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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

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同郷(かも)

セプター・ガネ

昨日に続いてネパール産。3センチほどのおちびセプターです。
被さって成長した部分は、ややエレスチャル風味。表面はわずかにマットな感じで、底部にはアクチノライトらしき内包物が見えます。

もしかして……なんですけども、この石、アメジストかもしれません。
ガネーシュ・ヒマール産として出回るアメジストは、淡いものが多く、大きな結晶になればそれなりに色が見えても、小さいものは他の水晶と比べて、そういえば、何となく……違うかも、という程度の淡さです。

この石も見た目は半透明白で、よくよく目をこらしてみても、アメジストには見えません。
なのに、なぜ「アメジストかも」というかというと、それは形。

アメジストの中には、ややエレスチャル(骸晶)っぽいタイプのものが産出するところがあって、それはおおそらく透明だと思われる結晶の上を覆うように淡いアメジストが骸晶っぽく結晶しています。
表面を覆うということは、セプターも多いです。
そして、アクチノライトの内包を伴うものも多いのです。

つまり、この石はアメジストの産地のものと外見の特徴が一致します。

おまけに、写真に撮ってみたら、下の水晶と上に結晶した部分の合わせ目あたりに、何となく色味が見える。

肉眼ではわからないし、写真は光の具合で色が変わってしまうけれど、外見特徴が一致した上に、写真で色。
もしかして……(期待コミ)。

わーむ

ワーム

今日は、某ショップの売り出しへGO。
ヒマラヤ水晶(ネパール)の新入荷、ということで楽しみにしていたんですが、残念、原石の荷物が遅れていて、大きなものは届いていませんでした。
ただ、久しぶりに行ったので、新入荷ではない石をいろいろ見せていただいて、あれこれ話をしていたところ「ワーム水晶」の話が出てきました。
「ワーム水晶」というのはこのお店のネーミングで、緑泥入り水晶の中で内部の緑泥がグニャグニャと、まるで「ワーム」のような形状になっているもの。
ワームとは……まあ、平たくいえばイモムシです。

結構最近出てきたようなお話でしたが……あれえ、これ、ずいぶん以前に見ているぞ。
「これ、原石だと表面がマットな感じでは?」
「そうです。マットで、結構ずんぐり系が多くって」
「え……ずんぐり?」

私の記憶の中では、小さくてほっそり系。たしかまだひとつ登場してないのがあったはずだ。
……ということで今日の石と相成りました。

ただし、ちょっと記憶違い。
これも「ワーム」ではあるんですが、お店で話をしたときに頭にあったのは、すでに登場しているこちらの石の内包物でした。
もにょもにょクローライト

こちらの方が緑泥のワームっぷりがおわかりいただけるかと思います。

普通なら「苔」といわれる緑泥がぐにゃぐにゃ。
内包されているのですから、順序としては水晶よりもこのぐにゃぐにゃが先にできていたはずなのです。

どうやって。

ご存知、水晶は地下深くの岩の隙間の熱水の中で育ちます。
温泉どころではなく何百とという高温の水の中には、水晶の成分や他の鉱物の成分がとけ込んでいて、徐々に温度が下がってくると溶け込んでいられなくなって、それぞれ溶け込んでいられなくなったものから結晶していくわけです。
で、おそらく緑泥の方が先に結晶し、後からそれを飲み込み……包み込むように水晶が結晶していったということになるはずなんですが、では、このぐにゃぐにゃ緑泥は、熱水の中で水晶が結晶して中に取り込まれるまでの間、もにょもにょと浮かび、一説には何百年といわれる長い間、漂っていたのでしょうか。
それとも水晶の結晶する速度が意外に速かったのでしょうか。

想像するに、熱水というと熱々の温泉を想像しますが、実はいろんなものが溶け込んでいて「とろみ」のある状態だったりしないでしょうか。さらさらのお湯ではなくどろどろ状態ならば、こういうものが浮かんでいてもおかしくないと思うのですが。

さて、このぐにゃぐにゃ緑泥。2枚目の、すでに登場した石の記事では、「金魚の○ン」と呼んでしまいました。
その話をお店の人にしたら、
「そ、それはちょっと……」
と渋い顔をされてしまいました。
そりゃまあ、これでは商品名になりません。
ワーム水晶だって、カタカナにしているからぎりぎりセーフ(?)ですけども。

じゃあ……ぐにゃぐにゃ緑泥。
……語感が悪い?
では、もにょもにょクローライト。
……変わらない?
ダメです。この見かけではかっこいい名前が思いつきません。

ちなみに、似たような緑泥を内包した水晶はブラジルにもあります。

癒される……?

「石って癒されますよね」
といわれると、頷きつつも心の隅っこでちょっぴり首を傾げています。

……癒されているのかしらん?

いや、これはあくまでも私の場合。
なぜこんなところで引っかかるかというと……。

「癒される」という言葉で、どんなことをイメージしますか?

辞書的に言えば「癒す」というのは病気や怪我を治すこと。
でも「石で癒される」というのは、石に接していると、会社や日々の暮らしのあれやこれやの煩わしさ、面倒くささ、緊張感から解き放たれて気分が落ち着き、くつろいだ気分になる。
疲れた心が平常に戻るということで「癒す」という言葉が使われているのかもしれません。

とにかく私としては「癒される」という言葉には、ゆったりのんびりくつろぎ~……というイメージがあります。

で、私は石を前にゆったりのんびりごろごろしているか。
……違うかも。

私の場合、石はたいてい箱入りなので、見るとなればまず、開封から始めなくてはなりません。
特にお気に入りとなればそばに置いていたりしますけど、「よーし、見るぞ」という気分になると、箱を開け、カメラを取り出し、窓辺で写真を撮り始めてしまうのです。
写真を撮るとなると、ゆったり~のんびり~ではなくて、石をカメラ越しににらみつけ、こっち(の角度)か?、それともこっちか?と石の表情を求めて真剣勝負。

さもなければ、ただいま現在お気に入りの石の情報を探し、情報が見つかればまとめたくなり、さらなる情報を求めてネット上を徘徊、キーボード叩きまくり。

ブレスを作るにも、これはこの位置か? こっち? いや、やっぱりここ、と、ビーズの一粒の位置を試行錯誤。

ただ石を見ているだけの時でも、思わずルーペを取り出してみたり、「う~ん、美しい」といいいつつ、それを文章にどう書いてみようかと、変なところで頭が回転しています。

つまり、私の場合は石を前にすると、わくわく、どきどき。日常生活のあれこれから一時離れてリフレッシュ、という点は同じでも、くつろぐというよりは活性化

癒される~というより、元気になる~という方が近いような気がするのです。

まあ、端から見ればどっちでもかまわない話ですが、いったい自分はどうなのかということを客観的に考えることは、私にとって重要です。
なんたって、ことパワーストーン方面については、意味も効果も浄化も、あれやこれやの決まり事もほとんど無視してますから、その反動として、石に向かい合うにあたっては「自分」が起点となり、「(自分は)どうしたい?」「どう考える?」「どんな風に感じてる?」と改めて確認することになります。

そこからはじめて、自分なりの筋を通して筋道立てて理解する。
めんどくさそうですが、これだけいろいろな情報がごちゃごちゃになっている状態では、それが一番近道で、後々の判断が楽です。

そしてもう一つ。
「癒し」という言葉からイメージするのは、人それぞれに違うはずです。
同じように「癒される」といっているから同じなんだ……と、微妙に違う感じ方を一つの言葉で表現してしまうと、いつの間にか「自分の感じ方」を見失ってしまうかもしれない。
そんな感じもします。

海外もか!

海外サイトでこれと同じビーズが

「Synthetic Rutilated Quartz」として売られているのを見てしまいました。

合成ルチル入り水晶……?
水晶じゃなくてガラスだし。
どう見てもルチル入り水晶と間違えるのは不可能だし。
こんな、かき玉汁っぽいのの、どこがルチル(入り水晶)
人工とか偽物とすら、言えません。

そうまでしてルチル入り水晶にこじつけたいのだろうか。
そこらへんは、日本も海外も同じ。

人工的に作られたルチル入り水晶があるそうだという噂が出てからかなり長いです。
本当にあるなら、どこかで写真とともに、これがそうだ!注意!……と大々的に出ていてもいいはずなのに、見たことがありません。
見分けるのが難しいというくらい、天然そっくりに作られているなら、是非とも欲しいんですが。

おもしろいんだけれど

中黒

インド産鉱物です。
思いっきり大ざっぱに「鉱物」と逃げました。
例によってラベルなしで買っているので(お店の人もわからなかったので)、鉱物名が不明です。
土台のもこもこ見えているのは、水晶っぽいんですが、主役のこれは?

とりあえず、カルサイトかな……と予想。

実は、見つけた当初は、黒いファントム入りのアポフィライトだったら、おもしろーい♪ と思ったんですが、結晶の何となく柔らかそうな質感がアポフィライトではあり得ない。

中黒2

ぽってりというか、エッジが柔らかい、ぽってりした感じが、こちらのカルサイトに似ているように見えるのですが、真相やいかに。

ブルーストーン2

ブルーストーンつつき、その2です。
輝緑岩

ストーンヘンジは、ブルーストーンだけで作られているわけではないのに、どうしてブルーストーンだけが「ストーンヘンジの石」として売られているのか……と、ずいぶん疑問を呈してしまいましたが、今回はちょっと援護も入ります。

さて、ストーンヘンジを作るのに用いられた石……ブルーストーンは約240キロ離れたブレセリ山脈から、サルセンストーンは32キロ離れたところから運ばれてきたとされています。

このことには2つの意味があります。

一つは、「この場所でなければならなかった」
もう一つは「この石でなければならなかった」
……ということ。

「この場所でなければならなかった」……ストーンヘンジが、あのような形であること(だけ)が重要ならば、石を切り出した近くに作ればいいはずです。
機械や車もない時代、重い石を切り出して遠路はるばる運ぶより、石切場の近くに作った方が楽に決まっています。
しかし、ストーンヘンジはあの場所に作られた。
ということは、重い石をはるばる運ぶ必要があっても、あの場所でなければならなかった、何らかの理由があったということ。

一方で、ブルーストーンは何百キロも離れた場所からはるばる運ばれてきました。
ストーンヘンジが、あの場所でなければならない、雨風に負けない堅牢な物でなければならない……というだけならば、ブルーストーンを使わなくても、すべてを近くで手には入る石で……たとえばサルセンストーンで作ってもよかったはずです。
サルセンストーンも約30キロの道のりを運ばれているようですが、ブルーストーンの産地に比べれば近いです。
だったら、最初から全部サルセンストーンで作ればよかったはず。
なのに、遠路はるばるブルーストーンを運んできたということは、この石でなければならなかった理由もあったのではないでしょうか。

さて、ここでもう一つ考えておきたいのが、ストーンヘンジの歴史です。
歴史というか……ストーンヘンジはどのように作られたか。
というのも、ストーンヘンジは紀元前3000年頃から1500年にわたって作られましたが、最初に完成図が決まっていて、その完成図に向かって造り続けられたものではありません。
何段階もの変化を経て、だんだんと現在見る形になってきたのです。

この歴史もオフィシャルサイトに説明がありますが、他のサイトも参考にしつつ、簡単にまとめてみます。

ストーンヘンジ

第1期:紀元前3000年前
ストーンヘンジはこの写真に写っている石組みだけではありません。
このまわりに直径100メートルにも及ぶ円形の土塁があり、それら全部がストーンヘンジという遺跡なのです。
まず最初に作られたのはこの土塁でした。
直径約110メートルの円状に土が盛られ、次に1メートルほど内側に56個の穴(オーブリー・ホール)が掘られました。
最初のストンヘンジには「石」は使われていなかったのです。

第2期:紀元前2900年~紀元前2600年頃
円形の土塁の内側に木製の建造物が造られたようです。(どんな形だったかは不明)
この時代、ストーンヘンジは埋葬地としても用いられたようで、多数の人骨も発見されています。

第3期
紀元前2600年ごろ

木の建造物は造られなくなり、初めて石が用いられます。最初に用いられた石がブルーストーン。
高さ約2メートル、幅1~1.5メートル、厚さ約80センチ、重さ約4トンのブルーストーンは、円形の土塁の内側に二重の三日月状(半円状)に配置されていたとされます。
同時期に緑色の雲母質の砂岩でできた約6メートルのアルター・ストーンなども配置されたようです。

紀元前2400年ごろ
ブルーストーンに代わり白っぽい灰色のサルセンストーンによる、大きな石組みが作られ、土塁の内側4カ所のステーション・ストーンや北東側の入り口に続くアベニューと呼ばれる、通路状の部分などが作られました
このとき、ブルーストーンはいったん取り払われたようです。

紀元前2000年~紀元前1600年ごろ
ブルーストーンが何度か位置を変えて配置され、最後にはサルセンストーンの内部に置かれました。
サルセンストーンのサークルの外側に二重の円を描いて掘られましたが、ここに石などが立てられることなく、ストーンヘンジはその後長らく放置されることになります。

このように、ストーンヘンジは何段階か姿を変えて作られ、最初に使われた石はブルーストーンでしたが、その後いったん取り払われたり、再配置されたりと、意外な経過をたどっています。

うーん、これを知ると、ブルーストーン=ストーンヘンジ、ストーンヘンジの中心をなす、必要不可欠な石……というニュアンスではないような気がします。
少なくとも、ストーンヘンジには使われなかったブルーストーンとストーンヘンジをパワーストーン的に結びつけてストーンヘンジのパワー……とは考えられない。

思わず腕組みでここまで考えて、逆にブルーストーンの実物が見たくなりました。

ブルーストーンとストーンヘンジ(完成後)のパワーとは結びつけられない。
しかし、最初にストーンヘンジに使われたのはブルーストーンであり、その時には何らかの理由があったから何百キロも離れたところからこの石を運んできたはずです。
そこまでしてこの石を使いたかった理由はなんだろう。
この石でなくてはならぬ。……そう思わせたものは。

ブルーストーンが配置されたのと同時期に配置されたアルター・ストーンも緑色の雲母質の砂岩だったそうですから、共通項は「色」ではないか。

いったいこの「色」が、ストーンヘンジを作った人たちにどんな意味を持っていたのか……それを想像するためには、小さなかけらであっても実物を見てみたい。

なぜなら、私たちが今見ているストーンヘンジは、紀元前1600年頃に放置され、長年風雨にさらされたもの。
これがブルーストーンで……といわれても、すぐにはわからない灰色です。
しかし、作られた当時の、最初に配置されたブルーストーンは、今とは違う色だったはずなのです。
それを知るためには、掘られて削られたばかりのブルーストーンでなければ。機械で磨かれた石と、青銅器で削っただけの石では風合いが違うだろうけれど、色はわかるはず。

……ということで手に入れたブルーストーンは、名前から想像するような「青」ではなく、「緑」。
黒と緑の粒が入り交じる、深い緑の石。

この色を、人々は見たのか。

この色を、この石を、ストーンヘンジに欲したのか。

ストーンヘンジの石、ではなくて(初期の)ストーンヘンジに欲された石。
そう考えた方がいいと思います。






 

ブルーストーン

プレセリ

昨今話題の……というか、売り出しに力が入れられているらしい、プレセリ・ブルーストーンです。

曰く、「世界遺産・ストーンヘンジの石」

のっけから言っちゃいますが、この説明、どうなんでしょう。
買っておいて何ですが、個人的に賛成できません。
はっきり言えば、いったんストーンヘンジは脇に置いておいた方がいいんじゃないか、もしくはちゃんと頭の中を整理してからストーンヘンジと結びつけた方がいいんじゃないかと思います。

「ストーンヘンジの石」といわれたら、平原にいきなり現れる、あの神秘の巨石建造物、歴史浪漫とか、ドルイド魔術とか、いろいろあれこれ連想されて、なんとなく「そういう石」なんだ~という気分になってしまいませんか?(私だけ?)

