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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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IMAGE2011

行ってきました、国際ミネラル アート&ジェム展 IMAGE2011。

なんというか……第一印象、しょぼい。

アート&ジェム展とはいえ、毎年、何かしら原石の掘り出し物はあるもので、それなりに楽しいミネラルイベントのはずなのに。

2010年はあのパルギ産の水晶。
2009年はアイスクラスター……のちにダーラ水晶と呼ばれるようになりましたが……がお目見え。
      アジャンタのレインボー水晶がはっきりお目見えしたのもこの時でした。
2008年は山東省のモリオンとか、ミャンマーのピンクトルマリンとか。
2007年には、パキスタンのピンクフローライトのクラスターや、量り売りのロシア水晶を買ってるし。
2006年にはロシアのプイバ産のスモーキーを買ってますね。
……という具合に、「すべてがほどほどショー」とかなんとか言いながら、「買っちゃったぜ」とほくそ笑むそれなりの戦利品があったはずなのです。

でも~、なんだか今回は不完全燃焼!

え~と、思い出すままにあげていくと。

6月のショーで目を惹いた、ブラジルの色鮮やかなフックサイト付き水晶が再び。
……でも、もう買っちゃったし。

同じ店で、インディゴライト入り青水晶、きれいめがほどほどお値段。
……インディゴ入りは持ってるし。

いつも新しい産地のインド・ヒマラヤ水晶を持ってくる店は、昨年に続いてパルギ産。
今回はルチル入りを見かけましたが、あいにく形が美しくない。前回「おお!」とうなった面白い結晶は見られません。
別の店で、表層近くにグリーンのファントムが入ったマニカラン水晶もも再び。なんだか次の機会がないような気がする……といっていた私の勘は大外れ。
ただし。前回に比べて大粒になり、クラスター形状が出てきたのはいいけれど、なんだか黒ずんでいて、緑がきれいではない。
おまけにべっとりとオイルが塗られていて、大マイナスポイント。
オイルを塗ると、表面マットの石の場合はそのマットさが抑えられて中身がよく見えるようにはなりますが、そのうちオイルが酸化して白濁するし、見た目変な艶で美しいとは思えないし、持つとなんだかべとべとするし、べとべとするくらいオイルが塗られているとクラックにもしみこんであるはずのクラックが見えなくなる……つまり傷を見落とすことになるので要注意。
しかもお値段グラム100円。……高すぎ。

次はクラスターを!……と思ってましたが、オイルと値段で買う気が失せました。

何店か出ていたアフガニスタン・パキスタンものにも目新しいのはなし。
……あ、あるお店で全面が溶けてつるつるの、美しい溶け水晶がありましたが、6センチくらいで一万円は……。

追記:あ、3センチくらいの、手ごろな大きさのカラーチェンジフローライト売ってました。
結晶形ははっきりしてませんが、蛍光灯下では青、白熱灯下では紫にチェンジ。

えーと、ビーズ関係は安売り多し。
最近、糸魚川ヒスイブレスを買ってはまっているせいか、翡翠関係の店が目につきました。
2階に出店していた店で、翡翠の本も買ってしまったり。

たぶん……じっくりゆっくり探せば、まあ、何かはあるんでしょうけど……うーん。

今回は土日に所用があるのであとは最終日のみの予定。
いつもだったら、いけなくて悔しい!と騒ぐところですが、今回はそれほどでもないのが幸い……?
自分の石選びが贅沢になって、それで物足りなく感じているのかと思って、ほかの人にも聞いてみたら、ほかの人も口をそろえて同じようなことを言っていたので、今回のショーはいまいちなのです。

……そういうことにしておきます。


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明日!

IMAGE2011がいよいよ明日!
赤レンガのミネラルフェアをパスした甲斐があるか!?

……ということで、私は明日参加予定。
見かけたら、声をかけてくださいね~。

ふんわり、アフリカン。

おれんじ・あめ

南アフリカ、オレンジリバー産の水晶です。

オレンジリバーは、南アフリカとナミビアの国境を流れる川ですから、南アフリカの産地ラベルを持つこの石は、革の南アフリカ川(周辺)で採れたということなんでしょうか。

オレンジリバー産の水晶は、鉄分で真っ赤だったり、寂びたような色合いだったり、ごついというか、野性的な感じの水晶というイメージがあって、それがアフリカという地名のイメージと重なっていました。
おかげで、同じようにワイルドな雰囲気のマダガスカル産水晶を、マダガスカルとわかっているのにオレンジリバー産と勘違いしてしまうことも。

ところが今回の石は、そのイメージとはちょっと違います。

ふんわり白濁したような、同時に表面もややマットな感じの結晶の中に、これまたふんわりなアメジストファントム。
ぼんやり透けて見える紫色が、何とも柔らかな雰囲気で、かわいいというよりも……これは和菓子っぽい?
アメジストファントムの正面に、酸化鉄でもかぶっているのでしょうか、やや赤っぽく見えるあたりもおいしそうな雰囲気をアップしています。

結晶の周りに、何かこびりついている様子が、ちょっぴりこの産地らしい雰囲気を醸し出していますが、ラベルを見ずに石だけを差し出されたら、たぶん、わからないでしょう。
そういえば、最近オレンジリバー産の水晶を見かける機会が少ないなあ……IMAGE展に出てないかな。

実は、半分?

ふぁーでん?

ずいぶん前に、
「うわ~い、三連続タビー!(タビュラー)」
……と思って買った石です。

タビュラーというのは「テーブル上の(板状の)」という意味で、ご覧のとおり、平べったい板状ですから、タビュラー。
ふつうは、単結晶が平べったい場合が多いんですが、これは、みたところ3つの結晶がくっつきあって平べったい。

お、珍しいね。
……と思ったんですが。

今見てみると、ファーデンがちょうどファーデン・ラインのところで割れてしまったかたわれのように思えてきました。
ブラジルでもファーデンは産出しますし、ファーデンだったらタビュラーがくっつきあっていても、そういえば不思議ではない。

断面が六角形の結晶がスタンダードのはずなのに、なぜこんなに平べったく成長したのかも不思議だし、ファーデンならタビュラーがくっつきあっていることが多いのに、ファーデンではないタビュラーはたいてい単結晶。
それはいったいどうしてだろう。

またしても不思議が増えました。

わくわくベリル

えめ母岩付き

持っているベリル類では、群を抜いてアクアマリンの数が多いんですが、ものを見ると「やっぱり、いいよねえ~」と思ってしまう、エメラルド。
かつては「とりあえず緑」でほくほくしてましたが、しつこく探していればあるもので……やってきました、結晶形。

これだけ緑ならグリーンベリルを疑わなくてもいいでしょう!

先端はなくて、透明度はあまり無いけれど、柱面ははっきりしていて、くっきりはっきりエメラルドグリーン。
この色を見ると、わくわくしちゃいます。

秋空アクア

カンチェン・アクア

実は、所用で帰省中。
こちらは、今日は一日雲ひとつない快晴!

動くと汗はかくものの、涼しいし、風はあるし。いいねえ~。
これで栗や柿のシーズンだったら言うことないんですが。

快晴の空の色は、すでに秋。
さわやかに澄んで、そして青い。

その色で思い出したのはこの石。

ネパールのカンチェンジュンガのアクアマリンです。

アクアマリンはパキスタン産のもありますが、同じヒマラヤ山脈でありながら、カンチェンジュンガのほうが青いのです。
(もちろん個体差はありますが)

惜しむらくは、量が少ないこと……いや、私が見かける量がすくないのかもしれませんが。
でも、パキスタン産アクアマリンがビーズになって出回るのに、ネパール産は見かけないので、絶対量はパキスタン産に比べて少ないのではないでしょうか。

きれいなのにたくさん出会えない、少ないから値段も高くなる。
これがもっとあるなら、ちょっとはお安くなってくれるだろうかと期待してしまうんですが……少ないからこそ、ビーズにはなってない(ようだ)というのが、安心でもあり。

ブレスレットを作って楽しんでいる身でなんですが、何でもかんでもビーズにしちゃうのには、まず「もったいない! 原石で売って!」といいたくなります。
ビーズは、手軽に石を身につけることができるメリットがありますが、ビーズにすることで失われる点も、確かにあるからです。
カンチェンジュンガのアクアマリンで言うならば、ビーズとして小さく刻めば色は淡く見えてしまいます。
白い石英を母岩にした美しさ、今回の写真ではありませんが、先端が針を束ねたような形状になっているようすもわからなくなってしまうでしょう。

石がビーズになり、パワーストーンといえば天然石のビーズのブレスレットというイメージになってしまった今、石がもともとはどういう姿をしていたか、そもそも石(鉱物)という「もの」であるという認識が朧になり、そのことによる弊害が出てしまっているように思えてなりません。

「別に石を意味や効果で楽しんだっていいじゃないか」
もちろんです。
鉱物として楽しもうと、意味や効果で楽しもうとそれは個人の自由ですが、石のすがた・性質という「自分の好きなものの半身」を知らないことによって、無用な不安や恐れを抱いてしまうのは、弊害というしかないのではないでしょうか。
「これは偽物でしょうか」
こんな心配をする人は多いのですが、その心配のかなりの部分は、石のビーズになる前の姿を知っていることで、心配未満に終わるものです。

少なくとも自分の好きな石、あるいは心配になった場合は、その石の原石を見てみる、鉱物としての石も見てみる、そういう考え方があるのだということを知っておく……それも大いにありだといいたい。

勾玉らしさ

まがたま

勾玉です。
翡翠です。
ラベンダーと言ってもいいような色合いなのに、取っても安かったので喜んで選んでしまったもの。
よく見ると手磨きなのか、表面がほんのわずか凸凹していて、そのあたりが安かった所以でしょうか。
私はこれも手作りっぽい「味」だと思いますけど。

勾玉は、パワーストーンとしても人気ですが……ふと疑問。
パワーストーンとしての説明を拾い読んでみると。

◇古代より災難やあらゆる悪霊を払う魔除けのお守りとして、呪術に用いられた
◇太陽と月、陰と陽。 相対する二つのエネルギーの重なり合いを意味します。
◇(形の由来は諸説あるといいながら)胎児の形を象徴していて生命の賛歌を表しています。 
 月の形を表し、大いなる宇宙を崇拝することを象徴しています。
 風水的には、勾玉は「動くエネルギー」を表しています。

……などとあります。

う~ん
勾玉は、何を由来に作られたのかも、「これ」とは決まっていないといわれています。
発掘された様子や神社のご神宝になっている、沖縄のノロが使っている……ということから、呪術に用いられたのだろう……とは想像がついても、何を模して、何をイメージして作ったのかもわからないなら、勾玉を作った当時の人が、勾玉に何を願い、何の意味があって作ったのかも、本当のところはわからない、ということではないでしょうか。
それを、エネルギーの重なりとか、生命の参加とか、「風水的には?」……その意味は、勾玉本来のものなんでしょうか。


それよりもう~んと思ってしまうのが、パワーストーンとして売られている勾玉の形。

勾玉は曲玉とも書くように、基本Cの字、コの字のように曲がっているものでしょう。
時代によって獣型とか、二つの勾玉が背中合わせにくっつか「X」型みたいなのもあるようですが、基本は「C」。
なのに、売られているのを見ると、頭(穴の開いている方)でっかちでしっぽ(穴の開いてない方の先端)が細いのはまだいい方で、頭でっかちすぎて「」(コンマ)みたいなのも多いです。

なかには、「にょろ」というか、その、「……曲がってないんじゃないか?」とおもいたくなるようなものも。
勾玉を作っていた昔なら、元の石の形のために曲がった形にできなかったとか、欠けたのを磨きなおしたとかで、まがってないものもあるかもしれませんが、現代、原料の石は選び放題で、機械もあって、作ろうと思えばちゃんとした形のものを大量生産できる時代に、「ほとんど曲がってない勾玉」は……ちょっと。

私は、いったい昔の人がこの形にどんな思いを込めたのか……、というそのあたりが面白いとおもっているので、やっぱり勾玉らしい形が好み。



いや、それは「石」という意味だった

パミールラピス

パミール・ラピスです。
「パミール高原、普通のラピスと違う鉱山のものだよ」……といわれて、「へえ~」という軽い気持ちで買った○年前。
1000円でした。

ラピス……つまり、ラピスラズリと言われたけど、そうは見えないなあ……本当にラピスラズリ?
と思ったので、画像にもそういれて、そのままずっとそのまんま。

今考えてみると、ラピスラズリのラピスは「石」の意味。

全然青くもないし、ラピスラズリとは似ても似つかない「ラピスネバダ」という石があるように、これは「石」という意味で、パミール石、みたいな商品名なんだろうか。

「パミールラピス」で調べると、アウインであるという話が出てきます。
アウインといえば、ちっちゃなかけらで真っ青なあの石が思い浮かびますが、この産地のはいろいろ混じっちゃって青さ控えめ……もとい、柔らかな青。
アウインだとすると、ラピスラズリの成分……というか混ざってる4つの鉱物のひとつでもあるし、ラピスラズリの意味のラピスの意味もちょっとはあるかも?

アップにしてみたら、意外にきれい。
初アウイン(たぶん)です。

カクカク・スペサルティン

カクカクスペサルティン

twitterで話題になったので。
ブラジル産のスペサルティン(満礬柘榴石)です。
満礬柘榴石ということは、マンガンとアルミニウムを主成分とするガーネットである……と。(忘れないように復唱……)

ガーネットと聞いて思い浮かべる、四角いような丸いような結晶とは、だいぶん趣が違います。


アップにすると、なんだか建造物の一部のような感じでもあります。

形の面白さを写そうとすると、色がきれいに写せないし、色に気を取られると形がきれいに見えなくなる。
意外にてこずって、何とか写真を撮りました。

これって、どうしてこんな形になったんだろう?
骸晶?

角出せ槍出せ……チューリップ?

まだあるぞ、角出せ槍出せアメジスト。
今回のは、買った中ではいちばん「太くて」丈夫そうではあるんですが……形は相変わらず変。


ちゅーりっぷ2

ちゅーりっぷ3

えーと……チューリップ?

「花」の中はこんな感じ。
りゅーりっぷ4

小さすぎてうまく写りませんが、結晶面があるような、ないような。

逆を向けてみると

ちゅーりっぷ1

茎というか柄の先端にも錐面があるんですねえ……。
どっちが先端? どちらも先端? どうやって結晶してたんだ?

……で、これってセプターってことになるのかしらん?

アンパンジャムパン

ちょっと議論があったので。

過去に何度か言っているように、私、
ルチル入りじゃないものをルチルクォーツとか、
○○ルチルと呼ぶのはおかしい

と思ってます。

黒トルマリン入りがブラックルチルと呼ばれている例は、多すぎていちいち訂正するのも嫌になりますが、少なくとも売り手が、中身がトルマリンだとわかっていながらそんなことを言っちゃあおかしいでしょうと思います。

ルチル、トルマリンと言う名前を使うからややこしいのであれば、
水晶=パン
ルチル=餡
トルマリン=ジャム

に置き換えると話は簡単です。

餡入りだからアンパン、ジャム入りだからジャムパン。
これ、あたりまえ。
外からでは中身がわからなくて間違えてしまったというならわかるけれど、
「中に入っているのはジャムだけどアンパンです」
と言われたら、誰だっておかしいと思いませんか。


もうちょっと例をくわしくしますと
水晶=パン
内包物入り水晶=中身入りパン(餡やジャム以外に甘くない惣菜含む)
針入り水晶=お菓子パン(甘い中身入り)
……ということになります。

つまり、パンというジャンルの中に中身入りパンがあり、甘い中身入り菓子パンは中身入りパンの中の一部。
甘い中身には餡やジャムのほかにクリームやピーナッツバターみたいなのもあるわけで、餡は甘い中身の中のさらに一部位置づけです。
赤ルチルや金ルチルは、鶯餡や黄身餡みたいなもので、餡の中のバリエーションである……と。

で、中身がトルマリンなのにルチル入り水晶だ、これは流通名でそれで流通しているからそれでいいんだ……というのは、
トルマリンとルチルという、甘い中身一お菓子パンのふたつをごちゃ混ぜにしているだけでなく、
一段大雑把な分け方である「お菓子パン(甘い中身入り)」と餡をいっしょくたにしているということです。

そこには、「どっちもどろっとしてて、甘いんだから細かく言わずに全部餡でいいじゃ~ん。(その方が高く売れるし)」という意識が透けて見えそうです。

「流通名だから」それでいいといえるでしょうか?
「針状の内包物の総称がルチルです」なんていい加減な説明をパンのたとえにあてはめると、
甘い中身(どろっとした甘いもの)は全部「餡」。
朝食でパンに塗るのも餡。
(名古屋では餡トーストと言うのがあって、あれはあれでおいしいと思います)
シュークリームの中に入っているのも餡。
ケーキをきれいに仕上げているのも餡。
……と言ってしまうということです。なんだか……ものすご~く違うと思いませんか。

それが業界のやり方なんだ!……というなら、そんなやり方を消費者に押し付けないでいただきたい。
ちゃんとした説明もあり、ルチルで調べれば「金紅石」が出てくる。
アンパンと言う名前なら中身が餡であると期待するのと同じように、ルチル入りだからルチル(金紅石)が入っているんだろう……それが普通の解釈です。

「ルチルと言われたからルチルと思っていたのに違うの!?」
……とがっかりする人がいる以上、針状内包物をルチルと総称するのは正しいとは言えません。

何より、ルチルには「針」とか「針状内包物」という意味はありません。
語源を言うならラテン語のrutilus(赤)(←鉱物の語源で調べるとこう出てくるんだけれど、ラテン語で赤を調べるとrufus。rutilusは「ruddy(赤らんだ、血色がよいあるいは赤に近いオレンジ)」の意味らしい。とにかく金紅石の「赤」を表したのだろう)

「アメジストやスモーキーに金色のゲーサイトが内包されたものがカコクセナイト」と宝石宝飾大辞典に書いてあるそうですが(実際確かめたことはありません※追記:確認しました。書かれてました。(2011・9・30))、同じように「針状内包物をルチルと呼ぶ」とどこかに書かれているのでしょうか。
だったら、大迷惑。


「金色ゲーサイトがカコクセナイト」と鉱物のカコクセナイト、「針状内包物がルチル」と鉱物のルチルをどう整合性を付けるのか、その説明を聞いてみたいです。本気で。
(「宝飾大辞典」なので、宝飾の分野では、ということなのかもしれません)

(鉱物としての)カコクセナイトはどう転んでも単体では宝石になりえない石だし、水晶に内包されても目立たないと思いますが(本当に内包されることがあるのか疑問視する声も)、ルチルはそうはいきません。単体で宝石にもなりえるし、(ルチルだけなら)合成もできる、ルチル入り水晶をルチルと略したために、ルチル単体なら合成できる→合成ルチル(入り水晶)があるという誤解が生まれたくらいです。(参考サイトさま……合成ルチルのルース:ページ一番下
「宝飾品の世界では」というなら、それを鉱物用語も入りまじるパワーストーンの世界にそのまま持ち込むのが適切かどうか。

ブラックルチル(トルマリン)と書いているからいいじゃないか?
あいにく、全然いいとは思いません。
実際混乱してる人はいますから、長くなろうと何だろうと、ちゃんと説明して、トルマリン入りならトルマリン入りと呼ぶべきです。
ルチルがトルマリンと同じように鉱物名である。それすら説明してなくて、ルチルが針入り水晶の総称だなんて言ってるくらいでは、混乱はなくならないでしょう。

ルチルやアクチノライト、トルマリンを区別するのは鉱物的な話である。
……鉱物名を使うなら、その分類に従うのはある意味当たり前。
  ことさらに難しくしなくても「ルチルというもの」が入ってる「アクチノライトというもの」が入ってる。似ているけれど二つは違うもので、こっちはアクチノライト。
  ルチルが金紅石でTiO2で、アクチノライトは緑閃石でCa2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2 (Mg/(Mg+Fe)=0.5-0.9) で……なんてことはとりあえず必要ないです。
  そういう「もの」で、似て見えても二つはとにかく別物だということで、話は立派に通じます。

 専門的なことを一般の人に言ったってわからないだろう。だから業者側で優しく言ってるんだということを言った人がいますが、大きなお世話。
こっちは、堂々の一般人ですが、ちゃんとわかりますぜ。
 
 ごちゃ混ぜにして話をややこしくしておいて、一般人にはわからないだろうというのが理由になるものですか。
 餡やジャムとちがって、見た目で判断が付けられない、いちいち鑑別なんかしてられないというなら、「黒針」「緑針」という、便利な呼び方があるじゃあないですか。
 それに、ルチルではっきり緑やはっきり青はないんだから、見るからに緑や青の針状内包物ならルチルではないという判断はつくはず。
 そういうものまでぬけぬけとルチルと呼んでしまうのは、納得できません。

 鉱物的なうんちくだと嫌う人がいますが、こんな程度のどこがうんちくであるものか。
 言い換えれば、最初に例に挙げたように、アンパンとジャムパンは違うだろう!……というのと同じです。
 少なくとも、「中はジャムだけどアンパン」と言われたら、どんな素人だって「え?」と疑問に思いませんか。
 それとも「中はジャムだけどアンパン」に「え?」と言うのは、パン職人の細かなこだわりだとおっしゃいますか。



このように、流通名だからそれでいいという売り手には一言申し上げたいのですが、この際、買う側にもひとこと。

こういう話をすると、「鉱物の話だから……」「議論じゃなくて、意味や効果があったという話をしたい」という人がいます。
そりゃ、だれだってとげとげした議論より楽しくおしゃべりできた方が楽しいに決まってますが、パワーストーンでは「これ、偽物のでしょうか」とか「石の意味は」と気にする人はたくさんいますよね。

○○石と言う名前で買ったけど、それではなかった……それは、「偽物!」といわれないでしょうか?

見た目が同じだから同じ名前で呼んでもいい……じゃあ、ガラスを水晶と読んだらどうでしょう?

「ルチルという名前で売られていたんだからルチルでいい」……じゃあガラスである「練り水晶」はどうです。水晶と名前がついているから水晶なんだ。チェリー・クォーツは人工ガラスだけど、クォーツと名前がついているから水晶と同じでいいんだ……その説明ですべての人が納得するでしょうか。

トルマリンでもなんでもいいじゃない……そんな人でも「合成ルチル(入り水晶)が発売されたんだって!注意!」といううわさが流れたら、どきっとしませんか。

一方で偽物を気にしながら、一方でどうでもいいという。
石の種類で意味を分けて、その意味を気にしながら、石の種類には無頓着。
それではちょっと違うと思うんです。

それに、有名なヒーラー(たとえばジェーン・アン・ドゥ氏)も著書の中でルチル入りとトルマリン入りを分けてます。
一方でこういったヒーラーが着目した石に興味を示しながら、一方ではルチルでもトルマリンでもべつにいいや……でいいんでしょうか。

意味を大切にするにしても石の区分けは必要で、石の判別に鉱物名を使うなら、いちおうは鉱物の分け方に従う。

必ずしも鉱物に詳しくある必要はないけれど、「中はジャムだけどアンパン」みたいな筋の通らないことには「え?」と疑問を持つ。
それくらいは必要ではないでしょうか。


ああ、私は石頭。
 


残暑に効くか!?

今日も暑かった~!
朝のほんの一時期だけ曇って涼しかったので、思わず期待してしまいましたが、やっぱり猛暑絶好調!
ということで。

アクアかけら3

アクアマリンです。
今は大分おさまりましたが、かつて、私の身の回りでアフガニスタン・パキスタン石ブーム真っ盛り……いやこれから本格化しようという時期に買ったもの。
この時期は、アクアマリンと言えば、まだ「宝石鉱物」のイメージで、面白い石を探すより「か、買っちゃうぞ」と、どこかおどおどしながら選んだ覚えがあります。
なので「あ、色がきれい」「透明~」という、そんなことでもすごく思えてしまい、今思うと「もうちょっと選びようがあったかも」と思ってしまいます。

トップにあげたアクアマリンは、細い結晶を束ねたような形がちょっと面白く、そのせいでほかのアクアマリンより色が濃く見えて選んだものです。のしにもっと色が濃いものも出てくるんですが、この時はそれを知る由もなし……。

アクアかけら2

これも、最初に目を付けたのは色。そして母体の結晶から、一皮はがれたような変な形。
それが面白いと思ったことは覚えているんですが、今となってはもうちょっと選びようがあったかもしれないと思ってます。

アクアかけら

こちらもかけら状。
はがれた痕が透明度抜群の結晶越しに見える、その様子で買ったもの。
うーん、水晶だと、かけらでも面白いんですが、アクアマリンはそうでもないような。
せっかくだったら、かけらではない形がいいかも。

とりあえず、涼し色味で三連打!





ドラゴンストーン

ちょっと原石から離れた話題が続いて失礼。

「ドラゴンブラッドジャスパー」という名前がついたビーズがあります。
ネットで見てみると、どうやら2種類あるようす。

一つはブルー系グリーンに赤……というか茶色っぽい色が混じるこちら
龍血

ジャスパーと名前がついてますが、見た目、手触りはジャスパーっぽくない感じです。なんどなく。

もうひとつは
黄色系……というかカーキ系緑のこちら
龍石
緑と、青緑と、茶色と赤が混じったような石です。
これもドラゴン・ブラッドジャスパーの名前で売られています。
(ただ、一見似てるんですが、ネットで見たのより赤が少なくて、本当に同一かと言われるとちょっと心配)

このビーズを買ったお店で聞いたところによると、鑑別機関の先生曰く「しいて言うなら二次富化銅鉱」だそうで……。
聞いた話を私なりに理解して補って説明すると……銅の二次鉱物とは、黄銅鉱などの銅鉱石(一次鉱床)が、二酸化炭素や地下水によって風化してできたもの。アズライトもそうで、アズマラカイトなどは、銅の二次鉱物の集まりです。
この石も似たようなものらしいのですが、もっといろんなものがごちゃごちゃに混ざっていて、宝石中心の分析・鑑別では分析しきれなくて(やろうとするとお金がかかる)、「鑑別不能」という結果を出されてしまうんだそうです。

だから、「二次富化銅鉱」……銅の二次鉱物を中心にいろいろたくさんごちゃ混ぜ石……ということ。
だけど、このごちゃ混ぜぶりはなかなか魅力的ですよ!

さて、最初のブルー系ドラゴンジャスパーの緑が何による発色化は知りませんが、この二つ、あんまり似ていないと思いませんか?
似てない石を同じ名前で呼ぶのはどうもなあ……と思っていたら、別の名前がありました。

「ドラゴンストーン」

だそうです。かのアゼツライトの販売元・ヘブン&アース社がこの名前で売ってました。
個人的にヘブン&アース社のネーミングや売り方は好きではないんですが、似てないんですからどちらかを別の名前で呼ぶのは賛成です。

……が。

このドラゴンストーンにも別の石が。

セプタ

こちらの、マダガスカル産セプタリアンの別名も、ドラゴンストーンというんですねえ……。

ああ、ややこしい。
何かいい名前ないかしらん。




アイタタタタ、後日談

胆石の手術をしたのが8月24日だったので、3週間たちました。
おかげさまでアイタタタも収束。最後まで残っていた、大笑い&せき込みのときのアイタタタも消えました。

ちょっくらまとめておきましょうか。

月曜日に入院、水曜日に手術。
月曜、火曜は特にすることもなし。食事も出ます。
水曜日は午後の手術ですが、さすがに食事は出ず……手術前で一番嫌だったのは、鼻から胃へ管を入れる時でした。
全身麻酔で手術をするので、一時呼吸や腸の動きが止まります。
そのため口からは呼吸のための管を入れ、鼻からは胃に管を入れて胃液などを取るのだそうです。(腸の動きが止まるので、胃液が腸に流れなくなるので、逆流するのを防ぐため)
「はい、ごくんとつばを飲み込む感じで~」
と言われましたが、結局うまく入れられなくて、そのまま手術室へ。目が覚めた時には入ってましたから、どうやってか押し込んだんでしょうね。

それ以外は、手術室に入って
「(点滴から)麻酔いれまーす、眠くなりますよー」
と言われるまでは痛くないんです。

……で。
次の瞬間には、というか気が付いたときには手術が終わってるんですねえ。

私の場合は腹腔鏡手術。
みぞおちのあたりと、おへそ、へその右あたりに2か所、計4か所穴をあけます。
どこがどれかはわかりませんが、それ可の穴から空気を入れてお腹を膨らませ(!)、別の穴から内視鏡とマジックハンドみたいなのをいれ、膨らませた隙間で操作して胆嚢を切り取ったんだそうです。

私の場合は、何回か痛くしていたため胆嚢がやや炎症を起こしてました。
実家で母が地元(田舎)の医者に聞いたところでは、「炎症を起こしてたら、腹腔鏡は無理だよー」といわれたそうですが、最近は少々炎症を起こしていても腹腔鏡手術で取れるとか。(「ちょっと取り出すのにかかりました」と言われましたが)

穴4か所の手術とはいえ、やっぱり手術なので……麻酔が覚めてからが痛かった~!
手術前に麻酔の説明があって「ちゃんと麻酔をかけますから、痛くなったりしませんよ」とは言われましたが、覚めたらしっかり痛い。
覚えている印象は、……おへそから四角いでっかい板を無理やり取り出そうとしている感じ……?

「痛いです!」
と叫んで、痛み止めを入れてもらいましたが、すぐには効いてこないので、しばらく痛かった……。

麻酔後の症状は人によって違うようで、私の場合は胃液が何度か逆流しましたね。
この時点ではまだ鼻の管は入ったままでしたが、それ以上に胃液が出たのか、うまく流れなかったのか……。

一番つらかったのはその夜くらい。
暑いし(冷房は効いていたはずだけど暑かった)寝返りが打てないし(言えば、体を傾けてくれるんですが、痛い)。
律儀に5分眠って目を覚ますの繰り返しで一晩過ごした感じです。

翌日10時くらいに鼻の管。尿の管を抜いてもらい、起き上がり、歩いてみましょうと言われます。
(この時点で点滴と、おなかに一か所管が入ってます)
立ち上がると、みぞおちのあたりが痛いので、抑えながらよたよた歩いてみます。
(立ち上がってからも一度戻しました。このとき、管を抜いた鼻からも胃液が出て、ヒリヒリ……)

あ、手術後はナースセンター近くの個室にいたんですが、歩けることが確認されると元の4人部屋に戻されました。
さっそくお昼から食事も出ます。
午後にはレントゲンを撮りにいってらっしゃ~いと送り出されます。

歩くと代謝もよくなって直りがはやいし、胆嚢を取った痕が癒着するのも防ぐのでどんどん歩きましょうと言われます。
……といったって、病棟内なんて、ろくに歩く場所なんてないですよ。
うろうろ歩いてナースセンターを一周……また部屋に戻るの繰り返し。

手術後は、傷跡そのものは痛くないんですが、みぞおちのあたりだけが痛い。
ベッドに寝たり起きたり、おなかに力が入ると痛いんです。そのため、ベッドの頭の部分を起こして、寝たり起きたり。
歩くときはおなかを押さえて歩きます。
夜は、そのままだと腰が痛くなってくるので寝返りしたいけど、体をよじると「~~~~!(声も出ない)」なのでバスタオルを背中に入れて体を斜めにし、もぞもぞ。

金曜日には点滴も外れ、階段を下りて(病棟は六階)二階まで行き、エレベーターで返ってくる、なんてこともやってみました。
話ではこの日にお腹に残っていた管も採れるはずだったんですが、取れたのは土曜日。
私の場合は管をとるときは痛くなかったです。
管が取れると、おなかにおむつみたいなシートをあてて腹帯で押さえていたのも採れて身軽になります。

そうそう、金曜日までは痰が切れやすくなるという薬を吸入していたので、気にならなかったのですが、それをやらなくなったら、咳が出ます。
この咳が響く、ひびく、ひびく! 咳で痰を出さないと肺炎になる可能性があるので出しましょうと言われても!

最初の予定では、月曜入院、水曜手術、土日のいずれかで退院とのことでしたが、病院の方からは退院の「た」の字もでてきません。
日曜朝の回診で
「最初のお話では土日あたりで退院と言われたんですけど、いつごろになるでしょうか」
と聞いてみたら、あっさりと
「傷跡も順調なので、いつでもいいですよ、いつがいいですか?」
……そういうことは言ってください。
「できれば今日(日曜)」
と私。
「ではお昼前に退院できるよう手続きしときますね」
……は、早い!
そんな感じで退院しました。

このころはみぞおちの右側だけが痛くて、咳で思いっきり響きます。体をよじってもアイタタタ。
寝たり起きたりは当然超スロー。
この痛みは、傷跡とは別の場所。
聞いたところでは手術の際、おなかを膨らませたための筋肉痛みたいなものだそうです。
痛みをこらえるために体に力が入っているためか、肩が凝りました。

病院からは痛みをこらえると血圧が上がってしまってよくないので、我慢せずに痛み止めを飲んでくださいと言われました。
飲むとしばらくすると楽になるんですけど、楽になってからせき込んだりして新たに発生した痛みは別みたい。

日曜退院で、月曜、火曜と痛み止めを飲みました。
月曜日は横隔膜あたりが横に痛い感じでしたが、火曜日は一か所をグイッと差し込むみたいに痛くて、痛み止めを二錠。
それでも日に日に痛みは少なくなり、寝たり起きたり寝返りも楽にできるようになってきて……そうですね、痛みは予想よりちょっとしつこく続きましたが、傷跡そのものは痛みません。

傷跡は、縫わずに絆創膏のみ。
お腹の管が取れたらシャワーが浴びれます。退院したら、シャワーの後はマキロンで消毒です。
傷跡がかさぶたになってふさがったみたいになったら消毒しなくてもいいと言われます。だいたい1週間くらい。
退院後1か月くらいは重いものを持たないように、脂っこいものは控えてくださいと言われます。
(胆嚢は、肝臓で作られた胆汁をためて濃くし、脂っこいものを食べた時に出す役割をしていて、それを取ってしまうと脂っこいものを食べた時に消化しきれなくなる。しばらくすると体が慣れて濃い胆汁を出すようになるとか)

先週には石の即売会まで出かけましたし……(笑)。




「サードオニキス アイアゲート 違い」

当ブログに「サードオニキス アイアゲート 違い」で検索していらっしゃった方がおられるようで……。

サードオニキスというのは、オレンジ~茶色縞模様のアゲートのこと。
「色」「模様」が指定されてます。
サード


アイアゲートは要するに「目玉瑪瑙」。
アゲートの縞模様を利用して目玉模様になるよう、丸く磨いたものです。
天眼

ビーズの場合は、穴の向きも考えたいところです。紐に通してちゃんと目玉模様に見えるものがアイアゲート、縞模様に見えるだけではバンデッドアゲートということになると思います。
天眼2
このアイアゲートは「天眼石」とも呼ばれることがあります。

あと、縞模様以外に、オーシャンジャスパーのように球状構造を持っていて、磨くと丸い模様が現れるものもアイアゲートと呼ばれる場合があります。
オーシャン


つまり、アイアゲートというのは、色に関係なく「目玉模様」に見えることが条件です。


サードオニキスというのは色と縞、アイアゲートは目玉模様に見えること……ですから、違いというより名前が示しているものが違うというわけですね。

もちろん、サードオニキスの色合いと模様で、目玉に見えるビーズもあります。(真ん中左より)
赤天眼

こういうのは「赤天眼石」と呼ばれていたりします。
これを見てしまうと、これはサードオニキス? アイアゲート? と疑問に思ってしまうのかも。

そういうときは、それぞれの名前が示すのはなんなのかを調べなおすことが近道です。
天眼サード

違う?

前回こちらにつづいて、K2・ムーンクォーツの話です。

こちらでも書いたように、ムーン・クォーツはほんのり白濁したミルキー・クォーツです。

ときどき「シルキー・クォーツ」としているところがありますが、シルキー・クォーツというのは、角閃石などを内包し、それが水晶の中で「絹のように」見えているものを指していると思うので、絹のような繊維状内包物を持たないムーンクォーツはシルキー・クォーツとは言えないでしょう。

もちろん、シルキー・クォーツとはこういうものであるという公式な決まりはないので、シルキー・クォーツと言ったって構いませんが、だったら絹のような内包物入り水晶をどう呼ぶか、ミルキー・クォーツとシルキー・クォーツの違いをどう説明するかをはっきりさせなければ片手落ちでしょう。

そういうこともあって、私はムーンクォーツはミルキー・クォーツの一種である……というかパキスタンのK2産ミルキー・クォーツにムーンクォーツという商品名が付けられたのだ……と解釈していました。

K2産ではない、ミルキー・クォーツも売られていて、こちらもほんのり白濁した水晶ですから、K2ムーンクォーツの値段の高さは、K2というネームバリューによるものだろう……混ぜたら見分けがつかないから注意しないと、などと思っていたのです。

が。

違うかも。

二種類のビーズをじっくり比べると……。

まず、こちらがK2ムーンクォーツを使ったブレス。
K2比較2

こちらが同じデザインでミルキー・クォーツを使ったもの。

K2比較3

同じ日、同じ場所、二つのブレスを連続して写したので、条件は同じ。
わかるでしょうか。
ほんのわずか……色が違う。

重ねてみます。


K2比較

下がミルキー、上がムーンクォーツです。
ムーン・クォーツの方が、ほんのわずか、青白い。

これは、ほんのり白濁の原因の粒子の大きさがちがい、ミー散乱と、レイリー散乱が起こっているのではないかと推測されます。
これらは、透明な個体・液体・気体の中に細かい粒子が散らばっていることで、光が散乱を起こす現象で、光の波長よりも粒子が細かい場合は、レイリー散乱(青白くなる)、光の波長と同程度の大きさの粒子の場合はミー散乱(白くなる)になります。
空が青く見えるのも、実はレイリー散乱によるもの。

石で言うとムーンストーンで青白く光るものはレイリー散乱、白く光るのはミー散乱によるものです。(ムーンストーンの場合は粒子ではなくて、層状構造の層の厚みによります。層が薄ければレイリー散乱を起こして青白く、層が厚ければミー散乱を起こして白く光るわけです)

……ということは、同じようにほんのり白濁でも、K2ムーン・クォーツの方が細かい粒子によって白濁しているということになるのでしょうか。

一般にミルキー・クォーツは細かい気泡や液胞が内包されて白濁しているといわれます。
一方、昨日のようにK"ムーンクォーツとブラジルのメタモルフォーゼスが似ていると考えるなら、メタモルフォーゼスの白濁はアルミナがコロイド状に内包されているといわれていますから、K2ムーン・クォーツもアルミナなのか。
おっと、ここで一言お断りしますが、ここで言っているミルキー・クォーツはビーズで売られているかなり透明度の高いミルキー・クォーツのことです。ミルキー・クォーツと言った場合、白濁具合はいろいろで自形結晶のものもあるので、一概には言えません。

少なくとも、K2ムーンクォーツは、K2という産地のウリで特別な名前が付けられたわけではなく、(ビーズの)ミルキー・クォーツに比べてわずかに青白い(写真に撮ると青白さが強調される)という特徴を持つことがわかりました。

では、メタモルフォーゼスのビーズはどうなんだろう。
……機会があったら確かめてみないと。


月水晶

k2-ムーン

K2産ムーンクォーツ、原石です。
先日ビーズ屋さんをのぞきに行ったら、そこでもムーンクォーツを売っていて、その原石が別のお店で売っていたという情報を聞きました。
それは、見てみなければ。
さっそくその足で、教えていただいた店に行き、
「K2のムーンクォーツの原石があると聞いたんですが」

そして出てきたのが、これ。
すでに大分売れてしまったあとのようで、ビーズで見かけるような透明度の高いものはありませんでしたが、ムーンクォーツでも、白濁タイプがあり、それとそっくりな色合いです。
産地についても確認してみたんですが、パキスタンの業者が扱っていて、「K2だ」と言っていた……ということしかわかりませんでした。

K2・ムーン4
※まわりが最初に買った透明度の高いタイプ。真ん中の白いのが白濁タイプ

売れ残っていた原石をよく見てみると……ああ、やっぱり。
この石も、劈開と言いたいような平らに割れた面を持っていました。

K2・ムーン2
すべてがこのような劈開めいた割れ方をするわけではありませんが、そういう石が混じっているんです。

K2・ムーン3
こちらが石を横から見たもの。左右がまっすぐ……つまり平行に平らに割れている。普通、石英ではこんな割れ方はしないはず。
このために、この白濁石英は、長石と間違われていたこともあったといいます。
事実、長石と間違えて紹介しているサイトも見かけました。

さて……だんだんつながってきたぞ。
何が、というと……

まず。アフガニスタンのマッシブ(塊状)ローズクォーツにも、劈開めいた割れ方をするのが混じっています。
アフガンメタモ アフガンメタモ2

そして今回K2産だというこの石英でも劈開めいた晶癖を確認。

ネパールでも同様のものが出ている様子。
ネパールメタモ

そもそも、劈開がない(明瞭でない)はずの石英なのに、劈開と言いたいような平らな割れ方をするのがある……と知ったのは、ブラジルのメタモルフォーゼス(メタモルフォシス)と呼ばれる石英でした。

おろべるで
※これはメタモルフォーゼスに放射線照射したのち加熱して色を変えたオーロ・ベルディ。

この石英について、地下で変成作用を受けたために、劈開のような晶癖を持つにいたった……というような話を聞いたことがあるんですが(詳しくはこちら、それをさらに説明してくれる資料がないので、「~という話を聞いた」というところでとまっていたのですが、このたびヒマラヤやヒンズー・クシ、カラコルムという、インドがユーラシアにぶつかった際に、たわみ、押し上げられ、大きく変動した場所で、そろいもそろってよく似た石英が出たというのは、とても興味深いです。






もしや!

着脱式
先だっての某即売会での戦利品です。

お店の人が最初から
「これはKUROさんが好きそうな石だ」
……と言っていたそうです。

私は、たまたまその石を見つけ損ねていたんですが、知っていた石好きさんが、石をむずとつかんで突き付け
「どうしてこの石、取らないの! KUROさんの石だよ!」
……と断言。

果たして私は
「うひゃ~♪」
と奇声をあげ、即オチしました。
もう、好みバレまくりです。

もしかしたらすごいんですよ、この石!

えーと、最初から説明しますと、ものは水晶。
ブラジルはミナスジェライス州のディアマンティーナ産。
ご覧のとおり透明で、割れた断面から錐面が飛び出したようになっています。

これが、すごいかも。

着脱式2

ご覧のように、ごく普通の水晶の先端部分(錐面)のまわりにスペースがあり、そこは割れた破砕面というより、結晶と結晶が外れた、剥離面のように見えます。

いいですか?錐面の周りに剥離面があるんです。

しかも……
着脱式3

着脱式4

錐面の表面は普通のようになめらかではなく、全体が一様にざらざらしています。
その質感は、まわりの剥離面とそっくりです。
溶けたのかとも疑いましたが、一番外側の結晶面は見るからに無傷ですし、ざらざらとはいえ、錐面のエッジちゃんとしていて、溶けているようには見えません。
割れた、あるいは溶けた残りがたまたま錐面のように見えているにしては、角度も、面に見える形も、あまりにも自然すぎます。まぎれもなく、これは錐面です。

これは何を意味すると思います?

もしかして……ひょっとしたら、この錐面は、一種のファントムみたいなもので、上に結晶していた部分が外れた時に、かつての錐面が出てきたんじゃないだろうか?

つまり……着脱式ファントムの片割れというわけです。

着脱式なんて、そんなことが起こるとは、にわかには信じがたいですが、そうでも考えないと、この形の説明がつかないような気がするんですが……。
できれば、はずれた(かもしれない)もう片方もあれば!









ハートシェイプ

私は基本原石派(のはず)。
とはいえ、内包物を見るためならば、ポイント磨きや丸玉、エッグ、タンブルなど、磨いたものもたくさん持ってます。
そんな中で、ひときわ数が少ないのは……ハート。

ハートというのは、何となくかわいらしすぎるし、石以外のイメージが入り込むような気がして、ハート以外の形があるなら、そちらを選んできました。
ですから、これまで私が持っていたハート型石は一つ。(ビーズを除く)

アベンチュリン・ハート

これだけです。
これにしても、ちゃんとしたキラキラアベンチュリン(緑)が欲しい……と探したときに、たまたまハートしかなかったから買ったもの。ハートであることではなくて、アベンチュリンであることが理由です。

そんな私にして、初の「ハートであることが(も)理由の石」!

これです。
ろーずはーと

ローズ!
ふらりと入ったショップで見つけたもので、まずはその色の濃さにくらり。
この色ならば……ハートでしょう!と、柄にもなくハートを選んだのでした。(ハートしかなかったんですが)

濃いローズにありがちなモーヴがかることもなく、半透明ではあるものの、濃くなるほどに透明度が落ちるローズにしては透明感あり。
ハートの形も、程よいふっくら感と、横に広がりすぎない好みのハート形。
お店の照明で見てみたところ、スターを示す光の筋も確認できました。(後でちゃんとチェックしたら、ちょうどエッジの部分にスターが表れるようです)

これまで持っていた濃い目ローズ(磨き)と比べても、見劣りしない濃さ!
ろーずはーと2
※左丸玉は通称:ういろーず、右の平べったいのはスモーキーが混じっていると思しきいろぐろーず

普通に見かけるローズクォーツに比べれば、はっきりと「濃い」のですが、アフガニスタン産のローズクォーツ(結晶)や、石友達の桃猫さんちのディープローズに比べると、まだまだだと思うので、ディープローズとは言わず、「濃い目ローズ」ということで。

ワイルド石好きの私ですが、たまにはかわいいのも買うのです。


沈む紫

アメ・ファントム・クラスター

2010年の池袋ショーで買った石です。
産地はパキスタン、よく見かける北部ギルギット周辺ではなく、南部のバルチスタン地方のKharan産。
最近、こちらの個性的な石も見かけるので、ますます楽しみです。

さて、この水晶、表面はややマット。結晶と結晶の間には、土もついてます。
掘り出したままの、「生」な風情が色濃いクラスターをよく見ると、根元の方には小さな結晶がたくさん。
これはキャンドル……っぽい形をした石なんですねー。

そして、色合いはアメジスト……ですけれど、ただのアメジストではない。

アメ・ファントム・クラスター2

表面から結晶の半ばまではほぼ透明で、アメジストの色合いは、結晶の奥深くにファントムになっているのです。
(しまった、濡らして撮ればもっとはっきり映ったかも)

ブラジルやウルグアイの水晶にも、アメジストがファントム状になっていて、上は透明な層になっているものがありますが、こちらは表面がマットなので、また雰囲気が違います。

土がついてるのもいい感じ。
最初は洗って落とそうかと思いましたが、そのままにすることにします。

即売会行ってきた♪

今日は某ショップの即売会……ということで、もちろん、行ってきました!

買いました、それなりに。
ただし……考えてみると、すでに持ってる種類の水晶ばかり。

ケブラ・リーザでしょ、(すでにたくさん持ってる)
サラードでしょ、(すでに2つ持っている)
スターバーストでしょ……。(持っていて、ワイヤーラップもした)
何とも言えない「変」な石はひとつ。

これは、お店に並べるときから、オーナーさんが「これ、KUROさん好きそうだよ」とおっしゃっていたそうで……。
実は私、この石を見落としていたんですが、後になって友達の石好きさんに、
「なんでこの石、取らないの」
と見せられて、即オチ。

もう、お店にも知り合いにも、好みばれまくり、読まれまくりでございます。

会場でお会いしたみなさん、楽しかったでーす!

半分溶けてる。

はんぶん

ブラジル産のスモーキーです。

「KUROさん、溶けてる水晶、好きでしょう」
……ということでいただいた、ありがたい石。(ありがとうございます!)

このがたぼことした表面の様子。
つるりとした照りのいい結晶も、もちろんきれいですが、こういう光を微妙に反射させると、不思議な模様が浮かび上がる、そんなざらつき具合も魅力です。

そして……この水晶の溶けっぷりは、すごいです。

はんぶん2

なんたって、裏面が半分以上、ばっさりない。

これについては、ちゃんと厚みがあった結晶が溶けてこんな状態になったというより、母岩に貼りつくように結晶して、もともと薄かった……と思えるんですが、溶けていることは溶けているようなので、どこまで溶けたかがはっきりしません。

もしかして、水晶と母岩の境目に熱水がしみ込み、水晶を溶かしてはがれたのだろうか?


溶けて出てきた

パキスタン北部のシガール産の触像水晶です。
7月に横浜であったミネラル・ザ・ワールドでこちらの石と一緒に買ったもの。
すでに登場した石は、透明ぴかぴかが決め手でしたが、こちらは、トライゴーニックと天然コーティングが決め手。

パキ・エッチング1

一見、透明ぴかぴかの溶け水晶なんですが、

パキ・エッチング4

よく見ると、このように天然コーティングで金色に輝く……まさしく、天然のアクアオーラ。
ところで、この写真、とんがりが写ってますが、最初の溶け水晶のように水晶の先端が溶けてとがっているのではありません。
柱面がとがってます。
いったい、水晶の溶けってどうなってるんだ?

パキ・エッチング5

このようにトライゴーニックは、大きくはっきりがっつりと……少々重なりすぎなくらいについてます。

そしてもうひとつ、最大の魅力が!

パキ・エッチング3

写真に写りにくくて困るんですが、矢印のところに、溶けた大穴があいてまして……。
ところがこの大穴、ただの穴じゃない。

ここに覗いてるのは、錐面……本来なら、結晶の先端にある斜めの面なんです。
その証拠に、ここにもトライゴーニック。↓

パキ・エッチング2

ちょうどこちらのファントム入りアイスクリスタルと同じです。

もう、こうなったら名前付けちゃいます……名づけて、ダブルファセット。
今後も探すぞー!



ジャカレー……というより

アメジャカクラスター

売られていた時は、「アメジスト・ジャカレー」という名前でした。
昨年(2010年)末の池袋ショーで、この石と一緒に買った石です。

がさっと同じ箱に入れられていて、同じくアメジストであることを考えると、おそらく同じ産地、もしかしたら同じガマの石。
……ということは、見た目でも「ジャカレー」の名前には納得できませんでしたが、石のでき方としても、ジャカレー(ワニ)というよりセプターの変形と見た方がいいような気がします。

すでに登場した片割れは、はっきりとした色合いのシトリンの上にアメジストがセプター状にかぶさっていましたが、こちらは何となく黄色く見えないこともないという程度の白濁した石英の上に、アメジスト。
かぶさるようにというより、角にくっついている感じなので、アメジスト部分がDTになっています。

それにしても、DTのアメジストは、どうして先端の方が紫が濃くなるんでしょうね。
おかげで、先端を染めた紫が、下の方にも滴ってたまったような、おもしろい様子に見えています。

揺れ動くボーダーライン

DTクラスター

中国産の水晶です。
なんてことのない……というか、大部分の結晶がDT(両錐)であるというところが、見どころと言えば見どころかもしれないけれど、どこかが変わっているとか珍しいとかいうわけではない、「ごく普通」の域にいる水晶。

だけど、な~んか好きなんですよね。

こちらの「え、これ、中国産?」と驚いたキャンドル・クォーツと一緒に買ったものです。
こちらのキャンドルをもうひとつ、ではなくて、やっぱりこれを選んじゃう……という感じで買ったものなので、私の中ではキャンドルクォーツと同じ重みをもって選んでいるのです。

その理由が「な~んか好き」だったとしても。

珍しいぞ、レアだぞ……と、どっちかというと理屈系な理由に偏りがちなので、「なんだか好き」という言葉にできない理由は、意識して大切にするようにしています。

アクア・クォーツ

アクア水晶

アクア・クォーツという商品名がついた石は、ほかにあるようなので、こんな名前で呼んでしまうと、誤解のもとかもしれませんが、あえて呼びたい。
どっちかというと「アクア・クォーツ」の商品名の方を変えてしまいたい。(たぶんクォーツじゃなさそうだし)


そんな風に思えてしまうのは、今回の石がまぎれもなく水晶でありながら、まるでアクアマリンのような色をしているから。

淡い色なので見にくいかもしれませんが、錐面から三分の一当たりが、うっすら水色……やや緑がかった水色に色づいているのが見えますか?
この色合い、色合いだけを取り出せば、非加熱のミルキー・アクアマリンそっくり。

これが、クローライトによる色合いだというのですから、びっくりです。
この産地からは、こんな色合いの水晶が出ることは前から知ってましたが、いずれも小さいものだったので、今回のように5センチを超える大きさのものは、少ないと思います。

実はもうひとつ、全面水色……もうちょっと緑っぽさが少ないバージョンもあるんですが、これは微妙な色すぎて、なかなか写すことができません。

……目指せ、次はクラスター!

気分はストレートコーヒー

1500円

何年も前に買ったもので、店の人はガネーシュ・ヒマールの水晶だと言っていた。
ただし、お値段1500円。

売っていたのは石屋ではなくて、チベット・ネパール系の雑貨屋。
なので、本当にネパール産なのか、可能性はあるともないともいえる。

ひとつぶひとつぶの大きさが微妙に違い、磨き残しの傷もある、手磨きの風情が色濃いこのブレスは、なぜか肌なじみがとてもいい。
10ミリに満たない、中途半端で揺らぎのある様子が何ともおおらかで、「ガネーシュヒマール産」と言われて、「そうかもね」と言える程度の風情と、別に違ってもいいやというゆるりとした気分にさせてくれる。
そのため、手を加えることなく、ゴムを交換してもそのままで持っている。

本当は、小さい真鍮のパーツを間にはめてみたいと思ったりもするのだが、真鍮パーツは、なぜかゴムが黒くなり、下手をするとビーズの穴の中まで黒くなる。すると、この透明感が損なわれてしまうと思うので、私には珍しく石オンリーブレスのままでいる。

ブレスレットに組み合わせる石の種類を気にする人がいるが、あんなものは、コーヒーのブレンドかストレートかの違いみたいなものだ。
豆の味、その個性を味わいたければストレート。
組み合わせてバランスの良い味わいを楽しむならブレンド。
どちらがいいわけでもなく、飲む側とするなら、単に好み。

作り手としては、どれだけおいしいブレンドを作り出すかというのに凝ってしまうわけだけど、飲む側は好みで選べばいいと思う。

というわけで、今はちょっとストレートで。

1500円2

まりもん2

ビーズだと、あまり気が付かないかもしれませんが、原石はその時々で流通している顔ぶれが大きく違います。
同じ産地の同じ種類の石であっても、
「以前はもっと色が濃かったよね?」
とか、
「以前はもっと大きいのを見かけたのに……」
とか。
ビーズでもどんどん新しい石が出てますけど、原石の移り変わりはそれ以上に激しいのです。

それ以外に、買う方(私自身)の方も、進化というか勝手がわかってきて、欲しい石が出てきた場合、この石ならどこを探せば見つかりそうだとかわかってきて、効率よく探すことができ、結果として見る機会が増える……という場合もあります。

以前なんか、スモーキー・クォーツの単結晶を探すのに四苦八苦してた時代がありますからね~。

今回いや、昨日に続いて今日も登場のこの石もそのひとつ。
蝙蝠坑・まりも2

まりも水晶~。

まりも水晶1号を買ったときは、
「おお、これが!」
とひそかに大興奮。
それまでには、石屋をうろうろし、ネットで検索しても意外に高くてやきもきしてたので、見つけた時はまさしく「おお!」という感じでした。

でも今ならば
「まず6月の飯田橋でしょ、ミネラルショーならあそことあそこ、それ以外にもあそこら辺の店にありそうだ……」と目星が付くので、さほどウロウロしなくて済みます。

今回の石は、前回と同じときに買ったもので、前回のが生のまりもの美しさで選んだのに対し、こちらは成長干渉の具合で選びました。
まりも水晶の特徴として、まりも(クーカイト)の内包のほかに、成長干渉があります。
この特徴を示すものを持っていなかったので、これをひとつ!

もちろんまりもの内包や全体の美しさも選びまくりました。

次はまりもゴロゴロいっぱいタイプ……いや、あれは少々不気味……。

まりもん

蝙蝠坑・まりも

まりも水晶!

んもー、内包物水晶好きにはたまりません。
これで、いろあいがもうちょっと鮮やかというかきれいめ系の色だということなし……いや、これはこれ、詫び寂びな色合いで大変よろしい。

この石は今年(2011年)6月の新宿ショーで買ったもの。
大きさもころあい(6センチほど)、大きなダメージなし、透明度良し、内包物のバランスよし……なのにお値段がとっても良心的。
初日だったこともあって、箱の中を隅から隅まで嘗め尽くして探してしまいました。

さてこの「まりも」、クーカイト(クーク石)という緑泥の一種なんですが、なんだってこんなに丸く、しかもファントムの表面にプチプチくっついてくれるのでしょうか。
このおかげで、大変ユニークかつ美しいまりも水晶が生まれたわけですが、地中深くの光の刺さない熱水の中で、成長途中の水晶の表面に、つぶつぶまんまるなクーカイトがうろちょろしてたかと思うと……かわいい……。

いや、実はこのまりもがどっさりくっついているのがあって、それは……えーと、その、少々ブキミキモチワルイ感じがします。
これも、熱水の中でまるまるつぶつぶのクーカイトがころころうじゃうじゃ……えーとその。

クーカイト入りの水晶は、日本だけでなアーカンソー産にもありますが、やはりぴか一は、この産地のものでしょう!
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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