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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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無言ファントム

今日は御用納め。
明日から帰省するので、このブログも本日が御用納めとなります。
今年一年、お付き合いいただき、ありがとうございました。
思えばこの一年いろいろありました……。
来年も、石を楽しめる程度には平穏な一年であってほしいです。

年明けは例によってゆっくりスタートです。
来年もよろしくお願いいたします。

さて、今年最後の石雑記シメはこの石で。

7月のミネラル・ザ・ワールドで見つけた石です。

ラメ・ファントム

マダガスカル産の……淡めレッドクォーツです。(だからペール・レッド)
よく見ると側面には小さな結晶がたくさんくっついているので、ある意味キャンドル・クォーツのクラスター。

お店の人は、
「かわいい赤でしょう~」
たしかに、全体的にふんわりレッドで、柔らかい感じ。

「鉄かな? 何による赤かわからないんですよ」
……という説明を聞きながら、いつものように光にかざしたり、光をあてたりしていたら……見つけてしまったんです。

これを。

ラメ・ファントム2

ラメ・ファントム5

キラキラの銅色ファントム!
ペンライトかスポットのライトをうまく当てないと光らないので、見つけにくいんですが、確かにファントム。
確かにキラキラ。
しかも主だった結晶全部に入ってる。

慌ててほかの石もチェックすると、ほとんどの石にキラキラファントムが見られます。
こういう色のキラキラファントムは見たことないぞ!

しかも、話から察するに、お店の人は気づいていない。
こういう石はお買い得。
思わずこっそり買っちゃいました。

後日、この石を売っている店の店舗の方へ行ってみると、「リチウム・クォーツ」となっていました。
確かに鉄系オレンジ赤と言うには紫のニュアンスがあって、リチウムの赤と言ってもおかしくないけれど、リチウムのファントムではキラキラにならないでしょう。
このキラキラは銅色……新しい十円玉のような色合いなので、ひょっとすると表面の赤とは違うものなのだろうか?

このような思いがけない発見があるので、ついつい石はすかしたり、あれこれ光の当て方を変えてチェックしてしまいます。




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やっとラベル。

ちょっと珍しい産地かも。

イエンバイ

ベトナム産です。

買ったのはIMAGE2008。
この時はミャンマーさんのピンクトルマリン(もちろん原石)が豊作でした……。これも同じ店で買ったもの。
それが今頃の登場となったのは、ひとえに私の不注意です。
産地を教えてくださ~い、と書いてもらったのはいいけれど、その手書きラベルを紛失。

いや、捨ててしまった覚えはないので、どこかにあるはずだ……とのんびりしていて、1、2度、「あ、こんなところに」と見つけておきながら、再び見失うという体たらく。
このたび大掃除中に見つけたので、再び見失う前に(見失うな!)、画像に入れておきたいと思います。

売っていたお店の人は、外国人……たぶん、現地の方なのですが、ラベルはカタカナで書いてくださいました。

クリアクォーツ
ベトナム
イエンバイ地区
ルキエン


むーん、産地は英文で入れているので、カタカナ表記は読み方がわかってありがたいけど困ってしまう。

イエンバイは、検索したら出てきましたが、ルキエンが出てこない。
mindatへ行ってベトナムのイエンバイの中の産地でルキエンと読めそうなところを探しました。
結果「Luc Yen」としたのですが、どうでしょう。
違っていたら、どうしよう。

さて、おお、ベトナム、珍しい!……ということで手に取ったこの石、一方は大きい錐面で、もう片方……半分は、ごつごつジャカレー状。
初めて見た時も、今見ても、印象は……クラゲ
エチゼンクラゲとか、ああいう大きいクラゲっぽいかんじがします。

ところで、「ベトナム産水晶」で検索してみたら、意外にちょこちょこあるようす。ハーキマー・タイプやシトリン、エピドートらしきものが入っているものなどがヒットしてきました。
ミネラルショーでも見かけないように思うので、少ないかと思っていたら、検索してヒットするくらいならほどほどに出回っているのかもしれません。

虫歯フラワー

おっと、こっちの虫歯アメジストの登場がまだだった。

虫歯フラワー

他に比べてやや淡い色合い、ゲーサイトの色合いが見られない「虫歯」アメジストです。
この虫歯具合は写真ではなかなか写せなくて困るんですが、短柱状のつくつくクラスターが「虫歯」状になっているのではなくて、やや結晶が寝そべり加減で放射状に広がった、フラワーな感じのアメジストが「虫歯」。

この場合は、「虫歯」の窪みは、結晶を斜めに彫りこむようにへこんでいます。
そのために、フラワーな感じのアメジストがさらに「花」っぽく。

これも、昨日と同じカルール産のようですが、不思議なのは、こんな「虫歯」に結晶することもさることながら、同じカルール産でありながら「虫歯」ではないものがあること。


こちらのフラワー・アメジスト(まさしく平べったいフラワー)もカルール産ですが、どこにも「虫歯」はみられません。

それどころか、部分的にはセプターだったり、


内包するゲーサイトがウニ状だったりします。


カルールという産地全体ではなく、その一部が虫歯アメジスト……つまり、「虫歯」を生むのは、非常に微妙な環境の差である可能性があるわけです。


小花二輪

いくつも持っているし、そろそろいいかな……なんて思っていても、手が出ちゃう。

二輪

毎度おなじみ、インドの「虫歯アメジスト」です。

おさらいしておくと、私が「虫歯アメジスト」と呼んでいるのは、水晶の先端の、本来とがっているところが逆にすり鉢状にへこんでいる、へんてこアメジスト。
へこんでいるようすがまるで虫歯にやられた歯にも見えてくるので「虫歯アメジスト」。

「よく一緒に結晶してるカルサイトみたいな別の鉱物がとれたためじゃない?」
とか
「溶けた(触像)あととか」
と言われるんですが、
すべての結晶に、しかも結晶のまんなかにカルサイトが刺さるように結晶していたとは思えないし、溶けたにしては残っている部分のエッジはとがってきれいだし、とてもそうは思えない。
へこんでいる内側を見ても溶けた様子は見られず、理由や仕組みはわかりませんが、こういう形に結晶したのだ、としか言えない感じです。

おもしろ~い!

