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この青はルチルじゃない。

明日から9月なのに、猛暑絶好調!
気分だけでも涼しくなりたくて、この石を引っ張り出しました。

ジェニパッポ・ブルー

ブラジルはミナス・ジェライス州イティンガの青。
水晶に青いトルマリンが内包されることで青くなっている水晶です。

繰り返します、青の正体はトルマリンです。

トルマリンがエルバイトか実は違うトルマリンなのかで意見が分かれることもあるようですが、トルマリンです。

何故、しつこく繰り返すかというと、これを青ルチルと言っているところが多いから。

私は頑固に内包されているのがトルマリンとわかっているならトルマリン入り、ルチル(クォーツ)というなら鉱物としてのルチル入りであるべきというスタンスです。
だって、ルチルというのは「針状の内包物」という意味ではなくて金紅石という鉱物のことなんですから、ルチルが入っているものがルチル入り。
ジャムが入っているからジャムパン、餡が入っているからアンパンというのと同じレベルの話です。

そりゃ、似ているのでうっかり間違えたということはあるでしょう。確かに判別しがたいものはあると思うので。
でも、ルチルの色にはっきりとした青はないのですから(同質異像のアナテーゼにはあるのに)、青である時点でルチルではないとわかるはず、青ルチルなんて言うのはやめましょう。

お店の人と話をしてると、ルチルじゃないとわかっているけど、ルチルの方が通りがいいのでついつい使っちゃう……ということもあるとか。
いやいやいや、トルマリンなのにルチルと言って売ってしまったからそうなったのですから、逆です。
通りがいいんじゃなくて、間違って広まった(広めてしまった)んです。(そのお店の人、個人のせいではありませんが)
あとになって「えっ、ルチルなのにルチルじゃない?」と混乱する人がいるので、どこかで軌道修正をお願いしたい、切実に。

さて、この石は、時期としてはトルマリン入り青水晶が出回り始めた初期もの。

石は、工業製品ではないので、同じような物がコンスタントに出てくることはありません。
トルマリン入りの青も、初期はトルマリンが細くて全体が青く見えているものが多く、しだいに、ぎっしり入りすぎて不透明なくらいになったり、トルマリンが太くなって青水晶というよりはそのままトルマリン入りと言った方がいいようなもの、ベースの水晶がシトリンがかったものなどいろいろ出てきて、同時に全体青のが少なくなっていった……という傾向だったと記憶しています。

この石は、初期のトルマリンが細くて全体青のきれいな石が出ていたころのもの。
トルマリンは細いと水晶の中でふわっとにじんだように見えて、「青水晶」になるんですが、これは十分細いのにはっきりと針状で、しかもトルマリンにしては光沢あり。
これだったら、青ルチルと言ってしまっても仕方ないかも。……まあルチルに(はっきりとした)青はないので、それを知っていたらもちろん即トルマリンでおしまいですけど。

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マイナーな名前。

スピリット・ガーディアン

水晶には、カテドラルとかエレスチャルとかレーザーとか特徴のある形に「あだ名」が付いています。

最近はパワーストーンといえばビーズでブレスレットを指していることが多くて、ネット上の文字だけの会話では「パワーストーン」と言われても、さて、ブレスレットなのかその他も含むのかと首をひねり、「パワーストーン=ブレスレットではないけれど、ブレスレットと仮定して」なんて前置きが必要になることもあります。

このようなブレスレット人気なので、原石にあだ名をつけて楽しむやり方もやや下火。
それでもさっき挙げたような名前は生き残っていますが、今回のような石に着けられたあだ名は、登場するのが遅かったせいか、国内ではほとんど見かけることがありませんでした。(見つけたのは海外サイト)

「スピリット・ガーディアン」

カッコイイ名前だと思うんだけどなー。
スピリット・ガーディアンは、(ほぼ)同じ大きさのDT(両錐)の結晶が側面でピッタリくっついているものを指します。
ピッタリ同じ大きさの物はなかなかなくて、今回の石もちょっと大きさが不ぞろい。でもこれでも頑張っている方です。
細長い結晶でなくてもよく、たとえばハーキマー・ダイヤモンドみたいなコロコロした形でも、同じような大きさのが並んでぴったりくっついていればいいらしいです。

水晶の原石は形にいろんな個性があるので、それに名前を付けて楽しむのは面白いと思います。

すぴりっと2
これもあるけどDTといえるかどうか微妙。


エスピニャッソ

ばいからー・あめ

昨日に続いて、緑と紫のバイカラー・アメジスト。
バイカラーというほど色がはっきり分かれているわけでもないけれど、いちおうくすんで見えているところが緑っぽく両端が紫。
本当に、この緑は微妙な色で写真に写りにくい、知らないとなんだかくすんできれいじゃないアメジストと思って素通りしてしまいそう。

……しかし、今、この微妙なバイカラーがとても気になっている。

というのも、この石の産地がとても面白い。

産地を地図で探していくと、おなじみディアマンティーナの南100キロ(地図上の目測)ほどの場所。
ミナスジェライスのほぼ真ん中を南北に貫くエスピニャッソ山脈にある。

これまでにもエスピニャッソ山脈は何度も名前が出てきた。
ひとつはライトニングクォーツの産地として。
レムリアンシードの産地・カブラル山脈はエスピニャッソから小さく枝分かれしたような場所だ。

ディアマンティーナも大部分がエスピニャッソ山脈に重なっている。

そしてこの山脈は、ミナスジェライス州を抜けて北隣のバイア州にまで伸びている。
最近このバイア州の産地を調べてみたら、バイア州との州境沿いにはプラシオライトで知られるモンテズーマがある。(モンテズーマはバイア州と説明されているのを見かけたけれど地図ではミナスジェライスだった)
そして、バイア州内では、リチウムクォーツの産地、(主に金色の)ルチルの産地、硫黄入り水晶の産地などが、この山脈にある。
ヘマタイトやゲーサイトが入った一見スーパーセブンに似た水晶もエスピニャッソの周辺といっていいところにあるようだ。
ミナスジェライスでも、金、ダイヤモンド、トルマリンなどの宝石鉱物の産地がエスピニャッソの東側に集中している。

……ということは、この山脈はそういった鉱物が生まれる環境であったということ。
この山脈を作った地球の力が、個性的な水晶を生み出したということ。
これはぜひともエスピニャッソの成り立ちを調べて見なければ。

だけど、なんか資料少ないんだよねえ……。

ひそかに渋くグリーン

アメジストは加熱すると黄色くなる……それ当たり前、なんてことを思っていました。
そこに加熱すると緑になる「プラシオライト」があると聞き、そんな変わり種もあるのかとびっくり。
もちろん緑になるのはとてもとても少なくてレアなんだろう……。

しかし、加熱で緑になる、あるいは地熱などですでに緑になりかけてるアメジストは、思ったよりも多いんじゃないか。
そう思えてきた今日この頃。

セニョール・ド・ボンフィン

ブラジルの産地としてはおなじみ、ミナスジェライス州の北隣、バイア州のアメジストです。
色合いはやや淡いめ。クラックというか結晶と結晶の隙間に鉄分等がしみ込んで、素直にきれいとは言えない感じですが……よーく見ると、根元の方が緑。

