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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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パキ緑

二日連続緑。

パキ・モスグリーン

ただし、今回はパキスタンの緑水晶です。
こちらも緑水晶と聞いて思い浮かべる濃い緑泥入りではなくて、モスグリーン。

色が淡いところといい、錐面だけが緑になっているところといい、昨日の荒川鉱山の緑と似ているんですが……やっぱり違いますね。
荒川鉱山のは、錐面が緑になっていてもぴかぴか。
つまり緑泥(シャモス石)は薄皮一枚分内包されている……つまり、表層付近のファントムです。

対してこちらは、やや艶消し。表面にこびりついている、とまではいいませんが、今まさに内包されようとしているというか、荒川鉱山の緑に比べると表面に出ている感じでややマット。

荒川鉱山の緑水晶は、根元から先端にかけて広がる感じに結晶してますが、こっちは、根元から同じ太さの結晶がくっつきあってクラスターになった感じ。

ささやかだけど、違うんだよなー。

このモスグリーン……いや、パルテルモスグリーンと言いたい色合いとややマットな風合いは何とも感じがよくて、小さい(3センチくらい)のがちょっと悔しい。
大きい石は置き場所に困るけど、こういう石は、掌サイズのクラスターでめでてみたい。

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更新記録

別館サイトフィーリング・ブレスに4点、フィーリング・ドロップス(ペンダントヘッド)を3点アップしました。




あと、旧パソコンのころに登録したものの、なぜかログインすらまともにできなくて(たぶんパソコンのスペックのせい)放置していたツイッターを、先日から動かし始めました。

……いまだに自分の中での位置づけが不明なので、何をどうしようかと試行錯誤中。

kurovoidで登録してます。

国産緑

シャモサイト

今年の飯田橋(ミネラルマーケット)で買った、荒川鉱山の緑水晶です。
実は、これを買う直前に別の店でも同じ産地の緑水晶を買っていたんですけど、先に買ったのはもうちょっと大きく緑が濃い目、こちらは小さくて淡い緑がきれい!……ということで絞り切れずに両方を。

いやもう、かつて「日本産の水晶は、イマイチ地味だし~」なとど(失礼なことを)思っていた自分に、「何やってるんだ」と文句を言いたい気分。
なかなかどうして個性的な水晶が出るのです。

知ることで、いろんな種類、その個性が見えてきて、さらにこっちは色が濃くて……こっちは薄いけど……こっちは形が……と、さらに細かい個性が見えてくる。
まさしく、石は一つ一つが個性的。

逆に言えば、そういう個性をある意味削り落としたビーズは、パワーストーンというやり方に、非常になじむものだと思えてくる。
パワーストーンやビーズを否定する気はないけれど(否定していたら、ブレスレットなど作ってないし)、原石一つ一つの個性いに一喜一憂していると、「この石(種類)の意味・効果はコレ」というパワーストーンのやり方にはなじめなくなる。
クラスターだったら、細い結晶が群れてるのも、白濁したキャンドルクォーツのクラスターも同じ?
透明度の高いローズクォーツと、まさにバラ色のアフガニスタン産も同じ?(どこをどう見たら同じ!?)
……と納得できない事例が山のように出てくるからです。

まさに、石の一つ一つの違い、個性に夢中な私としては、当然の成り行きとしてパワーストーンの意味や効果に興味を失うことになったわけです。
もちろん、どちらがいい、わるいではなくて、なじむなじまないの問題で、個人の好みですけども、以前、もっと原石が人気だった時期には相性を問うことなどほとんどなかったのに、形……石が自らとろうとした姿(塊上の石もありますが)という個性を削り落としたビーズで、「相性」を気にするというのは、ちょっと変だよなーと思いますね。実は。

シャモサイト2

ルチル-アナテーゼ



誰に見せても謎なインクルージョン石。
「銀?」
「いや、実は緑泥で、水晶との間に隙間が合って銀色に見えてる」
「わからないけど、冬、窓ガラスにできる霜の花みたいに、一気に成長したように思う」
など、いろいろな意見をいただいていましたが、このたびルチル→鋭錐石ではないかとの新たな意見をいただきました。
ブロッカイトからルチルが生えてるのがあるけど…そのルチル-アナターゼバージョン?
これらの二酸化チタン三兄弟は結晶時にどんな差があるんだっけ……。

縞々希望

グリーン・ライン

グリーン・アポフィライトです。
産地はもちろんインド……だけれど、インドのどこか詳しい場所は不明。

母岩に、1センチちょっとの結晶が一つくっついた、かわいいサイズ。
結晶は、とんがったピラミッド状結晶ではなくて、四角の角を落としたキューブ状です。
もちろん、劈開で先端がすっぱり取れてしまったのではなく、こういう形に結晶しているもの。

とんがりピラミッド状になるものと、キューブ状になるものの違いはなんでしょう?
緑・透明どちらもとんがりとキューブがあるので、緑だから、透明だからというわけではないようです。
また、キューブ状結晶は、どちらかの端面が母岩に接しているのではなく、側面で母岩にくっついているのも面白いところ。
いったい何が原因で形とくっつき方が違ってくるのか……それを説明している資料を見たことはないような気がするんですが。

さて、この小さい石の見所はもうひとつ……。
ちょっと角度をずらすと……

グリーン・ライン2

じゃん、上下の端面付近が濃い緑。

こちらと同じタイプの小さいバージョンですね~。
色はちょっぴり黄緑っぽいかも。

……ということは、今回の石もプーナ(プーネ)なのか。

集団でっコロコロくっつくと、緑のラインが目立って面白く見えるのに、同じような石をネットで見かけません。
見かけたら、産地の特定や、なぜこうなるのかの説明が見つかるかもしれないのに。

いったい、この緑のラインはなんなんでしょう。
水晶のファントム(色むらファントム)みたいなもの?
だったらこのまま結晶が大きくなり、「ファントム」の環境が持続したら、縞々のグリーン・アポフィライトになるのだろうか?

溶けてるか、生えてるか。

アイス・マニカラン

インドはマニカランの、「アイス・クリスタル」です。
おなじみ溶けてる水晶です。

まだ、見かけることは見かけますが、一時のようにたくさん並ぶことは少なくなりました。
私はと言えば、たくさん並んでいるときにはすでに溶け水晶マイブーム中だったので、ほくほくと手を伸ばしていたのです。

……ということで、最もたくさん出回っていたころに買ったアイス・溶け。
選択肢がたくさんあったので、ぜいたくに選んでおります。

どこらへんが贅沢かといいますと。
この石、単結晶のとんがり部分をすっぱり切り落とした棒状の結晶の断面から、錐面ではないとんがりが「生えて」いるような形をしています。
もちろん、生えたのではなくて、溶け残っているわけですが、切り落としたところから生えているような、とんがりと平面の組み合わせが、とても面白いのです。

アイス・マニカラン・図

矢印で示した、光を白く反射している面が、錐面の一部。
そこから推測すると、生えている(溶け残っている)とんがりが、元の錐面とは全く違うことがわかります。

とんがり部分がすっぱり平らに溶け消えるものもあります。
アイス・平

尖るものもありますが、とがるなら平らな部分など残さずにとがるはず。
アイス・尖

どうしてとんがった状態で溶け残るかも不思議ですが、溶けていく様子も見てみたい。

ふわり刷毛目

刷毛目

パキスタンの……おそらく南部のKharanあたりの水晶です。

ちょっと見には白濁した水晶のようですが、淡い緑色の繊維状の内包物がふわっと広がるように内包されています。
写真では奥の方から手前に向けて広がる感じ。

本当に細い繊維状の内包物なので、石全体が白濁して見えます。

方向を変えて写すと、内包の具合がわかるかな?

刷毛目2

結晶の根元あたりに濃い緑色の鉱物が食い込んでいて、そこから極細の繊維状のものが伸びているようです。

ビソライト……?
ということは、緑色の鉱物はアクチノライト?(たしか、ビソライトは繊維状になったアクチノライトのはず)

いや、この産地ならば、エピドート。
白い角閃石とエピドートが一緒に内包されている水晶もあるし、コロンビア産では、エピドートの上に結晶した水晶が、ふんわりパステルグリーンになっているのもある。あ、パキスタン産にもエピドート入りのものがふんわり白濁していたっけ。

すると、これは、エピドートが繊維状になったものだろうか……?

アクチノライト→ビソライトのように、エピドートが繊維状になると、別の名前がついているのかな?

淡い、繊細な色合いのこの石は、かなり好み。



さいしょのひとつ

昨日のミネラル・ザ・ワールド戦利品。

シガール触像

パキスタン北部、シガールの触像水晶です。
今回のミネラル・ザ・ワールドにもアフガニスタン・パキスタンの石ショップは6~7店(もっとあったかな?)出店していました。
扱っている石は似ているようで、やはりここで違います。
そんななか、あるお店にふらりと立ち寄って眺めていると、テーブルの端っこに固まっておかれているあの石は。

「あ、溶け」

はい、個人的溶け水晶ブーム、現在進行形です。

いろんな産地の溶け水晶を見たり買ったりしてきましたが、パキスタンの溶け水晶……透明キラキラにはまだ強い縁がありません。

いちおうこちらこちら、ガネーシュ・ヒマール産と言われたけれど、おそらくパキスタン系だろうと思い直したこちらこちらはあるんですけど、この産地で、透明ぴかぴか、しっかり溶けて水晶とは思えない形になっているものがあると知っているので、「もうちょっと……」と欲が出てしまうのです。
まあ、そういうのに限って超・強気値段で、私の「欲」は返り討ちに合うのですが。

話は戻って、テーブルの隅っこに溶け。大きさは7~8センチ前後と手ごろな大きさ。
しかも、しっかり溶けているぞ。どれどれ……と10個近くある中から適当に手に取ったのが、写真の石。

おお、これは。

溶けてとがった三連山。
これは、インドのアイスクリスタルでも見かけたことのある形。
アイス・連山

しかし、こちらは透明、ぴかぴか!
こういうのがあるのか!……と、さらなる形を求めて片っ端から溶け水晶をチェックしましたが、最初の一つを超える石は見つかりませんでした。
数ある中から、適当に手に取った石が、形のベストだったとは、これぞ運命というべきです。

実は総まくりチェックの中で、天然コーティングによる表面虹……つまりは天然アクアオーラを見つけて、どうしようかと悩みに悩んだんですが、それでもこの最初の一つは手を離れず、結局二つ買っちゃったのでした。

それにしても、溶けてかつての錐面が出てくる石もあるというのに、この石のとんがりは、かつての錐面ではありません。
角度も微妙に違うし、六面になってもいなくて……円錐形。

いったい、この溶け方は、どういうメカニズムなんだろう?


行ってきました「ミネラル・ザ・ワールド」

本日より24日まで開催の「ミネラル・ザ・ワールド」行ってきました~。
昨日の涼しさが残っていて、お出かけにはうれしい限りです。

「みなさん、某研究所と代官山某ショップの売り出しで予算と気力を使い果たしちゃってるみたいだね~」
……というショップさんの嘆きを耳にしましたが、ご安心あれ、私、どちらも行ってません。
なんというか、某研究所の売り出しと(個人的に)相性悪いんですもん。

ただ、新宿ショーの1か月半後というタイミングなので、新しい入荷はちょっと期待できません。
それでも新宿ショーには出てないショップも多いので、見どころはそれなりに。

えー、私は久しぶりにロシアの水晶買いました。
あとは、パキスタンの触像に、フィンランドの黒、マダガスカルのふんわり赤。
おお、水晶ばっかりだ。

見覚えのあるものを思い出すままに……イオウ入りのレモン入り水晶のクラスターあり。(クラスターは珍しい)
赤いカルサイトのつぶつぶをかぶったアメジスト(中国産)
表面にうっすら赤い鉄をまとったかわいいアメジスト……レッドアメジストほど赤くなく、赤いニュアンス程度……マダガスカル産。

私が池袋で買った中国赤水晶と同じシリーズのものがあちこちに(ただし、赤さはかなり控えめ)。

インド、カルール産のアメジストもあちこちにありましたが、虫歯・アメジストは見当たらず。

ところどころで1000円均一やヒマラヤ水晶グラム10円などのセールをやってますが、探せばなかなかいいのがあるところと、「在庫整理?」と言いたいところと……よく見て選びましょう。

ビーズショップも何件が出ていましたが、安売りしているものの、面白い種類のビーズには出会えませんでした。

トラピチェ

トラピチェ……というとエメラルドが有名です。

トラピチェというのは、スペイン語でサトウキビ絞り機のことなんだそうですが……石のトラピチェは、結晶を輪切りにすると中心から放射状に「*」のような6本の筋が入っているもののこと。この筋の部分は不純物なんだそうです。

とりあえず、珍しくて、コレクター・アイテムで、その分お高い……ので、我が家にはまだありません。

でも。

エメラルドはないけどルビーはあります。

トラピチェ

小さいのでピンボケしてますが、まぎれもなく、トラピチェ・ルビー。
ミャンマー産です。

ルビーの結晶は六角柱状になりますが、この「*」模様は、金太郎飴みたいに入っていて、輪切りにすると全部「*」になっている、そういうものです。
この「*」部分はカルサイトやドロマイトなんだとか……。

ルビーにトラピチェがあるなら、サファイアにもあります。

水晶でも、
水晶トラピチェ
のような感じでゲーサイトなどが入り……できればもっとぎっしり放射状に入り「*」のような六分割の様子がわかるものは、トラピチェと呼ばれていることがあります。

そういえば、以前ジェムショーで、トレイいっぱいのトラピチェ・エメラルド(一つ一つは直径5~7ミリほど)を見たことがあります。
すごかった……。(でも買えなかった……)

今日は、関東地方は台風の影響を大きく受けるはずでした。
でも、少なくとも私が住んでいるところでは、雨はほとんど降らずに曇り。
この季節に、時折雨パラパラの曇りというのは珍しいかもしれないけれど、台風とは思えない天気。
来るぞと覚悟してたのに、ちょっと肩すかし気分です。
……というわけで、というか、来ると思ってたのに思うように来てない→見えるようなのに見えない……苦しいつながりでこの石・(汗)

房1

パキスタン産の……角閃石入り水晶です。
たぶん角閃石です。アクチノライトかもしれないけど。

肉眼ではもうちょっと見えてるんですが、やや白濁気味の水晶の中に黒っぽい緑の繊維状のものが、房のようにあっち向きこっち向き、入ってます。

写真にとると、手前のミスト(白い濁り)を強調して写してしまうらしくて、よく映りません。

こっち向きだともうちょっと見えるかな?
 
房2

こういう繊維状の鉱物が水晶内部に入るのは珍しくありませんが、内部全体に内包されるのではなく、房のように固まっているのが面白いです。

まるで、水墨画の大胆な筆遣いのような。

……名前が消えた?

レピドライト付き水晶

どーん。

……といいたい、ボリュームある形の水晶に、かわいいピンクのレピドライト。
このギャップが面白いというか、心憎い演出というか。

ところで、このレピドライト(リチア雲母)、90年代後半に、IMA(国際鉱物学連合)によってPolylithionite(ポリリチア雲母)-Trilithionite(トリリチア雲母)シリーズに統合されて、正式名称ではなくなったとか……?

えええ?

統合先より、レピドライト(リチア雲母)の方が、
よっぽどネームバリューがあるじゃないですか!


いやその、知名度で判断はできないんでしょうけど。

そういえば、輝石グループも見直されて、いつの間にかハイパーシーン(紫蘇輝石)やブロンザイト(古銅輝石)が正式名称じゃなくなっていましたし、長石のうちの斜長石も、灰曹長石(オリゴクレース)、中性長石(アンデシン)、曹灰長石(ラブラドライト)、亜灰長石(バイトウナイト)にわけられていたものが、固溶体の50%ルールにより独立種ではなくなった……とWikipediaに書かれてましたが、すると、なんですか、おなじみラブラドライトもいつの間にか正式名称ではなくなっていたと

50%ルールというのは、AとBが混ざっている鉱物では、真ん中50%を境に、たとえばA:40%、B:60%という成分比ならB,逆にA:60%、B:40%ならAと、多い方の鉱物とみなす、というものです。
すると長石ではアンデシンとラブラドライトのあたりで、灰長石(アノーソクレース)と曹長石(アルバイト)に分けられてしまうわけで……いや、今までの成分比でいくとラブラドライトでも灰長石系と曹長石系に割れてしまいそう。

でも、成分比なんていちいち分析しないだろうし、これまで通り、鉱物標本としては、特徴的な見た目でラブラドライト、アンデシンの名前が使われるのでしょうか。
それとも正式名称ではないから……ということで灰長石-曹長石の固溶体全体を指す斜長石(プラジオクレース)とでも表記するのでしょうか。
それはそれで、大雑把で帰ってわかりにくいのでは……?

それにしても、今まで使っていた名前が正式名称ではなくなっていたというのは、結構ショックです。
どこかで、知名度の高い石だけでも、こういう名称の変化がありました……とか、そういうニュースを発信してくれないものでしょうか。
できれば、TIMA 東京国際ミネラル協会とか、日本天然石協会などに、そういう役割を期待しちゃいますね。
ミネラルショーやセミナーをやるだけでなくて、基本的鉱物知識の発信など、石好きのすそ野を広げる活動も重要でしょう。


さて、話は戻って雲母。
一応メモしてみると……
●トリリチア雲母(Trilithionite)   K(Li,Al)3AlSi3O10(F,OH)2
●ポリリチア雲母(Polylithionite)  KLi2AlSi4O10(F,OH)2
●リチア雲母(Lepidrite)         K(Li,Al)2-3(Si,Al)4O10(F,OH)2
……綴りも長けりゃ、組成式も長くて、こりゃ暗号ですヨ.

えーと、リチウムと珪素が多いとトリリチア雲母で……ポリリチア雲母はアルミニウムが多い?
いろいろ説明を読んでみると、トリリチア雲母とポリリチア雲母がリチア雲母のシリーズだとか、両者を総合してリチア雲母というとか……確かにリチウムを含んでいるけれど……。

でも、最初に見た情報だと、トリリチア雲母-ポリリチア雲母シリーズに統合されて……ということだったので、リチア雲母(レピドライト)はこの二つの雲母の中間にあたり、細かく分けるんじゃなくてもうちょっと大雑把に分けなおされたので、名前が使われなくなった……と解釈してたんですが、リチア雲母シリーズとか、総合してリチア雲母という言い方だと、むしろ……長石を例にとれば、リチア雲母はラブラドライトやアンデシンにあたる名前ではなくて斜長石に相当する名前ってこと?
それともここで言われるリチア雲母は、リチウムを含む雲母という意味であって、レピドライトではないとか?

だんだんわけわからなくなってきました。

悔し紛れに、雲母部分をアップで。
レピドライト付き水晶2


濃いめ・アクア

ローズクォーツで、目立って濃い色だったりするとディープ・ローズなんて言ったりしますが、だったらこの石だって。

ディープ・アクア

「これ、な~んだ」のクイズにすればよかったか!





……アクアマリンです。
きれいに六角柱状の様子が見える部分が少ないので、ちょっと見にはフローライトにも見えるかも。

実をいうと、遠目に間違えるところでした。
「お、この産地できれいなブルー(フローライト)?」
と思って手に取ると違う。
「アクアマリンか!」
パキスタンのアクアマリンというと、淡い……というイメージがあったんですけど、これは濃い。

濃いアクアマリンは、(原石でも)染めてあるとか、加熱してあるとかそんな噂を聞いたことがあるんですけど、これは?
染料で染めたり、加熱していたら、一緒にくっついている鉱物(……なんでしょう、このクリーム色の鉱物)も影響を受けるでしょうから、可能性は低いと思ってます。
それに色は濃いけれと、透明度は高くなく、かといってミルキー・アクアマリンのように均一な色合いでもないので、加熱などをして加工してもカットなどには使えない(と思う)。だから、わざわざ加工しないのでは……と思うんですが。

まあ、加熱であれ、印象的な青であることは確か。

これで、もっと透明で、もっと形のきれいな石があったら………………たぶん、買えないので見てるだけ。


深さはどれくらい

>カルール1

まったく、いくつ買っちゃうんだか、虫歯アメジスト。
たくさん買ったから、そろそろいいだろう……と思っていても、「うお、これは!」と言いたいものが出てきてしまうので、なかなか手ごわい相手(石)にとっ捕まったらしいです。

さて、今回の石。
虫歯の穴の入り口がほんのりゲーサイトで色づいているのでわかりやすいかと思いますが、向かって右の方にふたつ、ぽっかり空いております。

おっと、念のためにちょっとおさらいしておきますと、私が「虫歯アメジスト」と呼んでいるのは、普通の水晶ならとんがっているべき部分が、逆にへこんで、あたかも「虫歯」のように見えるアメジストのこと。



「どうしてこうなるんでしょう?」
……と何人もの人に見ていただきましたが、たいていは
「何か別の鉱物が食い込んだように結晶していて、それが溶けてなくなった痕では」
という見解でした。

アメジストの上には、よくカルサイトなどが結晶しますから、中にはそういうものがあってもいいかもしれない。
しかし、それがたくさんあるとなると話は別です。
クラスターになったアメジストの結晶のひとつひとつに、しかも全部が狙い澄ましたように真ん中に別の鉱物が食い込んで成長するなんて、ありえない。

カルール7

勢い余って、二重丸になるなんて、不可能。



気になったが最後、いくつも集めちゃう私は、様子の異なる虫歯アメジストをじっくり眺めた挙句、これは一種の骸晶ではないか……と考えるようになりました。
……ということは、これ、エレスチャルなのか?

さて、今回の石は、どこが「おお!」と思わせたのかというと。

カルール2

これまで見てきた中で、群を抜いて「深い」こと。
一番上の写真では裏側になっている方向から採ると、「穴」はオレンジ色の矢印のところ。結晶の形を見ると意外に長く、覗き込むと穴はずっと続いているように見えます。
……これは、穴というよりすでに「チューブ」の域。

いったいどれだけ深いんだ。

……計ってみました。
細い針金を、入るところまで入れて、次に入口ぎりぎりまで出して写真を撮りました。
出てきた針金の長さが、すなわち穴の深さ。

まず左の穴(一番上の写真では下)から。

カルール3

カルール4

次に右の穴(一番上の写真では上)。

カルール5

カルール6

両方とも深さは大体10ミリほど。

たかが1センチというなかれ。
出てきた針金の長さと、石の大きさを比べてみてください。
かなりの深さではありませんか?










杖のかけら

杖のかけら2

雨ざらしの骨のような、波に洗われた流木のかけらのような。
これは……オパールです。

大きさはこれくらい。
杖のかけら3


どうみたってそうは見えないかもしれないけれど、オパールです。(またもや強調)

木に見えるのも道理で、これは珪化木の一種ともいうべき、オパライズド・ウッド。オパール化した木の化石です。

こんな見かけですが、内部は真っ黒。
同じとき、割れたものが一緒に売られていたんですが、一皮内側は真っ黒でした。
真っ黒な内部が見えているのもいいな~と思ったんですが、元は気であったことを雄弁に物語るこの形に惹かれて、選びました。

杖のかけら

そう、これは、かつての木のかけら。
……魔法使いの杖のかけらだったらいいのに。

難しい色

イタリア・アメ

我が家の石勢力図の中では珍しい、イタリアのアメシストです。

アメシストです。(強調)

買ったのはずいぶん前なのに、写真が取れなくて今頃の登場です。
淡くて透明なアメシストは、それだけで撮りにくいんですが、この石は背後に茶色~グレーがかった母岩(これも水晶?)を背負っていて、透明なアメジストの対比が面白いんですが、どうしたことか、むちゃくちゃ色が出しにくい。

私は、ふだん太陽光で写真を撮っています。
太陽光が一番きれいに撮れると思っているんですが、時間によって色合いが変わる光源でもあります。

撮る場所は、明るい窓辺。直射日光はだめです。
そのため朝方では光が青い。お昼前後が最適で、夕方は光が黄色っぽい。
季節でも違います。
春や秋は光がきれいですが、夏は光がきつすぎて影が強く出てしまいます。冬はちょっと粘ると光が黄色くなって石の色が変に写ってしまいます。
でも、人工的なライトと違って、季節や時間帯で微妙に違う光は、これまできれいに写せなかった石が、ある時突然きれいに写ったりします。

しかるにこの石は粘って粘って、こんな感じ。
元からモノトーンっぽい、色味控えめな石ではあるんですが、もうちょっと写したいところ。

母岩との対比、細いDT(両錐)の結晶が連なった形。
もとからヨーロッパ勢の石は我が家には少ないので貴重です。

何年か前の新宿ショーで「ゼンブ・センエン」の声に惹かれて買ったのを覚えていますが……最近このお店、見かけないなあ……。ジョゼッペさん、どうしたんだろう……。

けもけも2号

「けもけも1号」はこちら


そして2号登場!
こいつです。

けもけも2号

1号ほど長毛種ではありませんが、あったかオレンジ茶色な毛並みが美しい。

毛並みがちょっとわかりにくいでしょうか?

