INFORMATION
top-red

石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

楽天ブログは更新を停止しています。 掲示板や記事へのコメント欄は開いておりますが、見落とす可能性が高いので、こちらにコメントいただくか、画像掲示板web拍手の一言メッセージ等をご利用ください。

石好きサイトを結ぶ近道リンク(別館サイト内) 


石の素材サイト         ブログの保存版別館サイト。 
  

画像掲示板です          どんどん増えてます!
  

ブレスなどハンドメイドのためのセカンド・ブログ



石好きが高じてブレスレットやワイヤーラップ・ペンダントを作ってお店に置いていただいてます。
パーフェクトストーンさん
 ※KUROのページはこちら
※当サイトの文章・画像等の無断使用・転載・直リンクは固くお断りいたします。
 使用される場合は、画像を改変せず、出典を明記、当ブログへリンクして下さい。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あーつーいー

暑いー。
涼しさになれるのはすぐなのに、暑さになれるのは時間がかかるような気がする。

……ということで涼しいところでとった写真。

御嶽2013-6
御嶽2013-2
スポンサーサイト

暑苦しい下界へ

ここ数日、毎年恒例の御嶽へ行っていました。

ああ、天然クーラー!
昼間でも長袖で平気。
時々「寒ーい」と言えちゃう贅沢。

帰京するのに車を走らせていると、どんどん暑くなってくるのが切なく恨めしい。
家に帰って速攻でクーラー入れました。

撮ってきた写真で、涼しさをちょっと懐かしみます。

御嶽2013

今年の御嶽はちょっと変

この日は雨。

こういうところの観光地は外で景色を楽しむのが多いので、雨が降るとちょっと困る。

……ということで、初日に撮った写真でも。

毎年、シラビソの花が黒くてもこもこしていて面白いので、何枚も写真を撮るのだけれど
シラビソ
※昨年の写真

今年は、このもこもこ真っ黒くろすけが見当たらない。
よくよく探すと、小さいのがちょっとだけ。

御嶽2013-4

まだ大きくなっていないのか……それも数がものすごく少ない。
どうしたんだろう。

他の花も少ない様子。

あなうめ・御嶽行って来た

毎年恒例の御嶽(長野県)へ。
八月に入ると、山の天気が不安定になるのだそうで、ぎりぎり7月中に。

明日(29日)は天気が崩れる!と頂上を目指す登山組を見送って、私は田ノ原高原でのんびりー。
田ノ原高原までは車で行けるんですが、なんたって2180メートル。気温は10度台。
長袖でも平気なこの涼しさ。ひゃっほー!

御嶽2013-3

雲が切れた隙を狙って、頂上付近を望遠で撮ってみました。
雪渓も見えます。
よーく見ると登山客も写ってます。

短期集中ファーデン

paripari-faden_20130727224010.jpg

ちょうど3年前、パリパリ・ファーデンの名前で登場したへんてこファーデン第2弾!

パリパリとは何かというと、ご覧の通り、これ全面細かなクラックだらけ。

paripari-faden2_20130727224011.jpg


おかげでファーデンの由来である白い筋(私は、ファーデンとはこの白い筋を「芯」にしてそこから結晶が成長したもの……中に白い筋のようなものが見えるだけでなく、育ち方も関係した名前だと考えています)さえ見えませんが、産地がファーデンの大産地であるワジリスタンであることやその形状からファーデンで間違いないだろうとみています。

この2号も1号を買った少しあとに買ったもの……すでに3年近く前の石です。
以来、同じような石を見かけたことがありません。

出回った時期が短い石は、他にもありますが、それでも複数の店で見かけたりするものです。
ましてやアフガニスタン・パキスタンの石は、そのころいくつもの業者さんがたくさん売っていたのですから、他の店でも同じ石を見かけても不思議じゃないのに、見かけない。

あまり数も多くなかったような記憶があります。

こういう石に出会うたび、本当のレアとは人知れずあらわれて人知れず消えていくものなんだろうなと思います。
きっと私が見ることも知ることもない石がたくさんあるはず。

そんな中で、わずかでも出会えたことは、たぶんラッキー。

この石は今、ワイヤーラップでペンダントになってます。


異形エピドート

エピドートといったら普通はこういうの。



束になっていがぐりみたいになったりもするけれど、
エピド・スモーキー

こんな形になるとは思わなかった。

異形エピドート3

反対側から見るともっとシンプルで分かりやすいかも。

異形エピドート2

えーと、六角板状?

このタイプを見かけたのは4、5年前からで、「珍しいよ」と登場した後は、あっちこっちで見かけました。最近はあまり見かけなくなったかも。
私が買ったのは一昨年(2011年)の池袋。そういえば持ってないよなー、手ごろなのがあれば……と思っていたので、小さめのを手に入れました。思えばこれがまとまって見かけた最後かもしれません。

危なかった……。

透明感はないものの、色が緑色(かなり黒っぽい)なので、エピドートと言われて「そうかも……」と思えるんですが、この形はどうにもエピドートらしくない。
実物を手に取り、ひねくり回して眺めると、なーるほど。

六角板状というと、どうしても六角柱のものを輪切りにした状態を思い浮かべてしまいますが、この六角形は違います。
板状の結晶の両端がとがり、ちょうど各辺の長さが同じになる状態だったために六角形に見えているんです。
つまり、六角形に見えている面は、結晶の断面方向ではなくて、側面。
図にするとこんな感じです。
六角エピドート

こういう事だったら、もっと長細い六角形もあってもおかしくないのに、奇妙に正六角形っぽいものばかりなのが不思議。(そういう形の整ったものだけを集めて売っているのかもしれないけど)

さらに不思議なのがあります。
異形エピドート1

これは、形があまり整ってないのでわかりにくいんですが、なんとフローライトやスピネルのような八面体(ピラミッドを底面で二つくっつけたような形)

これも表面にわずかに見える側面の条線を頼りに見てみると、先端のとんがりと柱面の長さ。結晶の厚みがそろっているために八面体に見えていることがわかります。

このへんてこエピドートの産地はパキスタン南部のバロチスタン(Balodhistan)
アフパキマップ

パキスタンを縦横で四分割した左下4分の一あたりです。
私が聞いた産地はクエッタ(Quetta)でしたが、同じようなエピドートがハラン(Kharan)となっていることもあり、スカルンからの産出だとも書かれていたので、例によってスレイマン山脈沿いの広範囲にわたって出るのかもしれません。

だとしたらもっと出てきてもいいのに。

追記:もっと詳しい産地はこちらみたい。
Raywoo Mine, Quetta, Balochistan Pakistan

突発的自主目利き訓練

オークションで手に入れてみた、二眼天珠。

10c

サイズは、19.6cm×0.8cm。
現代天珠の小型(2cm×0.8cm)とほぼ同じサイズなんだけど、現代天珠では見かけないやわらかな茶色、穴周りのニュアンスが、老天珠とは言わないけれど、少々古いように思えたのだけれど、どうだろう。
(出品者の説明はどの天珠も共通で、一つ一つ選んだつくりのいい天珠であること、古いものも混じって売っているとあり、これが古いとは書いていない)

天珠の説明は(石もだけど)難しい。老天珠とかアンティーク天珠といったって、どれくらい古ければ老やアンティークと言えるのか、統一基準はどこにもない。

老鉱天珠とよばれているものにいたっては、古い天珠と同じところの石で作ったというなら、私はその天珠より石が採れた場所が知りたい。
天珠が、果たしてチベットで生まれ、作られ続けたものなのか、チベット外…メソポタミアやインダス由来のものなのか、それがわかる方がずっと重要で面白いはずだ。(老鉱天珠と呼ばれているのが、往々にして古い天珠に全く似ていない時点で、私は老鉱というものに興味がない)

