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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
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月虹2

mixiで、最近、インド産レインボー(イリデッセンス)水晶の話題を聞かない……と言ったところ、
「レインボー現在進行形です」
とおっしゃる人が何人かいらっしゃって、うれしくてレインボー。

白濁虹

白濁系レインボー(イリデッセンス)水晶、2号です。
1号に比べると、母岩に色が付いているのか、全体的にオレンジ。

そのうえ、結晶の表層部分が白濁して、そこにレインボーが出るので、非常に不思議な雰囲気です。

白濁しているため、レインボー(イリデッセンス)水晶としてのグレードは低く見られますが、私は好き。
グレードわけのおかげでお安く買えるなら、ラッキーです。

白濁虹3
一面おきに白濁しているおもしろさ。(ここにイリデッセンスが出ます)

白濁虹4

白濁虹2
このように、結晶面の一層下(ファントム面?)が光ったり(イリデッセンスが出ます)、

白濁虹5
かと思うと表面に虹が出たり。

どこだったかがこの水晶を調べているとか言う話でしたが、結果はいつ頃出るのでしょう……?
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染めだけど

ふだん、染めだ加熱だ、放射線照射だ……と言ってると、加工いっさい厳禁かと思われてしまうかもしれませんが。

いやその、天然の色、模様が好きなのは確かですけど、ビーズで形の加工以外いっさい未加工にこだわったらやすごく難しいことになりそうです。

嫌なのは加工してあるのに、してないような説明で売ること。
(紛らわしい書き方で、勘違い希望もいや)
後で「あああ、がっかり」が嫌なんですよね。
それと、「もうちょっと考えてよ」といいたい、行きすぎた加工。
どピンクとか、毒々しいカラーとか、ギンギラゴールドとか。
わかりやすいけど、わざわざ天然石を使う必要性がないと思いませんか。


なので、最初からわかっていて、自分が納得すれば意外にハードルは低いです。

染めだとわかっているけど~(お店の人も、染めですがいいですか、と聞いてくれました。好感度大)買ったビーズ。

染め青

染め青2

なぜか「ファイアー・アゲート)(別のアゲートの方がもともとファイアーアゲートで呼ばれていたので、この名前はややこしい)と呼ばれている赤に白い編み目のような模様の。赤を青にチェンジしたようなビーズ。
たぶん赤の場合は加熱で、青は染めかな?

この白い模様が海のようで、夏用ブレスを作りたくなったのです(まだ早いですが)。
波模様と言えばラリマーもそうですけど、ビーズの大きさではなかなか難しいし、透明感は望めません。(透かせば光はわずかに通りますけど、見た目は不透明)。
この石はデリケートな透明感が魅力。

とるねーど

とるねーど

ブラジル産の、磨きのポイント。

中には内包物。
……さて、これを何と言ったものか。

ガーデンと言うには、「庭園」度がたりない。

よく見ると層状だけれども、ファントムではない。
角度も変だし、ファントムだとしたら、どうして一部だけがこんな状態で残るのかがわからない。
中には、アウトライン……というか全体のシルエットがファントムっぽい形をしているものがあって、それはファントムと呼ばれてしまうけれど、これは全体のかたちもファントムではなくて……竜巻?

おそらくこれらの仲間だと思われます。
 

層・インクル


エレスチャル・タワー

スモーキー・シトリン・エレスチャル

シトリンと言うには渋い色。スモーキーと言うには黄色い。
だからスモーキー・シトリン。

……天然のシトリンで、鮮やかな色は少ないので、見た目黄色の色味があれば、シトリンといってしまってもいいのかもしれませんが。

形はごつごつ・エレスチャル。
だけど細長い……ということで、エレスチャル・タワー!

この手のスモーキー・シトリンには波があって、いつもあるとは限りません。
ないときは探してもないし、出るときはまとまって見かけるのです。
そういう現れ方も、天然ならでは。

機会を捉えて、捕まえました。

ローズ・リング

先だっての某店即売会にて最終日に「初日に石は買ったけど、これは別!」と即決してしまった石。

ローズ・リング

だって、あり得ない破格値だったんだもの。
安いからではなくて、セール前値段でも手に取ったに違いありません。(値段で大いに悩んだと思いますが)

一目見て、以前買ったこの石と同じ(産地)!と直感。

「この石の産地、アラサイですよね!」と確認したら、大当たり。
でも……今比べてみたら、買ったときに思ったほど似てないような……?

さて、今回の石、スモーキーの上にローズクォーツが結晶した、ごつごつ・エレスチャル。
大きさも10センチ声の充実サイズです。
しかも、お店の人から「銘」が付けられていました。

「ローズ・リング」

なぜ、ローズ・リングかというと、ローズ・クォーツがリング状に結晶しているから。

ローズ・リング2

しかも二重。

ローズ・クォーツとスモーキー・クォーツの組み合わせでは、ときどきローズ・クォーツの小さい結晶が帯のように、土台となったスモーキー・クォーツをぐるりと一周しているものがあり、海外では
「バンアレン帯(Van Allen belt )」
というあだ名が付いていることがあります。
これとかこれとか。

だったらこの石も?

フェイク・スギ

毎度おなじみフェイクビーズ(?)のお時間です。

フェイク・スギ4

スギライトとして売られていましたが……

ファイク・スギ

……へ?
色の薄い部分のひび割れに漂う、いかにもな染め染め感。
一粒だけなら、もしかしたら……と思ってしまう可能性もなきにしもあらずですが、まとまってみると染めの雰囲気も倍増します。

フェイク・スギ2

こっちもスギライトだと言っておりますが……

フェイク・スギ3

ん~、そそのかすわけではありませんが、むしろチャロアイトとして売った方が、それっぽいと思ってもらえるんじゃないでしょうか。……と思って検索してみたら、やっぱりあるみたいです。

チャロアイトの中国名が紫龍晶……なんでしょうか。その名前で見ていくと、どうもこの石らしいフェイクが混じっています。

見分けポイントは
◇紫のマーブル模様に絹糸のような光沢があるかないか。
◇混ざっている黒い部分はチャロアイトだったらエジリンなので、黒い針状(ちょっと)太めかどうか。
でしょうか。
このビーズ、紫のマーブルに見えていますが、チャロアイトのマーブルとはちょっと違い、絹糸光沢ではありません。黒い部分見えますが針状ではなく一緒にマーブルになってしまっています。

正体は……こちら(海外サイト)によりますと、サーペンティン……らしい。

ところで、この2つ、同じ店で売ってました。
(その店に「これは本当にスギライトだろう」といえるビーズは見あたらず)

ここまで様子の違う染め石を、揃ってスギライトといったって、仕方ないでしょうに……。
なぜに、揃いも揃ってスギライト。


次、これはフェイクとはいいませんが、加工してるよ、ということで。
りゅうもん

フェイクと言えば「模造品」。
別のものをなにかに似せているからフェイクです。
しかるにこれは、何かに似せているわけではなく、加工して新しい表情を作っているわけですから、フェイクとは呼べないでしょう。

これは、ものはカルセドニー。
カルセドニーに、おそらくクラック水晶と同じように人工的にひびを入れ、そこに色を染みこませてひび模様を浮かび上がらせているもので、
「龍紋瑪瑙」とか「ドラゴン・アゲート」の名前で見かけます。
石はカルセドニーなのに、名前は瑪瑙/アゲートなのは、カルセドニーの中で模様がきれいなものをアゲートと呼ぶので、ここでは人工的なものではあるけれど、カルセドニーに模様が加わったのでアゲートと呼んでいるんでしょう。

天珠でも、ひび模様を浮かび上がらせたものを「龍紋天珠」と呼んだりします。

爆花
↑これが、カルセドニーにひびをいれただけのもの

りゅうもん 天珠
↑天珠の「龍紋」





ブレスレットは右か、左か。

ブレスレットは右に着けるのがいいのか、それとも左か。
この質問は実に頻繁に見かけます。

まず、個人的意見では「着けるなら好きな方」。
基本的には「右にしていると邪魔だから左」
でも、ときどき「今日の気分は右」「両方に着けたい」「このブレスは右かも」も、もちろんあり。
パワーストーンとして左右に意味があっても、持ち主が「邪魔だなあ」と思っていたら元も子もないと思うので、着けていて違和感のない方、着けたい方

はっきりいって、なぜ、右か左でそれほど悩まなきゃいけないのかわかりません。
ブレスの石の組み合わせや並び方の問題と比べたら、右でダメなら左に着け替えたら済む、簡単な話じゃありませんか。
私なんか「今日の気分は右」……「やっぱり左、いや右かな」……「物書きの邪魔だ左!」と左右頻繁に入れ替えることもしょっちゅうです。
乾電池のプラスマイナスじゃあるまいし、方向を間違えたら石が壊れてダメになる、石が腹を立てて効果をなくす……?
そんな小難しいものなら、最初から「着ける手はこちら。間違えないように注意」と注意書きが付いてるでしょう。
左右間違えたくらいで腹を立て、元に戻らないようなシロモノなら、願掛けするのはやめましょう! 物騒です。
……とまあ、こんなふうに考えてしまうんですが、「右か、左か」という疑問は数限りなく幾度と無く繰り返されているのです。
聞く人も多ければ、答える人も多いわけで、いろんな答えが見つかります。

そんな中でよくみかけるのは、
「左手はエネルギー(気)を吸収する方、右は放出。だから左に着けましょう」
というもの。

「なるほどそうか!」と納得される方も多いようなんですが……わかります?

