INFORMATION
top-red

石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

楽天ブログは更新を停止しています。 掲示板や記事へのコメント欄は開いておりますが、見落とす可能性が高いので、こちらにコメントいただくか、画像掲示板web拍手の一言メッセージ等をご利用ください。

石好きサイトを結ぶ近道リンク(別館サイト内) 


石の素材サイト         ブログの保存版別館サイト。 
  

画像掲示板です          どんどん増えてます!
  

ブレスなどハンドメイドのためのセカンド・ブログ



石好きが高じてブレスレットやワイヤーラップ・ペンダントを作ってお店に置いていただいてます。
パーフェクトストーンさん
 ※KUROのページはこちら
※当サイトの文章・画像等の無断使用・転載・直リンクは固くお断りいたします。
 使用される場合は、画像を改変せず、出典を明記、当ブログへリンクして下さい。

奔放・クラスター

パキ緑ファントムクラスター

パキスタン産のクラスターです。
灰緑色の緑泥入り、よく見るとあちこち多重ファントム。

ただし、結晶があっち向き、こっち向き奔放に伸びているので、写真に撮りにくいことおびただしい。
いったいどこが「正面」なのか、長らく決めかねていました。

なんとか、この角度で撮ってみたけれど、収まりが悪い……いや、元気良すぎ。

ところで、最近パワーストーンの「クラスター」の扱いで、再び物申したくなってきました。

以前も
「クラスターの浄化グッズ扱いは納得できーん!!」
と叫びましたが、最近はさらにひどいです。

ショップ側が「浄化グッズ」だの「浄化セット」だのといってクラスターやさざれを売るせいか、さざれやぶっかきのかけらをクラスターと誤解する人が増えてます。
そういう基本的知識を、説明するところがないんでしょうか。

さらに。

「浄化の道具がないので浄化できません、どうすれば」
なんて質問が!
つまり、クラスターやさざれを持ってないから浄化できないと。
そんなバカなことがあるかい。

ここで声を大にして言いたい。

ショップのみなさん。
浄化グッズだのと称してクラスターを売るなら、
浄化がなんであるか、その基本概念を
きちんと説明して売ってください。
方法説明だけでは片手落ちすぎます。



「浄化のためにクラスターが欲しいが高い、さざれでもいいだろうか」
「なるべく安くできる浄化はありませんか」
「さざれは100グラムぐらいあれば足りますか」
「ブレスレットがたくさんあるけどクラスターは小さいけど大丈夫か」
「ブレスレット(のビーズは)8ミリ以上ないと効果がないと聞いた、本当か」
こんな疑問質問を、そのままにしておいていいとお思いか。

私は、今どきのパワーストーン好きじゃありませんが、こういうのを聞く(パソコンなので「見る」ですが)と、がっくり来ます。
なんですか、パワーストーンて、携帯電話みたいに充電しなくなると動かなくなり、充電のためには説明書を読みましょう、できれば純正の器具を使いましょう……みたいな、思いっきりモノ扱いでいいんですか?

たとえば、
「パワーストーンなんてただの石ころ、パワーなんてあるわけない」
なんて言ったら、パワーストーン好きさんはいい顔をしないでしょう。
「石にはパワーがある」と考えて楽しむのがパワーストーン。時に「石は生きている」なんて考えたりもしますよね。
「石との相性は?」と心配することは、石にも人と同じ個性があると考えることです。
「石を自然に返す」「お別れ」なども同じこと。

極端に言えば、
石をパワーストーンであると考える、そういう気持ち……心の力こそが石をパワーストーンにするんです。
人の……イメージの力が石に力を与え、
その石の力を借りて人は自分の心を動かす。
そんな相関関係にあると言ってもいいかもしれません。


だから、パワーストーンにはまずイメージありき。
言い換えれば、持ち主さんがその気にならなければ始まらない。
浄化にしたって、ただクラスターやさざれに乗せればいいというものでは絶対にない。
そこに持ち主さんの気持ちがなければ、ただ置いただけに過ぎない。

だから、「なるべく安くできる浄化は」なんてナンセンス。
大切ならお金をかけろ、じゃなくて、お金はかけられないけれど、そのぶん心を込めて浄化。そうでしょう。

それを「浄化は、こんなときにこうして、ああして……」と方法ばかりを説明するから、肝心要の「心を込めて」「形式よりも気持ちが大事」という点が抜け落ちてしまう。
そこのところをちゃんと説明してほしいものです。

そのほかの石の接し方についても同じ。
自分の石はすべからく「好きな石」「自分の石として信頼し大切にしている」そういう前提条件があったうえで、思いがけない変化や不調があって「これは?」と心配するならともかく、買ったばかりの石を「相性は?」「組み合わせは?」と心配する。
店の説明を盲信しろというわけではなくて、自分が好きで選んだ石なら、まずは石を信じてあげられないものかと思います。

逆に言えば、信じられる石選びをする。
そのためにどうすればいいかくらいは考える、
ということです。

パワーストーンはイメージのもの。
パワーストーンは石を楽しむこと。


これって基本のキよりも基本じゃありませんか?
それが今、揺らいでいるように思えてなりません。

おっと、写真から話がそれすぎました。
さざれやかけら(ラフ)をクラスターと間違える例に出くわすたびに、クラスターってこういうのだよ……と写真を出そうとするのですが(百聞は一見にしかず)、そこで問題。
透明で形が整った、スダンダートなクラスターって、実は持ってないかもしれない、私。(小さいのはあるけど)


本日のアイタタタ

昨日と同じところが、歩くとひびく。
手でちょっと強く抑え気味にするとひびかないので歩ける。
部屋の中をうろちょとするくらいならともかく、買い物などに行く場合は「胃が痛い人」みたいにみぞおちを抑えながら歩く、怪しい状態に……。

ちょっと傷(痛いのは傷の部分じゃないけど)をかばいすぎてるかとも思ったけれど、けっこう痛いんだよなあ。
昨日は朝に痛み止めを飲んだけれど、今日は痛み止めなしで。

寝たり起きたりの動作はだいぶ楽になった。
咳は相変わらず脅威。

半トム(誤植じゃないよ)

がんばって石雑記

緑半トム

ブラジル産のファントム(磨き)です。
90度、角度を変えてみれば、見事に重なったグリーン・ファントムなんですが、磨かれた形の正面はこちらっぽいし、このファントムはこうやって横から見ても面白いと思ったので、こんな方向から。

見事に一方向から、ファントムが形成され続けたことが一目瞭然で分かります。
これだけ一方向からずーっと……ってどんな環境だったんだ、と思ったんですが、ちょっと待て。

よく考えてみればいったん成長の速度が落ちて、その時に結晶面に不純物が付着し、再び成長をはじめてそれがそのまま結晶に取り込まれ、再び成長の速度が落ちて……の結果がこのファントムであるわけですが、それがじっくりじわじわ、ひたすら長い時間をかけて起こったとは限らない。(私たちの生活時間からすれば十分ゆっくりかもしれませんが)
ちょっと成長してちょっと止まり、すぐに成長再開して再びちょっと一休み。
結構短いサイクルで忙しく泊まったり成長したり……今の私のような間欠運動してたかも。

この層と層の間が詰まったファントムは、そんなせわしない成長の過程を物語っているような気がします。

アイタタタ

そろそろ石雑記……したいんだけど。

なんでしょう、今日は朝からアイタタタ。
みぞおちのこぶしひとつ右側が、イタい。
手術の傷跡とは別の場所だし、例のお腹を膨らませたための筋肉痛というには、ズキーンと刺すような、そこだけ一点深くツッてるような痛さ。
普通に動いて痛い。

術後はどんどん痛くなくなるんじゃないのか?
昨日より痛いんだけど!

絶賛間欠運動中

お腹アイタタタ続行中です。

やはり家に帰ってくるといろいろ動いちゃうせいか、アイタタタも回数増。
そのせい……というか、痛いところをかばって、変なところに力が入っているためか、肩までこってきちゃって、大変です。
左の首筋から方にかけてごりごりです。

お腹の方は動きを止めていると痛みは治まる。
肩の方は、動きを止めているとゴリゴリしてくる。

……というわけで

(動く)→アイタタタ→(止まる)→(肩ゴリゴリ)→(動き始める)→テッ→(止まる)→以下エンドレス……と動いたり止まったりの間欠運動中

ふっか~つ!(2回目)

1週間ほど、病院で避暑してきました。

6月後半にお騒がせした胆石の胆嚢切ってきました。
あのときは、総胆管(肝臓から十二指腸につながる管)に石が落っこちていて、その石を内視鏡(in 十二指腸)からカテーテルを伸ばして取ってもらったんですが、まだ、胆嚢に残っていると言われまして。
こちらとしては、その後痛くもなんともなく
「だったらこのままでも……」
と思わないでもなかったんですが、中にある石のせいか胆嚢の壁が炎症で厚くなっているとかで、さらに炎症がひどくなると腹腔鏡手術で取れなくなるといわれちゃいまして、思い切って取ってもらいました。

いや~、今どきの手術はすごいものですねえ~。
ウン十年前、父が同じ胆嚢の手術をしたときは開腹手術でしたが、私の場合はおなかに四か所穴をあけただけ。
縫いもせずに絆創膏です。
手術の次の日のお昼から食事は出るわ、6階の病棟から1階のレントゲン室までいってらっしゃ~いと送り出されるわ。
おかげさまで本日退院できました。

ただし、やはりというか、いつものようにサクサク歩くのはまだちょっと遠慮したいですし、咳・くしゃみは脅威
背筋を伸ばしたり、とにかく腹筋……というか横隔膜が動くと、みぞおちのやや右側が
「つってる、つってる、アタタタタタ」
という感じです。
当分寝たり起きたりする動作は、超スローになりそうです。

これは、傷跡が痛いのではなくて、なんでも腹腔鏡手術では、おなかを開かない代わりに空気を入れて大きく膨らませ、その隙間で機具を操作して手術するんだそうで、痛いのは膨らませたための「筋肉痛」みたいなものとか。
筋肉痛になるなんて、どれだけ膨らませたんでしょうか。(見たいような、見たくないような)

問題の石は……とりあえずもらってきましたが、手術の後で話を聞いたダンナ曰く、
「ころころした石ではなくて砂みたいなのが詰まってた」
そうで、もらった石も「得体のしれないヘンな塊」……乾かしたらぼろぼろ崩れそう……でした。(よって写真は自粛)
(これを見て、「要するに砂岩?」と考えたのはナイショ)

あとは、この「筋肉痛」が消えて穴がふさがり、病理検査の結果次第……です。

へんてこアメジスト第3弾!

へんてこアメジスト、第3弾!

角槍アメジスト6


へんてこりん

今回のは、セプターであることがよくわかります。
うっすら色がついているように見えるのは、シトリンではなくて、ゲーサイトか何かが内包されているからでしょう。

この様子をみるに、このアメジストの産地は、南インドのカルール当たりではないかと推測します。

メダマヤキ?

6月の新宿ショー4日目、こちらのヘンテコ石を買った私は、最終日に悩んでいました。

隣にこの石が並んでいたからです。

謎目玉

サハラ砂漠のヘンテコ石第2弾!
まるで目玉焼き

最初に買ったのも変だったけれど、これも負けず劣らず変。
一つ買っちゃったし……2つはちょっと買いすぎかと思って、「最終日、残っていたら考えよう」……と思っていたら、なんというか変すぎたのか、最終日までしっかり残っていました。
……というわけで、我が家にやってくることに。


謎目玉2

裏返すと、「黄身」の部分が微妙にへこんでいて、この柔らかそうな感じが子ぶり石(メニライト)に似ているので、色は全く違うけれど、これもその一種じゃないだろうか……と考えた次第です。

ホントに、こいつ、なんだろう?

瑪瑙貝

シェル・アゲート

モロッコ産のシェル・アゲートです。
つまり、貝の化石……貝がアゲートに置き換わったもの。

貝が土(泥)に埋もれ、貝の部分がなくなってしまった後の隙間に、珪酸分を含む熱水が入り込み、カルセドニーができて、貝の形になったのでしょう。
時代は古く、約2億5100万年前から約1億9960万年前の三畳紀の貝だということです。

アゲートというよりカルセドニーですけど、模様ならぬ形が美しいということでアゲート(瑪瑙)なんでしょうか。
このシェル・アゲートは、ちょっぴり欠けがあるんですが、全体的に透明感がある、綺麗な黄色であることが魅力。
最近、見つかるようになったものだとか……。


そういえば、日本でも同じような……しかしちょっぴり違うものが出ます。

モロッコのシェル・アゲートは貝の外見そのままがアゲートに置き換わりましたが、日本で見つかるのは、貝の内部が瑪瑙に置き換わったもの。
モロッコのシェル・アゲートで説明すると、写真に写っている表面のとげとげなどはなくて、内部の螺旋状の部分がアゲートになっていて、「月のおさがり」と呼ばれています。


一皮青

表面アフガナイト

アフガナイト……だと思います。たぶん。

そのわりに、形がアフガナイトのイメージとちょっと違うような気がしています。
アフガナイトというと、こちらのような結晶だと思っているので、それに比べると、尖っているというか、角度が急な感じに見えないでしょうか。
それとも大きな結晶の先端部分だけだと、こんな感じでもおかしくない?

しかも、青いのは表面だけで、一皮下は白。
むしろ、何かがアフガナイトの「皮」をかぶった感じ。

濃くて透明感もあって、形も面白いんだけれど、それが同時に疑問も誘う。
そんな罪作りな青。

さぼてん?

カクタス・さぼてん

南アフリカ産のカクタス・クォーツです。

カクタスとはサボテン(広い意味では多肉植物)のこと。
先端に大きな錐面、側面に小さな結晶がびっしりくっついている様子が、小さい芽が出てどんどん増えていくタイプのサボテンに似ているような……。

実はカクタス・クォーツは、ずいぶん前にこちらのクラスターを買って以来、なかなか手が伸びなかったのですが、カクタスらしいカクタスが欲しくなり、井一昨年(2009年)の池袋ショーで買ったのでした。
クラスターの方も、ユニークな形がサボテンっぽい気がしていましたが、今回の大振りなタイプでは、いっそうサボテン。
全体的に淡い色で、エッジ(面と面の合わせ目の尖った部分)だけがやや濃くなっているところも、サボテンの模様っぽい感じがします。(紫ですけどね)

側面に小さな結晶がくっつくと言えば、キャンドル・クォーツがありますが、
カクタスの場合は、
 
側面の小結晶は、メインの結晶に対してほぼ垂直で、

キャンドルの場合は、
 
小結晶は、メインの結晶と柱面を接するようにくっついているので、先端がほぼ同じ方向を向きます。
このようすが、蝋燭の溶けた蝋のように見えるために「キャンドル」の名前がついたわけですね。

カクタスは南アフリカ、キャンドルはマダガスカルが多く、産地が違うので、何となく別物のように思っていましたが、この地のアメジストが短柱状(柱面が発達しない)で、その為にキャンドルにならずカクタスのけいじょうになってしまっていて、実は同じタイプの結晶ではないかという気がしてきました。

そして、キャンドルはスカルン……石灰岩の地層が関わる所で採れているようだと思っているんですが、だとすると、南アフリカのカクタスの産地もスカルンである可能性があるのでしょうか……。

アメジスタ・フランセーザ

アメジスタ・フランセーザ

ローズ・ド・フランスと呼ばれているアメジストがあります。

ピンクがかった淡い色のアメジストで、ピンク・アメジスト、ブラジルではアメジスタ・フランセーザ、ローザ・フランセスとも呼ばれていると聞きました。

淡いアメジストには、ラベンダー・アメジストの別名もありますが、これとローズ・ド・フランスを比べると、ラベンダー・アメジストの方が青紫っぽい、ローズ・ド・フランスの方がピンクっぽいように思われます。

とはいえ、どれくらい淡ければラベンダー・アメジストで、淡い中でどこからがローズ・ド・フランスなのかという基準はどこにもなく、なにぶんにも天然のものなので、どちらとも判断できない色合いのものもあるでしょう。

そのうえ、この淡い微妙な色合いは、写真に写しにくいことこの上ないので、なんとも「これだ」と言いにくい石でもあります。

このアメジストの産地は、ブラジル、ミナスジェライス州のカペリーニャ(Capelinha)。
アメジストは、強い直射日光にさらしたりすると褪色すると言われてますが(個人的にはさほど神経質になる必要はないと思ってるんですが)、ローズ・ド・フランスは退色もあまりしないらしいと聞きます。

それは、発色にマンガンが関わっているのではないかという説もあるようですが……。アメジストは一般に鉄イオンと天然の放射線によるカラーセンターによって紫色に見えているとされていますが、全てのアメジストが同じメカニズムではないかもしれないというのです。

ローズクォーツも同じで、ピンク色の原因は実は色々な説が唱えられていて、その中にはマンガン説もあるとか。
ローズ・ド・フランスにもマンガンが関わっていた(かもしれない)とすると、これこそ、アメジストとローズのミックスだったりして。

へんてこアメジスト2

角槍アメジスト5

へんてこアメジスト第2弾。
へんてこ……というわりには、いくつか買った中で一番おとなしいかたちのものです。

でも、これは、途中の膨らんだ部分を見ると、セプターの一種であり……セプターの笠の部分が細長く成長した物のように思われます。

角槍アメジスト4

しかも、その先端にはいくつか結晶がくっついたみたいになってるし。

そのうえ、写真では固定用の粘土に刺してある方の先端にも、小さいながら錐面らしき結晶面が見えます。
つまり、この細長アメジストは、この状態でDT(両錐)なのです……。

角出せ、槍出せ、アメジスト

昨日のローズクォーツを買ったときのこと。
私が「なんでここにこれが?」とうなっていると、別のところで呼ぶ声がします。
行ってみると、
「これ、面白い。こんな形、探したってないよ」
示されたのは、とても小さなアメジストでした。

ざらりと無造作に皿に盛られていて、値段すらついていません。

しかし。

こりゃあ、確かに面白い!

角槍アメジスト

なんだか、
「角出せ、槍出せ♪」
と歌いたい。
というか、全長1.5センチ弱のミニサイズなのに、、何がどうしてこうなった、と問い詰めたくなります。

しかも、その皿の中には、おそらく南インド産であろうと思われる小粒アメジストに交じって、こういうヘンテコアメジストがいくつもあるではありませんか。
思わず片っ端から選んでしまいました。

ところが。
一緒になって選んでくれていた石好きさんが見つけた、さらなる事実。
私は、このへんてこアメジストは、結晶の上下で言うなら、上の写真のような状態だと思っていたんですが。
「逆かもしれないよ、太い方の先に結晶面(錐面)がある」

見ればなるほど、結晶面があるものがある。
今回の写真の石も、太い方……上の写真では底面になっている部分を見ると、一部錐面があるし、破断面には見えません。
むしろ、例の「虫歯アメジスト」の虫歯の部分に似ている。

角槍アメジスト3

……なんですか、もしかして逆に結晶したかもしれないと?
すると、こんな感じになっちゃうんですが。

角槍アメジスト2

今度は「な~らんだ、並んだ」と歌を変えなくてはならないのでしょうか?

しかーし。
実はほかの石をつぶさに見た結果、細い方の先端にも錐面を持つものがあることがわかりました。

つまり、このへんてこアメジストはこの形でDT両錐だったかもしれないのです。

変だ!


すっぱり。

「それ」をみかけたとき、「なんでここにこれが?」と思いました。
その店にはちょっと場違いな産地であるように思われ、しかもひとつだけポツンとあったからです。

それはこれ。

ネパールローズ1

ローズ・クォーツです。
産地を聞いてみると、「ネパール」というではありませんか。
そのお店は、ネパール産水晶を中心に置いているので(そのときは、だいぶんインド産も置いてましたが)、ネパール産なら不思議ではないですけど、ローズ?

いや待て。
ネパールでローズクォーツが出る話は、前からあったはずだ。

調べてみると、扱っているショップが2つほどあり、(私が知る範囲では)仕入れルートが違う店なので、ネパールでローズはあるらしい。

でも、このローズが?

実を言いますと、最初に見た時にブラジル産だと思いました。
ローズだからブラジル産だという、それだけではなくてもうひとつ理由があって、そのために「なんでこれがここに?」……と思ったのです。

それは……その理由は、もう一枚写真を見ていただきましょう。裏側です。
ネパールローズ3

どうでしょう。ずいぶんとすっぱり、まっ平らになってませんか?

これは、人工的に切断しているわけではありません。
人工的な切断面なら、面の表面にはカッターの後が付きます。

最初の写真の一番右側の縦の面だけは、人工的に切っているらしい痕跡があります。
……が写真で光を反射させている大きな面は、それとは違うのです。

水晶には劈開(へきかい)がない(あるいは不完全である)……つまり、水晶は、割れてもすっぱり平らになることは、まずないのです。
あったとしても、たまたまそうなったというだけで、カルサイトやフローライトのように、一定の方向に平らに割れる(割れやすい)性質(これを劈開といいます)はありません。

しかしこの石は。
ネパールローズ2

横から見ると、裏表がほぼ平行に、両方とも平らになっているのがわかります。
しかも、真ん中に段差~クラックがはいっていて、それも平行です。

こんな割れ方をするなら、普通はそれは水晶ではありません。
事実、その時一緒にいた人が「水晶じゃないだろう」と言ったくらいです。

ところが、何事にも例外というのはあるもので、ブラジルのある種の石英には、劈開としか思えないような割れ方……ちょうどこの石のような割れ方をする性質のものがあると聞いたことがあるのです。

それは……メタモルフォーゼス。
アルミナをコロイド状に含み、放射線を照射すると真っ黒に、それを加熱するとグリーンゴールドに大変化することからメタモルフォーゼスの名前がある、半透明石英です。

あ、メタモルフォーゼス全部がそうなのではなくて、一部に劈開のような癖を持つものがあるんです。
実物を見せてもらったことがありますが、まさしく同じかんじ。

この半透明な感じもメタモルフォーゼス……ピンクメタモにそっくりです。
ピンクメタモ

このような理由で、「なんでこれが……ブラジルのピンクメタモが……ここに?」と思ったんですが、ネパールのローズ?

実をいうと、色合い……全体にふんわり白濁している様子がアフガニスタンの塊状ローズにも似ています。
アフガンローズ

ここにも劈開っぽく割れるものがあります。
アフガン・クリベージ

奇しくも、先日「ヒマラヤK2産」のムーン・クォーツの白濁具合、写真に撮るとふんわり青白いようすが、メタモルフォーゼスに似ている……と言ったばかりです。
(原石を見てないので、劈開っぽく割れるかどうかはわかりませんが)
アフガニスタンにも、パキスタンにも出るんだったら、ネパールで出てもおかしくない?

これはネパールのメタモなのか?(本当に変色したりして)






アクセス解析より カペラとジオードの違い

ブログのアクセス解析の検索キーワードで見つけたのでちょっと。

「カペラ ジオード 違い」

こんなキーワードがありました。
なるほど。何の気なしに使っていたけど、これは混乱するかも。



こういうのって、カペラともジオードとも言いますよね。
カペラという言い方は、あまり一般的ではないかもしれないですが、「アメジスト カペラ」で画像検索してみてください。
ドーム状のアメジストが出てきます。

じゃあ、カペラもジオードも同じもの?

うーん。同じと言えば同じだし、違うと言えばちょっと違うって感じですね。

この場合は、それぞれの言葉を訳す……というか、どんなものを指しているかがわかると違いが分かります。

カペラ(capela)は、ポルトガル語。英語に直せばChapel
つまり礼拝堂のことです。
これも「礼拝堂」で検索してみてください。

たぶん、専門的に解説すればこれこれこういう物を礼拝堂というのだ……と条件はあると思うんですが、この場合はざっくり理解した方がわかりやすいです。
礼拝堂で画像検索すると、教会の内部の広い空間、そしてその奥の十字架を収めた祭壇を望む画像が出てきます。

かぺら1 かぺら2
※フリー素材を探してみました。

教会の奥の、この空間の感じ……なんだか似ていませんか? つまり、カペラというのはそういうイメージなんですね。

一方、ジオードとは「晶洞」という意味になります。
たとえば、こういうのもジオードといいますよね。
 メキシコジオード

水晶以外でも、鉱物が結晶している母岩の隙間のこと、あるいはそれを丸ごと掘り出したものはジオードといいます。
オケナイトやセレスタイトなどで、ジオードを見かけますよね。

しかし、それらはアメジストのドーム状ジオードと比べると、礼拝堂っぽくはありません。
それではカペラと呼べません。

つまり、カペラというのはジオード(晶洞)の中で、アメジストの(礼拝堂を思わせる)ドーム状ジオードのこと。
ジオードの中の一形態ということです。

より厳しく言っちゃうと、アメジストのドーム状ジオードの中でも、ぐにゃっとした変な形のものや、ジオードを縦ではなく横に切ったものは礼拝堂っぽくないのでカペラとは呼べないのでは。
端正なドーム状のものこそカペラでしょう……本来は。

ついでにクラスターとジオードの違いも少し。
間違えないでしょう……と思うんですが、ときどき怪しいネーミングを見かけます。

実をいうと、このような(↓)よく見かけるアメジストのクラスターはジオードを分割したものです。
おそらく、大きかったり、形が整っていなかったりしたものでしょう。

アメクラ

でも……こういうのは、いくらなんでもジオードとはいいません。
晶洞、つまり結窟ということですから、このような平べったいクラスターが「皿」だとすれば、深皿、いや、少なくともどんぶりくらいの深さ……窪み状の空間がなければジオードとはいえないのではないでしょうか。
ときどき、わずかにくぼんだ程度のクラスターをジオードといっているのは、変だなあ……と思いますね。








ザ・赤

赤

2009年の池袋ショーで買った、インドの赤水晶です。
2センチ弱のおちび石ですが、赤も赤、まっかっか。

錐面の真ん中が変に見えていますが、これはこの小さな水晶がいっちょまえに骸晶になっていて、面の真ん中が層状になり、そこに土が入り込んでいるからです。

ベースはスモーキーらしく、赤の層の下にはスモーキーの色合いが透けて見えていて、赤の色合いに深みを与えているよう。

真っ赤と言えば、スペイン産のこれ

がありますが、こっちがどちらかというと黄色身を帯びた赤であるのに対し、今回の水晶は赤ど真ん中な感じがします。

たしか……2009年(2008年だったかな?)の新宿ショーで、かなり大ぶりなインド産エレスチャルが売られていたことがありまして、これが濃いスモーキーの上に、透明な層、その中に刷毛で履いたように真っ赤な色(たぶんヘマタイト)が入っていました。

今回の石も、おそらく同じような仲間だと思われます。
新宿ショーのときも、この池袋でもさすがのお値段だったので、一番小さい(でも一番真っ赤な)ものを買ったのですが、残りの石は、ジャカレーといいたいワニの背中状になっていて、スモーキーの上に赤……というコンビネーションがよくわかるものがありました。
安ければ、もう一つ二つ欲しいところですが、高いんだもん。

今はこの小さな赤を楽しみます。
うーん、赤い。

二つの山脈とその間の谷。

最近、「ヒマラヤK2産ムーンクォーツ」というビーズを見かけます。
見た目は全体的にふわっと白濁したミルキークォーツ。
中には白い筋状の濁りが見られるものもありますが、質が高いとされる濁りなしのものは、従来ミルキー・クォーツとして売られていたものと、たぶん区別つきません。

そのため「ふーん」……と見逃していたんですが、このたび組み合わせてみたい石を見つけてしまい、その石とセットで買ってしまいました。
見た目おんなじなんだからミルキー・クォーツでもいいはずなんですけど(その方が安いし)、そこはそれ、同じ水晶ビーズでもヒマラヤ水晶を使っちゃうのと同じ思い入れってやつですね。

なぜ、ムーンクォーツの名前があるかというとまるでムーンストーンみたいに青白く見えるから……というんですが。

月水晶

肉眼で見ると、普通にふんわり白濁してる……たとえて言えばアクエリアスなどのスポーツドリンク(ちょっと薄め))っぽい感じなんですが、写真に撮るとなんとなく青白く映ります。

うーん、これ、ブラジルのミルキークォーツにもあるし、
フラッシュミルキー メタモ玉?

メタモルフォーゼスと呼ばれるミルキー・クォーツも写真に撮ると青白く写るものがあります。
青白メタモ

メタモルフォーゼスは、アルミナがコロイド状に内包されているために、このようなミルキーに見えるということですから、ムーンクォーツも、似たような内包物を持つのではないでしょうか。
メタモルフォーゼスは結晶形ではなく塊状(マッシブ)で産出するという特徴があります。
ムーンクォーツも結晶形のものを見かけないので、これもマッシブ状の産出であると考えられ、これもメタモに似ています。
もしかしたら、放射線を当てたのちに加熱したら、グリーンゴールドに変色するかも?

また、ムーンクォーツには、白い靄が入ったタイプもありますが、
月水晶2

ブラジル・ミルキーにもあります。
もやもやミルキー

いやその、K2産といいながら、実はブラジル産なんじゃ?……と疑っているわけではなくて、こういう青白い水晶はK2でしか産出しないというわけじゃない、ということなんですが。

産地で引っかかるのは、「ヒマラヤK2産」という表記です。

なんたって「ヒマラヤ水晶」だけでは満足できなくて、「ヒマラヤのどこ」かをチェックしてるくらいですから、ヒマラヤでK2といわれたって、「はい、さようで」とうなずくわけにはいきません。
実際、
「ヒマラヤ水晶です」
「ヒマラヤのどこですか」
「四川省です」
なんてやり取りが、結構あるくらいです。
地図で四川省を探してみてください。ヒマラヤ山脈から離れてます。

ちょっと順序が前後しますが、ヒマラヤ山脈というのがどこからどこまでかご存知ですか?
ヒマラヤ水晶というなら、ヒマラヤ山脈で採れたもの……そのヒマラヤ山脈がどこからどこまでかを知ってないと、話になりません。

山脈というからには、ひとづつきの山の連なりのはずです。そのはずですよね?
では、どういうところが「ひとつづき」の端か。
大きな川……というのがわかりやすい目印ではないでしょうか。大きな川があれば、そこは大きな谷。山からは無数の川が流れ出しているでしょうが、世界地図にも載るくらい大きな川が作る谷ならば、山脈をバッサリ分断してくれるでしょう。

それで考えると、ヒマラヤ山脈は、ちょうどよくプラマプトラ川とインダス川に「(カギかっこ)」のように囲まれています。



地図で濃く茶色になっているあたりが、ヒマラヤ山脈です。

では、K2という産地はヒマラヤにあるのか?

ここからが問題です。上の地図の左の方、赤字で「ナンガ・パルバット」と書いてあるのがわかりますか?
これはナンガ・パルバット山。ヒマラヤの西の端に位置する山です。

このあたりをずずいっと拡大してみましょう。

ノーザンエリア

真ん中やや下あたりにナンガ・パルバット山を見つけられましたか?
そこから斜め右上に「K2」があります。

おっと、言い忘れるところでした。K2は山の名前。エベレストに次ぐ世界第2位の高さを誇る山なのです。
……で、私は、K2はヒマラヤ山脈にはないと思うんですけども。

K2が属すのはカラコルム山脈です。
実はK2の「K」はカラコルムのK。かつてカラコルム山脈で山の高さの調査が行われた際、便宜上K1、K2、K3……と名前を付けていったところ、ほかの山には改めて名前が付けられたのに、K2だけそのまま残ってしまったんだとか。
それでいいのか……! とツッコミを入れたくなりますが、おかげでカラコルムにある山だ、ということはばっちりです。

いいじゃん、ヒマラヤに近いんだから、ヒマラヤと言ったって。……とおっしゃいますか?
ヒマラヤとカラコルムの間には、ヒマラヤの西の端を区切った、インダス川がしっかり流れているんですが。

これを無視して「いいじゃん、ヒマラヤと言ったって」というなら、今度はいったいどこまでがヒマラヤかが問題になります。
カラコルムがいいなら、カラコルムにはすぐ、ヒンスークシ山脈や崑崙山脈、ひいては天山山脈がつながります。
こっちまでヒマラヤと呼びますか?
実際、広域の意味合いのヒマラヤ山脈は、天山まで含める説があるんですが……。
すると、かのカザフスタンさんのストロベリー・クォーツの産地は、天山山脈にかなり近いんですよね。
下手をすると(カザフスタン産)ストロベリー・クォーツもヒマラヤ水晶になってしまう。これはちょっと。

少なくとも「ヒマラヤ山脈にあるK2」という説明は違います。
繰り返しますが、カラコルム山脈です。


このビーズのほかにも、原石で「ヒマラヤ・スカルドゥ産(K2)水晶」という表記を見かけるんですけど、これもどうかと思います。

2つ目の地図でスカルドゥを探してみてください。
そう……ヒマラヤとカラコルムの間を流れるインダス川沿いにあります。
思いっきり谷底です。
スカルドゥ(K2)というのは、谷底(山域)という、結構変な表記なんですけど。

しかも地図で見る限り、K2とスカルドゥの間にはさらにShigar Valley(シガール渓谷)があります。だったらここもK2扱いですか?
シガールやスカルドゥは水晶、アクアマリンなどいろんな石の産地ですが、それらにK2の名前がついているのは見たことがありません。

いやスカルドゥは集積地で、実際にK2産なんだというのでしょうか。
K2産とわかっているなら、集積地の名前は必要ありません。そんな例は聞いたことがないです。
たとえばネパールでは水晶の産地で言えばガネーシュ・ヒマールですが、集積地はカトマンドゥだったりして、仕入れに行った人の中にはカトマンドゥで仕入れる人もいます。それでも産地名はガネーシュ・ヒマール。カトマンドゥ(ガネーシュ・ヒマール)などとは書かれません。
しかもスカルドゥ(K2)にはさらにヒマラヤの名前がくっついています。これだと、谷を挟んで両側の大山脈をひとまとめにしている、実に大雑把な産地表記になってしまうんですが、それでいいんでしょうか。

(スカルドゥと併記されていない)K2のラベルを持つ水晶を見たことがあるので、水晶が採れることは確かだと思いますが、この、スカルドゥ(K2)の表記は、目新しい産地名(しかも世界第2位の山)を出してアピールしようという意図が隠れているように見えてしまいます。

少なくとも、私は、この表記ではK2産とは思えないし、K2産を重視して買うなら、こんな書き方をしていない、確かにK2の山域で採れた石だと説明できるお店で買います。








クレイジー・アメジスト日本版?

トガミ

これも、6月の飯田橋・ミネラルマーケットで買ったもの。
群馬県の戸神鉱山産だそうです。

国産でアメジスト~。
どうにも国産というと、アメジストと言っても色が淡くて……というイメージがあるんですけど、これは、実物でもかなり色鮮やか。
これだけ色が濃いのは、国内では珍しいんじゃないかしらん。

その上に半透明白の水晶が結晶していて、横から見ると紫と白の縞模様のように見えるのが面白いです。

いくつかあった中で、半透明白の部分の形状が面白いものを選びました。
ちょっとつまんで引きのばしたような、セプターの逆バージョンのような感じに見えます。
これを見て、ナミビアのクレイジー・アメジストを思い出しちゃたんですよね。

その後、7月の横浜ミネラル・ザ・ワールドでも見かけたので、再び出会う機会があったなら、もうちょっと大きめのも欲しいな……。
ぜいたくを言うなら、平べったいものより丸く盛り上がったクラスター希望。


おっと、忘れる前にメモ。
戸神鉱山は金山として16世紀ごろから1938年ごろまで掘られていたとか。
この地では、緑鉛鉱も出るみたい。


空白の組み合わせ

スモーキー・アメジスト

昨日の石と一緒の籠の中から見つけた石です。
しかし、ジャカレー(ワニ)というにも、エレスチャルというにも形が素直なので、色合いで「スモーキー・アメジスト」ということにしておきます。(あれ、画像はアメシスト・スモーキーにしちゃった)

ご覧のとおり、アメジストとスモーキーがまざってます。
アメジストは、水晶の成分である二酸化ケイ素のケイ素の一部が鉄(イオン)に置き換わって、そこに天然の放射線があたることで、黄緑~黄色の光を吸収する仕組み(カラーセンター)ができて、残りの光の色で紫に見えているもの。
スモーキーは鉄ではなくてアルミニウムに置き換わった結果、全部の光を吸収する仕組み(カラーセンター)ができて、通り抜ける光の幾分かが吸収されることでちょっと黒っぽい色に見えているものです。(簡単に言えば)

このように、スモーキーとアメジストがまじっているということは、水晶が成長した熱水の中には鉄とアメジストが斑に存在していたということ……?
決してめずらしいわけでもないのに、この色合いができた仕組みを考えると実は不思議。

不思議と言えば水晶の色の組み合わせも不思議です。

ご覧のようにアメジストとスモーキーは混じります。
アメジストとシトリンも混じります(アメトリン)。

シトリンとスモーキーも混じります(スモーキー・シトリン)


ローズクォーツとスモーキーは、結晶形のローズクォーツの先端がスモーキーになっていたりスモーキーの上にローズが結晶していたりします。

塊状ローズでも、ローズとスモーキーが完全に混じったのではないかと思われるくらい、「色黒なローズ」があります。


天然のシトリンは時々スモーキーとの境目がわからないほどなので、シトリンの上にローズというのもあります。

※スモーキーにもシトリンにも見える上にローズ
でも、ローズとアメジストの組み合わせってみないですよね……?

塊状ローズの丸玉などを見ていると、実は色合いにバリエーションがあって、中にはモーヴとかラベンダー・ローズと呼ばれる紫ニュアンスのものもあります。

もしかしたら、これがアメジストとローズが混じったバージョンかもしれないけれど、ほかの組み合わせにあるようにローズとアメジストが斑に混じるとか、ローズの中にアメジストのファントムとか(きれいだろうなあ!)ローズの上にアメジスト、アメジストーの上にローズというのは見たことがないです。

……なぜ?

もしかしてこれが、ローズクォーツには結晶形のものが少ないとかそういうことに関係しているのでしょうか。


鰐と天使の贈り物

ジャカレー

「ジャカレー(水晶)」です。

ジャカレー(Jacare)とはポルトガル語で「ワニ」の意味。どこかで言葉が入れ替わって「アリゲーター・クォーツ」と呼ばれているのを見たこともあります。

ワニの名前の由来は、単純明快。
ごつごつしていて、ワニの背中みたいだから。

しかし、この石をパワーストーン好きさん(原石世代)が見たら、「エレスチャルでは?」と言うかもしれません。
エレスチャルでも間違いないです。

同じ石を、現地ブラジルではジャカレーと呼び、ヒーラーはエレスチャルと呼んだ。それだけのことです。
ただし、個人的にはジャカレー=エレスチャルとは言えないと思っています。

いいかげん耳タコかもしれませんが、エレスチャルは形の名前。
(つまり、色交じり内包物ありを理由にエレスチャルとする、ビーズの呼び方は間違い)
スモーキクォーツだけでなく、ローズクォーツであっても、シトリンでも、クリアクォーツでも、骸晶と呼ばれるタイプのごつごつした形ならばエレスチャルなのです。

しかし……いくらごつごつしていても、ローズやクリアな石を「ワニ」と呼べますか?
ワニっぽいからジャカレーなのですから、ワニっぽくなければジャカレーとは呼べない。
とすると、ジャカレーと呼ばれるのは、エレスチャルと呼ばれるタイプの石の中で、スモーキーでごつごつのもの……ということにならないでしょうか。

つまり、名前に従うなら、ジャカレーはエレスチャルの一部のタイプである、ということ。
写真の石は、4センチほどと小さく、わずかにアメジストも混じっていますが、ごつごつ具合は、申し分なくワニの背中。
かわいい子ワニちゃんなのです。

とりあえず無事

コキンバイト

コキンボ石です。

耳慣れない名前ですが、私も初耳。
昨年末の池袋ショーで、お祭り気分も手伝って、
「紫できれい~、初めて聞く名前! しかも安い(←重要)!」
……と、ちょっぴり勢いで買ってしまった石。
(この店にあった、手作りのアルパカ……だったかな……の人形が、かわいくて抜群の手触りだった。高くて買えなかったけど)

同じようにこの紫色に惹かれて買った人も多かったようですが、その多くがその後同じ道をたどったようです。

すなわち……
実はこの石、湿気に弱い、扱い要注意石なんです!
後で知って、びっくり大慌て……という話をあちこちで聞きました。

なんでも、柔らかいし、水で洗うと溶けるとか、湿気で劣化するとか。
湿気にやられると角のあたりから褐色に変色する(別の鉱物に変質している?)んだそうです。

ご多分に漏れず、私も後でそれを知って、「げ」とうめきました。
その割にしまった場所を失念してしまい、(池袋ショー戦利品は、年末掃除でついついしまいこんでしまう)長らく、無事かな~、ヤバいな~と思ってたところ、ふとしたはずみで再発見。

なんだ、小さい石ケース(注:薬ケース)に入れていたのか。
ケース入りだったことが幸いしてか、我が家のコキンボ石は、まだ紫でした。
写真を撮ってケースにしまいましたが、大事をとってさらにビニール袋にいれてみました。

いまにも雨が降りそうな(実際、その後夕立が来た)天気の湿度が怖くて、そそくさと写真に撮ったんですが……取りにくい。
買ってすぐに撮った時もそうでした。
なるべく結晶面があるものを選んでいるのに、肝心の結晶面が写せない。

再チャレンジする予定ですが、とりあえず無事な姿を記録。

グレイ・ガーデン

グレイ・ガーデン

ガーデン・クォーツです。

ガーデン・クォーツと言えば、緑のクローライトが内包されたもののイメージが強いですが、実際は白や紫っぽい灰色、赤などいろいろな色合いがあります。

しかるにこれは完全にグレー。
パキスタン南部ではグレーのファントム入り水晶が出ますが、おそらくそれと同じ産地ではないかと思われます。
内包している様子は、クローライトとそっくりですが、そこから色味が抜けると、かなり雰囲気が違ってきます。

ちょっと神秘的な雰囲気……こういうのもいいな。


緑のはクローライト、白いのは長石とか言われるけれど、灰色はなんだろう?
ガーデンクォーツの内包物の正体の解説ってどこかにあるのだろうか。

クラスターの楽しみ

母岩付き

ファーデンのクラスターです。
以前にも、母岩付きのクラスターを登場させましたが、今回はさらに大きく、さらにしっかりと母岩付き。
自立するところも高ポイントです。

母岩付きは、水晶がどのように「生えて」いるのかがわかるところがいいですね。

かつては、ファーデンのクラスターはレアな部類でしたが、最近はファーデンそのものを見かける機会が増え、自動的にクラスターを見かける機会も増えました。(先日のミネラル・ザ・ワールドでも見かけました)
このクラスターがそうであるように、何やらごちゃごちゃ固まっているぞ……というものをよく見ると、すべての結晶がファーデンだったりするのです。

ファーデンをまとまって売っているところがあったら、見た目すっきりのファーデンらしいファーデンだけでなく、一見ごちゃごちゃの塊にもご注意を。
それがクラスターかもしれません。

すっきりスタンダードなファーデンと、ごちゃごちゃファーデン・クラスターと、最終的にどちらを選ぶかはその人の好み次第ですが、あとになって「クラスターがあったなんて!」と悔しい思いをするのも嫌だし、クラスターにはクラスターの魅力があるので、見るだけでも見ておくことをお勧めします。ぜひとも。

ただでさえ面白い水晶であるファーデンが、さらに複雑な形になると、いっそう面白い。
じっくり鑑賞しちゃいます。


山の上は涼しかった。

30日~今日まで、東京脱出、山の上で涼んできました。
昼間でも20度そこそこ。
涼しかったー!

ということで、山の上で撮った写真をお土産に。

夜明け

寒いくらいの朝。

御嶽山

おお、快晴!

……と思ったら

水墨画の風景

一転して霧、水墨画の世界。

雲もくもく

もくもくの雲を見下ろす高さ。




プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
07 | 2011/08 | 09
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
検索フォーム
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム