INFORMATION
top-red

石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

楽天ブログは更新を停止しています。 掲示板や記事へのコメント欄は開いておりますが、見落とす可能性が高いので、こちらにコメントいただくか、画像掲示板web拍手の一言メッセージ等をご利用ください。

石好きサイトを結ぶ近道リンク(別館サイト内) 


石の素材サイト         ブログの保存版別館サイト。 
  

画像掲示板です          どんどん増えてます!
  

ブレスなどハンドメイドのためのセカンド・ブログ



石好きが高じてブレスレットやワイヤーラップ・ペンダントを作ってお店に置いていただいてます。
パーフェクトストーンさん
 ※KUROのページはこちら
※当サイトの文章・画像等の無断使用・転載・直リンクは固くお断りいたします。
 使用される場合は、画像を改変せず、出典を明記、当ブログへリンクして下さい。

チャイニーズ・(やや)レッド

チャイナ・レッド2

昨日の赤水晶と同じ産地の別タイプの石。
やや長柱状でうっすらアメジスト、ぽつぽつと鉄の赤が散ってます。
でも、水晶の間にくっついている鉱物(何だろう?)は昨日の水晶と同じなので、おそらく鉱脈つながりなんじゃないかと想像します。

全体の形のまとまり、色の鮮やかさでいうと、昨日の石の方に軍配が上がるでしょう。

でも、何だかこっちのタイプも好きなのです。
昨日の石が、完璧なフラワー・アレンジメントならば、こっちは盆栽……?
奔放で、整いすぎない自然さが、逆に魅力。

さらに、同じ産地にこういう石があることで、昨日の石の「もしかして加工してるとか?」という危険度もぐっと下がります。

なんだか、昨日の石との比較ばかりになってますが、地味は地味ながら、うっすらアメジストに赤が散った色合いは、実は繊細に綺麗。

人の手がまねできない自然の技です。

チャイニーズ・レッド

中国産、と聞くと「もしかして加工」なんて思ってしまうのは、サベツでしょうか。
とっさにそんな連想がうかんでしまう、その原因となったあれやこれやは確かにあるわけですけど、ちょっと待て。

昨今では
「偽物があるんだって」
という噂が出ると、すぐに
「だから信頼できる店で」
ということになりがちなんですが、それに対してあえて言いたい。
もったいない。

前に、KURO的 信頼できるお店の探し方という雑記でも書いたように、信頼できる店と言うけれど、その店が信頼できるかどうか、どうやって見分けるんでしょうか。
一応それらしいことをそれらしく説明してくる中から、なるほどこの店は信頼できるぞと判別するには、逆にある程度石のことを知ってないといけないわけで、だったら、店を見分けるよりも、直接石を見分けた方が効率がいいです。

仮に、他人のお薦めで運良く「信頼できる店」が見つかったとしても、そこがすべての石について同じようにくわしく正確かはわからないし、もしかしたら石の仕入にも得意不得意がある(たとえばブラジル石は仕入ルートがしっかりしているけど、ネパール産については仕入られないとか)かもしれません。
でもやっぱりヒマラヤ水晶欲しい~となったとき、信頼できる店から探していたのでは手間がかかりすぎです。

ですから、最初に信頼できる店、ではなくていろいろ失敗もしつつ石を選んでいるうちに、この店は好みの石が多いぞ、良心的だぞ、信頼できるいい店だぞ……と「わかってくる」。店というのはそういうものです。

なのに、「信頼できる店」を気にしていたのでは、みすみす石との出会いの幅を狭めてしまいます。
ああ、もったいない、もったいない。
中にはたくさんあると、どれがいいのかわからない、なんて人もいらっしゃいますが、「どれがいいか」も人それぞれ。人に選んでもらうんじゃなくて自分で見つけるものなのです。

ですから私は、「中国産? もしかしてやばい?」と尻込みせずに、逆に、おもしろいものがあるんじゃないか?と身を乗り出します。
あの広い国土を持つ国、何が出てきてもおかしくない。
偽物・加工物を恐れるよりも掘り出し物に出会う方が魅力的!
運悪く引っかかってしまったら、「勉強不足~!」と自分を笑いましょう。

ということで、この石にもさっさと飛びつきました。

チャイナ・レッド

中国産(江西省九江市徳安)の赤水晶です。
ご覧の通りの真っ赤っか。
脇に他の鉱物(何だろう?)を伴い、全体的にこんもり丸い、まるで牡丹のようなその姿。

華やか!

まあ、まず原石という時点で、もしかして偽物・加工? と疑わなくてはならない危険性は(ビーズに比べると)格段に低くなるし、この石については「もしかして?」度も高くはないですが。

一応、お約束としてお店の人には「天然の色か?」と聞いてみました。
もちろん答えは「天然」。

いや~、この石(ほかにもたくさんあり(は、会場内(池袋ショー)でも目立って鮮やかな石でした。
後で聞いてみると、石好きさん仲間は何人もがこの石を買っていて、やっぱり「天然の色?」と聞いたそうで、皆さん考えることは同じです。

でも、この石に加工を疑うなら、
表面に人工的に何かを塗ったんじゃないか?
ということでしょう。

もし、そんな加工が施されているとしたら。

◇水晶以外の部分(他の鉱物部分や裏面)にも塗ったものが付くはずです。
 →そういう状態は認められません
◇結晶と結晶の隙間(くぼんだところ)に、塗料が溜まるかもしれません
 →むしろ結晶と結晶の隙間は色づきが淡い
◇塗ったり吹き付けたりしたら、全体が均一に色づくはず。
 →この石は、オレンジから赤へのグラデーションになっています。
  他の石では全体的に真っ赤だったり、オレンジだったり、個々に色合いが異なります)

◇塗料だったら、それらしいつやがでてしまうはずです
 →どちらかというとつや消し気味。薄皮一枚分内包されて、つやがあるものもありました


いちいち書き出すとこんな感じですが、要するに、見れば……ちょっと見慣れていれば「加工じゃないな」とわかります。
慣れれば、そんなに難しい話でもありません。
慣れるためには、「中国産、心配~」と尻込みしていてはダメです。
むしろ、「加工! せめて写真が見たい!(できれば実物を)」「これが加工!? どこで見分ける?」と身を乗り出すべきです。(私の場合、あえて「偽物・加工もの」を買ってしまう場合もあります)

それがミネラルショーならば、わかってる人に根ほり葉ほり聞きまくりましょう。
好きな石のためならば~♪


名前の中身を知っとこう

え~、突然ですが、問題です。

このピンク色の3粒のビーズ、一つだけ種類が違います。
それはどれでしょう?

ピーモンタイトシスト









はい、違うのはこれ。(矢印)
ピーモンタイトシスト2

矢印で示したのは、ロードナイト。
残り2つは何かというと……。

え~、買った名前は「ピーモンタイトシスト」でした。
ここで、「へ~、ピーモンタイトシストって石なんだ」と、この長い名前を「そういう石」としてひとまとめに覚えておしまいにすると、あとでこんがらります。

まず、この石を最初に見かけるようになったときの名前は「シリシャスシスト」でした。

これも長い名前ですが、実は「シスト」という言葉に聞き覚えがありました。
確か、岩石の一種を示す名前だったはずです。
「シスト 岩」などで検索すると、シスト(schist/片岩)と出てきます。
片岩というのは、岩石が地殻変動などで熱や圧力を加えられ、岩石を構成する鉱物が別の鉱物に変化したり、構造が変化したりした変成岩の一種。
英語のschistは、ギリシャ語のschistos(裂ける,割れるなどの意味)に由来し、つまりは、薄い破状に割れやすいのこと。意外にそのまんまな名前です。

最初に見かけた名前である「シリシャスシスト(siliceous schist)」は珪質片岩という意味。
呼んで字のごとく、珪酸(シリカ)……簡単に言えば石英質の成分を含む片岩ということです。

ですから、こういう濃いピンクの石であるとは限らない。
名前としてはかなり大ざっぱで、いろんな岩がある中で、特にきれいなものがあったのでビーズにしたのでしょう。

で、このおおさっぱさを嫌ったのか、「ローズシリシャスシスト」という名前も出てきました。
これは正式名というより、ずばり「見た目薔薇色の珪質片岩」
色の形容がつきました。

では、「ピーモンタイトシスト」は?
先ほど、シリシャスシストというのは、大ざっぱな名前なので、色名をかぶせて「ローズシリシャスシスト」なんだろうと言いましたが、ピーモンタイトシストも似たようなものです。
ただし、こっちは色名ではなくて、特徴的に含まれる鉱物の名前。
片岩は、非常に種類が多いので、特徴的に含まれる鉱物の名前をかぶせて呼ばれる場合が多いのだそうです。