では別角度から。

けもけも2号2

けもけも2号3

何ともユニーク&不思議な内包具合。

これはルチルではなく角閃石だと思いますが、どうやったらこんなけもけもなものが3枚目のように層状っぽくなるのでしょう。
いろんな色のものがありますが、この色合いは特にかわいい。


あなたはどちら派?

鋭錐石

岩か!?……じゃなくて、水晶です。
ごろんとした結晶の、かなり表層近くまでガーデン(内包物)が入っているので、見た目、岩。

裏を見れば、中身までぎっしり内包物ではなくて、表層近くのガーデン・ファントムであることがわかるんですが、ファントムから下の透明度は高くないので、やっぱり、岩っぽい。

実はこの石、水晶としての美しさではなくて、別の見所があります。

では、ずずいとアップ。

鋭錐石2

上の画像の真ん中よりやや上、向かって左側当たりのアップです。
なにか、別の鉱物がくっついています。

これはアナターゼ(鋭錐石)。

ルチルと同じ成分だけれど、結晶系(結晶の基本構造)がちょっと違う、兄弟石です。
ルチルの兄弟石は、もうひとつあり、それは……ブロッカイト(板チタン石)です。

つまり、ルチル、ブロッカイト、アナターゼは、二酸化チタン三兄弟♪

アナターゼは、この三兄弟の中では一番少ない、レア石だそうです。
……というか、ルチルだけがとびぬけて目立っているんですよね。
一般にブロッカイトだと説明される「プラチナ・ルチル」も細い針状になってる部分はルチルですし。

さて、アナターゼは、黄色や褐色、青などの色があり、パキスタンなどで産出するものには黒に近い青だったりしますが、今回の石は黄色っぽい褐色。
水晶にくっつき、半ば埋もれていますが、いかにもアナターゼらしい形をしています。

さて、アナターゼ。和名は鋭錐石(えいすいせき)。
英語で書けばAnataseですが、これのカタカナ表記はアナターゼとアナテースの二種類を見かけます。
私は、たぶんどっちも使ってしまっているはず……。

いったいどっちが一般的なんでしょう。
あなたはアナテース、アナターゼ、どちら派?

黒!

一体いくつ持ってるんだと自分で自分にツッコミしつつ、理由はごくシンプルに。

だってKURO水晶だもん。(理由になってない理由をきっぱり)

黒

中国は山東省産の黒水晶です。
黒も黒、かなりいいセンいってます。

黒水晶は、国産をはじめ、ブラジル、アメリカ(もちろん天然の)、カザフスタン、ロシア、フィンランド、ポーランド、ルーマニア、パキスタン、アフガニスタン、ネパール(ややひいきコミ)……と各地持ってますが、多いのは国産と中国産。
特に中国産はここ近年大量の産出があるようで、見かける機会が多くなりました。しかも大きめの石が多いのが魅力。

ただ、中国産と聞いただけで「偽物?」とか、中国ではどこそこで放射線処理をしている……とか、そんな疑いや噂が付きまとうのが残念です。

このように偽物だの加工だのという話が出ると、決まって「本物はどこで売ってますか」「どこか信頼できる店はありませんか」ということになるんですが……ちょっと待った。
しつこいようですが「ちょっと待った」といいたい。

「初心者だから」、偽物と本物がわからない。だからここで買えば安心という店で買いたい。
気持ちはわかりますが、ちょっと待った。

偽物、本物といいますが、いちおうその区別は知っておいた方がいいと思うんです。
見分けられなくても、何が本物と言われ、何が偽物と言われるか。

まさか「これはニセモノでーす」と明記して売ってる店はないでしょう。
中には「それは違うでしょう」と言われるものを知らずに売ってるお店もあります。
何より黒水晶(モリオン)は、かなりなグレーゾーンを抱える石。

まず。
●そもそも水晶ではないもの。
これは……それを「黒水晶(モリオン)」として売っていたら、堂々の偽物ですね。

候補としてあげられそうなのは、ガラス、そしてオニキス(真っ黒)。
ガラスと水晶なら、こちらでやったように氷に乗せて判別できるでしょう。(ビーズ一粒や、あまり大きな石は無理かも)
オニキスはとにもかくにも天然石なので、氷に乗せる方法ではたぶん判別できません。
しかし、ビーズのオニキスは、ほぼすべて染めなので、全粒不透明真っ黒です。これが判別ポイント。
なぜ判別ポイントなのかは後述します。

次に
●「天然の黒」ではないもの
これは、石は確かに天然水晶だけれども、天然で黒くなったわけではない石。
黒水晶(モリオン)というのは、簡単に言うと地中で天然の放射線をたくさん浴びたことにより、真っ黒になったもの。
もうちょっと詳しく言うと、水晶の成分の中にアルミニウムイオンが混ざることで、放射線が当たると黒くなる仕組みができていて、そこに天然の放射線が当たったために真っ黒になってます。
(天然の放射線を浴びていても、水晶は放射線を出したりはしません)

放射線が当たる仕組みと放射線、という言い方をしましたが、これは仕組みを持った水晶が育った場所が、放射線がある環境だったということ。
中には仕組みは持っているけれど、育ったところに放射線がなかったので、黒くなってない水晶もあるということです。
そしてたいていの水晶は黒くなる仕組みを実は持っているらしいのです。

そこで、黒くない水晶に人工的に放射線を当てると……あら不思議、黒くなります。
これが放射線処理の(人工)黒水晶

果たして中国がこの処理をしているのか、放射線処理された黒水晶がビーズになって出回っているのか、出回っているとしたらどれくらいの割合か……それはわかりません。


原石なら、見慣れればたいてい見分けがつくんですけども。
「見慣れれば」というのは大切です。よく放射線処理の黒い水晶(原石)は、「表面がつやつや」「根元が白いと言われますが、天然の黒でもつやつやのはあるし、根元の色が薄いのも(ときどき)あります。
言葉だけで見分けるのは危険が伴うので、実物をよく見て、言葉にできないニュアンスを覚えておいた方が絶対有利。
たとえば、今回の写真の石は、比較的表面はつやつやです。
しかし、私はこれは天然であると判断します。
なぜならば、表面の付着物や根元についているうすピンクの鉱物が、加工の可能性がほぼないと思われる国産水晶と酷似しているから。国産の黒水晶と同じような環境で育ったと推測でき、だったら天然で黒もあり得るだろうと思うからです。
また、放射線処理された水晶とは、形状が微妙に違います。水晶は一つ一つ形が違いますが、そういう違いではなく、結晶のタイプが微妙に違う。


そしてさらに
●天然の色だけれども黒くないもの
黒水晶ですから、黒くなかったら違うでしょう……というより、どれくらい黒かったら黒水晶か。

一番厳しく言うと、不透明真っ黒な水晶が黒水晶(モリオン)です。

ところが、やはりそれは天然ものですから、はい、これは真っ黒、こっちは違うと白黒はっきり分けられないものも多いのです。
たとえば、このようにきれいに透けていたら、スモーキーですが

こちらのように、一見真っ黒だけど、ペンライトなどで照らすと透けるもの、あるいは先端あたりだけ部分的に強い光で透けるものはどうしましょうか。

……私だったら、できれば強い光でも不透明黒希望ですが、太陽光や蛍光灯程度で中心まで透けるようならスモーキー。
先端や細い部分はともかく大部分が不透明黒に見えるなら、モリオンと見るでしょう。

しかし、これがビーズとなると大変です。
今回の石は、7~8センチあり、ずんぐり太くて厚みがあるので、不透明真っ黒に見えますが、これで8ミリのビーズを作ったら、全部不透明真っ黒とはいかないでしょう。
ビーズは小さいから仕方がないと言えばそうですが、たぶん、中には真っ黒なのもあるし、透けてしまうもの、見た目スモーキーというものも出てくるかもしれません。
さて、これは……? モリオンから作ったビーズだからモリオンでしょうか?
黒くないのはその時点でスモーキーでしょうか?

わからないから、信頼できる店を?

信頼できる店ってどうやって判断しますか? 
モリオンが透けると言っている人に「モリオンだったら不透明真っ黒では?」と言ったら、「でも、鑑別書がついていた」という例がありましたし、鉱物ショップが「黒水晶……きれいに透けてます」なんて言ってたこともあります。
一般に鑑別書を付けていれば信用できそう、鉱物ショップだったら大丈夫そう……と思ってしまいますが……。

実は、たとえビーズでもビーズの段階で不透明真っ黒なものが黒水晶(モリオン)だそうですが、売る側としてはその基準で選別していては、手間がかかるし、量も少なくなってしまいます。
そのためか一連やブレスの中で不透明な粒、透けてしまう粒が混じっていることが多いのです。
中には全部真っ黒なのもありますが、それは選別済みでその分高いようです。

せっかくの黒水晶だもの、やっぱりちゃんと黒い方が……なんですが、この不透明も透けちゃうのも混じってる……というのが、実は天然黒の判別ポイントかもしれません。

私がビーズでモリオンを買うとしたら。
連でもブレスでも4分の3くらいは不透明黒を希望。
見た目真っ黒で、すかした場合全粒が一様に透けるものよりは、見た目にも色むらがあっても真っ黒粒がある程度入っているものを買います。
なぜなら、原石を見ていればわかるように、同じ原石(結晶)から作っても部分的に色が違う可能性が高い。
一方、人工的に放射線を当てるなら、なんとなく色が一様になるような気がするのです。

……というのもビーズで出回るスモーキーは、たいていきれいに透けています。白濁したような濁りはほとんどありません。
ところが、さて、原石できれいに透けるスモーキーが欲しい……となると、そういう石ばかりではないことに気づきます。
しかも、原石でこれはモリオンと言えるか、スモーキーか……という境界線上にあるものは、きれいに透けるというよりやや濁りを感じる透け具合であることが多いように思われます。


すると、濁りもなくきれいに透けるよりは、濁りのある方が天然黒に近い可能性が高いんじゃないだろうか。
専門家でもないし、機具を使って分析しているわけでもないので、精度は何とも言えませんが、自分が納得するために、私は濁りという目安を用います。

同時に原石を考えれば色むらなしより色むらが出てしまう、同じ原石、同じ鉱脈の石から削ったなら、それが自然だろうと考えます。もちろん、黒いものだけを選別したものもあるでしょうが、売る側としてはちょっとでも歩留まりを多くしたいわけで、完全に不透明真っ黒だけ……というよりは、「ええい、これくらいなら黒だろう!」と、ついつい甘く見たのも混ざるのではないでしょうか。

たとえばこちらのブレスは、高かっただけにほぼ真っ黒ビーズのみなのですが、3粒だけ、わずかに透けます。
惜しい……というより、これがあるために「もしかしてオニキス?」という危険が回避されているというか……。

「後述します」と書いたのがこれです。
ビーズの真っ黒オニキスはほぼすべて染めだそうなので、透けません。

もしかしたら、すべて不透明真っ黒な「当たり」のモリオン・ブレスもあるかもしれないけれど、一緒に並んでいるほかのモリオン・ブレスで透けた粒が混じっていたら……?
そんな見方もしたりします。

理想は不透明真っ黒だけれど、どこまでだったら妥協できるか。
それが何となくでも決められたならば、透ける透けないは店の照明(蛍光灯)で確かめられます。
ネットショップでも、なるべく透けない不透明黒が欲しいと希望をすることができます。(原石でも)
全部が透けるのか、透ける粒、透けない粒が混じっているのか、問い合わせをすることができます。
「強い光だときれいに透けるモリオンなんですよ~」などと言ってるお店は、実はモリオンを知らないんじゃないかと注意することができます。
この方が、「本物どこに売ってますか」「信頼できるお店どこですか」より、ずっと納得できる黒水晶(モリオン)に出会えるんじゃないかと思うんですが、どうでしょう。

フェミニン

水晶峠


国産水晶!

山梨県は水晶峠の水晶です。
ありがたき頂き物です。(ありがとうございます!)

水晶峠の水晶というと、これまでこちらのような、小さなファントム入りを持っていたんですが、こちらは大きさ5センチほど。
ご覧のように全体がふんわり白濁しています。

白く濁って見える水晶は、表面がマットなことが多いんですが、この水晶は違います。
照りよし、形良し……白濁具合も、向こうが透けそうで透けない微妙な感じ。

これまで、国産水晶というと、生まれ育ったこの国で採れた水晶であるということが興味の第一位で、見かけとしては残念ながら地味でおとなしいと思っていたんですが、この水晶をくださった方や、最近、国産水晶採取に熱中している石好きさんの知り合いがいるおかげで、なかなかどうして個性豊かで、いろいろあることがわかってきました。

産地で言えば同じ場所なのに、沢を挟んであちらとこちらで、出る水晶が違うとか、外国に負けない色合いや内包物のものとか。

この水晶も、この何とも言えない白濁具合が……イイ!

海外サイトで、無色透明ぴかぴかの水晶を「マスキュリン・クォーツ(男性的な水晶)」
白濁した水晶を「フェミニン・クォーツ(女性的な水晶)」と言っているところがありましたが、なるほど、今回のような石ならば、ふんわり優しく優美な感じ。

なかなかの美女ではありませんか。

混ざってる?

小さな新宿戦利品!

輝沸石クラスター

昨日の石を前振りに、今日の石。

同じくインド産、500円玉くらいのクラスターです。
もちろん、水晶ではないことは明らかで(笑)。

お店の人に聞いたらば、「ヒューランダイト(輝沸石)」
そういわれればそんなような……と思いつつ、ちょっと引っかかったところがあって、買ってしまったのです。

ヒューランダイト。
なるほどそうかもと思える部分もあるけれど、違うかも?と思える部分もある。
少なくとも、ヒューランダイトだけのクラスターではないかもしれない。

たとえば、

輝沸石クラスター2

オレンジの矢印の先の板状の部分は、四角い板状結晶の角を落としたような形。
これって、ヒューランダイトらしくない。
むしろアポフィライト(板状)にも見えてくる。
もちろん、ほかの鉱物である可能性もあり。

なんだろう~。

もっといろいろ見分けられるようになりたい。(切実)

魚眼石……? それとも。

魚眼?

魚眼?2

今頃出てくる、新宿ショー戦利品。
小さい石ですけどね。

見つけた時は、
「おおっ! またもや板状アポフィライト!」
……と思ったんですけども。
いや、今でも50%くらいは、アポフィライトかも、と思ってますが……軽いし、四角の角を落としたような形だし……。

でも、
板魚眼 板魚眼2
と比べると、な~んか、違うような。

1枚目は、中の白いあたり、画面下のクラゲの足みたいになってるあたりがアポフィライトっぽくないし、
2枚目は全体的にこすれてザラザラになったようなところが、アポフィライトっぽくない。

じゃあ何よ、と言われたら、そこで止まってしまうんですが。





隠されたトライゴン

ファントム・トライゴーニック3

ブラジル産の水晶です。
トライゴーニック(溶けてできた凹状の逆三角形)が出ています。

スモーキー……というには、やや淡い、「くすんだ」と言いたいような色合いで、表面に触像や成長線が残っているためによく見えませんが、内部にはファントムが幾重にも入っています。

一般に「トライゴーニック」として紹介されているのは、透明水晶(アイスクリスタルは鉄分でピンクになっているのがありますが、中身はたいてい透明です)が多いですが、実はアメジストだってシトリンやスモーキーだって、格子欠陥……溶けるまではわからない、結晶の癖のようなもの……と、軽く溶けたという条件さえあえばトライゴーニックが出ます。

アメ・トライゴン
↑トライゴーニックが出ているアメジスト(詳しくはこちら(ちょっと重なりすぎ)

シトリン・トライゴン
↑トライゴーニックが出ている、シトリン(スモーキー・シトリン)(詳しくはこちら(レコードキーパーも出ています)

今回の石のトライゴーニックは、こんな感じ。
ファントム・トライゴーニック2
無数に連打。まるでうろこのよう。
気持ち悪いからではなくて、「おおおお……っ!」という感嘆のあまりトリハダたちそうです。
効果はとりあえず、わきに置いておいて(失礼)、自然がこんな表情を作り出す……そこに、トリハダ。

ファントム・トライゴーニック

さらにアップにすると……トライゴーニックの中にトライゴーニック。
多重連打!

さて……この石、7センチほどと程よい大きさ(やや大きめ)なのですが、なんと某即売会で、野口先生おひとり様値段。
というのも、一番上の写真ではやや太めの単結晶に見えていますが、実は半分しかありません。

つまり、ちょうど結晶を縦割り半分にした感じで、後ろ側半分がごっそりないのです。

ファントム・トライゴーニック4

割れたのか、何かに接触していたのか、溶けたのか……ちょっとわかりかねますが、ばっざり、ごっそり、ものの見事に半分。
そしてその面を見ると、ファントムが(ある意味)くっきり。

ファントムは、成長途中の水晶の表面に不純物が付着したものが、成長に伴って水晶の中に取り込まれたものですが、なるほど、「不純物が……」という様子がよくわかります。

このざっくり半分の面がもっと溶けていたら、不純物のところから内部へ溶けが進み、こちらのアイスクリスタルのようにファントム面にもトライゴーニックが見えたかも……!


更新記録

別館サイトMy Stonesにどっさり追加。

ところで、同じく雑学辞典の方も更新したんですが、なぜか、画像が表示されないところが多々……。
ちゃんと画像はアップロードされているし、もう一度アップロードもし直したのに、なぜ?

静かな緑

パキ・クラスター・グリーン

パキスタン産のクラスターです。
実は、昨年(2010年)の新宿ショー戦利品です。
今頃の登場!
このときは、緑泥入りのクラスターが激安で、いいのが結構あったんですよねー。
ラベルなしのお店でしたが、聞いたところでは南のバロチスタン地方だったはず……。

このクラスターは、内部に豊かに緑泥を内包し、「モス・クォーツ」と言いたい風情。
ただ、表面にも白っぽい付着物があり、内包の様子がクリアには見えないのがちょっぴり残念です。
しかし、この付着物のために結晶全体がマットな感じになり、こうやって写真にとると静謐な雰囲気になります。
なんというか、つやつやではなくマットであることで、立体感など、石の形がくっきり浮かび上がるような気がするんですよね。

そのくせ、根元付近には赤っぽい土のような母岩がくっついていて、掘りたてのワイルドな感じを残しています。

透明ぴかぴかの水晶もいいけれど、こういう水晶も、石をはぐくんだ大地の気配と言いたいものを色濃く漂わせていて、そこが魅力。

にんじんレッド

モロッコ・オレンジ

モロッコ産の赤水晶です。
赤……といっても色がついているのは表面付近で、色も真っ赤というよりにんじん色(ちょっと赤め)。

赤水晶と言えばこちらの中国産もありますが、それに比べると、今回の石は結晶の表面に艶があり、水晶の表面に酸化鉄が付着したというよりは、表面付近に内包されて、色がついていると言った方がよさそうです。

中まで赤くても、表面だけでも、水晶で赤ければ赤水晶。
この石も、もうちょっと色合いが浅かったら赤というよりオレンジですけど(ブラジル以外のオレンジをタンジェリンと言ってもいいものだろうか?)、オレンジよりは若干赤みが強いので、赤水晶の中に入れてもいいでしょう。

……というのも、「赤水晶」で検索してみたら、黄色っぽいオレンジ色のブレスレットが「赤水晶」で売られいるのを見てしまいました。
オレンジよりも黄色っぽい……みかん色よりさらにちょっと黄色っぽいような色ですから、これは「赤」じゃあないでしょう。
それならば、赤い角閃石が入った「まだら赤」の方が、よっぽど赤水晶です。

赤水晶は、たいていは酸化鉄による赤ですが、鉄分が少ないと色が浅くなってしまうし、多すぎると透明度が落ちて色味が暗くなります。
透明度があって、鮮やかな赤……というのは、美しいけれど、なかなかに難しいバランスの上に成り立つ色でもあるようです。


……あ、時々オークションなどで「チェリー・クォーツの赤バージョン」というべき、透明な中に赤いもやが流れ込んだような「赤水晶」を見かけることがありますが、これは立派にガラスなので、ご注意を。

更新記録

別館サイトMy Stones32点追加。
久しぶり……すぎ。
なんとブログに2007年に掲載した石です。

実は……

もう、ブームという言葉では片づけられなくなってきました、アフガニスタン・パキスタン産の石。
この地域の石を扱う石屋さんに出会ったこと、そういうお店が増えてきたことで、この産地の石コレクションは増える一方です。
実際、種類と言い、バリエーションといい、実に豊かで楽しい。

今日の石も、そのひとつ。
これまで見てきたアフガニスタン・パキスタンの石には、あまり見かけなかった表情をしています。

これ。
レピド・ファントム

ごらんのように、レピドクロサイトと思われる内包物のファントムを持つ水晶です。
たぶん、レピドクロサイトだと思うんですが、それにしてはほかのレピドクロサイト入り水晶と比べると、鱗片状の内包物の形がはっきりしないので、あるいは雲母でしょうか。



色合いも、レピドクロサイトっぽくもあるし、ビーズで「マスコバイト(モスコバイト)」の名前で売られているものと似ているようにも見えるので、なかなか判断が悩ましいです。



レピド・ファントム2

なんにせよ、このような赤っぽい内包物を持つ水晶は、アフガニスタン・パキスタンでは見かけないように思うので、これからこういうのも出てくるのかとわくわく。
似ていると言えば、ブラジルやマダガスカル産のレピドクロサイト入り、そしてこちらのインド南部産でヘマタイト入りと言われたもの。

そうそう、今回の石は、パキスタンの最南部、Kharan産です。
これまでは、ギルギットやスカルドゥなど、パキスタン北部の石が多かったのですが、最近は南部バロチスタンの石も増えてきました。こちらも北部に負けず劣らず個性豊か。

そんな期待株のパキスタン南部のこの石ですが……、玉に瑕が一つ。

















母岩部分が、デカいんです……。

レピド・ファントム3

涼しげ水晶

あ~つ~い~。

先ほど天気予報で、明日は今日以上に蒸し暑いと聞いて、すでに溶けそうです。(夜なのに)
こんなことで、節電できるのか、私。
節電は大切ですけども、もっと切実なのはピークシフトじゃないかと思うんですけど。

それはさておき、こんな時は石で涼むべし!
……ということでこの石。

ダシュケサン2

カスピ海沿岸の国、アゼルバイジャンのダシュケサン産です。
細い結晶が群れたクラスターで、根元は緑泥らしき深緑、そこからだんだん色が薄くなり白へ、先端付近は透明という、繊細な美しさ。
まるで、霜柱のようではありませんか。
さすが東欧……東欧だって、夏は暑いと思うんですが、勝手なイメージで、おお、それらしい涼しげなたたずまい……と思ってしまいます。

さて、この石、2008年の池袋ショーで買ったもの。
思えばこの年はアゼルバイジャン産が当たりでした。
以来、外れか、出店そのものを見ないので、寂しいかぎり。
こういう産地の水晶は、出会いの機会が少ないレア石です。

見れば、ダルネゴルスクと見まごうばかりの超・個性的水晶の産地なのに……残念!

検索してみても、少ないみたい……。
ここでおしろい現象が。
カタカナで「ダシュケサン・クリスタル」とか説明しているところは、たいてい産地が「ロシア、ダシュケサン」表記。
アルファベットで「Dashkesan」のところは、「Dashkesan,Azerbaijan.」になっているところが多いのです。

いや~、旧ソ連領内とはいえ、ロシアと言っては間違いになるのでは。
同じ現象が「ロシア産ストロベリー・クォーツ」にもおこっている気がしてなりません。





トマスゴンサガ

しばらく前からよく目にするブラジルの水晶産地……トマスゴンサガ。

個人的には「透明な水晶だなー」という印象しかなくて、スルーしてたんですが、一つ買ってみました。

トマスゴンサガ


ファーデンではないのは確かだけど、ちょっとだけファーデンっぽい形状のものを選んでみました。
うむ、透明である。

知り合いの石屋さん曰く、
「以前からここで透明な水晶が出るのは知っていたけれど、個性的には見えなかったので仕入れてなかった。
最近よく名前を見かけるけど、何かあったの?」

……何があったんでしょう?
どこぞのヒーラーが注目したというような話も聞かないように思うんですけど。

きれいはきれいなんだけど、「変な水晶好き」としては、どこかにもうちょっとひねりが欲しい……と思ってしまうのはぜいたくでしょうか。

トマスゴンサガってどこだろう?
……調べてみました。

トマス・地図

やはり水晶産地としてよく名前を聞くコリントやディアマンティーナの中間あたりにある街のようです。
コリントやディアマンティーナからも透明な水晶は出ますから、トマスゴンサガの名前で売られるようになる以前は、コリントやディアマンティーナに運ばれて、普通に「ブラジル産水晶」やもしかしたら「コリント産」として売られていたりしていたかもしれません


プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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