そういえば、最近初めて鑑別書(中国の)付の天珠を(ネットで)見た。
拡大して詳細を見てみると「鑑別結果:玉髄、俗称:天珠」という内容。そりゃそうだ。
内容を見ても(漢文なので推理)、古いとか老天珠であるとか、本物の天珠であるみたいなことは書いていない。
やはり鑑別ではその石が何であるかを判別するだけなんだと、改めて確認。

しかし、古い天珠である、10世紀ごろのもの……と書いているところもあるけれど、この年代はどうやって得られたものなのだろう。
発掘品ならば、同じところから出土したもので年代の推定は可能かもしれないが、発掘品のような風化は見られなかったし(※今回の天珠とは別)、副葬品ならば、チベットでそういうものの採掘が許可されているのかどうかも不明。発掘品や副葬品なら出所が確かなものとして説明に書くのではないか。


古い天珠が欲しいならば、自分なりの基準を見つけ、古い天珠に見られる特徴を一つ一つ覚え、自分で判別していくしかないのだと思う。
パワーストーンではなくて、骨董の分野で天珠を扱っている店もあるけれど……さすが骨董値段だし。

流石に、古いものか古くないものかあやふやな天珠を扱っている店は多くはないので、ときどきオークションを見て自分の目利き力に挑戦してみることにしている。
いいものが安く手に入ればうれしいし。

そういえば、現代天珠をチベットの人に渡し、チベットの人は何年かそれを身に着け、使用感を出してからそれを売る……というようなことがあるのだと聞いたことがある。
チベットの人に現代天珠を身に付けさせて、伝世の天珠と思わせて観光客に買わせるという話は聞いたことがあるけれど、使用感まで「作って」しまうのか。
でも、穴周りの削れなどの使用感は、何年くらいで出てくるものなのだろう。


アップルグリーンの形

先だってのミネラル・ザ・ワールドで、そろそろ帰ろうか……という時に買った石。

グリーンカルサイト

グリーン・カルサイトです。

グリーンカルサイトというと、ヘデンベルガイト入りでモスグリーンなものを除くと、たいていはかけら状か、劈開を利用して整形したものしか見たことがないんですが、これは結晶の形をしています。

犬牙状というにはやや幅広の……ふっくらひし形。
劈開を利用して整形したものは、
劈開形
こういう、マッチ箱を斜めに押しつぶしたような形ですから、これは自然の結晶の形でしょう。

しかも、何とも鮮やかできれいなアップルグリーン!
黄色などはきれいな結晶の形になるのに
黄色結晶形
どうしてアップルグリーンは結晶形を見かけないのか。
色の原因となる成分が邪魔をしているのか、それとも緑の原因となる成分があるところでは結晶の形になりにくい環境なのか。
……だったらどうしてこれは結晶形になれたのか。

不思議。

産地は、お店の人にも確認したんですが、中国以外不明。
ご存知の方、情報募集中です!

マニカラン・グリーン

マニグリーン1

(二年前の)新宿の仇を横浜でとった。

マニカランのグリーンファントムです。

この石に出会ったのは2年前、2011年の新宿ショー
その時は、かなりの強気値段で大きいものには手が出ず、それでも後続が出ないかもしれないと小さいものを買ったのでした。
ところが、予想は外れ、その後もちょくちょく見かけるのに、やっぱり値段は強気。しかも中のファントムを良く見せるためなのか、オイルがべったり塗られていて、「あ、マニカランの緑」と手に取るとべたべたする手触りにげっそり、値段にがっくりで、できればクラスター……と思いながら買えずにいました。

そんな石が、先だっての横浜・ミネラル・ザ・ワールドに!

新宿だと、持ってくるのはインドの業者さんですが、こっちは国内業者さんです。
しかも安い! 新宿で見たのとは段違いの値段です。
オイルも塗ってないし。

これは逃してはならじ、探すべし探すべし。

ところが……この石、マダガスカルのグリーンファントムと違って、水晶部分が微妙に灰色がかった色合いで、しかも大きくなると色がさらにくすむ傾向にあるようなのです。
それに、(この石としては)大きめクラスターになるとダメージもあり、なかなか掘りにくい産状だったのではないかと思われます。(お店の人曰く、現地では石の扱いがぞんざいで瑕がつくとか)

箱の中で半ば紙にくるまれた状態の石をチェック。おまけに在庫(箱が二段重ねで下の箱)も見せていただいて、いくつか選び、さらにお安くしていただいちゃいました。

写真の石は、やっと手に入れたクラスター。
クラスターというには結晶が寝そべっていて、姿はよくありませんが、大きさと色とファントムの具合でこれを選びました。

やや白濁した水晶の、表層付近に見える淡い緑のファントム。淡いけれど、細かい緑の不純物のため、エッジの形まで見える、実はシャープなファントムです。

遠目に見えると、結晶が緑で縁取られているようにも見えます。

ミニ・コロンビアン

数年前からコロンビア・レムリアンと呼ばれる水晶が出回っています。

曰く、
最初はコロンビア産。
エメラルドの鉱山で採れた。
ムゾ産。
サンタンデール産。
そして最近知ったのが、ペーニャス・ブランカス産。

ペーニャス・ブランカスは鉱山名のようで、ムゾ鉱山の近くにあります。
その産地の水晶が売っていたので買いました。

ブランカス

地図で言うと産地はここ↓
コロンビア地図・b

真ん中あたりにペーニャス・ブランカスがあります。

実を言うと、
←エメラルド鉱山で採れた(どの鉱山かは不明)

←ムゾ産

←サンタンデール産(コロンビアレムリアンと呼ばれる前から持ってる)

……と、話題になるごとに小さいのを一つずつ手に入れてるんですが。

というのも、こういうのは誰がどういいだしたかが不明で、ゆえに何でもかんでもレムリアン……と名前がルーズに使われる傾向があるので、「初登場、これがそうだ」と出てきたときに見ておかないと、あとで追いかけにくくなるからです。

詳しくはこちらを読んでいただくとして、私は、コロンビアとレムリアを(イメージ的にも)結び付けられずにいるので、いったいここの水晶の何が、レムリア(私の意識ではほかの水晶と区別しての特別扱いという意味で)と言わしめたかを考えるにも、実物を見て、できれば触っておきたい(パワーなんかはわからないけれど)。

ということで、実は持ってたコロンビア・レムリアンいろいろなんですが……。
「ちょっと見たい」と財布の事情で小さいものを選んだせいでしょうか。こうして写真にとってもごく普通の透明水晶です。

一方、ミネラルショーで海外業者が売っていたのは、先細りのシャープな形状(横筋付き)に、圧倒的な照りと透明度を備えた無色透明の水晶で、変な水晶好きの私でも素直に「おお、きれい」と思えるものでした。

レムリアンシードやほかのブランド的ネーミングの水晶も、「この産地だけ」「この鉱山だけ」と言われますが、私としては、「その中でも特にきれいなもの、特徴的な物だけがその名前に値する」のではないかと思いたい。

コロンビア・レムリアンならば、ムゾやサンタンデール、ペーニャス・ブランカス(……鉱山はどうせ人が彫ったものなので、ここはマグダレナ川流域でもいいかも)で採れたものの中から、際立って透明で照りのいいもの……とか。

これでヒマラヤ水晶というなら、ヒマラヤは場所の名前ですからヒマラヤの範囲内が条件となりえますが、レムリアンシードはイメージの名前。その石の何がそう呼ばせたかという「存在感」が問われると思うのです。

もちろんこれは個人的な感覚の差が出るでしょう。
私がすごくきれいだ、レムリアンシードと呼ばれてもおかしくない、と考えたとしても、別の人にとってはこれくらいは大したことない……かもしれない。
それでもいいと思います。
店がレムリアンシードと言って売っていたからレムリアンシードではなく、「そう思える(思えるに足る雰囲気を持っている)」「何か特別な名前で呼びたい」であるほうが、イメージの名前にはふさわしいと思いませんか?

……ということで、コロンビアレムリアン(できればもっと違う名前で呼びたい)にふさわしい、透明度・照りの美人水晶は、我が家にはやってきてくれそうにありません。さすがのお値段でした。

第五の青

ぺんたごないと

インド産のペンタゴナイトです。
今まではほんの小さな分離の結晶しか持ってなくて、母岩付きが欲しかったので。

カバンサイトとそっくりですが、それも道理。
カバンサイトとペンタゴナイトは科学組成は同じで結晶構造がちょっと違う同質異像の関係です。
ペンタゴナイトは双晶することで断面が「★」になることがあるため、ペンタゴナイトの名前が付けられました。


これはペンタゴナイトと言われてみてみると、カバンサイトがほんのわずか緑のニュアンスがある青であるのに対し、ペンタゴナイトの方が冴えた青。結晶も、カバンサイトの方が素直に放射状であるのに対し、ペンタゴナイトは放射状に伸びた結晶にさらに小さな結晶がカクタス・クォーツのようにくっついているのが違いでしょうか。

ただし、あらかじめ分かったうえで比べると……であって、どちからひとつだけを解く全目の前に出されたら、きっちり当てる自信はありません。

この魅力的な青いいしは、最初アメリカのオレゴンで見つかり、後にインドでたくさん出るようになりました。
産地はオレゴンとインドの二か所なので、そういう意味ではレアな石のはずなんですが、インドからたくさん出るのでレア石扱いからは外れているという、かわいそうなような、石好きにはうれしいような、ちょっと複雑な心境です。

ところで、カバンサイトとペンタゴナイトは、同質異像だと書きました。
つまり成分は同じ、結晶の構造がちょっと違う。
こういう場合は結晶系が異なる場合が多いんですが、調べてみるとどちらも斜方晶系。
……どこが違うんだろう・

ブラックファントムアメジスト

先だっての「緑か否か」のクラスターと一緒に買ってしまった石。

ブラックファントムアメジスト

これも、きれいな紫のアメジストらしいアメジストというには色は淡め、一見色むらありに見えます。
色むらがあっても、淡くてふんわりした色合いだとかわいくてきれいだったりするんですが、これはちょっときれい系色むらではない感じ。

でも……以前からちょこちょこ見かけていて、適当な大きさのがあったら買おうと思っていたので、ついでにチョイス。

その理由はアップにするとわかります。

ブラックファントムアメジスト2

シャープな黒いファントム入り!
きめ細かい黒いつぶつぶによるファントムなので、エッジの部分までくっきりと形作られています。
しかも(かつての錐面の)一面おきに黒くなっているという面白さ。

写真ではこういう結晶が群れたクラスターは、意外にひとつひとつの結晶が写しにくいので困りますが、肉眼ではちゃんと見えています。

これでアメジストでなければこの手の黒は、マンガンじゃないか?と思ってしまうんですが、アメジストだからやっぱり鉄系?


ミネラルザ・ワールド行って来た

横浜で今日から開催のミネラル・ザ・ワールド行ってきました。

出足はゆっくり11時ごろ。

石を見るのはもちろん、会場で顔を合わせる石好きさんとお話し、顔見知りの石屋さんにごあいさつし……で、あちこちで「今回はどうでした?」「面白い石、ありました?」と(お店の人に)聞かれるのですが(お店の人は、自分のブースを離れられないので、なかなか会場全体の様子がわからないのだそうです)……「こんなのがありました!」とすぐに出てこないあたりが、今回のショーの様子を物語っている感じ。

思い出すままにつらつらと……ガネーシュ・ヒマールのなかなかいい石(アクチノライト、緑泥入りなど)を置いているショップあり。
わたしはここでネパールのマリアライトの結晶を買いました。(紫じゃないよ)

ブラジルのレッドキャップ(……といいながら赤い部分がかなり多い)アメジスト(もしくはスモーキー)を置いている店が2件ほど。

今回、アフガニスタン・パキスタン系の石は、ちょっと元気がなさそうな感じ。ここ2回くらい続けて横浜でザギの水晶を買ってるんですが、今回は見かけなかったように思います。

以前、オパールの素敵なのが安く売っていた店は、きれいだけれど値段が普通に高くなってしまい、素通り。

フローライトではきれいなものがちょこちょこあって、私は2つ買ってしまいました。

よくさがすとやや大きめアイスクリスタルが結構安い店があったり、きれいにディスプレイされているより、箱のままがさっと売っているところで掘り出し物ありという感じです。

先だって私が騒いでいたレッドキャップアメジストのブレスレットを売っているところもありました。

今回はビーズを買わずに、原石だけ。

水晶とフローライトとカルサイト。
おっと、忘れないうちにフローライトの産地を確認しないと。

緑か否か

プラシオライト2?

アメジストです。
ブラジル産です。

一見これと言って変なところはない……むしろ色が淡いというか鈍いというか、アメジストとしての質は高くありません。

しかし、私が目を付けたのは、まさにそこ。

ラベンダーというにはくすんだ色合いに見えるその原因、それはアメジストの下が緑だからじゃあるまいか。

よく見ると、アメジストの色合いをしているのは表層付近だけ。クラスターの断面部分には色が付いていません。
それはアメジストクラスターとして珍しいことではありませんが、この部分がうっすら緑に見える……ような気がする。

プラシオライト?

あまりに淡い色合いで、写真に写りにくいところが悲しい。

実を言うと、この手のアメジストはやはり、さほど珍しいものではなくいわゆるアメジストのB級品扱いで見かけることがあります。
その場合、基部のセラドナイトなどが透けて緑に見えている場合と水晶自体が淡い緑の場合があります。

この緑は、言ってみれば、アメジストを加熱すると黄色になるメカニズムの緑バージョン。
先だっての新宿ショーではアメジストの色合いの下が黄色っぽい色合いになっているのを見つけたので、思わずこの色合いが気になりました。

さて、透けて緑か、水晶が緑か。

水晶自体が小粒な場合は、透けて緑の可能性が高くなります。
ところがこのクラスターは掌サイズ(指を除く「てのひら」)。側面の紫色でない部分も1.5センチ以上の厚みがあります。
それだけの厚み、しかも表層のアメジスト越しに見て基部の緑が透けて見えるだろうか。

プラシオライト3?

緑だったらいいな……という期待を込めて。
なにせ、B級扱いなので安かったのです。

産地の影

先だっての新宿ショーでのこと。

いつもお世話になっている石屋さんが言いました。
「トライゴーニックっていうのは、やっぱり透明な水晶に逆三角形がたくさんでているもののことだよ! そういう石じゃなくちゃ」
突然どうしたものかと思ったら、最近新しい産地からトライゴーニックが出たのだそうです。

それが透明で大変美しい……ということで、やっぱりトライゴーニックは透明水晶で、逆三角形も一つ二つ程度のささやかなものではなくたっぷりくっきりき刻み込まれていてこそだ!……と再確認されたらしいのです。

「ほら!」
と見せていただいたものの中の一つがこれ。

グランモゴール

うわー! なんてすてきな溶けっぷり!
※私の中ではすでにこの石はトライゴーニックより溶け水晶としての認識にチェンジ

エッジの部分が丸くなっている……そのなめらかさ。手触りの良さ!
錐面がざらざらしているように見えるのは、すべてトライゴーニックの連打です。

氷が、ちょっと解けかけた時のみずみずしさに通じる、この雰囲気!

美しい。

ところが、この水晶の産地について、気になる話を聞きました。

産地はミナスジェライス州のグランモゴールというところ。
この水晶が採れる場所では、シャーガス病という病気が流行っているのだそうです。

原虫が媒介するこの病気は、感染直後でないと薬が効かないうえ副作用も大きく、実質的に治療法がないという怖い病気。
そういう病気が流行っているので、現地のガリンペーロ(鉱夫)も近づきたがらないとか。
そんなところでこんな水晶が採れるというのですから、皮肉なものです。

それを聞いて、ふと思い出しました。
以前トライゴーニックについて調べた時故・ジェーン・アン・ドゥ氏が著書でトライゴーニックについて「肉体(肉体的意識)と魂(無意識)を結びつけ、 生きながらにして意識的な死・魂の旅ができる石である」と言っていたことを。

トライゴーニックは、パワーがある石と言われていると同時に「死」のイメージが付けられている石でもあるのです(※死=怖いという単純なものではなくて、もっと深い意味がある話です)

そのトライゴーニックが出る産地に、治療法が確立していない死をもたらす病気が潜む。

重なる「死」という言葉が、ちょっとヒヤリと感じられます。

覚書き

先日のレッドキャップ(=オーラライト?)でいろいろ検索していたら、こんなのを見つけてしまった。
http://www.ebay.com/itm/Very-Fine-Red-Cap-Amethyst-Auralite-Quartz-Crystal-Point-Parra-Brazil-/190870060643?pt=LH_DefaultDomain_0&hash=item2c70bdfe63
※オークションサイトなのでそのうちリンク切れの可能性あり。

……え? ブラジル・パラ州産でオーラライト?
リンク先の水晶はこれにそっくり。


※先端はこんなに白っぽくなってなくて赤。

先端の赤い部分はかなり内部まで染みていて、下部のアメジスト部分(スモーキーがかっているようにも見える)にはシェブロンと言えるようなファントムは皆無。

しかも産地がブラジル。

手持ちの石の産地を知らべた時は、ミナスジェライスらしい……ということだったんだけれど、パラ州だったのか? それともパラ州でも出るのか。

実は新宿のデイビッド・ガイガー氏の店でも同じ石(先端は白っぽくない)を扱っていて、それは別の名前で売られていた(なんて名前だったかもっとよく見ておけばよかった! ガイガー氏のサイトを見てみたけど、石があまり載ってない……

とりあえず、オーラライトとブラジル産のこれは別扱いだったはずだと覚書き。

追記(7月19日)
その後の検索とブログ拍手へのコメント(ありがとうございます!)で、この手の石が「アメトリンレッドキャップ」もしくは「レッドキャップ」と呼ばれていたことがわかりました。

いや~先日、ブレスレット、レッドキャップを連呼したので、そのあたりで記憶があいまいだったんですよねー。

アメトリンという割にはシトリン要素が見当たらないんですけど、シトリンを含むものがとこかで出てるのか、それともカットすると見えるのか。

見かけたものは先端が赤、カナダ産にくらべて赤が染みている部分がかなり深くて、基部は濃いアメジストもしくはスモーキー交じりのアメジストに見える(このスモーキーの色合いがシトリンと判断される範囲なのかも)。

一方で、かなり小ぶりで赤の色が鮮やか、基部は透明~スモーキーのタイプもある。
こちらを売っていた店の人に聞いたところ、産地はブラジル以降不明。ただ、一か所でしか採れないと聞いているとのことなので、これも同じ産地なのだろうか。

産地はパラ州カラジャス(Carajás)らしい。

マナスル!

マナスル大

先日登場のマナスル産水晶、第2弾。

マナスルの1号は、やや白濁した水晶にきめの細かい感じの緑泥ファントムが内包され、全体的にもうっすら緑に見える水晶でした。

対して2号は、水晶部分は結構クリア。緑泥は同じくガネーシュ・ヒマール産で見るよりは明るい感じですが、結晶の根元(この石は両側に向かって成長しているので、石全体の真ん中あたりが結晶の根元ということになります)に集まっています。

この緑泥の感じは、パキスタンのこちらに似ているかも。

ただし、結晶の形は違います。
ガネーシュ・ヒマール産にもあまり似てなくて、むしろアンナプルナやダウラギリのクラスターっぽい。
こういうところでも中間地点の石だな……という感じがします。

ところが、他の石は、大きくても小さくても1号ととても似通った特徴を示しているので、この石はマナスルの中では実は少数派かも。

マナスル大2


私にとってはこの石だ

オーラライト

一見何の石か思い浮かばない、深みのある赤い色合いの石。
何だと思います?

先日某石屋さんにいったときのことです。
「オーラライトのブレスレットがあるよ」
「え、カナダのサンダーベイのシェブロンアメジストの?」
「そう、カナダの」
「へー、あるのは知っててネットで見たことはあるけど、実物は見たことないです!」
というやり取りが合って出てきたのがこの石。

一目見て、目を丸くしました。

オーラライトというのはこういう石。

おーららいと

いや、もっと大型で、
しぇぶろん2
インド産のこのシェブロンの先端をヘマタイトで赤くしたようなオーラライトがあるのは知っています。

でも、出回っているオーラライトの多くは色が淡めで、シェブロンの所以であるはっきりしたファントムもあまり見えない石で、私が見たオーラライトのブレスレットも、淡目ファントムぼんやりの石を磨いて作ったと思われるものでした。

それにしても……濃い赤。部分的にシトリンじゃないかと思われるような黄色が混じり(もしかしたら水晶の中に鉄がしみ込んでいるのかも)、紫が混じる……例えて言えば、透明感のあるマホガニー・オブシディアン。いや、コクを3倍くらいにしたアンデシン。

とにかく深みがある素晴らしい色合いなのです。

……と同時に、不思議でした。

オーラライトでこんなビーズが作られるものかと。

ありえない!というわけではないのですが、可能でも作るか?という意味で不思議。

手っ取り早く箇条書きにします。

(1)オーラライトには大型で先端が赤いものがある
   →そういう部分を磨けば今回のようなビーズはできることはできる
(2)出回っているオーラライトの多くは、色が淡めでファントムもくっきりではない
   →ビーズもそんな感じ
(3)先端が赤い原石(レットキャップと呼ばれる)は少ない。
   →しかも大型のものが多くて高い。
(4)オーラライトは、割ったかけらのような原石やスライスしたものも売られている

これが私が不思議に思った理由。

すなわち
(1)先端の赤い部分を削ればできる……というのは、先端部分でしか作れないということ。
(2)(3)(4)を総合すると、先端赤のレッドキャップは少ない、ゆえに高く売れる石。これはオーラライトとしてではなく、カナダのレッドキャップアメジストとしてもミネラルショーでもほとんど見かけないし、あっても高め。

ビーズに削ると、どうしても無駄になる部分が出ます。
色の淡い石でさえかけらやスライスでも売られているのに先端部分でしか作れないいビーズを作るかどうか。

そりゃあ、発注されれば作られるでしょうが……。
それとも赤い部分はあるけど、原石としての鑑賞に堪えない石が出ているのでしょうか。

これはオーラライトの名付け親、デイビッド・ガイガー氏が販売しているものではないので、これをオーラライトの名前で呼んでいいものかどうかは微妙ですが、カナダのサンダーベイ産というなら、産地は同じ。そしてたぶん削る前は同じような見かけの石だったはずです。
※赤い部分とやや透けている部分の境目はこの石がファントムであることを物語っています。

私は、この石を見せられたとたん、
「レッドキャップ! うわ~、あれを削ったのか!」
「レッドキャップなんて、ものすごく贅沢なビーズ!」
……と、オーラライトの名前が頭から吹っ飛び、「レッドキャップ」を連呼していたんですが。

このビーズは10ミリ。
他にももうちょっと透明感のあるもの(10ミリ、8ミリ)があって、そちらの方が見た目にきれい。
ところが、腕にはめさせてもらうと、肌に映えるのは、一番濃い色だったこれ。

「濃い色で10ミリか~」
さすがに、着けにくいかも?でも一番合うのはこれだよなーと思っていると、その場にいた人も
「見た目は淡いほうがきれいだけど、はめるとそれがきれいだね」
と同意見。

いつかはレッドキャップの原石という憧れと、何とも言えない深く素敵な色合いに惹かれて選んでしまいました。

ようこそレッドキャップ!

産地は一緒か?

ブッケンハートジャスパー

Boekenhout ジャスパーです。
なぜ、Boekenhoutとアルファベット表記しているかというと、この地名、けっこう表記ゆれが大きいのです。

ちょっと拾ってみると、
ブッケンハート
ブッケンハウト
ボッケナウト
ボーケンハウト
ブーケンハウト
ボケナイト
……字面と発音からの表記では違ってくるんでしょうが、適切なのはどれだろう?
石と関係なくボーケンハウト幾何 (Buekenhout geometry) というのがあったので、ボーケンハウト?

さてこの石、ジャスパーだと言われているベージュ色の上に、淡い小粒アメジストのドゥルージー。
これは全体が磨かれていますが、原石状態だとベージュ色の部分が複雑に入り組んだひだ状になったりしている表面を薄いアメジストのドゥルージーが覆っている状態です。

かのスーパーセブンの名付け親メロディー氏のネーミングで、最近氏が提唱するグランドフォーメーションの中に入ってます。
※グランドフォーメーション:「偉大なる構成」……そういう性質を持つ、「複数の鉱物から成る石」または「ユニークな性質を持つ鉱物」。
異なる要素に統合をもたらして新たな理解や知識(のための新たな力)をもたらす……らしい。(注:KURO的勝手訳。メロディ氏の説明の訳はこちらのサイト様(ページ下部)に)

まあ、意味とか効果とかグランドフォーメーションとかは、脇に置いておいて……いや、この石は、まさにそういうところが注目されている石なので脇に置いちゃいけないのかもしれませんが、私は興味がないので、脇に置かせていただきます。

そのくせこの石を取り上げたのは、この石が、「カクタス・クォーツの産地で採れる」「カクタスクォーツの母岩部分」と説明されているからです。

言うまでもなくこの石の産地はBoekenhout。
カクタス・クォーツの産地は、ただ南アフリカと名ている場合が多くて困ったものの、Magaliesbergの名前を見かけます。

この二つの地名の位置関係やいかに。

どん。

マガリーズバーグ

Magaliesbergが首都プレトリアに近くて意外。
……Boukenhoutとはかなり離れているような……。


mindatで調べてみたらカクタス・クォーツの産地はBoekenhoutshoekとあったので、カクタス・クォーツはかなり広い範囲で採れている可能性もあります。

しかし、この石、原石も含めてみてみると、「母岩部分」というよりカクタスクォーツと同じ石の、カクタスになってない部分というのが適切な表現ではないでしょうか。
ベージュと薄紫の取り合わせは意外にきれいだけど。

無印ファイルボックスを使う

昨日の、ブレスレットやルースを撮る際に無印良品のファイルボックスを使う……について補足を。

これを使うと影が落ちなくて便利! なのですが、この場合、たとえば夜に室内で撮るには向きません。
机の上に白い布を敷き(紙でもOK)、ファイルボックスを置いても、上から蛍光灯のみの光では、この方法はうまく機能しないんです。

私の場合は、昼間、例によって明るい窓辺で。部屋の照明は点けません。

ふぁいるぼっくす

このように自分の向こう側から、ファイルボックスの下から光が反射するようにしましょう。

どうしても夜になる場合は、窓の方向に電気スタンドなどを置いて、光を補うといいと思います。(蛍光灯などで色が鈍くなるので、カメラでホワイトバランスや露出を調整しましょう。携帯でもホワイトバランス調整の機能はついているとおもいます。

石の写真を撮るには、
(1)石がきれいに見えるように光を当てる
(2)(1)と連動して、光がきれいにあたるようなセッティングをする。
(3)カメラで見ながら微調整
……です。
思い立って机の上にホイとおいてパチリと撮る……ではなかなかきれいには採れません。
ブレスレットの場合は腕にはめたままや手に乗せて撮ると肌の色に影響されます。
キラキラのさざれは、そっちの方が目立つので背景はシンプルに白か黒……場合によってはベージュなど。
机の上の余計なものが写らないだけでも違います

実は、無印の半透明ものはいろいろ役に立ちます。

CDボックスはこんな感じで使えます。
cdぼっくす
※これは背後に紙をたてかけていますが、実際はレースのカーテン越しに光を入れます。

これまでは白い紙を背景にしていましたが、それよりもっと光にすかして撮りたい場合はこれを使います。
半透明なので光が柔らかくなるし、よけいなものも写りません(角度によってhボックスの角が写るのが玉に瑕)

これで撮るとこんな感じ。

ベラクルス

専門の道具がなくても結構なんとかなります。

夕焼け色

あつー。
朝からすでに暑いと思っていたけど、夜になっても暑い。
暑さは明日がピークとか言っているけど、それって明日も同じくらい暑いってことじゃないか。
しかもピークを過ぎた土曜日の最高気温は一度しか違わない。そんなの誤差の範囲だよー。

あめとりんるーす

アメトリンのルースです。
新宿ショーで買ったものです。
例によって会場をふらふら歩きまわっていると、ちょっと色が変わったアメジストのルースガザラットトレイに入れられているのを見つけました。
アメジストとスモーキーならよくあることですが、この色合いは……アメトリン?

トレイの中を探してみると、ひとつだけ、アメトリンの結晶の中心部を磨いたと思しきピースが。
くっきりはっきりではありませんが紫と黄色が互い違いに組み合わさっています。

しかもアメトリンと表示してなくて、値段は普通にアメジスト値段。
ラッキー♪

色だけで言えば紫と黄色は補色関係で相いれない組み合わせですが、さすが天然の色、何ともおいしそうな……あるいは夕焼けの色。

紫部分の色むらは、単に色むらなのか、何か内包物が入っているのでしょうか……?
産地は不明。
アメトリンと言えばボリビアですが、何となくブラジルでもこれ、アメトリンじゃない?というのがあるので、一応不明ということに。

さて、私はこういうルース類の写真を撮るとき、無印良品で売っている半透明白のファイルボックスを使っています。こういうの↓
写真ツール

下に白い布を敷き、その上にファイルボックスを横に置き、ルースを上に乗せて撮ります。
ポイントは高さがあること。半透明で高さがあるので、下から光が入り、ルースを透かして撮ることができます。
(※逆に不透明なものは背景が明るくて物が暗く沈んでしまいます)
表面がマットなので、必要以上に映り込んだり反射したりしません。
半透明であることと、下から光が入るため、置いたルースの影がほとんど出ません。

これくらいのサイズがあるとブレスレットでも大丈夫。

ex

いろいろ演出してきれいに撮るのは難しいかもしれませんが、シンプルに撮るには便利です。

※ちょっと補足を。
 この方法で採る場合、部屋の中で蛍光灯で……は無理です。
 

写真でたどるネパール水晶3(やっぱり独断と偏見)

最初は地図!

色分布予想

ガネーシュヒマールの西は、先日登場したマナスルなんですが、今回は私が手にした順にしたがってアンナプルナ、そしてダウラギリを紹介します。

山の並びは東から西へガネーシュヒマール、マナスル、アンナプルナ、ダウラギリです。

アンナプルナの石を知ったのは2005年。ダウラギリは2010年。

私のアンナプルナの石に対する印象は「四角くてグレーニュアンスの透明」です。

この時見たのは、大小すべてこんな感じで、中にはもうちょっとでムーンストーンと言えそうな長石がついているのもありました。

その後何度かアンナプルナ産を目にする機会があり、第2弾で目にしたのは、かなりガネーシュヒマール似。ずんぐり型ややや先細りとか淡いスモーキー。


この時までは緑泥の入ったものを見かけませんでしたが、その後ネパール水晶コンプリートをあきらめたあと、思い出したように検索してみたら、うっすら緑泥入りのクラスタータイプが出ているようです。

こっそり白状すると、第2弾のガネーシュヒマール似あたりは、産地混じりが起きていたか、逆にそれ以前からもアンナプルナで出ていて、それらがガネーシュヒマール産とひとまとめに売られていた可能性があるんじゃないかと心配しています。

さて、この緑泥うっすらクラスターに似ているのがダウラギリ。
ダウラギリ・クラスター

ここらへんで、ガネーシュ・ヒマールにはぎっしり緑泥が入って全体が深緑に見える水晶もあるのに、アンナプルナやダウラギリにはない。ではその中間あたりだったら、緑泥も中間くらいの分量のが出るんじゃないか。……と思っていたら、今回登場マナスル。
マナスル・小

今後違ったタイプが出ても驚きませんが、予想が当たってホクホクです。


さて、さらに西に進むとカンジロバ。
この産地は透明な水晶ビーズでしか見かけません。原石の姿は見えず。
ビーズでは、産地情報があいまいになるし、ビーズ屋(卸)がよく確認もせずにぽろっと言った産地や名前がそのまま広まってしまった例もあると聞くので、いまだに「本当にカンジロバ?」という「?」がついたままです。

カンジロバ・ヒマールがあるドルパ郡に隣接しているジャジャルコット郡は、水晶というよりドラバイトの産地のイメージがあります。


ジャジャルコット産の水晶もあるらしいのですが、まだしっかり見たことがありません。

そしてネパールの西の端。
サイパル。
サイパルA

まだ一度しか見ていませんが、そこにあったのはネパール産というよりインド産のイメージに近いものでした。
ここからさらに西、ネパールの国境を越えてインドに入ったところにあるナイニタールという産地では、インドのヒマラヤ水晶の代表格であるクル産とそっくりな石が出ています(産地混じりも微妙に可能性あり)
……ということは、サイパルはすでにインド・ヒマラヤ水晶の流れが入っているのかも。

……とネパールの水晶を駆け足で追いかけてみるとこんな感じ。
広大な国土を持つブラジルや中国でいろんな水晶が出てもおかしくはないけれど、さほど大きくないネパールも、こんなに個性豊かなのです。


写真でたどるネパール水晶・2(もちろん独断と偏見)

昨日の続きです。
まずは地図。

色分布予想

今日は昨日のガウリシャンカールから西です。

ガウリシャンカールから西に向かうと地図ではジュゴール・ヒマールです。
ジュガール・ヒマールの表記も見たことがあります。

ところが、地図で探すとこのジュゴールが出てこない、出てこない。
根掘り葉掘りの勢いで検索して、ようやくジュゴールという山ではなくて、いくつかの山を含む山域であることがわかり、含まれる山(ドルジェ・ラクバ)から割りだした推定位置がここ。

※もっと詳しい位置をご存知の方、教えてください!)

唯一ジュゴール産として買ったのはこの石。

ヘマタイト付です。持ってませんが緑泥入りも見かけました。
……困ったことに、見かけはガネーシュ・ヒマールそっくり。

広域でそっくりな石がたくさん出るのか、はたまた「新しい産地だよ!」と思わせたくて名前が引っ張り出されてしまったか……あるいはちゃんとジュゴール産もあるけど、ガネーシュ・ヒマール産と混ざってしまっているのか。
買ったお店を疑う意味ではなくて、あまりにも似ているので、産地混じりを危惧しています。
そういや、最近この産地の表記を見かけません。

お次はラスワ。
この産地のは持ってないのでもどかしい。
最初に見たのは内包物が多くてガサガサした感じのクラスターでした。
検索してみると、ガウリシャンカールにそっくりなスモーキーも出ているようす。
この産地、私はラスワ「郡(つまり、行政の区分)」と解釈しているのですが、店によっては「ラスワという山だ」とおっしゃいます。
日本でも広島県と広島市のように行政の区分名と都市名が同じものがあります。
ラスワもそうなのでしょうか……?

持ってないので写真を見るだけですが、スモーキーはガウリシャンカールそっくり。スモーキー・エリアはここまで伸びているのでしょうか。


さらに西に行くとネパールの東西ほぼ真ん中(ちょっと東より)、ネパールのヒマラヤ水晶の代表選手と言ったらこれでしょう!……のガネーシュ・ヒマールです。

私もネパール・ヒマラヤ水晶の1個め……もしかしたらヒマラヤ水晶としても栄えある第一号はこの産地。
これです。


カンチェンジェンガとかガウリシャンカールとかの他産地が出てきたのは、私がヒマラヤ水晶を集めるようになってからもしばらく後で、長らくネパールと言ったらガネーシュ・ヒマールでした。

そのうち、ティプリングとかジュゴールヒマールとか、見た目ガネーシュにそっくりなのが出てきて、最近(と言ってもここ数年)はラパとかリーとかゴルカなどの産地も聞くようになりました。
果たしてこれはガネーシュ・ヒマールと区別すべきなのか、否か。
これらの産地名が出てきたころにはガネーシュ・ヒマール産をある程度持っていたので、見た目そっくり石に手が伸びなかったので、あまり持っていません。

手持ちの石を見てもらうと、「これはラパで見るね」と言われたりするので、個人的にはティプリングやジュゴール、ラパ、リー、ヒンドゥンなどは「ガネーシュの中の詳細産地」という位置づけです。(実際同じダディン郡の中にあります)


このようにガネーシュ・ヒマールの名前を持つ山は複数あり、ガネーシュ・ヒマール産といっても採れる範囲は広そう……ラパやリー、ヒンドゥンは山のふもとという感じかも。
(ゴルカだけはちょっと離れているのでどうしようかと思案中)

さて、ガネーシュ。代表選手だけあって流通量も多くてバリエーション豊か。
細かな違いを上げていくととんでもないことになって収集が付かないので、あえて大雑把にいいます。

私は、ガネーシュ・ヒマールには大きく二つのタイプがあると思っています。

ひとつはカテドラル系ずんぐり型ともいうべきもの。
たとえばこういうの。
 
 

このタイプは、色を別にするとガウリシャンカールと共通するタイプの結晶のように思われます。

細かく見れば例外もあるんですが、典型的なものでは
接合線
こういう縦の筋……というか凸凹があるのが特徴で、カテドラルと言われている形の表情です。

このタイプには内包物がほとんど見られません。(わずかに例外あり)
そのかわり、スモーキーがかるものはあります。

 

もうひとつはとんがり型。
 
 

こちらは緑泥や角閃石などの内包物が豊か。それと引き換えるようにスモーキーの色合いは見かけません。
例外的に太短く、ずんぐり型に見えても上で接合線と説明したあの凸凹が見られないのでタイプが違うとみています。
77

詳しい産地は分からないけれど、もしかしたら、ずんぐりタイプはガネーシュでも東より、緑泥などが入るとんがりタイプはどちらかというと西より……なんてことがあるんじゃないか。

本当は、無理やり2つに分けるのがもったいないくらいの個性派ぞろいの産地なのです。
ああ、最近素敵なガネーシュ・ヒマールとの出会いがない……。

続く!

写真でたどるネパール水晶(ただし独断と偏見)

色分布予想

昨日の図でもうちょっと。
かつてネパール水晶コンプリートを目指しつつ、どんどん出てくる新しい産地に負けてあきらめ、でも新しい産地を見かけると買っちゃって……な私が、ネパールを東から西に石の写真でたどってみます。

だいたいは昨日言ってしまいましたが、今回は写真付ということで。
(コンプリートをあきらめてから網羅はしてないので、持ってないタイプ、あるのを知らないタイプもあったりします)

ではネパールの東の端、カンチェンジェンガからスタート。

カンチェンジェンガと言われて思い浮かぶのはこういうの。透明で細い結晶が群れたクラスターです。


四川省の透明細結晶クラスターにも似ていますが、基部の石英層の厚さとか、色味、結晶の長さなど、よく見ると印象は異なると思います。

それに比べてやや太め、白い濁りが混ざるタイプもあり。

そういや最近みないかな?

こんな幅広タイプもあったり。


アクアマリン付なんてのもありました。

透明感はなくて、ややスモーキーの色味が混じる半透明。なぜかこの色合いが好き。

カンチェンジュンガはタプレジュン郡にあるので、タプレジュン産表記も見ます。

そのタプレジュンのお隣がサンクワサバ郡。
私の持っている石ではないのですが、実物を見たことがあり、「タプレジュンの隣のサンクワサバ郡?」とお店の人にも確認済の石がこれ。(写真をお借りしています)


かなり大きめ水晶ですが、白濁具合や全体的な雰囲気がカンチェンジュンガの白濁太目タイプと似ているような気がします。

このタプレジュン郡にある山がマカルー。

マカルーA

透明具合といい、結晶が群れる様子と言い、カンチェンジュンガに似ていますが、まとめてたくさん見ると全体的にうっすらスモーキー……スモーキーともいえないくらいの淡い色合いですが……がかっているような気がします。

もう一つ幅広タイプがあり、これもカンチェンジュンガの幅広タイプに似ています。
マカルーB


これは、幅広タイプがタプレジュンとサンクワサバの境目あたりで採れるのか……それとも産地が混ざっているのか。

産地まざりを気にするのはマカルーとエベレストです。


エベレスト山として持っているのはこれ。
 

エベレストといっても、まさか世界最高峰のてっぺんで採ってきたわけではなく、エベレストがあるクーンブ・ヒマールエリアの石ということです。
……で、さっきのマカルーもクーンブ・ヒマールにあります。

エベレストは採掘は許されていなくて、登るときにたまたま拾ってきたもの……という話だったんですが、あるショップのお話では、エベレストは登るだけで高額な費用がかかり、山頂へのアタックのために石など探している暇はないだろう、似た石(二つくっついたツインとか)はマカルーにもある。
エベレストと言われているのはマカルー産じゃないのか……とのこと。
地図で見ればかなり近い山だし、同じ山域だし。
石を手に入れたのはエベレストの方がはやい……ということは、クーンブ・ヒマール産の石を、一番知名度が高いエベレスト産としたものの、後によりくわしくマカルー産としてまとまって出てきたかもしれないのです。

確認するすべはありませんが、可能性の一つとしてメモ。
もちろんちゃんとエベレスト(のふもと)の石もある、マカルーに近いのもある……と、いろいろなのかもしれません。

マカルーとエベレストが近いなら、エベレストとの距離がだいたい同じっぽいのがガウリシャンカール。
しかしながら、(たぶん)エベレストとガウリシャンカールははっきりと違います。

ここはネパールの中でははっきりしたスモーキーが出るところ。
 
 
ほとんどモリオンと言いたい濃さのものから、淡くて透明なものまで色には幅があります。

ところが、カンチェンジュンガ~エベレストあたりまでは見かけた細い結晶は見かけません。
ここの産地はずんぐりころりとした形です。


……長くなるので続く。

マナスル産登場!

マナスル1

初お目見え、マナスル産です。

私、かつてはネパール産ヒマラヤ水晶のコンプリートをもくろんだことがあります。

その当時は、カンチェンジェンガで一つ、ガウリシャンカールでひとつ、ガネーシュでひとつ……と産地名ごとにひとつずつくらい抑えて行けばコンプリートできるかと軽く考えていたら、とんでもない。

知れば知るほどガネーシュヒマール産にもいろんなタイプがあるのがわかってくるし、ガネーシュヒマールのあたりでもラスワやティプリングなど細かい産地名がぞろぞろ出てくる……ということであきらめました。とてもじゃないけど全部は無理。

しかし、新しい産地の石を見ると、つい……。

新しい産地の石を見る時は、ひとつふたつじゃなくて、まとまった量を見るのが希望です。
自分が見つけた石が、その産地のスタンダードであるか、変わり種であるかを知っておかないと、産地のとらえ方が変わってきます。

そうやってしつこく産地ごとの石の表情を見ていたら、ここらへんは透明水晶エリア、ここらへんはスモーキーエリア……という傾向が見えてきたような気がしてきました。
といっても、ちょっと位置がずれてガマ(水晶がまとまって出るポイント、晶洞)が違ったら、出てくるタイプが全く違っても不思議じゃないんですが、たとえば、ネパールの東の端・カンチェンジェンガは、ご存じ、透明で細い結晶のクラスターが出ます(ちょっと太めで白濁したもの、幅広とんがり型も出ます)。

カンチェンジェンガからエベレストを越えて西側のガウリシャンカールは、スモーキーの産地。
で、カンチェンジェンガとガウリシャンカールの間にあるエベレストやマカルーでは細くてうっすらスモーキーの石が出る……という具合に、何となくつながっているような。

思い立ったが吉日で、超独断と偏見によるネパール水晶の色分布(予想)図を書いてみました。
まあ、ネタとしてお楽しみください。

色分布予想

カンチェンジェンガからガウリシャンカールあたりについてはすでに述べましたが、ガウリシャンカールのスモーキーエリアはわずかにガネーシュあたりにも伸びているのか、ガネーシュヒマールでもうっすらスモーキーが出ます。しかし、マカルーと違って形はずっしり太目。

ガネーシュヒマールは、緑泥エリアの中心です。
緑泥ぎっしりの水晶が出ます。
この緑泥エリアはガウリシャンカールの方には伸びていないようで、スモーキーで緑泥入りは見かけないような気がします。
そのかわり、緑泥エリアは西に伸びているのか、アンナプルナとダウラギリでうっすら緑泥入りの水晶が出ます。

ということは、アンナプルナやダウラギリよりガネーシュ・ヒマールに近いところで水晶が出たら、アンナプルナよりは緑泥が多く、ガネーシュほどには濃くないタイプじゃなかろうか。

……なんて予想をしていたら、なんとビンゴ!

今回手にしたマナスル産はご覧の通り。
ガネーシュヒマールの緑泥よりもきめ細かく繊細な感じの……しかし、アンナプルナやダウラギリのほんのりタイプよりはしっかり緑泥で緑の石!

しかも今回まとまった数を見たんですが、ほぼこういうやや白濁きめ細かい緑泥がファントム状に入るタイプだったので、これが(今のところ)スタンダードと言ってもいいでしょう。

なんだか予想が当たってホクホクです。

この石はいちおうDT(両錐)で、裏面は何かに接触していたような艶消し平ら。
やわらかな母岩に寝そべるように結晶したんじゃないかと予想します。


石の値段と鉄鉱石と

内モンゴルアーティチョーク2

内モンゴル産です。

内モンゴル内モンゴルと騒いだ割に、この産地の水晶の登場は2012年1月のこの石以来でした。びっくり。

奇しくも同じ緑水晶です。
やっぱり、ロシアのダルネゴルスク産にそっくりです。
緑色の原因もヘデンベルガイト(ヘデンバーガイト/灰鉄輝石)でしょう。たぶん。
先に登場したものよりも小さく、やや透明感があります。

私のまわりでは、今のところこの緑水晶が人気で、いくつもの結晶がもこっと集まったようすの形が「アーティーチョーク型」と呼ばれてます。
アーティーチョークというのは朝鮮アザミのつぼみのこと。(こういうの(参考)
大きくて、肉厚の苞が重なっている、ちょっと見松ぼっくりのような形です。

私はどちらかというと、

こういうのをアーティチョークと言いたくて、今回の石は個人的にスプレー型(根元がきゅっと絞れていて先端に向けてスプレーを噴射したように広がっているから)。

ただし、石の形は千差万別で、同じ産地の同じような緑水晶でも「あ、松ぼっくり」といいたいものもあります。形に個性……個体差が大きい産地なので、一つ一つをこれはアーティーチョーク、これはスプレー、えーとこれは何だと細分化してもややこしいだけ。ここは「内モンゴルの面白い形の緑水晶」と大雑把にひとまとめにする意味で「アーティーチョーク」と言っておきます。

すでに述べたように、この産地の緑水晶は、色も面白いのに形も個性派ぞろい。
松ぼっくりみたいだったり、いくつも組み合わさって生き物めいていたり。
こうなると同じ石でもいくつも欲しくなってしまうんですが……人気のせいか、あっという間に高い値段になってしまいました。

欲しい~、でも高い~と嘆いていたところ、お店の人からこんな話を聞きました。

この石が採れるのは鉄鉱石の鉱山とのこと。
当然ながらこういう水晶を採るために掘っているのではなくて、鉄鉱石を採掘するための鉱山です。
こういう水晶類は、いわばついでの副産物。
だから、掘るのも石が傷つかないように……ではなくて、爆薬を使ってドーン。
結果的にきれいにとれる石は少ない→きれいなのを選んで仕入れると割高→高くなる原因その1。

鉱山としても鉄鉱石を採るのが仕事なので、水晶を採るのは余計な仕事。
余計なことをしていたら時間がかかって生産効率が落ちる。規則で禁止されたりもする→自由に掘れないから少なくなる→高くなる原因その2。

今は、鉄鉱石の値段が下がっている。そのため鉱山の稼働率を下げて出荷調整し、経費削減中。鉱山が動かないから石も出ない→高くなる原因その3

もちろん、人気が出たのだからちょっとでも高く売って利益を出したいお店の都合もあるでしょうが、鉄鉱石の値段という意外なところも連動しているというのです。

うへえ……。

ソラリスの陽のもとに

ソラリス

えー、表面が、おそらくは酸化鉄系のものにコーティングされて虹色の被膜になっている水晶です。
要するに「天然アクアオーラ」。
写真では一つの面の虹しか写っていませんが、実際はすべての面……黄色くなっているところ全体が虹色被膜になっていてきれいです。

これは、被膜の厚みが虹が出るのにちょうどいい厚みになっているからだと考えられるので、まさしく絶妙のバランスで虹に包まれた水晶というわけ。

最近「ソラリス・クォーツ」の名前で売られているのを見かけます。
産地はアメリカ、アーカンソー州とのこと。
アーカンソー産では以前から黄色い天然コーティングのものが出ていて「ゴールデンヒーラー」の名前で知られていますが、これは黄色いだけでなく華やかな虹が出るので、別の名前が付いたようす。

しかし、なぜ「ソラリス」なのかという説明を見かけないので、私の周りでは、
「(国内の)店が勝手に付けたんじゃないか?」
「ソラリスと言ったら(映画やSF小説の)ソラリスだよねえ?」
※ソラリスはポーランドのSF作家スタニスラフ・レムのベストセラー長篇。邦題は「ソラリスの日のもとに」
などと言われてました。

海外では言われてないの?……と思って検索してみると、やはりというかなんというかネーミング元はやはりアメリカ。

こちらのサイト(海外)では、産地はアーカンソーのアイダ(Ida)山としています。
しかも、名前を決めるにあたって、ネーミング案を募集したとか。
これは新しい。
パワーストーン的説明では……まあ、太陽のパワーがどうとか、アステカとエジプト人がどうとか。
興味がないのでここら辺は流し読みですが、アステカとエジプトは覚えといてください。

こちらのサイト(海外)では産地がthe Collier Creek Mine in Montgomery County, Arkansasです。

こういう時は地図検索!

するとCollier Creek Mineという鉱山の場所はわかりませんが、Mt.Idaのすぐ近くにCollier Creekという地名があるようす。
同じ産地とみていいでしょう。

こちらのサイト(海外)には、堆積岩砂岩から熱水活動で形成されたさまざまな石英脈があり、そこから採れると述べられています。


ただ……アーカンソーのゴールデンヒーラー天然アクアオーラ・バージョンがソラリス・クォーツと簡単には言えないようです。

こちらのサイト(海外オークションサイト)ではこのソラリスクォーツは、MAYANITE(マヤナイト?)とかRAINBOW MAYANITEと呼ばれていると書かれています。
この名前で検索してみると、なるほど、同じような天然アクアオーラ水晶が出てくる。

……しかし、産地が違う。こちらの産地は東ワシントン州、カスケード山脈のふもとだとのこと。

地図に落とすと
ソラリスマップ

アーカンソーは真ん中やや右下。
東ワシントンは地図左上のオレンジ色の丸のあたり。
か~な~り離れてますねえ。それでも天然コーティングで虹で黄色だったら同じなのか。
いやいや、MAYANITEはその名前の通り、マヤの暦に関係するニューエイジ・クリスタルとか言われています。
ソラリスの方はアステカやエジプトだったのに、こっちはマヤ。
……アメリカで採れたんだから、現地の伝説から題材を取ればいいのに。

とりあえず、同じように見えるけど別の産地のがあって、言われていることが違ってるっぽいのでご注意。

透明&内包物

インク・トパーズ3

真っ白で何が何やら……って感じですがトパーズです。
トパーズというと、和名が黄玉であるように、華やかな黄色のイメージですが、原石では意外に透明が多いです。
この石も、ご覧の通りの無色透明!

……そしてその中に謎の内包物。

新宿ショーで、外国の大ぶりなアクセサリーを売っていた店で買いました。
意外なところに意外なものがあるもので、思い起こせば去年のIMAGE展でこれこれを買ったのも同じ店です。

トパーズというと、あんまり内包物の印象がないのですが、実はこういうのこういうのがあるし、フローライト入りなんてのもあるそうです。

今回の石は1センチそこそこの大きさで、中に入っているのが何かしらの鉱物であるのはわかっても、それが何だか不明。

インク・トパーズ2

買って帰って一生懸命マクロしてみましたが……黒っぽく見えていたのが、拡大すると緑がかっているようで……エピドート? にしては形が。

やっぱりわかりません。

同じ種類の石をもう一つ買っていて、こちらはDTということでチョイス。
インク・トパーズ1

表面が溶けているのか、ざらざら凸凹した感じですが、両端がそろった結晶の形をしているのがわかります。

つやぴかエジリン

エジリン・マラウィ


最近はパキスタンでもエジリン石らしきものが出ますが、ちょっと前まではエジリンと水晶ときたらマラウィでした。

この石はマラウィの代表的な産地、Mt.Malosa産。というよりマラウィ産の石はほとんどここのものばかりのような気が……。

場所はここ。
マラウィマップ

マラウィは南北に細長い国で、マラウィ湖が大きな面積を占めています。
Mt.Malosaは南部の方、ゾンバのすぐ北にあります。
最南端のヌサンジェは、ブルー・カルセドニー(ブルー・レースアゲート)の産地のようです。

こちら(海外サイト)に、採掘の様子や山の写真が出ていました。

エジリン付の水晶は、これとかこれを持ってますが、水晶とエジリンのつややかさはこれがダントツ。
透明度も高くて、内部のエジリンが良く見えるんですが、今回はつややかなようすを写してみました。





みどり。

4ミリ

アベンチュリンの4ミリビーズを買いました。

アベンチュリンと言えば、キラキラ。
ビーズではゴ-ルドサンドストーンと呼ばれている、茶色にラメがいっぱい散ったようなガラスビーズが、実はオリジナル。偶然から生まれたという由来により「アベンチュリンガラス」と呼ばれたそうです。
そしてその後、このキラキラガラスに似た天然石に「アベンチュリン」の名前が付けられたんですが……ビーズになるとどうしても名前がルーズになるのか、全然キラキラしていないグリーンのクォーツァイトもアベンチュリンと呼ばれています。

しかしアベンチュリンというからにはキラキラでなければ。
……と言い続けてはや何年か。最近はアベンチュリンとクォーツァイトを区別するところも増えてきてうれしいです。

さて、アベンチュリン。キラキラは内包物によるものなので、大きくなるとどうしても不透明になりますが、小さいビーズはご覧の通り透明感のあるものがあります。
これが何とも美しい。

みずみずしくて、鮮やかで。

さて、ブレスレットにしようか、それともネックレスなんかもいいだろうか。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
06 | 2013/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
検索フォーム
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。