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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

楽天ブログは更新を停止しています。 掲示板や記事へのコメント欄は開いておりますが、見落とす可能性が高いので、こちらにコメントいただくか、画像掲示板web拍手の一言メッセージ等をご利用ください。

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 使用される場合は、画像を改変せず、出典を明記、当ブログへリンクして下さい。

ごあいさつ

いよいよ年末。当ブログは年末モードに突入します。
今夜の更新はできるかどうか不明なので、ここでご挨拶を。

今年一年、石だらけの当ブログにお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
2014年も、良い石と巡り合う楽しい一年でありますように。


では、皆様、よいお年を!

緑……だよ。

渋っ!

スティルバイト。緑

スティルバイトです。

これまでにグリーンのヒューランダイト、濃緑のアポフィライトを見つけたので、緑のスティルバイトも……!と思って見つけました。

以前見かけたのはこちらの緑のヒューランダイトの形違いバージョンという感じでしたが、今回買ったのは、先ごろ新しく見つかった濃緑アポフィライトと同じく緑と茶色の斑。
アポフィライトはみずみずしい感じなのに、こっちはややかさついた質感に見えるのは、薄い結晶を重ねた形だからだろうか?

しかも、こうして写真でしみじみ見ると、スティルバイトっぽくないような……いや、大丈夫スティルバイトだ。

石の中に虹がある。

ぼやきばかりでは何なので、本日ふたつめ日記

アジャンタ・虹

アジャンタのレインボー水晶(イリデッセンス・クォーツ)です。
青~緑系、ピンク系など、虹の色が偏っているものが多いんですが、これは珍しく多
色。
よく見ると、虹が出る部分が表面ではなくてやや内部、虹の層が幾重にも重なっています。

まさしく、石の中に虹がある。

皇帝の嘆き

今年最後の嘆き節です(たぶん)。

Yahooの知恵袋で石関係の質問に答えたりしてるんですが、先日
皇帝石というのを買ってネットで調べてもなかなか出てきません。別名があったら教えてください」
という主旨の質問があり、緑、赤(ややパステルオレンジっぽい)、ベージュ色のビーズの写真が添えられていました。

こんな色とりどりの石が一つの種類だろうか。
名前も「皇帝石」……お店のオリジナルネーミングで、異なる石をまとめて同じ名前で呼んでたりして。
と思っていたら、
「お店の人は染めだといっていました」
という補足が。

染めなら、色とりどりも頷ける。でも、けっこう不透明に見えるのに染めだって? 
唯一の手がかりである「皇帝石」でちまちま検索していくと、「帝国石」(検索でヒットしたページ)の名前で見覚えのある石が……。

これって、インプレッションストーン(ショップページにリンク)じゃないか。

そういえば最近これを鮮やかに染めたビーズ(ネットで見つけた写真にリンク)があったっけ。
検索して、質問の写真と比べてみると、似てる。
おそらく間違いないでしょう……ということで「染めのインプレッションストーンでしょう」と回答しました。

もちろん、インプレッションストーンは鉱物名ではありません。
カオリンとかハロイサイトとか説明されている粘土鉱物……カオリンは磁器の原料になる真っ白な粘土鉱物のはずなので、色がついている&母岩っぽい網目状模様がある……ということで、大雑把にはいろいろ不純物が混じったやわらかい石ということになります。

ところが、それに対するコメントに、
「インペリアルジャスパー だと染の石も出てきました」
という一言が……。
え? インペリアルジャスパー?

ちょっと待った、インペリアルジャスパーと言ったらこんな石。

imperial.jpg

インペリアルの名前の通り、ジャスパーとしては値段が張る石で、小さいルースしか持ってないのでリンクで補足します。

これとか、これとか、これとか、これとか、これとか……磁器のような滑らかな肌合いに、何ともあいまいで繊細な色合い(色は各色あるようす)、重なる円形の模様……と、とても不思議な雰囲気の石なのです。

こんな石と、インプレッションストーンが似ているとは思えない!

ふと思い立って「インペリアルジャスパー」で検索してみて驚愕!
試しに画像検索してみてください。

「インペリアルジャスパー」の半分近くが、染めのインプレッションストーンです。
ページをたどってみても、堂々とインペリアルジャスパー名義。

いや、インプレッションストーンをけなすわけではありません
色だけ見ると毒々しいくらいに鮮やかに染められても、母岩っぽい茶色のネット状ひび割れ模様のせいか雰囲気があって、こんな風に使ったりすると、いい感じだと思います。

だけど、これ(インプレッションストーンの染め)をインペリアルジャスパーと呼ぶのは大反対!

似てないし。
ジャスパーじゃないし。(では、インペリアルジャスパーがジャスパーなのかというとやや不安。モッカイトみたいに別の岩石に分類されることもありそう)
肌合いも硬さも違う。

そんな違うことだらけの石を、同じ名前で呼んではいけない。

インプレッションストーンがジャスパーに似ているというので、「インプレッションジャスパー」と呼ばれることもあると書かれているところがあったけれど、そんなあたりからインペリアルジャスパーとの混同がおこったのだろうか。
そんな事だったら、悲しい。

じっくり見ないとわからないならともかく、似てないんだから見分けて欲しい。
お願いします、ショップの方。

池袋戦利品 よく見ると

赤レンガでロシア産!……と騒ぎましたが、考えてみたら池袋でロシア産買ってた(←忘れるな! と自分にツッコミ)。

言い訳すると、ユニークでインパクトのあるダルネゴルスクじゃなかったので……。
池袋に出店していたお店の人に、「ロシレムを安く売ってる店があったんだよ」と教えていただき、それは見てみなければ!……と駆けつけてみたのです。
多分、間違えてないと思うんですが……確かにお安かった!

買ったうちの一つはこの石。

ural2.jpg

7~8センチのスモーキーのタビー(タビュラー)。
地味~な石ですが、錐面にやや内包物があるあたりが雰囲気良し。

背景色を変えてみます。

ural2-2.jpg

けっこう透明度があって、なのになぜか、カフェオレを思わせる雰囲気なのは、きっとこの錐面の色合いのせいでしょう。

……で、2枚目の写真を撮って気が付いたんですが、この石、真ん中のやや下のあたりに、青いものがついてます。

ルーペてみてみましたが、結晶の形は見えず。
以前、へんてこな水色のものがくっついたネパール産水晶があって、石を洗う時の洗剤が溶けずにくっついてるんじゃないか?なんて言われたんですが、これも?

