存じのように誤字脱字はしょっしゅうなので、間違わないようラベルと見比べ見比べ文字を入れるんですが……。
そこで、違和感。

何か変だな。
見比べてみても、ラベルそのままです。大丈夫。

でも。

しばらく頭をひねってやっと判明しました。
ラベルが間違ってるー!

JamesoniteがJamsoniteになってる。mのあとのeが抜けてます。

危ない、危ない。
直しました。

そういえば、以前も国産石のラベルに間違いがあったんですよね……。
その時は地名の漢字間違いでした。

主導権!

昨日の「気合」つながりで少し。

石ブレスを作ってま~す、ということで今までのブレスを見ていただいたりすると、
「石の組み合わせはどうやって決めてるんですか」
「並べ方(デザイン)のアイデアはどこかから降りてくる感じですか」
……と聞かれることが稀にあります。

それに対する私の答えはひとつ。

「自分でひねくりだしてます」

私が作るブレスの、ただ一つのルールは、「自分で良いと思えること」
他の人がどう思おうと(「いいね~」と言っていただけるのは、もちろんとてもうれしいです!)、自分が「これだ!」と思えればそれが正解

石の意味も、パワーも、相性とやらもなにするものぞ。
考えてみたら、左右対称でなければ……とか、反対の意味の石は一つにしない方がよいとか、この石は単独で……など、ちまたで言われるブレスのタブーのようなものは、片っ端から無視して……ここまで来ると、積極的にその反対を行ってる感じですねえ。

石の(種類の)組み合わせは、意味や相性を無視しているため、見た目と自分の印象でチョイスするしかありません。
並び方については、試行錯誤あり、ひらめきあり。
ところで、このひらめきというのは、私としては自分の外から突然アイデアがやってくるのではなくて、ふだんから、あるいはブレスを組むに当たっていろいろひねくり回した思考の断片が、無意識の部分でつながりあってでてくるものだと思ってます。

会社時代、編集の企画案やキャッチフレーズのようなものを考える部署にいたんですが、仕事であるからには締め切りあり。
タイムリミットがある中で何とかアイデアを絞り出さねばならず、そういうところではどこかからアイデアが降って湧くのを待っているわけにはいかなくて、とにかく材料(情報)を頭に放り込み、強制的にアイデアを絞り出すことになります。そんな時期があったので、ひらめきは「自分の中から」という感覚なのです。

もちろん、これは私のやり方というだけで、これが正しいというわけではありません。
ただ……このほどさように我が道を行くぜ「自分ルール」で突っ走ってる視点で見ると、ときどき、石ブレスに対して、もうちょっと主導権を握った方がいいんじゃないかなと思うことがあります。

自分で選べ、作れではなくて……。

石に関する疑問質問あれこれを見ていると、
「石に相性というのがあると知りました。この石の相性はどうでしょう」
「浄化しなければならないそうですが……」
「作り直してもいいものでしょうか」
「石の色が薄くなってしまいました、このまま着けていてもいいのでしょうか」
などなど、「○○してもいいのでしょうか」「○○しなくてはならないのでしょうか」という疑問質問がとても多いです。私から見ると、これは「パワーストーンというものは、扱いを一歩間違うと大変なことになってしまう危険物」とみなして腫れ物に触るような扱いをしているように思えてしまうのです。

私は、パワーストーンのパワーというものがあるとしたら、それは石が本来持っているものだけではなく、持ち主との関係で生まれるもの、あるいは、石がパワーを持っているとしたら、それを発揮・増大させてやれるのは持ち主である(持ち主が石のパワーを感じるなどの能力を持っていなくても)……とにかく、石だけでなく「持ち主+石」であると考えてます。

だからこそ……いや、石のパワーだけを見たとしても、持ち主がそのパワーの手綱を握っていなくてどうします。
石の立場(?)から見たら、自分(石)のことを「これでいいの? 悪いの?」「間違えたら大変なことになるんじゃない?」とびくびくしている相手(持ち主)と力を合わせるなんてできそうにないと思いませんか?
持ち主関係なしに力を発揮するようなものなら、それこそ手綱を握っていなければ、どこへ向かっていくかわからないではありませんか。

主導権を握ると言っても、エラそうに主人ヅラせよというのではありません。
「これは自分の石」という自覚を持って、自分の感覚を信じましょう、ということです。

私は、「○○してもいいのでしょうか」「○○しなくてはならないのでしょうか」という疑問質問には、
「パワーストーンには統一ルールはなくて、いい悪い両方の説があります。持ち主さんがどう感じるかが正解です」
と言う主旨の答えをします。