ストーンヘンジ

……でも、違うと思うんですよ。
確かに、プレセリで産出したブルーストーンは、ストーンヘンジに使われている。

「ストーンヘンジにつかわれた石」ではあるけれど、これを「ストーンヘンジの石」と言ってしまうのは、違う
その説明で、ストーンヘンジに対するイメージをこの石とくっつけてしまうのは、もっと違う。

ストーンヘンジに使われているんだから、ストーンヘンジの石でいいじゃない?
……と思います?

じゃあ、翡翠の勾玉で考えてみてください。
古代、日本では糸魚川などで産出した翡翠で勾玉が作られ、勾玉は何らかのパワーがある呪物として大切にされた。
……では、翡翠の原石(糸魚川産)を持ってきて、「古代の秘宝・勾玉の石、糸魚川翡翠!」とか言って売ったらどう思います?

確かに、古代の勾玉に使われたのと、同じ種類、同じ産地の石(ただし原石)。
でも、この場合は、勾玉に使われる石だけれど、翡翠は翡翠だし、原石は勾玉になってないんだから、勾玉パワーはない……と考えませんか?

エジプトのピラミッドに使われていたのと同じ種類の石(かけら)と、ピラミッド型に削った水晶とでどっちが「ピラミッドパワー」があるかと考えたら、ピラミッド型水晶だと思いませんか?

かけらの方が、もし、ピラミッドの石を打ち欠いたものなら、ピラミッドのパワーが宿るといわれてもおかしくないかもしれませんが、同じ種類の石だけど、ピラミッドの石を切り出したのと同じ場所で取ってきた物だけどピラミッドに使われていたわけではないとなると、「ピラミッドパワー」とは言いかねる。
「ピラミッドの石」……とも言いにくいのでは。

しかし、「プレセリブルーストーン」は
「イギリスのプレセリ鉱山でしか産出されない希少な石」
と説明されていて、それに加えて「ストーンヘンジの……」といわれてしまうと、「おお、そうか」という気持ちになってしまうかもしれません。

でも……「ストーンヘンジを打ち欠いてもってきたわけじゃないんだから、違うでしょ?」と、そこで引っかかってしまった身としては、是非ともつついてみなければ。

この石の場合は、販売元がひとつで、オフィシャルサイトでいろいろ説明されているので、手間が省けて助かります。公式ホームページはこちら
問題は、公開されている情報をどう読み解くか。
「ん?」と疑問に思った目線でつっつくので、辛口ツッコミになります。ごめんなさい。

まず、プレセリブルー・ストーンとは……

◇登録商標です。
 ただし、よくよく見ると、オフィシャルサイト一の番最初に「プレセリブルーストーン™はサンシナジーの登録商標です 特許庁登録第5320311号」と書かれています。
 TMというのは「トレードマーク」であって、登録商標ではなかったと思うので、これは、海外ではトレードマーク(つまり、うちのオリジナルネーミングだよ!という意思表明)で、日本国内では商標登録されたということでしょうか。

◇許可を得て、採掘されています。
 プレセリブルーストーンインターナショナル社というところが、地元英国ぺンブロークシャー州議会から公式な採掘許可を得て、掘っていて、日本へは商標登録の所で名前が出ている会社が独占輸入権を得て輸入している……ということになってます。
 まあ、個人がこつこつ採集するのではなく、ある程度まとまって掘ろうとするなら許可は必要ですし、だったら地元の行政機関に許可を取るのは、あたりまえといえばあたりまえ……?

◇「世界で唯一、イギリスのプレセリ鉱山でしか産出されない希少な石」
これ……、受け取り方が微妙な説明です。
オフィシャルサイトでは、「プレセリブルーストーンは、ドレライトの一種で、英国ペンブロークシャーのプレセリ丘陵のある場所で採掘されます。世界で唯一、この地域で取れたドレライトのことを、合法的にプレセリブルーストーンと呼ぶことができます。」
という説明がされています。
これって、「鉱物としては水晶で、ヒマラヤ山脈の範囲内で採れたものだけをヒマラヤ水晶と呼びます。」というのと、さほど変わらないと思いませんか。
ヒマラヤ水晶に法的云々はありませんが、ブレセリ以外で採れたものに産地名ブレセリを冠したら変ですし、ブレセリ産でも青くない別の石をブルーストーンとは言わないでしょう。

「世界で唯一ここだけ」といいますが、ドレライトという岩石名がでてくるということは、成り立ちや成分が似通った石(岩石)が他にもあるということです。
色合いや成分に特徴があって、まったく同じ物は他では採れないかもしれないけれど、それを言うなら別の産地のドレライトもその産地としての特徴があって、それもその産地でしか採れないということになりませんか?

たとえば、ラブラドライトはカナダやマダガスカル、フィンランド、インドなど各地で採れます。
その中で地色が透明~白で「レインボームーンストーン」と呼ばれるタイプはインド産です。逆に地色がほぼ真っ黒でメタリックな輝きの「スペクトロライト」はフィンランド産の特徴です。
だから「レインボームーンストーン」はインドでしか採れない。スペクトロライトはフィンランドだけ……と言っても、間違いではないけれど、それはラブラドライトという鉱物の中の地域的バリエーションの話であって、鉱物として特異な、他に似通った物がないという意味での「ここだけ」ではありません。

ドレライトを検索してみるとWikipediaでは
「ドレライト(dolerite、粗粒玄武岩[1])は、玄武岩の石基部分の結晶が大きくなった火成岩。斑れい岩ほど結晶は大きくない。やや変質して緑がかっているものが多いので、輝緑岩[1](きりょくがん、diabase、ダイアベイス)ともいう。」
……と出てきます。
「緑がかっているものが多い」ということは、プレセリブルーストーンはドレライトの中でとびっきり変わった色合いであるというわけでもないでしょう。

ですからこの「世界で唯一ブレセリだけで」という説明で、必要以上に「すごい!」と思ってしまうと、ちょっと違うのでは……。

◇ストーンヘンジは、ブルーストーンだけで作られているわけではありません。
これもオフィシャルサイトに書かれています。
上に貼り付けたストーンヘンジの写真で言うと、写っている大きな石は、サルセンストーンと言う砂岩で、ブルー・ストーンではありません。
ブルーストーンは、この大きな石が描く円の内側に配置された、もっと小さな石なのです。

だったら「ストーンヘンジの石」としてサルセンストーンも売られていてもいいはずだけど、どうして、ブルー・ストーンだけ?
変だなあ……。

長くなったので続きは明日。


更新記録

別館サイトのLINK、石好きさんLINKに追加。

KURO的石の雑学辞典
天使と石(ミカエルやラファエルなど天使それぞれにわけられた石)
右と左(ブレスレットの右左、アンクレット、ピアス、指輪などのあれこれ)
五大の石(中国の儒教系の五行ではなくインド由来の五大に分類された石)
のコーナーを追加。

KURO的石の雑学辞典のTOPより左目ニューのチャクラ・星座の石を選び、そこから各コーナーへお入り下さい。

「~でなければいけない」ではなくて、石をより楽しむためのきっかけ・理由になれば幸いです。

はんなり

今日も縞々。ただし、瑪瑙ではなくて水晶のファントムで。
リチウム・スフィア

リチウム・クォーツです。
桜の季節は半ばを過ぎてしまったけれど、この石は、桜の季節に出したくなります。
リチウム・クォーツはその内包具合によって、小豆ういろうのような色合いになったり、やや茶色くくすんでしまったりしますが、ちょうどいい感じに内包されると、何ともデリケートなセピア・ピンク。

この丸玉は、半ばまでがたっぷり内包されており、残る半分がふんわりとしたファントム層になっています。
この、色合いのコントラストがいい感じ。
途中にちょこんと付きだしている、結晶のような物は……なんだろう?

ローズクォーツが、昼間の桜ならば、こちらは夜、しかもぽってりとボリュームのある八重桜という感じでしょうか。

そういえば、ちょっと前からリチウム・クォーツのビーズを見かけます。
ビーズになっても美しい色合いなので、好きではあるんですが……この石、塊状でも産出するのでしょうか。
以前はgんせきか磨きのポイントしか見かけず、タンブルを見かけるのは稀でした。
だから、ほとんどが結晶の形で産出し、表面がざらついているものが多いから、表面が磨かれるものある。
このとき、大きすぎる物が丸玉に、大きさを調整したり、掘るときに割れてしまったものが、わずかにタンブルになるのかな……と考えていたんですが。

希望としては、塊状で産出して欲しい。せっかくの結晶がビーズに磨かれているとは、あんまり考えたくないです。
結晶の形なら、どうかそのままで出回って欲しい。
石はまず原石です!(独断と偏見)


……ところで、最近「サクラ・クォーツ」なる名前のビーズを見かけます。
どうやらやや半透明で色が濃いめのローズクォーツのことらしいんですが……。
なぜ、サクラ・クォーツ。
どうして、ローズクォーツの名前ではいけないのか。
不可解です。


シャドウ・エフェクト

昨日に続いて、瑪瑙のシマシマで勝負!(なぜ、勝負?というツッコミはなして。ノリです)

エフェクト2

ふー、美しい!

おっと。
オーストラリアのアゲートです。

アゲートというと、いまいち地味なイメージがあるんですが、そんな一般的イメージでくくってしまうのは実にもったいない。
じっくり見ると、それぞれに異なる美しさを持つ、個性的な石なのです。

たとえば……写真をよくご覧ください。
気の年輪のようなシマシマですが、このシマシマとは別に、放射状の色むら……というか、この石、薄いプレートなんですけれど、まるで表面が波打っていて、その凸凹に添ってシマシマが光を反射しているような、そんな輝きが見えませんか?

エフェクト4

あくまでも平らなプレートなのに……。
しかもこの輝きは、石の角度を変えると動いて見えます。

それはあたかもモアレのよう。
モアレというのは、干渉縞のことで、簡単に言うと、わずかに違う規則正しい模様を重ねるとそのわずかな違いで模様が重なったり重ならなかったりすることで現れる、視覚的な縞模様のこと。

たとえばこういうのです。
モアレ1 モアレ2

わずかに幅が違う縞模様を重ねると、重なったところに揺らいだような縞模様が見え、重ね方で現れる縞模様が異なって見えます。

アゲートでは、透明な中に細かい縞模様がはいったもの……つまり、間が透明で細かい縞のものでは、動かすと光の加減で陰影が動いて見えることから「シャドウ・エフェクト」と呼ばれます。

エフェクト3

個人的には陰影が動くと言うより、プレとの表と裏では縞模様の幅が若干違ってしまうために起こる、まさしくモアレ何じゃないかなあ……と思うんですが。

繊細な縞が生み出すおもしろさ。
ボツワナ・アゲートで藻、条件が合えば見ることができます。

エフェクト
このアゲート、光に透かして撮ったら、赤みが強く写りました。実際はもうちょっと黄色い感じ。
そして、とても硬いんだそうで、スライスするのも大変なんだそうです。
……同じ瑪瑙でも硬さに違いがあるのかしらん?


pulse of the Earth

サーバー、本当に回復したのよね?
いまいち心配なので、写真で。

ボツワナアゲート(2つ)のシマシマにマクロレンズで迫ってみました。
縞と縞の間が透明なボツワナ・アゲートの模様は、立体的かつ繊細。

パルス1

パルus2

パルス3

パルス4

美しい……!



……消えた。

このブログが載っかっているサーバーが不調でした
保存した記事が表示されない。表示されていたはずの記事が「下書き」状態に戻っている。
差し替えたはずの写真が反映されない。

そして……とうとう新しい記事が消えました。

……実は16日には「いくらなんでも」というタイトルでヘリオドールの記事を。17日には「ブログが変だ」という記事をアップしたのですが、いったん掲載されたヘリオドールの記事は、表示されなくなり、「変だ」は表示されることなく、今現在過去記事一覧にも出てきません。
登録した写真も、なくなっているようです。

いろいろ見てみたら、同じサーバーを使っているブログで同じような症状が出ているようす。
14日に行われたメンテナンスの影響だそうで、「復旧を試みましたが一部消えているかもしれません」とのことですが、思いっきり消えました!

あまり長い記事ではなかったので、被害は少ないですが、これで長い記事を書いていたら……。

覚え書き

脈絡なく覚え書き。

この石↓が「オレンジエレスチャル」の名前で売られているのを目撃。

オパールカルセドニー2

えぇ~? エレスチャルぅ?
この不審の声をちょっとおさらいです。

エレスチャルというのは、水晶の成分がたっぷりとけ込んだ熱水の中で成長したため、成長しやすい所からどんどん成長し、結果としていくつもの結晶がごちゃっと固まったようになったり、内部が層状になったりした「ごつごつ複雑な形に結晶した水晶」に対して付けられた名前です。
水晶の成分がたっぷりということは、他の成分もたっぷりである場合が多いため、自動的にアメジストやスモーキーなど色混じりだったり、ヘマタイトなど他の鉱物が内包されていることも多くなります。

しかし、エレスチャルはあくまでも形の名前。
色が混じりや内包物は関係ないのです。


ところがこの形によって名前が付けられたはずの水晶が、「パワーが強い」とかなんとか注目されたために、ビーズに加工されると、形はどこかにいってしまい、本来エレスチャルには関係なかった色や内包物が目立つことになってしまいました。
おかげで「色混じり内包物色々あり水晶=エレスチャル」という誤解が生まれるはめに。

飽きずに何度でも繰り返しましょう。
エレスチャルに色や内包物は関係ない! 形だ!

だから、ビーズショップでスーパーセブン(エレスチャル)なとといっているのは、適切ではありません。
スーパーセブンは形ではなく、産地と内包物に指定がある名前なので、エレスチャルとスーパーセブン両方の条件を満たす石はあるにはありますがごく一部。
そうではない石の方がずっと多いし、両方を兼ね備えた石はたぶんビーズにするには向きません。
だって、あちこちに空洞があったり形が複雑なエレスチャルをビーズにしようとすると、無駄になる部分が多くて歩留まりが悪いです。

……で、今回「オレンジ・エレスチャル」なんて名前で呼ばれてしまったこの石は、エレスチャルなのか?
形に名前が付けられた石をビーズにしてしまったら、見分けるにはかなりの不利ですが……。

ここで手がかりとなるのは、内包物です。
エレスチャルには内包物のあるなしは関係ないですが、内包物はある程度元の結晶の形を物語ってくれます。
この石がごつごつ複雑な形のエレスチャルであったなら、内包物もまたその特徴を備えているはず。
こんな感じに染みこんだ系の内包物であった場合、クラックに染みこんだのならばひびのわずかな隙間で薄膜状に見えるはずだし、内包状態に厚みがあるならそれは層状に結晶した……つまり元の結晶面に平行になっているはずで……。

簡単に言えば、この内包具合は、元の結晶が「エレスチャル」であったことを示していないと思うのです。
どちらかというと、いったん結晶した水晶が割れ、その隙間をオパールやカルセドニーが埋めた……という説明がぴったり来る感じ。