よく見ると微妙に土が残っているので、洗剤洗いしたのかどうかもわかりません。
色あいはネパール産のような水色ではなくて、アズライトのような濃い青。
……もしかしてアズライト付とか?

もう一つの問題は、この石がロシレム(ロシアンレムリアン)かどうか……ですが、ついていたラベルは「ウラル山脈産」
ロシアンレムリアンもウラル産ではありますが、「産地はここ! 隣(?)の鉱山のものでもロシレムとは認めない!」と厳しいことが言われていたことがあり(その割に鉱山の位置がわからない)、ウラルではこのほかにもプイバやドドという水晶の産地もあるので、私としてはウラル産というだけではロシレムとは言い難い。

待てよ? この石のちょっぴりくっついている青いのが、アズライトというならウラルの中のアズライトの産地をたどったら、産地候補地が絞れるんじゃないか?

そう思ってみてみると……しまった!
ウラルはパジョーフの「石の花」にも描かれたマラカイトの産地。マラカイトとアズライトは良くくっついて産出します……ということはけっこう広範囲で出るんだ!

アズライトはウラルからも出ている……それは確認できました。ところがその産地は南ウラル、中央ウラルなど広範囲にわたっています。
正統派ロシアンレムリアンの産地があるとされる南ウラルのチェリャビンスク州でもアズライトは出ています。

……ということで、可能性はあるともないとも。


赤レンガ戦利品 シロクマくん。

例年は、池袋ショーがその年最後のミネラルショー。
しかし、今年は池袋の一週間後に横浜赤レンガショーでもミネラルイベントが開催され、どうしようかなー……と思いつつ、池袋で盛り上がった気持の余韻で出かけてしまいました。

池袋は海外業者も出店する大規模ショーですが、赤レンガ倉庫のミネラルフェアは国内業者が多く、アクセサリー類も多めです。
原石好きとしては、やはり池袋に軍配を上げてしまうんですが、池袋にはいない店が出店していたりするので念のため……ということで。

時々すっぽかし、出かけては見たもののほとんど何も買わずに帰ってきたこともあるイベントなので、石を見て楽しむつもりで出かけたのですが、ここでロシア産石に出会おうとは!

池袋でもロシアのショップは出店していましたが、今回は(私にとっては)元気がなくて手を出しませんでした。
しかも、赤レンガ倉庫のこの店は、池袋では見かけなかった……ただし、一緒に扱っていたルースは池袋で同じものを見かけました。どうもルースを預かって売っていたようです……新しい店。

並んでいたのはダルネゴルスク産。
まず最初に目に入ったのは「ひとつ1000円」のコーナーでした。
ダルネゴルスク(産)が1000円♪ と飛びつき、まわりを見回していると……いろいろあるぞ。

1000円コーナー以外の石にも目移りしてしまい、手に取ったのがこの石。

shirokuma.jpg

先端が大きめの錐面で、柱面は細かなドゥルージー状……カクタスクォーツっぽい雰囲気の純白の水晶です。
これは、たぶんこちらの石と同じ産地。
今回の石は、結晶単独のサイズは小さいけれど、掌サイズのクラスターです。

ダメ元で値段を聞いてみると……安っ!(流石に1000円以上でしたが)
だめ、買っちゃう。

「これ下さい」というと、お店の人(たぶんロシアの人)は片言で
「シロクマ~♪」

……ということでこの石はシロクマ君です。

裏側はこんな感じ。

shirokuma2.jpg

こんなふうに半分が黒っぽくなっているのも、すでに持っていた石と同じ。
汚れっぽく見えるといえばそうですが、この状態が白さを引き立てているともいえます。

寒波襲来だけどホワイトクリスマスにはならなかったこの日(イブ)に、雪の白さを。

池袋戦利品……ヒマラヤ???

ミネラルショーと言えば、実物を見てさわって選ぶ醍醐味、ネットでもなかなか見る機会がない石を見つける喜び、名前も知らない石に出会う驚き……そして「わーい、安い―」というお得感。

ええ、「お得」に弱いです。
ついつい「○○円均一コーナー」などを覗いちゃいます。
このときも、「ヒマラヤ水晶 ひとつ1000円!」のコーナーにふらふらと……。

ヒマラヤ水晶と一口に言いますが、実際はネパール産、インド(北部)産、パキスタン(北部)産、チベット産……ヒマラヤ山脈にはブータンも含まれるけど、ブータン産は見たことがないので省略……といろんな産地のものがあります。
ネパール産に限ってもあれほど個性豊かだというのに、ヒマラヤ水晶とひとくくりにして意味や効果を説明する方が変だと思います。

おひとつ1000円コーナーを見ると……私の見たところ、何となくインド産っぽい。でも、はっきりインド産の「顔」をしているわけでもない。
その中で、ひとつのクラスターに目を止めました。

大きさは掌(手のひら、指を含まず)わずかにオーバーサイズ。

お店の人に聞いてみます。

「この石の産地はどこですか? ヒマラヤでもインドやネパールなどいろいろありますよね。できればインドのどこかみたいな、詳しい産地も知りたいんですが」

こういう場合「産地はどこか」だけでなく、どの程度の情報が知りたいか……ヒマラヤにもいろいろあるということは知ってるよと示す意味も込めて……ちょっと詳しく聞くと、やりとりがスムーズにいく場合が多いです。

お店の人は、
「えーと、どこだったかなあ、思い出せない。地図があればわかるんだけど」
とお店の人。

ここでヒマラヤ水晶好きの根性発動。
「あ、ヒマラヤの地図あります」
私、タブレットに作った地図画像入れてます。(石画像も)
「ヒマラヤの全図でいいですか?」(ヒマラヤ全図でも、ネパール、インドパキスタン拡大図もあり)

この地図を出しました。


お店の人は地図を覗き込み「あー、ここ、ここ」。
……と指差されたのはマカルー。

……え?
その時私は、ちょうどマカルー産のクラスターをペンダントにしていました。
細くて透明キラキラのクラスターです。

だけどここで見つけた水晶は……これ。

nazo-makalu2.jpg

茶色くて土っぽくて、結晶の柱面がちょっとガチャガチャしていて、溶けてるような・キャンドルのような「何かある」風情の……ズバリ渋いクラスター。

これがマカルー?

内心、「中国の四川省(←いろんな水晶が出るから、そう言われても不思議じゃない)」と言われるだろうと想像してました。

「え? (身に着けてる石を示しながら)ちょうど、これがマカルーなんですけど、全然違いますね」
「なんか違う鉱山で採れたみたいだよ」
……とおっしゃるのですが。

これは、ヒマラヤというより内モンゴルと言われた方がはるかに納得できる形。
柱面の「がちゃがちゃ」した様子は、内モンゴルとかダルネゴルスクなど、スカルンで採れる水晶の特徴を示しているように思えるのです。
地味だけどまとまりが良く面白い石だったので、そのまま買ってしまったのですが、
産地だけはモヤモヤが残ります。

帰ってから水で流して歯ブラシでこすってみましたが、やっぱり土っぽいまま。
これがこの石の表情なのでしょう。
nazo-makalu.jpg

一陽来復。

冬至。
なのでちょっと特別編。

今回の池袋ショーで見つけて飛びついたこの石を。

beta-morion3.jpg

ブラジルのモリオンです。

ブラジルのモリオンはすでに持っています
いや、好きな物はいくつ持ってたっていいものですが、これは別格。
ブラジルモリオンの少数派・そろばん型のモリオンです。
リンク先の石もそろばん型に近いものですが、発達していないとはいえ少しは柱面があります。そして黒くはあるけどその黒さはやや浅め。(黒で淡いというのも変なので「浅い」……真っ黒ではないかんじ)。結晶は大ぶりです。

対して今回の石は漆黒。
結晶の大きさも大きくても2センチほどと小ぶりで、柱面が全くない……ダルネゴルスクのそろばん型水晶が真っ黒になったような形。
soroban.jpg

これが無数に群れています。
真ん中あたりになんとかそろばん型とわかりやすそうな結晶が……。
beta-morion6.jpg

私がこちらの石を買った当時(2005年)でさえ、すでに見かける機会はほとんどなかったように記憶しています。
私が見つけるコツをつかんでなかった可能性もありますが、これまでに私が実物を見たのは、某ショップさんが持っていた非売品の石と、別のショップで売られていたひとつ(大きくて高くて買えない)、そして偶然同じ池袋ショーでもう一つ。そして私が買った石……片手の指が余ります。

初めて見た時からカッコイイ……!とほれ込んでいたんですが、いかんせん見かける機会が少なすぎ&(私には)高すぎ。

でも今回は違いました。
見つけたのはこちらの戦利品第一号だった硫黄入り水晶を見つけた店。
まずその色合いで硫黄入り水晶に目をつけ、
「これっていくらになりますか?」
と聞いていたところで傍らの石が目に留まりました。

こんな感じで裏返っていたので、最初はわかりませんでしたが、
beta-morion5.jpg
……これは黒ではあるまいか。
手に取ってみてみると、まさしく黒!

「これって黒ですよね! ベータ(型)の黒!」
と思わず興奮する私。
ところで、ミネラルショーで、値段が付いていない、手にとってもお店の人が「これはレアですよ~」と説明して来ない場合には、「珍しい」「すごい」と騒がない方が得策です。
値段があがっちゃう場合があるので。
「あ、これもいいな、ついでに買おうか(まとめて買うから安くしてくれませんか)」くらいの態度がベター。

幸い、「うわー、これがここにあるなんて」と騒いだにもかかわらず、お店の人の口から出た値段は破格。

「んー、○○○○円かな」

耳を疑いました。
この石、家に帰って測ったら1キロ超でした。
母岩も含んでいるとはいえ普通の白(透明)水晶のクラスターでも1キロ超だったらこの値段では買えません。

「これとこれ(硫黄入り)」ください!」と即答しました。
硫黄入りと同じく、詳しい産地は分からないとのこと。


さて、奇しくも同じ池袋ショーにもう一つそろばん型のモリオンがあったと書きました。
そちらはさらに母岩が大きく、逆に石の数は少なく、その分形の整った黒そろばんが母岩の上に点在している感じ。昔に採れた石のデッドストック(これまた奇しくも私がかった石と同じく別の店からの預かり販売とか)だそうで、お値段は怖くて聞けません。
こちらは産地の説明がついていて、
「ミナスジェライスのゴルコンダ鉱山」とのこと。
何でも1980年代に見つかり、黒くてこんな形なので、当初は別の鉱物の結晶と思われて、分析して初めて水晶とわかったのだそうです。

すると、私が買ったのも同じ産地だろうか。モリオンと聞いてすぐにバイア州を連想したけど……?
念のため、帰って検索してみると。

ゴルコンダ鉱山は、トルマリンやモルガナイト、水晶などを産出する、ミナスジェライスでも有数の豊かな鉱山らしいのですが、検索してもこの産地でそろばんモリオンがヒットして来ない。

そもそも、調べ方が悪いのか、そろばん型モリオンそのもののヒットが意外なほどに少ない。
かろうじて見つけたこちらこちら(ページ下部)で、いずれもバイア州のヴィクトリア・ダ・コンキスタ産。
私が最初に買った大ぶりな結晶も同じ産地です。

両方で同じような石が採れたのか、ゴルコンダという情報が間違いだったのか。
ヴィクトリア・ダ・コンキスタでは小型そろばんモリオンと大ぶりなモリオンの二通りが出ていたのか。

いちおう画像にはブラジル産とだけ入れました。

しかし……この黒が手に入って良かったー!
でも、真っ黒水晶はなかなか写真にとりにくい。

背景の色を変えてもう一枚。
beta-morion.jpg



池袋戦利品 浮かび上がる虹の群れ

石のブログを初めて10年になります。
「石の上にも3年」×3プラス1年。とりあえず年数だけは重ねてきたので、ありがたいことにこのブログをご覧になっている方も多く、あれが好き、これが好き、こいつがすごいとやっていると、私の好みはかなりばれているようです。

石ショップの方もこのブログをご覧になってたりするようで(時に暴言…辛口に書いてたり、あやふやなことも書いていたりするので内心冷や汗)、ミネラルショーでは「見てますよー」と言っていただくことも増えました。

そして、「KUROさん、こういうの好きでしょう」と言っていただいたりすることも。

今回の石も、「この間載せてたあの石に似たのがありますよー」と声をかけていただいたもの。

milky_2013122122010524b.jpg

水晶です。
普通の状態ではほぼ透明……言われてみるとうっすら白濁してるかなー?というかんじの、普通の丸玉です。

それをペンライトで照らすとこの通り!
無数に縦横無尽な針が虹色に輝きます。

お店の人は、こちらの石に似たものということで声をかけてくださったのですが、物を見て私が思ったのはこちらの石
確かに青白いファントムのような筋が出る石もあったそうですが、先に買われてしまったようでした。
残念。