なぜ、左が吸収で右が放出だとわかるのか。
……一般人にはない能力を持っている人にはわかる。

じゃあ、どうして吸収側に着けるのがいいんでしょうか。
……エネルギーを吸収する側に着けることで石のパワーを取り込む。

だったら放出する側に装着して、放出するエネルギー(気)に石のパワーを込める、石のパワーを発動させるために放出側、というのもありではないでしょうか。

それを裏付けるように、金運や仕事運などのブレスは右、という説もあります。
右が吸収で左が放出だという説、左利き・右利きで違うという説もあります。

さて、どっち。
こういうとき……私が、右か左かと迷ったとして……いろいろな説があるからどっちだろう聞いて、最初に答えてくれた人の説が「左が吸収、右が放出」だったから「じゃあ左ですね!」という気分にはなれません。

正解・不正解があるなら「いろいろな説」はあり得ないわけで、いろいろあるということは「好きに選びなさい」ということ。
だったら自分が納得できる説を選びたい
そして私は「左が吸収、右が放出」では、納得できないのです。

中には色々あると言われると迷ってしまう、という人もいるようですが、迷うから誰かの説におんぶにだっこでいいはずがありません。
「迷ってしまう」という気持ちの影には「もし間違ってたら」という心配があるのでしょうか?
だったら大丈夫! 正解がないと言うことは、間違いもないということです。

選べと言うなら、自分が納得できる説。自分を「なるほど!」と頷かせてくれる説。
では、「なるほど納得」のために調べましょう♪

「よくわからないけど……」と思っているよりは「なるほど納得、こっちだな」の方が、石のためにもいいと思うので、調べる手間を惜しんじゃいけません。

さて、「……と言われても、どう調べればいいのか」と思われるかもしれません。
私は、まずは右説、左説を総まくりで調べます
ブレスは右、あるいは左と左右指定する人は、どんな理由で言っているのか、まずは調べて情報整理
こういうのはインターネットがあればこそ。便利ですねえ~。いい時代になったもんだ(しみじみ)。

●右説(右手の持つ意味・右手にはめるとよい理由、ケース)
◇(エネルギーの)放出
◇顕在意識
◇現実を創造する、行動する、実力発揮
◇左脳につながるので、現実的な方面を担当
◇金運、仕事運、プレゼン、告白、試験、実らせたい具体的な恋愛
◇現実的な変化を望むとき
◇自らの力を相手に伝えたいとき、石の力を外へ発したいとき
◇石のパワーを発揮させるために個性的な石を右手に
◇1種類ブレスあるいは一種類の石のパワーをメインにしたブレス
◇タイガーアイのブレスは右※普段は左でここぞと言うときは右にと言う説もあり

●左説(左手の持つ意味・左手にはめるとよい理由、ケース)
◇(エネルギーの)吸収
◇潜在意識
◇インスピレーションを得る。 内面的な援護が欲しい
◇右脳につながるので、精神的な方面を担当
◇恋愛運、健康運、対人関係、お守り 自信を持ちたい、心豊かな生活
◇メンタル(精神的)な変化を望むとき
◇石の力に護って欲しいとき、石の力を内に取り込みたいとき
◇霊的な影響を防ぐために左手に水晶やムーンストーン
◇複数の石を組み合わせたブレス
◇石を組み合わせて複合的なパワーを意図したブレス
◇水晶や全体運のブレス

目に付いたものを片っ端から並べてみましたが、ほほう、いろいろな理由や説があるようです。

しかし。

これを見て、「恋愛運だから左手ね」とか「タイガーアイだから右?」と単純に判断なさらぬように
よくご覧ください。右手の項目に「告白」とか「実らせたい具体的な恋愛」というのがありますよ?
ローズクォーツ一種類のブレスだったら右でしょうか、左でしょうか?

右が現実的な変化、左手が精神的な変化ということですけど、恋愛にしたって「○○さんが自分を好きになってくれますように」……ということで現実的変化を希望だから右手では? と考える人もいるだろうし、「○○さんに振り向いてもらえるよう、素敵な自分にならなくては」……で、精神的な変化希望だから左という場合もあるかもしれない。

「右?左?」と聞く人は、「どちらかだと言って欲しい」のかもしれませんが、そうは問屋が卸しません。
いったいどっちなのか、自分の状況に合わせて考える。
実はそれが一番重要なんだと思います。


さて、私の場合……まだ、左右どっちの判断は下せませんね。

なぜ、「左が吸収、右が放出」と言われるのかわからないし、右と左ではイメージが違うようだけれど、いったいそれはなぜなのか。
もうちょっと突っ込んで考えてみたいところです。

そこで、いったんブレスレットをはずれて「右・左」で考えてみたいと思います。

右、左の意味、あるいはイメージの違い。そのルーツとは

たとえば、「経済が右肩上がり」とか「彼は社長の右腕だ」など「右」にはいいイメージがあります。
一方、左だと「左遷」とか……でも「左団扇」というと、裕福な様子を表す言葉ですよね。右大臣と左大臣では左大臣の方が高位だし。
右翼・右派と言えば保守的・国粋的。左翼・左派と言えば急進的、革新的……どっちがいいとも言えないような。

さて、(ブレスレット抜きで)右と左。

うーん。
英語圏ではかなり右優位
右=rightには正しい、正統なという意味があるし、「left」は古英語の弱い・価値がない」が語源だそうで、leftを含む表現は、あまり好意的ではありません。

「dexterous=器用な、上手な、機敏な」は、ラテン語で「」の意味。
「sinister=縁起の悪い、不吉な」はラテン語で「」の意味。
聖書などでも右を良しとする表現は多いようです。

ローマ帝国時だの占いでは、飛ぶ鳥が右へ行ったら吉、左へ行ったら凶……とか。

イスラム教やヒンズー教では「左は不浄の手」とも言われます。

……左手、かなり不利です。かなり年季も入ってます。
左手にブレス……ううむ。

そんな遠くじゃなくてアジアではどうでしょう。

おや、中国では時代によって右を尊ぶか左を尊ぶかが、移り変わっていた様子。
さらに範囲を広げて、陰陽五行説や風水の分野でやっと「左右の気の流れ」が出てきました。

ところが。

から入ってに出る」説と「から入ってから出る」説の両方あります。
どうやらブレス右左の根拠である吸収・放出は風水の分野から入ってきた考えのようですが、こちらで両方あるのですから、ブレスの説明で両方あるのはあたりまえ。

これでおもしろい説を見かけました。

風水とは、本来、個人がどうこうすると言うよりも、皇帝(王)が国を治めるために用いたもの。
天から王権を与えられた王が天の象徴である太陽(南)に向かって立つと、その場合左は東、右は西になります。
、すなわち東は太陽の昇る方向、天の「気」がもたらされる「陽」の方角。その「気」は体に入ってくるなら入口、つまり吸収。
、すなわち西は陽の沈む方向。「陽」に対しては「陰」です。気が出て行く方向ですから出口。つまり放出……?

このとき、王様が南を向いて
「天の気は、東()よりもたらされ、西()へと流れていくのであるぞ」
と言ったとします。
それを聞く一般市民は、当然王様の方を見ていますから、向かう方向は北。この場合、右が東で左が西です。
「ははあ、東()から西()でございますか。なるほど」
……ということで左右逆転。

右から左、左から右

王様一人に対して市民は多数。後に風水が個人でも用いられるようになったときには、気の流れを「右から左」と考える説ができていた……というのですが。
「市民化(?)した風水」だから右から左で良いのだと言う人もいるし、本来の姿は南面した状態で東から西、つまり左から右だ」という人もいる。さてどう考えましょうか。

太陽という古代から人間にとって欠かせないものと「気」というエネルギーを結びつけるのはおもしろいですが、方角としての右とか左とかいうのは、その人がどちらを向いているかで変わってしまうので、根拠としては難しいですねえ……。


ここでまったく別の、おもしろい説に行き当たりました。

皆さん、陸上競技のトラック競技、時計回り(左回り)と反時計回り(右回り)どちらかすぐに思い浮かびますか?
答えは、反時計回り(右回り)。
オリンピックのルールでも「レフト・インサイド」つまり左側をトラックの内側にして走りなさい」と言うことで右回り(反時計回り)と決められています。
このルール、近代オリンピックの第1回から決められていたのではなく、4回目のロンドン大会で採用され、1912年に決められました。

それまでは右・左両方あったようですが、なんとなく「右回りの方が走りやすい」ということでこうなったんだとか。

では、なぜ右回りだと走りやすいか。その理由がなるほどだったのです。
人間は、右利きの人が圧倒的に多いです。右利きの場合、動かしやすい足は右足なんだそうです。
言われてみれば、ボールを蹴飛ばすときは、たいてい右足。最初の一歩を踏み出すのも右足です。
だから右足を大きく動かして走る右回りの方が走りやすいのでは……というのです。(確証はないようですが)

このとき、動かしやすい右足は「利き足」、対する左足は「軸足」です。
そこには優劣善悪などありません。動かしやすいから動かす。反対の足は動かしているときに支える

だったら手もそう考えたらどうだろう。……動かしやすい方とそうではない方

動かしやすいから動かす、使う、使える、いろいろなことができる……だから良い。反対は「悪い」
そんなふうに、善悪や優劣は後からつけられた意味といえるのではないか。
もうちょっと考えてみると、ふつうに使うのは右、あえて左を使わなくてはならない状況とは……たとえば、ケガだったり右手を失ったり。なるほどあまりよろしくない。

イスラム教・ヒンズー教における「不浄の手」も、右手(素手)で食事をするので、トイレで使うのは反対の左手だから……という理由があると言います。よく使う手と、そうではないから使う手ということです。


右利きであれば、何かをしたいと思ったときにまず動かすのは右。
つまり右は「意思の手」「行動の手」。
左は、「そうではない手」。


「そうではない」という感覚は、わかりにくいでしょうか。

例えるなら右手は「ハレの手」
「晴れの日(天気の晴れじゃなくて)」「晴れ舞台」「晴れ着」といいますね。
何か喜ばしい、記念となるような、ここぞという特別な日、場所、もの。祭りや行事、儀礼などの非日常。
ここぞ力を発揮するとき!……それを「ハレ(晴れ)」といいます。

では、「ハレ(晴れ)」の反対を何というかご存じですか?

