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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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これ、な~んだ

暑くてとろけているので、気分転換にクイズでも。

これ、な~んだ。

もこもこ石

わかっちゃうかな。
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虫歯クラスター

ちょいと長文の番外編がつづきました。元はといえば、このクラスターを出そうと書き始めた前ふりのつもりだったのに……どうもあらぬ方向へ前ふりが暴走したようです。

元に戻って、この石
虫歯緑

2年近く前に登場したクラスターの兄弟石です。同じ時に買いました。
最初に登場したのが赤っぽい「秋バージョン」なら、こっちは緑の「夏バージョン」。

全体的に土が付いたような、埃っぽい感じ。
ほとんどの結晶内にファントムが入っているところ。

そして結晶の先端が、折れているわけじゃなくて
「虫歯」。
虫歯緑2

すべての特徴が一致する、おそらく同じ産地の、それもかなり近くの、もしかしたら同じ晶洞で採れたかもしれない、そんな相似のイメージがあります。

ただ、こちらには緑泥が入っていて、埃っぽい感じながら。色合いはさわやか目。
ファントムと虫歯のとりあわせがおもしろく、しかも色のバリエーション。
選びきれなくて2つとも……。


実は産地は広いんだ

昨日の「個性」がらみでもう少し。

石の意味はある程度石をまとめて平均化すると書きましたが、実は原石でも似たようなことが一部でおこっています。

たとえばアーカンソー産といえばものすごく透明で、ブラジル産というと結晶が太くて「ザ・水晶」といいたいスタンダード」
四川省産は細い結晶が群れている……そういうイメージです。

でも、一つにおさまらないのが原石の醍醐味。
何でもありが水晶の世界。

たとえば、これだってアーカンソー産だし、
ブレッシング 透明かき揚げ

こんなのも出ます。
 クーク


ブラジル産水晶はさすが大産地の底力。中にはダイヤモンド入り水晶なんてのがあると言うから驚きです(写真を見ました)


四川省はここういうのが有名ですが、

それだけじゃなくて、これも四川省産。
アカ プレ
ナカ サンゴ



確かに、アーカンソー産と言えば透明で、四川省産といえば細くて……そういう石が多いのは確かですし、ざっくり話をする場合には細かいバリエーションまで言及出来ません。
でも、やっぱり、「アーカンソー産の水晶は透明で……」というのは、代表的なもの、平均値の話なのです。

これは、その産地の代表選手の話。
他にも色々ある。
例外はあってあたりまえ。

それを忘れるとヤバいです。

ビーズばかりを見ていて、自然にはこんな形になる石なんだということを忘れていると、気になる偽物本物を考えるとき苦労します。

どうか、個性豊かな「例外」たちがいることをお忘れ無く!

個性でござる

昨日のつづき……になりそうな予感。

パワーストーンは石を好きになるところから。
そこからすべては始まる。

ちょっと私情コミで……
意味や効果抜きでも、この石が好き。
それくらい、言っちゃいましょうよ。(ブレスレットでも原石でも)

意味や効果で石を楽しむのも、もちろんありですが、どっちが優先順位が高いかと言われたら、
この石が好き>石の意味
でしょう。

時折
「直感で石を選んでしまったんですが、相性は大丈夫でしょうか」
という質問を見かけてびっくりします。

しませんか?

細かいことですが「好き」「相性」という言葉を用いる意味……意識を考えてみます。

「好き」「相性」というからには、相手(石)に個性を認めているということです。
自分に個性があり相手にもある。唯一無二の個性同士のかかわりだから「相性」なんでしょう。

個性なんか関係ない単なる「物」に相性とは言わないし、言ったとしても「この機械とは相性が悪くて」のように一方的に判断するだけです。
「相性は?(どうすればよくなりますか?)」と心配したりはしませんね。
石は、実際は単なる「物」ですけど、個性ある「モノ」と見なして楽しむ、だから「好き」という言葉を用いるわけです。

では、「好き」に理由が必要でしょうか。
強いて言うなら、相手の個性こそが理由でしょう。その人(石でも)をその人たらしめている個性が魅力なのです。
少なくとも個性と肩書きだったら「好き」の理由は個性でしょう。

「この人といると、おごってくれるし、有名人にも会えるし、だから好き」
と言ったとしたら、かなりの割合で「ふーん」とビミョーな目で見られるはず。

だから、この石が好き! と選ぶのに直感以上のものはないと思うし、直感大賛成です。

で、ここで言う「個性」と「石の意味や効果」は、ちょっと相容れないものなのです。
個性とは、他との違いです。
同じ種類の石であっても、色や形、模様が違う。それが個性です。
個性を見るときは、他との違いを見るわけです。

意味や効果は、逆に石をある程度まとめて平均化します。
水晶の意味はこう。アクアマリンはこう……という具合。
アメジストとラベンダー・アメジスト、ピンク・アメジスト……のように細分化されていくこともありますが、それでも同じ種類の隣の石との違いを見る「個性」にはおよびません。

石の個性一つ一つに意味をつけていたらとんでもなく複雑なことにあるので,意味で楽しむ場合はある程度まとめておおざっぱに扱う必要があります。

また、原石とビーズの違いもあります。

原石だったら同じ形は二つと無いので、それ自体が個性的。
ビーズにしてしまうと、一粒単位で個性……違いを見るのが困難です。

だから、形などが平均化されたビーズと、石の意味は相性が良くて、ブレスが流行るほど、石を意味で考えるやり方が広がるし、売る側としてもやりやすい。買う側としてもわかりやすく、買う理由を得やすいのです。

ここではっきり言っておきますが、それが悪いと言うつもりはさらさらありません。

基本原石好きなので、否定ニュアンスが出てしまっているかもしれませんが、ビーズでブレスには、いつも身近に石があるし、小さくて置き場所に困らないし、見た目きれいでわかりやすいと言う大きな利点があります。
自分に合わせて組み合わせが出来るのも魅力です。

魅力だと思うから、どっさり自作してるんです。

ビーズのブレスレットは意味や効果という考えと相性がよい。
しかし……ここに「好き」や「相性」、浄化や扱い方など、石を生きているかのように扱うやり方を持ち込むなら「個性」もまた意識しなくてはならないのではないでしょうか。

この石にはこの意味、このように浄化して、組み合わせはこう。
マニュアル化出来てしまうやり方の中からは、個性は見えてきません。
実物を見たことさえない他人の意見は、推測・参考意見でしかありません。

個性は持ち主さんが見つけるべきものだし、
持ち主さんにしか見つけられません。

意味や効果で選んだ(選んでもらった)石のブレスでも、できあがったブレスには個性があるはずです。
相性を気にするなら、願いを託そうというのなら、どんな相手(石)なのか、その個性(違い)を見極めなくてはなりますまい。

むずかしいことではありません。
ちょっくら意味や外野の声を脇に置いておいて、石をじっくり見てみましょう。
意味は悪いわけではありませんが、先に述べたように個性を見るには考えかたが違うのです。
ブレスならはめてみましょう。
そして、
「ここがいいんだよなあ!」
という箇所をどんどん見つけましょう。

私は、
「ちょっと夕日加減の光で見ると最高!」
なんてうっとりポイントを見つけたりします。

「ここがいい」が増えれば、その石が、石の個性が好きになります。
個性とはじっくり見れば見るほどみえてくるものです。
石の立場から考えれば、他でもない自分(石)だけの魅力を見つけてもらうわけですから、これはうれしい!(はず)

私たちだって、日本人だから、女(男)だからとおおざっぱにくくって一緒くたに見られるよりも、あなただけ、と思われる方がうれしいですよね。


意味や効果を否定はしませんが、そういうやり方があまりに強調されることで、持ち主さんが自分自身の重要性を忘れてしまう点は、問題だなあと思ってます。

「気の持ちよう」「持ち主さんしだい」……とよく言うんですが、ともすればちょっと素っ気ない言葉のように思われてしまいます。
とんでもない。
持ち主さんの心の力がなければ、石は力を発揮できないどころか、パワーストーンにすらなれないんです。

もっと自信を持って、石を楽しんじゃいましょう。














抵抗しまス。

ブレスレットもかなり作ってしまっているので、世間様からはどう思われているのかわかりませんが、私は基本的に原石派。
いや、石の楽しみ方、好みは人それぞれで、他人が口を出す筋合いじゃないのは重々承知しているんですが、時折ひとこと言いたくなるのがクラスターの扱いです。

クラスターが「浄化用にひとつ」扱いされちゃうのは、
やっぱり納得できませーん!


浄化はしたければすればいいものですし(もちろんしないという選択もあり)、浄化にクラスターを用いるのもありです。石と石がはぐくまれた大地とをイメージで結んで石を元気にしようという観点から、とても納得できるものでもあります。(くわしくはこちら

でも、クラスターだって石なのです。
クラスターで、値段が手頃だったらなんでもいいというのではなくて、ブレスレットを選ぶのと同じように、自分の気に入ったものを選び、その美しさ、自然の造形美を愛でるものです。
ブレスレットだったら意味や相性を気にして、自分の所に来てくれた……なのに、クラスターとなると浄化用に必要だから……ではちょっと差がありすぎませんか。

クラスター、すてきでしょ?
自然にこんなかたちになっってるんですよ?
こんなのが地中から出てくるんですよ? スゴイじゃないですか!
……と、やかましくクラスターを擁護したい気分です。

いや、「浄化用に」クラスターを求める人全員が、クラスターは浄化用のアイテムだと思っているわけではないとわかってます。しかし、個人レベルの気持ちでは、ちゃんと一つの石として好きなものを選んでいるのだとしても、この状態が続くと、新たにパワーストーンに興味を持った人は、クラスターは浄化に使うものとしか見なくなってしまいます。

たとえば、ほんの数年前、パワーストーンと言えば原石も立派にパワーストーンでした。
それが、あれよあれよという間にブレスレットが人気になり、今ではパワーストーンと言えば天然石のブレスレット。
「パワーストーンを作ってくれる店を知りませんか?」
「だったら、○○店がおすすめです」

……という会話がすんなり成り立ってしまうありさまなのです。
(パワーストーンは原石も磨きもブレスレットも同等に考える身としては、パワー「ストーン」を「作る」? それは人工石じゃないか、とツッコミたくなります)

だから、ここは少々石頭になって、クラスターは単なる浄化グッズじゃない! とはっきり言っておきたいです。

トルマリン入り水晶がルチル呼ばわりされ、色混じり内包物入りがエレスチャルにされてしまう、それで通じるんだからそれでいいんじゃないか。
そんな流れにのせたくありません。

こんなことを言うのは、私が半分鉱物趣味にも首を突っ込んでいる石好きだから……と言われないように、もうちょっと理由を述べましょう。

さて、パワーストーン好きの皆さん。ここで質問です
あなたの石が最大限に力を発揮できるのは、どんな状態でしょうか?

