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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
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今回、ネット上での利用ではなく、当サイトの写真や地図をダウンロードして印刷し、商業利用している事例がありました。
印刷したものを配布していたのではなくて、壁に貼って演出に用いていたのですが、もちろん、これも無断使用に当たります。

個人ブログならいいだろうということはありません。
ましてや今回は商業利用されたので、大変心外でした。
素人の情報を商業利用するなんて論外だ!

ネット上の画像や文章は、簡単にコピー・ペーストできるため、無断使用の意識が希薄になりますが、これはれっきとした著作権侵害になります。
……とお堅いことを言う以前に常識です。ご注意下さい。

同じような例を見かけた場合は、お問い合わせ、ご連絡をする場合があります。
特に悪質な場合、ご連絡しても対応していただけない場合は、ブログ・HPにてことの経緯を公表いたします。

今日は

今日は(も)、某ショップの即売会へGO!
まずハズレがないお店なので、私にとっては、外すことはできない、準ミネラルショークラスのイベントです。
昨日とちがって人は少なく、ゆっくり見ることができ、2日目だというのに籠の中にはまたしても石が。
まだ写真も何も撮ってないので紹介はできませんが、代わりに石の情報を覚え書き。

ピンクファイアー・クォーツと呼ばれる水晶があります。
ややスモーキーがかった水晶の中に細かい内包物が入っていて、まるでラメのようにメタリックなマゼンタ(紫がかった鮮やかなピンク)に輝く何とも美しい水晶です。
ピンクファイア


内包物が密集しているところでは、光の反射具合でラメどころかネオンのように輝きます。
これほどまてに光を反射する内包物とは、何なのか……。

これまでの通説は、コベリン(コーベライト/銅藍)でした。
ただ、分析したところ銅が検出されなかったので、コベリンではないという説もありました。

今回再び銅が検出されなかったという話を聞きました。
コベリンは銅と硫黄の鉱物ですが、硫黄も検出されなかったそうので、コベリンの可能性はなさそうです。(※検査したご本人からお聞きしました)

代わりに検出されたのは「鉄」だそうで……では、ヘマタイト?
ヘマタイトはあんなにぎらりと光を反射しないし、透ければ赤いはずだし。

いったい何。
聞くところによるとX線分析でも検出できない成分(酸素などの軽い成分だとか)があるそうで、検出できない成分と鉄が関わっている可能性もあるということです。

今のところ言えるのは、
コベリンではない。
鉄を含む何らかの鉱物である。

ということ。

まだまだ謎は続行中です。

あっぱれ!

ほぼ1ヶ月前の7月23日の「謎の緑」で登場した「マラカイト? でも手ざわりが……」なビーズ。

緑2 緑?


正体判明。

プラスチックです。フェイクです。

先日ビーズショップに立ち寄ったので、思い出してマラカイトビーズをさわってきたんですが、いやはや、やっぱり実物は見て、さわっておくものです。

違います。

まず。手ざわりが違う。
マラカイトはちゃんと石で冷たいのです。
「マラカイト?」なビーズは冷たくなくてプラスチックのなまあたたかさ

次に重さ
マラカイトは銅の鉱物。重いのです。
「マラカイト?」は軽い

縞模様も違います。
最初に登場した人工マラカイトは縞模様も単調で均一、見るからにフェイクでしたが、「マラカイト?」は、縞模様に細い太いがあるし、縞が曲がっていたりしています。
私もこのようすに「手ざわりは変だけど、この縞模様は人工じゃないかも」と思っていたんですが、実際に比べるとまだまだです。
天然のマラカイトはもっと細かい縞だったり、微妙なラインだったり、さらに芸術的。

色も違うようです。
これは個体差があるかもしれませんが、並べてみると「マラカイト?」の方がやや派手。

もうちょっと観察してみると、マラカイトでは穴まわりが擦れているものが多いです。全部ではないですが、かなりの割合で擦れています。
でも「マラカイト?」は擦れていません。全部擦れてないとなるとこれは違いです。

このようにちゃんとしたマラカイトを見てさわって確かめてみると、「違うじゃん! なぜ、わからなかったんだ、私!」と笑っちゃいます。
やっぱりいろいろさわっておかなければ。

あ、さわって確かめると言ってもパワーじゃありませんよ。そんなもの、私にはわかりません。
ただ、さわったときの感触、重さ、肉眼で見る模様の細部、まとまった数を見ることでわかるバリエーションと平均値は、石を見分ける重要な手がかりなのです。

それにしても今回も変なものを見ましたねえ……。
水晶をピンクに染めましたという代物ですが、まず、色がローズクォーツどころかショッキングピンクと表現されるかなり濃くて派手なピンク。
水晶を染めたという割にクラックもなく均一に染まっているので、水晶ではないでしょう。
わざわざそんなハデハデな色にそめなくたって……そんな色ならガラスでいいのに。

グリーン・カイアナイト……と言いながら見るからにグリーン・ガーネット……とか。

私は、表漫画ラウンドカットされた天珠ビーズを買ったんですが、付いていた名前が「バンデッドアゲート(カット)」。
違うだろう……。

It's a Miracle!