石のパワーが「持ち主+石」である以上、持ち主には必ず個性があるのですから、石との関係は千差万別。
その石がどんな石だと感じられるのか、ある行い(浄化など)をしてみて、結果がどうなのかは、持ち主さんしか判断できません。

むしろ、
やってみてダメならそこで考える。
ダメだとしても時間が経てば、そのうち何とかなるだろう。

くらいにどーんと構えてみてはいかがでしょう。

きっぱり言っちゃいますが、石選びで失敗したり、石の扱いでミスしたって、大したことありません。
(石によっては財布には大打撃ですが)
何か大変なことが起こるとか、石がたたるなんてことはありません。

好き勝手に石を選び、浄化もせず、ブレスは作り直し放題、時には割れちゃったぁ!と叫んでいる私が言うのですから、本当です(笑)。
みなさんが「○○しなくちゃならないの?」と思ってることはたいてい無視して実証済。

自分は石のパワーを感じないから、わかる人(ヒーラーなど)に頼りたいという気持ちはわかりますが、一番大切な、その石を好きになることは、世界でただ一人、持ち主さんしかできないこと。
そしてそれは、特別な能力がなくてもできること。


好きだったら、石が何かしでかしても許せちゃいます。
怖がるより、心配するより先に楽しむ!
石は楽しむもの!


声を大にして力説します。



好きなものがいいものだ

お久しぶりに、ネパール産。

ガウリシャンカール・黒

ガウリシャンカールのモリオンです。
実を言うと、LEDのペンライトのような強い光では透けちゃいますが、日光程度なら(中心部は)黒く見え、表面はややマット。
3センチほどのサイズでこれくらい黒ければ、モリオンといったっていいでしょう!(←贔屓?)

ところで、ちょっと気になることがあります。
たとえば、黒水晶に興味があるけれど、「黒」が「死」のイメージだと聞いて怖くなってしまった、とか。
エレスチャルが「骸骨水晶」と訳されているのを見て「骸骨」怖い、だからちょっと……とか。
そんなためらい・心配をお持ちの方が、意外におられるようす。

何を気にするのもしないのも個人の問題ですけれど、ここで私が声を大にして言っちゃうことで、ためらいが晴れるならば、どんどん言います!

気になる石がいい石だ。

石の意味は後付け。諸説いろいろなので楽しい意味を選びましょう。

石選びに失敗したって大したことないので、まずは楽しみましょう!

(高額な石で失敗するのが嫌なら下調べ)

だって……、確かに黒には「死」や「闇」など、あまり楽しくないイメージもあるけれど、同時に「高貴」「モダン」というイメージもあるし、それ以上何ものにも染まらない強い色でもあるんです。(明治以前の喪服は「白」でした)
古代ケルトの古代西洋のドルイド教などでは大地の色を表す豊穣の色だったとか……
黒水晶で言えば、魔よけという意味も出てきます。
石好きコレクター視点で言えば、スモーキーよりずっと少なくてレア

ところ変われば品変わる。見方を変えればイメージだって変わっちゃう。
だったら、自分でプラスのイメージを作ればいい!……と思うんですよね。

無理におすすめはしませんが、興味があるのに「どこかの誰かが言ったこと」に足を引っ張られるんだったら、そんなものは脇に置いておいて、まずは自分の好みを最優先!とおすすめします。

だって……もし、何かあったらどうしよう。
……とご心配ですか?

「心配しない石」の方では「本当に効果があるんでしょうか」「何も感じないんですが」という意見が出てくるので、どっちもどっちというか、多分何もないし、あったとしても大したことないと思います。
どうせ、石があってもなくても、運が悪いことは起こるので同じこと。

万が一、その石が明らかに何かを引き起こすような石だったら……。
それはつまり、超強力パワーの石!
怖い~というよりも、石好きのメンツにかけて手なづけたいぞ!