「ケ(褻)」といいます。

ハレの日が特別な(良い)日なら、ケの日は「悪い日」?……違います。普通の日、日常のことです。

右手も日常使いといえばそうですけど、「意思の手」「行動の手」と考える場合は、
右は「ハレの手」、左は「ケの手」といえます。


ここで、ちょっと違うことを考えます。
それは、「ブレスレットをどう考えるか」
……というのも、ブレスレットの右左で、「石の力を外に発したいときは右(放出側)」「石の力を内に取り込みたいときは左(吸収側)」というのがありましたが、これって、ブレスをフィルターのように考えることですよね。
ブレスを放出口にはめて、パワーストーン色(?)にしたパワー(気)を放出するか、吸収口にはめてパワーストーン色の気を取り入れるか……というイメージです。

その一方で、少数意見でしたが「右にブレスをはめて気の放出を止めてはダメ」というのもありました。
この考えではブレスはいったい……?
左にブレスは、悪い気が入らぬよう、気の入り口で防ぐというのもありました。

フィルターだったりせき止めたり門番だったり。
私はいったいどう考えようか

ところで、私は「ブレスを持てば○○○になる」「○○○のためには××石」という考えが、あまり好きではありません。
考えすぎかもしれませんが、この考えは「自分は何もしないで石が何かをしてくれる」と言う意味合いに思えてしまうのです。

私としては、自分と石との相性を気にするなら自分から石に歩み寄ることも必要だし、持ち主の意識に関係なく石が自動的に効力を発揮するなんてあり得ないし、とにかく石にパワーがあるなら、石と人との相互作用の中で発揮されるはずだと考えます。
だから、この場合はフィルターでも門番でもなく、ブースター(増幅装置)かも。

増幅と言うからには、何か「もと」がなければならない。
「願い」「希望」「わくわくする気持ち」(もしかしたらプラス面だけでなくマイナス面も含めた強い気持ち)そういったものを「増幅」してくれる。
増幅だから「もと」が弱ければ増幅してもほどほどに。強ければさらにパワーアップ。
そんな感覚に近いです。


ここで話を戻して……
右は「ハレの手」、左は「ケの手」、ブレスレットはブースター(増幅器)。
ここから考えを進めます。

最初のブレスの右左で実力発揮、金運、仕事運……とあるから、「金運歓迎、だから右にブレスよね」と言う考え方は、右手は「ハレの手」という考え方ではありません。

ハレは非日常、ここぞという特別なとき。
毎日毎日ハレだったら、それはハレではないでしょう。

つまり、

日常的には左、気合いを入れるときには右
普段は「ケ」である左手にはめて、自分のパワー(気力や元気など)を高め、ここぞという「ハレ」のときに右手にはめて「やるぞ!」という気合を増幅する(結果はもとの気合しだいで増減)。
ブレスレットで右左を問うなら、こんな感じではないでしょうか。

ブレスレットは右?左?……左と言われたから左に着ければいい、左に着けっぱなし。右と言われたから右に。
そんなことじゃなくて、自分の意思で付け替える。
付け替えることで、意図的にケとハレを切り替えて、自分の心を高めてみる。
あくまでも起点は自分自身


そう考えます。






機会があったら鑑別機関の人に聞いてみたい

◇内包物はどこまで鑑別するのか、できるのか
 ……気泡やクラックではなくルチルなどの内部の鉱物を、非破壊でどこらへんまで判別できるのだろうか?

◇加熱・非加熱の鑑別は出せるのか
 ……地熱や山火事でも熱が加わる可能性はあるわけで、「意図的な加熱」を判別するためには、
   何度からを(人為的)加熱と見なすかを決めねばならず、分析するにも鑑別するのと同じ産地の同じ
   種類石を加熱して、何度でどのようになるかのデータが無なればならないと聞いたことがあるけれど、
   すべての石にそれは無理でしょう。(天然石ビーズの場合産地がはっきりしないのもあるし)
   「通常、加熱処理利が行われています」ではなく、加熱・非加熱の判別は可能?

◇メッキありのギベオンビーズ、非破壊で鑑別可能?
 ……最近、やたらにメッキされたブレスレットやペンダントヘッドを見かける。
   普通の鉱物のように「新しい鉱脈が見つかった」というものではないだろうに、
   こんなにたくさん作れるものなのだろうか?
   メッキなしならば、色の様子などで正しくウィドマンシュテッテン構造であると判別できるけれど、
   メッキやガラス被覆では、それらしい凹凸だけが頼りになってしまうのでは?
   鑑別書では、「磁性あり」の表記も見かけるが、それは決め手になるものだろうか?
   メッキのギベオンは、何を手がかりに判別しているのだろう?

◇『鉱物としてはどの部類にも属さない/岩石名グリーンストーン』
 こういう鑑別例はよくあるのか。
 分類できない、判別できない岩石系の石ビーズの場合、名前はどうするのか? 

◇岩石系の石の鑑定の場合、本来の宝石鑑定とはだいぶん違うので、
 鑑別機関によって結果に大きなズレが出たりしないか


◇一般的鉱物名・宝石名のほかに、どこまでの俗称が使われるのか
 ……「グレー・モス・アゲート」とか、鑑別した石の見かけを
   描写しただけではないかという名称の「鑑別結果」を見かけたことがある。
   そういうのも「鑑別結果」になるのだろうか。

◇宝石鑑定と鉱物鑑定の違いはあるか?

◇天然石ビーズの鑑別で困ることは?


……機会があったら聞いてみたい。

実際どうですか?

一理あるような、そうでもないような。
経験がないので、判断を付けかねていることがあります。

皆さんどうお考えですか?
こんな経験ありましたか?

ご意見募集中!

Q:ブレスレットを作る際、硬度が低い石と高い石を一緒にしない方がよい。
……これなんですけど。

理由として見かけるのは、
◇一緒にすると高度が低い石が割れてしまう  
 ……モース硬度はひっかき傷に対する強さであって、
   割れやすさとは別です。
   たまたまモース高度が低いロードクロサイトなどに劈開があるだけで。
   割れやすさに関係するのは、形状や劈開・ひびの有無では……。

◇擦れて傷が付く
 ……一つのブレスに一緒にすると擦れて傷が付くといたって、
   ビーズとビーズが接して擦れるのは穴まわりのわずかな部分なので、
   気にすることもないのでは……?

   同じ種類の石でも穴まわりが擦れているのがあるし、
   「そういう場合は間に水晶を挟むといい」と言ったって、
   ロードクロサイトなどに比べて水晶の方が硬いのに。

   別々のブレスで重ね付けすると……ならわからないでもないですが、
   それ、本当に擦り傷なんでしょうか?
   擦り傷なら、ビーズの一番ふくらんだ部分だけが傷つくはずです。

私の場合、ロードクロサイトやカルサイト、エンジェライトなどはまず使わないので、どうもぴんと来ないんですが……。
ただ1回オレンジカルサイトを使ったら、短期間でつや消しになりました。

でも、全体がつや消しになった様子から考えると、傷ついたと言うより汗で表面が荒れてつや消しになったと考えた方が妥当だと考えてます。

また、チャロアイトやセラフィナイトのブレスを他の石のブレスト一緒に袋に入れてしまってありますが、傷が付いた様子はありません。
モーズ硬度は強くこすりつけたり、とがった硬度計で調べるので、こつこつ当たってるくらいでは、さほど気にする必要もないかと思ったり……。


さて……いかがですか?
 

ついに小粒

マダガスカル産のセレスタイトは、いくつか持っています。

これまでは結晶の大きいものばかりを選んでいました。
小粒でキラキラのも綺麗なんだけど、なぜか大粒結晶を選んでしまう。

石としては、ちょっと強気め価格帯の石なので、どれか一つと言われるとあの微妙な色合いがツボにヒットしてしまうのです。
でも、あのキラキラも捨てがたい。

……で。

小粒セレスタイト

ついに買いました♪
大粒結晶に比べると、確かに色合いは淡くなりますが、それを補うのがこのきらきら。

ところで、写真のような形の場合、私は「クラスター」と判断するんですが、検索してみると、同じような形状のものを「セレスタイトジオード」の名前で売っているケースを見かけます。

ジオード……?

そりゃ、このクラスターだって、このように凹みのある形をしているし、

ジオードと呼ばれていたものの多くもそうですが、ジオード?

ここで言うジオードとは「晶洞」のことです。
つまり、結晶が成長した穴という意味。
鉱物がそれぞれ独自の結晶の形を取るためには、まわりに空間が入ります。鉱物が成長した地下の岩の隙間をぎっちり埋め尽くしてしまうと、綺麗な結晶の形は残せません。

まわりに空間が残った状態で成長を止めたとき、やっと水晶なら水晶らしい形になることができるのです。
この隙間のことを「晶洞」といいますが、大きさはざまざまで、あまりに大きいもの、形の悪いものは掘り出すにも困るので、割ってクラスターとして出回ります。

つまり、クラスターは晶洞の一部であるといえるわけですが、だからといって、クラスターでもジオードでもどちらでもいいというわけにはいかないんじゃないでしょうか。
だって、「晶洞」です。
「結晶洞窟」……と考えたら、どうしたって「穴だった」状態が見て取れるものじゃないと変でしょう。


こういうのならばジオードといえますが、

こっちはクラスターと呼ぶべきです。

例えて言えば、平皿は言うに及ばず、スープ皿程度の凹みならばクラスター、どんぶりくらいの凹みがあれば、ジオードかどうかの検討の余地あり。そんなイメージです。

セレスタイトの場合は、母岩部分と一緒に球や卵形に磨いたものもありますが、やはりこれも全体の形(作った形)ではなく、結晶が見えている面の凹み具合、「洞窟状」に見えるかどうかがポイントです。

よく、大きめ結晶の側面に小さな結晶がちょっとくっついている程度のものをクラスターと言って売っていたりしますが、

クラスター……群晶
ジオード……晶洞

という意味で考えたら、おかしいことがわかるはず。
自然のものなので、どちらか判断しにくい形があるのはわかりますが、あまりに名前からはずれた形なら、ちょっとは考えて欲しいものです。



続×4・石にダイレクト

いい加減長すぎる~とお嘆きの皆さん(?)、いよいよ本番です。ごめんなさい。
この記事のタイトルが「石にダイレクト」である理由を述べたいと思います。

この長い(長くなってしまった)記事を書くに至った理由は、「信頼できるお店を教えてください」「この鑑別書、信頼できますか」という質問が「石を見てない」ように思えて悲しかったからです。