つまり、ピーモンタイトをたくさん含むシストということ。

だったら、ピーモンタイトって何だろう?
ピーモンタイトは和名で言うと「紅簾石」
エピドート(緑簾石)の仲間で、エピドートの成分の中の鉄がマンガンに置き換わって濃いピンク色になった鉱物です。
ロードナイトと色が似ているのも道理。どちらの石もピンク色の原因がマンガンです。

もう一度改めて。
ピーモンタイトシストとは、
ピーモンタイト(紅簾石)というピンクの鉱物を特徴的に含むシスト(片岩)。

ところによってはシリシャスシスト(ピーモンタイト)の表記で売っているところがありますが、これはちょっと……。
……というのも、これでは、シリシャスシスト(岩石)とピーモンタイト(単独の鉱物)がイコールになってしまいます。
でも、このビーズは単独の鉱物だけじゃない。まざってます。


さて、思わず問題にしてしまったほど似ているロードナイトとピーモンタイト・シスト。
比べるとちょっぴり違います。

ピーモンタイト・シストはマーブルっぽい縞模様がうっすら見えます。
不透明なピンクと、何となく透明な部分が混じる感じ。
ピーモンタイトシスト4

ロードナイトにはそれがありません。
ピーモンタイトシスト3
このロードナイトは、色がきれいなものを買ったのでピーモンタイト・シストにそっくりな色味でしたが、黒い筋のような部分が混じったり、グレーっぽいピンクのものも多いです。

手ざわりも、ピーモンタイト・シストの方がなめらかで硬い感じ、ロードナイトは柔らかい(硬度が低い)感じが手ざわりからもわかります。

ところが……この「うっすらマーブル縞模様」の石が「ロードナイト」として売られているのを見たんですけど……。
手ざわりも、ロードナイトじゃないっぽいけれど、表示は「ロードナイト」。

もしかして、間違ってる……?


プラチナ(ルチル)の色。

先日、某イベントにて
角閃石が内包されてうっすら青い水晶(原石)を手に取ったら、お店の人(外国人)に
「それ、プラチナ入り水晶」
といわれて、ひっくり返りそうになりました。

普通のシルバー・ルチルをプラチナ・ルチルと言われるくらいは想定内ですけど、繊維状のものが見えるか見えないかくらいのふんわり内包物で、しかもうっすらブルーのものが、どうやったらプラチナ。(しかも、プラチナ・ルチルではなくてプラチナ)

一緒にいた石好きさんと、思わず口をそろえて
「違いますよ。これはリーベッカイト入りです」

すると、お店の人は、今度はプラチナ・ルチル入り水晶のブレスを取り出し、
「これは? プラチナ入ってる? プラチナ入りと言われた」

……プラチナ・ルチル入り水晶を略してプラチナじゃなくて、本当にプラチナが入ってるかと聞いてるわけではないですよね……?
そんなことを考えつつ、
「これは、プラチナ・ルチルと呼ばれてますが、プラチナは入ってません。ルチルの一種です。(※)
ブロッカイトという、ルチルによく似た鉱物が関わっていて、ちょっと珍しい色合いなので、プラチナ・ルチルと呼ばれてます。
プラチナ入りじゃなくて、シルバーより珍しいから、プラチナ。商品名、トレードネームです」
2人してきっぱり言ったので、そのお店の人はすかさずメモしてました。

このショップは卸もするので、ショップの人も仕入をします。
でも、卸の人は必ずしも石の専門家(鑑別ができるとか、ヒーリングにくわしい)ではない。
鑑別に出したって「鑑別結果・プラチナ・ルチル」なんて結果はでないでしょう。鉱物名でも宝石名でもないんだし。
だから、大ざっぱにこういう石がこういう名前で売れてる……ということで、数ある石を区別する意味も兼ねて、「そんな感じの名前」で売ってしまう。
知らずに仕入れた人は、「店がこういう名前で売っていたから」とそのまま小売りしてしまう。
かくして石の名前は……(略)。

さて、ちょこっと前にプラチナ・ルチルはルチルの一種と言うところに(※)を付けました。
というのもプラチナ・ルチルはブロッカイト(ブルカイト)という鉱物名で呼ばれることもあるからです。
ブロッカイトは、ルチルのいわば兄弟石。
成分は同じだけれど、結晶の基本パターン(結晶系)がちょっと違うので、別の鉱物に分類されます。

じゃあ、これもルチルじゃないのに何でもルチルと言ってしまういい加減さの犠牲石か!
いや、ちょっとお待ちを。


プラチナ・ルチルのこのけばけばした細い部分はルチルなんです。

よく見ると、細い芯のようなものがあってそこからルチルがブラシの毛のように生えているように見えます。
どうやら、この「芯」がブロッカイトらしいのです。
上の写真のような「プラチナ・ルチル」全体がブロッカイトだと思ってしまうと、間違い。

ブロッカイトという鉱物のスタンダードな姿はこっち。
板-チタン

いわゆる、プラチナ・ルチルとは似ても似つきません。
ブロッカイトの和名は「板チタン石」。なるほど「板」な石なのです。

これらのことは知ってましたが、こうやって比べると、「プラチナ・ルチル(の芯)」と「板なブロッカイト」がどうやってもつながりません。
う~ん、と首をひねっていたところへ、この石。

イタチタン

ブロッカイト入り!

向かって右側あたりの内包物を見てください。
茶色くて四角いものが……根本から生えた薄っぺらな板状のものが、水晶の中に内包されているのが見えますか?
板状……ブロッカイトがブロッカイトらしく入ってます。
残りの部分もよく見ると、これも何となく板状で、その「板」がほぐれて繊維状に……ルチルになっているのがわかります。

ルチルとブロッカイトの違いは、結晶系ですが、その違いをもたらしたものは結晶したときの温度。
最初、低い温度でブロッカイトが結晶し、次第に温度が上がっていったために途中からルチルとして結晶したのだそうです。

温度。ならば、ルチルとブロッカイトがつながります。

ところで……一般的にプラチナ・ルチルと言われているルチル(見えている部分の大部分はルチル)の色は、黒っぽい銀色。
しかし、今回の石は……なんだか茶色い。

こちらは金……ではないけど、淡いクリーム色。(写真ではよく見えませんが、実物を見ると、ブロッカイトの表面が毛羽立っているように見えます)

産地で色が違うのか?

でも、ブラジルでも色は違うけれど「プラチナ・ルチル」にそっくりなのがあるし。



これが、黒っぽい銀色ルチルの色違いバージョンだとしたら……、これも「プラチナ・ルチル」と言えるだろうか。
言えないですよねえ……、プラチナルチルの条件、また考え直さないと。





妻に捧げられた石

再録というか……気になったので、もう一度。
marialite

以前に一度取り上げたマリアライトです。

なぜもう一度かというと、このブログに「マリアライト・意味」で検索してくる方がちょくちょくいらっしゃるので、ふと思い立って、再度検索してみたのですが。

やっぱり!

前々から見かけていて、やばいな~、これ、広がりそうだな~と思っていた説明が大増殖

書き出してみます。
◇聖母マリアの石といわれています。
◇聖なるマリアのエネルギーと繋がり……
◇聖母マリアの石・天然マリアライト
◇聖母マリアの石と言われているのは、 マリアライトという石……
◇『聖母マリアの微笑み』 稀少石マリアライト……

まあね、(見かけるのは)あの綺麗な紫色で、新しくビーズで出回りだした、まだまだレアな石で、とどめに名前がマリアライトですから、わ~い、聖母マリアって感じ~、と言われてもおかしくないですけど。

ここではっきりともう一度。

マリアライトは鉱物名です。
その名前は、ドイツの鉱物学者G.von Rathの妻、
Maria Rosaの名前が由来です。


もしかしたら Maria Rosa という名前が、そもそも聖母の名前をとって付けられたのかもしれませんが、(欧米では天使や聖人の名前が付けられることが多い)だからといって聖母マリアの石、と言っちゃっていいんでしょうか?
たまたま奥さんの名前がマリアだったからマリアライトになったけど、たとえばバーバラだったりしたら、バーバライトなんて名前になっていたかもしれない。
もし、この紫のスキャポライトがバーバライトという名前だったとしても、「聖母マリアの石」と言われたでしょうか?

この石のパワーが聖母マリアにつながってるんだから、聖母マリアの石なんだというなら、鉱物名なんかに関係なく「聖母マリアの……」と言われるでしょう。
でも、たぶん、名前がマリアライトじゃなかったら、そんなことにはなってないでしょうね。

石の意味を重視しようと無視しようと、それは個人の楽しみ方ですけど、調べれば由来はちゃんとでてくるのに、名前だけで「聖母マリアの石と言われています」と単純に説明を付けないで欲しい。

マリアライトが鉱物名ではなく、どこかのヒーラーがこの石には聖母マリアのパワーが宿っている!と感じて「マリアライト」と付けたのなら、文句を言う筋合いではありませんが、先に名前があって、この名前だし、きれいだし、聖母マリアの石!……では、明らかな後付、こじつけじゃありませんか。

たとえば、ラブラドライトだから、「ラブラドライトは愛の石です」と言われたら、どうです? マリアライトという名前だからいいじゃない、では、フェアじゃないです。
「~と言われています」って誰が言い出したんでしょう。
いっそのこと、「美しい色とマリアライトという名前からイメージを得て、聖母マリアの石という意味が考え出されました」と、正直に言ってしまえばいいのに。

さらに繰り返します。

聖母マリアの石と同じくらい多いのが
◇スキャポライトの一種で紫色に結晶したものがこのマリアライト
◇マリアライト(パープル・スキャポライト)
◇”バイオレットスキャポライト”=”マリアライト”
◇紫色のスキャポライトをマリアライトと言います。

これも、ですね。
マリアライトはスキャポライトの一種で、ナトリウムが多く含まれるもののこと。
紫色のものがすべてマリアライトとだったとしても、
紫だからマリアライトなのではなくて
ナトリウムが多いからマリアライト。


鑑別結果「パープル・スキャポライト」とでたからマリアライト(パープル・スキャポライト)なんだ、というところもあるようですが……。
マリアライトがスキャポライトの一種である以上、鑑別結果「パープル・スキャポライト」というのは、たとえば、ラブラドライトを鑑別に出したら「レインボー・フェルドスパー」という鑑別結果が出た、という感じになります。

長石の一種であるラブラドライトも成分(と結晶系)によって分類されている鉱物名です。
ちょっと成分比が異なると、違う種類の長石(アンデシンやバイトウナイト)に分類されます。

ここで、仕入れたラブラドライトを鑑別に出したら「成分比を計測した結果、これはラブラドライトと言うよりバイトウナイト」という結果なら、厳密に判断されたのだなということになりますが、「レインボー・フェルドスパー」というのは、
見た目虹色の長石
ということです。
ラブラドライトは大ざっぱに長石の仲間(成分比がちょっと違うバイトウナイトもアンデシンも、もちろん長石)ですから、鑑別に出したから厳密な結果というより、あたりまえのことを改めて……むしろちょっと大ざっぱに言ったことになります

つまり、「パープル・スキャポライト」というのも
(成分はともかく)見た目紫色でスキャポライトであることは間違いないですね。
と言っているのだということです。

マリアライトの場合、ビーズや宝石として一般的な石ではないので、成分分析までしてマリアライトかメイオナイトかを判別することは少なく、マリアライトの名前はマイナーです。
だから、「これ、マリアライトで間違いないですよね?」という気持ちで鑑別に出したけれど、「スキャポライトの紫色バージョンですね」という返事が返ってきたわけで、疑問と答えがちょっとずれているわけです。
あるいは、簡易鑑別ではスキャポライトと言うことはわかっても、マリアライトかメイオナイトかまでは判別しなくて(できなくて?)わかる段階までの結果でスキャポライト、ということなのかもしれません。

ですから、スキャポライトがマリアライトより大ざっぱな分け方であること理解していないと、紫色のスキャポライト=マリアライト(マリアライトは紫だけ)という勘違いを招きます。

そりゃ、鉱物的に言うと、そうだけど……。

と、おっしゃいますか?

そうです。これはキッパリ鉱物的な話。
でも、鉱物名をそのまま使おうというのですから、
鉱物的な分類の条件に従うのはあたりまえではないでしょうか?


パワーストーンなんだから、そこらへんは適当でいいじゃないか。
……何をおっしゃいますやら。
パワーストーンだから……と黙認すると、原石のエレスチャルとビーズのエレスチャル、硫黄入りのレモンクォーツとスモーキー加熱のレモンクォーツのように、実は違う見かけ、内包物のあるなしが違う石なのに、同じ名前で呼ばれてしまい、いったいどうなってるのと混乱を招くことになります。

トルマリン入りなのにルチル、アクチノライトなのに、見た目が似てるからホランダイト、フックサイトとルビーの組み合わせなのにルビー・イン・ゾイサイト。そんな例はたくさんあります。これ以上はごめんです。


「中身は餡だけど『ジャムパン』」
お店が『ジャムパン』と言ってるからジャムパンなんだ!
……なんて、私は納得できません。
中身が餡なら餡パンと言え。

鉱物話、めんどくさい~というなら、マリアライトという鉱物名を使わずに、紫色のスキャポライト(成分関係なし)にまったく別のパワーストーン名を付けたらいいでしょう。
(このとき、~ライトのような鉱物名と間違えそうな名前はやめてください)


そして今回新たにもう一つ文句を。

マリアライトの説明は、「聖母マリア~」だけでなく、ちゃんとスキャポライトの一種であり、成分によってマリアライトとメイオナイトにわけられる……という説明をしているところももちろん、あります。

ところが、ここでも気になることが。

メイオイトではなくメイオイトと書いているところが意外に多い。

またまた細かいことを~なんて、言わないでくださいね。
メイオナイトの綴りはMeionite
語尾は~niteですから、~ライトとは読めない。

ロードナイト(バラ輝石)とロードライト(ガーネットの一種)もちょっとした違いですけど、全然別の石。
セレスタイトとセレナイト、レピドクロサイトとレピドライト……似ている名前の違う石は色々あります。
細かいことだからと侮るなかれ。

たまたまメイオイトという別の石はないようですけど、メイオライトで検索すると、ヒットしてくるのは、たいていパワーストーン系のページ。
中にはマリアライトとメイオナイトの成分の説明をしながら、同時に「聖母マリアの~」と言ってるところもあったりします。

チャロアイトを「チャロイト」と覚えてしまっていたり、リモナイトをライモナイトと読んでいる例がありますが、できることなら、一番スタンダードな名称を覚えた方が、あとあと便利です。

「メイオライト」説明のショップさんについても、そこまで調べたのなら綴りがMeioniteであり、メイオライトと呼ぶのがおかしいのではないかと気が付いてもおかしくないはず。
メイオライト説明がパワーストーン系ページばかりということは、どこかが震源地で、そこをまねしただけ……と言う可能性も大。
読み方(表記)が二種類ある、と気づいた時点で確認しないと、「実は調べて無くてまねしただけ」がばれます。


ふんわり、きりり?

ブル・アメ

ブルガリア産水晶です。

東ヨーロッパの石はさすがに少なくて……といいかけて、改めて数えてみたら、

これ

これ

これや……、ありゃ、ちゃんと持ってる。

しかも、2つ目を除いて、1つ目、3つ目、そして今回の石は同じ産地。
一つ目はブルガリア産としか書いてないですが、特徴を見る限り同じ産地っぽいです。

今回の石は、一番小さいけれど、ふんわりマットな中にアメジストのファントムが浮かび上がる様は、何とも美しい。
最初は、根本が紫で先端が白いだけだと思っていたのに、じっくり見ていたら、まるで浮かび上がるようにファントムが見えてきた……実際にファントムが現れたのではなく、ファントムであることが見えてきました。

この色合い、ふんわり具合。
「かわいい」と言える組み合わせなのに、どこかきりりと凛々しい雰囲気もあります。

ルチルとロース

数日、まともな石雑記してませんが、タイミングがいいのでネタにします。

今朝、牛肉のロースやカルビの表示問題のニュースを流していました。
簡単に言うと、

牛図

ロースというのは牛の肩から背中にかけての肉のこと(上図のオレンジの斜線の部分)。
これは、JAS法で定められていて、スーパマーケットなどで売られている肉は、これに従わなくてはならないのだそうです。

ところが焼肉店で「ロース」として出されてくるのは、ランプとかそとももと呼ばれる、腰~腿の肉。(上図のピンクの斜線の部分)
(※普通のロースはランプやそともも、特上ロースだとリブロースがでてくるのが普通、という話もあり)

訂正すべし……というニュースなんですが。(

……全然違う部位の肉じゃありませんか。

ちなみに、JAS法による表示規制は焼肉店などの外食店は対象外。そのため、外もも肉をロースとして出してもJAS法違反にはなりません。

調べてみると、焼肉店が増えたのは昭和30年代ごろ。
このころは赤身肉がロース、ロースより脂が多いのがカルビと肉の分け方が大ざっぱで、昭和50年代ごろにはそれが定着していたとか。
一方、上図のように肉の部位を11に区分する食肉小売品質基準は1977年(昭和52年)に通達されたもの。

焼肉店業界は
「赤身はロース、ロースより脂が多いのはカルビでやってきた。
それで通じているし、それでやってきたのに、今さら違うといわれても
と困惑しているとか。
※カルビは韓国語で肋骨のこと。本来はあばら骨まわりの肉を指し、上図でいうと「ともばら」のことが多いが、「霜降りだったらカルビだと×の部位、たとえば肩ローズなどの場合もあるらしい。(肩であばら骨……)


これまた、どこかで聞いた話とそっくりですねえ……。

ルチル図

ルチル入り水晶(ルチル・クォーツ)と言ったら水晶の中にルチル(金紅石)入りはずなのに、今どきのビーズでは、トルマリン入りもアクチノライト入りも見た目が似てたら全部ルチル。

「ビーズ(またはパワーストーン)では、針状のものが入ってたら全部ルチル。
それで通じているし、それでやってきたのに、今さら違うといわれても

……ほら、そっくり。
牛肉ニュースでは、やはり一般の人には「ロース」として出された肉が本当に部位のロースなのか、それ以外の部位なのか区別は付かず、聞いてびっくりという話や、アンケートでは約6割の人が「おかしい(訂正すべき)」、4割が「厳しすぎる」と答えていました。

牛肉で、「おいしかったらそれでいいんじゃない?」という人がいるように、ルチル・クォーツでも「商品名だから」「気に入ったら、それでいいんじゃない?」という人はいるでしょう。

でも、牛肉で調べれば、まずでてくるのは焼肉店基準のロースではなくて、法律で定められた部位のロース。
カルビが実はあばらの肉じゃないかもしれないなんて、出てきません。(今回ニュースになったので、出てきますが)

ルチル・クォーツでは針状だったらルチルという、怪しい説明がはばをきかせていますが、それでもルチルを鉱物として調べれば金紅石がでます。

どちらにしても、「えっ、違うの!?」とびっくりがっかりする人はいるのです。
勘違いでがっかりならしかたがありませんが、より正い解釈でがっかりでは、フェアではありません。
違うものが同じ名前で売られているのが間違いのもとなんですから、大ざっぱに呼んでしまった方を訂正するか、
「ロースと呼んでいるけれど、部位としてはそとももです」
「ルチルと呼んでいるけれど、内包されているのはトルマリンです。」
とわかりやすくはっきり説明する必要はあるでしょう。


そう呼んできたから、それで通じているから、商品名だから。
同じ名前で呼んで混乱を続けてもいいということにはならないです。

少なくとも、石では、トルマリンやアクチノライトとわかっているもの、ちょっと知っていれば見分けられるものをわざわざルチルと呼ばないで欲しいです。

……しつこくいうぞ。




おまけ
この記事を書く際、「ロース」と書くべき所を何度「ローズ」と打ち間違えたことか。
石のことばっかり書いている後遺症でしょうか。

アメジストの怪

ウルアメ

え~、ごく普通に、アメジストのクラスターです。
色は淡いけれど、透明度はけっこあるし、照りも良いし、掌サイズで200円なんて、なんてお財布孝行な石!

アメジストは、石好きさんにとっては超メジャーな石と言って良いでしょう。
写真の石は、おそらくブラジル産。
ブラジルやウルグアイからは、このような先端のとんがりだけが群れたような、つくつくタイプ(注:KURO造語)のアメジストがたくさん出ます。

ところが。
ふと思い立って検索してみたら、このアメジストにいろいろ不可解な説明が。

もしかして、わたしの理解が間違っていた?
いや、やっぱり納得できないぞ。

その多さのあまり、思わず弱気になりました。
なので、おかしいと思う点を書き出してみます。もし、私が誤解していたらご指摘よろしく!

●変だと思った説明その1:アメジストの熱処理。
曰く……
◇(ビーズで)アメジスト(熱処理加工)○ミリ……
◇アメジストは熱すると紫が濃くなる特性が……
◇色については、ほとんど熱処理が行われているのが現状……
◇熱処理して、 いかにもアメジストと言う色合いに見せているまがい物もある
◇熱処理していない天然のアメジストは貴重……
◇熱処理等により色の濃さを増幅させることがあるようだ
等々。

えと……ごめんなさい、言わせてください。
は? アメジストの加熱!?

アメジストって、加熱したら黄色くなるんじゃなかったっけ?
いや、石によっては黄色というより茶色だったり、産地によっては緑(淡いめの緑)になったり、所によっては色が消えるだけのこともあるようですが、アメジストを加熱してアメジスト(濃)なんて聞いたことがないように思うんですけれど。

発色のメカニズムを考えてみても、(ざっくりいうと)水晶の成分である珪素の一部が鉄イオンと置き換わり、そこに天然の放射線が当たると、電子のバランスの関係で、黄色~黄緑の光を吸収する仕組み(カラーセンター)ができて、結果としてその反対色である紫色に見えている。
それがアメジストです。

アメジストを加熱すると電子のバランスが変わってしまい、逆に紫の光を吸収するようになる。結果として黄色く見える水晶(シトリン)になる。
だから、ビーズで売られているシトリンは、ほとんどアメジストを加熱したもの、なんて話になるわけです。

一時期、放射線処理でシトリンが作られるという説明が出て、これにも納得できないんですが。
理論上は、黄色くなったものに放射線を当てればアメジストに戻ると聞きます。

これを裏付けるのは、グリーン・アメジスト。
一部の産地のアメジストは、加熱すると黄色ではなくて緑(淡いめの緑)になります。これをプラシオライトと言います。
どんなアメジストでもなるわけではないので、産地が限られている分少ないはずです……が、ビーズでたくさん見かけます。(グリーン・アメジスト)
これは、アメジストに一度放射線を当てて、さらに加熱して作られているのだそうです(たぶん、黄色くなるのとは別産地?)。
放射線と加熱。これはメタモルフォーゼスをオーロベルディに変えるのと同じやり方です。
メタモルフォーゼスは放射線を当てると真っ黒になり、それを加熱するとオーロベルディ……グリーンゴールド色になる。
だったらグリーン・アメジストに加工するアメジストの放射線照射(加熱前)の段階はどうなるのだろう?
教えていただき、写真を見せてもらったところでは、なんというか……「どす黒いアメジスト」でした。

アメジストは、天然の放射線を浴びて紫色を発色する。だったらさらに放射線を当てると、さらに濃くなってどす黒く……というのは、なるほど納得。
今回の淡いアメジストも、放射線を当てたらもっと色が濃くなるかもしれない。(珪素と置き換わった鉄イオンの量などの関係で、ならないかもしれないけど)

……で、加熱でアメジストが濃くなるって……何。

アメジストを加熱してシトリンに……についても、
「アメシストは400~450℃で淡いシトリン色に、500~550℃で濃いシトリン色に、600℃以上の加熱で無色になることが知られています」(参考
とあるかと思えば、
(以下、ポピュラー・サイエンス 87; 山の結晶; ―水晶の鉱物学―:秋月瑞彦 著より)
「加熱温度がほぼ250℃より低いときには、紫水晶の色はほとんど変化しない」
「300℃くらいでは灰色がかった紫になり、室温にもどすと、再び素の紫色になる。400℃ではほぼ完全に脱色するが、これにガンマー線を照射すると、再び紫水晶に戻る。」
「濃い紫色のときには500~600℃で加熱して室温にもどすと黄色、黄褐色または赤褐色になる・紫色が薄いときは、淡黄色の水晶になる」
「さらに淡黄色の水晶を高温で加熱してから室温にもどすと、黄色は消えて乳白色の濁った水晶になり……」
……とされていたりします。

私としては、淡いアメジストは
(1)天然の放射線の量が少なかった
(2)カラーセンターの素となる鉄イオンが少なかった
のいずれかで、一つの結晶の中(つまり、同じように天然の放射線を浴びている環境)で紫の濃淡でファントムになっていたり、ブラジル式双晶で濃淡が分かれていたりすることを考えると、(2)の方が可能性があ留かなと考えます。
だとしたら、加熱しても素の紫が薄ければ淡い黄色になるというのは納得できます。
二度の加熱で乳白色になった水晶も見せてもらったことがあります。

……産地によって違いがあると思いますが。

おっと、話がズレました。
このようにアメジストを加熱したら、黄色になるのでは?
それがどうして、熱処理されたアメジストなんて説明になるんでしょうか。
加熱したらシトリンに……の説明では、加熱してアメジストの色が濃くなるという説明は出てきません。


まだあります。
●変だと思った説明その2:アメジストの染め。

これは、前から眼にします。
私としては、水晶を透明なまま中まで染料で染めるのは、染みこむ隙間がないから無理、と理解してます。

しかし、無色の水晶(ビーズ)を熱して染料に着けて急冷させ、ひびを入れると同時に毛細管現象で染料を吸い込ませ、全体を綺麗な色に染めてしまう……という説明も見かけます。

でも、疑問。
無色の水晶を、一見(ほぼ)透明紫に見せるくらい染料を染みこませるには、どれだけのひびを入れなければならないでしょうか。
ひびを入れた水晶と言えばクラック水晶があります。
これに色を染みこませたところで、アメジストと間違う透明紫にはなりません。

もうひとつ。
ひびを入れるということは、石を半分割れた状態にするということです。
以前クラック水晶でブレスを作り、実験したときには、ぶつけてもいないのに欠けました。

クラック水晶は欠けやすいのです。
もし、染めアメジストの説明通りひびに染料を染みこませているならものすごく細かいひびをむちゃくちゃたくさん入れているわけで、だったら割れ安いはずです。

注意喚起しなければならないほど、クラック染めアメジストが出回っているなら、「欠けやすい」という意見は頻繁にでてくるでしょう。
聞いたことあります?(あちこちで)

樹脂でコーティング……というのもありましたが、熱してひびを入れ、染料を染みこませて、さらにコーティング……残念ながら、アメジストはそこまで手間を掛けて元が取れる石ではないと思います。

ただ、ブローチで、アメジスト色の石を水洗いしたら色が落ちて透明になった、と言うものは写真を見たことがありますが、擦れることが多いビーズでそんな加工が一般的とは思えません。


●変だと思った説明その3:アメジストの練り

「溶融アメジスト」というのも見ました。「アメジストを粉にして染めました」なんて布の宣伝もありました。

……練り水晶というのがあります。
天然の水晶を砕き、不純物を取り去り、溶かして固めた「水晶が原料のガラス」です。
天然水晶と同じ、と言ってるところもありますが、溶かした時点で結晶ではなくなるので、ガラスです。
溶融とか溶錬とも呼ばれます。

溶融アメジスト、というのは練り水晶のアメジストバージョン……。

ちょっと待って下さい。

アメジストを溶かして固めたら、紫色のガラスになると言うことはありません。
その1のところで、アメジストの色のメカニズムを「黄色~黄緑の光を吸収する仕組みができたため」と説明しました。つまりアメジストは石そのものが紫色なのではなくて、「紫色に見えているだけ」。
溶かしたら透明なのです。

ラピスラズリは、石そのものが青いので砕いて粉にすると絵の具になりますが、アメジストは砕いて粉にしたら白。紫の絵の具にはなりません。もちろんそれで染め物もできません。

紫色にするなら、そのための何かを人工的に混ぜなくてはならないです。
そこまで手を加えたものを、「溶融アメジスト」とアメジストとのつながりを強調した名前で呼んでいいんでしょうか。
極端な話、スモーキーを溶かしたものに何かを混ぜて紫にすることは可能でしょう。

もうひとつ、人工的に結晶させた合成水晶というのがあり、この方法でアメジストを作ることは可能です。
でも、手間がかかるので、ビーズのように大量に出回るものに使っているかどうか疑問が残ります。


加熱、染色、練り……どうしてこんな、納得できない説明がでてくるんだろう。
何か根拠があるんだろうか。

あったとしても、だからアメジストを買う場合は注意、天然よりも加工されてるのが多い……とは言えない程度だと思うけど。











……あらためて。

私のサイトの地図・画像を無断でつかってますよ……と教えていただいて見てみると、なるほど無断使用中でした。
(教えてくださった方、ありがとうございます)

昨日、さっそく
「無断使用禁止してます。削除するか明記してリンクを貼って」
という旨の書き込みしたら、今日、その1月8日の記事がさっくり削除されました。

記事ごと削除して欲しかったわけじゃないですが……。
{地図と写真を削除すると、記事が成り立たなくなったかもしれませんが)

こういう注意をすると「すみませんでした」のひとことも無しに削除して終わりというパターンが多いです。
残念です。

まあ、今回は地図の「無断使用禁止」の部分を切り取って掲載していたあたり、わからないだろう、知られてなきゃいいだろうという確信犯ぽい。
ひとこと謝罪するか、使いたいのでお願いしますと言ってくれればこちらも対処するのに、こういうことをされると余計に腹が立つんですけど。


今回の件も、それ以外も含めて、ここであらためて。
個人のブログだから、非商業利用だから
他者の文章や画像を拝借してもかまわないだろうというのは
大間違いです。
立派に著作権侵害ですし、
常識はずれです。

それがどのようなものであれ、書いたり撮ったりするために時間や手間をかけたり、思い入れがあるものなのです。
そんな文章や画像を「ちょうどいい」と拝借することは、制作者の時間や思いまで無断で使っているということです。


それこそ、こちらは超個人サイトですから、転用・転載されて「宣伝になってうれしい」とは思いません。
中には「使用OK」というサイトさんもありますが、
私は、はっきりと無断使用禁止といたします。

ただし、いくら石好きでも、何が何でも禁止と石頭なことは申しません。
非商用の個人サイトさまで、ご一報頂ければ、当サイトのものであることを明記し、そこからリンクしていただくことを条件に、使用を許可致します。
(くわしくはこちら



更新記録

別館サイトKuro's Handmadeにペンダントヘッドとシンプルなネックレスをアップしました。

ペンダントヘッドは新登場、ワックスコードをつかったタイプ、



ネックレスはガラスのシードビーズと組み合わせたシンプルデザイン。



良かったら見てください~。

実物を知ってから

ふだん、別館サイトのアクセス解析はよく見ているんですが、ブログの方は見ていませんでした。
思い立って覗いてみたら……おお、別館サイトとはちょっと傾向が違うようです。
「水晶の出来方」とか「水晶とガラスの違い」などがずいぶん多いです。
それについてはブログの方に書いていて、まだ別館サイトには収録してないので、ヒットするならブログの方、あたりまえと言えばあたりまえか。

……で、ちょっと気になる検索ワードがありました
「水晶とプラスチック 見分け方」
「タイガーアイ 偽物」


失礼ですが、悩むほど違いがわずか、見分けが難しいものとは思えません。

水晶とプラスチック。
水晶とガラスなら、「よし、見分けるぞ」と居住まいを正して、恭しく「にぎり比べ」なり「氷の上で5分間」をやる気になりますが、相手がプラスチックだと、一瞥して、念のためにひょいと触って……水晶と比べるまでもなくわかります。

たとえば、プラスチック(アクリル)のコップとガラスコップの区別が付かないなんてことがありますか?
両方が透明だったとしても、手に持ったら間違いなくわかるでしょう。

……ああ、ビーズで、ネットの画像だと見分けは難しいかも。
でも、通販して実際届いたものがプラスチックだったら、判別は簡単ですから、それが「天然石」として売られていたのなら、クレームものです。
ショップに厳重抗議してしかるべき。

ひとこと注意させてもらえるならこちら(ページ下の方)のブレスのようにローズクォーツは天然石だけど、間にはまっている透明ボタンカットがプラスチック(アクリル)だったという例があります。


もう一つ、タイガーアイ。

アイガーアイには、脱色して色を明るくしたり、人工的に加熱して赤くしたり、染料で緑やマリンブルー、ピンク、紫に染めているものがあります。
しかし、これらはすべてベースは天然のタイガーアイ。
ですから「加工」として扱い、「偽物」とは呼ばないことにします。
こういうのまで偽物と決めつけてしまうと、たくさんのビーズは偽物になっちゃいます。
染めのタイガーアイについてくわしくはこちら

真っ黒オニキスやシーブルー・カルセドニー、赤瑪瑙は染めだし、カーネリアンとして売られているのには加熱があるようだし、アクアマリンの色を調整するのも、アメジストを黄色く変えるのも加熱です。

自然にはないような色合いにしてるんだから偽物?
だったらアクアオーラのシリーズはすべて偽物ということになってしまいます。

個人的には極端な加工は好きではないですが、だからといって自分に都合の悪いもの、がっかりしたものを「偽物」と言っていてはややこしい。
ここはクールに「加工」と「フェイク」をわけましょう。

で、「加工」を除いてタイガーアイの偽物(フェイク)?
(一般的なパワーストーンで)タイガーアイほどフェイクを気にしなくてもいい石はないんじゃないかと思うんですが。

かろうじて、無理矢理間違うならこれ?
……と思うのが、いわゆる「ニュー・キャッツアイ」

ニュー・キャッツアイは、青やピンクや黄色など、明るいポップな色合いが多いので、タイガーアイと間違えようとする方が難しいと思うんですが、こんな色合いのもあります。

ニュー・キャッツ

こちらがタイガーアイ(↓)。似てます?
タイガー

茶色と金色の色の幅、光っている……タイガーアイの「アイ(眼)」の由来である光の筋の揺らめき具合。
違うでしょう?

並べてみるとさらに違います。(左:タイガーアイ、右:ニュー・キャッツアイ。念のため)
タイガー2 ニュー・キャッツ2

タイガーアイ(左)は一粒ずつ表情が違いますが、ニュー・キャッツアイ(右)はすべてが同じ感じ。すべての石に1本、光の筋が入ります。
これがタイガーアイなら、一粒くらいは真ん中に光の筋がすっきりはいるものがあったとしても、すべてが同じようになっているのは無理。

でも……初心者だから、わからない……。

大丈夫です。タイガーアイの名前で売られていて、見た目上の写真みたいなのなら天然です。
そっくりで判別に困るフェイクはないです。

安いから偽物では……?

大丈夫です。タイガーアイはリーズナブルな石なので。
たとえ、健康茶のおまけでもフェイクではありません。

綺麗じゃないんだけど、偽物では……?

もし、偽物があるんだったら、高く売れる、きれいなものを作りますって。


そしてもう一つ。

ニュー・キャッツアイは、ビーズの穴方向から見ると透けます。
タイガーアイは透けません。


ニュー・キャッツ3

あんまり偽物情報に踊らされすぎないよう……。
時には、「ローズクォーツで透明なのは、練り水晶の染めだ」などと、あきれるようなトンデモ説明をしたあげく、「当店ではそのような偽物は扱っておりません」と、混乱助長と宣伝をするショップもあります。

トホホ。






いいんだもん。

ケブラ

ケブラ・リーザです。(ケブラ・リーザについてくわしくはこちら

いやあ~、いくつあるんでしょう、ケブラ。
2個3個どころでなく持っているのに、スモーキーやアメジストのがあれば欲しいな~とか、小さくて綺麗なのをワイヤーかワックスコードでペンダントにしてみたいな~とか……懲りません。

ブレスレット人気にもかかわらず原石好き、石を選ぶ第一基準は自分の好み。

自然と似た考え、似た好みの石好きさんが集まってるのですが、石好きAさんは、私と好みがかなり被っているけれど、ケブラはやや守備範囲外。
「どこがいいんだろう~?」
と首を傾げるのに、石好きBさんと二人して、
「え~? いいものはいいんだよ~」
と声をそろえるのです。

いや、いいんですよ、ホントに。
なめらかさ、掌への収まりの良さ、他と違う割れ方をする不思議、こんな形で実はライトニングというサプライズ。
なんと言ってもいいのは、この、癖のある割れ口ですね。
まるでレンズ面を作ろうとするかのように丸く、最後にちょっとしゃくれて稜線を残す。
特に今回の写真の石は、丸い面の濡れたようななめらかさと、ケブラにしてはくっきりした稜線まるで缶コーヒーの「fire」のマークのような形の対比がステキです。

石にグラウンディング

パワーストーンにはグラウンディングという言葉があります。

赤や黒や茶色の石は第一チャクラに属し、グラウンディングをサポートする。
グラウンディングとは何かと言えば、「地に足をつけること」だ……というのですが、さて、「地に足をつける」というのがどういうことか、すんなりおわかりになるでしょうか。

私は正直言って、かっこいい言葉ではあるけれどいまいちよくわかんない……です。
スピリチュアルとか、そういうイメージ的なものは、きっぱりすっぱり身も蓋もなく言ってしまったらおもしろくないので、ふんわり雰囲気良くかっこよく…ですけれど、やっぱり「そういうことか!」と腑に落ちないことには意味がないんじゃなかろうか。

「雰囲気良く・かっこよく」の中から「そうか!」と気が付く……というか、納得できればいいんですが、気を抜くと雰囲気に流されて丸飲みしてしまいそうです。
「そうか!」と納得しているならば、同じことを違う言葉で語ることもできます。つまり応用が利きます。
しかし、納得せずに「よくわからないけどそうなんだ」では、応用は利きません。
「~と言っていたから」「~と聞いたから」と、誰かが言ったことを繰り返すだけになります。
そんなのはわかっているとは言えないし、楽しむことも役立てることもできないです。

以前、私は水晶のイシス・フェイスのからみで「女神」や「グラウンディング」について考えてみたことがあります。
そこでは女神信仰に絡めて、グラウンディングとは大地に生きる実感……大地から恵みを受け、熱さ寒さ、時には自然災害の恐ろしさも肌身で感じる、そういう感覚に思いを馳せることではないか……と考えました。

それから早5年(以上)。
気が付いてみたら、水晶の錐面の五角形をイシスと呼んで楽しむやり方も下火になり、パワーストーンと言えばブレスで、石の形が無くなったことから色によるチャクラの考え方や石の意味が重視されるようになりました。
それでもグラウンディングは「地に足をつける、現実世界を生きる」などと説明されています。

今時のパワーストーンのながれやいろいろな疑問質問を踏まえて、ここでもう一度……
グラウンディングとは、「あたり前のことをあたり前に考える」ことではないでしょうか。

たとえば
「ブレスレットは右にすればいいのか、左にすればいいのか」
「浄化は毎日しなければならないのか」
「ブレスのゴムが切れてしまった、これは何か悪いことの前触れか」
等々、実によく見かける質問ですが、これを「あたり前」に考えてみると。

ブレスの右左が決まっていて、逆に付けると乾電池のプラスマイナスを間違えた電気製品のように石が壊れるとか、毎日浄化をしないと充電を忘れた携帯電話のように働かなくなるとか、必ず何か具合の悪いことがあるなら……あるとわかっているなら、パワーストーンには「取扱説明書」が付くでしょう。人間側に(必ず)影響が出るものとなら、なおさら。

「どうすれば?」と質問して「正解」があるものなら、「必ず(具体的に)そうなる、要注意」とわかっているなら、取扱説明書も作れますし、必要です。
でも……味気なくないですか? パワーストーンが取扱説明書付きになるような代物だと考えるなんて。
※「必ず」を強調しましたが、「~してもいいんですか?」という疑問に「~してください」と答えるなら、たまたま、あるいは自分の場合はそうなった程度では答えられないでしょう。ほとんどの人がこうなる、だから~しなければならないということになるはずです)

「ゴムが切れた、悪い前触れ?」も同じようなものですが、もうちょっとひねくってみましょうか。
ブレスレットは、人がビーズに削った石を人が組み合わせゴムに通して輪にしたもの。それが切れた。
切れたのは「ゴム」です。
ブレスが切れたことが「必ず」何かに結びつくなら、それは「ゴム」の力……?
人が作ったシリコンやポリウレタンであるものが、悪いことを予測できるでしょうか?

「前触れ」ならまだしも、ときにブレスが切れたことが悪いことを引き起こすような、そんなニュアンスの心配をしている人もいます。
「ブレスが切れた、直してもいいでしょうか?」……って、直してはいけないナニがあるというのでしょう。

「あたり前」に考えてみてください。
仮に、虫の知らせのごとくブレスが切れたことが何かの前触れだったとしましょう。
いいですか?
「前触れ」というなら、言葉を持たない石が……ブレスレットが自らちぎれることで「何かが起こるよ」と知らせてくれたわけです。
ブレスがその「何か」を引き起こすわけではありません。

たとえば、ブレスが切れた。その日に転んでねんざした。
そんなことがあったとしましょう。
ブレスが切れたのは、このねんざの前触れだったのか。
そう考えたとして……では、ブレスが持ち主さんを転ばせてねんざさせたんでしょうか。
……そんなわけないでしょう。

「ブレスが切れたあと悪いことが続いたので、直してもいいものかどうかわからない」……という例もありましたが、これでブレスが悪いことの原因であるように考えるのも、変じゃないでしょうか。
むしろ、ブレスはその「悪いこと」から持ち主さんを守ろうとしたが、力尽きて壊れてしまった。ブレスの護りがなくなったので、持ち主に悪いことが直接降りかかるようになった……と考えた方が、まだしもつじつまが合います。
こう考えたら、ブレスを繋ぎ直して復活させるか、護ってくれてありがとう……ということになりませんか。

「前触れ」したことで石が役目を終えたのだと考えて、役目を終えたものをつなぎ直しても良いのか……という心配だとしても、どうでしょうか。
「何かが起きるよ」だけで石が役目を終える……それも「役目」かもしれないけれど、石って一つの役目しか果たせないものなんでしょうか? 知らせるすべがないからちぎれたけれど、つなぎ直せば復活!……ということもあるのでは?
あるいは「お知らせ」の役目は終えたけれど、他の力はまだ継続中ということだってあるでしょう。 
切れたのはゴムで石は無事なら、その可能性がありそうです。

「役目を終えた」と仮定しても、役目を終えた=パワーを無くした……だとしても、それを身に着けてはいけないということはないんじゃないでしょうか。
護ってくれて、今までそばにいてくれてありがとう……という気持ちで身に着け続けることがあってもいいんじゃないかと思うんですが。

正直言って、「役目を終えたから自然に帰す」というのは「役に立たないんだったらいらないよ」と言っているようで、いやです。
それとも、石が「もう役目を終えたんだから、静かに休ませてくれ。またブレスにするんだったらひどい目に遭わせてやるぞ」とでも言うんでしょうか?
……ひどい目にあわせられるくらいなら、まだまだパワーたっぷりじゃないか。

役目を終えてパワーを無くしたのであれば、「直してもいい?」と心配する事態を引き起こす力も無いはずです。
ブレスに直したとしても、パワーを期待できないだけで、その美しさを楽しむことはできるでしょう。

……と、どう考えても「直してもいいか?」と悩む理由が見あたりません。


輪っかの間は人の願いを叶えてくれるけれど、切れたら怖い。
組み合わせや取り扱い(浄化や付ける手の右左)を間違えたら一大事。
一度機嫌を損ねると、もう元には戻らなくて、関係修復不可能。
素人の取り扱い厳禁、専門家に任せるベシ。
パワーストーンに関する心配や質問を総合すると、こんなとんでもなく危険なものになります。

こんな危険物に願いを託したいですか?
……願いを託すもの、楽しむものを、こんな危険物にしたい(考えたい)ですか?

私は、ここでパワーストーン? 石にパワーなんかあるわけないだろう、とは言ってません。あると仮定して、石を怖がったりする考え方はいかがなものか、と言いたいのです。

グラウンディング……あたり前のことをあたり前に考えること。
それはバランスでもあります。

理解できないままに振り回され、余計な心配や不安を増やすのではなく、「こういうことか」と納得しすること。
石に対して不安なしに対峙することは、石と人のバランスが取れているということです。

パワーストーンだから……と「あたり前の考え方」をどこかへ蹴飛ばしてしまうのは、逆に石を理解する妨げになるのではないでしょうか。
「あたり前の考え方」ができないと、石は理解できないものになり、不安をかき立てる怖いものになり、それから逃れようと誰かが言った説明に頼ることになります。
でも、それは本当に石を見ること、楽しむことにつながるでしょうか。

石を……たとえば絵画に置き換えてみます。
パワーストーンがただの「石ころ」でもあるように、どんな名画でも、突き詰めれば板やカンバスなどに絵の具を塗ったもの。
だけども、見る人の心を動かす力を持ってます。

で、絵を鑑賞する際に、
「これは教科書に載っているような絵だから」
「有名な画家が描いた絵だから」
「○億円の価値があるそうだから」
……「だから」素晴らしい、と言うのと、有名ではないし抽象画でなにがかいてあるかわかりにくいけれど、なぜかこの絵が好き……と言うのでは、どちらが絵を楽しみ、絵と見る人の心が近づいていると言えるでしょうか。

少なくとも、「この絵、何が書いてあるかわからないから怖~い」というのは、論外でしょう。

組み合わせや意味もありだけれど、せめて石を怖がるのはやめましょう。
石を怖いもの、得体の知れないもののように考えないようにしましょう。

そのためにはまず 「あたり前のことをあたり前に考える」。
「あたり前」と言うからには、特別なことではなくて、普通のこと、難しくないこと。

普通じゃおもしろくない~!……というなら、それこそが「グラウンディング」なのだと考えれば……ほら、楽しい。

ずっしり

ジルコン

ジルコンです。
和名で言うと「風信子石」。

「ふうしんし」って、何だろう……と思われた方。これは「ヒヤシンス」のことなんだそうですよ。
何でもジルコンという名前は、アラビア語やペルシア語の金色・朱色に由来し、オレンジ系のジルコンはギリシャでヒヤシンスと呼ばれたので、和名はこれにちなむ……ということなんですが。

ジルコン……アラビア語、ペルシア語の金色、朱色はいいでしょう。そんな色合いです。
で、ギリシャでヒアシンス?

ヒアシンスといったら、園芸種では各色ありますが、一番多そうなのは、青……青みの強い青紫色ではありますまいか。
原種のヒアシンスはオレンジ系の色合いなのかしらん?
でも原種がオレンジなのに園芸種の代表選手が青紫とすると、色が変わりすぎのような気もするし。

さて、写真のジルコンは、なるほど金色朱色な「ザルグン。
ジルコンは、このブログでも「一度登場していますが、原石で見かけるジルコンはこういう色合いのが多いです。

ただし、今回の石は大きめ。3センチ近くあります。
もっと大きな石もありますが、色が綺麗でそこそこ透明度があってこの大きさは、さほど多くはないと思います。
少なくとも私は見てません。
大きいだけあって、ジルコンのずっしり感もはっきり感じます。

ところで、ジルコンの和名である風信子石、風信子鉱の表記を見かけます。
石の和名の「~石」、「~鉱」は、金属系の石には「~鉱」を使う(例:黄鉄鉱など)と聞いたことがあるんですけど、ジルコンは金属系の石ではないので「~石」でいいと思うんですが……。

真ん中、どん!

がねいり

アメリカはユタ州産の、ガーネット入りスモーキー。

実物は爪(注:親指以外)くらいの小さい石ですが、きれいにガーネットが入ってます。
スモーキーに透明感があり、面の広い部分に入っている上に、ガーネットも形が綺麗なので、くっきり、はっきり。

問題は小ささで、カメラに別売りマクロレンズを付け、倍率を上げ、おなかに力を入れ、息を止めて撮りました。

これだったら、先のマイクロスコープが活躍しそうなんですけど、マイクロスコープのレンズまわりにはLEDランプがついているので、石から見ると正面から光が当たることになり、内包物は以外によく見えないのでこういう内包物を撮るためには、石の後ろから光を当てる方法を考えないと。

今は懐かしになってきた写真フィルムを見るためのライトボックスみたいなのがあるといいんですけど、小さくても、結構高いんですよね、アレ。

マイクロスコープ

近くの家電量販店で安売りしていたので、マイクロスコープというのを買いました。
USBでパソコンに繋ぐ太めのマジックペンほどのカメラで、写した画像をパソコンの画面で見ます。
写真としてカットをパソコン内に保存することもできます。

さっそく石を写してみました。

macro-6
まずは7ミリほどの小さな小さなハーキマー・ダイヤモンド(水晶)。
黒い内包物が枯れ葉のかけらのようにぱらぱら内包されているのが、くっきり写りました。

macro-3
1センチちょっとの小さなチップ状オーシャンジャスパーの模様。
丸の直径は4ミリほど。

macro-1
こちらのトルマリンの先端部分。
針状の結晶が束になったような感じになっている。

macro-5
虫歯アメジストの虫歯部分。

macro-5-2
オレンジ色の線で囲まれた内部がへこんでいる。
へこんだ内壁が光を反射しているので、これは結晶面だと思われる。だとすると、何か別の鉱物の結晶が刺さっていたとか、溶けたと言う可能性は低そう……。

macro-7
いわゆる「スーパーセブン」のゲーサイトの部分。
「針状」ではなく、細いけれどもぺらぺらで、すっきりまっすぐではなく、かなりいびつです。
このがたつき具合を覚えておくと、ゲーサイトかルチルかを見分ける手がかりになります。

macro-2
そしてこっちがレピドクロサイト。

macro-4

これは

この石のゲーサイト部分。

何だろう、このシマシマは……。

マイクロスコープはさすがの倍率ですが、30万画素と画素数が低いので、画面は荒れ気味。
ピント合わせは手でカメラを前後させて行うので、pintを合わせるのに慣れが必要です。

レンズまわりにはLEDがついていて、それでカメラをtかづけても暗くならずに撮れるのですが、光を反射してしまって、うまく立体感が出せません。

ピントの合う範囲もごく狭いので、透明な水晶内部の内包物を超アップで撮るのは無理なようです。
(表層近くの内包物なら撮れます)

あとは……別の光りを補ったりして、要研究、要練習。
おもしろく使えるといいな。







王冠 (まだある池袋戦利品)

クラウン

昨年末の池袋ショーも終盤、例によって会場をぐるぐる回遊していたときのこと、こんな石を見つけました。

パッと見は、かっちり固まったクラスターの内部になにやら白っぽい内包物が入っている……。
そんな感じでした。

もうちょっと見ると、この白い内包物が、何となくファントムっぽくも見えるような。

店のテーブルの奥の方にあったその石に手を伸ばして、間近で見てみると。

クラウン2

あら~、真ん中に大穴。
穴といっても貫通していてドーナツ状クラスターになっているのではなく、おそらく褐鉄鉱、つまりは天然の鉄さびの塊がでんと居座っているんです。

普通に考えれば、でっかいゴミ付き、褐鉄鉱が邪魔!……って所なんですが、あまりにも真ん中ヒットであることと、それを取り囲むように水晶が成長しているそのようすが、なんだか王冠にも見えてきました。

透明ぴかぴかの水晶は、もちろん綺麗で質が高いと言われるけれど、ではその反対、この石のように邪魔な何かが付いていたりするもの、いわゆる「質が低い」といわれてしまう石は、良くないのか……というと、一概に良くないとは言えないと思っています。

私に言わせると、ピカピカ透明な石は……石はそれぞれ個性あるもので、同じものは二つとありませんが、透明ピカピカを選ぶ根拠にするならば、今後どこかで出会う確率はそこそこ高い。むしろ、今回の石のような個性派は、出会ったときが唯一のチャンス。多分二度とは出会わないでしょう。

二つとない強烈な個性、その景色。(見た目のおもしろさ、楽しめる形を「景色がある」「景色が良い」といいます)
そういう選び方もあります。




帰ってきました

のんびり田舎に居残っていましたが、本日帰京。

明日から本格的に石雑記しま~す。

実は好き

ドラバ

えい、勢いでトルマリン4連打。
ドラバイトです。

これまで3連続で登場したトルマリンとは違い、エルバイトではありません。

エルバイトはリチア電気石の和名の通りリチウムを主成分とするトルマリンですが、ドラバイトは苦土電気石の和名の通り、マグネシウムを主成分とするトルマリンです。

ルベライトやインディゴライト、ベルデライトなどはエルバイトの中で色の違いによって付けられた名前ですが、ドラバイトは成分による名前。
ドラバイトと同じレベルにある名前はエルバイトです。

ややこしいかもしれませんがどの名前がどのように付けられている名前なのか(成分なのか、色別なのか)一応は知っておかないと、ときどきこんがらかります。

ドラバイトは褐色のものが多いです。
茶色……紅茶色とか珈琲色といいたい、暖かみと深みのある色合いで、実は好きな色。
一般的に天然石ビーズになっているトルマリンなら、緑よりピンクよりドラバイトを選んじゃうかも。
なのに、ドラバイトのビーズは見かけないんですよね~。

宝石としても見かけないと思うのに、ビーズとしても見かけないのは、どうしたことか。

考えられるのは、産出量が少ないということですが……。
ちょっと違うかもしれません。

というのも、ドラバイトがマグネシウムを含むトルマリンですが、マグネシウムと同時に鉄も含んでいます。
マグネシウムよりも鉄が多くなるとショールになります。
ショールは、ご存じ黒いトルマリン。トルマリンの中では最も多く産出する種類。
だったらドラバイトが少ないとは思えない。(それとも少ないのかな?)

たぶん、褐色という地味な色合いの中で、そこそこ綺麗なものが少ないのかも。

春の七草

今日は七日、七草がゆの日。
スーパーマーケットで七草がゆセットを見かけますが、高い~。
田舎にいると、これってそこらへんに生えているよね、と思ってしまうので、高く感じるのです。

そのため、七日といってもでは七草がゆを食べなければと言う気分にもならなかったのですが、今年は食べようかということになりました。

もちろん、「そこらへんに生えている」はずのものですから、現地調達で。

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。

七草をラインナップしてみて、いきなり躓きました。

セリはわかる。ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロは大丈夫として、
ナズナとゴギョウってなんだっけ。

さっそく検索してみて、びっくりの事実!

ホトケノザってあのホトケノザじゃなかったのか!

私はホトケノザというのはこちらだと思ってました。
いや、これは本当にホトケノザという植物なんですが、春の七草のホトケノザが別の植物だったとは!

知らなかった……。

もちろん、わからなかったナズナやゴギョウも調べたんですが、さらにここで落とし穴。

たとえば、春の七草のホトケノザは黄色い花が咲く植物ですが、当然というか、この季節では花なんか咲いてません。
まだまだ小さい葉っぱが地面にへばりつくように生えているだけ。

それで見分けるのはかなり大変なのです。

他の植物でも、ナズナはこちらでは「ぺんぺん草」で通っている植物なんですが、私が思っている「ぺんぺん草」と母が言うものとが食い違っているとか、取りに行こうと思ったら雪が舞う寒さでセリが生えている所まで行くのがおっくうだったとか……。
……というわけで、七草全ては揃わず、意見が食い違った植物は両方を入れてみたり、かなり謎な七草がゆになりました。

しかし……正しさにちょっと不安があることを割り引いても、スーパーマーケットの七草セットに比べて、明らかに色が濃い感じがするんですけど。
葉の感じも硬いし、「ザ・野生」「これぞ野草」という感じでした。

グラデトルマリン

グリトル

トルマリンで三連打。
淡いシャンパン・イエローから黒に近い緑まで色がグラデーションで変化する石。。

そういえば、トルマリンの色はくっきりはっきり色別れするものもあれば、グラデーションになっているものもあり、ウォーターメロンのように中心部と外側で色が違うものもある。

これが水晶だと、ファントムだとかブラジル式双晶だとか骸晶とか、「だからこんな具合に色が付くのか」と、見当がつくけれど、トルマリンの色合いは謎。

ところで、エルバイト(リチア電気石)で、
赤ピンクのものはルベライト、
ブルーのものはインディゴライトという。
緑はベルデライト(ヴェルデライト)。

そのほか、透明なものはアクロアイト
赤紫のはシベライトと言うらしいが、実物はまだ見たことがない。

その名前にふさわしい色か?

ピンクに続いてこの色。

インディゴ

エルバイト(リチア電気石)の中で青いものをインディゴライトといいます。
でも、青ければ何でもインディゴライトなんだろうか。

インディゴとはこんな色
石屋さんにも「インディゴライトはサファイアみたいに濃い、綺麗な青だよ」と聞いています。
サファイアと言うには屋や緑ニュアンスの青ですが、負けないくらいに濃くて綺麗な色……と考えると、写真の青はやや淡め?

じゃあ、どう呼べばいいかというと疑問で、つい、インディゴライトと呼んでしまいますが、本当はもっと濃いめ、綺麗な青だぞ、と心の中で注釈を付けることにしています。

やっぱり原石かな

ピントル

パキスタン……たぶんアフガニスタン産のピンク・トルマリンです。
何とも可愛いペール・ピンクの結晶がくっつきあってます。

たくさんブレスレットを作っているけれど、奇妙なものでピンク・トルマリンは原石だと欲しいけれど、ビーズでは心惹かれない石。
写真の石はそこそこ透明感があって、色もかわいらしくて、ルースにはならなくてもビーズにはなるかもしれない石だけど、ここはやっぱり原石でしょう。

透ける赤と金属光沢

帰省先からアクセスです。
事前に写真を仕込んでおいたので……。
イタチタン2

思いがけない頂き物で新年最初の石雑記。
まずは、ありがうございます!

幾つかの石の中から「どれがいい?」と選ばせていただいて、
「こ、これを!」
と即答してしまったのがこの石。

ブロッカイト(板チタン石)です。

ブロッカイトというと、パワーストーン分野ではプラチナルチルで知られていますが、本来の姿はこっち。
まさしく板状
板チタンという名前の通り。

この板チタンという石は、残念ながら黒ずんでいたり、割れてしまっていることも多く、綺麗な形状のものを見かける機会は少ないし、見かけてもお値段が私の財布と相容れません。

やっと見つけてもこちらのように、欠けているものが多いのです。
それが、こんなに綺麗で厚みあり、しかも、水晶付き!

素晴らしい!

好かしてみれば赤く透け、表面には金属光沢。
なるほどルチルの兄弟石!
うっとりです。

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

帰省先からのアクセスです。
ちょっと出遅れ気味ですが、新年のご挨拶を申し上げます。
今年も、石を楽しむことができるくらいのゆとりある一年でありますように。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
12 | 2011/01 | 02
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
検索フォーム
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム