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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
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かわいい階段

かいだん

出かけた先でかわいい階段を見かけたのでぱちり。
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山栗

秋三昧。
栗拾いしてきた。

栗2

イガの状態でこんなに小さいのは、山栗だから。

栗

でも、しっかり身ははいってる。
栽培種の栗よりもホクホクして甘くておいしい。
そのまま食べるのも、剥いて栗ごはんにするのも手間だけど、この美味しさのためならば。

これ、な~んだ?

これなんだ

これ、な~んだ?

記事の続きを読む...

今回はパス!

今日はミネラルフェスタ in 赤レンガ倉庫だけど、パス!
実家にて秋の食欲三昧中。
柿、栗、ぶどう、落花生(掘りたて)……絶対太った。

でか

でか

大きくなりすぎ。

争い

「ピヒョ~」「ガー」「ピィ~」「ガガァ~」。ただ今、電線上にてトンビとカラスの勢力争い勃発中。
あらそい

食欲の秋。

えー、この連休中帰省しております。
実家で秋の味覚・柿を満喫中♪
柔らかくなるまで熟した平柿は、秋の果物の中で最も甘いと主張したい!
次郎柿でもなく富有柿でもなく、平柿だ!
柔らかすぎてすぐに傷んでしまうから、この時期に帰省しないと食べられない。



お彼岸

実家の地区では、彼岸の墓参りの際、お墓に彼岸花をお供えする。
同じ町内でも違う地区ではやらない。
不思議。

中古石はいけないものか?

他人からもらった、オークションで手に入れたなど、いったん誰かの手に渡った石は、良くないんじゃないか。
持っていても大丈夫か……という質問を良く見かけます。

私の回答はシンプルにかつ明瞭に。
大丈夫!

心配する理由が見当たりません。

ブレスレットでも原石でも、誰かが掘って、誰かが流通に乗せ、仕入れ……ビーズの場合は誰かがブレスレットに加工して……小売りしてくれなければ、私たちは買うことができません。
(原石だったら自分で掘りに行くという手があるにはありますが)

新品であっても誰かの手を経ているし、それが当たり前。
良くないんだったらすべてが良くないので、条件は同じです。
もらったりオークションを経たものは、一段階よけいにかかっているだけです。

商品といったん持ち主を得た石では違う?

じゃあ、プレゼントとして買うのもNGなんでしょうか?
だったらどうしてプレゼント用に、と石が売られているのでしょう。

「持ち主」というところがネックですか?

では、天珠を例に出しましょう。
今売られている天珠は、近年大量に作られたものですが、古い天珠は代々家宝として伝えられてきたもの。
硬い石がすり減り、欠けてもなお大切にされて、割れ口が滑らかになるくらいの年月、人とともにあったもの。
当然、持主は何人もいたでしょう。

中古石がダメなら、天珠は使い捨てでなければならなかったはずで、「老天珠がいい」「古いのが本物」なんてことは言われないはずです。

天珠と石とでは違う?
じゃあ、ペマラカやバイシャジャグルはどうでしょうか。

ペマラカはカーネリアン、バイシャジャグルは縞瑪瑙です。
ビーズに加工され、天珠と同じような長い歴史を持つもの。すり減るほどに長年大切にされた痕跡を持つ石たちです。

私は、こういう年月を経た石が(も)好き。
同じようにアンティークな石が好きな人はたくさんいます。
「中古石はダメ、よくない」と決まっていて、実際何か不都合があるなら、私の身には、とっくに何事かおこっているし、アンティーク好きさんはありえません。

だから私は、きっぱりと
大丈夫!
と即答するわけです。
いやむしろ
関係なし!

しつこく繰り返しますが、石は楽しむもの。
心配してもいいことはなにもありません。


ガーネットミックス

ガーネットミックス

ガーネット入り水晶です。

ええ、ガーネット。

ブラジル産です。

ふつうガーネット入りというと、丸い感じのガーネットの結晶が中につぶつぶ入っているものを思い浮かべますが、これは……なんだか内部にもやもや入っている感じ。
色はガーネットな感じですが、言われなければレピドクロサイト?とか間違えそうです。


これ一つだけだったら、「実はレピドクロサイトでしたー」でも驚きませんが、いくつか同じようなのを見たことがあり、大型のものはしっかりガーネットとわかる感じのが外側にくっついて(半分中で混じり)いたので、ガーネットで大丈夫だと思います。
この石も根元の色の濃くなったところが、何となくガーネット。(2センチくらいの小さな石なので見にくいです)


つぶつぶガーネット入りは、水晶より先にガーネットが結晶したのが、たまたま結晶成長中の水晶の中に紛れ込んだか、水晶がいったん成長を止めているすきに結晶した……ガーネットが単独でのびのび成長できる環境と時間があったと考えられます。
しかるにこの石は、おそらく水晶と同時に、先を争うように結晶したんじゃないでしょうか。
まさしく「隙あらば!」と隙間を狙って結晶した結果、こんな風にもやもや中に入ることになったんじゃないかと思うんですが。

こうなると、ガーネット入りというより「ガーネット・ミックス」と呼びたい。

シャープな板

ブラジルブロッカイト

ブラジル産のブロッカイト。
つまり、板チタン石。ルチルと成分は同じで結晶系が違う……ルチル、アナターゼ、ブロッカイトのチタン酸兄弟。

ごらんの通りの板状で部分的にちょっぴり赤く透けます。

ブラジル産だよ、といただいたもので(ありがとうございます!)、詳しい産地は不明。
今度お会いしたら聞かなきゃと思いつつずるずる今まで来てしまいました。
mindatで調べてみると、意外にほとんど載っていません。
ブロッカイトというと、最近はパキスタン産が有名で、ブラジル産はいわゆる「プラチナルチル」状のものが多いようなのです。
※プラチナルチルは、黒っぽい銀色の繊維状の部分がルチル、ルチルが「生えている」芯の部分がブロッカイトらしいです。

しかるに写真の石ははっきりと板状。
いったい産地はどこだろう?

思い違いでブラジルじゃなかったらどうしよう。

丸石オパール

ぼるだー

オーストラリアはクイーンランド産のボルダー・オパールです。

某石イベントで定期的で見かけるので、定期的に「堕ちちゃう」石。
母岩である鉄鉱石(褐鉄鉱)ごと磨いたもので、写真の石は4センチほどと大きめ、なのに破格。
多分、部分的に白濁かつ全体的に白っぽく、オパール層が薄いからだと思うんですが、母岩とのバランスもいいし、白さが逆にさわやかな感じ。
うっすらと遊色が見えるあたりも岩の上を流れる水を思わせます。

柔らかいゴム?(伸びない)みたいなコードでペンダントになってるんですが、これは外して違う紐に着け替える予定。
ワックスコードを編み込むか、それとも(合皮ではない)革紐にするか。
長さ調節できるようにして、この先セーターの上からでも着けられるようにリメイク予定。
冬場は黒っぽい服が多いので、こういう色合いも面白いでしょう。

ボルダーオパールのボルダー(boulder)は「大きな丸い岩」という意味。
オパールは、鉄を含む(だから母岩が茶色い)堆積岩の中の丸い塊の隙間……ひび割れのようなところを埋めるようにできています。(オパールは結晶してないので、「結晶しています」とは言えない)

かつては層の厚いところを選んで、オパール部分だけを取り出し手磨くことが多かったようですが、最近はこうして母岩ごと磨くことも多くなりました。
私は、こういう母岩ごと磨いた石が見せるワイルドさ、その模様が好きですねー。

ずっしりもこもこ

ポーランド・バライト

見つけた時、「あ、シャーレンブレンド」と思いっきり間違えた石。
冷静に見ると、そんなに似てないのに。

ポーランド産のマーカサイト&バライトです。
バライト(重晶石)の名前の通りずっしり重くて、その点だけは最初に間違えたシャーレンブレンドに似ているかも。

ブドウの房状と表現される、団子状の結晶がもこもこもこっと重なった状態のバライトをマーカサイトが覆っているのだそうで、写真で言うと、茶色~クリーム色の部分がバライト、一番外側、やや銀色に写っている「皮」なところがマーカサイトということになります。

茶色とクリーム色は両方バライトでいいんだろうか。
茶色部分はわずかに透明感があって、ちょっぴり秋っぽい美味しそうな色合いです。

さて、この石、2011年夏に見つかった新しい石とのこと言う説明を見かけるんですが、私が買ったのは2011年の新宿ショー(6月)。
夏じゃなくてもうちょっと早く見つかっているかも。

このときは大小さまざまなピースがたくさん並んでいましたが、その中から小さ目のものを選びました。
小さいサイズの中でこの石を選んだ理由は……

裏側。

ポーランド・バライト2

ブドウの房状とかもこもことか言っている形状が一目瞭然。
このぶちぶちがマーカサイトということになります。

……欠点はただ一つ。
マーカサイトがそのうちボロボロ来るんじゃないかということ。
(マーカサイトは空気中の水分と反応して硫酸を発生させボロボロ崩れてくる可能性あり)

ひそかなる青

ひそかに青

トルマリンです。
確か産地はアフガニスタン(パキスタンだったかも……)。

500円玉よりちょっと小さいくらいの太短い結晶で、一見真っ黒、いや、実際も不透明真っ黒の、ショールと言いたいトルマリンなんですが。

実は、トップ(この場合は平べったい形状の先端部分)の、わずかな部分が青いのです。

トルマリンは何層にも色がわかれたり、トップだけ色違いだったりします。
先端だけ青いものを「ブルー・キャップ」と言ったりしますが、これもいわゆるブルー・キャップ?

先端に青い層があるのではなくて、結晶の角の部分が青い感じです。
しかも黒の上に乗っているので、その色合いは「インクブルー」と言いたい深い青。
慎重に角度を調整して、やっと見える……実は恥ずかしがり屋な青。

見るからに青いインディゴライトもいいけれど、まるで深い井戸の底を覗き込むようなこんな色あいもいいな。

しかも、うれしいことにこの手の石は、ショールに交じっていることが多いんです。
隅から隅まで真っ黒のショールは、トルマリンの中ではややリーズナブル。そんな中でじっくり探すと、こういうひそやかな青に出会える(しかも値段はショール値段)醍醐味!

ひそかに青2

さあさあ、そんなに恥ずかしがらずにもっと出てきていいからね。

古き青

スウェディッシュ

以前、ミネラルショーで見かけたものの「なんだろう?」と思っているうちに買い損ねたガラス

3年越しについに捕獲!

スウェディッシュ・ブルーです。

スウェーデンで採れるというか見つかるスラグ・ガラス。
鉱石を精錬する際の鉱滓(残りかす)です。
残りかすというとなんだかがっかりですが、500年くらい前の古いものだということですから、余裕でアンティークの域。

Swedish Blue Glassで検索すると、ジュエリーに加工されたものがヒットします。
確かに、深みのある青のマーブルは、ガラスとは思えないような味わいがあります。

見かけるのはこういうルースばかりなんですが、一体どんな様子で見つかるんだろう?

今回はスウェディッシュ・ブルーの原石(?)の姿を求めて検索してみました。

こちら(海外サイト)のページ真ん中あたりに、ばかっと半分に割った大きな原石(?)の写真が。
半分くらいは石か灰色の不純物と混ざっている感じ。
なるほど、これではきれいな部分を削るしかありません。

こちらはガラガラと一面石ころが転がる場所が写っていて、それが青。
レアと聞きましたが、写真を見ると「けっこうあるじゃないか」という感じです。
建造物の石組の一部に使われていて、灰色の石の中の青がいい感じ。

ところで、スウェディッシュブルーは500年前……14世紀ごろのものだという説明を良く見かけるんですが、こちらでは18世紀~19世紀と説明されているような。(500年前の溶鉱炉あとから18~19世紀ごろにスラグを掘り出すようになったのか?)

こちらでは、このガラスの青はコバルトだと言っていますが、個人的には、鉄の溶鉱炉から見つかることを考えると、鉄による青なんじゃないかと思えます。
たしか陶磁器の青磁の青は鉄によるものだったはず。


さて、最初見た時、私はこれが不透明だと思っていました。

……が

スウェディッシュ2

透けました。
青くないぞ?

堂々と無視。

「やってはいけない開運術」とかいう本があったのでぱらぱらめくってみたら、「切れたパワーストーンブレスレットは身代わりになってくれたのだから直して身に着けてはいけない」みたいなことが書かれていた。

……で、それを読んで帰った直後に、最近着けていなかったブレスレットのゴム交換開始。

もちろん、「切れたら大変、その前に交換しておこう」ではない。

切れたブレスレットを直すなというなら、自分から切った場合はどうなるか?
放っておいてもそのうち劣化して切れる人工物(ゴム)に石の寿命が決められるのか。

ゴムが切れる原因には、経年劣化のほかに作った時のコンディション(最初から思いっきり伸ばした状態で作られていた)使用状況(頻繁な引き伸ばしの繰り返し、入浴・浄化)、突発事故(ひっかけた、誰かに思いっきり引っ張られた)、石のコンディション(穴の周りがとがっていた)などいろんなことが関係してくる。
それを「身代わり」とひとまとめにするなんて、大雑把すぎ

私は、切れたら大慌てで石を拾い集め、即座に修理。(切れる前に交換するので、ゴムが切れて飛び散ったという経験は一度もない)
その際にデザイン変更したりするかもしれないけれど、「本にそう書いてあったんだから処分しないと」という選択肢はない
万が一、「これは石が身代わりになってくれたんだ!」としか思えない状況であっても。処分の選択肢は、ない
身代わりになってくれたんだったら「ありがとう!」と修理するのが筋ではないか。
直して使うと不幸を呼び込むみたいなことが書いてあったけど、自ら壊れて(まあ、この場合切れたのは人工物ですが)身代わりになってくれたけなげな石を、今度は不幸を呼び込む邪魔者扱いするのか。冗談じゃない。

やってはいけないというならば、それは自分の意に反することをして、未練や不安を残すことではないか。
迷いや不安が開運になるものか。
「直してはいけない」その説明に納得し、「壊れたから新しい石を!」と、それで楽しめるなら、その人はそれでいいだろう。

でも、私には全然まったくこれっぽっちも楽しめないので「言われたとおりに捨てる」こそ、私にとっては「やってはいけないこと」だと思う。
店が同じことを言ったら、問答無用でセールストーク判定しちゃうぞ。

……てことで皆さん、「直しちゃダメ」に対して、「気に入ってるんだけど処分しなきゃならないの?」「本当にだめなの?」とちょっとでも疑問を覚えたなら、堂々と無視しちゃいましょう。(きっぱり!)








緑の仲間はピンク

カメレライト

多分初めてじゃないかと思うトルコ産。

カメレライトです。
ケンメルライトの名前でも覚えていたんですが、検索ではカメレライトの方がヒットが多いので、こっちに。
むしろ菫泥石と言った方が検索では便利かも。

何故和名を持ち出すかというと、その方がこの石の出自というか、つながりがよくわかるから。

何とこの石、水晶の内包物としては超・おなじみの緑泥石の一種。

緑泥と言えば色合いにバリエーションはあるけれど、あの、緑の苔みたいな石じゃないか。
それがどうしてこんな色に!

何でもこのカメレライトは、クロムを含んだ緑泥石の亜種なんだそうです。
クロムを含むと、こんなマゼンタ色になるのか!
ゆえに「菫」泥石。なるほど。

たいていは岩にぺったりと塗り付けたような皮膜状になることが多いようで、大きめ結晶は少ないそうです。
今回の石も大部分は皮膜状。
でもところどころに結晶がくっついています。

カメレライト2

それにしても、クロム?

他の石、たとえばクロムダイオプサイドになると緑の石というイメージで、クロム=緑のイメージがあったんですけど、こんな色にもなるとは意外。

そう言えばコバルトも青のイメージだけど、コバルトカルサイトなどはピンクだなあ。

アストゥリアスの金色

アストゥリアス

7月に行われたミネラル・ザ・ワ-ルド in 横浜で買ったもの。

何とも鮮やかに金色なスペイン産フローライトです。
透明感があって、中心部が茶色いあたりが、コクというかはちみつを思わせる「おいしそう」な感じを醸し出しています。

その時一緒に並んでいた中には、バライト(重晶石)が一緒にくっついているものもあって、そちらも魅力的だったのですが、この石に目を留めた一番の要因はこの金色だったので、一番おいしそうな色合いを選びました。
なんというか、「はちみつゼリーよせ」みたいな感じです。

バライト付と色をはかりにかけて色を選びましたが、この石はフローライトオンリーではありません。
ころりとひっくり返すとこのとおり。

アストゥリアス2

なんか四角くて透明な鉱物の上に乗っかるように結晶しています。
これは一体なんだろう。
バライトと共生しているものがあるのだから、これもバライト……と思ったけれど、バライトは重晶石の名前が物語るように、見かけの割にずっしり重い石。
しかるにこの石は、持ってみてもそんなに重くない。
……ということは、これはバライトではない。
内部に見える虹の様子からして、カルサイトっぽい感じです。

この石のラベルは「Moscona Mine, Asturias, Spain」
海外サイトでもたいてい同じ表記で、スペインのアストゥリアス州であることはわかってもMoscanaではヒットしないので、どのあたりかわかりませんでした。

それでもしつこく検索すると
「Moscona Mine, Solis, Llanera, Villabona, Asturias, Spain」
のラベルを発見。
鉱山名も同じだし、ついているのも同じ黄色いフローライトだし、同じ産地でしょう。

……ということで、この石の産地はアストゥリアス州ソリス。
地図はここ。
マップ・ソリス



はじょうてんい

変な石が好きな私に到来した、ありがたき頂き物。

刃状転位

スモーキークォーツです。

溶けたというか、削れたというか……表現に困るこの形。

角度を変えるとこんなふう。

刃状転位2

「『はじょうてんい』の結晶だそうだよ」という説明付きでした。

はじょうてんい?

ああ、そういえば、波に削られた砂山っぽい。
そんな連想で「波状転位」で検索したらはかばかしいヒットなし。

「波」じゃないの?

で、ひらがなで「はじょうてんい」で検索したら出てきたのが「刃状転位」

なるほど「は」ではあるけれど、一体何。
検索してみると

刃状転移
 刃状転位は、結晶内に余分な格子面が挿入されたものである。
 転位の端にある紙面に垂直な線を転位線 ( A ) という。転位線付近の歪みが大きく、刃状転位のあるところでは、結晶はすべりやすい。正常な結晶部分と転位のある部分にはすべり面が存在し、ここでは結晶の横方向の応力に対して、結晶はずれやすい。』(引用元サイトさま

えーと、水晶が二酸化珪素というブロックが規則正しく組み合わさってできたものだと例えると、そこに余分なブロックを押し込んだために、本来きれいな形(結晶)になるはずが、いびつになっちゃった……ってこと?
余分が余分を呼んで、押し出された部分が、こんな微妙な階段状(?)になっちゃったんだろうか?
そんな簡単なことではないように思えるけれど。

ここは潔く「わかりませーん!」と白旗。

でも、忘れないように一応「刃状転位」と言われた石だとメモ。
……普通に溶け水晶のような気もする。(溶けたことで格子のずれが顕著に出たとか)

怒れ! 持ち主さん

前から気になっていた「よくある質問」をまたも見かけてしまった。

「気に入っているブレスレットを『その石はもう死んでいる、身に着けない方がいい』といわれた。どうすれば?(または、身に着けない方がいいのか)」
……というのだけれど。

大切な石なのに死んでると言われてびっくり……なんでしょうが、私には「その気持ちもわかる」とは言えません。

だって「気に入っている」というなら、その石には「持ち主を楽しませるパワー」があるということ。
そう言えるのだから、そのパワーをちゃんと感じているということではないか。
そんな石が「死んでいる」?
違うでしょう。

そもそも、石は私たちと同じような意味では生きてないもの。
石が生きているというのは、「名人の作品には魂が宿る」というように、他とは違う存在感を「生きている」と表現しているようなもの。

パワーストーンは興味のない人にはただの石ころだけれど、持つ人が不思議な力を持つと考え、その考えに影響を受けるからパワーストーンになるもの。
つまり、持ち主の気持が石をパワーストーンにする……石に命を与えるのは、持ち主だといえるでしょう。

だから、飽きたり、疑ったり、石から持ち主の心が離れれば、パワーストーンは命(存在感)を失ってただの石ころに戻る。
そんなことならばパワーストーンが死んでいるといえるかもしれないけれど、この場合、それを決めるのは他人ではない。

考え方の違いで「石がもともと持っている力を使い果たした」=「石が死んだ」だとしても、大地の底で長い時間をかけて育まれてきた石がほんの数年で力尽きるだろうか。

「あなたの石は死んでる」……この言葉は、長い年月をかけて成長した石の息の根を、ほんの数年で止めてしまうような扱いをしたといわれてるも同然ということになる。

私は石のパワーはこれっぽっちもわからないけれど、自分を楽しませてくれる力に満ち溢れた石を勝手に死んでるとか、数年で息の根を止めるなんて一体どんな扱いをしたんだと言われる筋合いはない。
ここは「どうすれば?」「身に着けない方がいい?」と心配するよりも「何を言うんだ」とムカつくところなんじゃないかと思うんですが。

だって、自分と石との絆を疑われたんですよ?
心配するより怒るべき。
うかうかと心配して「着けてると良くないんじゃないか」なんて思う方が石にとって良くないです。

微妙?

ametista.jpg

今年の6月の新宿で買ってしまった、(私にしては)大きめアメジストクラスター。
掌を溢れるサイズです。

この石を選んだポイントは、色。

アメジストというからには鮮やかな紫のものが質が高いわけですが、この石に関しては、色はやや淡いめ。
色むらもあるし、どことなくスモーキーが混じっているようにも見える、くすんだ感じ。

そこがひっかかりました。

一緒に並んでいた石、この石の結晶の形からして、ブラジル南部~ウルグアイの「つくつくタイプ(柱面が発達してなくて錐面だけが群れたようなタイプ)」のアメジストです。
玄武岩台地から産出するこのアメジストでスモーキー交じりってみたことないような気がする。

それに……この色の混じり具合は、ファントムっぽくなってないか?

ametista2.jpg

手に取らせてもらい、お店の照明に透かしてじろじろ確認します。

他の石は、アメジストらしい紫なので、逆にこの石だけが(気が付くと)異質で目立つのです。

うーん、どうも、アメジストの下に別の色があるっぽい。
スモーキーだったら、アメジスト越しに見たらもっと黒く見えるんじゃないか。
アメジストの下にスモーキーのファントムは見たことないし、混じるんだったらファントム関係なしの色むらになりそうな感じだし。

こういうときは側面も見て見なければ。

ametista3.jpg

やっぱりなんか色がついてるみたい。
これは……スモーキーじゃなくてシトリン系なんじゃあるまいか。

ブラジル南部~ウルグアイのアメジストを人工的に加熱すると黄色くなるのは有名です。
黄色と言っても色合いはさまざまで華やかな黄色もあれば、茶色もあります。

そう言う色のバリエーションを考えたら、これもあり得るかも。
変色させる目的で人工的にばっちり加熱したからくっきりとした黄色になっているので、天然で何らかの熱が加わったのならこういうくすんだ色合いもあるんじゃないか。
むしろ天然のシトリンと言われるのは渋い色合いのものが多く、中にはスモーキーとの区別があいまいなものもあります。

すると、これはアメトリン?

すっかりこの不思議な色合いに惹かれてしまい、(私にしては)大物買いとなりました。
どうも、買う石の大型化が進んでいるようで、ヤバいなあ……。

お店の人に産地を聞くと、
「Ametista do Sul」
とのこと。
その産地名は時々耳にします。
この際地図上で確認しておこう。

……あれえ?

先ほどからブラジル南部~ウルグアイと何回か言ってきました。
ウルグアイからはご存じ

色の濃いつくつくアメジストが出ます。

それに比べるとブラジル産と言われているのは

やや色合いが薄いのが多いっぽい。

それでも形は似ているし、何よりウルグアイとブラジルは国境を接しているのですから、その国境周辺が産地なんだと思っていました……が。

amethyst.jpg

目算で500キロくらい離れてます。意外。
これだけ離れているなら、色合いに差があっても不思議じゃないのか。

一応、地図にはmindatでアメジストを検索し、ブラジル(南部)とウルグアイで出てくる産地を入れてみました。
ウルグアイの産地で聞くのはアルティガス(Artigas)ですが、この名前は都市の名前でもあり、アルティガス県というのもあるようなのでどちらかわからず、両方入れてあります。

ここらへんはパラナ溶岩台地の中なので、それを考えると、あちこちでアメジストが出ていてもいいのに、出ないのか掘ってないのか、どちらなんだろう。

ametista4.jpg










バイカラー?

バイカラートルマリン

緑とピンクのバイカラーだと思っていたけれど、アップで写真に撮ってみたら、もうちょっと色合いが複雑っぽいトルマリンです。

先端の方に青が入っているような……それともこれはクラックで色が濃く見えているだけなんだろうか。
よーく見ると、ピンクの部分の外側に、うすーく緑色の層がかぶさっているようにも見えます。

こういう色変化は、いったいどのように成長したのか、想像するのが難しいです。太さに対して縦の方がはるかに早く成長したと考えるのが妥当かもしれませんが、それだけでは、この色の別れ具合が説明しきれないように思うのです。
ひょっとしたら、ある程度成長したあとで、全体がいっきに発色したんだろうか……そんなわけないよなあ。

トルマリンの結晶は、高額で売られている時もあるし、意外な値段のときもあり、出会いはまさしく一期一会。きれいな石が安く買える時に、いかに出会うか、出会えるか。
そう言えば最近、トルマリンにいい出会いがありません。

ミルキーアクア色

ミルキーアクア色

パキスタンはギルギットの産だという、水色の……水色というにも淡い目の……ちょうどこの産地のミルキー・アクアマリンにとてもよく似ている色の水晶です。

六角形頭とんがりの水晶らしい形をしているので、間違いませんが、色はかなりそっくりさん。
これが緑泥の色だと聞いたけれど、本当だろうか?

この石を最初に知ったのは友人が持っているのを見せてもらったとき。
その後池袋で小さいのを一つ買い、さらに何年後かの新宿でこの石と、部分的に水色の石(この石よりわずかに緑っぽい)を買い、以後見かけてもいないという、実はレアかもしれない石。

大変デリケートな色でなかなか写せなくて、今頃の登場となりました。
普段はあまり色はいじらないんですけれど、この石については画像で色をいじって青く見せています。
実際淡い水色なのにカメラはそれを写してくれず(ホワイトバランスを調節しても)、画像処理で実物に近づけるしかありませんでした。
……もしかしたら私の欲目で、実物よりちょっぴり青くなっている……かも。

緑泥石と言いながら、実は緑の色合いに幅があり、ほぼ灰色っぽいものも黒いものも、はたまたクロムによって赤紫になるものもあるのは知っていますが、本当に水色にもなるのか。
内包具合が緑泥っぽくないこともあり、いまだに信じられません。
じゃあ、何かというと、代わりの候補が思い浮かばないので、今のところ聞いた通りの緑泥で。

赤と黒

9月6日は「黒の日」だそうで。
黒……と探した結果この石で。

赤と黒

パキスタン産のガーネット付ショール。
6月の新宿ショーで買ったものです。

真っ黒なショールに、透かすと赤く燃えるようなガーネットがとても美しい石。

ところが!

ガーネットの赤を写そうとすると、ショールが反射で白くなる。
ショールの色を写すとガーネットが暗い。

何枚も何枚も撮って、やっとこれ。
本当は、ガーネットがもっと赤いのに。

一緒に売っていたのも小さな石ばかりでしたが、もっとしっかりしたショールのクラスターに赤いガーネットが散っていたら、さぞかしゴージャスなことでしょう。
後続石出てこないかな。

ゆるふわ

久しぶりにネパールのヒマラヤ水晶……と思ったら、前回からまだ1か月経っていませんでした。
でも、新たに買った石としては久しぶりかも。

ゆるふわ

ガネーシュ・ヒマール産です。
4~5センチくらいのコロンとした形で、内部の大部分をふわふわ・もやもやしたファントム……中身が詰まっているのでガーデンファントムと言ってもいいかもしれませんが……が占めています。

ファントムの色合いはほんの少し緑ニュアンスのグレー。
そのために、透明度でも内包物の美しさでもとびぬけてきれいとは言い難い、微妙な……でもなんだか目を惹く石でした。

そう言えば、ガネーシュ・ヒマールでこういうタイプの内包物は初めてかも。

実は買ってから1,2か月経ってるんですが、意外に写真にてこずりました。

私は、石の写真を撮り始めてそろそろ10年です。
期間が長いので写真の数も多くなり、結果見ていただく機会も増えるようで、「ブログ見てますよ」と言っていただく方から「「写真きれいですね」と言っていただけることも(ありがとうございます!)

そんなお褒めの言葉に甘えて、石写真のコツ……というか私が考えるところの石写真ポイントを述べてみたいと思います。

エラそうなことを言ってますが、私の場合、カメラ用語はまだよくわからないし、使っているのも一眼レフではありません(大きさだけは間違えられます)。
ピントはオートフォーカス、露出とかいうものをいじってみたのも石写真歴後半になってから。
光源は太陽光、スタジオ(?)は窓辺の椅子の上。道具も専門的なのはあまり持ってないし、三脚を買ったけど使ってない。

そんな状態で撮っている私の考える石写真を撮るポイントとは。

(1)石の「正面」を見つける
(2)「正面」が見えるようにセッティング
(3)余計なものは写さない。
(4)カメラ越しにきれいに見えるかチェック
(5)ピントを合わせてひたすらとる!


こんなところでしょうか。

逆に言うと、石の写真を撮ろう!と思い立ち、机の上にコロンと転がして適当にパシャっと撮っていたのでは、さすがにきれいに写せません。

もうちょっと詳しく述べてみます。

(1)石の「正面」を見つける
石(原石)の「ここが一番きれいに見える」という場所があります。
そこが「正面」です。
決まりはなくて、石全体の形で「ここが一番きれいに見える」の場合もあるし、今回のように内包物が入っているならそれが一番よく見える角度が「正面」になったりします。
こちらの場合は、クラスターの中に小さな日本式双晶がある。そこがポイントです。

人によって「正面」が異なる場合もあります。
言い換えれば、自分なりの石の見どころを見つけるということです。

(2)「正面」が見えるようにセッティング
石の正面を見つけたら、そこをカメラで写せるようにセッティング
水晶だったら先端を上に向けた方がきれいに見える場合が多いので、底面が平らでない石でも立てて置けるように方法を考える必要があります。
中にはこちらのようにわざと横に転がして撮ることもあります。
透明感のある石だったら光に透かした方がきれいだし、面の面白さを写したい場合はわざと光を反射させたり。
黒い背景がいいか、白い背景がいいか。

「こんなふうにしか置けない」ではなくて、石のきれいなところが写せるように石を置く方法を考える。
ここは試行錯誤あるのみです。

(3)余計なものは写さない。
難しいことじゃなくて、たとえば机の上の本だのパソコンだの石以外のものがなるべく写り込まないようにしようということです。
あくまでも石が主役なので、他のものが写ると雰囲気が損なわれます。
机の上で撮るにしても、布や紙で背後を隠すだけでも違います。

中には小物を飾って雰囲気よくきれいに撮っている写真もありますが、まずはシンプル第一で。

(4)カメラ越しにきれいに見えるかチェック

石の見どころを見つけて、そこが写せるようにセッティングしたら、お次はカメラを構えてのチェック。
いくら肉眼できれいに見えていても、カメラ越しにきれいに見えていなかったら、きれいに写りません。
なので、カメラ越しに見ても見どころがばっちりきれいに見えているかをチェック。
意外に広い範囲が写っていて、よけいなものが写り込んでいたり、カメラ越しだと変なところで光が反射していたり。暗かったり。
この時普通にカメラを構えるだけでなく、視点を低くしたり、逆に上から覗き込んでみたりすることもあります。(石の写真を撮ってる恰好は人に見せられません……)
夜、室内で部屋の照明だけで石を撮ると、思ったよりも暗く写ることがあります。
肉眼では暗くなくてもカメラにとっては暗い状態ということなので、光を補うか露出をいじる(暗くても明るく写るように調節する)ことが必要です。

ここも手間を惜しんではいられません。

(5)ピントを合わせてひたすらとる!
ピント合わせは、たいていカメラがやってくれるので、ピントを合わせたらそこからカメラを(前後に)動かさないこと。
石は人を撮るときに比べて、対象が小さいので、接写することになります。
接写に切り替える方法、接写でどれくらい近づいて撮れるか、最低でもこの二つについては自分のカメラの機能を知っておかないとだめです。
小さい石を大きく写したくてカメラがピントを合わせられる限界を超えて近づきすぎたり、シャッターを切るときにカメラを動かしてしまったり。
ピンボケするのはたいていそんな理由です。

撮った写真はチェック。ピンボケしていたら撮り直しましょう。
ちょっとずつ角度を変えて何枚も撮ってみましょう。
背景の色を白黒換えてみましょう。
思うままたくさん採れるのがデジカメのメリット。撮りまくるべし。

専門的な知識も、道具もなくても写真はとれますが、工夫と微調整は必要です。
手間を惜しんではダメですね。

面倒くさい~じゃなくて、自分の石をより美人に撮るために、楽しむところなのです。

ゆるふわ2


ローズクォーツの温度

突然ですが、自形結晶(結晶の形をした)のローズクォーツは、かなり低い温度で結晶したんじゃないかと思ってます。
少なくとも、アフガニスタン産は。

……というのも、こういうのを持っているから。

afghan-rose.jpg

ローズクォーツ……というよりカルセドニー?
右側の母岩部分には、クォーツと言えなくもない結晶がちょっぴりくっついているんですが、メインの部分はこの通り、水晶らしいとんがりなどどこにもない、ご覧の通りの……ええと……ぐにゃぐにゃ形。

アフガニスタンローズとして買った、実はこれが初めてか2番目くらいの石で、いまだに我が家の最大アフガンローズ。

実際の大きさはこれくらい(指と比べてみてください)
afghan-rose-c.jpg

考えてみるに、ペグマタイトなど水晶がどんどん結晶できる環境の水晶は大きめ。
低い温度で結晶したといわれるウルグアイなどのアメジストやハーキマー・ダイヤモンドは小粒。
さらに低い温度で結晶したといわれるカルセドニーやアゲートは、結晶の形が見えないくらいにミクロ。

ローズクォーツも、結晶の形をしたものは、総じて小さい。

アフガニスタン産のローズクォーツに至っては、
ちゃんと結晶の形のもあるけれど
 

なんとなく形があいまいなのや(右側の石は、裏側がカルセドニーっぽい)
 

ピンクのシロップをかけたようなものも。


それに今回の石を加えると、このまさしく薔薇色なローズクォーツは、カルセドニーと水晶の(温度的な)境目あたりで成長したんじゃないかと思えるのです。

一方で、ローズクォーツと言えば結晶の形を持たないマッシブ(塊状)のものが多いです。
塊状ローズクォーツはこんな感じ(マダガスカルの例)で自慢の底の岩がピンク!……な感じでとれるようす。

ピンク色ということでひとくくりにローズクォーツと言っているけれど、塊状と結晶の形をしたものでは、実は成長した環境とか、あるいは成長の仕組みや色の原因など、大きな違いがあるんじゃなかろうか。

それにしても……今回の石はローズというよりラフレシアっぽい……。
afghan-rose-b.jpg


暑。

今日も暑かったー、溶けたー。(あまり出歩かないようにしたので焦げてはいない)
てことで、溶けてる石を。

togetoge.jpg

溶けてるスモーキー。

色合いは明るく、透明度も高い。
溶けかけた氷のようなみずみずしい質感が、ちょっぴり気持ちを涼しくしてくれる……かもしれない。そういうことにしておこう。

形はこんなにごつごつだけれど、溶けてできた形なので、個人的にはエレスチャルとは呼ばないことにしています。

エレスチャルの説明を見ていくと、骸晶と触像が出てくるので、触像でもエレスチャルでいいのかもしれないけれど、骸晶の複雑なごつごつを「触像」と解釈してしまった説明のようにも思われるので、個人的にと但し書きをしたうえで、エレスチャルからは外します。

それにしてもこんなにごつごつなのに、溶けた質感のせいか「なめらか」と思えてしまう不思議。

見どころは、先端のとげとげ。
まるで小さな錐面が集まったような感じ。

これで溶けていなければ、いったん折れて再結晶したセルフヒールドではないかと考えるけれど、この石のとげとげは、インドのアイスクリスタルなどで見られる、溶けて出てくるとんがりではないかと思います。

あるかないか

インドのカルール産アメジストです。

karur-ame_20130902234409063.jpg

カルールというと、こういう濃いフラワー・アメジストや、虫歯アメジスト角出世槍出せといいたいアメジストもカルール産のようで、実にへんてこなアメジストの産地。
それらに比べたら、少々内包物が入っている程度では全然まったく目立ちません。

でも、小粒でキラキラできれいなのです。
じつはこれ、一番最初に虫歯アメジストを探したとき、3つでいくらの値段設定でしたが、見つけた石はどれもミニサイズ。「安くしてー」と交渉してみたら、安くはできないけどおまけをあげる、と二つほどポイポイと加えてくれました。それが今回の石。(実はだったらこっちがいいと取り替えたというエピソードもあり)

小粒だけど(いや、小粒だから)透明度があり、内包物もくっきり見えて、いいかんじ。

ところで、気になる話を聞きました。

アメジストのビーズに放射線処理で色を濃くしているものがある
……という話。

ごくおおざっぱに言うと、アメジストは水晶の成分の一部が鉄イオンに置き換わり、そこに天然の放射線が当たることで紫に見えている石。
同じようにスモーキー・クォーツは成分の一部がアルミニウムイオンに置き換わって、そこに天然の放射線が当たって、ああいう色に見えています。
なので、透明水晶に放射線を照射して真っ黒モリオンに仕立てた加工水晶もあるわけです。

じゃあ、放射線加工でアメジスト、あるいはもともと色の薄いアメジストに放射線を当てて濃くしているものが、たくさん出回っているのだろうか?

私の意見は「うーん、なさそう」。

アメジストはウルグアイやブラジルからたくさん出ています。
濃いものも薄いものもたくさん出ていて、だから加熱して黄色くしたものもたくさん作られています。
わざわざ加工しなくてもいいんじゃないか。

アメジストだったら、合成も可能だし。

そもそも、薄いアメジストに放射線を当てて色を改良することができるんだろうか。
アメジストの色合いは、水晶の成分と置き換わった鉄イオンの割合で決まっていそうです。
だから、アメジストのファントムがあったり、色むらがあったりするのでしょう。淡いアメジストは、放射線が当たってその程度とも言えるんじゃないか。

……あ、ある種のアメジストに放射線+加熱でグリーンアメジストに変える加工の放射線段階の写真を見せてもらったけど、どす黒くなっていたから、濃くはなるのかも。
でも、あんまりきれいじゃなかったし、もともとの色合いも濃淡いさまざま、石の中でも色むらありのものをほぼ均一な紫に調整するのは難しいんじゃないか?

karur-ame2.jpg

スモーキーも放射線で色合い調整してるんだって、という話がありますが、どの程度行われているか不明。
(スモーキーの産出は多いので、本当に放射線で色調整が行われているのかも不明)
それでも、放射線で真っ黒水晶があるので、可能だろう、やってそうだという想像が付きますが、アメジストの話は聞いたことがないぞ。

加工だって、偽物だってという話を聞くと不安になりますが、「そんなのがあるんだって」という程度で心配す角はちょっと待て。
本当にできるの?
できたとして、やってきれいになる?
やるだけの価値がある?
と考えてみないと。

ということで考えると、「うーん、なさそう」なんですが、実際どうなんでしょう?

詳しい話をご存知の方、情報プリーズ!

石の効能と目的

私は石の効能とかパワーは「この石はこれ」と決まってもいないので違いを比べることもできないし、石だけからもたらされるものではなく石と持ち主さんの相乗効果の中から生まれてくると思っています。

「この石はコレ」ときまっていて、正しい扱いをしさえすれば効果があると決まっていたら、きっとつまらないし、物騒で気軽に楽しむこともできないので、「効果ってあるの? あったらいいねー」くらいがちょうどいいというものです。

それはともかく、ちょっと気になることがあります。

よく「○○にいい石は何ですか?」という質問があります。
効果はこの石にこれと……(略)まあ、私の意見はこの際脇に置いて、意味も一般的にこういう感じというのを採用するとします。
その上での話ですが、

「金縛りに効く魔除けの石は何かありますか?」

という質問でちょっとびっくり、それって、魔除けですか?

そりゃまあ、昔は魔とか霊とかそういうもののせいではないかと思われたかもしれませんが、今では頭は半分目覚めていても体が寝ている状態で、動こうと思っても動けない……金縛りとはだいたいそういうもので、疲労や寝不足、ストレスなどが原因と言われています。(目覚めている時の金縛りの原因は不明とか)
だったら金縛りに効くのは、ストレス解消とか安眠とかそういう系統の石なんじゃないだろうか?

こういう質問にも疑問です。

「会社に嫌な人がいます。その人が近づかないような魔除けの石はないでしょうか?」

何か根本的に違いませんか。
魔除けというからには「魔」を除けるんでしょう。
相手は人ですから、もちろん魔ではない。(魔と同じくらい近寄ってほしくないと思っていても)
でも魔じゃなかったら魔除けって聞かないような気がするんですが。

色や模様で効果が違うのかとか扱いや組み合わせで効果のほどが違うんじゃないかとか、いろいろ細かく気にしても、金縛りや嫌いな人まで大雑把に魔除けの石でカバーしてしまおうというのは矛盾してると思うんですが……。

ちなみに私は「魔除けの石でお勧めを」と質問されたら、
「持っていて楽しくなる石、元気が出そうな石」
と回答します。

先に書いたように、石の効果は石と持ち主さんの相乗効果。
いくら魔除けと言われる石を持っていても、持ち主さんが怖い怖いと震えていたのでは意味なしです。
それより石を持って明るい気持ちになった方がずっといいはず。
そもそも魔なんてものは、明るく元気で生き生きしている人の傍には近寄れません。
笑いが強力な魔除けと言われるのもそのためでしょう。

だから持ち主さんが元気に明るくなれる石がいい。
「この石好きー、買ってよかったー!」
と笑いがこみあげてくるくらいの石が。
そんな石が最強の魔除けじゃないでしょうか。


プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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