よって、私はこの石がエレスチャルと呼ばれるのが心外に思えますし、もしかしたら「内包物いろいろだからエレスチャルと名付けられたのではないかと疑っています

モリオンではない黒

スカルドゥ・ブラック

ごつごつとした……カテドラルと言うよりは、「岩山」といいたい形。
光を通さぬ、逞しき黒。

うむ、好みである。

何たって黒水晶(も)好き。
こんなに黒いのに、なぜ「Morion」と表示しないかというと、これは黒は黒でもモリオン……スモーキーが濃くなって不透明黒になったものではないから。

この黒は、内包物の黒。
どうやらショールか何か、針状の鉱物がぎっしりたっぷり内包されて黒くなっている水晶なのです。
(ショールかなあ……と思っているんですが、以前エジリンがぎっしりな水晶をを買ったので、自信がありません)

その証拠に、よくよく見れば表面にも針状構造が見えているし、同じ時に店にあった水晶で、同じようなごつごつ系で半分透明、半分内包物で黒いものがありました。

よって、これはモリオンとは言えない。
以前、ブラジル産でルチル(たぶん)が入りすぎて真っ黒になった水晶の磨きを紹介しましたが、こちらは原石。それがこんなに逞しく黒い。

ときどき、内包物がある水晶は質が低いとか、パワーストーンとしてみた場合、質の低い水晶はパワーがないとか言う人がいますが、好みは人それぞれと承知しつつ、あえて言いたい。

もっとたくさん見てくださいよ……と。

内包物たっぷりでも、透明感がなくても、こんなにワイルドで味わい深くて、素敵な水晶があるじゃあないですか。
すくなくとも、この石は,私をうむと唸らせる力を持っております。

ふえる。

ふえました。

何かというと、石笛が。
石笛というのは、石に空いた穴に息を吹き込み鳴らすもので、縄文の遺跡などからも出土していて、神降ろしの神事に使われたとされています。
それらはもちろん自然に空いた穴を利用しているのですが、現代では機械で穴を空けた石笛も作られています。

でも、探すならやっぱり天然物だよねえ……ということで、機会があれば探しています。

最初に石笛として売られていたのを買ったこれ(↓)を皮切りに、
石笛

モンゴル産の穴あきカルセドニーを見つけ、
石笛6

穴あきテクタイトをを石笛にしている例を見かけて、探していたら、リビアングラスで見つけてしまい
石笛7

緩やかながらも順調に増えてきたところで、ニューフェイス。
ただし……新しく買ったわけではありません。

順を追って話をしますと、ちょっと前に翡翠のブレスを作って、ここのところ愛用しています。
意外に翡翠っていいねえ……が高じて、どうせなら国産翡翠で手頃なのはないかなという気分になりました。
さっそく検索。

……が、意外にというか当然のことながら……国産翡翠は高い。(@ブレス)
いいなーと思っている、黒く見えるほどに濃い緑のものは少ない。

そのうちに、翡翠……そういえば翡翠原石に穴を空けた石笛があったよね、と、矛先変更。
さらに検索はずれていき、気が付いたら石笛の鳴らし方のページを見ていました。

上で挙げた3つは、一応鳴らすことはできたのですが、まだまだ鳴ったり鳴らなかったりしています。
どうやったらもっと上手く慣らせるか。

そこで、思わぬ発見。
最初に石笛を買ったショップさんに、写真の真ん中に写っている小さくて深い穴を鳴らす方法を教えていただいたので、石笛というのは、こういう、深い穴を吹いて鳴らすものだと思っていました。
人工穴の石笛も、こんな感じの穴が空いてます。

ところが、石笛の鳴らし方のページでは、もっと広くて浅い穴も、息の吹き込み方次第で鳴らすことができると説明されているではありませんか。

……ええ?
そういう穴なら、この石笛(1番目)にもあるぞ。

パソコン画面をにらみつつ、今までは穴というよりくぼみとしか見ていなかった部分を吹いてみます。
何度も何度もいろいろ試していると

ピィーッ!

鳴る!
鳴るんだ!これ。
結果、石笛1号は計6カ所の穴が鳴りました。

石笛4

石笛5

これに気をよくしてさらに調べると、今度はポット状のカルセドニーを鳴らした人の話が出てきました。
む、似た石がうちもあるじゃないか。

石笛2

ごそごそ探し出して、さっそくチャレンジ!

ピー。

鳴る!
内部に空間があるせいか、細い穴よりは低い、柔らかい音です。

くぼみ程度で鳴るなら、これはどうだ。

石笛3

鳴る!

ここでさらに考えました。
くぼんだ穴状といえば、これもそうなんだよね……おなじみ、半分割りの瑪瑙のジオード。

ジオード・ワックス

ジオードワックス2

石笛8

これを鳴らすには、唇をとがらせてふーっと吹くのではなく、唇はそのままの形でわずかに空け、唇の中心から左右どちらか半分をジオードの開口部に押し当てます(そんなに強くなくていいです)。
真正面からぶちゅっとおしあてるのではなくて、唇の端の方をしっかりあてて、開口部の端っこが唇の真ん中あたりに来るようにして、穴の端と唇のわずかな開きで隙間を残すようにして、その状態で細くゆっくりと息を吹き込みます。
半分割りで穴まわりが平らになっているせいか、慣れると意外に慣らしやすい。

そうです、鳴るんです、これ!

というわけで、鳴らせる石が一気に増えました。

石笛は形状や慣れによって音に変化をつけられるそうですが、私はまだピィーとホイッスルのようにならせるだけ。
これだけあれば、慣れればもっといろんな音が出せるようになるかしらん?

よって、今日のタイトルを漢字で書くなら、
増える、ではなく「笛る。」






金色のレムリア

一時期、ゴールデンレムリアンシードとか、レムリアンゴールデンヒーラーとか言う名前で登場した、ゴールドと言うよりオレンジ……でもタンジェリンと言うには金色っぽい「レムリアンシード」がありました。

最近はどんどん「レムリアンシード」が増殖して、シトリン、スモーキー、オレンジ、ヒーラーファントム、ドリームシード……ブラジル以外にもロシア、コロンビア、ペルー、モザンビーク……と、今現在、どれだけの種類の「レムリアンシード」があるのか、よくわかりません。

失礼ながら、「また出た」という気分になってしまって、買ったのは小さいの一つ、しかもポリッシュ。

レムリアンゴールド

だって……妙に高くて、手頃なのはこれだけだったんですもん。(言い訳)

レムリアンシードは、柱面の一面おきにレムリアンリッジと呼ばれる横筋が現れています。
(この横筋のことをレムリアンシードと呼んでいるところがありますが、正しくないと思います)

写真の石は、このレムリアンリッジが現れていない面が磨かれています。(錐面も)
ちょうど写真前面の面が磨かれていて、透明な内部越しにレムリアンリッジがある面が透けて見えている状態です。

レムリアンシードは、内部は透明ですが、多くが磨りガラス状のややマットな質感で、表面がうっすらピンク(今回の場合はオレンジゴールド)にコーティングされています。
私は、ややマットなようすが好きですが、せっかく透明なのにそれが見えないのが残念と考えたのか、こうやって磨かれてしまう場合もあるのです。

初期のうっすらピンクのレムリアンシードのすぐ後に登場した、スモーキー・レムリアンも磨きが多い石でした。
磨かれている面は、レコードキーパーなどの微妙な凹凸が全くなく、エッジ(面と面の合わせ目)がほんのわずか甘くなっている(丸みを帯びて鋭くなくなっている)ことでわかります。

うーん。
磨かれていることでこんなにも透明だとわかるのはおもしろいけれど。
残されてオレンジゴールドの色合いは美しいけれど。
レムリアンシードでなくても良かったなあ……。