相性のいい石の組み合わせ?
定期的な浄化?
有名なお店でオーダーして作ってもらう?
専門家に選んでもらう?

まあ、それもあるかもしれませんが、私はこれらは「演出」だと思ってます。
一番大切なのは「持ち主さんの心」

パワーストーンと言ったって、石を持てば誰にでも必ず具体的な効果があるという変な代物ではありません。
たとえば手芸で天然石ビーズを使う人、鉱物標本として石を集めている人まで、石を持ったら全自動で効果が発動!……なんてことがあったら変でしょう。
一つの石に複数の説明があることも珍しくないので、いったいどの説明の効果が出るのか……見てみたいかも。

石をパワーストーンとしてみる、扱うことで石の意味や効果が問題になるんです。
逆に言えば、パワーストーンとしてみる意識が、ただの石をパワーストーンに変えるということです。

この場合、石に一番強く影響を与えるのは……他ならぬ持ち主さんです。
持ち主さんにとっては他の誰のものでもない自分の石。石にとってはたった一人の持ち主。
そんな一対一の絆が、影響しないわけがありません。

だから、石にパワーがあるとして、そのパワーを発揮させてあげるのは持ち主さんです。
むしろ、石のパワーとは石と持ち主さんの相乗効果の結果です。

だったら、石が最も力を発揮できるのは、持ち主さんが石を好きで、信頼していて、石とともにあることを心からうれしく思っている……そういう状態ではありませんか?

逆の立場で考えてみるとわかります。
あなたが石だったら。

「これは私の石だ。こんなきれいな(すてきな)石が力を持っていないわけがない」
そう思われるほど大切にしてもらったら、張り切ってがんばっちゃうと思いませんか?
「一緒にいられてうれしい!」
自分(石)を見て持ち主さんがにこにこしてくれたら、勇気百倍元気千倍。

逆に
「浄化、浄化、浄化しなきゃ」「この方法でいいの?」
「間違ったらどうしよう。間違ったら力をなくしちゃう?」
「この石、私と相性が悪い?」
「パワーを感じないんだけど……寿命?」
「安かったから、偽物かも……」
「しばらく身に着けてなかったけど、この石持ってて大丈夫?」
そんな心配や疑問で頭がいっぱいでおろおろおたおたしていられたのでは、一緒にがんばりたくてもがんばれません。
「ちょっと落ち着け」
……と言いたくったって、石には言えません。

心配して、「大丈夫?」と自分(石)のようすをじっくり見てくれるならまだしも、
「これってどういうことでしょう?」
と他人(石にとっては持ち主でもない、自分を見たこともない知らない人)に聞いて、言われたたことを「そうなんだ~」と思いこまれたのでは、切ないです。少々勘違いしていてもいいから、自分(石)を見て欲しい。
少々扱いを間違えられたって、自分(石)のためを思ってのことなら、気にならないのに。

「何とかして~」と泣きつかれ、ことが終われば「役目が終わったので自然に帰します」と捨てられたのではやってられません。(私なら)

「お願い~」といっておきながら自分では何もせず、挙げ句の果てに「効果ないんですけど……相性悪いんでしょうか」なんて文句を言われたら、さっさと逃げます、私なら。

「扱いを間違えたら、悪いことが起こるのでは?」
「これ、試練の石なんだって……」
なんて根拠もなく疑われた日には、
「そうかいそうかい、じゃあ、期待に応えて、いっちょやらせて頂きましょうか」
……と期待通りの悪いことをやらかしたくなりますね。私なら。

とどめに、ちょっと傷が付いたり色が変わっただけなのに、
「これってどういうことでしょう?」
と心配して
「寿命です、自然に帰してあげて」
なんて(他人に)言われて、
「そうします」
……と、そのまま捨てられたら……本気で祟るぞ、私なら!

いや、石は祟ったりしませんが、石の立場で考えると……ねえ。

浄化も、相性も、有名店のオーダーも、実は持ち主さんが心おきなく「この石が好き!」と思うための演出じゃないかなと思います。
必ずしも必要ではないけれど、そうしなければならないものでもないけれど、あれば「だから特別」と思いやすい。
持ち主さんがそう思うことで、結果的に石は力を得る。

浄化も、行為だけでは浄化ではなく、持ち主さんがこうすれば浄化できて石が元気になる。元気になって欲しい……と心を込めることで浄化の効力を持つ、つまり持ち主さんの心の力を浄化という方向に動かす為の「方法」だと思うのです。

そこに「クラスター」という石を持ってくるなら、まず、そのクラスターを好きになって、その力を十分発揮できるようにしてあげなくてはなりません。
「クラスターなら何でもいいや」ではなくて「この石すてき!」と選んだものの方がいいに決まっています。

いやその、いつでも「すてき!」と思ったナンバー1の石を買えるとは限らなくて、財布と相談の上2番手、3番手の石を選ぶこともありますけど、それでも
「これはこれで、ここがいいぞ」
……といいところを見つけてあげれば、石だってうれしいはずです。

ですから、意味よりも方法よりも、まずは自分の石(もちろんクラスターも)を好きになってあげることから。
これって、パワーストーンとしては当たり前のことだと思うんですが、説明するとなるとややこしいので、あえて説明されることも少なくて、大切なことなのにいつの間にか忘れられかけている気がしてなりません。

あ、クラスターを出すつもりだったのに、長くなっちゃった。



石選び感覚で

実は、昨日の記事に登場させるはずだったのですが、長くなったので分割です。

チベットブッダビーズ

七眼天珠~。
もちろん現代作。
天珠どころか「チベット・ブッダビーズ」の名前で、ミネラルショーのインドブースで売られていました。

長さは53ミリ。
普通の天珠が38ミリ~40ミリですから、大きいです。
写真の状態ではどこが七眼という感じですが、ちゃんと「○」が七つあります。

模様を展開するとこんな感じ。
展開

誰が考えたんでしょう、こんなモダンな模様……。

私としては今言われている天珠の意味や効果ほとんど後付けで、天珠の模様やそのルーツとは関わりがないように思われるので、重要視してません。
時々なにかのついでに目にして「ほほ~」と思ってもそれっきり。興味がないのでちっとも覚えられません。

古くないし、大きいし、意味にもまったく興味がない。

なのになぜこの天珠を選んだかというと、ちょっとすすぼけて「汚い感じ」が、生き物めいていてあやしげだったこと。
そして、一番上の写真の角度で見た模様の感じが、とてもかっこよかったからです。

どうやら私が現代作天珠を選ぶ際、一つは古い天珠の風情に似たものが一つの基準ですが、もう一つは、普通に石を選ぶように、模様の雰囲気、その天珠だけの表情です。

たとえばこちら↓の虎牙天珠。
虎牙2

アップで見るとこんな感じで、地が縞模様と言うほど濃淡はないけれど、かなり独特な質感を持ってます。
(模様の白い部分)
それが虎牙模様と釣り合ってなかなかいいぞ!……それが決め手でした。
ドラゴンマーク4

「この模様の天珠」ではなく「この天珠」同じ模様のもう一つにはない、これ一つの魅力。
私の場合は、そこが決め手になってきます。
だから、かなりのマクロ視点。

そして……今回の七眼天珠にはもう一つ。
チベットブッダビーズ2
これは、ドラゴンマークと呼べるかな……。

ところで、この模様を見る限り、一見そうは見えなかったこの天珠、カルセドニー(またはアゲート)製っぽいです……。

ドラゴンマーク

ルーツはチベットのお守りビーズであるらしい天珠。
素材はカルセドニーであるけれど、人為的に模様を描いた……加工品です。
と言ってしまっては、身も蓋もないかもしれませんが、時に加熱などの加工をされているだけで「偽物」呼ばわりされてしまう他の石とは違います。
少なくとも天珠であるからには「加工」が大前提なのです。

おまけにその歴史もかなり不明、古いものを老天珠と言うにしても、いつまでが古くてどこからが新しいのかの基準も不明確。
パワーストーンの一種として「この模様にはこんな意味」的に楽しむならばともかく、「老天珠が良い」「アンティーク」などの骨董的価値観を持ち込むのならば、ちょっと気合いを入れて自分なりの説を持っていないと大変に危険です。
何しろ、新しい模様、新しいデザイン・売り文句が次々出てきて、こんがらかること必至です。

たとえば、「老鉱石」を使ったという天珠。

老天珠と同じ材料(石)で作った……といいますが、「非・老鉱石」製天珠だって、カルセドニーを元に作られているんですから、同じでは?

いや、「同じ材料」というのは、同じ鉱脈の石なんだ……と言いますか?
では、真顔で問い返しましょう。
えっ、天珠がどこで作られたか、解明されたんですか! 
……というのも、天珠は「チベット天珠」と言われるようにチベットで見つかり、世に知られるようになりましたが、見つかっているのはすでに完成された天珠ばかり。
たとえば日本の勾玉のように、それを作っていた工房跡が見つかったという話は聞きません。
中には、見つからないのは、実は天珠はチベットで作られたのではなく、もっと西域からもたらされたものなのだ……という説もあるくらいです。

そこへ「老天珠と同じ鉱脈の石」というなら、石が取れた近くで天珠が作られていた可能性が高いです。
工房跡が見つかれば、古い時代、天珠がどのように作られてきたのかの研究も進むことでしょう。
同じ石を使いました……同じでなくてもカルセドニーだし、石にそれくらいの古い新しいは大した話ではない。むしろ「天珠はこのように作られていたのだ!」という情報の方が重要です。

ても、老鉱石うんぬんの天珠では、そこらへんの話は出てきませんね。
そのうえ、「老鉱石」を使いましたといって売られる天珠が、「老天珠」と似てもにつかないとはいかがなものか。

天珠の「レア!」には、石よりずっと慎重にならねばなりません。

天珠は加工でつくられるものなので、模様の種類はあまり「レア」にはなりません。
どちらというと「老鉱石」をはじめ、模様に関係なく天珠の地にぷつっとしみ出したように現れた、小さな赤い斑点「朱砂(紅朱砂)」、黒い斑点「黒朱砂」など素材の石由来の特徴によってレアだとか価値があるとか、力が強いとか言われることが多いようす。