過去にいくつも買っているのに、今回もまた買ってしまった理由は、

中に芯があるから。

今までのは、真ん中に向かって深くくぼんでいるものでしたが、今回は真ん中が再度盛り上がって、花の芯のようになってます。
kっついた二つの結晶がそろってそんな具合なので、まるで二輪の小花みたい。

小さいしー、おもしろいしー、変だしー……ということで。

もっと話題になっていいいんじゃないかとおもうんですけど、意外に話を聞かないような気がする、へんてこアメジスト。
南インドのナミル・ナードゥ州、カルール産です。

期待の産地

内モンゴル、内モンゴルと騒いだので、こりゃもうかの産地の石を出さないわけにはいきますまい。
それになんだかクリスマスっぽい石でもあるし。

内モンゴル・水晶・フローライト

内モンゴル・水晶・フローライト2

内モンゴル産、フローライト付水晶、方向違いで2枚。

大きさは掌に乗るくらい。

これを見た時は、
「おお、ダルネゴルスク+ヤオガンシャン!」
と思いました。

水晶部分はロシア、ダルネゴルスクの水晶の雰囲気ですし(たとえばこちらとかこちら)、ユニークな形の水晶にフローライトがくっついたりするあたりは、中国・湖南省のヤオガンシャンの感じ(たとえばこちら

産地を伏せて、何も情報なしに石だけを見せられたら、今言ったような印象で、
「ダルネ(ダルネゴルスク)……っぽいけど、フローライトがついてるからヤオガンシャン?」
……と答えて、見事に間違っているはずです。

いや、内モンゴルでこういう石が出るなんて。
内モンゴルで水晶などいろいろな鉱物が出てきているのは知っていましたが、こんなに面白いのがあるなんて、今後に大期待!

この石ではフローライトが丸い形をしているのが印象的ですが、よく見るとこれがさらに不思議。

フローライトで丸というと、インド産のようにフローライトとは思えないなめらか真ん丸。
こちらのスペイン産も何となく丸いですけど、四角い、フローライトらしい結晶の集まりです。

しかし、今回の石の丸い部分を見てみると……
丸フローライト

表面が三角形の集まり。……ということは、立方体ではなくて、ピラミッドが底面で二つくっついたような三角形の八面体フローライトが集まったもの?
八面体が集まって丸いのは初めて見ました。

見れば見るほど面白い。
期待のヘンテコ水晶産地、ここに登場!

追記:この時は、内モンゴル、赤峰市としかわかりませんでしたが、その後の検索で、
Huanggang Mine, Hexigten Banner (Keshiketeng Co.), Ulanhad League (Chifeng Prefecture), Inner Mongolia Autonomous Region, China
(内モンゴル、赤峰市、ヘシグテン旗、Huanggang 鉱山)
ということがわかりました。
詳しくはこちら。



きれいじゃない美しさ

どーん!

大鰐

池袋の大物。

ブラジル産の……エレスチャルです。
そろそろエレスチャルという言い方を改めようかと思いつつ、代わりの名称がないので、ついつい使ってしまってます。

サイズは、13センチ×9センチ×7センチ。
手と比べるとこんな感じ。
大鰐2

でかいです。

池袋の第2会場(3階)の奥の店で見つけました。
友人がトルマリン入り水晶を、どうしようかと悩んでいるとなりで、ふと目をやるとこの石がごろり。

半分は艶ありなんですが、
大鰐3

半分は、水晶の半分を削って、内部をむき出しにしたような、艶消しで、ごつごつ、ぐにゃぐにゃした……なんというか、
大地からもぎ取ってきたような、荒々しい姿。

お世辞にもきれいとは言い難い風情なんですが、私に言わせると

すてきだわー!

この無骨さがたまりません。

これぞエレスチャル。
えい、エレスチャルとは別のこの無骨な水晶をぴったり言い表す名前はないか。

エレスチャルには「天使の贈り物」だの「水晶の長老」「水晶の最終形態」だのという、あまり合ってないキャッチコピーがくっついているので、ついつい名前を使ってしまいつつも、内心「違う……」と思ってます。

だって、このワイルドごつごつの石と「天使」のイメージじゃないと思いませんか?(パワーストーン的パワーと見た目は無関係かもしれませんが)
「水晶の長老」「最終形態」……これは、普通の水晶がさらに時間が経つことでこうなったのではなく、成長した環境のために、このようにごつごつした形に結晶しただけで、普通の水晶より古いと決まっているわけではありません。

「これ以上成長しないという意味の最終形態」というなら、掘り出された水晶は、すでに晶洞の熱水もなくなり、成長できなくなっていたわけですから、それを言うならすべての水晶が「最終形態」であるはずです。

この、ごつごつとした奔放な形は、「骸晶」というタイプの結晶の仕方によるものだと考えます。
骸晶というのは、簡単に言えば、水晶の成分……二酸化珪素をたっぷり溶かし込んだ濃い熱水の中で、一斉に結晶が始まってしまい、整った形になる間もなく、めきめき、にょきにょきとエネルギッシュに結晶・成長したもの。
見た目は古びているかもしれないけれど、「長老」というよりは「元気な慌てん坊」といいたい感じです。

では、エレスチャル」ではなくて「骸晶」と呼べばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、鉱物の分野で骸晶」というと、

モロッコ骸晶

このように、結晶の角の部分が特に結晶し、面の真ん中がへこんだようになってしまうものがスタンダード。
奔放にごつごつしたのは、骸晶のスタンダードではないようなのです。
よって「骸晶」と呼ぶのも抵抗がある。

現地ブラジルでは「ジャカレー」と呼ぶそうですが、ジャカレーとは「ワニ」のことなので、どちらかというと板状で、タイルを並べたようなごつごつ具合のものがワニっぽい。
黒鰐

何かいい名前はないものか。

さて、大きい石というのは、重いし、高いし(注:今回の場合は破格。なんと一葉先生お一人様)、置き場所に困るんですが、こと、ワイルド石の場合には、「大きさ」が持つ力、存在感というのがありまして……。

陥落。

帰りのかばんは、満足の重さでした。












もう一つのメタモルフォシス

今日は冬至
一陽来復。
(北半球では)もっとも昼間(日の出から日の入りまで)が短いことから、太陽の力が一番弱まる日と考え、今日を境に再び昼間が長くなる……つまり太陽の力が よみがえってくると考えます。
そこで、陰が極まり陽にかえる日という意味で一陽来復。

悪いことが続いた後で 幸運に向かうこと……という意味もあるようで、それにちなんで「変化」の石を。

メタ・ラベンダー

うっすら紫なのがお分かりいただけるでしょうか。
これはこぶし大のぶっかき状のかけらで、この大きさがあるためになんとか紫がかってみえるものの、小さいとほとんど色合いが見えない、淡い色。
でも、半透明白のものと比べると、確かに紫のニュアンスを含んでいます。

この石、同じものをすでに持っていて、ブログにもすでに登場しています

その時は、メタモルフォーゼスと一緒に見つかったが、放射線+加熱では変色しない……とのことでした。

話は前後しますが、メタモルフォーゼスというのは、ミルキー・クォーツの一種。
半透明白、ちょうどアクエリアスとかポカリスエットなどのスポーツ飲料の色合いで、塊状で産出する石英です。
白メタモ


この石英は、なんと放射線を照射すると真っ黒になり、真っ黒になったものを加熱すると、やや緑がかった金色……グリーンゴールドの色合いに大変化します。



ゆえに、クリスタルヒーラーのメロディ氏が「メタモルフォーゼス(メタモルフォシス)」と名付けました。

大変化するからこその名前なので、変化しないのならメタモ(メタモルフォーゼス)ではないのでは?
同じ理由で、変化してしまったあとのグリーンゴールドのものをグリーン・メタモと呼ぶのは反対です。変化後のものはオーロ・ベルディと呼ばれています。オーロ:金、ベルディ:緑なので、こちらの方がピッタリでしょう。

あ、話がずれました。元に戻すと、変化しないのならメタモ(メタモルフォーゼス)ではないのでは?……と思っていたんですが、今回、新しい情報が。

この石、変化するんだそうです。


そしてその変化というのが、非常に意外。

えーと、この薄~い紫の石が、放射線だの加熱だので、違う色に変化するわけではありません。
この色が変化です。

じゃあ、加工されたものが売られていたのか!
……違うみたいです。
加工したというか言わないか、人の手が加わったというかくわわっていないというか……非常に微妙。

というのも、この石は、掘り出したときは飴色、それが掘り出して外に置いて太陽光にあたると、一日くらいでこの淡い紫になるのだというのです。

飴色というと誤解を招くかもしれません。お店の人は飴色と説明してくれたんですが、もっと厳密にいうなら「黄ばんだメタモ(白)」。
黄ばんだという言葉が悪いかもしれないけれど、シトリンというには淡すぎ、かといってメタモの白と比べると、黄色がかっている。
白い紙と淡いベージュ色の違いみたいなものでしょうか。

この色合いのものは持っていないので、先に挙げた白いメタモルフォーゼスを、似た色に加工してみました。

こっちがメタモルフォーゼス白
白メタモ

こっちが加工して似せたもの。
ビフォー・ラベンダー

言われなかったら気が付かないかもしれない差です。

これを直射日光下に放置しておくと、一番最初の写真のような淡い紫になって安定する。

つまり、(淡いけれど)黄色から紫への変化。
しかも、物によっては変化しないのもあるそうで、変化前の色として見せてもらったのは、変化しなかった分らしいです。

でも……そんな変化ってあり?

アメジストを直射日光に長時間あてすぎると色あせる……というのは聞いたことがあります。
それにしても、個人的には日光厳禁……と言うほど弱いものではなく、置きっぱなしで何年か経つと、そういえば色あせている……くらいのものだと思っているのですが。
アメジストを加熱すると黄色や緑になったりするのも知られた話ですから、これが掘り出したときは淡い紫だけれど、放置すると一日で色褪せて黄ばんだ乳白色になるというなら、「そんなに色褪せの激しいのもあるのか!」と驚きはしても、色の変化については、そんなものだろう……と思います。

しかし、逆。
日光で紫になって安定?

「……という水晶(石英)があるんですって」
と、別の人に話をしてみたところ、
「掘りだすと色が変わるのはよくあるよ」
とのこと。

聞いてみると、
「スモーキーは、掘り出したときは真っ黒だけど、すぐに色褪せて、ある程度のところで色褪せが止まる」
と言うではありませんか。
そういえば、アメジストのジオードなども、掘り出して割った直後は濃く鮮やかな色合いだが、さっと色褪せる(そしてやはりある程度で色褪せが止まる)と聞いたことがあります。

これについても、私はガマ(晶洞)に最初の一撃を入れたところを目撃したことがないので、どんなスモーキーもそうなのか、何とも言えません。今度採集をされる方に、話を聞いてみなければ。(@国内)

とりあえず、濃かったものが光で色褪せて淡くなるならわかります。(色の止まり方がそれぞれ違うのがどうしてなのかはよくわかりませんが)

しかし、今回聞いたのは黄色から紫へ。

いったいどんなしくみで?
水晶にはまだまだ不思議がいっぱいです。







アクアマリンがあるならば

水晶が溶けてトライゴーニックが出たりすると、人気ですが、意外にアクアマリンも溶けても人気。
少なくとも私の身の回りでは、溶けアクアマリン、人気です。

……で、溶けアクアマリンがあるならこれだって。

エッチングモルガナイト

溶けモルガナイト!(実物よりややきれいに写ってます)

産地はパキスタン、アクアマリンとモルガナイトは色違いのベリルということになりますから、どっちも溶けたのがあってもおかしくない。
でも、原石アクアマリンほどには原石モルガナイトを見かけないので、自動的に溶けモルガのレア度は上……でしょうか。
私も見たのは初めて……だったかな?(だんだん記憶が怪しくなってきました。見るだけは見てるかも)

アフガニスタン・パキスタンの個人ブームの中で、アクアマリンはいろいろたくさん見ましたが、それに比べるとモルガナイトは断然少ないです。

これは、池袋の最終日、逆に石好き友達から、あるよと教えてもらいました。
行ってみてみると、トレイの上に、長石とか水晶とか、いろんな石と混じって5~6個の溶けモルガがころりころり。
ちょっと「その他B級石」扱いっぽい感じですが、見ればうっすらピンク、とけてはいるものの六角形の結晶の面影あり。
いくつかあった中から、比較的色が濃くて透明度が残っているものを選びました。

わかれば、モルガナイトなるほど! ……ですけれど、このころころ扱いでは、見落とします。
元からモルガナイトは色が淡く、溶けているせいか表面の艶が鈍くて、よけいに白っぽく見えてしまっていたので、それも見落とされていた理由でしょう。

先日のローズ状パイライトも、一つだけ取り出して写真に撮れば、「おお!」といいたい石なんですが、何しろつまみ上げるサイズで、さりげなく机の隅っこの小さい箱の中にまとめて放り込まれていると、意外に目立たないのです。
まったくもって、お店の隅を見落としてはいけません。

……ところで、溶けアクアがあり、溶けモルガがある……となると、溶けエメラルドもあるんだろうか。
(3階第2会場で見た、パイライトからエメラルドが生えているのは面白かった……)

技あり、ミイラ巻き

かくたす・くらすたー

南アフリカのカクタス・クォーツです。別名をスピリット・クォーツともいいます。

カクタス・クォーツとは、南アフリカのこの産地で採れる、特徴的な水晶で、
先端には大きな錐面を持ち、側面には小粒な結晶がまるで「サボテンのとげ」のようにくっついています。
なぜか、アメジストが多いようす。

スタンダード・カクタス
こちらが、スタンダードなカクタス。

それに比べると、今回のものは側面の小結晶がかなり小粒。

カクタス・クォーツとよく似たもので、フェアリ・クォーツと呼ばれるものもあります。
フェアリー・q

カクタスが比較的ずんぐりが多いのに対し、フェアリ・クォーツはほっそり型が多く、細め。
カクタスには大きめのものがあるけれど、フェアリー・クォーツは比較的小型。
側面が小結晶で覆われている……と書くと、カクタスと同じですが、小結晶の大きさがかなり小さいのが特徴で、色合いは白いものが多いです。
断面を見ると、「芯」にあたる結晶があって、その上に小結晶の層がかぶさっているような感じになっているので、個人的には、細長い結晶に二次的に側面の小結晶がくっついたんじゃないかと思ってます。

産地も同じようなので、
比較的大粒結晶に覆われている-ずんぐり-アメジストなのがカクタス、
小粒結晶に覆われている-ほっそり-白いのがフェアリーと、
同じ産地の水晶が見かけで分けられている……と言うところでしょう。

今回の石は、その中間……と言いたい感じ。

色は薄いとはいえアメジスト。
しかし、細長型で側面の小結晶はフェアリーといいたい細かさ。中央の結晶もカクタスにしては細長い。
ところがこの石は、底面が掌よりやや大きいくらいのクラスター……つまり、全体もそれに見合うくらいのしっかりした大きさがあるのです。この大きさはフェアリー・クォーツというにはビッグサイズ。
……というわけで、まさしく中間な感じ。

さてこの石、実は池袋ショー戦利品なんです。……去年の。
カクタス・クォーツのクラスター、いいな~と思っていたところで出会った、まさかの大型、しかも超強力呪文「ハーフ・プライス」が繰り出され、大喜びで陥落してしまったのでした。

「じゃあ、これください」
と買ったところ、お店の人はロールペーパーでくるくると梱包してくださったのですが、その包み方が芸術的。
このとんがった複雑な形を巧みに、しっかり、しかもコンパクトに包まれていたので、ひそかに「ミイラ巻き」と呼んでいます。
かくたす・くらすたー2
(石とほどいてしまってから、気が付いて包みなおして写真に撮ったもの。最初のつつみ方はもっとかっちり包まれていました)

今年は、このお店はややはずれ。
最終日に覗いていたら、「大きいものはハーフプライス」と言われましたが、いや、ちょっと。

小さなビッグポイント

ローズ・ポイント3

ローズクォーツの結晶です。

ご存じ、ローズクォーツは塊状で産出することがほとんどで、結晶……自形結晶になるものは少ないです。
とはいえ、7,8年前は見かけるのもまれで、見かけても「た、高い……」と涙をのむことが多かったのに、最近は見かける機会が増えたような気がします。(探すのに慣れたせいもあるかも)

さて、見かける機会が増えたかもしれないローズクォーツの自形結晶は、これまた切ないことに、あまり大きくなりません。
中には一見大きいポイントに見えるものもありますが、たいていそれは白や淡いスモーキー、時には若干シトリンっぽい水晶の上にローズクォーツがかぶさった、いわば「上げ底」スタイル。
芯までローズの結晶は、小さいものばかりなのです。

なぜ、ローズは自形結晶になるものが少なくて、なっても大きくならないか……謎です。

そういうわけなので、今回の写真の石も小さいのですが……

ローズ・ポイント2

小さいなりに、大きいとは思いませんか?(変な日本語……)
これは、ローズの結晶がたくさん箱に入れられている中から買ったもので、箱にはこれと同じ白濁したローズクォーツの小さなクラスターが入っていたのですが、そのなかからクラスターではない、この石を選んだのは、言うまでもなく大きさです。

大きさは2センチちょっと。半分は剥離面ですが、上半分にはちゃんと結晶が見えていて、これが独立したポイントであることがわかります。

ローズ・ポイント1

透かして見える色合いからもわかるように、中までローズ、それでいてこれだけ大きさがあるということは、ローズの結晶にしては大きい部類に入りそう!




池袋戦利品(6)ねじじゃないよ

ねじ・クリノイド

池袋で見つけた変なもの。

第一印象は、「なぜ、ねじがこんなところにあるんだ?」

ねじというかボルト?
というのも、この石の真ん中の、どう見ても人工物にしか見えない部分だけのがころころトレイに入れられていたからです。
手に取って断面を見ると、さすがに金属ではないとわかるものの、それでも頭は「それ」が人工物であると判断して譲りません。

「どうして、石(みたいなもの)でねじを作るんだ?」

ふと脇を見ると、その「ねじ」のようなものが岩に埋まった状態のもの……いわゆる母岩付きが。

「ねじの化石……じゃなくて」

やっとラベルに気が付いて、拾い読み

「CHALCEDONY AFTER CRINOIDE  
 Carboniferous period.
 Donetsk oblast, Ukraine」


CRINOIDE……クリノイド……ああ、ウミユリだ。

ウミユリというのはこういうの(Wikipedia)。(化石はこんな感じ(ナショナルジオグラフィック)
大雑把にいうならば、硬そうなイソギンチャクに細長い茎がくっついたようなもの……というかんじでしょうか。

ユリというからには植物かと思ってしまいますが、ウニやナマコなどの仲間……立派な「動物」です。

リンク先の写真を見ても、こんなねじには見えないんですが、おそらく、茎の部分の骨……というか芯のような部分なのでしょう。
……おもしろい。
分離されたねじ部分だけのなかから、母岩がついているのを選んで買いました。
よく見るとねじ部分と母岩の間に隙間があり、この部分に柔らかい組織があったのだろうと思われます。

ラベルは、これがのちにカルセドニーに置き換わったものだと示し、続くCarboniferous period.は石炭紀。

つまり、これは石炭紀のウミユリのカルセドニー化した化石。
今から3億6700 万年前から2億8900万年前の生き物のなごりです。

いろいろ検索してみたら、日本でもよく似たのが出てるみたいです。(参考サイトさま

池袋戦利品(5)パイライト・ローズ

パイライト・ローズ

今回の池袋ショーで、最も「感染力」が強かった……といえば、この石かもしれません。

何の感染力かというと、もちろん、「これ、いいと思わない~?」とお勧めすると、勧められた人の買う率が高いという意味です。
またの名を、悪魔のささやき絶好調石

おすすめした2人、さらにそこから勧められた人、計3人がこの石にオチました。
たかが3人と言うなかれ。中の一人は複数個買っていたので、その店にあった仲間石の大半は、私の石仲間が買ってしまったのです。(最終日時点)

何かといえば……パイライト。
とりあえず、ラベルはパイライトになっていますが、この形はカルサイトか何かの上にパイライトがくっついているんじゃないでしょうか。

おそらく六角板状と思われるカルサイト(たぶん)が、まるで薔薇の花のように結晶し、その上をつぶつぶキラキラのパイライトがコーティング。
ちょっぴりレインボーのニュアンスもあるパイライトです。

追記:カルサイトではなく、元は磁硫鉄鉱(ピロータイト)のようです。
覚書はこちら

そのようすは……まるでキラキラ・ラメラメの薔薇!

直径は2センチ弱の小さな石ですが、この形、このキラキラは!
真っ先に飛びついた私は、立体的で一番薔薇に見えて、ちょっぴり母岩付きのものを選びました。
実を言うと、そこに合った仲間石はいずれも面白い形をしていて、甲乙つけがたく、気をぬくと全部買い占めてしまいそうだったので、「形もいいし、母岩付きだし、これがいいのよ、これが!」と自分に言い聞かせ、勢い余って石好き友達にお勧めしまくり、結果、3人の「犠牲者」が出たというわけです。

小さい石なのでにマクロで写すと、「花びら」の立体感が邪魔して、ピンボケしてしまう……母岩が白いので、そのコントラストでどちらかの色が飛んだり、沈んだり。
写すのが難しい石でもあります。

パイライト・ローズ2
明るく写ったのでもう一枚。



池袋戦利品(4) 恐れるべきか否か。

ビクトリアストーン2

ビクトリアストーン

同じルースの裏表です。
なかなかきれいなラリマー……ではありません。

ビクトリアストーンという……人工石です。

店頭の説明では、「石英、長石、方解石、緑柱石などを高温で溶かしてつくった、日本独自の人工宝石………」というようなことが書いてありました。
帰宅後、ネットで検索してみると、「飯盛研究所で作成された、ガラス製模造宝石。キンガストーンと呼ばれる場合もある。」とのこと。
引用:http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/gem_encyclopedia/victoria_stone.html

そりゃ、石英を溶かせばガラスですけども、これを「ガラス製」「模造宝石」と言ってしまうのは疑問です。
ガラスで、こういう放射状の光沢を作ることができるとは思えない。
しかも、写真はちょっと見ラリマーに見えないこともないですが、それは、私がこの色を買ったから。同じ石で青や緑、セピアピンクなど何色ものバリエーションがあり、色が違えばラリマーには全く見えません。

そんな色とりどりな状態で、いったいどんな石を模造しようとしたというのか。

模造というからには、成分は別だけれど見かけは何かの石に似せて、人工的に作った石という意味になりますが、真似する元がなかったら、それは模造とは言えないのではあるまいか。

「ビクトリアストーン」では「ガラス製模造石」としか出てこなかったので、今度は、「Victoria Stone」で検索です。
すると……おお、出てくる出てくる。

曰く、
◇1960年代後半~1970年初期に、飯盛博士によってつくられた合成宝石
◇カラーバリエーションは15~20色
◇クォーツ、マグネサイト、長石、方解石、蛍石、その他を細かく粉状にして溶かし、高圧の状態で35~40日ほどかけて冷やす。
◇結晶促進剤などが添加され、溶かして固めただけでなく結晶化していて、そのために放射状の構造を持つ
◇ネフライトに似ていて、硬度は6(5.5とも)
◇飯盛博士は、この製法を誰にも明かさなかった。
参考(写真もあり)
http://www.jjlrocksandminerals.com/victoria_stone_23.html
http://www.snobappealjewelry.com/blog/?p=159
http://www.espyjewelry.com/index.cfm/fa/subcategories.main/parentcat/28668/subcatid/68383

つまり、これは何かをまねしようとしたものでもなく、何石かを人工的に作ろうとしたのではなく、人工的に作られたものではあるけれど、オリジナルの宝石、つまり、「人造宝石」というのが正しいと思われます。







池袋戦利品(3) 写真化け

アルティガス・カルサイト

ウルグアイ産のカルサイトです。
お値段かわいく300円♪ 大きさもかわいく500円玉よりちょっと大きいくらい。

ミネラルショーでは、大物石も買えば、このように小さな石も手にします。
お値段もピンキリ。
でも、いずれも「フフフフ、見つけたあ~」というにんまり気分には変わりなし。

カルサイトは、柔らかい石なので、水晶に比べると手を出す機会が少ないのですが、この石は、大きさが手頃(小さすぎず、大きすぎず)だったことと、アメジストの上にこんもり結晶したカルサイトもいいなあ……と思っていたところに見つけて、つい、手に取ってしまいました。
最初に意図したアメジスト上ではないけれど、花のつぼみのような形、色、そこに点々と散ったデンドライト。
なかなかにまとまりが良くてかわいらしい。

写真に撮ってみると、半透明な感じが形を浮かび上がらせ、かなり美しく化けるじゃありませんか。
満足満足。


アルティガス・カルサイト2

池袋戦利品(2)

今日はお昼前後を狙って写真撮りまくり。
冬至も間近なこの季節は、写真に適した光の時間が短くて困ります。

さて、東京ミネラルショー2011の戦利品第2弾として登場いたしますは、池袋に先立つこと約2か月、IMAGE2011で見かけたものの、後続があるとにらんで見送った石。

この産地は、出ると大量に出る傾向があるぞ。
今回は見た目もいまいちだし、あわてて飛びつかなくても、次にもっときれいなのが出るかも。
……この読みは当たったぞ!

マニカラン・ルチル

インドはヒマチャルプラデッシュ州のマニカラン産、ルチル入り水晶です。

2、3年くらい前までは、マニカランといえばアイスクリスタルの産地というイメージでしたが、その後はすっかりクルやマナリなど従来の「インド・ヒマラヤ水晶」と区別がつかない……いや、照りの良いクラスターの産地という感じです。

ところが、ところが。
2011年新宿ショーでは、表層近くにグリーンファントムが入り、全体的にふわっと緑に見える水晶が出てきましたし、10月のIMAGE2011では、すでに述べたようにルチル入りがお目見えしました。
ただ、この時はルチルが入っていることは入っているけど、色合い、石の形ともにいまいちで、ヒマラヤでルチル入りというだけで手を出すまでには至らなかったのです。
それまでにも少量ながらルチル入りはでていましたし、アイスクリスタルの例を見ても、何回かのショーをまたいで出てくるだけの産出量は、ありそうだ……そう考えて見送ったのでした。

そして今回の池袋。

出ました、ルチル入り!

予想以上にきれいな、オレンジ色といいたい色合いのルチル!
しかもグラム35円と、比較的良心価格。

わーい!


中には握りこぶしよりやや大きいくらいで、底面からオレンジルチルがたくさん生えている見事な石もありましたが、なにぶんにも大きさゆえに、軽く諭吉先生のお出ましを請わねばならず、それは断念。
半分以下で手ごろな大きさのこの石を選びました。

石の表面は条線とややざらつているために、内部のルチルがよく見えないところが多いのがちょっぴり残念。
不思議な方向から写しているのは、内部がクリアに見えるところが限られているからです。

このほかにもルチル入りはありましたが、面白いことに色合いが2種類ありました。
ひとつは私が買ったオレンジ。
もう一つはゴールド。

ゴールドの方は、若干緑泥を伴うものもありましたが、オレンジと緑泥の組み合わせは、今回見当たりませんでした。
数は、ゴールドの方が多いです。
そのため、オレンジを狙いつつも買いそびれた人もいましたが、おそらく後続ありとにらみます。

それにしても、珍しくきれいなルチル!

ルチル入り水晶はブラジルでたくさん出るために、(質はともかく)見かける機会が比較的多く、すっかりおなじみ石になっていますが、ふとブラジル以外を見渡すと、ルチル入りはあっても「きれい」と思えるものは意外に少なめ。
そんな中で今回のルチル入りは、ブラジル産と並べても見劣りしません。

こうして一つ買ってしまったけれど、後続希望!
きれいだわ~!

池袋、閉幕。

行ってきました、最終日!

去年は強力呪文「ハーフ・プライス」にしてやられましたが、今回は呪文なしでやられました。
会場でご一緒した石好きさんと、言おうね~と約束したので、ここで言いましょう。
だって、言っておけば仕入れてくださる店が増えるかもしれないし♪

では!

内モンゴル、内モンゴル、内モンゴル!

いや~、今回は、この産地の石に落ちまくり。
ロシアのダルネゴルスク産のヘンテコ水晶好きの人は、絶対私の二の舞ですよ!

まず、水晶が面白い。
そこにフローライトがくっつく。
カルサイトも個性的。
さらにそこにパイライトがキラキラをプラス。

私、ラベルなしのブラインドテストをされたら、余裕で間違う自信があります!

ツイッターやHPのリンクでお世話になっているお店に挨拶をして(初日、土曜日は人出が多くてお忙しそうだったので)、先行販売のミネラを買い(知ってる人の記事が出ていたので)、そうこうしているうちに閉会も迫り、そこらじゅうがお片付けモードになっているなか、一つの石に目をとめました。

ちょっと面白いかな……と思って見ていると、お店の方(外国人)は電卓をたたいて金額を提示してきます。
見れば、ほどほどだけど、今の私にはちょっと。(すでに内モンゴルに堕ちたあと)
「いや、いいです」と立ち去ろうとすると、ではこれでどうだ、と値引きしてくれました。
それならばとOKして、ふと見ると、石の裏に値札が。
なんと、最初の値段でもかなりディスカウントされていて、さらに安くしてもらったということは……すごく激安!
うわ~い!

最後にオトクでうれしい閉会となりました。

明日からは写真だ~!


池袋戦利品(1)

例によって今日は家でおとなしく。

東京ミネラルショー2011の戦利品第一弾は何にしようかな……と、買った石をいろいろひねくっていたら、「あること」に気が付いてしまい、
「おお!」
と歓声。

これにしました。
そーだ

ソーダライトと書かれていたルースです。長いところで4.5センチほど。

灰色の中に濃い藍色の筋。ピンクが混じるひび割れ模様。
見かけない、面白い表情のソーダライトだな……と思って買いました。
ワイヤーでペンダントヘッドにでもしようかと。

大胆で、ちょっと現代美術ぽいかんじじゃないですか。

で、どうやってワイヤーで巻こうかな、などと考えながら、ふと思い立ってペンライトで透かして見たのです。
薄いので、灰色の部分くらいは透けるかもしれない……と思ったので。

ところが!

そーだ3
※LEDのペンライトで照らしています。

うお、青い部分が透ける!
なんてきれいな青なんだ

真ん中あたりも照らしてみると。

そーだ2

ひび割れ模様の部分は透けないけれど、青い部分は透ける。(注:ペンライトなどの強い光の場合)
まるで、ステンドグラスみたい!

追記:
このソーダライトはブラジル産、ピンクの部分は長石らしいです。

しつこく池袋

昨日の雑記で
>今回のショーは、隅を探すと掘り出し物ありというかんじ。
>よって明日以降にも精を出さねば。
とか書いてしまいましたが、その言葉にやられたかも。

たいていは初日に今回の目玉級の石をゲットし、2日目以降は掘り出し物、最終日は値下げ商品狙い……というのが流れなのですが、今回は!
うーむ、2日目に目玉級の石が。

いや、1日目のもデカくて、そういう意味では目玉かもしれないけれど、今日のは大きさもあるし、形も面白いし、いろいろな意味で「買っちゃった!」感が大きいです。

……内モンゴルの石、面白い!


なんだか、ロシアのダルネゴルスクに中国のヤオガンシャンを混ぜた感じです。
水晶の形はなんだかダルネだし、そこにフローライトがくっつくあたりがヤオガンシャン。しかもそのフローライトが球状……それもインドみたいなつるんと丸いのじゃなくて、小さな八面体か立方体が集まって球状になっている面白さ。
紫外線でちょっぴり光るようです。

あとは、メルトのモルガナイトとか、一見レムリアンシードにパイライトがふりかかっているのとか。
2日目なのに、やられてるじゃないか、私!

行ってきました池袋

行ってきました池袋。
昨年と同じく開場後の到着だったんですが、入場待ちの列。
会場に入ったのは11時ごろだったでしょうか。

まずは、お世話になってるお店にご挨拶。
ここは友人との待ち合わせ場所にもなるので……というか、みなさん、一度はここに来るはずなので、
「○○さん、もう来てたよ」
とか、逆に
「KUROさん、もう来てるよ」
とか、動向の情報がわかるのです。

挨拶がてらにまずはこのお店をチェック・続いてロシアのお店をチェック。
ロシア石は新宿ショーやIMAGE展ではあまり出てこないので、まとめて持ってくる池袋が大チャンス。

……む、今回はラベンダー(バイオレット)クォーツのきれいなのがあるぞ。これはダルネゴルスクのアメシスト。
淡いきれいな色合いが特徴ですが、今回のは小さ目クラスターで透明度が高い。
いいではないか……と思いつつ、目は別の石に。
あ、バラの花みたいなパイライト!
おおっ、ヘンテコ水晶!
この透明度のそろばん型水晶は久々だ……。
どうしてでしょう。いいなと思うラベンダー・クォーツがあると、同時に興味を引く石が別にあるんですけど。
結局別の石に堕ちました。

目を惹いたのはインドのマニカランできれいなルチル入りが出てきたこと。
IMAGE展でマニカランのルチルを持ってきたのとは別の店。IMAGE展では、ルチルは入っていたけれど外見はいまいちでした。しかし今回はほどほどの大きさ・形・透明度の中にブラジルばりのオレンジルチルやゴールドのルチル入りが!
グラム35円。イケます。

そのほかコロンビア産ペルー産のシトリンインカ・レムリアンシードとかいうものが。
淡い黄色でシトリンとされていましたが、これが実はイオウ入りではないか……と見ている人がいて、判断保留。
なにせ超・強気値段なので、ただでさえ、え~? コロンビアでレムリアン? 誰が、どういう理由で言ってるわけ? と眉唾している身としては、興味をひかれないのであります。
そういえば3階、第2会場では、ピカピカ透明のコロンビアレムリアンが出てましたっけ。

第2会場といえば、おととしはさびしい感じでしたが、去年、今年とかなり充実。
原石好きとしても十分楽しめるお店が並んでいます。
ここで私は、「手のひらサイズまで」という自己ルール破りの石に陥落。
「かろうじて片手(掌+指)に乗るもん!」と強がりを言いながら、こぶし二つ分くらいもありそうな、でかいエレスチャルを買っちゃいました。
ごつごつ、ぐにゃぐにゃしてて、素敵だわー!

今回は、珍しくブレスレットも購入。
フィンランド産の濃いめスモーキー!
去年の池袋で買ったフィンランドのモリオンと同じ産地のスモーキーです。
こんな産地の石がブレスレットになってるなんて。こっくりと濃い、素敵な色合いです。
このブレスは原石を仕入れたお店がそれをビーズに加工してもらったものなので、天然でスモーキー。
色味の良さと産地で……つい……。
ちょっぴりゆとりがあるピッタリサイズなんですが、個人的にはゆったりサイズが好きなので、リメイクするか……どうしよう。

今回のショーは、隅を探すと掘り出し物ありというかんじ。
よって明日以降にも精を出さねば。


明日!

明日は池袋ショー!

明日から池袋ショーですね!

私はもちろん、行く予定。

ミネラルショーについて、まとめています。何かの参考になれば~。

ミネラルショー、ファーストステップ

ミネラルショーを攻略せよ

お買いもの心得

ミネラルショーをどう見るか

聖エラスムスの炎

聖エルモ

セント・エルモ再び。

セントエルモの火というのは、悪天候時に静電気などによって、とがったものの先端に発生することがある発光現象のこと。
その昔、帆船のマストなどに出現したことから、船乗りの守護聖人・聖エラスムス(聖エルモ)の名前が付けられたそうです。

で、水晶におけるセントエルモというのは、水晶に赤いゲーサイトを伴うアメジストのファントムが内包されていて、まるで石の中に炎が燃え上がるように見えているもののこと。
実は、お世話になっている石のお店の、オリジナル・ネーミングです。

オリジナル・ネーミングに手を出すと、ややこしくなるのはわかっていますが、あまりにもピッタリなので、これはもう、大プッシュしてもっとメジャーな名前にしたい気分。
前に登場した「セントエルモ」の名前が付けられていた石と同じく、あっさり言っちゃえばこれもスーパーセブンになるはずなんですが、(注:産地や流通経路を加味して、厳しめ判定)その名前より、私はセントエルモを推すぞ!

……が、それには重大な問題が。

私の石が、いまいちセントエルモというには力不足……ッ!

いや、肉眼で見ればもうちょっと頑張っているのですが、写真に撮ると、ゲーサイト&アメジストファントムの間にある、白い濁りが強く写ってしまって、肝心の「炎」が見えない。
花火が煙に隠されてるような感じです。

聖エルモ2

方向を変えて写してみると、もうちょっとアメジストファントムが見えてきましたが、炎っぽさがいまいち写せない。
ぜいたくを言えば、もうちょっとゲーサイトが多いといいんだけどな。

友人が持っているセントエルモは、ゲーサイトがたっぷりで、光にすかすと赤々と燃え上がるよう。
船でみられるセントエルモが、嵐の中、船乗りたちを導くとされてきたのなら、石の中の炎は何をどこへ導くか。
そりゃもう、石好きをさらなる深みに連れて行くに違いありません。



ご無沙汰

もう、い~くつ寝ると~、池袋~♪
……な時期になってまいりました。
例年このころになると、そわそわ出歩いてしまい、ショー前だというのに石を買ってしまうはめになっているんですが、今年は待て待てと自粛中……と言うか、単に機会を逃しているだけかも。
ともあれ、出歩いてないぶん、そわそわしております。

ということで、気もそぞろに石雑記。

ひまーる・くらすたー

お久しぶりに、ガネーシュ・ヒマール産ヒマラヤ水晶です。
振り返ってみてみると、前回がカンチェンのアクアマリン、その前が本当にネパール産なのかのローズ、ヒマラヤ水晶らしいのになると5月以来となります。

そういえば、最近ヒマラヤ水晶買ってない……。
ヒマラヤ水晶好きを自称しているのに、なんということ。

一通り買っちゃったからねえ……ともいえるんですが、私としては、今のところはずれ続きというか、買いたい石に出会えないねえ……といいたい。

今回の石は、2年くらい前に買ったものです。
掌にちょこんと乗るかわいいクラスターで、緑泥と透明部分のコントラストや、母岩部分の白(たぶん長石)が美しく、清楚で雰囲気のある石です。

なんだか……こういう雰囲気が良い石が少ないような気がするんですよ。
ヒマラヤ水晶そのものは入荷しているみたい。クラスターもあるみたい。
でも、これぞというものが出てこない。

以前は、もっと次々新しいタイプが出てきていたような気がするんですけど……。
新しい穴場を開発せねば。

ますは池袋ショーで探すぞ!

語源はなんだ?

ペリド

ペリドットです。
……おっと。先にペリドットで覚えてしまったので、つい、ペリドットと言ってしまうんですが、鉱物名はオリビン。和名は橄欖石(かんらんせき)です。

以前は結構見かける機会が少なくて、見かけてもアリゾナ産の岩の表面に緑のザラメをふりかけたようにくっついているものくらいだった……と記憶しているんですが、最近はパキスタンからけっこうまとまって産出しているようで、こうして結晶を手に入れることができました。

何とも鮮やかな若草色で、夜、薄暗くなっても美しく輝いて見えることから「イブニング・エメラルド」と呼ばれたそうです。

ところで、この石……名前の語源を調べていたら、頭がぐるぐるしてきました。

最初、調べていたのはトパーズです。
トパーズは、ギリシャ語の「topazos」(探究・探し求める)が語源だと覚えていたんですが、産地だった紅海の島が「topazos(現在のセント・ジョン島)」だった(霧に覆われて探しにくかったため)とか、サンスクリットで「火・熱の意味がある「tapas」……とか、はては、紅海の島が古代エチオピア語の「トパージン(探す)」と言ったことに由来するという話も出てきて、いったいどれだ!……とぐるぐる第一弾。

ところで、これはトパーズの語源の話なんですが、最初(17、18世紀頃)「トパーズ」と呼ばれていたのは、今のトパーズではなくてペリドットだった……という話が出てくるから話はややこしい。

調べていくと、「トパーズ」の産地であり、霧に包まれて見つけにくいことから「topazos」「トパージン」と呼ばれていたらしい現在のセント・ジョン島(地図で調べ中)では、ペリドットが採れていることがわかりました。

トパーズは、透明からシェリー酒色、ピンク、黄色、紫、青……と色合いが結構ありますが、緑……鮮やかな若草色はありません。
色合いが似ているならばともかく、どうしてペリドット(オリビン)と(今の)今のトパーズがすり替わってしまったんだろう。

……というか、ペリドットっていったいどんな意味?
ひょっとして探し求める……という意味のトパーズよりももっとこの石にピッタリの名前だったのでペリドットがペリドットになり、空いた名前がトパーズに着けられたのでは……?

そんな気がしたので、ペリドットの語源を調べることにしました。

まず調べたのは、「主要鉱物英名語源データベース」
とりあえず、一番お堅い感じのところで調べてみます。

曰く
◆フランス語のperidot(橄欖石)に由来し,これはアラビア語のfaridot(宝石)に語源を持つらしい。

……へ? ペリドット(peridot)の語源がperidotって、理由になってなくないですか?

あわてて検索しまくりです。

◆13世紀の中期英語の単語「ペリドート」が由来という説あり。「明るい点」や「明るいボタン」の意味。
◆フランス語で「不明な」という意味の「ペリトー」
◆古代フランス語の「peritot」
 (最初の「フランス語のperidotが……」というのは誤字で「peritot」だったのか?)
◆英国では、13世紀に“peridota”という名称が用いられていて、もっと後には“peridote”という名称も使われた
 (そういえば、私peritoteと覚えていた時期があった……)

中には
◆ギリシャ語のエピドート(epidote、緑簾石(りょくれんせき))が語源といわれる。
◆「エピドート」という石のギリシャ語源「epidotos」が転じたもの
というのも出てきましたが、エピドートの語源は
「菱形の底面の一辺が他方の辺よりも長いところから、ギリシア語のepidotos(増加)に由来する。」
とのこと。
しかし、エピドート(緑簾石)は単斜晶系、ペリドット(オリビン・橄欖石)は斜方晶系、つまり結晶の形は違うはずなので、結晶の形が由来となっているエピドートがペリドットの語源になったというのは無理があるような気がするんですが、エピドートの異綴語だとする説も結構あり。

◆ペリドットの語源はギリシャ語で『黄金石』を意味するペリドットから来ている
……これは、間違いかも。
 ギリシャ語で金色は「khrusos」。それを語源に持つのはクリソライトです。
 ペリドットはクリソライトとも呼ばれていた……とか、特に黄色っぽいものがクリソライトと呼ばれていたと言われています。
 ですから、ペリドットの語源が直接ギリシャ語の「金色」ではないはず。

ついでに
◆ペリドットはハワイのキラウェア火山の女神ペレの涙だといわれています
ハワイでもペリドットが産出し、それ(ハワイ産ペリドット)を「ペレの涙」と呼ぶのであって、ペリドット=ペレの涙ではないので、この書き方は紛らわしい。(涙型の火山弾:溶けたマグマが噴火の際に飛び散ったもの)を指すという説もあり)

……とまあ、語源と言っても「これだ!」とはっきりしているわけではないことだけはわかりました。

それに比べ、鉱物名のオリビンは「オリーブ」が語源。
なるほど緑、オリーブ色。
簡単でいいねえ!……と思っていたら、落とし穴。
オリビンの和名は橄欖石。

この「橄欖(かんらん)」というのがオリーブのことなんですが、実はここにも間違いが絡んでいました。

橄欖というのは、、ベトナム原産の果木で、実を食用にしたり、油を取ったり、薬用にもするほか、薬用にも用います。一見、オリーブに似ているんですが、全く別の植物です。
それを、実だけを見てオリーブと橄欖を同じものだと誤解し、幕末ごろにオリーブを「橄欖」と訳してしまったのがいまだに続いているとか……。

なんてややこしい!



クラスター……?

青金石

いわゆる、「ラピスラズリの結晶」。
ラズライト(青金石)なのか、ソーダライト(方ソーダ石)、ノゼアン(黝方石)、アウイン(藍方石)なんかも混じっているのか、よくわかりませんけども。
よく見ると、濃い藍色の部分と中に一段明るい部分がつぶのように混じっているようにも見えます。
全体としては4つの青い石が混ざりつつ、部分部分でどれかの成分が固まっているとか……そんなことがあるんでしょうか。

最初に買ったのは丸っこい一粒結晶でしたが、今回のはいくつかの結晶がくっついているような……それともごつごつした一塊がそんな風に見えているだけ?

以前、なんだったかで「ラピスラズリはクラスターにならないのでしょうか」という質問を目にして、「そりゃ、無理でしょう」と思ったものでしたが、考えてみると、こんな感じに結晶がくっつきあっているんだったら、これは、もしかして「ラピスラズリのクラスター」と言えるのだろうか?

なんか違うような気もする……。

こんなかたちも

いんど・かるさいと

決済待ちの書類の山が……ではなくて、まるで、紙を積み上げたような……カルサイト。
もともといろんな形の結晶がある石だとは思っていたけど、こんなのもあるのね。

色もそうだけど、何となく不純物が混じって……と見当がつくけれど、形の変化はどういうところで別れるのだろう。

この石は淡い灰緑色で、細かな結晶の様子と淡い色合いが相まって、実はなかなか取りにくかった石。
カルサイトは、柔らかいし、重いし、劈開があるし……で、なるべく手を出さないようにしているんだけれど、面白い結晶のも尾があるので、ついつい買ってしまう。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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