確かに「黒」にはネガティブなイメージもあります。
でもそれば、逆を返せば人の心を動かすパワーがある、だからこそ魔除けになり得るんだと思うんですね。
毒を以て毒を制す、魔を以て魔を制す、ということです。

人体に有益ならば薬、有害ならば毒。毒を薄めれば薬にもなるし、薬であっても使い方を誤れば毒となる。
それがイメージ的なパワーならば、毒にするのも薬にするのも、気の持ちようということにならないでしょうか。

そう……石をパワーストーンにする最大のコツは「気合」かも。












ファントム・レムリアン

ファントム・レムリアン

こちらのと一緒に買ったレムリアンシード。
レムリアン・リッジ(レムリアンシードの側面の横筋)が見えないので、一見レムリアンシードに見えないかもしれませんが、ちゃんと本場(カブラル山脈)のものです。

レムリアンリッジこそ見えないけれど、ピンクは濃いめ、そしてファントム入り。
メイン・フェイス(一番大きい錐面)の真ん中という心憎い位置にくっきりと浮かび上がっています。

しかも、かつての結晶の先端部分だけのファントムなので、まるで雪をいただく霊峰のような佇まい。
お店の人が気が付いていなかったので、他のレムリアンシードと同じお値段でした。
しかも即売会2日目なのに残っていたとは、何事。

お店の人が気づいていなかったくらいなので、意外に目立たなかったのかもしれないです。
……見つけてしまうと、おお、こんな見やすいところにファントムが入っているのに!……と思ってしまいますけど。

レムリアンシードにファントムというと、「レムリアンドリームシード」というのがありますが、こちらはもっとくっきりとした、ガーデン系(色は白)のファントムで、こういううっすらしたものはドリームシードと呼ばれていないと思います。

むしろ、あることはあるけれど、名前を付けるほどには多くない、微妙なところなのかも。

地味に個性的

思えば昨年12月の池袋ショーは、レインボー・水晶が大量に出たこともあって、戦利品はインド石が多いショーでした。

そのうちの一つ……スティルバイト付きのアポフィライトです。
もちろん、アポフィライトは透明も、緑も、(やや)イエローも、茶色も、(うっすら)ピンクも持ってますが、コイツは地味に個性的なところがツボでした。

DT-アポ

大きさは3~4センチほどと小ぶり。

私の目にどこが個性的と映ったか、わかりますか~?

まず。
アポフィライトがDT(両錐)です。
まあ、これは珍しい! レア! というほど珍しくはないですが、少なめ。

でも、DTが複数個くっつきあっているとなると、珍し度はアップするのではないでしょうか。

さらに。
スティルバイト付きといいましたが、上の画像で右側に見えている、ちょっと薄っぺらなのがスティルバイト。
石をくるりと裏返すとこんな感じ。

DT-アポ2

まるで鱗!

アポフィライトとスティルバイトが共生するのは珍しくありませんが、こんな鱗は、私としては新タイプ。
そして……アポフィライト面(上写真)はピカピカで、その裏側が鱗スティルバイトということは、この石はいったいどこで母岩にくっついていたんだろう。どうやって結晶したんだろう。

地味だけど、こっそり不思議で個性的。

道明寺

タンブル・ローズ

ブラジルのローズクォーツです。(同じ石を方向違いで映しました)
粗い磨りガラス状になったこれは、川流れ……というか、以前に登場したグランド・タンブルのローズクォーツバージョン。
単なる川流れではなく、ちょっと違う転がり方をした(らしい)、天然のタンブルです。

これまで目にしたものは鉄分でオレンジのばかりだったんですが、これはローズのピンクと磨りガラス状のテクスチャが相まって、まるで桜餅!

……あ、わたし、関西に近い中部地方の出身なので、桜餅といえば「道明寺」の方しか知りません。
(というより関東では違うのだというのが驚きでした)

こんなタンブルがころころしているところがあったら、きれいでしょうねえ……。

そういえば、以前、ナミビア産で風にさらされ砂漠の砂で磨かれたローズクォーツがあったそうです。
それは、ある意味「デザートローズ」。
見たいなあ……。

太陽色

買ったものなのでこちらで。
アンバーペンダントヘッド

アンバー(琥珀)のペンダントです。
大きさは縦3センチ、横2センチ、厚みも2センチほどとボリューム大きめ。
カボションなどのように形を整えたものではなく、不定形の琥珀のかたまりの表面を磨いただけのそのままの形(裏面は平らにしてありますが)をそのまま使っているので、琥珀の柔らかな質感が引き立ちます。

まさしく太陽のような琥珀色が、この柔らかな形と相まって、おいしそう~。
大きさと厚みがあるので、透明感が高いのに濃い色の服につけても、本来の色味を見せてくれます。