まあ、加工品である以上、人気の模様ならそれを集中的に作ればいいわけで、加工では自由にならない石の特徴に注目する、その気分はわかりますが……。
最近は「朱砂」も人工的に入れる技術があるそうだ」という話も聞いたので(ただし、これがその人工朱砂」だというものは見たことがないので、あるという断言は避けます)油断がなりません。

ところで……素材の石に由来する特徴という点では同じなのに、朱砂ほどには注目されていないものがあります。

ドラゴン・マークです。
念のために言っておくと、「龍眼」や「龍紋(龍鱗)」ではありません。
龍眼は模様なので、作ろうと思えば新しく作れます。
龍紋(龍鱗)と呼ばれるひび割れ模様も、作れるでしょう。

ドラゴン・マークというのは、こういうの。
ドラゴンマーク3
オレンジ色の矢印の先に、やや灰色がかった筋があるのが見えるでしょうか。

実物では灰色に色づいているのではなくて、そこだけ白い染料が染み込まなかったために、元のカルセドニーの半透明な色合いが残っている感じです。

朱砂は「シンナバー・スポット」として海外でも説明されていますが、ドラゴン・マークは海外では見かけるのに、国内ではわずかしか説明を見かけません。

曰く、
「龍がdZiを掘っているときにひっかいてしまった爪痕」
「ドラゴンマークがdZiの目を横切っているものは、不完全なものとして龍が捨てたもの」
「とはいえ、ドラゴンの力の幾分かを宿している」
……だそうで、なかなかおもしろいストーリーではありませんか。

正体はと言えば、模様がはっきりしないカルセドニーとは言え、縞模様のあるアゲートと同じように実は細かい層になっていて、層を形成する結晶の粒の粗さ・細かさによって天珠の模様を描く染料が染みこまないところがある……というかんじでしょう。
言ってみれば「色むら」、普通に考えたら傷物ですが、染めてみるとそれを受け付けずに浮かび上がる不思議場模様とみて楽しんでみるというのもおもしろい。

おっと、ここでドラゴンマークを知って、おもしろ~い! と思われた方。
まずは「dragon mark dZi」などで画像検索し、いろいろ見てみることをおすすめします。
もともとのカルセドニーの性質に由来する色むらではありますが、模様の描き方がいい加減で薄く、結果として縞模様が見えてしまっているもの
ドラゴンマーク5
などは、、ドラゴン・マークと呼べないように思われます。
あくまでもしっかり染料を染みこませて加工したのに、なぜか色を受け付けなかった不思議な痕……それこそがドラゴン・マークだと思うので。

謎の緑

出会ってしまった謎の「緑」石。
名前がわからないんじゃなくて、ちょっと微妙なあたりが謎なのです。

一つ目はコレ。
グリーンターコイズ

……ターコイズ、らしいのです。
エスニック雑貨店で見つけました。原石風味のラフなビーズをばら売りしている中にこれが。
他のピースは、やや緑がかっているものの、ターコイズでした。
それらはもちろん、ハウライトなどを染めたものではありません。
ターコイズは、鉄分が多くなると緑になるらしいですけど、ここまで緑というのは一種異様

染め?
……他のは尋常なターコイズ、その中に染めが混じるだろうか。
全くのフェイクならば、もうちょっときれいに作りそうなものですし、染めにしてもターコイズらしく染めた方が売れるでしょう。
原石っぽい形でも染めのフェイクがあるのは知っていますが、そういう場合、たとえば画像では黒っぽく見えている部分まで何となく染めた色(たとえば青)っぽく色づいていることが多いですが、この石はそういうことがありません。

何だろう……。安かったので、思わずお買いあげ。


もう一つ。……コレ。
緑2

「天然石マラカイト」表示ではあったんですが。
手ざわりが……どうにもプラスチックっぽい。マラカイトにしては軽すぎるような……気がする。
先日紹介した人工マラカイトに比べると、模様はもろに天然っぽいけれど……。
強いて言うなら「緑すぎる?」という感じもするんですが、これは手ざわりに疑問の私の気のせいである可能性もあります。
緑?

これも同じ雑貨店で売っていたもの。
参ったなあ。マラカイトはあんまり興味が無くて、ビーズもしっかりさわってなかったのがやばい。

ここで教訓。
天然石ビーズを見分けるには重さや質感も重要な手がかりなので、さわる機会があったらいろいろさわって覚えておきましょう。

でも……これ、フェイクなら、逆に「あっぱれ!」と言っちゃうぞ。
フェイク、偽物を名乗るなら、気合いを入れて似てくれなくては!

実は練り、実はプラスチックやガラスというのは、本物だと思ったのに違ってた(値段も高かった)……という点はがっかりなのですが、わかっていて買う場合、しかもフェイクの出来が本物に迫るグレードならば、汚れに強いとか、天然(本物)は重いけれどフェイクは軽い、出も見た目天然っぽいとか、手芸素材としては意外な強みを持っていたりするんですよね~。
だからといってフェイクを天然と言って売るのはダメ。話が別です。

更新記録

別館サイトフィーリング・ブレスのコーナーを更新しました。

久しぶりです~。


スーパーセブンの名付け親メロディー産が新たに名前を付けた「ケセラ・ストーン」とか


ペンで描いたような模様がモダンなゼブラ・ジャスパー(実はドロマイト?)とか


いろんな石が盛りだくさんの「チャクラカラー・ブレス」とか


ドラゴン・アイのワイルドブレスとか……

……お暇なときにでもちょっと覗いてみてください。

透明じゃなくても

「ヒマラヤ水晶って、透明でいいですよね~」という意見に、つい首をかしげてしまうのは、私が好きな石は、こういうのが多いから。

わいるど

ガネーシュ・ヒマール産、緑泥&角閃石入り。
全体的に鉄分のせい(たぶん)で黄色さびっぽいし、クラスターというより結晶がくっつきすぎて「ひとかたまり」だし……でも、そこがいいのだ……と思ってしまうあたりは、ワイルドヒマラヤ水晶好きも末期かも。

でも、一番手前の結晶に勢いよく内包されている角閃石がいい感じ。
こういう石は、みがいたりビーズにするには向きません。

つまり、原石でなければ楽しめない石。
ビーズだけを見ていたのでは、出会えない石。

ブレスを作っているので、ビーズでブレスが悪いとは言いません(言えません)が、「ビーズだけ」では残念だと思うのも確かです。

「極める!佐野史郎のなぞの石学」.最終回

昨日の放送を見ました。

失礼を承知で言ってしまいます。
この番組のコンセプトがわからない!

今回は佐野史郎氏が、勾玉作りに挑戦。
前回は姿を消していたパワーストーンの絡みが再発、もとい、再登場。

前にも言ったように、勾玉と現在のパワーストーンを軽々しく直結させちゃいけないと思うんですよね。
直結させちゃうと、せっかくの勾玉作りの意味が損なわれてしまう。

なぜなら、あれだけの道具を工夫し、かなりの労力を費やして作った勾玉……それは、そうまでして勾玉を作りたかった、大変な労力と引き替えてでも必要とする理由があったということ。
佐野氏が青石に穴を開けようとしたくだりや、勾玉を磨いた石に残された溝の深さが、その労力のほどを物語ります。
柔らかい蝋石を使っても、やはりある程度の労力・時間と根気のいる仕事なのです。

そういうものと、恋愛だの金運だのを託すパワーストーン・アクセサリーを一緒にしちゃあまずいでしょう。
どうせやるなら、現代パワーストーンはおいといて、どうして(そうまでして)古代日本人は勾玉を作りたかったんだろう……というあたりに話を持っていけばおもしろかったのに。

今回、誤解を招く、あるいは知っているとこんがらかりそうだなーと思って、いちいち一人でツッコミを入れていたのが「碧玉」です。
番組では勾玉や管玉など硬い石で作られた装飾品を「玉(たま)」と呼び、碧玉を濃い緑(碧=あお)の玉の材料と見なし、碧玉(青瑪瑙)と紹介してました。

これを現代パワーストーンにそのまま持ってくると、ややこしくなります。

なぜなら碧玉はジャスパー(注:色に関係なく)の和名になってしまうからです。

ここでざくっとおさらいすると、カルセドニー・アゲート、ジャスパーは大きく言うと水晶(石英)の仲間。
目に見えない顕微鏡サイズの水晶(石英)の結晶が岩の隙間に沈殿した、「ミクロサイズの水晶つぶつぶ構造の石」をまとめてカルセドニー(玉随)といいます。

他のたくさんの種類の石のひとつとして話をする場合は、大きくカルセドニーとしてまとめておくんですが、カルセドニーの中で話をする場合は、細分化して考えます。

この場合は、不純物たっぷりで不透明なものをジャスパー(碧玉)、縞模様など模様が顕著なものをアゲート(瑪瑙)、そして半透明で模様がはっきりしないものをカルセドニー(玉随)と呼びます。
(さらにアゲートやカルセドニーの中でも特徴的な模様や色、産地のものには別名がつきます。たとえばボツワナ産のアゲートだから、ボツワナ・アゲート、濃い赤のカルセドニーがカーネリアンなど)

パワーストーンや天然石ビーズでは、この細分化した方の呼び方が一般的です。

ところが……(国内の)習慣的な呼び方では、本来カルセドニーと呼ぶはずの縞模様なしのものを「瑪瑙」と呼んだり(2回目の放送で、海岸で拾っていたのは縞模様なしのカルセドニーでした)することが多いのです。

今回登場した出雲の「碧玉」も、よく知られているものは不透明のジャスパーで「出雲石」「出雲の青石」とも呼ばれています。

おそらくその色合いから「青石」と呼んでいたものに、中国から「玉」という言葉(概念)が入ってきて、青……青っぽい緑=碧の玉、碧玉となり、近年になって鉱物がその成分などで分類されるようになってからそれがジャスパーに類するものであることがわかり、日本におけるジャスパーの代表選手、出雲の青石のことである碧玉がジャスパーの和名として付けられたのではないでしょうか。

だから、歴史方面の話をする場合の「碧玉」や「青瑪瑙」と、ジャスパー全体の和名である碧玉をごちゃごちゃにするとややこしいです。
今回もパワーストーンを引っ張ってくるなら「碧玉」と言わず「出雲石」「出雲の青石」と言えば良かったのに……(勾玉伝承館のホームページでは青石で出てますし)
(調べたところでは、かの花仙山からは不透明なジャスパーも、模様のあるアゲートも、半透明のカルセドニーも出るようす)