いろいろなレムリアンシードが増えれば増えるほど、初期のものこそがレムリアンシードだなあ……と思えてきてしまうのはなぜでしょう。

石からの警告

「ブレスの石が割れてしまいました。これは何か悪いことが起こる前触れでしょうか」
……こんな質問をよく目にします。

「いいことは石のおかげ、悪いことは偶然」
「まず、石を楽しむべし」
「石に対してはとことんプラス」
「石といい関係を築きましょう」

……をモットーとする石第一主義である私としては、開口一番
「石に対して暗くならない!」
といいたいところです。
だって、楽しくないじゃないですか。

以前「石にグラウンディング」という記事で、「ブレスのゴムが切れた、何かの前触れ?」という心配事について、切れたのはゴムであり人工物であるゴムが悪いことを予測できるでしょうか?……と指摘しました。

今回はそれと似て非なる「石が割れたら」
ゴムと違って石そのものが割れたら、欠けたら。

虫の知らせを表現する例として、留守中に家人の茶碗や湯飲みが前触れなく割れた。
もしやと胸騒ぎがしたら、果たしてちょうどその時に、持ち主が事故に遭っていた。
……なんて話があります。
大切にしていたブレスのビーズが割れたら、「……え?」と不安になる気持ちもわかります。

しかし。
そういうときこそ、冷静に。

割れちゃった、何か悪いことが起こるの!?……と、おろおろしたって仕方がないです。
おろおろする前にちょっと待った。

まず、割れた、欠けた、
それらすべてが何かの前触れなんて、あり得ない。

中には
「落としたら割れました、これは……」
なんて例もありますが、落として当たり所が悪りゃ、そりゃ割れたりもするでしょう。

天然石である以上、ひびなどもあります。ひびというのは、要するに「割れかけている」ことでもあります。
「割れちゃった」がクラッククォーツだったりしたら、割れたり欠けたりしても何の不思議もありません。
気づいていなくても机にぶつけたりしているかもしれず、一回一回は大したことがなくてもその衝撃がつもり積もってあるときいきなり割れたように見えることも十分あり得ます。

虫の知らせ的前触れというのは、起こりえないことが起こる……つまり、
◇めったに起こらない
◇どう考えても理由がわからない(落としたりぶつけたりしてないのに)

あるいはあり得ることでも
◇状況やタイミングを考えると、明らかにただごととは思えない
というものではないでしょうか。
理由もわかっていて何度も起こるようなことなら、「前触れ」とはいいません。

ガラスコップを落として割ってしまっても誰も「前触れ」とは言わないでしょう。
落としたら割れる、その可能性が高いとわかっているからです。
でも、誰も触っていないのに、突然割れたら?
たとえば、テーブルの上で誰も触れていないのに、目の前でぱりんと砕けたら。
砕けたのではなく、刃物で切ったようにまっぷたつになっていたら。
そんな「あり得ない」ケースだったら、「これは!?」とびっくりする人は多いはずです。

常軌を逸した不可思議な力を疑うなら、それは常識では考えられない不思議なできごとであるべきでです。
パワーストーンだからといって、あれこれ全部不思議にしてしまうのは変です。

私はすべてが科学的に証明できるとか、パワーストーンのパワーや効果なんてあり得ない、ばからしいと言う気はありません。
あれば楽しいので、あって欲しいと思います。しかし、だからといって何でもかんでも石の不思議、石のパワーにしてしまうのは反対です。そのために不安を増やしたり石を疑ったりするのはもっと反対です。
そんなにしょっちゅういろんなことが石のおかげだったら、ありがたみが失せるというものです。

そしてもうひとつ。
「これって何かの前触れででしょうか」と質問することについても、ちょっと考えていただきたい。

石の色が変わった、割れた、あるいは当然ある石が気になった、石の夢を見た……これって何か悪い前触れでしょうか……?

逆に聞きます。
それって、他人に聞いてわかるものなんでしょうか?


石が割れました、これって何か意味があるものなんでしょうか。何かの前触れでしょうか。
そういう……それだけの質問で
「これは、こういうことですよ」
と答えがかえってくるものなら、割れた場合、割れた場合、色が変わった場合……一問一答式に全部意味が決まっているんだったら、きっとどこかに一覧表があって、誰もが不安に思う前に辞書を調べるようなノリで
「えーと、腕にはめていて、この石が割れたんだから……その意味はこれか!」
と検索して意味を読み解いて終わりでしょう。
パワーストーンがブームになってかなりたっています。ブレスが人気になってからも何年もの時間が経ってます。
割れた場合の意味は? と聞いてその意味が決まっているなら、とっくにマニュアル化されてます。
諸説あるとは言え、石の意味をまとめたサイトがあるのと同じことになるでしょう。

それがないというなら、答えは決まっていない。
つまり、聞いても無駄。
答えが返ってきたとしても、それは「~では?」という推測(ほとんど当てずっぽう)か、「一般的には~と言われてます」という一般論、または店の売り文句の繰り返し。

だいたい、「虫の知らせ」なんてものは、その人が自分で「もしかして、あれが」と思うことで意味を持つものです。
最初で例に出した、茶碗や湯飲みが割れた話も、たとえばその持ち主が遠くに行っていて消息がつかめないとか、危険な仕事をしていて……とか、何か下地となる状況があって、それをわかっている人が、「もしかして」と不安になる。
そういうものです。
人それぞれの状況が違うから、同じ「割れた」でも「もしかして」の内容は違ってくるし、それがわかるのは当人だけ
言い方を変えれば、その人にしかわからないものなのです。
それを聞いてどうします。

「大丈夫ですよ」「気にしないで」……といわれて、安心するため?
まあ、それでもいいですけど、だったら前触れの意味がないですね。
前触れというなら、それはまだおこってないことです。せっかく前もって警告がなされたのに、おろおろしてそれを待っているだけでは、先におろおろし不安になった分だけ損です。
他人から「大丈夫」と言われて、安心してしまったのでは、もし本当に前触れだったら逆効果。
あるいは一説にあるように「割れたのは石が身代わりになってくれたから」というなら、割れた時点でことは終わっています。

きつい言葉を並べましたが、石が割れたことに意味を見いだしたい、それが悪い前触れではないかという考えに基づくならば、考えてください。
石が前触れしてくれたというなら、それは何のためか。

「何か悪いことが起こるんじゃ……?」と、持ち主を不安にさせるため?

違うでしょう。

あらかじめ知らせて、持ち主がその出来事に対処できるようにするためではないでしょうか?

「気をつけて!」
……それを伝えるために、声なき石が自らを砕いたというならば、それをくみ取り、役立ててあげなくては。

そのためにはまず、それがほんとうに前触れかどうか……原因があること、割れたりする可能性がある状況でなかったことを確認しましょう。
「だから割れたのか」
と物理的な理由わかることなら前触れとは言えないでしょう。

どう考えてもわからない。原因があるにしてもこんな割れ方をするとは考えられない。
そんな不可思議な状況で何か悪い前触れを疑うなら、、自分の状況を顧みて、何か勃発する兆候はないか、忘れていることはないか、気になっていることはないかを自分で探さなくてはなりますまい。
それが石による警告なら、たった一人の持ち主さんに対して発せられたのですから、ほかの人にはわからなくても、持ち主さんにはわかるはずではありませんか。

それすらもわからない、でも不安はぬぐえない。
起こるのは、思ってもみなかった突発的なことかもしれない……ならば、「なにが起こっても驚くまい」と腹を据える、気構えを固める。
できるとするならそれくらい。

何が起こるかはわからなくても、心構えがあれば、ちょっとは違うはず。
石はそれを望んでいるのではないでしょうか。


何にせよ、心配しすぎは良くないです。
私の場合は、割れたことがあるのは原石ばかりなので(ビーズの場合は割ったことはあります)、「割れた!」「何が原因だ? ひびが入ってたか? ぶつけたか?」と原因究明、再発防止の方が重要案件ですけども。






更新記録

別館サイトのHANDMADEにワックスコードのペンダントトップをアップしました。

ワックスコードで作れるようになったら使おうと買っておいた石たちです。
ご覧ください。








ポウナム2

まるで、印象派の絵画のよう……。
深みと、柔らかさと、深さを感じる、緑。

お世話になっている石屋さんが、新しく石を入荷したというので、わくわくと出かけてきました。
聞けばオーストラリアの方へ行って仕入れてきたとのこと。
オーストラリアと言えば、オパールが有名ですが、この石だって。

オーストラリア方面……ニュージーランドのグリーンストーン

ポウナム

見かけるのはたいてい、マオリのカービングが施されたペンダントヘッドですね。
というのも、この石がニュージーランドの「国の石」であり、原石状態では輸出禁止になっているからだそうですが、今回の石は、スライスされているということで、「加工」と扱われたのでしょう。

スライスしただけで磨いていないので、表面はややマット。でも、水で濡らすと本来の表情豊かな緑が浮かび上がります。
いろいろなスライス石が入った箱の中に見つけて、この緑に飛びつきました。
きっとつやつやに磨いたら、さぞかしきれいだろうなあ……。

磨いた美しさを見てみたい気もするし、限りなく原石に近いこの状態が好ましくもあり。

さて、この緑の石は、現地マオリの言葉ではポウナム。
鉱物としてはネフライトです。

魔除けのお守りにもなり、硬いために武器にも加工されたというポウナム。
以前愛知万博のニュージーランド館で、巨大なポウナムの原石展示を見ましたが、うす暗い会場の中で流れる水に濡らされて、鈍い輝きを見せる「ポウナム」は、まるで生きているようでした。

マオリの人々が惹かれ、霊力を感じたのは、おそらくこの生きているような緑だったのでしょう。
そして、この感覚は緑の翡翠を勾玉や大珠に削った縄文の人々の感覚にも通じるような……もしかしたら現代日本人の感覚の奥底にも同じ流れがあるんじゃないかと思ってしまいます。

緑。
春に芽吹く植物の、命が「張る」力の色。
さまざまな命を養い包み込む森の色。

ポウナムのビーズがあったら、ちょっと使ってみたいです。
売ってないかと検索していたら、ちょっと気になりました。

私にとってマオリのポウナムは緑です。(クリーム色などが混じるのもありますが)
ポウナムは鉱物としてはネフライトだけれど、ネフライト=ポウナムではない。
ニュージーランド産でも色や質感が違うネフライトがあったら、それはポウナムではないだろうし、緑であってもニュージーランド以外のものだったら、やはりポウナムではない。

というのも、ニュージーランドのポウナムビーズはうられてないようなんですが、ネフライトのビーズはあります。
その説明を読んでいると、明らかに違う質感、時には白いネフライトの説明に、「マオリ人はネフライトをお守りや武器に使っていた……」という説明が付いているところがあるのです。

それは違うんじゃないか。
日本で採れたのがジェダイドで、この石が人々の心を惹きつける緑をしていたから、それが用いられた。
ニュージーランドではそれが緑のネフライトだった。
その土地で採れた(あるいは交易で流通した)もので、人々が好んだ色と質感。それらの条件が揃ったものだけが「古来~に用いられた」と言われ得るものだと思います。



納得までのスピード

hubei5

連続でアメシスト。
しかも、同じ産地。

実は、昨日の石より、今日の石の方が、買った時期が古いです。
こちらの石は、中国産としかわかってなかったんですが、特徴からして同じ産地です。

まず、ピンクがかった色。
内部の多重ファントム。(こちらは、かなり不明瞭です)
半分を覆うきらきらの結晶……。
くるりとターンさせてみましょう。

hubei4

ややクリーム色がかった板状の結晶が、薔薇の花のように群れています。
アメシストの色と、この「薔薇」が決めてでしたっけ。

昨日の3枚目の写真をご覧ください。
先端付近にちょっと大きめの結晶がくっついております。
これと、今回の「薔薇」は同じもの。

実は最初、この「薔薇」はバライト(重晶石)だと聞いていました。
板状だし、なるほどそんな感じです。疑ってもいませんでした。
しかし、写真をミネラルショーに持ち込み、見てもらっていたところ、バライトではないと言われたのです。

「これは……バライトではないよ。同じものを見たけれど、蛍光しなかったから。アポフィライトだそうだよ」
え~?
この形でアポフィライト?
だってだって、アポフィライトと言えば、先端がピラミッドみたいにとがった、アレでしょう?

言われても納得できず、ずっとバライトだと思い続けていたんですが……、昨日の石で調べていたところ、出てきた石のラベルでも、アメジストにくっついている鉱物は「アポフィライト」。

さらに調べると、同じ鉱山からこちらこちらこちらのような「アポフィライト」が出ているようす。

うーん、なるほどアポフィライトだ……。
以前は、これとアポフィライトという名前がつながりませんでしたが、今なら、即座にうなづくことができます。

今回の石を買って以降、いろいろな石が増え(買い)ました。
中にはこんな石も。この板状のアポフィライトを知っていれば、このアメシストにくっついているのがアポフィライトと言われても、あり得ると頷けます。

……時間短縮♪

ファントム・アメジスト

hubei

中国は湖北省産のアメシストです。
中国でアメジストというと、出ていることは出ているはずなんですが、ウルグアイやブラジルのアメシストと言えばつくつくタイプのあれ、カナダならレッドアメジストが有名で……というような、代表選手がすぐに浮かんできません。

強いて言えば、四川省のエピドート付きのアレかなあ……。


でも、あれはアメジストと言うよりその他の部分の方が印象強いんですよねえ……。
ぼやくからには、中国産アメジストをあまり持っていないということ。
……ということで今回の石。

産地は、湖北省大治市、たぶん Fengjiashan mine は鴻家山鉱山。
この鉱山は、大治の)銅鉱山区に含まれる珪灰石の鉱山だとか。

大きさも7センチほどと、しっかりあり、色合いは柔らかな半透明ラベンダー・カラー。
この色合いは、たとえばウルグアイのアメジストの色に白を混ぜて薄くしたとしても、同じ色にはならないと思います。
ウルグアイの紫を薄くして並べたら、きっともう少し青みを帯びた紫色になるのでは。

この石の色合いは、やや赤みが強い紫に見えます。

半透明に見えるのは、表面がやや凸凹しているためもありますが、内部に無数のファントムが重なっているため。
そして半分を透明きらきらの結晶に覆われているため。

hubei3

hubei2

……これ、アポフィライトなんだそうです。

この石を手に入れたのは、2,3年前なのに、気が付きませんでした。
ネットで石をいろいろ見ていたらmindatでそっくりさんを発見。
ラベルを読んでみると……アポフィライト!?

この組み合わせは初めてかも!
トクした気分です。

雲母?

パキ・グリーン

パキスタン産のグリーン・クォーツです。
グリーン・クォーツというと、普通は緑泥入りの濃い緑の水晶を指すことが多いのですが、この水晶は、ご覧の通りのパステルグリーン。

2010年の池袋ショーの戦利品です。

実は、この色の水晶は、2006年時点でひとつ持っていたんですが、単結晶でクラスターではありませんでした。(産地も違う?)
クラスターを見つけたのは、池袋ショーに先立つこと2ヶ月前のIMAGE2010。
その時は、出始めだったせいかかなりの強気価格で、断念。
まとまって出たなら、池袋がねらい目だ!……と思っていたら、的中! 無事まとまって出てきて、値段もこなれてくれました。

やや鉄分が強そうな赤土っぽい母岩の上に、パステルグリーン……というか、グリーンピース色の小粒結晶が群れています。

さて、この色、いったい何の色だろう。

最初に聞いたときは緑泥でした。
フックサイト入りという説もあります。

緑泥だったら、もっと濃い深緑なんじゃない?
……とも思いますが、実はいろいろな色合いがあります。こんな色にならないとも言いきれない。
フックサイトなら、なるほどと思える色合いです。

ただ……一つだけ、納得できないのが、質感です。
この緑水晶は、全体がふわりと半透明緑に色づいています。緑泥や雲母だったら、もっと……そう、「何か粒っぽいものが内包されている」感じになるような気がするんですよね。
つまり緑泥やフックサイトというには、内包物の粒子が細かすぎるんじゃないだろうか。

そこで、これなら納得できるけど、と思ったのがセラドナイト(セラドン石)
フランス語で海緑色、青磁色を意味する「celadon」語源に持つ石です。
たぶん、知らないうちに見ている可能性が高い石です。

アメジストのジオードの外側(アメジストクラスターの裏側)や、沸石類の母岩の一部を緑にしているのがたいていこれ。
こちらのカルサイトを緑にしているのもセラドナイトだそうです。
これだと、粒子が細かい感じの鉱物なので、混ざれば全体がふんわり色づくんじゃないだろうか。
その割に母岩が緑でないのが気になるところではありますが……。

水晶の内包物は、全部が全部分析されてしっかり同定されているわけではなく、実は「見た目似てるからこれだろう」と推測半分の場合も多いらしく、アクチノライトと言われていたのが実はヘデンベルガイトだった、エピドートと言われているけど、ほんとうかどうかわからない……というものが結構あるんだそうです。

だったらセラドナイトの可能性だって。
一応、雲母グループの鉱物らしいし……。


フックサイトで思い出しましたが、こんなことがありました。
あるイベントでマダガスカル産のグリーン・ファントムが(かなりの強気価格で)売られていました。
今回の水晶のような緑が、うっすらファントムになっている水晶で、これもフックサイト入りだと説明されています。
お客が店員さんに「この緑はなんですか?」と質問しているのを、聞くともなしに聞いてしまったのですが……。
「これは、フックサイトです」
「フックサイトって何ですか?」
「えーと……」
店員さん、突然しどろもどろ。
いやその、ほんの30センチ隣に、原石のフックサイトが並んでいるんですけれど(説明付きで)


名前と写真とどちらにしたがうべき

サイロメレーン


サイロメレーンです。

ただし、鉱物名としては現在では使われていなくて、ロマネカイト(ロマネシュ鉱)ということになるようです。
ややこしいことに、分析するとパイロリューサイトやクリプトメレーンであることもあるようで、私などには見分けがつけられません。

何しろ、最初この石を知ったときは「リボン・ヘマタイト」という名前で、黒いメタリックな色合いにすっかり納得し、しましまヘマタイト、おもしろ~いと思っていたものです。
しかも、リボンヘマタイト=サイロメレーンという名前を知ってからもしばらくは、ヘマタイトではないと言うことにぴんと来ず、ぼ~っとしていた覚えがあります。

サイロメレーン、すなわちマンガンの鉱物であると腑に落ちると、この黒さはヘマタイトとちょっと違うぞ、なるほどなるほどと思えるのですが、知らなければ間違うこと必至。

とはいえ、リボンヘマタイト(サロメレーン)とまで書きながらヘマタイトの分類で売ってるところもあり、わかってるならヘマタイトと区別しようよと思っていたら、へんな名前を見つけてしまいました。

昨年12月に出た本で「守護石事典」という本があります。
前からあった366日の誕生日石の現代バージョンという感じで、新しいパワーストーンがふんだんに盛り込まれ、366日に当てはめられています。
その中に、写真を見る限りサイロメレーンとしか思えない、今回の石とそっくりな石が、「シルバーストライプアゲート」として載っていたのです。

アゲート!?
そりゃ、確かにしましまではありますが……これをアゲートとはとても言えないし、勘違いできるようには思えません。

ただ、サイロメレーンを検索していたら、(鉱物名はロマネカイトだが)「市場では、サイロメレーン、サイロメレーンクォーツとして販売されることが多い」という説明も出てきて、もしかしてこのしましまサイロメレーンは、潜晶質石英の不純物になっていて、アゲートとも言えてしまうのだろうかと、一応検索してみましたが、海外サイトを含めてシルバーストライプアゲートではヒットしてこなかったので、違うと思われます。

で、代わりにシルバーストライプアゲートとして出てきたのは、白~淡いグレーのしましまアゲート。

そこで、疑問。
誕生日石としてはどちらがほんとうなのでしょうか。
シルバーストライプアゲートの方が間違いで、改めサイロメレーン(ロマネカイト)なのか。
写真が間違っていて、正しくは白~淡いグレーのしましまアゲートなのか。
さあ、どっち。

さて。
このサイロメレーン、メタリックな濃いグレーの濃淡が描き出すラインが美しく、魅力的な石なのですが、今回検索していたら、この石をファセットカットした物が出てきました。
私はこれまでカボションやタンブルなど丸っこい曲面の形しか見たことがなかったのですが、、メタリックな曲線模様とシャープなファセットカットが組み合わさると……かっこいい!
思わず欲しくなりそうでした。




緑の白

フックサイト

フックサイトです。

フックサイトというと緑のアベンチュリン(もちろん、キラキラしているもの!)に入っているとか、内包物でお目にかかることが多くて、そういえば単独のものとは疎遠だなあ……と、探したときがありまして。
原石もあるにはあるようなんですが、ものが雲母なのでどうもポロポロ、ペリペリしそうな予感。
そこでたどり着いたのが、このルースでした。

レピドライトがビーズになるくらいだから、フックサイトがルースになったっておかしくないのかもしれませんが、よくぞ綺麗に磨けてくれました、といいたい感じ。
雲母らしくキラキラしていて満足です。

よく見ると、ところどころに青みを帯びた部分が見えます。
産地がロシアのコラ半島なので、そこから類推するに、カイアナイトではないでしょうか。
もしかして、カイアナイトが染みこんだ状態になっていて、だから雲母でもルースに磨くことができたとか?

そういえば、一時期緑のアベンチュリンのことを「緑化フックサイト」という言い方が流行ったことがありました。
流行ったと言うのもヘンですが、気が付いてみたら、そういう言い方をしているところが同時多発的に何カ所もあったのです。

これはヘン。
なぜならフックサイトはクロム白雲母。(クロム雲母という場合もあり)
白雲母がクロムを含んで緑になったものという意味ですから、緑化フックサイトは緑になった緑の雲母、とでも言うべき変な呼び方になってしまうのです。

別館サイトで「それはヘンだ!」と叫んでいたら、いつの間にかこの良い方を見かけなくなったのでほっとしました。

また、別の所ではサファイア入りフックサイトと言っている石を見かけたこともあります。
いや、サファイア入りフックサイトといえるものはあります。
ルビー・イン・フックサイトと言う石がありますが、ルビーと同じコランダムで赤以外のものがサファイアですから、フックサイトの中に混じっているのが赤くなければ、それはつまりサファイア入り。


たとえばこれなどは、まわりのくすんだ緑がフックサイト、中央のくすんだ紫がルビー……じゃなくて赤くないからサファイアなので……でもサファイアと言ってしまうと語弊がありそうなので、コランダム入りフックサイト。

でも、見かけて「おや?」と思ったのは、今回のルースのような青の混ざり方でしたから、やっぱりカイアナイトっぽい感じがするんですよねえ……。

石釧

翡翠の腕輪(バングル)です。

翡翠バングル

こういうのを買っちゃったことがありまして。
なんたって1000円
ビバ、ミネラルショー!

こんなお値段でしたが、たぶん、翡翠です。見分ける目にはまったく自信がないけれど……。
手ざわりとか、ぶつけた時の音とか……。

お店の人には
「女の人には、明るい色が人気ですよ」
と言われながら、迷わず一番濃いのを手に取りました。

贅沢を言えば、もうちょっと内径が小さくても良かったけれど、色重視。

たまに家の中ではめて、重さと冷たさを楽しみます。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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