唯一困るのは、ボリュームがあるので(軽いけど)細いチェーンがいまいち合わないこと。
いつもいつも革ひもじゃあ芸がないし……ということで、ターコイズの短いチューブ・ビーズで作ったネックレスに通してみました。

合うかなあ……。

タスマニアン・スモーキー

ちょっと見かけない産地じゃないかなあ~。
オーストラリアはタスマニアのスモーキーです。
タスマニアン・煙

この色合いを映すべく、白っぽい背景で撮りました。

表層付近、あるいは先端付近が透明っぽく、なかなかに上品な色合いです。
お店で見たとき、「上品な蛭川?」と思ってしまいました。

蛭川というのは岐阜県、蛭川村。
国内で有名なスモーキー&黒水晶の産地です。(これとかこれとか)

水晶の産地は世界中にあり、よほど個性的でないと全く違う、それこそ地球の反対側同士の石がそっくりだったりするんですが、何となく似ている……というその裏には、実は成長した環境が似ていたかもしれないという事情があります。

たとえば、蛭川村はペグマタイトの産状です。
それに似ているということは、タスマニア産のこの石も、実は育ったのはペグマタイト……だったりするかもしれません。
色合いとか、ちょっぴり層状で粘土が入り込んでいるようすが似ています。
似ている、というだけではあるんですが……。

滅多に見ない産地の石は、そのレアさ加減が魅力になりますが、裏を返せば兄弟石で情報を補うことができないということでもあります。
これで同じ産地のいろんな石があれば、その中にはもしかしたら長石を伴っているものがあって、なるほどこれならペグマタイト産かもと、判断することも可能なのに……。

桜吹雪

桜1

桜2

桜3

井の頭公園を見てきたんですが、桜、満開です。
ちょっと風が吹くと、花びらがはらはら……どころか「桜吹雪」

桜ははかなく散るから良いのだと言いますが、もうちょっと咲いていて欲しいです。


アフガン桜

桜の季節なので、ピンク色で。
昨日に続いて、アフガン・ローズ。
前回の石より何年か前に手に入れたもの。
思えば、このころはアフガン・ローズが品薄でした……。
今も品薄ではありますが、この石を買った頃は、姿を見るのも稀な「幻の石」という感じでした。

小さいけれど、きっちり結晶したこの石を見つけたときは、うれしかった~。

淡いスモーキーの角の部分に結晶したローズクォーツは、まるでひとひらの花びら。

ところで、結晶形のローズクォーツ(紅水晶)は、スモーキーと相性がいいです。
スモーキーの上に結晶したり、ローズクォーツの先端がうっすらスモーキーだったり。
組み合わさるとしたらスモーキーで、色味なしのクリアとのコンビはかなり少なく、アメジストとのコンビは思い当たりません。

このことから考えると、(結晶形)ローズの色のメカニズムにアルミニウムイオンが関わっているという説にはなるほどとうなずけるものがあります。
(スモーキーの色合いにはアルミニウムイオンと天然の放射線が関係しています)

先ほど、アメジストとローズクォーツのコンビは思い当たらないと書きましたが、実は、もしかして? と疑っているものがあります。
ローズ・クォーツは、その名前を聞いて思い浮かべる以上に、微妙な色のバリエーションがあります。
決して、透明度の違いだけのピンク色ではないのです。

中には紫がかって見えるものもあって、「ラベンダー・ローズ」と呼ばれるものがあるのです。
このラベンダー・ローズにもバリエーションがあって、他のものと比べると、ややくすんで見えるかな?という程度から、実はアメジストでした~といわれても驚かないものまであります。
(ローズクォーツの鉱脈で採れたので、ローズ扱いなんだと言うことなんですが)


(右上のマダガスカル産丸玉がかなり紫なラベンダー・ローズ。左のブラジル産丸玉の下のラフなかけらもやや紫っぽい)

もしかして、これこそがローズとアメジストのコンビなんじゃなかろうか。

昨日、(結晶形)ローズ・クォーツが成長する温度について想像しましたが、スモーキーが成長する温度は、ローズクォーツには適さず、異なる温度帯で結晶するために、比較的色や結晶がきっちり分かれて「スモーキー・+ローズ」とわかるけれど、アメジストとローズは結晶する温度帯がよく似ているために、完全に混ざってしまう……とか、そういうことだったりして。

桜シロップ

アフガンシロップ

アフガンシロップ2

アフガニスタン産のローズ・クォーツです。

何だか妙な色合い&形状ですが、くわしく説明すると、スモーキー・クォーツの上にローズクォーツが薄く結晶しています。
たとえて言えば、スモーキーの上に、ローズピンクのシロップをかけたかんじ。
「クォーツ」と言っていいものか、もしかしたら「カルセドニー」といわなければならないのか、迷いたくなる形状です。
2枚目の写真の先端部分にわずかに結晶面が見えているので、この部分に敬意を表してローズ「クォーツ」ということにしておきます。

ローズクォーツは、英語で言えば塊状のものも結晶形のあるものも「クォーツ」で済みますが、習慣的に塊状のものを「石英」、結晶形を残したものを「水晶」と呼び分ける日本語では、ブラジルやマダガスカルでたくさん採れる塊状のローズクォーツは「紅石英」、ブラジルなどでわずかに産出する結晶形のものは「紅水晶」ということになります

結晶の形をしたローズクォーツ……紅水晶は産地が限られ、数も少ないです。おまけに大きさも小さな物ばかり。
ウワサでは、ほんの一時期、ブラジルでかなりの大きさの「紅水晶」が採れたそうですが、残念なことに実物を見たことがありません。

おまけにローズクォーツの色の原因については、未だ諸説あってこれという決定打がないようす。
一般には微細なルチルの結晶が入っているから……と言う説明が見られますが、諸説によるとルチルの結晶ではなくチタンイオンが関係しているとか、アルミニウムイオンも関係しているとか、塊状のものと結晶形のものでは、色の原因が異なるのではないかとも言われています。

個人的には、結晶の小ささや今回の石のような水晶か、カルセドニーかと悩む形状の存在から考えて、チタンなどのイオンだけでなく、結晶する温度も関係しているのではないかと想像します。
もしかして、ローズ・クォーツ……結晶形を残した「紅水晶」は、かなり低い温度で結晶するのではないか……と。

今回の石は水晶とカルセドニーの境目の温度でできたもので、だからこそ一部には結晶面があるけれど、別の部分ではカルセドニーといいたいような形状になっていると考えれば、この「シロップがけ状態」も納得できます。
(逆に「溶けた」という可能性も残ってますが)

お知恵を拝借!

ここ数日急用でお休み、失礼しました。
本日より再開、石雑記。

で、いきなりなんですが、ここをご覧の皆様にお知恵を拝借致したく。

この石(ビーズ)、何でしょう?

謎アマゾ

お店の表示は「アマゾナイト」
ただし、買ったのは、染めがバレバレのチャロアイトもどきが堂々スギライト表示、これまた染めが明らかな、どす黒い石が「アズライト」なお店。
肝心のこの石は染めではないと思うんですが、手ざわりも重さも「アマゾナイトじゃないだろう……コレ」と、店頭で唸りました。

色は、なるべく実物に近づけてあります。
白と緑がかった水色が混ざった色合いですが、ラリマーではないのは明らかです。
その理由は
(1)安い。(値段のみで判別はできませんが、それを別にしてもラリマーにはあり得ない値段)
(2)母岩の混ざりがない。
  (比較的安いラリマーは母岩近くを磨くため茶色や灰色の母岩が混じりますが、それがありません)
(3)色も違う。
  (ラリマーにしては緑すぎ。白い部分もラリマーにしては色味を帯びすぎています))
(4)透明度も違うみたい。
  (透明と言うほど透明ではありませんが、完全不透明ではない感じ。
   ラリマーも、質の高いものは透明度を感じるものがありますが、それでも白いところは不透明。
   これは白い部分が完全不透明ではありません。
(5)硬さも違うようす
   (手ざわりやビーズとビーズをぶつけた音、ビーズの穴まわりのようすから判断すると、ラリマーよりも柔らかい感じです)

おまけに、シラーっぽいものも見られます。

謎アマゾ2

上の写真の真ん中の石は同じもので、回転させて撮っています。

ある角度から見ると、かなり青緑。この色合いの部分は透明度(半透明)が高いです。
この部分の反対側は白っぽく、透明度が低い。(感染不透明ではありません)
その中間(写真真ん中)では半分が色が濃く、半分が白っぽい。その色変わりの境目が、石を動かすとシラーっぽく見えます。

私の予想では、アラゴナイト。
違うかなあ……?

プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
03 | 2010/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
検索フォーム
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。