同じ用語でも、使われる分野によって意味するところが違ってしまう……ご注意を。

またも「虫歯」

またも「虫歯」アメジスト~。
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だっておもしろいじゃありませんか。
とんがるはずの部分がへこんでまるで「お椀」型。

よく見ると中心部から素直に外を向いた結晶は「虫歯」になっているけれど、ちょっと軸がずれて寝そべってしまった結晶は「虫歯」になっていない。

骸晶……エレスチャル(層状)の結晶のしかたが絡んでいるような気もするのだけれど、それだけではこんな「虫歯」になるのが説明仕切れないのです。

私には2008年の池袋ショーが初お目見えですが、それ以前から出回って、実は珍しくないので誰も注目しないのか、この現象を説明しているサイトを見かけません。
写真も見かけないんですよね……
どなたか「見たよ~」という方がいらっしゃったら、教えてください。
情報お待ちしております。

ふんわり・グリーン

エピドートグリーン

パキスタンのエピドート入り水晶です。

ちょっぴりぼやけたように見えているのは、ピンぼけではなくて、この水晶がふんわり濁っているから。
コロンビア産の”ドリーム・クォーツ”と呼ばれるエピドート入りの水晶(その1その2がそうであったように、エピドート入り水晶は、ふんわり白濁する傾向があるようです。

この白濁はミルキー・クォーツと違って細い細い繊維状の内包物によるもの。
エピドート&角閃石入り水晶もあるため、どちらかはっきりしませんが、とりあえず繊維状。

パキスタンのエピドート入り水晶はすでに持っていますが、このように透明度が高く内部がきれいに見えるタイプは初お目見えです!
惜しむらくは、先端あたりにダメージがあることですが、このタイプの石はたいていどこかにダメージがあります。
また、ブラジルやウルグアイのアメジストと同じ……とまでは言いませんが、比較的柱面が短くころんとした形。想像する具ころころ型の水晶がかなり寝そべった状態でくっつきあって出てきたのではないでしょうか。
(きれいなので、ダメージ無しの結晶は、別の店(海外含む)に渡ってしまったという可能性もありますが)

つまり、もともとダメージなしに採取するのが難しい形状だった……とか。
本当はダメージなしできれいなものが最高ですが、この石の最大の魅力は、ふんわり白濁、でも透明度が高く、水槽の内部のようにエピドートの内包がみえること。

優先度は、外側よりも内部です。
……ということで、少々のダメージは仕方ないか……と自己基準緩和。

パリパリ・ファーデン

ファーデン・クォーツが(も)好きです。
なんたって、とっても変な形をしています。

たいてい平べったい板状で、真ん中に白い筋が入るのが特徴と説明されるこの石、ファーデンとはドイツ語で「糸」と言う意味で……(英語だと「ファイバー」だろうか)……というけれど、水晶内部に白い筋状のものが入っていればすべてファーデンというわけではありません。

ファーデンは、この「筋」を中心に両側へと結晶が成長したと思われる、実は育ち方からして、おもしろすぎる水晶なのです。

ベースがすでに「変」なので、そこにひねりが加わると、さらに「変」
変な水晶好き心を強打します。

……というわけで最近私の「変」のツボを強打した石がこれ。
パリパリ・ファーデン2

「白い筋が見えない……ファーデン?」
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、私はこれをファーデンと見ます。

先に述べたように、「ファーデン」の名前は水晶内の白い筋から来ていますが、実は育ち方が関係している「変水晶」。
よって見た目から付けられた名前であっても、その見た目を作り出した育ち方をした水晶をファーデンと呼ぶべきで、白いラインが見えるファーデンと同じ育ち方をした(と思われる)水晶であれば、ファーデン・ラインが見える見えないにかかわらず、ファーデンである……と思うからです。

写真の石は白い筋(ファーデン・ライン)を別にすれば、産地も、形状もファーデン。
なのになぜラインが見えないか。

ファーデンラインが見えない石はたまにあって、たとえば
○緑泥がぎっしり入りすぎた
○ファーデン・ライン(結晶の芯みたいなもの)を中心に立体的に結晶が成長している
というものがあります。

でも、写真の石は違います……。アップで見てみます。

パリパリ・ファーデン1

内部にぎっしりクラック!
こんなにクラック(もちろん天然)が入った水晶を……しかもファーデンをみたことありません!
いったいどうしてこんなコトになったんだろう!

しかも特筆すべきはこういう石は、これ一つではなくいくつかあったことです。
それはすなわち、ファーデン内部をクラックだらけにする環境があったということ。

おもしろい!

ところで、ファーデンは内部に白い筋が見えるのが特徴の、この筋を中心に結晶が成長したと思われる水晶そのもののことです。
白い筋自体はファーデン・ラインと呼びます。

ところが、ちょうどレムリアンシードの特徴である結晶側面の横筋をレムリアンシードと言ってしまう変な間違いと同じように、この白い筋=ファーデンと解釈しているところがあるようす。

「内部にファーデンが見えます」

……という説明をちょくちょく見つけます。
「ファーデン・ラインが見えます」……ならばいいんですけど、ファーデンと略してしまうとちょっと違う。

……で、「側面にレムリアンシードが見えます」(注・正しくはレムリアン・リッジが見えます)
「内部にファーデンが見えています」「(注;正しくは内部にファーデン・ラインが見えています)
という間違い説明をしているところでは、同時にレムリアンシードと呼ばない石をレムリアンシードとして売っていたり、ファーデンではない石を、中に白い筋状のミストが見えるからと言ってファーデンと呼んでいるような、石自体を間違っているところが多いように思われます。

名前が何をあらわしているのか、しっかり理解することが大切だと思います。

どうだ!

タイトルの気分は、どうだ!(どうだ、すごいだろう)……じゃなくて、銅だ!

ということで、銅の鉱物でGO!

プランヘ石

え~、水晶に○ビが生えているわけではありません。
この青い鉱物が、銅の二次鉱物……シャッタカイトと間違われるプランシェアイト(プランヘ石)です。

しかもちゃんと内包されてます。(←重要)

プランヘ石2

つまり、プランシェアイトは青水晶の原因ともなり得る石なのです.
こちら(海外サイト。ページ内のNO.57)にきれいな石が!
プランシェアイト入りの青水晶があるとは聞いていましたが、なかなか見る機会がなく、2008年の池袋ショーでやっと見つけることができました。

クリソコラとどう違うんだ……と思われるかもしれませんが
クリソコラの組成は(Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4・n(H2O)
プランシェアイトはCu8(Si4O11)2(OH)4.H2O
……ややこしいけれど、違うようです。

こういう成分は、こうやって書きだしてつきあわせてみて、「違うみたい」としか言えないです。
石を見てこれは何だと唸るならば、手がかりとなるのは、色。

個人的にはクリソコラよりも「青い」(クリソコラは若干緑がかっています)と思います。

よって、色合い的にはこんなイメージ。
銅青スケール

むしろ、シャッタカイトに近い青。
どちらも(クリソコラも)銅の二次鉱物(いったん結晶した銅が酸化してできた鉱物)で、色合いがよく似ているので、間違えられることも多いのだそうです。
参考

クォンタム・クアトロシリカを鑑別に出したら、シャッタカイトではなくプランシェアイトが検出された例もあったようで……。
混ざってたら、余計にわかりませんね。

フェイクを買う その2

またもやフェイクな石ビーズを見つけちゃいました。
買ったのは前と同じ店

いや~、あるんだなあ、こういうフェイクなビーズ!
ある意味おもしろい……というか、今までそんなに見かけなかったように思うんですけど、たまたま私が出入りする店では出会わなかっただけ?
石ビーズといってもほぼ雑貨店から、ビーズの卸っぽい店、鉱物と共存店などいろいろで、所によっては予想以上にフェイクが多いとか……?

とにかく、見つけちゃったのはこのビーズ。
人工マラカイト
人工マラカイト。
マラカイトでフェイクがあるのか、と逆に感心しました。

実はブレスにマラカイトを使ったことがないので、マラカイトのビーズを持ってないんですが、一応磨きのマラカイトパーツを並べてみます。
人工マラカイト マラカイトドーナツ

違いは、
(1)縞模様が粗くて均一すぎる
(2)やや色が浅く(色の濃い淡いの差が少ない)、わずかに青っぽい
(3)つや消し
(4)軽い
(5)手ざわりが違う


順番に説明します。
(1)縞模様が粗くて均一すぎ
これは、実際にマラカイトのビーズを連で見てみるとわかるんですが、たいてい粒によって縞模様の入っている方向がバラバラです。
ものすごく細かい縞模様の所もあれば間隔が開いているところもあり、複数の粒があって全部同じ方向、同じような縞の幅ということは滅多にありません。

マラカイトドーナツ2
このように一つの縞の中がグラデーションになっていたり、 縞模様も真っすぐではありません。

これに比べると「人工マラカイト」の縞模様が粗くて均一で安っぽく見えることがわかります。

(2)やや色が浅く(色の濃い淡いの差が少ない)、わずかに青っぽい
これも上の二つの写真を見比べてください。なるべく実物に近いように調整してあります。
どちらも言葉で説明すれば緑で縞々ですが、ドーナツ型の本物マラカイトの方は、濃い緑からパステルグリーンに近い色調があり、濃淡の幅が広いです。
それに比べると「人工マラカイト」は濃い薄いの色の差がさほど大きくありませんし、濃淡二色しか見られません。
色合いもわずかに青みがかった緑です。

(3)つや消し
これは、天然マラカイトであっても磨き方やしばらく身に着けることで表面が荒れるとつや消しになる場合があるので、参考までに。

つや消し……というか、「人工マラカイト」はきめが粗くて粉っぽい感じの質感に思えます。

おそらく何らかの粉を練って作ったのではないかと思われます。
以前に話題に出した練りターコイズもそうですが、人工的に粉末を練って作ったフェイクは、粉っぽいつや消しのテクスチャーをしていることが多いようです。
そして……たぶん、マラカイトの粉末を使ったわけではないでしょう。

(4)軽い
マラカイトは銅の鉱物なので、見かけよりもずっしり重いです。
それに比べて「人工マラカイト」は軽いです。
マラカイトの粉末から作った練りだったら、もうちょっと重くなりそうな気がするので、マラカイトの粉末さえ使ってないのではないかと考えた次第。使っているとしたら「つなぎ」がかなり多いのでしょう。

(5)手ざわりが違う
軽いのに加えて、手ざわりが何となくプラスチックっぽい。
石の手ざわりではありません。

……以前「アマゾナイトカラー・ビーズ」と表示されたプラスチック・ビーズを見たことがあります。
それは手芸店のプラスチックビーズコーナーでした。
「アマゾナイトカラーって……」
石好きさんにはわかるだろうけれど、それ以外の手芸好きさんにはわかりにくいネーミングだなあ……とびっくりしましたが、たぶん誰が見てもこれを「アマゾナイトの偽物!」とは言わないでしょう。
(注:色はそれらしいパステルブルー・グリーンでした)

今回の「人工マラカイト」も、そういう手芸店で「マラカイト風グリーン・ビーズ」とか、そんな名前で売られていたら、「ふーん」とか「ちょっとかわいい」くらいですまされていたでしょう。

私としては「えっ、本物? フェイク?」と迷うほど似てないと思いますし、売っている店が一応天然石ビーズコーナーだったために、「人工か……」と白い目で見られてしまったかわいそうなビーズに思えてきました。


もう一つ。

練りクリソコラ
練りクリソコラ

こっちは、人工マラカイトに比べて、実物クリソコラ(ビーズ)に似ています。
こうやって写真に撮ると、さらに似て見えてしまって「ヤだなあ……」という感じ。

でも、実物を見せられたら(一つではなく複数個で)、さすがに「?」と思うでしょう。
正直言うと「練りクリソコラ」なんてものがあると知らなかったので、「染め?」「何か変」という「?」だったかもしれません。
とにもかくにも、「練り」と明記されたこれを見たので、次からはちゃんとフェイクを疑います。

マラカイトの方が「人工」で、こっちが「練り」。その違いは何だ……?というのも気にあるところではあるのですが、この石の変なところはずばり「混ざりすぎ」かも。

先ほど実物クリソコラ(ビーズ)と、わざわざ(ビーズ)と付けましたが、この練りクリソコラが何に似ているかと言えば、原石ではなくビーズで見られる「クリソコラ」だからです。

先日来話題に出ているように、クリソコラはわずかに緑がかった水色の石。
ところがビーズの場合はその色「だけ」のものはほとんど無くて、緑(多分マラカイト?)や茶色(母岩)と混じった状態です。
このビーズも茶色(黒っぽく見えてます)や緑、水色~青の色合いが混じってます。

どっちも混じりビーズなので、困ったことに似て見えます。

練り系のフェイク・ビーズは粉末を樹脂で練るらしく、樹脂っぽい手ざわりが特徴でもあるんですが、困ったことに天然のクリソコラは、そのままではもろいため樹脂を染みこませて強化してます。
そのため、表面のツヤ、手ざわりも似てきます。

しか~し。

やっぱり違うぞ、練り!

私がここが違うぞと思った点は、
(1)嫌~な感じに微妙にハデ
(2)茶色い部分まで同じ質感
(3)全部が同じざらざら


(1)嫌~な感じに微妙にハデ
全体的には派手なビーズではありません。そこが逆にリアルっぽくって迷惑なんですが。
ただ、じっくり見ると混ざってる青緑の部分の色合いとか、ちょっろっと混じる黄緑っぽい部分とかが妙に生々しくて、嫌な感じにハデ。
これは、見慣れないと判別は難しいかも……

(2)茶色い部分まで同じ質感
(3)全部が同じざらざら

これは一緒に説明します。

ビーズのクリソコラに混じる茶色い部分は母岩です。
つまり、クリソコラとは別の石。
ですから、連全部の粒をチェックすると、茶色と水色の間にわずかな隙間や段差があったり、クリソコラ部分はなめらかなのに、茶色部分はざらざらしていたり、似ている粒もあるかもしれないけれど、必ず質感が違う茶色が混じるはずなのです。
たとえばフェイクが多いターコイズも、母岩(マトリクス)の部分とターコイズの部分の質感の違いがチェックポイントの一つであると言います。
何しろ他の石なので、硬さも微妙に違うことがあり、同じように削ると削れ方が違ってくるのだそうです。

しかるに「練りクリソコラ」は一見混じっているように見えるけれど、青い部分も緑の部分も茶色~黒の部分も同じ質感、境目なし。すべての粒がそんな感じ。
異なる石が混じったのではなく、同じ素材の色違いが錬られた感じなのです。

また、茶色以外の部分を見てみても、本物クリソコラならばざらざらして見える部分もあるけれど、密でかっちりした質感の部分も混じります。
連全体で見れば絶対そういう部分があるはずです。
それが、「練り」にはなくて、全部が同じざらざらとした粒の固まりのような感じ。

アズマラ
逆に練りの「アズライト・マラカイト(アズマラカイト)」は質感が違いすぎ、混ざり方がおおざっぱすぎです。
ご覧のように青い部分は細かい粒々が錬られた感じですが、緑のマラカイト部分はかっちりくっきり四角い破片状。縞模様も見えていますが、隣り合った破片同士縞模様がつながっているようではありません。
おまけに破片の大きさ、散らばりかたが明らかに嘘っぽく揃っています。
そんな混ざり方は、天然ではあり得ない



さて、今、欲しいフェイク・ビーズは「スギライト」
チャロアイトと言った方がまだしも似ているぞ、といいたいあやしげな石です。
最近、この「なんちゃってスギライト」の正体がサーペンティンだとわかったので、じっくり見てみたいし、色落ちも試してみたい。
「人工マラカイト」を見つけたとき、別の店で粒売りのなんちゃってスギライトを見かけたんですが、フェイクのくせに一粒600円以上していて唖然としました。
(参考:海外サイト:http://www.hetties.co.nz/shop/page.php?page=20)


素人には石の真贋を見分けるのは難しい…………という意見がありますが、私は「専門家」でなければ……専門的な技術や知識がなければ見分けられないとわけではないと思ってます。

「見分けられない」というのは、多分に「知らないから」です。

二つを並べて「こことここがこう違う」と指摘されれば、たいてい「なるほど」と区別が付けられます。
その程度の判別眼で、ある程度のフェイクをはじくことができます。

大切なのは、偽物の存在と「見分けるポイント」「どう違うか」をいかに知るかということ。
こればかりは情報収集と慣れしかないです。
私も、こうやって機会があればフェイクを買ってさわりまくり、その違いを身に染みこませようとしてます。

知らないというのは、たまたま情報に接する機会がなかったと言うだけで、仕方がないことなんですが、フェイクがあるとわかってもその見分け方がわからないために、むやみに「これは?」と自分の石を疑ってしまうのは悲しいので、とにかく自分なりに見分け方を発信中。
こういう情報が、役に立てばよいのですが……。

「絵のような」

青タンブル3

クォンタム・クアトロ・シリカそっくりさんのメキシコ青タンブル2号!
1号は「(ラベルは)クリソコラなのに青!」を選びましたが、2号はスタンダードに緑~水色~青の混合バージョン。
スモーキークォーツの色合いをバックに、流れるように染みこんでいるようすが、抽象絵画のよう。

反対側は、こんな感じ。
青タンブル4

上の画像では下になっている面です。
むしろこっちの方が「正面」かなと思うんですが、不思議と写真に撮る場合には色合いが偏っている裏面の方が写真写りが良いのです。

「きれい」「石英にしみこみ」「緑~水色~青」が混じる……クォンタム・クアトロシリカの個人条件をきっちり満たしていて、疑問符が付くのは産地だけ。


「極める!  佐野史郎のなぞの石学」3回目

昨日の放送、見ました。

今回は、1回目、2回目にちょこちょこ挟まれていたパワーストーンの絡みが全くなし。
全編、古墳とそこに使われていた石を巡る歴史謎解きもの……というかんじでしょうか。
歴史謎解きものは大好きですが……「石学」じゃなくてNHKスペシャルとか、そういうので見たかった……。

なんでしょうね、このシリーズは、立ち位置がよくわかりません。
佐野氏が……というのではなくて、多分、この番組のプロデューサーが「石学」をしっかりとらえられていないんじゃないでしょうか。
あるいは、私がイメージする石学とは違うのか。

いったい、この番組で言う「石学」って何でしょう。
とにかく、石つながりで毎回何らかの石を取り上げて……そういう番組?
私としては、シリーズものなんだから、4回を通じてのテーマがあり、「極める」「石学」として、4回を全部見ると、何かしら得るもの……なるほどという満足感があるものだと期待しているのですが……。
3回目まで来て、期待が揺らいでいます。

神社のご神体から古墳の発見、そこで見つかった謎の石と朱。
古代日本に広がっていたかもしれない石と生死観……。
すごく好みの題材なんですが、石学シリーズの中に入れられたことで、中途半端になってしまった感じです。
「朱」一つにしても、もっとおもしろい掘り下げができるのに……。

ちょっと軽め、しかも30分番組では、「こういう物があって、こういうことでした」程度で終わってしまって、佐野氏も視聴者もそれで何かの満足感を得たかというと……少なくとも私は、「え? これだけ?」という物足りない感じを覚えました。

朱を掘り下げることができるとしても番組の長さとしては、内容はこれが限界でしょう。
だったら『石学』シリーズとしては、取り上げる題材の方を考えるべきだったかもしれません

それでなくても、石学第1回は磐座と勾玉で歴史もの。もろにかぶる感じです。
うーん、賛否はあるでしょうが、こうなったら「パワーストーン」に真っ向勝負を挑んだ方が良かったんじゃ……。
単なる「石」への導入路としてお手軽に使うのではなく、お守り、ラッキーグッズとして人気のパワーストーンの知られざる背景をさぐる……という感じで、
パワーストーンは、御利益だけじゃないぞ!
とやっちゃったら、おもしろかったかもしれない。

あるいは、第1回との違いをもうちょっと明確にすれば……。
番組中では触れられていませんでしたが、第1回と今回第3回では、実は、歴史物でも石と人との関わりは若干変わっていたと思ってます。
1回目の磐座は、自然石。勾玉は加工して造られたものですが、基本的に大いなるモノ(人にはない大きなパワー)への畏敬……モノ=カミの世界です。

でも、今回登場した古墳の石、朱、朱を塗られた赤い石は、ちょっと違う(かも)。

冒頭で弧帯紋が刻まれた神社のご神体石が出てきましたが、個人的には、この石と磐座は違うと思ってます。
磐座はそのものが(そのままの状態で)カミ、あるいはカミが宿る、神が降りるに足る力を秘めたモノ
ご神体石は、弧帯紋を刻むことで神を表すものとなった……石だけではなく、そこに(人が刻んだ)紋という要素が加わった……ちょっと大げさに言ってしまえば「人が造った神」

古墳に使われた巨石も、神が降りるための石ではあり得ず、王の亡骸を守る盾、大がかりな墳墓そのものが大勢の人間を動かすことができる権力の大きさの象徴、朱は、防腐効果のほかにも「光」「熱」「血」につながる「生命力」……ではなかったかと。

言ってみれば、石がそのまま大いなるカミであった時代から、何かもっと抽象的な「神」が考え出され、その力を得るために石が用いられる。
そんな違い、時代の流れがあったようにも思われます。

時代とともに人々の価値観は変わり、神秘的なモノ、「神」のイメージも変わり、それによって石への意識も変わっていった。
変わっていったけれど、人は石に思いを託し続けた……。
そういうあたりがもっと描かれていれば……。

さて、何と呼びましょう?

ラズライト、ラピスラズリ、シャッタカイト……と、いろいろ予想をいただきました。
ありがとうございます~。

はい、答えです。
この石は、こんな名前で売られてました。

青タンブル2

クリソコラ?
……にしちゃあ、ちょっと青が濃すぎやしませんか。

あ、誤解のないよう申し上げますと、わざと青が濃いものを選んで買いました。
一緒に売っていた石には、クリソコラといえる色が混じっているものがたくさんありました。

クォンタム2

クリソコラは、銅の二次鉱物。マラカイトなども同じ銅の二次鉱物なので、よく混じり合っていて、タンブルのように小さくしてしまうと、クリソコラとして売られていながらちょっと緑過ぎるように思われるものも出てきます。
しかるにこれは、緑じゃなくて青、青と言うよりウルトラマリン。

そして……くるりと裏を返すとこの通り。
青タンブル・裏

石英に染みこんでます。

石英にクリソコラをはじめ緑~青の色合いの銅系の鉱物が染みこんでいる……となると、クォンタムクアトロシリカというやたらにカタカナが並ぶうえ、量子(quantum)とかいう、妙に難しくすごそうな商品名で売られてるあの石と同じ。
(量子って……? と言うことで調べてみましたが、難しくて理解不能! こちらをどうぞ)

でも……クォンタムクアトロ・シリカはナミビア産だったはずだけど……?

比べてみます。
(左が今回売っていたメキシコ産「クリソコラ」、右がクォンタムクアトロシリカとして買った石)
クォンタム2 クォンタム1

そっくり。

さて、改めて。
クォンタムクアトロシリカとは、いろいろ見かけた説明をまとめると、
スモーキー・クォーツに、ダイオプテースマラカイトクリソコラシャッタカイトの4つが混じった石。
登場した初期はナミビア産と言われていました。(その後ペルー産が出回ったという話もあり)
今回の石もよく見るとベースの石英はスモーキーっぽいので、そのあたりまでそっくりさん。

ここでちょっと考えておきたいことがあります。
もちろん、クォンタムクアトロシリカとは、正式な鉱物名ではあり得ません。
商品名です。TMがくっついているのを見かけるので、誰かヒーラーが名付けたものと思われます。
(※TMは「登録商標」ではなく「トレードマーク」です。法的拘束力はないと聞きます)
この名前の名付け親をご存じの方、教えてください~!

以前は先述の4つにアホーアイトの名前も見かけたのですが、最近は見かけません。
逆にスモーキーに4つの鉱物ではなくて、ダイオプテースかマラカイトのどちらかがはずれて、スモーキー+3種類で計つ、だからクアトロと説明しているところを見かけます。
私としては初期情報に従いスモーキー+4つと考えたいところ。

まあ……この4つもかなり怪しくて、タンブルやビーズにしてしまえば一粒に4つ揃う可能性が下がるのは当たり前。
先述の4つ以外の鉱物が検出されたという話もあるようです。

スーパーセブンもそうですが、厳密に4つでなければならぬ、7つでなければならぬ、分析したら揃ってない、だから違う!……と、目くじら立てるのではなく、もちろんパワーストーンだからかたいことは言わずに、店がそういって売っていたんだからそれでいいんじゃない?……といういい加減さでもなく、(誰かは知りませんが)ヒーラーにこの石はちょっとすごいぞ、パワーがありそうだと思わせた美しさを持つ、スモーキー・クォーツをベースに新緑~群青のさまざまな色合いの銅の鉱物が、絵画のように混ざり合った石(調べたら、たまたま4種類の鉱物が検出された)……それがクォンタム・クアトロ・シリカだと解釈した方が理にかなうのではないでしょうか。
そもそも四つの鉱物という説明も、きっちり成分分析までして導き出された結果なのか、見た目判断なのかも不明です。

よって、私がこれはクォンタムクアトロシリカか否か?……と判断する場合のチェックポイントは以下の通り。

第一にきれいであること。
……きれいというのは個人差がありますが、少なくともお店が「クォンタムクアトロシリカ」と売っていたからクォンタムクアトロシリカ……ではなくて、自分が「これはきれいだ」と思えること。
よって濁った石英にちょろちょろっと申し訳程度に緑のものが染みついているだけでは、ちょっと……。
パワーストーンとしてみた場合にも、「きれい」というのは人に「おお」と思わせるパワーを持っている、ということですから、重要です。

第二に、石英に染みこんだものであること。
見たことあります。石英に染みこんでいない、普通のクリソコラ・マラカイトのビーズをクォンタムクアトロ・シリカとして売っているのを……これ、違うでしょう。
石英と一緒になることで発色も良くなるし、何より丈夫になります。
それに私、水晶好きです。
なので、「クォンタムクアトロシリカ」として見せられたら、まず、石英に染みこんだものであるかどうかをチェックします。
個人的には石英部分がちゃんと見えているものが好み。

第三に、緑~青の色合いであること。
どうころんでも、そこに含まれているのが説明通りのダイオプテーズ、マラカイト、クリソコラ、シャッタカイトなのかなんて判別が付けられないので、せめて緑、水色、青が混じったものを。
このとき、一つの石に混じっているのが理想ですが、先に述べた理由で小さくすればするほどそれは難しくなります。
ですから、せめてタンブルならばそこにある石全体で、ビーズならば連、あるいはブレス全体で緑・水色・青の色合いが混じっていて欲しい。

……あるんですよね~、ビーズで見かけるクォンタムクアトロシリカで、連、しかも複数の連全体で見ても、これ、緑と水色だけ……つまり、おそらくはマラカイトとちょっぴりクリソコラくらいしか混じってないんじゃないかというようなものが……。
個人的に、これについては減点。
だって、青がきっちり入っていた方が、段違いにきれいに見えると思うので。

今回のタンブルもそこにあったものをじっくりチェックし、色がきっちり混じったものを一つ、そして「おお、青い!」と思うものを一つ選びました。

そして……産地。
クォンタムクアトロシリカはナミビア産だと書きました。
今回もう一度海外サイトまで足をのばしてみてみましたが、海外サイトでは多くが「ナミビア産」と明記しています。(国内サイトでは、これに限らず産地情報が重要視されない傾向があるので困ります)
中には、ナミビアでしか取れないと書いているところもありますが、こんなそっくりさんがメキシコ産であるので、ナミビアだけ……ではないことは確かです。

では、このメキシコ産はクォンタムクアトロシリカと呼べるのか?

……情けない話ですが、これだけそっくりだと呼んでしまいたくなるのは確かです。
でも、初期情報でナミビア産と明記されているので、一応、そっくりだけど、呼びたいけれど、「違うかも」という注意書きを忘れないようにしたいです。

この石が出てきたので、クォンタムクアトロシリカの命名者が誰であるかが重要になってきました。命名者直々の説明を見て、ナミビア産という産地指定がどこまで意味を持つか確認しなければ。


そしてもう一つ、ラベルでは「クリソコラ」だったこの石。
正確には、クリソコラ単独ではないし(石英に染みこんでいるので)、色の原因もクリソコラではなくてたぶん別の鉱物……それは、何だろう。

クリソコラと言ったらこういう「ロビンエッグ・ブルー」
クリソコラ・ドルージー
「ちょっぴり緑ニュアンスの水色」です。
これに比べると、タンブルの色は明らかに濃い。

アズライト……? とも思ったんですが。
アズマラカイト

アズライトは、なぜかクォンタム・クアトロ・シリカの説明には入ってません。
なぜだろう。

うーん、アズライトにしては「青い(明るい)」?

一応、個人的な色のイメージとして、こんな感じの色スケールなんですが……。
銅青スケール


シャッタカイト……?
持ってないので、シャッタカイトだったらいいな。

……というわけで、
売られていたのはクリソコラ、でも見た目はクォンタムクアトロシリカそっくり。
でも、産地が問題。
そしてその青の正体やいかに。

いろいろ問題な石なのでした。


画像掲示板不調?

どうも画像掲示板が不調です。
私のパソコンでは「投稿内容が見つかりません」と表示されてしまいます。

もちろん、私は投稿内容を消去しておりません。
管理画面に入ると、昨日夜に書き込んでいただいた内容が確認できました。

直るといいな……。

これ、な~んだ……と言うか……

青タンブル

これ、な~んだ?

えーと、石の名前クイズではあるんですが、売られていたときの名前がわかったあともそれが正しいか、いったい何と呼ぶべきか、疑問が疑問を呼ぶ三段落ちクイズ。

とりあえず、これ。この青いタンブル、何という名前で売られていたでしょう?

……浜松町のミネラル・ザ・ワールドに行った人にはバレるかな。

” X ”

さっそく、ミネラル・ザ・ワールド戦利品です。

一年以上前の宣言を果たしました!

それは何か。
一年以上前、Y(y)字型の水晶を見つけた私は、「今度は「X」を探すぞ!」と言っていたんですが。

ありましたー!

x-crystal

ほぼ同じくらいの大きさ・太さの結晶が見事に「X」!

中国産の、いわゆる、石墨入りといわれる黒い内包物入りの水晶です。
これを籠にごそっと入れて売っているお店があり、さっそく掘ってみました。

すると……あらら、前は「y」は少ない」と言ってしまいましたが、結構「y」がいます。
でも「X」はたぶんこれだけ!

内包物たっぷりの黒い感じも好みです。
よく見ると、内包物はDT(両錐)のファントムになってるし、”きれい”ではないけれど”ワイルド”なところも私好み。

「xクリスタル」は陰陽のバランスを整えるだとか、いろいろ言われているようですが、まあ、そのあたりはいいや。(英語の読解力に自信がないし)
くわしくご覧になりたい方はこちら(海外サイト)
でもでも、透明(少なくともスモーキーではない)に黒い内包物入りの水晶が「X」というのは、陰陽のバランスとしては意味ありげ。

もしかしたらレーザー・タイプの細長い結晶のクラスターがにょきにょき生えたクラスターのどこかで「X」になっているとか、とりあえず2つの結晶が「X」というのは、あるかもしれないけれど、「X crystal」というのならば、同じくらいの大きさの(できればDT)結晶がきれいに「X」になっているものを言いたい。

探すまでもなく、石の方から「どうだー!」と主張してくるインパクトのある石もいいけれど、たくさんの中から探して探して「掘り出した」石もいいものです。
このごろのミネラルショーでは「掘れる」店が少なくなってきたので、ちょっと満足。

ミネラル・ザ・ワールド(浜松町)行ってきました

浜松町で始まったミネラル・ザ・ワールド行ってきました。
昨年は暑かった印象があるんですが、今年は湿度は高いものの気温は何とかしのげる感じ。

行くぞ~!
……と電車に乗り込んだらば、トラブルで途中で止められ出遅れました。

そんなこともありましたが、やはりこのイベントは、時期が微妙。
新宿ショーから一ヶ月後なので、頭の片隅には新宿ショーが残っていて、いったい自分が何を見るべきか、視点を絞りきれず、最初のうちは、やたらに会場をぐるぐるしてしまいました。

会場を何周かしていると(この会場は通路が広いのがマル)、イベントの雰囲気・傾向が見えてきて、ではいっちょこれを探そうかい、という気分になってきます。

新宿や池袋が、海外業者を相手に、できれば大物を!……というショーならば、こちらは小粒で隙間ねらいという感じでしょうか。
今回は、インドのアメジスト、中国産フローライト、メキシコ産のタンブル、中国水晶、アメリカ産のオパール。
書き出すとあまり目立ちませんが、それぞれ癖がある石ばかり。
問答無用の大物石に出会えない分、趣味が炸裂します。

国産石も売っていましたし、翡翠の勾玉500円など、趣味が合えば掘り出し物もあり。
ルースなどの安売りもあります。
アクセサリーも売っていますが、意外にビーズは少なめ。
去年あったオーラ写真は今年は無し。大型ミネラルショーでは目移りして逆に探しにくいタンブルや小型標本などをじっくり探すにはいいかも。
人もほどほどなので、お店の人とじっくりお話しもできます。

声をかけていただいた方、ブログ・HPを見てますといっていただいた方、ありがとうございました~!

”涼”石

涼しそうな石……というと、「氷のような」透明キラキラのもの、青いもの……という感じですが、こんなのはいかが。
夜露


ガネーシュ・ヒマール産、緑泥入り。
先端は透明で磨りガラス状に白くなってます。
この曇り加減なあたりがフロスト……霜が降りた感じで涼しげだと思うんですが。

そういえば、最近ヒマラヤ水晶の当たりがいまいちです。
以前ほど足繁く探し歩かなくなったせい……いや、これぞという石を見かけないから探さなくなったわけで……。

いろいろ集めて、希望が贅沢になりすぎた?
……そんなことはないと思いたい。

いいのはあるんです。いちおう。
ただ、私の財布の中身と相容れないだけで。

以前は、玉石混淆で自分の目を頼りにこまめに探せば、それなりに安くて「おお、これは」という石があったのに、今はなるほどいい石はまっとうにお高く、安い石は……お値段なりに。
だんだん区別されちゃったというか……これについて、気になる話を聞きました。

以前は(「ネパール産)ヒマラヤ水晶を扱っている店を探すのが大変でしたが、最近はずいぶん増えました。
石の玉石混淆仕入は、お店の方針でもありますが、やはり、新しいお店は石のセレクトや値段の付け方に不慣れなところが多いです。
時間が経ってまわりの店の値段の付け方や、お客の傾向がわかってくると、だんだんいい石が高くなったり、売れ筋の石を集中的に仕入れるようになったりします。

このとき、「勉強しすぎて」妙に強気値段になってしまったり、売れ筋ばかりでどの石も似たり寄ったりになってしまうと、残念。足が遠のきます。
そういうことがヒマラヤ水晶を扱っている店でも起こりかけていたんですが、一気に増えた新規参入店が拍車をかけているようす。

すでに述べたように、新規参入店は石のセレクト眼がいまいちです。仕入ルートも若いので、なかなかいい石は仕入られないです。玉石混淆の「玉」をお得に探し、店は店で私たちが言う、こんなのがいい、よそでこんなのを見かけたが手に入らないか……という要望から、石のセレクト眼を磨いていくという側面があります。
(客は客で、お願いして探してくれるならと張り切っていろいろ探してまわり、結果として「眼」を磨くわけです)
ある意味、店と客の持ちつ持たれつの関係です。

ところが今はヒマラヤ水晶の知名度もあがり、扱っている店を探すのが大変なレアな水晶から、探せば見つかるお高め水晶になってます。
大量仕入れする店から買って小売りする個人のネットショップも増えました。
そこで……
「新しくできた店がヒマラヤ水晶を安く売っている。安いなりの石だけど、ヒーラーや個人ショップの人が、ヒマラヤ水晶で安いというだけでどんどん買っていく。だからこちらは安いBクラスも高いAクラスも両方仕入れていたのではやっていけないからAクラスに絞ったんだけれど、石を選んで買う分高くなってしまう」
というのです。

石はやはり(見た目の)良い悪いがあり、掘って売る側もBやCクラス品が残るのは嫌なので、A、B、C取り混ぜて一箱全部なら安くするけど、中から選ぶなら一ついくら、と高くなるらしいのです。

それはわかります。
でも、「変な水晶好き」としてはBクラスにも魅力的なものはあると思ってますし、安い方がうれしいです。
そこで、「ヒマラヤ水晶を安く売っている新しくできた店」も覗いてみました。

納得。

私が言う魅力的なBクラスは、形の端正さや透明度、照りなど、万人が認めるきれいさには欠けるかもしれないけれど、個性的な形美しさ、おもしろさがある石です。
ところが、そこで見たのは欠けや傷、濁りや付着物など、個性よりもが粗が目立つ石でした。
総まくりで探せば、ちょっとおもしろいものもあるにはあるけど決め手に欠ける。

これまで私が楽しく「掘って」きた石がA~Dクラスのミックスなら、こっちはC~Dのミックスという感じ。
いや、これは、私が自分の好みで見ているせいかも……でも「ヒマラヤ水晶」「安い」だけで選んでいったんだったら……複雑です。


カキゴオリ

かき氷!……というリクエストをいただいたので。
残念ながらシロップがけではありませんが……
かき氷

お久しぶりです、ロシア産。
最近はロシア産はもっぱらミネラルショーで買うので(だいたい、池袋で)、出会う絶対数が少ないです。
今回の石も、もちろん池袋ショーでゲットしたもの。
ややクリーム色が買った半透明水晶が形良く群れたクラスターに、きらきらアポフィライト!
かき氷のシロップがけというより、水晶のかき氷がけ(?)。

アポフィライトが一方向からのみ付着しているのがユニークです。
日本の神岡鉱山産でもアポフィライト付きがありますが、あれは、一方向ではなかったはず。

片側ファントムのように、熱水に流れがあったとか、アポフィライトが結晶している方向が上、または下になっていたのでしょうか。
あるいは、片側ファントムのように一方向から半分だけ、水晶の表面を不純物が覆ったために、その部分にはアポフィライトが結晶できなかった(不純物はその後取れた)……とか?

何にせよ、アポフィライトがきらきらなので、とても涼しげ。

おそらく同じ産地のもので、ピンク・アポフィライト(うすらピンク)が結晶しているものもあります。
今回の石は無色のようですが、ピンクだったらすごいだろうなあ(その前に、まず買えませんが)。


「極める!佐野史郎のなぞの石学」2回目

「極める!佐野史郎のなぞの石学」の2回目「輝きの科学」、見ました。
前回とはうってかわって鉱物。
ちょっと難しめの話です。

いや、その、とりあえず鉱物の方にもちょっとは足を突っ込んでいるので、私としては、番組中で出てきた話題は理解できてるんですけれど(注:できているつもり)、テレビ番組となるといろんな人が見るわけで……その場合、この番組の内容はどこまで伝わるだろうかと、ちょっとばかり視点が斜めになりました。

なぜなら、水晶と瑪瑙の違いとか水晶のでき方というページをアップしている身としては、そのページを作るときにどうやったら、難しい言葉をあまり使わずに、わかりやすく説明できるだろう……と頭をひねったことが思い出され、思わずその視点で見てしまったわけです。

で、感想。

難しい……かも。

言っていることが難しい、ではなくて、やさしくかみ砕きまとめたがために結果として難しくなっちゃったかも?
……という感じです。
おそらく、見る人によって興味を持つ点はさまざまなので、おもしろかった、わかりやすかったという方もいらっしゃるでしょうが、変なところで斜め視点になってしまった私としては、「まとめ」と「かみ砕き」のバランスが、「うーむ」という感じ。
鉱物と岩石の違い、水晶と瑪瑙の違い(瑪瑙が針状結晶って何でしょう?)……ケチを付けるのではなくて、私の中の(万年)初心者視点から見ると、理解できたかどうかがかなり不安なのです。

あと、SFの「結晶世界」や鉱石ラジオのエピソード、パワーストーンのくだりがちょっと、唐突だったかなあ……。

せっかく鉱物科学研究所が登場したのだから、美しい標本をもっともっとたくさん登場させて堪能しつつ、その美しさをいったんパワーストーンに持っていって、いやいや、その美しさは、地中で結晶してできたものなんだ……と科学に落とし込み、不思議グッズのパワーストーンは科学としても研究される「鉱物」であり、地球のメカニズムが生み出したもの。鉱物が集まった(混じった)混合体が岩石であり、合成水晶は現代人の生活に欠かせないもの……ということで、「石学」として、パワーストーンを切り口にしつつも、石はそれだけにとどまらず、身の回りにいろいろな形であるものなのだ……という流れだと、非常に私好みなんですが。

いちおう、第1回がパワーストーンを切り口に始まっているので、今回もパワーストーンに絡めつつ、きれいだけじゃない、不思議だけじゃない……と、「石」を広げてみたい感じです。

たとえば、パワーストーンの話題で、トルマリン入り水晶がブラックルチルと言われているのに対して、「ルチルが入ってるのがルチル・クォーツでしょ?」と言うと、「鉱物学的に言えばそうだけど」と、ちょっと否定ニュアンスの意見が返ってきたりして、パワーストーンと科学が分離している……別ものと考えられている(考えたい)という風潮がたまにあるので、「パワーストーン」と「科学」をあえて近づけてみてもいいんじゃないか、NHKだったらそれができそうだ……というかその方がNHKっぽいかなと思ったりもします。

さて、次回は「第3回 巨石・王たちの暗号」(7月12日)。
再び歴史で石の話。
こういう話題は好きなんですけど、第1回が磐座・勾玉で歴史がらみ、今回2回目が鉱物科学研究所、3回目が再び歴史で巨石……。
何だか、流れがよくわからないんですけど……?


余談ですが、放送予定を確認しようと、Googleで「「極める!佐野史郎のなぞの石学」と検索したら、たまたま前回記事がトップに出てきてびっくり。
心臓に悪い。

青を推理する

推理する……と言ったって、ほぼ当てずっぽうなのだけれど。

謎青

青さに惹かれて買った石。
入荷したてならともかく、時間が経つと産地が混じってしまい、お店の人も
「ブルー……???」
と自信なさげだった石。

母岩は白。
石は、ラピスラズリよりは明るい「青」。
ご覧の通り透明感あり。(実物よりややきれいに写ってます)

さて何だ。

もしかしたら、私がまだ知らない(珍しい)鉱物だったり……なんて、期待もないわけではないですが、推理するとなれば、知っている石から。

……ということで、たぶん、スピネル?

理由は、
産地ははっきりしないけれど、アフガニスタンかパキスタンであることは確か。
パキスタンでブルー・スピネルがでていて、かつて入荷があった。
それと……。
こんな感じで光を反射する、結晶面らしき部分があること。

謎青2

スピネルと言えばころころした小さい結晶のイメージがあるので、大きさがちょっと心配ではありますが、やっぱに正体不明だった石(ある程度の大きさ)が、よく似た質感でスピネルと言われていたので……。

第二候補を挙げるならアフガナイトですが、こちらならば、もうちょっと柔らかい質感になりそうです。

ここ数日蒸し暑いので、目だけでも涼しい石で。

月虹

月虹4

順調にコレクションアイテム化しているレインボー水晶です。
出始めたときは、(値段的に)アホーアイトの向こうを張るかと思われましたが、うれしいことに庶民の手にも届くあたりまで価格破壊されてくださいましたので(ヘンな日本語……)、小さいものをちまちまと。

加工・未加工の判断保留中なんだから、そんなにコレクションしなくても……と思うんですけども、いやいや、いろいろ見ることが判断の材料になるんだと言い訳しながら、よく見ると色々あるバリエーションにやられています。

バリエーションといいますのは、レインボー水晶がレインボー水晶である所以の「虹」の出方。

一番最初にお目見えしたのは、「虹」が結晶の内部に完全に内包された……、
言ってみれば「虹がファントム状になったタイプ(ファントム虹)」。



加工の疑惑はさておいても、この「ファントム虹」は衝撃でした。
それ以後、2009年12月の池袋ショーでどっと数がでて、選んで買える石になったものの、最初の「ファントム虹タイプ」は見かけません。

池袋ショーでたくさんでたのは、虹が結晶のほぼ表面、内包されていてもごく浅い所に見えるものです。

月虹2
これが「ほぼ表面」の虹。

別の鉱物が表面を薄くコーティングしたことで見える、「天然アクアオーラ」にも見えるんですが、不思議と一色の虹が多いこと、一面おきに現れることから天然コーティングとは区別できそうです。

こちらが比較的表層近くの虹。
ajanta4

虹の上に透明な水晶の層があることになるので、ツヤ・テリがよく、虹の色合いがきれいに見えます。
虹は皮膜状に見えていて、これが複数重なると、色と輝きに深みがでて鮮やかです。

ジャルガオン3

……という具合に、レインボー水晶の虹にも実は色々あるんですね~。
そして今回は。

もう一度、一番上の写真をご覧ください。
ずいぶん白っぽいと思いませんか?

事実、白いんです。
レインボー水晶には、表面が磨りガラス状だったり、水晶自体が白濁しているものがあって、それらは残念なことに虹がイマイチよく見えません。
(見えたところでそれを写真に撮るのが難しいんですが!)

今回の石も、最初、白濁タイプだと思ってました。
虹のきれいさでランクわけされた中でも、ランクは高くありません。

しかし……。
よく見ると、虹は内包タイプ。
しかも虹の層が厚そうです。
白濁してる割に、あちこちきっちり光ります。

月虹3
※見やすくするために、コントラストを強めてあります。

あちこちからじっくり見ると……あれ~、これ、何だろう。

月虹1
写真でわかるかな……矢印で示したあたりをご覧ください。
一番右の矢印我欲わかるでしょうか。結晶の一部がほんのり白くなっています。

ここが……一つ上の写真で写した虹の部分にあたります。
つまり、この水晶は、全体的にはさほど白濁していないのに「虹の部分が白濁している」

なぜここが気になったかというと、レインボー水晶の鑑別書の中で、よくわからないものに「液体インクルージョンが認められる」というような説明があったのです。
もちろん「水入り」という意味ではないけれど、いったい何。

水晶で白濁したものというとミルキー・クォーツがあります。そのミルキーな色合いが「細かい気泡や液体インクルージョンによるもの」と説明されていたことを思い出したのです。

また、レインボー水晶の虹のメカニズムは、(現在研究中だそうですが)一説によると、微細なファントムの層が重なり、そこで光の反射や干渉が起こってる……とも言われます。
ファントムというと、水晶が急激な成長と停滞を繰り返す中で、成長がほぼ止まっているときに結晶の表面に不純物が付着して、それがそのまま成長を再開した結晶の中に取り込まれたものです。

レインボー水晶の場合は、不純物じゃなくて「液体インクルージョン」のファントムなんだろうか。
今回の石は、それがやや大粒であるために白濁して見えている……とか(想像)。
こういう白濁バージョンははじめて見ました(気が付かなかっただけかもしれませんが)

いろいろ見ることは自分なりの考えの材料になります。

資料だ資料!(言い訳)

私は、知らない

昨日に続いて既製品ブレス。
ハンドメイドではないので、こちらで。

既製ブレスを買う場合、一種類の石のブレスが圧倒的に多いです。

組み合わせるなら自分が納得できるようにしたいので、ビーズはバラか連で。
このようにブレスになったものを買うのは、連で買うまでもない(あるいは連では見かけない、連では高い)材料用か、原石を選ぶのと同じように石そのものに惹かれたから。

今回登場のブレスは後者。

アイオライトぶれす
アイオライトのブレスです。

アイオライトと言えば多色性。見る角度で色が異なる性質が魅力。
※アイオライトのように見る角度で色が異なる性質を多色性、アレキサンドライトのように光の種類で色が異なって見える性質を変色性といいます。

でも、連で見かけるアイオライトはなぜか多色性がいまいちというか……色は異なって見えるのだけれど、それが魅力と言うにはちょっと……とう感じで、物足りなく感じていました。

そこで見つけたこのブレス。
青と言うより紺、色変わりすると飴色。
この色合い、しっとりとした質感。
すてきだわー。

見つけたのはとある石イベント。
イベントは、店をはしごするよりたくさんの石を直接見ることができるのが、最大の利点ですが、どうしようか迷って後日もう一度、とはいかない場合があるのが難点です。

ネットショップを持っていないところもあるし、持っていても数あるブレスの中でこれ!……と指定するのは難しいでしょう。
イベントでの一目惚れは、決断力を問われます。

……ということで、
アイオライト!
変色性!
色・ツヤ、きれい~!!
で選んでいるので、パワーストーン的意味は眼中になし。

でも、ものがブレスレットなので意味を聞かれることがたまにあります。
そんなときは「さあ?」ととぼけるしかありません。

ローズクォーツがピンク色だから恋愛で、金ルチルが金線が入る=金銭が入るの語呂合わせで金運、くらいは覚えていても、星の数ほどある石の種類の意味を覚えるのは無理だし、一つの石に複数の説があることも多い……つまり、この石の意味はこれ、と決まっていないわけで、どうせ自分で意味を選ぶなら、自分独自の見解でもいいだろう……と高をくくったら、さっぱり覚えられなくなりました。

ブレスは意味や効果、浄化の考えとセットにされがちですが……それを否定するわけではありませんが……意味を考えなくちゃダメ? 浄化は絶対しなければならない?……と疑問や心配を覚えた方。
そういうあれやこれやをぜ~んぶ無視している奴がここに一人いますよ~。
それで何ともないのでご安心を。


……レモン?

昨日は長くてまとまらない話だったので、今日は軽~く。

偶然かもしれませんが、一月ほどの間に、2回ほど「天然のシトリンのアクセサリーを探しています」という事例に出会いました。

なかなか探すのは難しいかもしれません。
それは、アメジストを加熱している”シトリン”が多くて見分けが付かないからだ……ではなくて……。
天然で鮮やかに黄色い水晶は確かに少なくて、シトリンと呼ばれるものの多くが、スモーキーとの判断の境目に苦しむ渋い色や、ビーズやルースにしたら色がほとんど見えないような淡い色だから。

水晶はたくさん採れる安い石で、加熱や合成できれいな色のものが手にはいるので、無理して渋い天然の色を使う機会も少ないでしょう。

それでも、時には「おや?」というものも見つかります。

たとえばこれ。
レモンスモーキー

アメジスト加熱の”シトリン”とは明らかに違う渋い色。
でも、スモーキーと言うには明らかに黄色い。
黄色いゴムが通してある影響を割り引いても、確かに黄色い。

スモーキー・シトリン……いや、これならシトリンでもいいんじゃないか?
これで、お値段1000円以下。即決。

さっそくレジへ持っていくと、
「コレ、キレイネ~」
とお店の人(外国の方)。
「黄色っぽくて、おもしろい色ですよね」
と私。

すると、お店の人はにやっと笑って
「レモン・スモーキー」

レモン・スモーキー? スモーキー・シトリンとは言うけれど、レモン?
レモン・クォーツというと硫黄入りの水晶が有名ですが、スモーキーを加熱した、わずかに緑がかった黄色もレモン・クォーツと呼ばれます。
……そのレモン?

緑がかっているかなあ……。
これもビミョーです。

ここで天然シトリンを探すのが難しい、もう一つの関門。

これって天然の色?
それを知りたくても簡単な鑑別では、「普通は加工されてます)が前提。
もっとくわしく検査しようとすると、もともとやすい石なので鑑別料外資の値段を超えてしまう。
だから鑑別までして「天然」とはっきりさせているものもない(少ない)。

ますます探すのが難しくなるわけです。

このブレスは……原石でこういう色合いを見たことがあるので、希望コミで天然色……ということに。
ぴったりサイズなので、そのうちリメイク予定です。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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