「私にぴったりの石を選んでください」
「●●に効果がある石は何ですか」
「信頼できる店を教えてください」
「この鑑別書、信頼できますか」
……これらは、一歩間違うと「石好き」からはずれてしまうような気がするのです。

ちょっと厳しいく言いますが、「石を見分ける」ことについて、初心者だから、石のことを専門的に知らない素人だから、
「わからない、わかるはずがない、難しい」と、
最初から壁を作ってしまわない方が
いいです。

最初からくわしい人なんていないし、知らなければ、間違えたり、勘違いしたりしてもあたりまえ。

わからなければ「わかるはずがない」じゃなくて調べましょうよ!
以前に比べれば、石の資料や情報は桁違いに増えていて、調べようにも情報がなかった時代に比べると、うらやましくさえあります。

一度で完全に理解できなくてもかまいません。
ここまではわかった。ここらへんはもうちょっと調べないとわからないかも。
わかったつもりだけど、ここらへんがちょっと怪しい。
……というように「わかったこところ」と「わからないところ」が区別できるだけでも違います
「わからないところ」がわかれば、そこに絞って質問することができます。
聞いたことを自分なりに整理することもできます。

石は難しくてわかんない! と逃げたところで「この店は大丈夫?」「この鑑別書は大丈夫?」という新たな疑問が出てきて、結局迷ってうろうろすることになるんですから、同じうろうろするなら、石に近づく方向でうろうろした方が近道だと思いませんか?

そう……私の石を選んで、お店を教えて、鑑別書が信頼できるか教えて……「なぜ(理由)」や「どうして(途中経過)をとばして結果だけを聞いてしまうのは、「石が好き」と言いながら石と自分の間に「わからない」「難しい」という「壁」を作り、石とは逆の方を向いて、うろうろ遠回りをしているように思えてしまうんです。

「あなたにはにの石」
「ルチルを買うならこの店」
「大丈夫ですよ、この鑑別書は本物です」
……そういう答えは、その時はとてもありがたく役に立っても、新しい石が欲しくなったときにはまた同じことです。ちっとも石に近づけません。
自分の代わりに見分けて選んで感じて欲しいというのでは、いつまで経っても石のことはわからないし、わからないから不安で、石はどんど得体のしれないものになるだけです。

それでは悲しいです。

せっかくの石へ興味を、石に向けないなんて、もったいない!


かつては私だって、水晶とアポフィライトの区別も付かず、水晶といえば透明なものだけと思いこんでました。
もちろんカルセドニーとアゲートがどう違うのかもあやふやで、どんどん出てくるカテドラルやらエレスチャルやら言う用語には目を白黒、ヒマラヤ水晶は「ヒマラヤ水晶」という名前で売られていたらそうでしょう!インド?ネパール?それってどういうこと?状態で、それまでのいい加減な理解では矛盾が出てきてしまう事態になるたびに、「?」を大行列させてました。

別館サイトにある「水晶とカルセドニー、アゲートの区別」や「用語集」は、調べてまとめて、なんとか理解しようとした、私の足跡でもあるのです。
つまり、それくらいあれこれ引っかかり、蹴躓き、ひっくり返ってやってきましたいろいろと。

その経験を踏まえて言いますが、石を調べて理解して行くには、特別な教育を受けなければならないわけではないです。
私は文系か理系かと言われたら、キッパリ文系。
国語・社会はともかく算数は苦手、英語はひたすらやり過ごしたい、理科は「生物」は好きでしたが「物理・科学」は笑ってごまかせ。これまで会社時代も含めて石に関係したことはまったくありません。
石好きになってから本は買いましたが、鉱物本を隅から隅まで熟読……とは、ほど遠いですねえ………。

ここでは、私が「鉱物」側面にも興味を持っていることと、「鑑別書」の流れから、石を知る・調べるとは石の成分や硬度など、鉱物側面の知識を蓄えることだ……と思われるかもしれませんが、それだけではないです。
鉱物的側面を抜きで考えたとしても、「石は難しい、わかんない」と石と自分の間に壁を作っていては、石は、「あなたの石」にはならないんじゃないでしょうか。

だから、最後には石にダイレクト。
石との間に壁はいらない。

続×3・石にダイレクト

いよいよ鑑別書の中身です。

書かれていることは、大ざっぱに言って3つ。

ひとつめ「鑑別結果」
一番重要ですね~。「この石は●○石です」という部分です。
「天然○○」」と書いてあったら、人工的に造られたものではないということになります。
人工的に結晶させた合成水晶だったら「合成クォーツ」などと書かれます。
人工ガラスであるチェリー・クォーツでは「模造石」と書かれているのを見ました。
この「合成」というのは、天然と同じ成分や構造のものを人工的に作った、という意味で、合成水晶はちゃんと結晶していて、物理的な性質は天然水晶と同じです。
「模造石」というのはガラスなど別のもので「見た目を似せて作りました」という石のこと。

このときの鑑別結果は鉱物名か宝石名


たとえば、前回見た目のよろしくない石英として例に出した写真の石(↑)は、なにやら強いパワーストーンとされている「アゼツライト」ですが、鑑別だと普通に「天然クォーツ」です。
色混じり中身いろいろ水晶である「スーパーセブン」も、中身が何であるかは鑑別できても、結果として「スーパーセブン」とは言いません。
(非破壊で、内包物がどこまで鑑別できるのか、くわしく話を聞きたいところです)


「鑑別書付きアゼツライト」(注:「鑑別結果アゼツライト」ではない)や「鑑別書付きスーパーセブン」があったら、「水晶」の結果が記された……よくて内包物が何であるかがわかった鑑別書が付いた水晶に対して、鑑別とは別の人が産地や内包物の種類によって「アゼツライト」「スーパーセブン」と判断したということです。
その誰かの判断が正しいかどうかもわからないけれど、無理矢理言っちゃえば「鑑別書」は付いているけど、アゼツライトという結果の鑑別書とは言ってない……というわけで、これも一種の「勘違い・早合点」期待戦略。

鑑別では産地も特定できないので、鑑別結果「ヒマラヤ水晶」もありません。


「天然○○石」であっても、加工されていることはあります。
ベースは天然の石だけど、手が加えられてるよ……ということでその内容が記されます。
「着色処理(染料で染めた)」「照射処理」などが出てきます。
このとき「通常、色の改変を目的とした着色処理が……」のように頭に「通常」がつくと、「その石が着色(加工)と確認したわけではないけれど、この種類の石は着色されてるものがほとんどなので、この石も可能性が高いです」と言っているのだそうです。
(加熱は……どうなんでしょうね。熱の場合は地熱や山火事という自然現象の場合もあるし、いったい何度からを人工的な(意図的な)加熱と見るかも問題だし、同じ産地の同じ種類の石でいったい何度で加熱したらどうなるかというデータがないと判別できないと聞いたことがあるんですが)

さて、よく「本物? 偽物?」と気にしますが、鑑別では「結果偽物です」はありません。
天然の石だったら「天然○○」、ガラスだったら「水晶の偽物」ではなくて「模造石」「ガラス」。天然の石でも加工してあればその旨が書かれるだけ。
それに「本物、偽物」のジャッジを下すのは、あなたです。
「天然○○石」「色の改変を目的とした着色処理が行われています」……さて、どっちにしますか?

お次、外観。
ここから先はカード形式のソーティング・メモには書いてないです(重さは書いてあります)
透明度と色、カットの形式、重量・刻印、寸法などの項目がありますが、要するに見た目どんな色・形・重さのメモ。形状などで測れない項目は省略されていたりします。
丸ビーズのブレスだと「ラウンドシェイプド」とか書かれてます。
刻印というのは、たとえば指輪などで金属部分にブランドの刻印があったりすると、それが書かれます。

鑑別
二つ折り形式の鑑別書でも、あるのとないのがあるようです。
この部分がある場合は、 屈折率、、比重、偏光性、、多色性、蛍光性、分光性、拡大検査など、なにやら専門的で難しそうな項目が出てきます。

これは、その石が何であるかを特定する手がかりとなるポイントです。
石にはそれぞれいろんな特徴があるので、それを調べて特定するわけです。

鑑別を算数の問題だとすると、数字を足したり引いたりして出た最後の答えが鑑別結果(○○石)。
この屈折率だの比重だのといった部分は途中の「計算式」みたいなものです。

この部分が書いてあれば「なるほどしっかり調べてるのね」と思えますし、ここでデタラメを書いていたら、見る人が見ればわかるわけですから(たとえば、結果がクォーツなのに蛍光性ありになっていたら、それはおかしい)、とんでもないデタラメはやってないんじゃないだろうということになります。

この項目部分がない鑑別書もネット上で見かけますが、さすがに鑑別が大ざっぱ(たとえば内包物入り水晶なのに結果「クォーツ」で内包物についてはまったく触れていないとか)な感じがします。(個人的感想です)

……ということで、ネットで鑑別書付きを見るなら、
その石の鑑別書が表示されているか(見本とか、鑑別書つけますよではなく)
発行機関が確認できるか(鑑別書の部分写真や小さすぎるのはちょっと……)
を、まずチェック。
「鑑別書付き!」を売りにするなら少なくともクリックすれ場、ある程度わかるくらい大きく表示するようにして欲しいです)

「鑑別書が付いているから質や価値も保証付き♪」と思わせるような紛らわしい書き方……その紛らわしさがひどい売り方は、あんまり感心しません。
私だったら(自分で判別できない石の場合は)そういう売り方は避けますね。

翡翠などでは国外機関の場合もあるようですが、基準が一緒かどうか(何しろ民間機関のはずなので)よくわからないので、国内機関の方が安心かも。(問い合わせするにもやりやすいですし。