緑というより鶯色といいたい感じで透明度もありませんが、緑。緑泥ではなく、アメジストが変色したグリーン。

以前に登場した、マラバのアメジストもトップは紫、根元が緑でしたから、同じです。


セニョール・ド・ボンフィン2
もうひとつ、これも同じ産地ですが、やっぱり根元は(たぶん)緑。

先日買ったクラスターももしかしたら根元(ものすごくほんのり)緑だし、ミナスジェライス産のこれも緑と紫のバイカラー。

……ってことで、意外に多いじゃないか。

渋好み

渋S7

ブレスレットだけれど、この状態で買ったからここで。

「スーパーセブン」だそうです。
手にとったら、店の人が「スーパーセブンです」。
すかさず産地確認。
「産地はどこなんですか?」
「ブラジルです」
「ブラジルのどこか、分かりませんか?」
「エスピリト・サントですよ」

すでに個人のわがままレベルになってるかもしれませんが、私はインドとかマダガスカル産は、スーパーセブンと呼ばない派。
見た目ではむしろそっちの方がきれいだったりするけれど、名付け親がエスピリト・サント産だというんだからそうなんでしょう。(個人的にお隣ミナスジェライスのも追加。事情はいろいろあって考慮済)
インド産とブラジル、エスピリト・サントでは効果が違うのか? なんて難しいことはわかりません。

ごらんのとおり、かなりの渋め石。
スーパーセブンの外見的条件とされる「透明水晶、スモーキー、アメジストが混じった中にゲーサイト、レピドクロサイト、ルチル、カコクセナイトが内包されてる」
……のうち、水晶の色については条件を満たしていますがスモーキーが多め。
内包物はゲーサイトくらいしか確認できません。
まあ、内包物についてはアメジストにルチルが入るのはないんじゃないかとか、カコクセナイトは水晶の中に入らない(水晶が結晶するより低い温度で結晶するからとか)など、本当に4つの内包物がそろうのか?という疑問があるので、「色混じり内包物たっぷりの迫力水晶」と解釈するのが適しているような気がします。

つまり、内包物がちょろちょろっと入っている程度ではスーパーセブンとしては迫力不足だし、果たしてスーパーセブンなのかどうかも疑問。

ここで、ビーズで悩んだら原石も把握しとくと便利という話になります。

何でもスーパーセブンはエスピリト・サントでしか採れないとか、鉱山も限定されてるというんですが、こういうヒーラー系の石の常として、じゃあその鉱山はどこだ?という情報が出てこない。

……で、私は、名付け親氏が「スーパーセブン」といってる石から、石の特徴というか傾向をつかむことにしました。
たとえば唯一日本で和訳されている本に載っているものや 名付け親氏からの直接仕入れと言ってるものなど。

結果、ゲーサイトはちょっぴり太めが多い。色は赤もあるけど黒っぽいのも多い。
けっこうスモーキーも混じる
ゲーサイト以外の内包物は少なかったり見た目いろいろ(ゲーサイトの見かけが違うのも混じる)。
つまり、ストロベリー・クォーツと間違いそうな細くて赤いゲーサイト入りなど、見た目華やかな明るい色合いの原石は見かけない……っぽい。
ビーズは作るのに無駄が出るはずなので、原石はビーズ以上にたくさん出てるはずで、華やかスーパーセブンがスーパーセブンだったら、そういう原石もたくさんないとおかしいんじゃないか。(名付け親氏がらみで売られているのはスライスやルースが多い。ビーズはあるんだろうか?)

この点では、この渋いブレスレットは、原石スーパーセブンの面影が、確かにあります。

ただ、「産地はエスピリト・サントですよ」のあとに「スーパーセブンはエスピリト・サントでしか採れないんです」と続いたので、本当にその産地なのか、スーパーセブン(に見える石)だから、だったら産地はエスピリト・サント(のはず)なのか、不安は残ります。
似た石はミナスジェライスやバイアからも出るし。

ただ、ブラジル産であることは確かだと思われます。
私にはインド産・マダガスカル産とブラジル産は表情が違うように見えるので。

さて、スモーキー分が多くて、渋い色合いで……どうやらそのためにこの石は格安でした。
普通の石ブレスとあんまり変わらないくらい。
あ、サイズも小さめでしたし。
内包物入りが好きな私は、「ま、内包物入りってことでいいか~」と、買ったのでした。
意味や効果は関係ないので、石として気に入るか、便宜上名前を呼ぶのに大外れになってないかだけが問題です。

サイズが明らかに小さかったので、オーバルカットのスモーキーにかなり渋い金属パーツを合わせて、やっぱり渋すぎるほど渋いブレスレットにアレンジ。
この渋さが良いのよ。



……ついでに、「石の表情」でもうひとつ。

「山梨県水晶」と書かれたブレスレットを見ました。
ほんのり黄みスモーキー。よくよく見ると細ーい針というか繊維みたいなのがちらっと入っています。

以前同じようなブレスレットを「山梨県産の水晶だよ、角閃石が入ってるでしょう」と言われたことがあるんですが、今回はそれがトレイにごそっと山盛りで。

一緒にいた友人は、
「入ってるのがルチルっぽい。山梨県でルチル入りは出ないし、石の色も違うっぽい」
と眉間にしわ。

よく見ると細い針にはルチルっぽい光沢。

それに……これだけたくさん作ったのなら同じような石(塊状でも可)がそれ以上にたくさん一か所で採れたということ。
だったら原石だって見かけるだろうし、「山梨県○○産」と書かれていてもおかしくない……というか、きっとそう書きたくなるはず。
国産だから、加工を経ているために詳しい産地が分からないなんてこともないでしょう。
ビーズにする程たくさん採れたんだったら、採集派の人からもうわさが流れてきてもいいはず。
国産水晶はブラジルみたいに同じような水晶がゴロゴロ大量に出るというより、晶洞ごとにちょっとずつ違う、ちょっと離れたら個性が異なる石が採れる……なんてことが普通にあります。(たとえば沢のこっち側ではアメジスト、向こう側では緑泥入りの緑とか)
……ということは、山梨県のあっちこっちの水晶を集めたので、ざっくり「山梨県水晶」にしましたという可能性はほぼないはずです。

以前、国産水晶ブレスレットを出していた別のところは、原石も一緒に並べて「これと一緒の種類を削りました」と紹介してました。

国産水晶かー……と一瞬心が動きましたが、納得できないものは買えないなあ。

石の中の雪山

いくつも持ってるのに買っちゃうんだよねえ……。

錐面ファントム

ファントム。

側面(柱面)がない(割れたか、その部分しか成長しなかったみたい)錐面だけの水晶の中に、白い山。

ファントム(幻影)という名前とは裏腹にくっきりはっきりしっかりしていて、ガーデン・ファントムと呼んでもよさそうな雰囲気。
さらにその上におぼろなファントムがかぶさって、さながら吹雪の雪山。

「これはファントムなんでしょうか、ガーデンなんでしょうか」という質問をときどき見かけるけれど、公式な判断基準はどこにもありません。

そんなのは、持ち主さんが決めること。
そのためには、(典型的な)ファントムやガーデンがどういうものか一応知っている必要があります。
特にビーズは全体が見えないので、原石を知ったうえで、それをビーズにしたらどういう感じになるかと想像力を働かせなくてはなりません。

私の場合、原石好き後にビーズも、という流れなので、ビーズに興味を持った時には原石把握済だったのがラッキーに働きました。

最近の石の本は、原石が載ってなくてビーズだけのもあるので、ビーズで石を好きになった人は、意外に大変なのかも。

abstract painting

ピクチャー・マイカ

抽象絵画……ではなく、石です、石。

雲母の間にイルメナイト(黒)とヘマタイト(赤)がしみ込み結晶しているのだそうです。
買ったのは2008年、新宿ショー。
その時すでに、かなり前の産出で今はとれない、当時の標本のデットストックだとのことでした。
(古いのでブラジルのどこの産出かはわからないとのこと)
ものはぺらっぺらの透明シート状。
トレイにざらっと入れられているのを見つけて、大興奮で手が出せる値段&模様のいいものを選びましたとも!

当時、こんな石があるなんてことは全く知らなかったし、それ以後同じ石を見かけることもありませんでした。
今年の新宿ショーで同じ店で2度目の目撃。
でも1回目に比べると、イルメナイトの放射状の模様も少ないものでした。

2008年に出会えていてよかった!

お店の人(外国人)も、私が買ったものを覚えていて、
「前の方が良かったよね、今はもうないよ」
みたいなことをおっしゃってました。

私が写真を撮っているのを知っていて、写真ちょうだいといわれたので、この写真をお渡ししました。


ピクチャー・マイカ2
大きくてはみ出しているので、画像クリックでご覧ください。


あいまい色

ソフトオレンジレムリアン

そう言えば、これもレムリアンシード。

レムリアンリッジ(側面の横筋。他の水晶では条線とか成長線、パワーストーン名称でバー・コードなどと呼ばれる。レムリアンシードの場合のみ、レムリアン・リッジと呼ぶ)ははっきりしてませんが、一応、レムリアンシードの産地のもの。

ピンクというよりはオレンジ、だけどタンジェリンというには黄色っぽい……柔らかく曖昧な、甘い色。

レムリアンシードというと薄ピンクなイメージがありますが、なにぶん天然のもので、色合いの素は鉄分なので、黄色もオレンジもピンクも……赤黒い色ですらあり得てしまう。

幸いというかなんというか、レムリアンシードとされるもので「赤黒い」物は見たことがないですが……。

同じくらいの大きさの結晶で各色そろえてグラデーションで並べたら、きれいだろうなあ……。

ストライプ・ジー

ストライプ・ジー

オークションで手に入れた天珠第3弾!

説明では、10世紀ごろのものだということです。
目立った傷もなく、表面はマットでやや風化した感じ。
10世紀という説明を信じる理由も、否定する理由も、私には見つけられません。
というのも、石で年代測定はできないので、年代を割りだすとしたら、これが発掘品など同じところから見つかった別の遺物から年代を推測するしかないと思うのですが、発掘されたとするには、表面の風化具合が思ったよりも少ないような。
それに、発掘品で、出所がはっきりしているなら、もっと高いような気がするしい。
それとも、骨董系天珠では、色の様子などで、だいたいの年代の傾向を判断する基準があるのだろうか。

ただ、私の印象では、色の焼きこみ具合から見て、10世紀という年代は、もしかしたら妥当なのかもしれないという感じです。

エッチドカーネリアンもそうなのですが、本当に古いものは、模様を焼きこむ技術が未熟だったのか、たとえばこちらのように、黒に比べて白いラインがあまり染み込んでいなくて浮いている感じ。(※リンク先はそれでも焼きこみで白がしみ込んでいる方です)、長い年月のうちにはがれてしまっているものも見たことがあります。
それが同じような方法でも、時代が進むとこちらのようにきちんと染み込むようになってくるようなのです。

ところが……これは、多分に私の好みの問題なのですが、この手の、両側に石の色を残し、真ん中あたりに白黒のストライプを描いた天珠は、新しいほど……味気なくなっていくような気がします。
三色
なんだか、色がはっきりしすぎ、線がきれいに書かれすぎという感じ。

比べてみると、今回の線珠は、模様は白黒ともはっきり染み込んでいるタイプ。
大きさや形も現代天珠にほぼ近いです。(古い線珠には天珠以上に大小・長短のバリエーションが豊か)
だけども、現代作の線珠ほどにはかっちりしていない。

ということで、現代作というほど新しくもなく、(天珠として)古いともいえないくらいではないかということで、10世紀はありえるかもしれない年代と見ました。

ちなみにこういうのをチョンジーと呼び、チョンジー(線珠)と書かれていることがありますが、チョンジーの訳は「中天珠」です。
おなじみの黒(こげ茶)に白の模様の天珠ではないけれど、天珠とのかかわりが色濃くみられる「準」天珠みたいな意味合いでしょうか。

ああ、古い線珠欲しいなあ……買えないけど。

窓と鍵

窓と鍵

レムリアンシードと呼ばれる水晶が(も)好きだ。
変な水晶スキーだけれど、レムリアンシードは、やっぱり端正で美しいのが良い。

ふんわりマット、うっすらピンク、側面にレムリアンリッジ(横筋)を刻んだその姿は、内部に何かを……私は「空間」とイメージしているんだけれど……包み込んでいるように思える。
普通の透明水晶と違って、ふんわりマット(内部が十分見える絶妙なマット具合が重要)がであることで水晶の内部と外部が柔らかく隔てられていて、うっすらピンクが内部を柔らかく見せている。
きれいに光を当てると和紙の行燈のような……光を包み込み、まわりをぼうっと柔らかく照らすような雰囲気がある。

……ってことで大きいのは買えないけど、小さいのにはいくつも手を出してしまう私。

あっ、もう恒例で繰り返しますが、
「横筋付き水晶=レムリアンシード」ではありません。

水晶の側面の横筋は成長線とか条線とか呼ばれるもので、はっきりしてるのほとんど見えないのいろいろですが、水晶だったら合っても不思議ではないもの。
これをレムリアンシードの条件にしたら、水晶は全部レムリアンシードになっちゃいますよ。

「うっすらマットでほんのりピンク横筋付き」でも条件が足りません。
ブラジルミナスジェライスのカブラル山脈産という産地条件をお忘れなく。

レムリアンシードとは、伝説のレムリア人の記憶だか意識だかが秘められた石、というのがそもそもの設定です。
どうしてそんなものが宿るのかというと、レムリア大陸が沈むとき、レムリア人の意識が南米に飛んで地下で眠りについたから。
カブラル山脈でレムリアンシードが見つかった時、真っ白な砂のような地層にほんのりピンクの水晶が埋もれている神秘的な様子を見て、ヒーラーが、「レムリアの遺跡……この場所こそ、レムリア人が眠りについた場所」というインスピレーションを受けて名づけた。
そういうつながりのあるお話をバックボーンに持っているのです。

考え方は人それぞれなので、伝説だからどうでもいいじゃん、言ったもの勝ちじゃんというのもありかもしれませんが、横筋が付いているからレムリアン、国産水晶でもレムリアン(実際ネットで見ました)なんてのはいかがなものか。
前述したように私は見た目でレムリアンシードが好きなのですが、その名前を使うなら、やっぱり由来となった「お話」は大切にしたいもの。
てことでレムリアンシードには「見た目と産地」という条件を(しつこく)掲げます。

レムリアンシードだってただの水晶だけれど、それを特別な名前で呼ぼうというなら、その名前の適用は厳格に。
そうじゃないと楽しくないです。


さて、今回の石は、さらに名前が重なります。

この石のひとめ見て明らかな特徴は、写真にもでかでかと写っているひし形の面。
一か所レムリアンリッジのために欠けたみたいに見えていますが、大きくてきれいなひし形です。

こういう水晶を「ウィンドウ(ウィンドウ・クリスタル)」といいます。
今ではかなり下火になりましたが、以前は原石が人気でした。
そのころは水晶の面の形でいろいろ名前が付いていて、五角形の面ならばイシス、八角形はグラウンディング(詳しくはこちら)などいろいろなものがありました。

考えてみると、それらの名前が付いた石は、たいてい透明水晶の分離単結。クラスターの中に五角形の面があってもイシスと呼ばれることはあまりなかったように思います。

その後、かなり形のゆがんだ五角形の面のものでも「イシス」と呼ばれたり、クラスターの中で「ここにイシス、ここに○○……」と呼ばれたりするようになってきて、何となく違和感を覚えていました。

考えてみると、イシスやグラウンディングも「特別な名前」であるわけで、その名前を名乗るからには五角形だったらなんでもイシスではなくて、その石の一番大きな面がきれいな五角形になっている者ものこそ、ふさわしい。
そういうことじゃないかと思うのです。

一番大きな面というのをちょっといいかえると、その石の第一の特徴が何であるかということ。
クラスターの中でイシス……に違和感を覚えたのは、クラスターは、まず結晶が群れたクラスターであることが第一の特徴だから。
クラスターの中で一本だけ大きい・長い……とにかく目立つ結晶に、ばっちりイシスならそれをイシスといってもおかしくないかもしれないけれど、同じような結晶を一本一本チェックしてやっと見つけるようでは第一の特徴とはいえない。
イシスの五角形がシリウスという星(☆マークの頂点を結んだ形)からきているという話を大切にするなら、形の整った五角形こそがふさわしい。

その点でいうと、今回の石は、ででんと巨大な「窓」。
結晶もやや平べったく……このウィンドウを目立たせるためのような形。
さらには、下部に見事なキー……結晶が外れた六角形または三角形のくぼみ。これもはずれたあとならなんでもいいというものではなくて、くっきりはっきり「鍵穴」にふさわしいものが望ましい……が現れています。

「ウィンドウ」は「自分の内面を覗く窓」みたいな意味合いがあるようで、そこにキー(鍵というより鍵穴)がある。なんとも意味深な組み合わせの石なのです。

ミッシングリング

ミッシングリング

これも、オークションで手に入れた天珠です。

普通、天珠は両端が細くなった紡錘形ですが、これは円筒形。

模様の描き方も色味のない(クリーム色など)カルセドニーを白く→(焼きこみ)→黒くなる染料で模様を塗り残し→(焼きこみ)→完成というスタンダードな天珠とは違い、ベースが黒いカルセドニーに白で模様を描いています。

天珠の先輩からも意見をいただいたのですが、これはこちらのボンジーと同じで、インドの流れをくむ天珠でしょう。

オークションの説明では「チベット産のアンティーク・ジービーズ」となっていましたが。

現在進行形で修業中の天珠好きの私が見たところでは(つまり信憑性は低い推理)、近年作ではなくて、十年単位で古い(天珠としては古いとは言えないかも)のではないかと思われます。

アンティークだといいますが、「アンティーク」は古い天珠を示す「老天珠」とイコールではありません。
アンティークというのは、ふつう、100年より古いもののこと。
100年といったら、一説では2500年とも言われる歴史を持つ天珠では古くありません。

だから、古い天珠を探すつもりでアンティークだから古い!と思ってしまうと危険です。

この天珠はアンティークにほだされたわけではありませんが、もうちょっと古っぽいかと内心期待してたんですが、期待ほどには古くなさそうな風情です。

それでも、透けない黒さのベースににじまずくっきりと模様が焼きこまれていて、丁寧に作られた天珠であることは確か。

そしてこの天珠を選んだもう一つの理由は、模様。
このジグザグ線の模様は、天珠というよりパムテックに近い雰囲気があります。
dzi-23.jpg dzi-35.jpg

天珠のルーツではないかと言われるエッチドカーネリアンにもあります。
dzi-34.jpg

天珠の模様としてもありますが
dzi-27.jpg
眼天珠ほどには多くないような……というか、模様のおおらかさが少なく、印象が違って見えます。


私は、天珠は突如としてチベットに現れたのではなくて、他の地域からの影響を受けて生まれたもの、もしかしたらチベット外で生まれたものが伝わっ他のかもしれないと思っています。

天珠より時代が新しいパムテックは、天珠の親戚、ヒマラヤ沿いに東へと伝わった天珠が東南アジア(ミャンマー)に達して生まれたのだと言われますが、チベットを経ずにインダス→インド→ミャンマーと伝わった影響もあるんじゃないか。
そんな物語が思い浮かぶ天珠なのです。




期待の罠

ツインもどき

パキスタンのオイル入り水晶です。
写真でもやや黄色く見えているところが、紫外線で蛍光します。
どうやら太陽光でもある程度は蛍光しているらしく、ちょっぴり黄色さが増すような気がします。

さて、この石、見つけた時に写真のように見てしまい
「双晶っぽい?」
と手に取りました。

お店で一つ一つチョイスして仕入れている店ならば、双晶ならばそれと分かったうえで仕入れていて、「双晶です」と表示され(その分ちょっとお高くなり)ますが、私が見ていて嬉しい玉石混交仕入れのお店はそうはいきません。
いいのも悪いのもごちゃ混ぜで、自分で見分けなければならないという手間と引き換えに、他では高め値段設定の石が、普通の水晶価格で手に入る可能性があります。

事実、
「このクラスターのここが日本式双晶なんだよ!」
「実はこれ、グインデル」
などと、いろいろある中から(こっそり)見つけたものを見せていただいたことがあります。
できることなら私もそうやって掘り出し物したいのですが、ごちゃごちゃクラスターの中から目利きするのはまだハードルが高い。
分離単結や、結晶の数が少ないクラスターなどは、まだ可能性があるかなと思うのですが。

……というわけで「めざせ掘り出し物」。
そう言う気持ちで見ていたらば、この石が「もしかして日本式双晶!?」……に見えたんですが……。

裏から見ると普通の結晶。

目利き失敗です。
そのくせ、写真のように見えると、違うとわかっているのに「双晶っぽい~」。

人間、欲しいと思うものはよく見えてしまいがちなので、通販などでは一層注意しなければ。

金のマリア

ゴールド・マリアライト

「金色」といえるほどの色合いじゃないかもしれませんが。
このあいまいな色合いが何となく気になったので……ネパール産のマリアライトです。

……と言っても成分分析したわけではないので、お店の説明を信じるしかないんですが……。
わからないんだったらスキャポライトといえばいいところを、わざわざマリアライトの名前を持ちだしてきたんだから、根拠があるのかもしれないし。

マリアライトというと、紫色のものが知られています。
というのも、近年アフガニスタンできれいな紫色のマリアライトがまとまって見つかったから。

おかげでマリアライトといえば紫、紫だからマリアライト、スキャポライトの紫のものがマリアライト、聖母マリアの石マリアライト……という説明が大増殖。

ちがーう!

マリアライトで検索した途端、「聖母マリアの……」がぞろぞろヒットしてきてうんざりしたので、ここで声を大にしてもう一度。

マリアライトは、スキャポライトの中で
ナトリウムが多いもののこと。
色じゃなくて成分が名前の条件です。
そしてこの名前はドイツの鉱物学者G.von Rathの妻、
Maria Rosaの名前が由来です。


だから、この石がマリアライトであっても、何の不思議もない。

スキャポライトのちゃんとした結晶を持ってなかったし、この淡い黄色の色合いもきれい、しかも売っていたのがヒマラヤ水晶の店だったことに惹かれて選びました。

表示は「ネパール産マリアライト」。

「ネパールのどこですか? 詳しい産地は分かりませんか?」
と聞いてみたところ
「ダディンだそうです。それ以上はわからないんですが」
とのこと。

検索してみましたが、今のところヒットがありません。(インドのタミル・ナードゥで似たのが出ているのでちょっぴり不安が……)

さて、マリアライトは色じゃなくて成分が条件で、名前は聖母マリアに直接関係ない!……なんですが、気になるのは「鑑別結果、パープル・スキャポライト」という言い方。

鉱物名はパープル・スキャポライトです。と書いているところもあるんですが、マリアライトだってれっきとした鉱物名だし、鉱物名というなら「パープル」は不要。
専門家が判断した鑑別結果としても、なんだか誤解を招きそうな言い方だなあ……。

ちょっと小耳にはさんだ話ですが。

鑑別とひとくちにいっても、ざっと見た目で判断するもの、簡単な検査をするもの、大掛かりな機械を使って詳しく分析するものなど、いろいろあるようで、たとえば、今回の石を調べる場合、結晶の形や硬さなど、比較的手軽な方法で分かるのは「スキャポライトである」ということ。
果たしてマリアライト(ナトリウムが多い)なのか、メイオナイト(カルシウムが多い)なのかは大がかりな成分分析をしなければならず、そうするとコストも時間もかかってしまう。
しかもマリアライトかメイオナイトかバシッとはっきり白黒つけられるわけではなくて、50%よりナトリウムが多ければマリアライト……という「50%ルール」では、時にはマリアライトかメイオナイトか微妙なものも出てきてしまう。
長石類でも似たようなことがおこっています。

なので、コストなどの問題で詳しく結果が出せる鑑別をしていない、あるいは、分析しても微妙な中間種っぽい……ということがあるために、鑑別では特に求められない限りやや大雑把に「スキャポライト」とか「フェルドスパー」という言い方にしておこう……という取り決めがあるとかないとか。

そう言えばビーズの鑑別結果で「フェルドスパー」と書かれているのを一時期良く見かけました。

これは間違いとかいう以前に、なにぶん石が天然ものであるために人工的な製品みたいに「これはこっち、それはあっち」とはっきり分けられないことに対処したもの。
鑑別結果を見る方も、そのあたりをある程度分かったうえでマリアライト(パープルスキャポライト)というのが、「成分分析をしたわけではないのでマリアライトであるかは判断していないけれど、(見た目紫の)スキャポライトであることは間違いないです」という意味であるかもしれないことを読み解かなくてはならないというわけです。

「効果ありますか?」

効果

以前にも一度書きましたが

知恵袋などで「パワーストーンには本当に効果ありますか?」という質問を、何度も何度も見かけます。

こういう質問を見るたびに、どういうつもりの質問なんだろうかと裏側を知りたくなります。
「効果、あったらいいな……もしかして、本当にある?(わくわく)」
とか、
「効果があるって聞いたんだけど、本当!?(半信半疑でびっくり)」
とか、石を楽しもうとする気持ちの延長上なら、「あるといいねー」「石好きな人をわくわくさせてくれる効果ならあるよ」なんですけど、

「効果があるんだったら買おう」
……は、ちょっと。

前の雑記では、「金運の石を買ったら金運アップ」みたいな具体的な「効果」なんかあるわけないけれど、漠然と「効果」というなら、石好きを楽しませてくれる効果がある……というようなことを書きました。

そもそも石の効果なんてのは、人が……持ち主が決めるものです。

たとえば、金運の石を買ったら、思いがけないところ……たとえば今は着ていない冬服のコートのポケットから500円玉が出てきた。
偶然かもしれないけれど、そういうことがあったとします。
「500円、ラッキー♪」と考える人は、それを石の効果と考えるかもしれませんが、「ああ、あのときの500円、ここにつっこんでたんだ」と思い出したら、それは石の効果と思えないかもしれません。
500円だったら「ああ、あのときの」でも、5000円札だったら、思い出しても「見つかった、ラッキー♪、石のおかげかも」になるかもしれないです。
自分がそこに入れたのを忘れていただけで、石を買わなくても冬になれば見つけたはずだと考える人にとっては、金額に関係なく「石のおかげ(効果)」とは考えないでしょう。
……同じ出来事でも、人の考えによって「石のおかげ」になったりならなかったりしてしまう。

ここで「石の効果というのはこういうものだ」とか「こんな効果があるなら買おう」みたいに効果を具体的に期待するほど、それ以外は効果とは思えなくなってしまい……期待が具体的であればあるほど、そんな都合のいいことは起こりえないので、「やっぱり効果はなかった」になってしまうでしょう。

つまり、「効果があるなら」は皮肉にも石の効果から遠ざかることになるんじゃないかと思います。

実は石の効果というのは「楽しむこと」「喜ぶこと」……なんじゃないでしょうか。
私は石の意味や効果に興味がないので、好きな石を持つことが即「楽しい」です。
意味や効果で楽しむ場合も、ちょっとしたことでも「石のおかげ」と考えて「いいことあった!」と喜ぶ。
楽しみ、喜ぶことで生じる気持ちの(プラスの)変化。
それが石の効果……石だけではもたらされない、石と人の相乗効果だと思います。




謎の穴。

とがみ大

国産アメジスト!

これも今年の飯田橋からやってきました。

先だっての赤倉川アメジストのときに、「群馬県のアメジストは初めて」と書こうとしたんですが、ふと引っかかってやめました。

やめて正解。
この水晶も群馬県産でした(汗)。
一緒に買ったのに、何を忘れているんだ、私。

しかもこの産地の水晶は、すでにひとつ持っていました。
それはさすがに覚えていて、(戸神の名前を憶えていて、それが群馬県であることを忘れてた)
「あ、前に買った戸神の大きいバージョン」
と思って手に取り、意外な値段に目を丸くして即決していたのです。
なんたって、前の石が500円玉に乗るくらいの大きさ、こちらは掌サイズなのに、値段が小さいのの倍程度とは。(ほかのは、もうちょっと高め。これだけがなぜか安め)

最初の方は、形状が面白かったんですけれど、こちらの魅力は何と言っても大きめクラスターであること。

そして母岩の断面を見ると紫の部分が何層にも重なり、縞模様に見えていること。

そして謎の穴があること。

そう、謎の穴。

とがみ大2

なんだこれは。

即売会へGO!

今日は、いつもお世話になっているお店の即売会へGO!

もう、行く道々、暑いわ暑いわ暑いわ……(エンドレス)。
いったん会場に入ったら出られません。(暑さから逃れる意味でも、石を見る意味でも)

結局帰る時間ぎりぎりまでいました。

正直、今回の品ぞろえはちょっぴり元気なし。
とはいえ、新宿ショーで見かけて「即売会に出ていたら買おう!」と決めていた石が、めでたく並んでいたので、すかさずゲット。

あとは、持っているけど形が良くて選んだレムリアンシード、シンギングなレーザーなど。

ふー、楽しかったー!

中に。

中国フローライト第2弾!

先月のミネラル・ザ・ワールドで買ったものです。

湖南紫

中心が濃い紫、外側が淡い目の紫……中国のフローライトとしては、アップルグリーンと同じくこれも良く見かける色合いで、表面はややマット。それがカルセドニーやカルサイト(たぶん)がいろいろごちゃごちゃしている母岩の上にちょこちょこ載っています。

実はこの石、お店でしばらく売れ残っていたようす。
だったら見ているはずのに覚えがないし、ミネラル・ザ・ワールドでも最初はピンとこなかった……それほどに地味な石。

会場を一周してきてまだあったら買おう、と運試しをした石にまんまと逃げられ、そのほかの石を見ている時に、手に取って何の気なしに会場の照明に透かして見ると。

……!

ヤバい。

見つけちゃった。

そんな言葉が脳裏をめぐりました。

なぜなら……。

湖南紫2

面取りしたサイコロ状の結晶の中に、紫色の丸いもこもこ。

フローライトも、成長途中で環境が変わったのか、色が変化してきたようすが残っているものがあります。
水晶のファントムみたいなもので、フローライトの場合はゾーニングと呼ばれていることが多いです。
ファントムっぽいものなので、フローライトの結晶の形の縮小版、四角いものがほとんど。

しかし、これは丸いもこもこ。

中のゾーニングが丸いなあ……というのは持ってたんですが、最初のが淡い色合いなのに対し、これは色が濃くて、はっきりもこもこ状だとわかります。

地味だけど……地味だけど(ちょっと迷ってる)……でもおもしろーい!

産地は湖南。鉱山名まで書いてもらったんですが、この名前で検索してもヒットしないのが困りもの。
(鉱山名なので、そこまで出てないといえばそうですが、たいてい鉱山のある町の名前だったりするので、ヒットするかと……)

確か、同じ湖南省で、キューブ上や八面体の結晶の形をしてないもこもこ紫フローライトが出ています。
もしかしてこの近く?……と思ったんですが、もこもこフローライトの産地は「Minggang, Xinyang, Henan, China.」らしい。
綴りが全然違うので、同じではない……けど近いんだろうか?

それはともあれ、光に透かしてやられました。






煌めきの罠

広東省グリーンフローライト

広東省のグリーンフローライトです。

中国のフローライトとしてはよく見かける、透明度抜群のアップルグリーン。
よく似たのはすでにひとつ持っています。
ただしそちらは湖南省産。

今回のは広東省産で、透明度と照りが段違いにすごい。

面の形も、繊細で小さく、無数のキューブが集まって大雑把にはピラミッド型(八面体の半分)っぽくなっています。
無数の面があり、それがすべてキラキラ、さらには透明度が高いとなると、これが写真には大敵。

あっちからこっちから写真を撮りまくり、形の雰囲気と透明感が写せたかな?
……と思えたのが上の写真です。

普通に撮るとこんな感じ。
広東省グリーンフローライト2
これではキラキラ感が写せてない。

産地名を読み解くと、
広東省広東 韶関市 乳源ヤオ族自治県となるようす。
Ruyuanは鉱山名ですが、Ruyuanだけで検索すると乳源ヤオ族自治県と出るので、ここにある鉱山とみていいんじゃないでしょうか。

地図の位置はここ。
広東省地図

広東省の北は湖南省なので、おそらくフローライトの脈が省をまたいで伸びているのでしょう。


セプター→ファントム

カラーファントム

ブラジル産です。

ごらんのとおり、根元の方はやや淡いめのアメジスト。そこに酸化鉄と思しき赤っぽい色合いのファントムががっつり入って、その上を透明な水晶が覆っています。

向きを変えると、ご覧の通り。

カラーファントム2

かつての結晶の一面に酸化鉄がこびりついて、それがファントムになっていることがわかります。

この石は、比較的形の整ったものを選んだんですが、他の石では、透明水腫尾部分がアメジストを覆い損ね、一部アメジストが露出しているのもありました。

ファントムというのは、水晶が成長する過程で、一時的に成長が止まったり、ごくゆっくりになった時期に、結晶の表面に不純物が付着し(埃が積もるようなもの?)、再び水晶が成長を始めるとその上を水晶が覆って不純物は中に取り込まれた状態になり、それがかつての結晶の形の形の内包物になるものです。

だけど……このようにくっきりはっきりしたファントム、しかも色違いとなると、一時的に成長が止まったというレベルを超えて、アメジストを土台に透明水晶が結晶したといいたくなります。

アメジスト部分が露出しているものを見るに、むしろファントムというより、セプター……この場合はキノコ水晶と言った方がわかりやすいかもしれませんが、キノコ水晶の笠の部分がほかの部分まで成長し、土台となる水晶全体を覆ってしまったといった方が近いのかもしれません。





もっときれいなはずなのに。

パナスクエイラ

お久しぶりのヨーロッパ産。
ポルトガルはパナスケイラのアパタイト付水晶です。

パナスケイラは、ポルトガルの南の方にある鉱山で、大量のタングステンを産出することで知られています。
もう100年も稼働しているのに、まだ産出量があるというのですから、おどろき!

……石でいうと、個人的にこの産地のイメージは「アパタイト」。
微妙な色合いのきれいなアパタイト付水晶をみかけたら、真っ先にこの産地では?と疑います。

ヨーロッパ産ということで見かける機会も少なく、見かけてもやっぱりお値段高かった……というタイプなんですが、運よくこの石を手に入れました。
アパタイト付水晶ですが、今回は水晶は母岩に徹していて、主役は淡い水色(ちょっとくすんだ色合い)のアパタイト。
本当は、もっとつやつやきれいなのに、どうしても「これだ」という角度が見つけられなくて、きれいな写真が取れません。
おかげで、買ったのはかなり前なのに、今頃の登場と相成りました。

実はパナスケイラ産は後二つくらいあるんですが、そろいもそろって写真難航中。

普通は「写真で化ける」「実物は写真より劣るかも」ですが、この石については実物の方がきれい。
脳内補正をよろしくお願いします。


パナスケイラの位置はここ↓
パナスケイラマップ

チャラ

先だってのロシアマップにいろいろ追加。
流石にデカいロシアなので、地図も大きく、ブログの表示からはみ出してしまいました。
右端が切れて表示されているので、全体をご覧になるには、マップをクリックしてください。
マップのみが表示されます。

ロシアマップ・改

せっかく作った地図ベースなので、いろいろ盛り込みたくなりまして。
……といいつつ、私にとっての(産地としての)ロシアは、へんてこ水晶のダルネゴルスクとスモーキーやロシアンレムリアンがらみのウラル山脈でほぼ事足りるので、ロシアロシア……えーと何があったっけ、と変なところで考え込みました。
思い出したものを適当に放り込んだので、「これもあるよ!」というのがありましたらご意見いただけると嬉しいです。

では、地図の右端(東)から。(ブログの表示では地図が途切れています。画像クリックしてご覧下さい)
ロシアの東海岸、日本に意外に近いところにあるのがダルネゴルスク
ここはへんてこ水晶の産地。
 

次はチャロアイト。

チャロ川流域で発見されたとか、そこで採れるとかそういう説明を目にしますが、チャロ川ってどこだっけ。

ちまちま調べると……どうも小さい川らしくってなかなか出てこない。
さらにしつこく検索すると……おお、レナ川の支流だったのか。
チャロアイトのラベルにはそのほかAldan(アルダン)の名前も出てきますが、これもレナ川の支流の名前でありこのあたりの楯状地のなまえでもあるみたい。

今回改めて調べたら「ムルン山脈でしか採れない」という説明を見かけました。
じゃあ、ムルンってどこだ。
ぐりぐり調べてmindatに入り込むと
チャロアイトの産地はだいたい「Murunskii Massif, Chara and Tokko Rivers Confluence, Aldan Shield, Saha Republic (Sakha Republic; Yakutia), Eastern-Siberian Region, Russia」
となっており、これを訳す(?)と
ムルン山塊、チャロ川とTokko川の合流地点、アルダン楯状地、サハ共和国、シベリア東部地域、ロシア」となるようす。
検索してもチャロ川とほぼおなじような場所がマークされます。
残念ながらTokko川までは調べられなかったのですが、ざっくり紫の丸のあたりじゃないかと目星をつけてみました。

ところで、チャロ川という説明で覚えてましたが、川の名前はChara.むしろ「チャラ川」?

そこからちょっと西、北よりの方にあるのが、ポピガイ・クレーター
隕石のクレーターの中で膨大な量のダイヤモンドが発見されたという場所です。
この記事をネットで見た時、大きくてきれいな八面体の原石ダイヤモンドが掌にじゃらじゃらという写真が付いていたので「おお!」と思ったのですが、どうもここで採れるのは工業用ダイヤモンドのよう。
「通常のダイヤの2倍硬い」というのですが、いったいどういうことなんだろう。

このクレーターのあたりから西に広がる、地図上には紫のシミのように描いたのがシベリアトラップ
地中深くからあふれ出した溶岩から成る広大な台地です。
ここで採れる特徴的な石をまだ知らないのですが、インドで見つかって話題になった……どうやらウルグアイやブラジルにもあるらしいレインボー水晶(ひびに出る虹ではない)はそろって溶岩台地で採れるという共通点があります。
なので、もしかしたらロシアでも……と、ひそかに期待。

このシベリアトラップの西の端、まるであふれ出した溶岩をせき止めるように横たわるのがウラル山脈
最高峰ナロードナヤ山でも2000メートル以下という、意外に低い山脈ですが、古い山脈です。

この山脈の北の方のプイバでは私好みのスモーキーが出ます。

南のチェリャビンスク州は、ロシアンレムリアンの産地ではないかというところ。
最近隕石が落ちて有名になりました。

そのちょっと北のペルミャク州は、ウバロバイト(灰クロム柘榴石)の産地。


ラベルだと、よく
「Saranovskii Mine, Saranovskaya, Permskaya Oblast', Urals, Russia」となっているので、「Permskaya Oblast'」を「ペルミャク州」と訳してみたんですが、これだけを検索すると、州ではないような……?(Wikipedia
ただし、場所的には「Ural」と入るのも納得です。

そこからちょっと西のウリヤノフスク州は、レインボー・パイライトの産地。
レインボー・パイライトは、丸いかたまり(ノジュール)で産出します。ミネラルショーなどで売られているのは、割ったかけらばかりなので、ピンときませんでしたが、最近完全なノジュール状態のものを見せていただいたので、産地をチェック。
レインボーパイライトにアンモナイトがくっついていることもあると聞いたので、
にじアンモ
こういうパイライト化したアンモナイトの産地もここかも。

ついでにレインボーパイライトの産地の様子を紹介したサイト様があったのでリンク

ここから北に目をやるとカレリア地方コラ半島
このあたりはいろいろな鉱物の産地です。

あとからわかったんですけど

このグラフィックグラナイトもカレリア産っぽい。

コラ半島は、金属資源が豊かで希少は鉱物も多い、鉱物好きさんにはたまらない産地。
私の持ってるところでは、
アストロフィライトアストロフィライト

ユーディアライトユーディアライト

スタウロライトスタウロライト
などがこの産地。

何かもっと忘れてるような気がしてならない……、もっとロシアの産地も気にしないと。
でも、意外に調べにくいのよねえ……。







ブラジル産のブラジル式

ブラジル式1

ブラジル産の淡いスモーキーです。
ブラジル式双晶なんだそうです。

ブラジル産だからブラジル式ではなくて、ブラジル式双晶という名前の双晶。余所の産地でも同じです。
双晶というと、

日本式双晶のように二つの結晶がある一定のくっつき方をしているものを思い浮かべますが、日本式双晶が接合双晶と呼ばれるものであるのに対し、ブラジル式は貫入(透入)双晶。
ひとつに見えて実は二つの結晶が重なるように結晶しているタイプなのです。

この貫入双晶には、右水晶と右水晶、左水晶と左水晶が重なったドフィーネ式と右水晶と左水晶が重なったブラジル式があり、面の様子で区別できます。


……といっても、実際は判断できる面がきれいに現れているものは意外に少ないようです。

今回の水晶も、お店の人が「ブラジル式」といっていたというのが最大の理由で、私自身は、買ってきてから上記の図と突き合わせ、「合ってるような、合ってないような……ああ、たぶんブラジル式、なるほど」と、かなり頼りない認識です。

とりあえず、注目する面に色を付けてみます。

ブラジル式2

オレンジ色に色を付けた面が、図でもオレンジ色を付けているx面にあたります。

この面の形が図と写真で違うので、一見わかりにくかったんですが、よくよく比べてみると同じ(たぶん)。
ブラジル式双晶はアメジストには多いけれどスモーキーでは少ないのだそうです。

……が、これがブラジル式双晶なら

アルプス産のこれ↓も
アルプスブラジル2 アルプスブラジル

マラウィ産のこれ↓もブラジル式双晶になるはず。
マラウィブラジル

……スモーキーだけど。



レッド・ヒマラヤン2

新宿ショーで買ったタンジェリンな(自称)ヒマラヤ水晶、第2弾!

れっどひまらやん

「自称」と変な言い方をしたのは、買ったときに「産地はどこですか?」と聞いたら「ヒマラヤ」と言われたから。
ヒマラヤと言われても広いし(インドの店だったのでインド産であることは確かだと思います)、こんなオレンジなのを見たことがない。
そのうえ、同じ店で内包物入りのスモーキーアメジスト……全然ヒマラヤ水晶っぽくない……を「ヒマラヤンエレスチャル」として売っていたことがあるので、ただ「ヒマラヤ」だけではちょっと不安。ゆえに「自称」。

それはさておき、この石は1号のように両錐ではありませんが、すっきりとした先細りで、色合いもきれいです。
クラスターはなくて、分離単結ばかりだったのは、すでにばらけていたのか、クラスターでは掘り出しにくい形だったのか……それともクラスターはすでにどこかに売られていて、その店では分離単結しかし入れられなかったのか。
赤っぽいオレンジの先細り水晶クラスターがあったらさぞかし美しいことでしょう。


これで、産地がはっきり分かったら、すっきりするのになあ。

マニカラングリーン、その2

マニカランのグリーン。こちらに続く第2弾!

マニカラングリーンその2

5センチほどあるので、1号よりも大きいです。
同じように表層から2,3ミリ下にグリーンのファントムが入っているんですが、結晶が太いためにファントムというよりも全体がグリーンに見えるので「グリーン・クォーツ」にしてみました。
ファントムであることは、画像左端のあたりを見てもらうと、お分かりいただけるかと思います。

惜しいことに、この産地は結晶が大きくなるとグレーがかってくるというか、色合いがくすんで見えてきます。
これまでみてきたものも、そういう傾向だったので、これはこの種類の癖みたいなものでしょうか。
これくらいの大きさでもっと冴えた緑だったらなあ……。

冴えた緑といえば、マダガスカルのフックサイトのファントムがありますが、あれは、結晶が長めで、ファントムが真ん中あたりにあり、全体でみるとクラスターの根元が緑という感じ。
それに比べるとこちらは「全体が緑」。

グリーンファントムといってもいろいろなのです。
ふわっとした、和紙を思わせる質感は、好みなんですけども。


小さいけれど

小さいガネーシュ・ヒマール

ガネーシュ・ヒマール産です。
ガネーシュ・ヒマールがリーとかラパとか産地が細分化される以前に買っているので、詳しい産地はどこだかわかりません。

今日の石は小さいです。
長さが全体で2センチほどしかありません。
マクロコンバージョンレンズを付けて、頑張って撮りました。

ちょっと大きめ(といっても小さい)の結晶の周りに小さな(本当に小さい)結晶がまとわりつくようにたくさんくっつき、中心の結晶には、よく見るとファントム。

こんなに小さいのに形が面白くてみどころたっぷり!


困るのは、小さくて無くしそうになることと、マクロレンズを付けての撮影なので、ちょっと油断するとピンぼけること。
実は、ファントム入りなのは、写真にとって初めて気が付きました。

紫を秘めた形

akakuragawa 3

赤倉川アメジスト第2弾!
色か、形かと両手にアメジスト状態で悩んだ「形」の方です。

真ん中あたりが膨らんだ「砲弾型」と言いたいかたちが、羽毛か鱗のような結晶に覆われています。
キャンドルというより、アーティーチョークとか松ぼっくりとか言われる形です。

このようすもルーマニア産水晶に似ています。
これも高さ10センチを超える充実サイズ。

実をいうと、ルーマニアのこの手のアーティーチョーク型水晶の大きめ水晶を買い損ねています。
買おう買おうと思っているうちに、鉱山が閉まったとかで見かけなくなってしまったのです。(あっても高い)
その点でもこの水晶はうれしい出会いでした。しかもクラスター!

このクラスターを裏から見ると……。
akakuragawa2

さらにクラスター度アップ。
外側から5ミリくらいのところに、ファントムのようにも見える縁取りが見えていますが、これは成長途中で結晶の半分が何かに覆われてしまい、おおわれなかった半分が成長を続けた結果、段差ができてしまったものです。

ちょうどこちらと同じ感じ。


根元にはアメジストの色合いが見えていますが、比べると、色合いでは昨日の石に軍配が上がります。
かたちはこちらで色合いは昨日の石並みにあったら、文句なしなんですが、そこは天然のもの、そうはうまくいかないというわけです。

でもねえ~、このクラスターの形、いいわー!

……というわけで「色か、形か……えーい、両方!」




内に秘めた紫

赤倉川・単晶

国産です。
今年(2013年)の飯田橋の戦利品です。

産地は群馬県。
大きさは、13センチほどと充実のサイズ。
ごらんのとおり、先端は白濁していますが、根元の方はアメジスト。

透明感のあるアメジストも美しいけれど、この色合いも美しい。

実はこの石を見つけたブースには、いくつか同じ産地のアメジストが並んでいて、色合いがきれいなこの石にするか、形がステキなもう一つにするかと、両手に花……ならぬ両手にアメジスト状態でしばらく悩んでいたんですが、えーい!やっちゃえ!……と、両方買ってしまったとのでした。

国産水晶で、それなりの大きさがあるのに、必殺両方買いができちゃうなんて、飯田橋恐るべし。

さて、飯田橋のミネラルマーケットは、例年新宿ショーの2日目です。
つまり私は新宿ショーの初日を終え、2日目は飯田橋に駆けつけることになるんですが、この新宿ショー初日に、私は一つの石に目を留めていました。

ルーマニアのアメジストです。
以前に買ったことがあるブルガリア産↓に似ていて

表面は白濁白、内部にアメジスト……というものでした。(ブルガリア産よりは白濁層が厚い感じ)
輪切りにしたものも売っていて、やや渋めのアメジストと白濁水晶の組み合わせが、和菓子を思わせる柔らかさで、優しい感じの石でした。
あ、いいかも……と思って手に取ると、10センチに満たないかわいい大きさなのに、実にかわいくないお値段。

その石とこの群馬産アメジストは実によく似ているのです。
なのに、こっちは悩んで両方買えちゃう……二つでブルガリア産の値段からおつりが出るぞ。

似ているのだから、こっちも心惹かれる色合い。
そのうえ国産となれば、満足度増。

いいねえ、アメジスト。
いや、これについては「紫水晶」と呼びたい。

ロシアンルビー

(おまけで)ルビー、第2弾!

ロシアンルビー

ロシア産です。
ネパール産より青みが強い感じで、ルビーというよりピンクサファイア……いやピンク紫とかなんか他の色の名前で呼ばれるかも。

石としてはかなりの古参で、ロシアのルビーだ!……というより「ルビー」が欲しいというスタンスで買ったもの。
当時、原石ルビーならインド産をさがせばいいということさえ知らず、たまたま出会ったロシア産が私のファースト原石ルビーとなりました。

今になって調べてみると、ロシアではルビーは、カレリア地方、コラ半島、ウラル山脈で取れているようす。
私のこの石は、分離単結なので特徴があまりなくて、どの地方の産かはわかりません。たしか、ウラルと言っていたような記憶もあるんですが。
だから、できれば母岩付きがいいな、聞いた産地はメモを取ろうよと思うわけです。(自戒)

……これで終わってしまってはつまらないので、カレリア地方、コラ半島がロシアのどのあたりかを調べてみることにしました。
名前はちょくちょく聞くけれど、そういえば地図上のどのあたりかをしらなかった。

さて……以前、ロシアの地図を作ろうと、ベースだけはトレースしてあったはずだ。これに、検索した位置を落とし込んで……ついでにあれやこれやも入れてみよう。

どん。

ろしあまっぷ

流石にロシアはデカかった!
はみ出しているので、画像をクリックすると全体像が見えます。

カレリア地方は左上、フィンランドとの国境のあたり。
コラ半島はその上(北)です。
ウラル山脈でもルビーの産地として名前が出てくるのはポーラー・ウラルつまりウラルの最北部のあたりなので、大まかに、コラ半島からウラル(北部)にかけての海沿いあたりがルビーの産地になるんじゃないでしょうか。

さて、この地図ですが、ほぼ中央に広がるくすんだピンクの染みみたいなものはシベリア・トラップ。
地中深くからあふれ出した溶岩から成る広大な溶岩台地です。
何と言う広さ。こうして見るとウラル山脈がシベリアトラップをせき止めたようにも見えます。

このシベリアトラップの一角にあるのがポピガイ・クレーター。
3500万年前に小惑星が超凸してできたクレーターで、膨大な量のダイヤモンドが発見されたとか。
参考サイトさま
何でも通常のダイヤモンドの2倍の硬さがあるということだけど、なぜ、2倍?
そんなに硬度が違うなら、結晶構造とかも違っていて、ダイヤモンドではない別の鉱物に分類されそうなものだけど。

そのほかブログ画面ではきれているあたりにダルネゴルスクも入れてます。

あとは…そのうち追加しよう。

ネパールの赤

ネパールルビー

ネパールのルビー。
本当はルビーというほどには赤くなくて濃いピンクの系統なのでコランダムとかサファイアとかいうべきかもしれないけれど、私が見た中では結構赤い部類だと思うので、ひいき目でルビー。

ネパールでルビーやサファイアが出ると知った時は意外だった。
ヒマラヤ、ネパールと言えば水晶!……というイメージだったので。

その後パキスタンでもルビーやサファイアが出ると知ったので、同じヒマラヤつながりでネパールで出ても不思議じゃないと思うようになったけれど、やっぱりちょっと意外の念は残っている。
ネパールのどこで出るのか、詳しい産地をたどっていないせいかもしれない。

欠けて、結晶の形もはっきりしないし、透明度もほとんどないけれど、ヒマラヤ水晶にはない色味が魅力。

ネパールのどこで出ているか、今度たどってみよう……。

青き石

今日はラピュタ放映。

ラピュタと言えば飛行石。
飛行石がラピスラズリに似ている、大きな飛行石、あの形はフローライトだとかいろいろ言われてます。

どうだろう?

飛行石

これは今年の新宿戦利品。
この石、表面に細かい水晶らしき結晶がかぶっているし、光に透かさないともっと色が濃くて目立たないんです。

私は、ミネラルショーにはペンライトとルーペを常備。この時もペンライトを持っていたので、「透けるかなー」と照らしてみたら……この色ですよ!

何と深く鮮やかな青。(部分的にちょっぴり紫も)

この色ばかりは水晶の負け。

飛行石(大)のような八面体ではないけれど、色合いはイメージに近いかな?
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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