「変な石」好きも長いことやってると、ちょっとやそっとの変では驚かなくなります。
(逆に、普通なら見逃してしまうところに「変」を見つけて騒ぐことも多くなります)

そんな私が「おお!」と驚き、惚れ込み、散財した後なのに撃沈された、筋金入りのへんてこ石。
それがコレ。
ミラクル2
……おとなしく言えば、一種の「ブリッジ」

水晶で「ブリッジ」と言われるものには2つあります。
一つは二つの結晶の間で、文字通り「橋」のようになっているもの。

もう一つは小さな結晶が別の大きな結晶に「刺さって」いるもの。


最初のものは見るからに「橋(ブリッジ)」なので、迷うまでもありませんが、「刺さっている」方は、なぜ、これがブリッジなのか、ちょっと想像を働かせる必要があります。
橋。
橋渡しするもの。
離れた二つのものを繋ぐもの。
……おそらく、これは水晶の中と外を繋ぐ橋。転じて意識と無意識、心の内と外を繋ぐ橋なのでしょう。

となると、「「生えている」「くっついている」ではだめで「刺さって」いなければなりません。つまり刺さっているからには結晶内部に食い込んでいる部分がなければならないというわけです。

ではこの石は。
ミラクル4
こんな感じで「刺さって」ます。
わかりやすく線を入れてみると、食い込んでいる部分がわかります。
ミラクル5

大きさが13センチほどもある充実サイズなので、この大きさの石にがっちりブリッジというだけで、なかなかに珍しい部類にはいると思うんですが、それだけではありません。

この刺さっている部分を、角度を変えてみるとこの通り。
ミラクル3

わかります?
大きめポイントに小さめポイントがぐさっと刺さっているのではなくて、タビュラー、つまり板状の結晶が何枚も、しかも、微妙に隙間をあけて刺さっているのです。

なにがどうやったらこんなことになるんでしょう。

他のブリッジでは、たとえば水晶が成長している途中で、別の小結晶が流れてきて……あるいは別方向から伸びていた結晶を飲み込む形になって、ブリッジになった……と考えることもできますが、これは。

刺さっている方にはどこかにくっついていた形跡がないので、別方向から伸びていた結晶を飲み込んだとは考えられません。
流れてきてくっつくにも大きいように思われますし、何より板状結晶が間をあけて、こんなにきれいにくっつくとは考えられません。
くっついたときはもっと小さなものだった……ということもあるかもしれませんが、それがこんなに絶妙な具合に成長するものでしょうか。

一番あり得ない想像ですけど、誰かが投げた結晶がさくっと刺さった……と言われた方が信じてしまいそうです。

やるな、水晶。

こちらが考えることをいとも簡単に飛び越えた「変」な形を作ってしまう、水晶に乾杯。

最後にもう一枚。
ミラクル1

好きなんだけども

グリーン・アポ

グリーン・アポフィライトです。

目に涼しいミントグリーン、そしてキラキラ。
きれいだな~となれば、いくつも欲しくなってしまうので、もちろん、複数個持ってます。最初に買った若草系グリーンの、ミニの単結晶。やや青みを帯びたグリーンの。今回のと同じ感じのグリーン、そしてキューブ型のグリーン
計6つ(今のところ)。

グリーン・アポフィライトはその美しさがわざわいしてか、透明アポフィライトに比べてお高くて、なかなか手が出ないんですけど、とにかくミネラルショーのたびにチェックして、安くてきれいなのを探してます。

今回の石もその一つ。

全体の形としてはこんな感じで
ぐりーん・あぽ2
ちょっと薄っぺらな母岩の端っこにこんもりと結晶しています。

束状になった結晶が、水晶で言うところのカテドラルっぽく、母岩の形状とあいまって、崖っぷちのお城のよう。

大きさはアポフィライト部分だけで2.5センチほど。このとき売っていたグリーン・アポフィライトとしては大きさの割に(これだけが)安くて、即ゲット(1200円)。

そういえば、何でもかんでもビーズになってしまうこのご時世にあって、アポフィライトのビーズは見かけませんね。
さほど硬くないし、劈開(決まった方向にぱかっと割れる性質)があるので、ビーズにできないのかもしれません。(丸玉はあります)
たとえばこんなグリーンのビーズがあったらきれいだろうと思うんですが、ビーズになっていないということで、ほっとしてもいます。
原石でしか楽しめない石があってもいいじゃないか。

あ、そういえばとあるビーズショップで、おすすめの組み合わせとしてアマゾナイトとアポフィライト……というのがありましたが、あれは何をどうやって組み合わせるおすすめだったんだろう……。

磨くとこうなる?

TONGARI Takeさんのところで見かけて、「あ、あれだ」と思い出しました、この石。
バリサイト

ユタ州のバリサイトです。
TONGARI Takeさんのところに掲載されていたのは、割っただけの原石でしたが、あれをルースに磨くと、たぶんこんな感じになるんだと思います。

バリサイトは、ターコイズに間違われるといわれるのもムリのない質感をしてます……が、色はやっぱり一種独特。
ターコイズといえばターコイズ・ブルーですが、
buru-/t

実際にはブルーと言いがたいほど緑のものがあります。
グリーンーt黄緑

だけど……バリサイトとターコイズでは色味は微妙に違う?
質感が似ているので、その分間違えやすいとは思うんですが……。

ちなみに、結晶はこんなの。
結晶の塊の直径は5ミリほど。
バリ結晶

何とターコイズも結晶になるのだそうで、そちらはもっと小さいです。

ふっか~つ!

お盆居残りより帰ってきました。本日より石雑記復活!
……いつもは実家からも更新できるよう、ブログ内に写真を読み込んでいくんですけど、今回はバタバタしていてネタを仕込み損ねてました。

ということで石雑記。

額縁

ブラジル産の、長石+水晶です。
どこらへんがそうなのかというと、厚み1センチ弱の板状の長石の上に、ぺったり貼り付くように水晶が結晶してます。
写真はその水晶ぺったり部分を写してます。

水晶の結晶が群れるとなると、ふだん、よく見かけるクラスターになるはずですけど、この石では、長石の表面に水晶を「塗りつけた」ようにぺったり一面に結晶し、全面が鱗みたいになってます。
(平らな形状が徒になって全面キラキラが写せませんでした)
そのうえ、ちょうど縁のあたりの結晶が大きくなっているので、付けられていた名前が「額縁水晶」

一見、地味というか、目立たないいしに思われるかもしれませんが、なかなかどうしてくせ者です。
なんたって、「水晶好きー!」のわたしも、今までにこれ一つしか見たことがありません。

結晶の仕方もおもしろいけれど、これを見つけて長石を薄くぺりりとはぎとり、水晶の結晶が大きめになったあたりで丹念に丹念にまわりを打ち欠いて形を整えた、その丁寧さにも注目です。
おかげで水晶にはほとんど無用のダメージなし。
これだけ丹念に掘り出したところを見ると、きっと現地の鉱夫さんもおもしろいと思った……そしておそらく現地の人にとってもレアな形状だったのではないでしょうか。

雨がこっちにやってくる

実家居残り中につき、番外編です。

今日は、朝から曇り加減の湿っぽい天気で、明け方に一雨あった、そんな天気だったのですが……朝、犬の散歩をしていたときのこと。
橋を渡っているときに、ふと見ると、10メートルほど先の水面に雨の波紋が見えるではありませんか。

でも、私に雨つぶはあたっていません。

よく見ると、雨の波紋はどんどんこっちにやってくる。

つまり、雨の最前線!

あわてて一枚写真を撮って、あわてて逃げました。
ぱらぱらやられましたが、雨の本体からは逃げ切りました。
危ない、あぶない。

あめ
その時撮った写真。
すでにぱらっと雨粒が当たってきてましたが……写っているかな、境目。

実家居残り中につき、番外編です。

犬の散歩途中で鳥を見つけてパチリ。

m-9
川の向こう岸にいたのを、ズームでキャッチ。
青サギかな?

m-4
電線にとまっていたハト。
楽譜みたい。

m-7
ウです。
とても警戒心が強いので、ズームでねらったのに、気づかれてしまいました。
必至でシャッターを押したら、こちらに向かってくるところが撮れました。

釣りに行ったけど。

実家居残り中につき、番外編です。

朝早く起きて釣りに行ってみました。
砂浜で投げ釣り、ねらうはキス。
去年あたりは結構釣れたんですけど、今年はダメでした。
投げても投げても釣れません。

残念。

m-10
唯一の釣果。

ところで、ちょっと不思議なことが。

波打ち際をトンボが何匹も飛んでいました。
虫でもいる? 
……それにしては、池の周りを飛ぶ、縄張りパトロールのような飛び方です。
水際ではあるわけど、海じゃあ卵は埋めないでしょうに。

なんだろう。

うれしい冷蔵庫状態!

引き続き実家居残り中です。

夏の田舎の何処がいいかといえば「夜」。
昼間は何処でも暑いです。
温度で言えば何度か低いかも知れませんが、猛暑といわれる気温では数度違っても体感温度は変わらないかも。
街では時折クーラーの効いた店に飛び込むことが出来ますが、田舎ではそうもいきません。(あ、木蔭があるか)

でも、夜になれば違います。
お盆を過ぎると夜がぐぐっと涼しくなります。
田舎なので、2階の窓は開けっ放しし放題。特に我が家はちょっと高い所(下に車庫)に建っている2階建てなので、風さえあれば風が通るのです。

ですから、夜、寝るときは豪快に窓を開け放し、夜気を思いっきり取り入れて、涼しく寝る!

去年あたりはせっかくの夜でも蒸し暑くて参りましたが、今年は、涼しい夜が帰ってきました。
涼しくて、クーラーいらず。
むしろ「寒……」に近い涼しさなのです。

嬉しい……。

遠くからビーム!

実家からお盆の居残りアクセス中です。

夏と言えばスイカ。
冷やしたスイカは、こんな暑い日には格別です。
……と思うのは人間だけではないようす。

なんと実家の犬もスイカ好きです。スイカを食べている人のそばに行ってじ~っと無言で
「欲しいぞ欲しいぞ欲しいぞ……(以下エンドレス)」
ついついやっちゃう父と母。
そういう要求に負けてしまうのは、よろしくないと思うんですけど……。

「そんな甘いことでどうするの」

……と言っていたら、テーブルの向こうから視線を感じました。
ふと見ると、テーブルの下から犬が目だけを覗かせてじ~っとこっちを見てました。

食いしん坊犬の「欲しいぞビーム」は結構強烈。



お盆の田舎から

お盆で帰省中です。
ただいま実家からアクセス中。
田舎で緑のさなかなので、気のせいかちょっと涼しいような。

街へ行くと、蝉の声が何て近いんだろうと思います。
田舎の方が蝉がたくさんいて、うるさいくらいと思うかも知れませんが、逆です。
多分蝉の数は田舎の方が多いかもしれませんが、鳴く場所がたくさんあるので、人家からは遠い山で鳴いているので、蝉の声は遠いのです。
街はというとすぐそばの街路樹で鳴いているので、声が大きい。

田舎育ちとしては、目に見えるところで蝉が鳴いているのが不思議でした。

m-2
ただし、庭で蝉が羽化します。

これは、あの色。

スポーツメタモ
「メタモルフォーゼス」の名前で呼ばれている、ミルキー・クォーツです。
ミルキー・クォーツといっても、ほとんど不透明白のものから、透明水晶と並べて比べないとわからないくらい透明度の高いものまでざまさまで、どの程度のミルキー具合なのか形容に困ります。

……と思っていたら、ぴったりのものを見つけました。
スポーツ・ドリンクです。ポカリスエットとかアクエリアスなどのスポーツドリンクの色合い……というか半透明具合とそっくり。

スポーツドリンクを固めて割ったらこれになる。
そんな感じです。

スポーツドリンクとそっくりだと思う理由はもう一つあります。

その話の前にちょっと。

メタモルフォーゼスは、放射線照射したのちに加熱すると、真っ黒不透明を経て、オーロ・ベルディと呼ばれるグリーンゴールドに大変身することからその名があります。
普通のミルキー・クォーツやマダガスカルのジラソルも同じ加工をするとわずかに色が変わるそうですが、はっきり劇的に変わるのはメタモルフォーゼスだけだそうです。

色がかわってこそのメタモ。 

でも処理前の姿であるメタモルフォーゼスの状態では、変身する性質を備えたメタモなのか、実は変身しない普通のミルキーなのか、わかりません。

私が何とかメタモを買おうと思ったら、そうですね、メタモだけでなく、変化途中の真っ黒状態のもの、変化後のオーロ・ベルディを扱っている店を選ぶでしょうか。
放射線照射どの加工は一つ一つではなく、まとめて行われます。
つまり、メタモも、真っ黒なのも、オーロ・ベルディも扱ってます。
ここにおなじような形状のミルキークォーツを混ぜるとは考えないですし、店としてもわざわざ別々に仕入れる理由がありません。
よって真っ黒なのや、オーロ・ベルディを扱ってるなら全部同一性質である可能性が高くなります。

そしてもうひとつ。

水晶は完全透明のものは少ないです。
不純物が入っていたり、入っていなくてもミスト(霧状の白い濁り)やクラック(ひび)が入ってます。
ビーズやさざれくらいならまだしも、タンブル以上の大きさになれば、ミストやクラックは避けられません。
たまに透明無傷のがあったとしても、そうではないものの中に混じっていて、「たまたま透明な部分が磨かれた」とわかります。

ところが……、ことメタモについては、ミストやクラックがないという印象があります。
少なくとも、上で述べたように、これならメタモだろうと判断した店のものでは、ミストやクラックが無いものが多いように思っています。

たとえばこちらの「ラベンダー・クォーツ」はメタモとは鉱脈続きで見つかったらしいのですが、同じ塊状でもミストがみられ、その時点で「メタモとは違うな」と感じました。

この妙な均一感も、スポーツドリンクっぽい感じといえます。

ところで……この視点で見ると、時にあやしいメタモがあるんですよねえ……。
 

虹だっけ?

買った店の品揃えからすると、おそらくインドはプーナ(現プネー)の水晶だと思います。
うっすら

掌ややオーバーサイズのほんのり色づいているようにも見える水晶クラスターです。
このほんのりな色づき具合、結晶の形、裏面の母岩との接地面のようすからすると、ごくごく淡い……あるいは色が消えてしまったアメジストだろうと思われます。

実はこのクラスター、やや薄暗い加減の光で見ると、うっすら表面に虹が見えます。
本当にうっすらで、時々密ekられなかったりもするくらいなので、果たしてかのレインボー水晶のうっすらバージョンなのか、表面に天然コーティングによる虹が出ているものなのか、判別不能。

買ったときは、願望コミでレインボー水晶! と思ってましたが、冷静になってみてみるとあやしいです。
でも……弁解するわけではありませんが、レインボーか否かはさておき、このボリューム感、うっすらな色合いは好み。
一部、結晶の表面にグラニュー糖のような結晶がくっついてキラキラしています。

石好きも年季が入ってくると、「石の置き場所」という切実な問題が発生します。
それもあって、なるべく掌サイズ(以下)でと決めているんですが、ことクラスターは「結晶が群れてくっついている」という、まさしくそこがポイントなので、しっかりした大きさも魅力になってくるのが怖い。

ちょっと大きい……でもそこがいい。
これで半分、三分の一の大きさだったら、選ばなかったかもしれません。

ときどき、「大きい方がパワーがありますか?」というパワーストーンの質問をみかけます。
私としては、小さくても色や透明感が抜群のルースと、大きいけれど色も透明感もイマイチの原石を比べたら、小さいルースに軍配を上げる人は少なくないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょう。

大きくてきれいでも、ブラジル産なのにヒマラヤ産と偽り、後になってそれがわかって、持ち主さんががっくりしていたら、パワーも何もあったものじゃないですよね。
このように、大きければ……という単純な話ではありませんが、クラスターのように大きさが印象に関わるものならば、大きいと「これは凄いぞ」と感じさせる割合が多くなり、結果として「これはパワーがある」と判断する人が多くなるかもしれません。

感染拡大

久しぶりに叫びます。
「溶け水晶好きーッ!」

このように叫び続けてはや何年。
溶けているところがおもしろいのよ、不思議なのよ、レアなのよと言い続けているものですから、どうも私を感染源として、「溶け水晶好き」が拡大しているようすです。
先日も癒しフェアでばったりお会いした石好きさんも
「KUROさんが言ってたから、すっかり溶け水晶が気になるようになっちゃって」
……と、溶け水晶に捕まってました。

いいでしょ、溶け水晶。

そのとき見せてもらった石も、微妙に溶けていて、小さなトライゴーニックがたくさん出ている石でした。
そういえば、似た感じのトライゴーニックがうちにもいたぞ。

というわけでこの石。
エッチング8

ブラジル産の溶け水晶です。
太さがしっかりある結晶の先端が見事に溶けて、山脈のようになってます。

全体像はこんな感じ。
エッチング8-3

錐面も柱面も、磨りガラス状になっているのに。
溶け水晶は溶けることで荒々しく奇妙な形になることが多いのに……。
「無垢」といいたいようなイメージを受けるのは、なぜでしょう。
溶けたことで、何かが洗い流されたというのでしょうか。

錐面には小さいけれどしっかりトライゴーニック。
エッチング8-2

不思議なことに、気になりはじめると溶け水晶との遭遇率がアップします。
興味があるから探す、だから見つけてしまう。結果として遭遇率アップ……という以上に巡り会うような。

ブレスレットでは、石との相性を気にする人が多いようですが、一つ一つが個性的な原石では、たくさんなる中から一つを選ぶことがすなわち相性の良さの証明です。

気になる。
隣の石ではなくて「これ」。
「これ」でなくてはならぬ。

そのように選ぶことは、逆に言えば、石が自らを選ばせるべくアピールしてきたと言うこと。
選び、選ばれ、選ばせる。
波長が合う、第一歩とも言えます。

だとしたら、遭遇率が高い溶け水晶とも波長が合っているのかも。
……そう思いたい。

癒しフェア

時間があったので、癒しフェアに行ってきました。
たしか2007年に一度行ったきりで、2回目です。

印象は……2007年に比べると、石関係は少なくなったような……。
代わりにペット、健康(オーガニック食品)関係が多くなった感じです。
まあ、癒しといったって石ばかりではあるまいし。

ただ……前回は、まさかの鉱物科学研究所が出店していたり、原石がもっとあったかな。
今回は当然と言うべきかブレスレットが全盛、あなたの石を選びます系の占いも多く見られました。

うーん。
癒しなので、ミネラルショーでは見られないヒーリング系の石が見られるかと期待しましたが、ハズレです。
前回は良くも悪くも、あやしいのから噂に聞くあの石までもっとあったはずですが……。
今回初めて実物を見たのは、プレセリブルーストーン。
ストーンヘンジの……というかストーンヘンジに使われているのと同じ石(多分採れたところも同じ)です。見た目以上に重い、暗緑色の、まさしく「石」。
隣で売られていたケセラ・ストーンもそうですが、かなり見た目が地味です。
岩石の割に(岩石だから、量は採れるはず)お高いので、人気が出るかどうかは微妙かも。

さらにカオスなビーズ。

暦の上では今日が立秋!?
嘘だ~!! と青空に向かって叫びたい。

立秋といえば、暦の上では秋。今日からは「暑中お見舞い」ではなく「残暑お見舞い」になります。
「秋の気配を感じ始める頃」とも言われますが、ただいま猛暑絶好調。

そのせいか「きょうは暑さを一番感じるころという「立秋」。」なんて変なコラムも見つけました。
いや、言葉の上とはいえ、「秋」ですよ?
一番暑いころというなら「大暑」でしょう。

ただでさえ暑いんだから、言葉まで暑く変えちゃいけません。

……というわけで、昨日に続いてカオスなビーズ事情。(暑くてなんとなく逃避気分)

さて、昨日は手芸店とともに、最近フェイクなビーズを見つけて喜んでいる例のショップにも行ってみたんですが、そこにはさらなるカオスが待っていました。
これまでにも人工西瓜石、天然といいながら練りのハウライト、人工マラカイト、練りクリソコラなど、得難いネタを提供していただきましたが、今回は……。

まずはチェリー・クォーツの黄色バージョン、ちょっとリアル風
イエロー・フェイク2

「天然石 黄西瓜石」といってますが、ガラスです
「西瓜石」の方は「人工」だったのに、「黄西瓜石」は天然表示というのもお茶目です。
イエロー・フェイク1
困ったことに今の季節はこっち(人間側)がかなりホットなので、クーラーの効いた店内のガラスビーズは、十分冷たく感じられてしまい、「ガラスなはずなのに冷たいぞ!」と変なところで悩みそうになります。
でもこれは、紛れもなくガラス。

気泡入ってます。
エロー・フェイク3

そしてここからはさらなるカオス。

練りターコイズといってますが……
さざれトルコ6

さざれトルコ7
これ、練りじゃないでしょう。
むしろこのお値段(40センチ105円)で、これだけリアルな練りだったら、拍手。
ただ、全くのナチュラルではないことは確かで、樹脂かワックスの含浸、若干染めもはいっているようす。
さざれトルコ5
↑真ん中の割れたビーズを見ると、外側一層だけ色が濃いめ。おそらく樹脂が染み込んでいるからだと思う。

さざれトルコ4
↑内側(断面)と外側が色が違うものが混じってる。



……と思ったら染めてないっぽいのもあるし、
さざれとるこ さざれトルコ2
フェイク(模造)っぽい……ベースの上に何かをコーティングしてあったのがはがれたっぽいものあります。
さざれトルコ3

つまりこれは、いろんなターコイズ(ターコイズ風も含む)を寄せ集めたもの……?
それでもこの風合いで105円はスゴイ。
わかっているならこれは買いです。私好みのワイルドなアクセに使えます。

ちなみにこちらは堂々の練り(フェイク)。
よく見かける練りよりはかなり風合いが良くて、雰囲気を楽しむならば十分です。
ねりトルコ


それにしても……練りじゃないものに練りとはねえ……と思っていたら。
人工オニキス表示の石がまさかの天然
だって、瑪瑙の縞模様がばっちり入っているんだもの。これは人工(一から人工的に作った、または練り)ではあり得ない。
染めてあるかもしれないけれど。
加工なしではないけれど、染めを人工というのは違うでしょう。

つまり……この店は
●正直に人工表示
●正直に練り表示
●天然と書いてあるけど、実は練り
●練りと書いてあるけど、実は天然(染め・樹脂含浸はあり)

●名前違い

という、実に複雑な事態になっているのです。
でも、ちゃんと見分ければ、意外にお値打ちだと思うんですけどねえ……。

ここで、ちょっと考えてみたい石に登場願ってみます。

ローズクォーツです。
「ローズクォーツには染めがある」
「だから注意」

……という話があります。

それは果たしてどうなのか。

今回こういうビーズを買ってみました。
染めローズ
確かに、穴まわりが赤い。
染まってると言えば染まってる。

表面を見ても細かい凹凸に赤いものが入り込んでいるように見えます。
染めローズ2

……で、これは染めなのか。
一般的には、「穴まわりが染まってる、だから染めだ」ということのようですが……。
私はそれでも不思議です。

石を染める。
では、なぜ染めるか?
それは色を補い、濃い色に見せるため。
天然では意外に少ない色に見せるため。
天然にはない色合いを出すため。
共通項は「きれいに見せる」(時には毒々しい色のもありますが)。

それは、このローズクォーツで成功しているでしょうか?

これまで何度も述べてきましたが、カルセドニーはミクロな結晶が集まったつぶつぶ構造の石なので、ミクロな隙間がいっぱいあって、そこに染料を染みこませて染めることができます。しかし、水晶にはそういう隙間はないので、表面を塗料で覆うか、ひび割れを作って染みこませるしかありません。

ところがビーズは表面がつるつるなので、塗料で覆ってもすぐに落ちます。
ひび割れに染みこませると、中まで染みこませることはできますが、本物と間違えそうな透明ピンクには染められません。
ひびに染みこませるということは、ひびを染料で浮かび上がらせることだからです。
染め紫
↑ひびに紫の染料を染みこませたビーズ。誰もこれをアメジストと間違ったりしないでしょう。

実は今回のあやしいローズクォーツも、一部穴以外の所に赤い色が染みこんでます。
染めローズ3

たしかに、赤い色が乗っているけど、
これは本当に「染めている」……意図的に色を加えたのだろうか?
つまり、染めようとしたものなんだろうか

ローズ・クォーツを染めるとしたら……染めローズクォーツとして考えられるのは、
●ローズクォーツ以外の石を染めてローズクォーツに仕立て上げる。
透明水晶でも、カルセドニーでも、とにかくピンクなローズクォーツ以外の石をローズクォーツ色に染める。
透明水晶を染めるとしたら、先に述べた理由で透明ピンクにはできません(半透明でも)。
カルセドニーならある程度できますが、そっくりな色合いのものがピンク・カルセドニーとして出回っているので、わざわざローズクォーツのフェイクとして、あるいはローズクォーツと偽って売る必要性がありません。

クォーツァイトならば染められますが、その場合は写真のように内部の穴が見えるような透明度は望めないので、クォーツァイトではないと思われます(グリーン・アベンチュリンのキラキラしてないのを思い浮かべてください。あれもクォーツァイトですが、たいてい内部の穴は見えませんよね)

もうひとつ。

●色が淡すぎるローズクォーツを染めて濃く見せかける。
石はローズクォーツだけど、あまりに色が薄いので染めて濃くしちゃおう、というケース。

……では、この「ローズクォーツ」、染めなければならないほど色が薄いでしょうか?
表面の凹凸に赤い色が入り込んでいるので、ちょっとは見た目濃くなってるかもしれませんが、アップ画面で見る限り、薄すぎるようには見えません。立派にローズクォーツといえる色合いです。(だいたい実物と同じ色合いになってます)

色の濃さとしては染める必要がなさそうだし、こんなにバレバレの染め方を……しかも染料溜まりがくっきりはっきりな、そんな状態では「きれいに見せかける」という目的からは逸脱しています。

染めるという手間をかけるからには、その分高く売りたいわけで、逆に言えば、手間をかけてもその分高く売れる、やるならそういう加工が行われるでしょう。

このビーズは、このわざとらしい色が加わったことできれいに見えるとはお世辞にも言えない。
おそらく、作業が雑で磨き粉の色が残っているのではないでしょうか。
染めているとしたら失敗作。
失敗作ということは、同じようなものは量産されません。
こんなわざとらしいのをわざわざ作ってられません。

そのうえ、見れば一発でばれるのですから、「染めに注意」とわざわざ注意書きするまでもないと思うのですが、いかが。

単に加工がずさんで、磨き粉かつや出し剤((ちょうど赤いのがあります)が残っちゃってるんじゃないでしょうか。洗い流すタイミングを逃すとこびりついて採れなくなると聞いたことがあります。

追記:
私はこういう見た目きれいでもないバレバレの石を理由に「ローズクォーツには染めがある」といいたくありません。
染まってるように見えるんだから、染めがあると言えるんじゃないかといわれそうですが、染めというならもっと綺麗なもの、綺麗に見せようとしたものをいいたい。

なぜ、うるさくいうかというと、いったん「染めがある」ということになると、その情報だけが一人歩きし、それがどういうものか知らないのに「自分のは大丈夫だろうか」「安かったけど染めだろうか」と心配する人が現れます。
それがどんな偽物かも知らないのに、自分の石を疑うのはやめましょう

時にはショップで「染めがあるといいますが当店のローズクォーツはナチュラルです」などと言い出すところも出てきますが……警戒しなければならないような染めはほぼ無いんだから、大部分はナチュラル。言った者勝ちです。そんな宣伝に踊らされるのは迷惑。

そんなのはごめんです。



相変わらずカオス

ちょっと用事があって、いつも行くビーズショップではなく、手芸店に行ったのですが。
まだまだ天然石…パワーストーンブームなので、当然石ビーズを置いてます。
そのコーナーが、カオス

モノクロ系縞瑪瑙が「ブラックサードオニキス」
赤縞瑪瑙が「レッドサードオニキス」
白と半透明の縞瑪瑙が「ホワイトサードオニキス」

そもそも、本来は黒地にすっきり白い縞の入ったアゲートが「オニキス」でした。
つまり、「オニキス」といえば白黒中心のモノクロ縞。

サードオニキスは、サード+オニキス、つまりオニキスの赤(茶色っぽい赤)バージョンという意味の名前なのです。

ですから、「ブラックサードオニキス」という名前は、
「モノクロ縞模様の赤バージョンの黒いの」
「レッドサードオニキス」は、
「赤い赤縞瑪瑙」……まるで「頭が頭痛」みたいな名前。
「ホワイトサードオニキス」に至っては
「白い赤縞瑪瑙」
という、奇妙奇天烈大笑いな呼び方になってしまうのです。

じゃあ、どう呼べばいいか?
簡単です。
モノクロ系縞瑪瑙はブラックサードオニキス
赤縞瑪瑙はレッドサードオニキス
白と半透明の縞瑪瑙はホワイトサードオニキスホワイトアゲート

「ブラックサードオニキス」なんて札を付けると、実は石の名前をちゃんと知らないと白状しているも同然です。

カーネリアンは、深みのある赤のカルセドニーのことです。
しかし、天然で深い赤は意外に少ないので、加熱で赤くしたり、染めて真っ赤にしたものが売られています。
これは、安く大量に出回る必要があるビーズとしては、仕方がないとも言えるのですが……問題はその表示。

カーネリアンは「赤」だというのにクリーム色~オレンジ色のビーズがカーネリアン。
それだけでも「やだねえ……」とぼやきたいところですが、なんと。

8ミリがカーネリアン表示なのに、お隣6ミリは「赤メノウ」表示。
もちろん、誰がどう見ても同じ種類のサイズ違いです。
さらに隣の札は「あ、染めだな」と思える均一真っ赤なビーズが「赤メノウ」

瑪瑙(アゲート)といったら、縞模様などがあるはずなのに、見た目真っ赤で縞模様がなければアゲートではなくカルセドニーでは? と思いませんか。
……調べてみたら、染めて赤くしたものはインボイス(請求書)にカーネリアンと記載することが出来ないので、レッドアゲート(赤瑪瑙)と書かれるのだそうです。(参考サイト)

だとしたら、クリーム色~オレンジの色むらのあるビーズを、「赤メノウ」としたら、何重もの意味でおかしいのでは?

ジャスパーならぬ「ジャパー」なんて札があるし、チェリー・クォーツはさすがにガラス表示でしたが、かなりくすんだ色合いでお世辞にもかわいい異色合いとは言いかねるアフリカンストロベリーが堂々の「ストロベリー・クォーツ」表示。
緑の繊維状内包物入り水晶が「エピドート」。(百歩譲って緑の繊維状のものがエピドートだったとしても「エピドート入り水晶」であるべき)
あ、ブラックトルマリン入りの水晶がサイズによって「ブラック・クォーツ」「ブラックルチル」表記になっていました。

……手芸店とはいえ、もちろんパワーストーンとして石を楽しむ人も買いに来ることでしょう。
そこでご注意。
このようにカオス名表示はあちこちで見られるので、お店の名前表示をするっと信じてしまうのはちょっとお待ちを。
石の名前が間違っていては困る。という気持ちならば、一度は検索して調べてみることをおすすめします。

じ~っ

こんな天珠を見つけました。(同じ天珠を角度違いで写しています)

モノクロdzi

何とモノクロ。
黒い部分は、もしかしてシールでも貼り付けたのかと思ってしまうくらい、くっきりはっきり。
何と黒い部分の方が若干へこんでいるような……。

いったいこれ、何をどうやって作っているんだろう。
穴まわりを見ると、地は黒のようす。
黒い部分がへこんでいて、白い部分がややふっくらしているならば、白い部分に何かを塗った?
でも、塗った塗料にひびが入っているにしては、そこまで分厚く塗ったようには見えないし。

へこんでいるからと言って、そこが地とは限りません。

つるつる 300

これらの天珠は、染料で描かれた模様の部分がへこんでいます。
左のタイプは、白い部分が地(陶器のようなモノ)で、黒い部分にエナメルのような塗料を塗ってつやつやにしたのかと考えたことがありますが、そっちの方がめんどくさいし、じっくり見ていくと黒い部分に瑪瑙の縞模様がうっすら見えているものがあったので、黒い部分が地なのです。

また、「ガラスや瑪瑙にリューターで模様を彫って、そこに塗料を流し込んでいる」という意見を聞くんですが、個人的には違うと思います。
なぜなら、右と同じタイプでへこんでいないのもありますし、模様のラインを見ていくとかなりラインが手書きっぽいのもあるからです。
300-2

また、これらは比較的安いタイプなので、一つ一つ模様を彫り込み、流し込み……と手間暇かけて作っているとは思えません。色の付いている石にさらりと模様を手書きして加熱して焼き込みした方が簡単です。

つるつる2
こちらの「いかにもペンキで描きました」タイプもいろいろあって、中には模様の部分だけが欠け落ちることがあり、「模様を彫って塗料を流し込んだ説」の裏付けにされるんですが、これもいかにも塗ったっぽく模様が盛り上がっているのもあれば、ほとんど差がないほどなめらかなものもあります

私はこれは、焼き込み加工に差があって、完全に焼き込まれたものと中途半端に終わってしまったものがあるのだと考えています。
模様が欠け落ちたものは、塗料が中途半端なしみこみだったために染みこんだ部分だけが欠けたのではないでしょうか。

さて、話はモノクロ天珠に戻ります。
さらによく見ると、穴まわりの黒と模様の黒は、やや違うようです。
穴まわり(上の写真では天珠の両端)と白い部分には段差がありませんし、黒い部分はつやつやですが、模様の黒い部分はややつや消しでぺったりしています。

つまり……地は黒くて、そこに一度白い染料を染みこませ、さらに黒で模様を描いて焼き込み?
意外に手間がかかっている天珠なんでしょうか。

さてこの天珠、ネットで検索していたら「黒龍紋」とか言われている、かなり高額な天珠にそっくりでした。
しかも同じ模様が亀甲九眼とされてましたが……。

私が買った値段とは段違い。ネットで見かけたのが不自然に高いのか、それとも私が買ったのが、高額天珠のそっくりさんなのか。
亀甲という割に真ん中列の部分は六角形じゃないし、これ、亀甲なんでしょうか?
いろいろ謎なこの天珠、少々シャープすぎるくらいにシャープなので、逆にヘンプに合わせてみようかと計画中です。


追記

染料を塗った(焼き込んだ)はずの黒い部分がへこんでしまうのは、こんな理由ではないかという新たな説を聞きました。

上の方で、焼き込みが甘かったために中途半端に染料が染みこんだ部分が(石ごと)欠けてしまった……という話をしましたが、染料が染みこんで焼き込んだことで染料を塗っていないところより石がもろくなり、最後の仕上げに磨きをかけた際、余計に削れてへこんでしまったというものです。

なるほど。

それならば、微妙な凹み具合の説明が付きます。

石さんお願い!

石に願掛けなどしたこともない私が、思わずお願いしたくなります。

気分だけでも涼しくして~っ!

昼間、郵便局まで行っただけで、汗びっしょりですよ、もう。
この夏は溶けますなあ。
なのに、7日が立秋? 信じられない。

気分だけでも涼しく……ならばやっぱりこれでしょう。

マイカ&アクア

アクアマリン!

産地はもちろんパキスタン。

実をいうと、アクアマリンは石英母岩のがきれいだな~と思うんですが、この石は雲母がざくざく刺さっていて、
雲母の灰色と透明水色の対比がとてもクール。

アクアマリンも、六角柱状のシンプルな結晶ではなく、階段状になっていたり、細かい結晶がいくつも合わさったような形状になっているのが、豊かな表情になっています。


オブジェ

オブジェ

「何だこれは」といいたい感じですが、おなじみトルマリン&水晶です。
トルマリンの上に、なぜかタビュラー(平べったい)な水晶が、妙な感じにくっついています。

水晶にはあまり透明感はなくて、どことなく灰色にくすんでいるようにも見えます。

だけど。
オブジェ2

実は、トルマリンは黒ではなくて
インディコライトといえるかどうかはちょっときびしいけれど、青いのです。
水晶にも同じトルマリンが、くっつき&一部は内包されてます。

青いトルマリンが内包されているとなれば、青水晶になってもおかしくないのに、この水晶は残念、青くないです。
青く色づくほど、トルマリンが入ってません。

あ、ここで機会を捉えてしつこく叫びます。
青トルマリン(インディゴライト)入り水晶は、
青ルチル(藍ルチル)とは呼びません!


トルマリン(電気石)はトルマリン。
ルチル(金紅石)はルチル。
ルチルが入っているからルチル入り水晶。
単純にして明快!

「トルマリン入りをルチルと呼びます」などという説明は、どう考えたっておかしいです

中には「見分けるのが難しく、一つ一つ調べるわけにも行かないから、知名度の高いルチルの名前用いられるようになった」とちゃんと書いてある本もありますが、そこまで説明しておいてアクチノライト入りがグリーンルチル」とは情けない。
中に入っているのがルチルか否かわかりにくいのはあります。
だったらわかっているものだけでもちゃんと呼んで、内包物が判別できないのは「針入り水晶」と呼びましょう!

これは「正式には」とか「鉱物学でいうと」なんて但し書きが付く話じゃありません。
「餡が入っているからあんパンで、中がジャムだったらジャムパンだ」
という程度の、簡単な話です。

パンを割らずに中身を当てろといわれたらわからないかもしれないけれど、
「これは餡が入ったジャムパンです」
といわれたら変だと思うでしょう。
どこが専門的な話であるものか。

さて、話は戻って、写真の石。
残念ながら、青水晶ではないけれど、ちょっと色はくすんでいるけれど、このくっつきかたは秀逸。
2枚目の、トルマリンの色を写した写真でわかるように、トルマリンから「枝」が出て、水晶を支えているという芸の細かさ。

オブジェっぽく造形美を楽しみたい石です。

川流れの証。

前にケブラ・リーザのできかたを紹介したときに、

実際「ケブラ・リーザって、川流れ水晶のことでしょ?」と聞かれたことがありますが、違います。
いや、半分だけ当たってるかもしれないけれど、ケブラ・リーザ=川流れ水晶ではありません。

ケブラ・リーザとはポルトガル語で「なめらかに割れる」という意味。
その意味の通り、なめらかに割れて丸っこくなった水晶です。


と書きましたが、その、「半分だけ当たっている」証拠がこれ。
はんぶん

川流れで丸くなったようすを残すケブラ・リーザです。

左半分がざらざら丸い川流れ。
右半分がケブラ・リーザの名前の通りの、なめらかな割れ口。

この質感の対比の、何とみごとなこと!

左半分のざらざらは、人工的に作ったタンブルでは作れないと思うので、まさしく天然が作った形に雷が仕上げをした石なのです。

似ても似つかぬ

はーい、答えです。

もこもこ蛍

フローライトです。
……というか、気分はフローライトだそうです、といいたい感じです。

産地は中国、湖南省。

※ネットで「Stalactitic Fluorite - Minggang, Xinyang, Henan, China.」として同じタイプのフローライトを見かけました。

確かにフローライトが出る産地ですけど、こんなのも出るんだ。
フローライトといえばさいころみたいな四角い結晶がスタンダードですが、これにはどこにもその面影がありません。

よーく見ると小さな小さなさいころの集合体……というもでもないのです。

買ったのは先だってのクリスタル・ザ・ワールド。
その時に知り合いの石好きさんにも見せたのですが、
「スミソナイト?」
……といわれました。
もこもこしたところが確かに似ています。

こういうもこもこフローライトがあるのは知っていました。
最初にこのタイプを知ったのはミャンマー産。
フローライトらしい結晶の形が見えないという点では、インドの球状フローライトもそうです。

そして今回、湖南省。
ここにもあったか!
……というより、やっぱりあったか中国!という感じです。
何が出ても驚きません。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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