写真を拡大表示して、中身も見ちゃいましょう。
二つ折り式の立派な鑑別書なら、屈折率とか偏光性などの項目がある方が、「お、ちゃんと見せてるね(あまりにデタラメだったら、見せられないでしょう)」という目安になります。
写真と商品が同じかどうか見ましょう。画像で見てもビーズの数が違うとか、「見本」と書いてあってその石の鑑別書ではないなら、問題外。
もし鑑別書付きを買って手元に届いたら、もっとじっくりチェックです。

これくらいのことは、きちんと見えるか、紛らわしく書いてないか、検索したら出てくるか、詳しく書いてあるか(見た目)という話ですから、石についての専門知識が無くたって、落ち着いて眺めてみれば、わかります。

鑑別書がそもそも何を言っているものなのかがわかれば、店の売り文句部分もわかります。
派手に言い過ぎ、勘違いを期待しすぎ、まぎらわしすぎという店は「おっと、これは気を付けなければいけないぞ」とわかるわけです。

がんばってください。まだ続きます。

●「鑑別書」などで検索して名前が出てきた鑑別機関
中央宝石研究所
全国宝石学協会
GIA JAPAN
日本彩珠宝石研究所
 ↑ここは「天然石検定」の飯田孝一氏の所属している機関ですね。
ジャパンジェモロジカルサービス
JAPAN GEM GRADING CENTER
日本宝石特許鑑定協会
Diamond Grading Laboratory

メトロ宝石研究所、ノーブル・ジェム・グレーディング・ラボラトリーなどは、独自のホームページを持ってないらしく、こちらに連絡先が↓
宝石鑑定・鑑別機関の紹介
宝石鑑定インフォメーション

上記以外にも鑑別機関はたくさんあるようです。

●鑑別所あれこれ
鑑定書・鑑別書・保証書の違い
鑑別書と鑑定書
宝石鑑別書・グレーディングレポートの読み方
検査・鑑別について

続・続・石にダイレクト

言いたいこと第3弾

●その3:鑑別書を「解読」せよ

おっと、「え~、初心者だし……わからない」と逃げ出さない!
そんな難しいことは言いません。(言えません)

とりあえず「鑑別書が大丈夫と言っているのはどこまでか」をはっきりさせちゃいましょう。
それがわかれば、あとはお店の宣伝文句!
お店の「あわよくば勘違いしてくれるかも」戦略にひっかかっちゃいけません。

まず、繰り返しになりますが。

鑑別書にできること
(1)その石が何であるかを判別する
(2)加工がしてあるか(染めとか放射線照射とか)してないかを判別

鑑別書がやってないこと
(1)グレード
(2)価格
(3)希少性
(4)産地の特定


一にも二にも鑑別書は「これは○○石です」「着色処理あり(もちろん処理なしもあり)」
それだけを証明するもの。

AAAグレード! とか激レア!なんてのは判別しません。
鑑別書が付いているからグレードが高いと保証されてもいません。
たとえば、「宝石鑑別書付き!」と売っていた石が素人目にも店が言うほど「高品質」には見えない……ということも、珍しくありません。
たとえば、

こういう白濁して見た目のよろしくないものを鑑別に出したとしても、「天然水晶(石英)」という結果が出てきます。ガラスだったら「ガラス」とか「模造石」という内容の鑑別書が付きます

ダイヤモンドだけは「鑑定」といってグレードを判断しますが、だからこの値段!……と「鑑定書」が値段を決めているわけではないです。
もちろん高グレードのダイヤは高くなりますが、どれくらいの値段を付けるのかはお店しだい。

ついでに、意外に思われるかもしれないですが、鑑別機関は公的機関ではないし国家資格が必要なものでもないそうです。
民間資格を持っている民間機関なんですね~。
だから、残念なことに「100%確実」とは言いきれない。(実際、判断が間違っていた、というので問題になることもあるとか)

でも、素人に比べたら(比べてごめんなさいですが)、ずっとくわしい人が見ているわけで、だったらその鑑別書を「味方」につけたら心強い。

さて「鑑別書」

「この石は○○石です」と証明してくれるわけですから、
「どこの誰(個人や機関)が、どの石を判断したのか」がはっきりしてなかったら役に立ちません。

鑑別書には、いくつかパターンがあります。

ひとつは、カード状。
鑑別書ではなくてソーティング(メモ)と呼ばれます。
検査項目は鑑別と同じらしいですが、結果を簡単に記したもの。
鑑別に比べて安く済むそうです。
鑑別書見本 ←こんなかんじ
「口頭……」と書かれた、もっと小さいカード式(口頭なのにカード?)も見たことがあります。

もうひとつは、B4二つ折りくらいの立派なタイプ。
中身の項目は以外に色々あるようで、
鑑別書見本2
のようなシンプルなものもあれば、

鑑別書見本3
のようにいろいろ専門的な項目がはいっているものもあります。

そのいずれにも、鑑別した機関名と住所、連絡先は最低限入ってます。二つ折りタイプになると、鑑別した人のサインや鑑別機関の印も入ります。

「専門家に見てもらいました」と言っても、誰が鑑別したのかもわからない、石の名前だけのメモは、鑑別書にはならないでしょう。

カード式のは、写真が付いているの、付いてないのがありますが、付いてない場合などは、鑑別に出した石と一緒に袋に入っていたりします。(ルースやビーズ一粒の場合が多いです)
これは「この一粒を○○石と判断します」なので、たとえば、お店が連で仕入れたビーズから一粒抜き取って鑑別に出し、「鑑別結果○○石でした」と売った場合、厳しく言えば鑑別に出したその一粒は「○○石」確定ですが、そのほかの石は「同じ連だったし、見た目よく似ているし、抜き取り検査で○○石だったから、まあ、残りも同じと見ていいでしょう」ということになります。
(お店の人に聞きましたが、アメトリンなどは天然水晶と合成または加工した水晶を混ぜて連やブレスにしている悪質なケースもあるとか)
石によっては粒によって成分の割合にばらつきがあり、そのばらつき加減によっては違う石に判断されてしまう場合もあります。(厳しすぎてもややこしいかも……という例)

二つ折り形式の場合はたいてい大きく写真が入ります。
このとき、商品と写真が明らかに違っていたら、言うまでもなく鑑別書の役を果たしません。鑑別書の写真と、送られてきたブレスのビーズの数が違っていた、なんて例があったようです。(鑑別機関に問い合わせしたら「とんでもないことだ!」と憤慨したとか)」

あと、ネット上の写真では「鑑別書付き」といいながら、鑑別書の写真がなかったり、鑑別部分的写真だったり、小さすぎたりで発行元がわからないものもあります。
鑑別機関の名前や鑑別書の写真を載せて、いかにも鑑別に出していて信頼できます!……っぽくみせながら、実は「希望があれば鑑別書を付けられます(有料)とか、「(まだ)鑑別してない」状態の場合もあります。
注意。
↑だからインチキだと決めつけるわけではありませんが、鑑別書について「どこの誰(個人や機関)が、どの石を判断したのか」が重要とちゃんとわかっているなら、ちゃんと見せるでしょう。

鑑別書付き!」を売り文句にするなら、ちゃんと見せていただきたい。
また、見る方も「鑑別書、だったら安心」と早合点してはいけません。

そのほか、「専用の宝石鑑別書をお付けします」……その石専用であるのはあたりまえ。それがもし加工されている石ならば「天然○○石/▲▲処理あり」、ガラスでも「ガラス」「模造石」という鑑別結果を記したものになること、質や価値を保証している訳ではないことをお忘れ無く。

また、たとえばリングなどの場合、「石は●○石(加工ある。なし)」とわかっても、その鑑別書では、金属部分が何であるかには触れていない場合もあります。「ルビー・プラチナリング!鑑別書付き!」で、鑑別書はルビーだけの判別をしていて、金属部分はメッキだったという場合も、鑑別所は嘘を書いているわけではないんです。
如何ながら。



さらに続きます(汗)。

続・石にダイレクト

以前、「鑑別」に思うと言う記事を書いたことがあります。

高額な石や見分けの難しい石、初心者でわからない(不安な)場合は、鑑別書を付けている店で買いましょう……という意見についての個人的意見を書いたものです。

はっきり言ってしまえばこの意見には真っ向から反対……とは言わないけれど、賛成もいたしかねます。その理由は
(1)鑑別書を付けている店は少なく、選択の幅が狭まる。
(2)鑑別も絶対ではなく、結果にばらつきがある場合もある。
※同じ石なのに微妙に違う鑑別結果が出ていたこともあるし、鑑別結果の精度が問題になった機関もある。
(3)鑑別ではパワーストーンとしての判断はできない。※たとえば、「鑑別結果:レムリアンシード」はあり得ない
(4)パワーストーンの場合はビーズの判断が問題になるが、鑑別書が付いていても、厳密には鑑別したそのひと粒についての結果で、石にはばらつきがある。(厳密すぎてもややこしくなる場合もある)
(5)見る側が鑑別について知らないので、結果が出ても誤解する場合がある
……ということで、
「鑑別」が出した答えと、私たちの疑問がぴったり対応するかどうかについての判断は必要。……鑑別書が付いていれば、安心OKという単純な話ではないと考えたからです。

この記事から1年ちかくが経ち、新たな事例を見かけてしまいました。

「鑑別に思う」を書いたときは、「石がわからない(判別できない)、だから鑑別書」でしたが、今度は「この鑑別書は信頼できるのでしょうか」というものです。
もう少しくわしく言うと、高額な石(ブレス)を買おうと思うが、その店(ネットショップ)が付けている鑑別書は信頼できるか……?という質問です。

この手の質問を2つ3つ見かけたので、「この鑑別書は大丈夫?」という疑問を持つ人がそこそこ増えてきているのだと思われます。

しかし……私はこの疑問に疑問。いくつか引っかかってみたいことがあります。
(以下、パワーストーン・天然石レベルの話とします)

●ぞの1:「この鑑別書、大丈夫?」
     それは聞いてわかること?


まず……高額な石だから、万が一にも偽物であっては困る、心配だという気持ちはわかります。
でも、「この鑑別書は信頼できますか?」とネットで質問して、それでこの問題は解決するのでしょうか?
「信頼できますよ」または「信頼できない」という答えが返ってきたとして、その答えが鑑別書の信頼度を判断する決め手になり得るかどうか、どうやって判断するのでしょう。
もしかしたら、混乱させてやれ……と、いたずら心を抱いた人が、いい加減な書き込みをしたのかもしれないではないですか。

「本物でしょうか?」「信用できますか?」
……という質問は、いったい何を心配しているのでしょうか。

ケース1:鑑別書自体がでっちあげ
実在しない鑑別機関を騙って、鑑別書っぽいものを付けてあるのでは?
……というなら、写真にある鑑別機関の名前で検索してみては。  ちゃんとした機関なら、公式のホームページがあり、実績などどんな活動をしているか、書かれているでしょう。大手(有名どころ)とそうでないところはありますが、存在自体は確かめられます。
 鑑別機関まででっち上げても、メリットは薄いいんじゃないでしょうか。

ケース2:鑑別機関は実在するけど、鑑別内容がでたらめ
こうなると、デタラメ度が問題です。
世の中には素人だけどある程度わかる人はいるし、あるいは本職の鑑別士もネットを見てるでしょうから、簡単にばれるくらいいい加減な鑑別をしていたら、あの鑑別機関はインチキだという噂が立ち、やってられなくなるでしょう。
実績ある鑑別機関ですら、甘い鑑別をしたために廃業した例があります。

逆に、画像ではわからないようなデタラメ、微妙な判断の違いだったら、「○○ショップの××石の鑑別書は信頼できますか?」とネットで聞いたところで、わかるでしょうか?

ケース3:巧妙な差し替え
……こればかりは、ないとは言えない怖い例。
正式な鑑別書には、写真がつきます。同時に重さや大きさなども記されて、鑑別した石が特定できるようになっています。
……が、透明な丸玉などは同じような大きさだったら、ぱっと見ではわかりません。
少々極端に言いますと、直径5センチの天然透明傷無しの水晶玉があり、それで鑑別書を取って、その鑑別書を同じ大きさの透明ガラス玉につけて、「水晶玉、鑑別所付き!」……で売ってしまう。
※可能性があるというだけで、、実例ががたくさんあるということではありません。
 むやみに警戒なさらぬように……。

これは、ネット上の画像ではわかりません。もしあったとしたら、危険と言えば危険です。

……が、「だから心配なんだ!」と思う前にちょっと待った。
この場合、鑑別機関は正しい鑑別をして、正式に鑑別書を発行しているはずなので、鑑別書は本物です。
それを別の石に付けてごまかした……それをやるのは、ショップです。
この場合、「鑑別書、信用できますか?」……という質問は妥当でしょうか。
見極めるべきは鑑別書ではなくてショップでしょう。


ごまかされた鑑別機関も被害者です。ばれたら、怒るでしょう。裁判沙汰にもなるかもしれません。そんな危険なマネをしそうな店かどうか。
そんな危険を冒してまで売りたい品物かどうか。
「え、そんなことがあるの? もしかして」の前に、冷静に考えてみてください。
ばれたら、お客のみならず鑑別機関も敵に回すことになるわけで、無事には済みません。なるだけばれないように……といっても、ちょっとやそっとでは見分けが付かないものをそろえる手間もバカにならないと思うし、ばれたら被害大だから、やるなら気合いを入れてごまかすと思うので「大丈夫?」とネットで聞いて済む問題ではないでしょう。

そして。

●その2:鑑別書は「万能お墨付き」ではない

これ、「信頼できるお店ありますか?」と同じで、「信頼できる店」で買えば万事OK、「鑑別書付きなら、安心」と思われてることが多いんじゃないでしょうか。

残念ながら、さにあらず。

鑑別機関もショップも「嘘」は言っていない。差し替えたりもしていない。
でも、「じゃあ、大丈夫~」と飛びつくのはちょっと待て。
そんな例は多いのです。

「この鑑別書、大丈夫?」の質問でこんな例がありました。

「超高級AAAAAAグレード、強力パワー、自慢できる一品! 激レア黒針入り水晶」
「金運、仕事運、大幅アップ!」「効果を高める祈願済み」(一言一句この通りではありません)
など、もう、笑うしかないような、うさんくさいパワーストーン宣伝の王道を行くような宣伝文句が羅列されたブレスレットで、「なんと、宝石鑑別書付き」の宣伝文句。

ものは、「黒針入り水晶」のブレスレットです。
見ればなるほど鑑別書が付いています。
発行元を検索してみると、大手ではないようですが、一応、公式ページを持つ鑑別機関。

で、肝心の鑑別結果は……「クォーツ」

……この状態で、「この鑑別書は信頼できるか(本物か)」という質問だったのですが。

本物か、というなら、発行元の鑑別機関は実在しているようでから、架空の機関の鑑別書をでっち上げているわけではないでしょう。
黒い針状の内包物入りということは、ガラスで作ったフェイクではあり得ない。
水晶ではない、別の石……なら、そっちの方が遙かにレアですから、宣伝しないわけがない。よって、逆説的に「水晶(クォーツ)」という結果は、間違いではなさそうです。

鑑別機関は一応実在し、結果も正しいようだ……つまり、この鑑別書は、一応は正しい内容の、正規のものだろう……と言えます。

じゃあ、これは、激レア高グレードのすごい黒針入り水晶なんだ!
……ちょっと待って下さい。

この鑑別書は、「この石の透明な部分は水晶です。それを証明します。以上」と言っているだけです。

それだけなんです。


宝石の鑑別機関が発行したから、名前は「宝石鑑別書」だけれど、このブレスが「激レア」の「超高級AAAAAAグレード」で、ショップが付けた値段通りの価値があるとはひとことも言ってないし、保証もしてません。

「透明な部分はクォーツ」つまり黒針入り水晶ブレスの「水晶ブレス」以外の宣伝文句は、ショップが勝手に言っていること。宣伝文句です。

AAAAAAグレード、というのもお店が勝手に言っているだけ。
統一基準があるものではありません。

実を言うと、宝石ではダイヤモンドだけにグレードの基準が定められています。
ゆえにダイヤモンドに大して行われるのは「鑑定」であり、付くのは「鑑定書」なのです。それ以外の石にグレードの基準はありません。だから「鑑別書」。
グレードではなくその石が何であるか、加工されているか否かを判断するものです。

だから、鑑別結果AAAAAAグレードとか、ダイヤモンド以外の石に「鑑定」などと言っている店や「専門家」は、それだけでうさんくさい。

でも、今回の質問の例では、水晶であることは間違いないし、タイトルは「宝石鑑別書」だし、激レアやグレードが鑑別書で保証されているとは言ってない。
紛らわしいけれど嘘ではない。

えい、ややこしい。

だから、「鑑別書付き、だったら安心」でもないし「鑑別書、大丈夫?」も違うんだと思うんですね。

……長くなるので続きます。

リアル・めだま

けっこうリアルなので、目玉の苦手な人は、回れ右。


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石にダイレクト

前回記事から続いています。

石に対してはとことんプラス思考。
ショップの人に「石何か良くないモノが入ってる」と言われたら、「そうですか~」と氷点下の冷ややかさでスルー。

……そんな私が、
「……このブレス、浄化した方がいいかも……」と言われて、
珍しくもハタと考え込みました。


言ったのは、ショップの人ではありません。
某即売会やミネラルショーで顔を合わせる石好きさんで、何度も話をしたこともあります。
私と違って、いわゆる石のパワーがわかる人。

私は「石のパワーがわかる」を否定しているのではありません。知り合いの石好きさんには何人かそういう方がいらっしゃいますし、パワーによって石を見ることは、私にはできないけれど、石と向かい合うひとつの方法として尊重しているので、そのお話はとても興味深いのです。

その時は、たまたまブレスの話になり、「最近はこんなのを作ったんです~」と、話のネタとして腕にはめていた3本のブレス(普段は着けたり着けなかったり、着けても1本、多くて2本)を見てもらいました。

その中の1本について
「何だかこれだけ引っかかる。浄化した方がいいかも」
とのご意見。

言われたのはこのブレスです。
b-71-2

順を追って話をしますと、このブレス、元はこちらでした。
b-71

シンプルでシャープなブレスが欲しくなり、組み合わせた石はモリオン(……とは言いにくいダークスモーキー)
、カンジロバ産ヒマラヤ水晶、アンデシン、ガネーシュヒマール産角閃石入り水晶。
実はヒマラヤ系(と思われる)石を集めたブレスです。

いったん仕上げて、しばらくこの状態で身に着けていたんですが、どうも角閃石入り水晶が、アクセントと言うより「くすみ」に見えてきて、しばらく迷ったあげくカンジロバ産の透明水晶に差し替えました。

1枚目と2枚目の写真は、左右反対に写してしまったのでわかりにくいかもしれませんが、メインのビーズ以外はまったく同じ石並びなのです。
替えたのは一粒だけ。

ところが……。

くすんで見えていても、一粒だけ内包物入りであることで他のビーズとは違いが出て、メイン(アクセント)になり得ていたビーズが、透明ビーズに差し替わったことで他の透明ビーズと同列になり、、黒の中に透明ビーズがちりばめられた状態になってしまいました。
その並び方も、角閃石入りビーズのときは均一のように見えて均一ではないバランスに見えていたのに、透明ばかりだと「等間隔になり損ね」に見えてしまう。

たった一粒の違いでブレスのバランスが崩れたかも。
実はそんなふうに思い始めていました。

3本のブレスのうち、他2本は試行錯誤の末に(今のところ)満足の石並び。
「うーん、ちょっと違うかも」と密かに思っていたブレスだけが「引っかかる」と言われた。
これには「ふむ……」と考えてしまいました。

「浄化した方がいい」とのことだけれど。
浄化といえば、クラスターにのせる? 日光や月光に当てる? 水洗い? セージでいぶす?……色々あるけれど、浄化と言われたから浄化と呼ばれる方法で。
そんなことでいいんだろうか?

このとき一緒に見てもらったブレスはこちらの2つ。

b-73
こちらは「(チャクラ的パワー?が)ちょっと上よりだけど、下にも伸びているし、バランスが取れている感じ」

b-72
こちらは、「ヒマラヤ水晶なのに、何でこんなにおとなしいというか、落ち着いているの!?」

と言われました。

ところで、パワーストーン的には「強い」というのが褒め言葉とされることが多いようです。
私も「この石、強いね」と言われれば、わからないなりにうれしくなってしまいますが、でも「おとなしい」も重要だと考えてます。
というのも「強すぎて持っていられない」とか「強いけど荒々しくて落ち着かない」ということもあるようで、強い=良いとは限らないと聞いたからです。

「この石元気ないよ」とか「ぐったりしてる」と言われたなら(わからないなりに)心配ですが、「落ち着いている」は、イコール弱い(弱っている)ではない。
むしろ、いろいろ試行錯誤して納得のデザインに「落ち着いた」……という私の感覚に合致します。

「付けてる人の影響を受けているのかもね」とも言われたことを考えると、ビーズを替えたせいでバランス崩れたかも……と考えた私の気持ちがブレスに影響し、それが「ひっかかり」と感じられたのかもしれない。

その人にとっては他人である私の影響による「引っかかり」だから、浄化する(取り除く)ことでそれが解消されるという考えになるけれど、当人である私の場合は、あれやこれやの取り除きさっぱり系浄化行為をしたところで「バランス悪いかも」という気持ちが残っている限りは無意味。

だったらやるべきは浄化じゃなくてデザイン変更!

石ブレスは、
d-4
のように左右対称に作られることが多いです。
その方が見た目に安定して、まとまって見えるからでしょう。
ところが、私の好みは左右非対称。「環」という安定した形の中に、「非対称」というアンバランスを作ることで、動きが出るように思われるからです。

特に、このブレスの場合は石の組み合わせがシンプル・シャープなので、思い切ってバランスを崩さないと動きが出ない。角閃石入り水晶ビーズを透明に替えたためになおさら。

……ということでこれ。
silence2

これでもまだ、写真奥の三つの透明水晶のバランスが万全じゃないように思われるので、しばらく身に着けて様子を見ながら微調整するつもり。
他人から見たらどうでもいいことかもしれないけれど、微調整。





とことんプラス

ちょっとトゲのある話になりますが、私は、ことショップの人の「この石はもう寿命だ/死んでいる/良くないものが入っている/効果がない/運気を下げる」という言い分は、自動的にセールストークと見なすことにしています。
「(だから)新しい石を買った方がいいですよ」などと続こうものなら「へえ~」「そうですか~」と答える声は、たぶん氷点下

言った人が、ショップの人でも、何度も話してお互いのことをある程度わかっている間柄で、個人的おしゃべりの中で「気になるんだけど……」という感じで出てきた話ならば別ですが、ほぼ初対面でそんなことを言われても、それで気にしろという方が無理

「もう寿命、死んでいる」
……私は、長い年月をかけてできた石を、ほんの数年で「殺す」ようなことはしてない。
「良くないものが入っている」
……私にとっても良くないとは限らない。
  そもそも最初から入っているなら、私は、「入っている状態の石」に惹かれたのだから、
  それは石を嫌う理由にはなり得ない。

「効果がない」
……なくて結構。(きっぱり)
  私は、石を見るのが楽しいし、
  楽しければ元気になる。ならば「笑う門には福来たる」効果はばっちりでしょう。

「運気を下げる」
……別のところでがんばればOK。
  もし、人の運気を左右する力があるなら、それは、超強力パワーの石。
  石と仲良くなってその力をプラスに変えられたら……無敵!?(わくわく)


……と、このように、石についてはとことんプラスに考えることにしています。
日常生活のすべてにおいてプラス思考は無理だけど、好きな石のことについてはとことんプラス。

ちなみに「この石にはもう力がない。そんな石を持っていると運気を下げる」などという説明は矛盾しています。なぜなら「運気を下げる」という力を持ってるじゃありませんか。
もし、「力を失った石は持ち主から力を奪うから運気が下がる。だから次の石を」というなら、その石だって時間が経てば力を吸い取り運気を下げるようになるわけなので、そんな危険物を売りつけるんですか、といいたい。

運気アップの間は持っていて、運気ダウンに転じたら次の石に乗り換え推奨。役目を終えた石は自然に帰すなど「お別れ」してあげてください……という説明についても、私は納得できません。
「石にパワーがない、そんな石を持っていると運気が下がる」は、例えて言えば、使い切った乾電池では機械が動かなくなるし、そのまま放置すると液漏れするので廃棄……そういう「モノ」扱いと似ています。乾電池に対して「お別れ」は、ちぐはぐではありませんか?
百歩譲って(譲りたくないけど)、持ち主さん自身が石の限界を実感して手放すと決めたならともかく、他人に「もうおしまい」と言われたことを鵜呑みにしてしまうのには大反対。
充電式乾電池のように扱い次第では復活する石かもしれないではないですか。

相手が有名なヒーラーでも占い師でも、私は私の石の味方。

モットーは「いいことは石のおかげ、悪いことは偶然」。

この「悪いことが偶然」の考えのおかげで、私にとってはどんなにタイミングが一致していようとも、「石のせいで起こった(のかもしれない)悪いこと」はあり得ません。(そんな風に考えないのだからあたりまえ)
逆に言えば、「悪いことを引き起こす(かもしれない)石」は、我が家には一つとしてない。

つまり、「私の石は、全部いい石!!」と言えるのですから、これはとても幸せなことなんじゃないでしょうか。

「きれい」で選ぶこともある

ケイブ

イリノイ州産のフローライトです。
ずいぶん前に買ったもので、その時も「思い切って買っちゃったー!」的お値段だったんですが、今思えばがんばっておいて良かった~。

この石なみに「おおッ」と思える石はそうは出会わないんですもん。

ご覧の通り、「ねっとり」とか「こってり」と言いたい黄色。
ごく薄く紫の層が表面を覆っているようなニュアンスもあります。

そして、表面に淡い青~紫のキューブ型結晶が並ぶ、そのコントラストの妙。
この黄色と淡い青の色が写せなくて、長らく登場できなかった石なのです。

産地で選んだわけではなく、一にも二にも美しさで選んだんですが、イリノイ産でこのように表面がなめらかつやつやなのは、少ないらしいです。

確かに、イリノイ産というと、紫で表面は細かなキューブ状テクスチャ、スファレライトなどを伴うイメージがありますね。

何よりも「美しい」で選ぶ石。
私だってそんなことはあります。

溶けた表情

溶けた水晶が好き……と言ったところで、「うん、そうだね」と即座に頷く人は、多くはないのではないでしょうか。
水晶といえばシャープなあの形。それが溶けてどうするか。

でも、「トライゴーニックが好き」ということになると、話はちょっと変わってくるのではないでしょうか。

トライゴーニック・クリア2

トライゴーニックは溶け水晶の一種。
ある格子欠陥(結晶構造上の癖)をもった水晶の表面が軽く溶けて、錐面にエッチピットとかトライゴンとか、触像と呼ばれる凹状の逆三角形(▽)が現れたものののことです。
つまり、どんな水晶でも軽く溶けたらトライゴーニック……というわけではありません。

トライゴーニックについては、有名なヒーラーのジェーン・アン・ダウ氏などが、いろいろすごい意味をつけていますが、私としては、溶けていなければわからなかった結晶の癖が溶けてはじめて現れる……という点がおもしろいと思ってます。
ちょっとかっこよく言うなら、溶け消えていく過程で水晶が見せる隠された表情です。

表情と言うからには、一つ一つ違う。
違うことが魅力であり、それこそが個性。

この石は、トライゴーニックというには、▽が重なりすぎている感があります。
トライゴーニック・クリア3

しかも、錐面には表面に達するクラックがあったのか、そこが集中的に溶けていたりもします。

トライゴーニック・クリア

その様子はまるで、歯を食いしばっているようにも見えます。

この石の意味は?
相性は?
どう扱ったら?
……そんなことよりも、自分の石、この石だけが見せる表情を楽しみたい。

まずは「この」石。
じっと見ることで、新たに見えてくることがあるはずです。


やるな、ブラジル!

先だっての某即売会での戦利品です。

レーザー・f

こちらの石を買って以来、単に細長い形では飽き足らなくなり、レーザーを選ぶなら、できれば透明、シャープな先細り、そしてDT(両錐)……と思うようになりました。

だって、かっこいいんだもん。
勝手に自己規定を作り、そして見つけてしまったのが写真の石。

透明だし、シャープだし、なんたってDT!
前回のDTレーザーと違うのはやや薄いタビーであること。
そのおかげで「先端からレーザービーム出そう」に加えて、日本刀のごとき雰囲気があります。

すてきだわー。

そしてもう一つ、私の目を釘付けにした点が。
それは……

この石、ファーデンなんです!

見よ、くっきりファーデン・ライン!
レーザー・f2

毎度の繰り返しになりますが、私は、ファーデン・クォーツは、ファーデン・ラインを芯に、そこから両側に水晶が成長していったのだと考えています。
……ということは、この石、真ん中のラインから伸びも伸びたり……どんだけ成長したんだ。

ファーデンと言えば、パキスタン産が有名ですが、ブラジルからも出ます。
そのうえ、実は意外にダイナミックな形も多かったりします。

それは、わかっているつもりでしたが、すっきり細長レーザーのどてっ腹にファーデン・ラインとは!

やるな、ブラジル。
さすが、大産地。
こんな変てこですごい石を、さっくり産出しちゃうあたりはさすが。

参りましたッ!

淡い光の証明

パムテックというビーズがあります。
一見、天珠(ジービーズ)の模造品っぽいですが、四角いのもあるし、丸いのも多いし、何と1000年以上の歴史を持つ(らしい)魅力的なビーズなのです。
産地はミャンマー、オパール化したヤシの化石を材料に、模様が焼き付けられてます。

最近は「木珠」の名前で売られているものがありますが、私の見るところでは、これは近年になって再現された新しいもの。
模様や形も何だか違います。

やっぱり伝統的な形・模様・そして素朴な風情のパムテックがいい!
幸い、天珠に比べてマイナーなビーズなので、やや古い(と思われる)ものも探せば見つかるのです。

そうやって探したパムテックがこれ。(メインの大きいビーズ)



このたび再びパムテックを手に入れる機会があり、改めて海外サイトでパムテックについて調べていました。
国内のパムテック情報は、検索すると私のブログが上位に出てきてしまうほど少ないのです。

さて、まったく頼りにならない英語力でヨレヨレと解読したところによりますと、パムテックの歴史は1000年以上さかのぼり(ミャンマーの文字記録が11世紀頃からなので)、12~19世紀に途絶え、最近再び作られるようになったらしいのです。

そして、このパムテックの古いものは短波紫外線で蛍光する。やや新しいものでは珪化木の種類が違い、蛍光しないという説明が出てきました。

先日の即売会のお店のオーナーさんは、私の天珠・パムテックの大先輩でもあります。
「短波紫外線で蛍光」という情報を持っていったとき、パムテックのブレス(上の写真の)をはめていたんですが、
「そのパムテックは新しいものではないと思うから、見てみたら」
……ということになり、紫外線を当ててみると。

おおっ! 部分的にうっすら蛍光している!

残念ながら、即売会の会場での実験だったので、写真を撮ってないんですが、下の写真のビーズの真ん中あたり、木目の白い部分がうっすら緑に蛍光しました。

蛍光パムテック

もしかして、これってとっても古いもの?
……いや、たまたま古いものと同じ材料で作られた、という可能性の方が高い気がしますが。

この名前はどっちだろう?

クリソアゲート

「クリソアゲート」の名前で売られていた、大きめビーズ。

色合い、模様ともにとてもすてきな感じだけれど、「クリソアゲート」とは、どういう意味でしょう?

もしかして、クリソコラを内包した緑のアゲート?(そんなのがあるかどうかも知りませんが)
それともクリソコラ色(緑)に染めたアゲート?

検索してみると緑に染めたアゲートを「クリソ」と称している例が出てきますが……、それに比べるとこのビーズは遙かに綺麗な色合いで、模様も複雑。

この際、染めでもかまわない。

"錬金術師"に挑戦

昨日は、某石屋さんの即売会の最終日へGO!
複数日言っちゃう私って。しかもやっぱり買っちゃう私って(汗)。

でも、買った石はどれも大満足ー!
ホクホクしながら写真を撮りました。

そこで一枚。

アルキミスタ・p

久しぶりにゲットしました「アルキミスタ」。
石の表面の酸化皮膜で虹色に見える、天然アクアオーラとも言うべきものです。
他の産地でも酸化皮膜で虹色になるものはありますが、石が黄色っぽくなるわけでもなく、もとの色のまま、しかもつやつやで、なのに虹。
特別な名前で呼びたくなる美しさ。

実はこの名前、この石屋さんのオリジナル・ネーミングなんですが、天然で石がこんなになってしまうとは、まさに錬金術的驚き!……なので、このネーミングには座布団1枚(いや、もっと)。

なかなかきれいに撮れなくて、カメラを構えて挑戦中です。

立春、石始め

今日は、立春。
そしてお世話になっている某石屋さんの即売会。

かつては、このシーズンになると、ツーソンで仕入をする石屋さんのレポートを心待ちにし、店頭に並ぶのを待ってそわそわし、店頭に並べば石屋をはしご。
「石好きの春は、ツーソンものとともにやってくる」
なんて言ってたんですが、いつの間にか「そういえば……ツーソン(もののシーズン)だったねえ」ということになり、今では私の石の春は、このお店の即売会とともにやってくるのです。

なんたって、ヒマラヤ(ネパール)とロシアの石が好き!……が看板のはずなのに、さすが、大産地の貫禄、ブラジル(産の)石、おそるべし。と唸る羽目になるお店なのです。

そんなお店が即売会。
行かねば。

……で、行ってきました。
買ってきました。
しゃべってきました。
満足~!

お会いできた皆さんありがとうございました。

溶け石(トライゴーニック)に、アルケミスタ(天然アクアオーラ)、がっつりアナターゼ付き、ハイアライト付き怪しげクラスター。
どれもこれも他の店で探そうとすると、大変。
唯一の問題は、私の「石は掌サイズ以下」ルールを打ち破る石を買ってしまうこと。
今回も、まんまとやられました。アナターゼ付きが、でかい。

ソラノオト

リビアン3

リビアン・グラスです。
エジプト~リビアにまたがる砂漠地帯で見つかるもので、2900万年前に隕石が落下した際、その衝撃で地球上の岩石溶けて飛びちり固まった天然のガラスです。(インパクト・ガラスとされている場合もあります)

かつてはガラス質隕石という言い方もされていましたが、組成は大部分が地上の岩石なので(隕石の成分が微量に入っていることもあるらしい)、「隕石」という言い方は正しくないようで、最近は隕石とは呼びません。

また、パワーストーンサイトで時折見かける「リビアングラスは……(略)……クリスタルです」という言い方も、実は正しくありません。

クリスタルというのは、「結晶」の意味なので、結晶していないガラスを結晶と呼んだらおかしいです。
クリスタルを水晶という意味にとったとしても、ガラスは水晶ではありません。成分は同じでも結晶してないので別なのです。
ちょっと調べれば出てくる簡単な話ですから、仮にもショップなら、そのあたりは区別した方がいいのでは(パワーストーンでも)。

さて、リビアングラス。
実はいくつか持っています。何しろ隕石がらみなので、SF好きのツボにヒット。
透明なのが欲しい。黒っぽい部分が隕石の成分を含んでいるらしい(噂。真偽は不明)と聞けば、黒っぽいのも欲しい。丸いつぶつぶ(クリストバライト)入りのもいいな……ということで、気に入ったとなると、ついついバリエーションでそろえたくなってしまうのです。

しかし、今回のリビアン・グラスはバリエーションでそろえたい……とは違う、伏兵でした。

ちょっと話は変わりますが、「石笛(岩笛/磐笛)」というのがあります。
石に空いた穴に息を吹き込み、鳴らすものです。
石に人工的にあなをあけたものもありますが、もともとは天然に空いた穴を利用するものなので、そういう石も探しています。
……で、いろいろ見ていたら、海岸や河原で拾う石だけでなく、テクタイトの穴を笛にした例が出てきました。

テクタイトでもいけるのか!
……と機会があるたびに探していたんですが、テクタイトはテクタイトでもリビアングラスで穴を見つけてしまいました。
それが写真のリビアングラスです。真ん中のやや下に丸い穴が見えますか?

横から見るとこんな感じ。

リビアン2

リビアン1

テクタイトに比べると高いけど、宇宙モノで音が出せたらいいなあ。

それに、探しているのは天然の穴あきなので、機会を逃したら2度目があるとは限らない。
見つけたのがミネラルショーだったのが、幸いでした。

このように天然の穴あきにこだわってますが、天然だけに理想の形状とは行かず、鳴らすにはコツが要ります。
しばらく「ひふー、ひろろろ……」と、奇妙な息の抜ける音しか出ませんでしたが、

鳴りましたー!

これはきっと、宇宙(そら)の音。





どんな加工ですか?

セドナ・ボルテックスストーンのブレスを見かけました。
この石、○にRのマークが付いているので、商標登録されているようです。
(○にRのマークは登録商標、TMはトレードマークで、こちらは法的拘束力はありません)

セドナ・ボルテックスストーンとは、ニューエイジの聖地とも言われるセドナの赤い砂岩のこと。
もうちょっとくわしく言うと、セドナにはメザ、あるいはビュートと呼ばれる、テーブル状の岩の台地(西部劇の風景に出てきますよね)があり、これがボルテックスとも呼ばれます。

メサ

ボルテックスというのは地上に現れるエネルギーの渦……のようなものだとされているのを見かけるんですが、テーブル状の台地もボルテックスと呼ばれていて、セドナ・ボルテックスストーンというのは、この台地の、あるいは同じ種類の赤い砂岩のことです。
そのため、別名をセドナ・レッドサンドストーンともいうようです。

砂岩なんてビーズになるわけないだろう……と思っていたら、でました、ブレス。

「このたび新しく出たんですよ~」……とのことで、原石も一緒に並んでいたので、じっくりさわり比べさせていただきました。

原石の方は、なるほど砂岩。ごつごつして乾いたレンガを連想していただくと近いです。さわれば手に砂が付くし、ぶつけたら欠けたり削れたりしそうです。

一方、ブレスの方は、赤と言うより茶色、ざらざらした感じは全くなく、色むらのないジャスパー……あるいは陶器の玉という感じ。

ブレスをさわって、お店の方に確認しました。

「樹脂を染みこませてます?」
「はい、圧縮して樹脂を染みこませています」

やっぱり。樹脂を染みこませなければ、粗い砂岩なだけにぼろぼろきてしまうはず。ところが樹脂を染みこませたために、乾いたレンガに水を染みこませると色が濃くなるのと同じように、変色してしまうのです。

でも……それにしては、原石だと赤土っぽい色と白っぽいベージュが混じっている感じなのに、ブレスの方は色むらなしの茶色。質感も原石は粗く砂っぽい感じなのに、ビーズはなめらか。
樹脂を染みこませただけならば、砂っぽい質感は残るんじゃないか?

「もしかして、練りということですか? 砕いて樹脂で固めてる?」
「違います。ぎゅっと圧縮して、樹脂で固めたそうです」
……と、お店の人は練りではないと言います。
ということは、圧力を掛けて樹脂を含浸させているということ? それにしては質感の違いが気になるなあ。

できあがったビーズは、個人的には石っぽくないように思えるので、欲しいとは思いませんでしたが、一応はニューエイジ系の新しい石、今後触る機会があるとは思えないので、この機会に、触って確かめておきたい。

結論として、お店の練りではないと言う説明を信じるなら、(たぶん)圧力による樹脂含浸。
個人的に疑うのは、練り

説明カードももらいましたが、樹脂のことは一言も書いてない……。(オイ)
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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