でも、この石はこの石で楽しい。

肉眼ではほとんど見えないのに、光で浮かび上がる美しさ。

光の当て方によって、こんな風に虹色の針が縦横無尽になったり、これに光が反射して極小のラメがちらちらするように見えたり、そのラメ状の輝きが筋になってすっと伸びるように見えたり。
スター(アステリズム)のようになることもあります。

スターローズなどに比べると、内包物が荒いためか明確なスターにはならないし、普通のスターが、結晶で言うと輪切りにした面に出て、スターの裏側にもう一つのスターが出る。そのほかの方向には出ないのに対して、この縦横無尽針状内包物によるスターは、どの方向でも出る点が違っています。

しかも、この針状内包物が細かくなると、スターも普通のスターのように明確になり、出る場所も通常スターと同じようになってくるようす。(内包物は整列してなくて縦横無尽のまま)これも不思議。

問題はこの針状内包物が何なのかということ。
ミネラルショー会場でも聞いてみましたが、確たる答えは出ませんでした。

私は先ほどリンクした記事で、シリマナイトではないかと考えました。
理由は、ジラソルの白濁原因にシリマナイトの名前が挙がっているのを見かけたこと(真偽のほどは不明)。
シリマナイトはAl2 SiO5。水晶がSiO2なので、これにアルミニウムとさらに酸素が加ったということ。

よく似たメタモルフォーゼスの白濁がアルミナ(酸化アルミニウム)によるものだといわれているので、だったら成分はそろうんじゃないか……メタモのような白濁になる代わりにシリマナイトになって内包されたんじゃないか、というわけです。

ところが、シリマナイトが結晶する条件と水晶の条件が違うので、それはないんじゃないか……と言われてしまいました。
うーん、成分だけでカタが付く話ではなかったか。

しかーし。
もう一つ面白い話があります。
この見えない針状結晶縦横無尽の水晶、実はメタモルフォーゼスらしいのです。
つまり放射線+加熱で黄色くなるということ。

何を思ったかこの水晶を加工したところがあるようで、メタモ→オーロベルディのように劇的な変化ではありませんが、うっすらミルキーな黄色になるんです。(実物を買ってみました。こちらにも細かい内包物入り)
メタモの色変化の主な原因もアルミナのようですから、この水晶が成分にアルミナを含んでいる可能性は高いです。
いや、針状内包物とアルミナは関係ないのかな?
うーむ。

池袋戦利品 この石を磨くか!

連続インド産。
池袋はインド産が実は豊作だったかも。

そんな中でこんな石。

stilbite-tanble.jpg

スティルバイト(束沸石)……のタンブルです。

タンブル!

水晶とかカルサイトとか大きい結晶や塊状で産出する石ならわかりますが、スティルバイトと言ったら、ペラペラな結晶が集まった、こんな石。

stilbite-hasioki.jpg

沸石としてはおなじみの種類で、もこもこ固まっていたりしますが、それにしてもこんな石を磨いちゃうとは。
以前からルースは見てました。
平べったいルースなら、作れないことはないと思いましたが、タンブルとなると厚みがあります。
さらに今回は丸玉まで。

どっちにしようかと迷った挙句、色がきれいだったタンブルにしました。

以前、スコレサイトの丸玉を見つけた時も、アレをよくも磨いたものよとかんしんしたものです。
いくらたくさん産出してもこもこ固まってる石だったとしても、タンブルや丸玉にするには隙間があっては困ります。
つまり、隙間のない結晶の塊の芯がこういうものを作れるくらい大きかったということ。

スティルバイトは鉱物標本として良く見かけるものですが、そういうものは手ごろな大きさのものがされて流通していて、現地では私たちの想像以上に大きな塊が出ているのでしょうか。

削る前の姿が見たい。




池袋戦利品 青い森

思えば、池袋はプチ・ペンタゴナイト祭りだったかも。(個人的に)

ペンタゴナイトは、カバンサイトの兄弟石。
同質異像、つまり成分はおんなじで結晶の基本パターンがちょっと違うということ……のはずなんですが。

比べてみます。
カバンサイト
化学組成:Ca(VO)Si4O10•4(H2O)
硬度:3~4
結晶系:斜方晶系

ペンタゴナイト
化学組成:Ca(VO)Si4O10•4(H2O)
硬度:3~4
結晶系:斜方晶系

あれ? 成分も結晶系も同じ?
慌てていろいろ見てみたところ、こちらのサイト様によると屈折率と光学特徴というものが、違っている……みたい。
むしろ、成分も結晶系も同じで、どこでこういう違いが出ているのか、そこがさらにわかりません!

あちこちで「似ている」「ペンタゴナイトの方が希少」「ペンタゴナイトの方が高いのでわかる」と書かれています。
かくいう私もかつて「……まあ、ペンタゴナイトの方が少ないので、たいていは「カバンサイト」とこたえておけば正解という話もありますが。」なんてことを言っていたんですが、今回の池袋で異変が

カバンサイトが売られている中に、どうも様子が違うのが混じってる。
しかもカバンサイトの名前で売られていて、値段もカバンサイト価格。

いったいどっちだ。ペンタゴナイトだったらお得だぞ!

ネットでいろんな石が買えちゃう時代ですが、ミネラルショーというのは、たくさんの石を生で見比べられるのが魅力。
しかもカバンサイトとペンタゴナイトは若干色が違うといわれているけれど、写真ではその違いが表現しにくいので実物の方が有利な石。
そして、似ている石を見分けるコツは、一対一で比べるのではなくて、多数対多数、とにかく数を見ることから始まります。

ということで、ころころ並ぶ青い石を手に取り、睨み付け、時に唸り、石友達と「これ、ペンタ(ペンタゴナイト)っぽくない?」とひそひそ。
そんなことを繰り返しているうちに、何となく違いが見えてきました。

◇どちらも青いけれど、カバンサイトの方が緑っぽい。ペンタゴナイトの方が冴えた青
◇どちらも結晶が放射状に固まって丸っこい形になっているけれど、カバンサイトの方が結晶の長さが比較的そろってもこもこ丸い。結晶の長短の差が大きくてとげとげしてるのがペンタゴナイトっぽい。
◇カバンサイトの結晶は途中で枝分かれしないけど、カバンサイトは枝分かれした木みたいになる。


2つめ、3つめの特徴は、パソコンでカバンサイト・ペンタゴナイトをそれぞれ画像検索してもその傾向がみられます。

そして、今回の場合は、カバンサイトの母岩は黄色っぽくて、カバンサイトっぽい奴は白っぽい母岩……岩そのものというより、まわりにほかの結晶がびっしりくっついているんですが、その結晶が黄色っぽかったり、白かったりという違いもありました。ただし、以前買った明らかにカバンサイトはまわりの結晶が白いので、これは今回たまたまそうだっただけでしょう。

会場で首をひねり、家に帰ってパソコンで検索し、やっぱり上記の特徴のものがペンタゴナイトじゃない? 混じってるよね?……という目で見てみると、いるいるいる!

「これも?」
「こっちもー!?」
今までなかなか出会えなかった&お手頃価格ではなかったので、ここぞとばかりに選びました。

その中の一つがこれ。

penta-cluster.jpg

画像にはペンタゴナイトと入れていますが、お店の表示はカバンサイト。
私個人の判断でペンタゴナイトとしています。なので間違っていたらご愛嬌!
ネットで検索した感じでもペンタゴナイトっぽいんですけどねえ……。

あちこちダメージがありますが、青い結晶の塊がいくつも群れている感じ。
ネットでは見かけても、実際見る機会は少なく、お手頃価格(1000円)は初めてです。

アップで。
penta-cluster3.jpg

まるで真っ青な森みたい。

池袋戦利品 カブールの紫

例によって無印の半透明ボックスで撮りました。

kabul-fluorite3.jpg

ちょっと産地が珍しいかもしれない、アフガニスタンはカブールのフローライトです。
必要以上に光に透かした状態で撮ったので、かなり明るく写っていますが、重なる結晶の面白さを写したくて、こんな感じになりました。

なぜなら、この石に目を止めた最初の理由は、結晶の重なり方だったから。

サイコロ状のフローライトが群れると、こんな感じになるイメージがあって
kabul-fluorite3-b.jpg

kabul-fluorite3-a.jpg

今回の石は、わずかにずれたような重なり方が面白い。

買ってからじっくり見ていたら、フローライトとしては珍しくない紫だけど、半透明具合と紫の濃さもいい感じじゃないかと思えてきました。

そして、写真を撮って気づいたこと。
上の写真にも写っていますが……

kabul-fluorite2.jpg

なんか、細くて白い線模様があるんですけど……?

表面に傷があるわけじゃないし、何か別の鉱物の痕でもないみたい。
むしろ、フローライトが八面体に割れる劈開のライン……のように見えます。なんとなく。

よく見て選んだはずなのに、新たに見えて来るものがある面白さ。
いろいろ買った後で見つけて、どうしようかと迷ったけれど、安くしてもらって買ってよかった!

kabul-fluorite.jpg



花の中に

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すでに登場している、フラワー・アメジストです。
産地はインド。最近プチ・ブームと化している、南インドのカルール産です。
ブラジル産に比べると色が濃いのが特徴で、茶色く見えているのはゲーサイト。

この部分にマクロで迫ってみたらとてもきれいでした。

karur-flower2.jpg

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ウニのような、飛び散る火花のような、瞬く星のような……。
技あり、カルール。

池袋戦利品 どういう名前で呼ばれているか。

池袋戦利品です。
順番としては、見つけたのも、買ったのも、これが第一号。

昨日の結晶ローズクォーツを見つけたのと同じ店で、まずはこの石が目に入りました。

bahia-lemon.jpg

「あ、硫黄入り」
そう……硫黄入り水晶です。

硫黄入りはとりあえず小さいのを二つほど持っているんですが、今回の石は、それよりももっと黄色。
これまで見たことがある中でもなかなかの優秀選手です。

アメジスト加熱シトリンの山吹系イエローと違って、こっちはさわやかなレモンイエロー。
ゆえにレモンクォーツとも呼ばれます。

が、レモンクォーツの名前は危険です。

というのも、レモン色の水晶→レモンクォーツなので、今現在この名前で検索すると、硫黄入りでないものが山のように出てきます。

ずばり、透明レモンイエローのビーズがヒットしてくるんですが、硫黄入りならば、硫黄というインクルージョンが入っているので、完全透明にはならないと思うんですね。
近年ペルーからも硫黄入りと言われるうっすらレモンイエローの水晶が出ているようですが(レムリアンシードの名前がくっついていたりもする)、こちらは透明レモンイエローにも見えるけど、根元の方が白くもやもやしていたりして、ビーズで見かけるレモンクォーツのように完全透明なものをたくさん作れるとは思えません。

ペルー産のはベースが淡い黄色で、硫黄と言われているのは根元付近のもやもやや時々ファントムで見られる白いつぶ状の部分なんじゃないかと想像していたりします。
ビーズはスモーキーの加熱か、オーロベルディ(ある種のミルキークォーツを放射線照射+加熱のW加工したもの)の可能性があるんじゃないか。

そのくせ、説明を読むと硫黄入りと書いてあったりして首をひねります。
ひょっとしてスモーキー加熱でみためレモンイエローだからレモンクォーツの名前で売られていたのを仕入れた小売店が、説明を付けるのに検索したら、従来の硫黄入りがヒットして、レモンクォーツとレモンクォーツだから同じだろう……と「硫黄入り」にされてしまった、そんなことがあるんじゃないでしょうか。

とにかく、従来から硫黄入りとされてきたレモンクォーツは、白濁レモンイエロー。
ときどき透明感のあるものもありますが、その場合はごく部分的なものにとどまります。

産地は買った店ではわかりませんでした。
その店の品物……というより、廃業する石屋さんから在庫を預かって、いくらでもいいから売ってくれと頼まれていたようで、売っているお店の人も、(預かってきた石は)産地を把握していなかったのです。

しかしながら、この水晶の産地はおそらくブラジルのバイア州。
もっと詳しい産地だとシケ・シケ(Xique Xique)やイレセー(Ilece)の名前を見かけました。

海外サイトで見てみたら、もっとちがう産地があるかも。
とおもって「Lemon Quartz」や「sulphur quartz」で画像検索してみたんですが、海外サイトのヒットがほぼゼロ。

もしかしてこの名前では扱われてないのだろうか?
では……何?

海外サイトでヒットしないほどレアな石ではないはずだ。
ヒット数の少なさが不思議です。

海外サイトで硫黄入り水晶がどういう名前で呼ばれているかご存知の方、教えてください!


最後に、大きさはこれくらいあります。
bahia-lemon2.jpg


池袋戦利品……サプカイア?

今年の池袋はしょっぱなから「お店の隅に掘り出し物あり」でした。

初日。
あるお店でいろんな石がそっけなく籠に入れられて床近く(石を並べてある棚とは明らかに違う扱い)に置かれていた中でまずは掘り出し物を見つけました。
聞くと、同じ種類の石がまだ裏の箱の中にあるかも……とのこと。
見つけた石も良いものだけれど、在庫があるならそれも見て選びたい。
裏にあるから見てごらん、といわれて、お店の脇の荷物置き場のようなところで、在庫の籠を漁らせていただいて、そこで見つけた石。

最初に見つけた石と、今回の石と、さらに……この店で盛大に落ちました。

この石です。
rose-cryatal.jpg

結晶形ローズクォーツです。

大きさは5センチ程度と手ごろ。
全体で5センチなので、ローズクォーツの結晶自体は大きくありませんが、結晶形のローズがそもそも珍しいし、大きな結晶にはならないので、これでも十分な大きさです。

白濁したスモーキーの上にくっついた形もまとまりよく、色もちゃんとピンク。
白い付着物が付いたり、先端がスモーキーになっているものもよくあるので、淡い目だけど全体ピンクは優秀です。

残念ながらその店ではブラジル産であることしかわかりませんでしたが、その後石好き友達に「これ買ったよー」と見せて思い出しました。

この石、どこかで見覚えがあると思っていたら、見せた友達がとてもよく似たローズクォーツを持っていたんです。
この石を買ったのと同じとき、場所は有楽町の石探横丁というイベントでした。
産地もサプカイアであると教えてもらったはず……ということは、今回の石もサプカイア産の可能性ありかもしれません。

サプカイアはブラジル・ミナスジェライス州のGalileiaにあります。ミナスジェライスの東端の方です。

おまけにトルマリンも伴っています。
rose-cryatal3.jpg
※ローズクォーツの下に突き出ている棒状のもの。色はどうやら濃いグリーン


この石そのものも素敵なのですが、何より素敵だったのは、本来ならいろいろある中から泣く泣く一つに絞ってこれが戦利品のメインになるかもしれない状況なのに、いろいろある中から選んだ複数の中の一つとして買えてしまったこと。

このお店、最終日でもローズクォーツのクラスター(※色はかなり白っぽくてスモーキーがかっていたけど)がいくつかありました。


◆ちょっと追加。
よーく見ると白いつぶつぶ付。何だろう~。
rose-cryatal2.jpg

池袋戦利品 アクロバットアポフィライト

10月のIMAGEもインドもの戦利品が多かったんですが、今回も蓋を開けてみたらインドとブラジル率が高い。
ブラジルは水晶、インドはアポフィライト……とそれぞれの大産地の底力見たり、という感じでしょうか。
珍しい種類の石ではなくて、おなじみの石ではあるけれど、その中で「うむ」と唸った感じです。

唸った石は、何度もカメラを向けて納得のいく写真が撮れるよう頑張っているので、まずは先鋒格から。

magari-apophyllite.jpg

アポフィライトです。
この石としてはスタンダードな透明、四角柱、先端ピラミッド状とんがり。

変わっているところは、もちろん全体の形。
この産地には、何かを芯にして海藻か珊瑚みたいにねじくれたカルセドニーがありますが、同じようなものを芯にして、こちらは透明アポフィライトがあっち向きこっち向きアクロバティックにくっついています。

実を言うと、ついつい変な石ばかりを追い求め、気が付くとスタンダードを持ってないということが良くあります。
たとえば、話の流れで水晶クラスターとはこういうもの……と説明しよう、写真をのせようとしたら、普通の透明クラスター(ちょっと大きめ)を持ってなかったとか、透明水晶で有名なアーカンソー……あら、透明ポイント持ってなかったとか、そんなことが多々。
アポフィライトの場合は、小さな単結晶なら持ってるし、クラスターとして初めて買ったのは水晶ではなくてアポフィライトだったんですが、選んで買ったわけではないので、透明ぴかぴか度はやや控えめ。

この機会に買いました。
でもついつい変な形を選んじゃう私。



依託販売、近日販売開始予定~。

パーフェクトストーンさんにブレスレット&ペンダントヘッドの委託販売をお願いしています。
先だって新しいブレスレット等をお預けしてきました。
近日販売開始予定です。

販売予定ブレスレットの一部をハンドメイドブログでご紹介しています。
バナークリックでブログへGO!

今年最後のミネラルイベント

行ってきちゃった赤レンガ。

これがホントの今年最後のミネラルイベント。
池袋の一週間あとというビミョーなタイミングでの開催はどうなんでしょうか。
会場はゆったり見られてよかったですけど……。

実は行こうかどうしようかと迷っていたんですが、赤レンガしか出店しない店もあるようなので、のぞいてみました。

結果。

ここでダルネゴルスク産に出会おうとは!

1000円コーナーもあったし、それ以外の石も意外にうれしいお値段。

細い結晶のクラスターが多いようで、持ち帰るのが怖いので、私はなるべく丈夫そうなのを選びました。


そのほか、マオリのグリーンストーンのかけら(穴あき)が3つ1000円とか。
アフガニスタン、パキスタン系ではザギ水晶が目立ちました。


池袋に出店していたお店は、やはり同じような品ぞろえでしたが、ゆったり見られるのでいいかも。

メタリックジャングル

池袋の戦利品ではあるんだけど……。

磨きのルチル入り水晶を買って、ルチル部分をマクロで写してみたら……!

メタリックジャングル2

メタリックジャングル3

メタリックジャングル4

メタリックジャングル5

メタリックジャングル6

ふはー!
美しい!

マクロ写真ばかり撮って全体像を撮り忘れたので、戦利品としてのお披露目は後日改めて。





池袋戦利品1 実は不思議なアメジスト

池袋ショーでは、IMAGE2013で大盛り上がりだったインドのお店が「新しい石を持ってくよ」みたいなことを言っていた割に目新しいものがなくて期待はずれ(そのかわり別のインドの店で盛り上がっていたけど)……のはずだったんですが。
今回の魔物は店の隅っこに隠れています。
この店にも、実はいました。

「新しい石を持ってくるって言ったのに~」とかぼやきながら、それでもお店を隅までチェック。
IMAGEで買ったアメジスト混じりのスケルタルは今回もたくさんあって、探せば面白いのがあるものの、すでにいいと思う石は買ってるしと、ここはぐっとがまん。
ディープグリーンのアポフィライトはちょっと大ぶりのクラスター一つ以外はありません。

じっくり見ていて、ひとつのアメジストに目を止めました。
差し渡し10センチ弱、小粒な結晶が群れたクラスターなんですが、どこかアメジストっぽくない。
はっきり紫、スタンダードなアメジスト色なのに、どことなくフローライトっぽさがある。

何故だろう?……としげしげと眺めて、その原因に気が付き、面白いので買ってみようかと値段を聞くと……
「スペシャルピース! 5000エン」
10センチ足らずのクラスターに、その値段はちょっと。
残念に思いながら棚に戻したら、一緒にいた友人が
「これ、同じタイプじゃない?」と別の石を見つけてくれました。

それがこれ。

husigi-ame2.jpg

アメジスト部分はぐっと少ないけれど、下の水晶がゴジラっぽい感じで、石全体の面白さはむしろこっちの方が上です。

さて、私がどこかアメジストっぽくない、フローライトっぽさがあると感じたところがお分かりいただけるでしょうか。

もういっちょ、別の角度から。

husigi-ame.jpg

なんだか、結晶の形が風変わりだと思うんですよ。

普通、水晶は六角柱の先端とんがりが基本スタイル。
アメジストでは柱面が短かいものがあって、そういうのは先端のとんがり部分だけが群れたクラスターになります。
ブラジルやウルグアイのものが有名ですが、同じインド、たぶん産地も同じカルールのものと比べてみます。

↑こういうものなら、見慣れたアメジストですが、今回のアメジストは違うんです。

さらに別の角度から

husigi-ame3.jpg

わかるかなあ……。
どうやらこのアメジスト、六角柱先端とんがりじゃなくて、そろばん状、または変形キューブ状の結晶がくっついてるっぽいのです。
そのため、普通のアメジストよりも結晶一つ一つが独立してコロコロして見えていて、フローライトっぽさを醸し出しているようす。

気が付いてみると、こっちのアメジストも結晶の雰囲気が違うので、同じタイプかもしれない。

たぶん、この石もカルール産だったはず。

フラワーアメジストに虫歯アメジストにへんてこセプターに……もしかしてカルールって変なアメジストの宝庫?





恨めしい天気

池袋のあとは写真……のはずなのに、雨。
あきらめて用事を済ませに出かけたら晴れてきて、あわてて帰って写真の準備をしたら曇り。
何とも間が悪い一日でした。

この季節は、太陽の位置が低いので、窓辺が写真に最適な「明るい日陰」ではなくて直射日光が入ってしまう状態で、石の写真には条件が悪いのですが、曇りはなお悪条件。

そんな中でとれた写真をぽちぽちと。

池袋5
キャラメル色に見える惜しそうな部分はゲーサイトが内包されてる。

池袋2
アメジストの中にはがっつり放射状のゲーサイト。

池袋3
カバンサイトとして売られていたけど、ペンタゴナイトっぽくもあるんだよなあ。

池袋1
ロシア産の半透明アンモナイト

毛袋4
水晶中のスティーブナイト




池袋閉幕

池袋終了!

朝から行って会場を回遊しまくりました。
おかげで同じく最終日参加の友人とすれ違いまくり。
初日二日目と魔物に財布をかじられたので、冷静にー冷静にーのつもりだったんですが、会期中にルーペを無くしてしまい、これは必需品として買わねばならぬ。
3階に機材を売っている店があったはず……と行ってみると半額だったのでゲット。

それからブログのコメント欄で教えていただいたインド屋さんに。
ここ、きれいなレインボー水晶は見ていたんですけど、そのほかの石が目に入っていなくて、不覚!

楽しいカルセドニーやまたしてもアポフィライトを買っちゃいました。
ひとつ300円、500円コーナー、豊作です。

この時買ったアポフィライトのおかげで、10月のIMAGE2013で買ったディープグリーンなアポフィライトの形の不思議がわかってきました。

IMAGE3013で買ったアポフィライトはこれ。


どうもアポフィライトっぽくない……と思っていたんですが、今回買ったアポフィライトはこちらのアポフィライトと同じ形をしていました。



もちろん色は違いますが、アフリカのアポフィライトです。
アポフィライトらしからぬ……石好きさんでも「これ、アポフィライト?」と一瞬首をかしげた板状の結晶です。

この縁の部分だけが重なっていると、上の写真のようになるようす。

しかも今回は、ディープグリーンでも透明感があって普通のアポフィライト(ただし、とんがり先端なしの四角柱みたいな形)の形のものもありました。

ところが、今回のアポフィライトの産地はKannad, Aurangabad, India。
IMAGE展ではジャルガオン、海外サイトでは Shrirampur。
今回はまたまた違う。

さっそく地図に落としてみました。
kannad.jpg

ジャルガオンとShrirampurのほぼ中間。
……ということは、この濃い緑のアポフィライトはけっこう広範囲で出ているのか?


そして……最終日は16時までで、蛍の光が流れる中……。
今回楽しく掘っていた別のインド屋さん……ここは品物が少なくなると追加で出してくるので、初日二日目と何度も訪れていた店ですが、さすがに最終日になると追加分もなくなっているようで、午前中にめぼしいものがないのをチェックしていたんですが、最後の最後に念の為に行ってみると……!

いましたよ!

オケナイト入りカルサイト!

ほぼ透明~淡いレモンイエローのカルサイトにふわふわのオケナイトが内包されているものがあるのは知っていました。
実はミネラルショーのたびにちょこちょこ見かけるのですが、手ごろな大きさでオケナイトらしくまん丸ふわふわが内包されているものはほとんどなく、オケナイト入りと言いつつオケナイトはほぼ抜け落ちてカルサイトの中にカビっぽい(不定形)ふわふわがちょっぴり……とか妙なニョロニョロ入りで大きさもけっこう大型、もちろんお値段お高めという代物ばかり。

それがちょっと大きめ(握りこぶし大)でまんまるオケナイトではないものの、ふわふわがしっかり入ったものが、なんと1000円コーナーに。
これは、たまたまそこに置かれているだけ(終了間際でお店は片付け中。置かれているのは台の奥の端で、ひょいとそこに置いた可能性も大な一位置)なのか、それとも最終投げ売り状態なのか。
詳しく言うと、微妙な位置にあるカルサイト(四角い磨き)に気が付いて、手に取ってみて「これは!」。
これは置いただけか、投げ売りか……と迷ったものの、お店の人にカルサイトが置いてあった位置と1000円コーナーの札を交互に指さしながら、
「これも1000円ですか?(もちろん、顔は期待のまなざし)」
お店の人は、あれ、これ、そこにあったっけ、という顔をしたものの
「OK、ワンサウザント」
……ということで、最後の最後に思いがけない戦利品!

明日からは写真だー!
……と思ったら、雨予報。
どうしてミネラルショー後は天気が悪いの。



今日はお休み

今日は家でおとなしく。
流石にミネラルショー皆勤賞はできないです。

写真もあまり取れなかったので、戦利品第1弾は最終日後に持ち越しです。

ちょっぴりとった写真の中からこれを。
ゴースト

青白いのは、LEDで照らしているから。

ほかにも透明なのにスターが出たり、透明ラメみたいなのが散っていたり、いろいろへんてこな丸玉を教えていただき、一気にいくつも買っちゃったのです。
楽しすぎる。

今日も池袋

池袋二日目。
ミネラルショーの魔物は、順調に私の財布をかじっております。

まったくもって油断がなりません。
今回の魔物は、ひっそりと隠れていながらいつの間にか目の前に現れました。
昨日買ったはずのカバンサイトが変な結晶で出てくるし。

ネットで見かけてたまたま覚えていたシンビルサイトのルースが気がつくとあちこちで売られているし。
元気がないと思っていた店の隅っこに伏兵がいるし、最終日じゃないのに値引きokされちゃうし。
ということで、いつになく水晶以外の戦利品が多い日になりました。

行って来た池袋。

行ってきました池袋。
もちろん朝から。

第一印象は……ざっと一周したあと会場で顔を合わせた石好き友達と交わした第一声は「ぱっとしないね」でした。
IMAGEではうはうはと掘りまくったインド屋さんは今回全く元気なし。
一昨年盛り上がった内モンゴルも、盛り上がるまでには至らず。
アフガニスタン・パキスタン系もザギ水晶などがありましたが、なんであの産地はあんなに高いんだ。

しかし、昨年は3階第2会場のブラジル水晶を置いている店で2キロ超の石を見つけたように、毎回どこかに穴場があるようで、今回は2階第1会場のある店で陥落。
まさかの石がまさかのお値段、それにそっけないくらいがらごろと石が入れてある籠の中を探すと、あるじゃん! この店だけで複数個買ってしまい(しかも大きめ石)帰りのカバンが重かった!
「ねえねえ、あの店見た~?」と何回も会場で出会った知人を連れてその店に行ったので、すっかり顔を覚えられてしまいました。

昼食時、石好き仲間で買った石をお披露目しあったのですが、第一声「ぱっとしないね」の割に、みなさんしっかり戦利品を確保していたようす。

つまり、探せばある。

……これは探すとみつけちゃう、ということでもあります。
今回もつい、探して見つけてしまい「ちり積も~!」といいながら、重い荷物をさらに重くしました。

買ったのはブラジルの水晶(複数)とインドの鉱物(複数)。
あとはマダガスカル水晶(高い中に妙に安い値段)
特別展をしていたストロマトライトとそのビーズ。

ということで、最初の発言は撤回します。

あ、1000円で「ヒマラヤ水晶クラスター」を買ったんですが、これがどう見てもヒマラヤ産に見えない。
「ヒマラヤのどこの産地ですか?」
「えーと、どこだったかなあ、思い出せない。地図があればわかるんだけど」
とお店の人。
「あ、ヒマラヤの地図あります」
と私。タブレットに作った地図画像入れてます。
「ヒマラヤの全図でいいですか?」
「あー、ここ、ここ」
……と指差されたのはマカルー。

……え?
ちょうどマカルー産のクラスターをペンダントにしていたんですが、全然違う。
私が持っているのはキラキラ透明。買ったのはほぼ不透明灰褐色。ヒマラヤというより内モンゴルと言われた方がはるかに納得できる形。
ヒマラヤじゃなくても買ったけど、産地を知りたい。

あとは……そうそう、3階会場で、「ウォッチズ・フィンガークォーツ」と呼ばれるザンビア産の雲母や角閃石系の内包物一杯の水晶を売っていたんですが、その店の人(外国人)は、日本語でラベルを付けていて、ウッチズ・フィンガー・クォーツが「マジョーの指水晶」。
「マジョー」という書き方がかわいい!

初日は、とにかく目移りしまくりなので、隅っこ探しは明日!






池袋イブ

いよいよ明日から池袋ショーですぞ、皆の衆。

準備できてますか?
私はもちろん、行く予定。
そわそわ準備(?)に追われて、今日はミネラルショーについてのまとめでお茶を濁します。

明日は池袋へ向かって出陣じゃ~!

ミネラルショー、ファーストステップ

ミネラルショーを攻略せよ

お買いもの心得

ミネラルショーをどう見るか

知恵袋の知恵ノートにもミネラルショーについてまとめました。
簡略版としてはこれがいいかも。
ミネラルショーに行ってみる?

今年は13日から横浜赤レンガ倉庫でミネラルフェアがあるので、年内最後ではありませんが、年間最大のミネラルショー。
気合を入れて、楽しみつくしましょう~。

湖色

tibetan-turquoise2.jpg

チベタンターコイズ。
チベットの民俗衣装で使われているターコイズを見ると、けっこう水色っぽいように思うけれど、チベタンターコイズという名前で見る(天然石系の)石は緑っぽいイメージがある。

これもその一つで、けっこう緑……青緑。
マトリックスとかスパイダーウェブとか言われている黒い筋模様が、何となく波紋のように見える。
波紋といってもラリマーのようなさわやかな水辺ではなくて、深い森の中の水草たっぷりの湖のような。

ターコイズはフェイクも加工も多い石だけれど、これはさすがにフェイクではなさそう。
樹脂含浸や染色まではわからないけど。

ターコイズは好きな石の一つなのだけど、水色っぽいのが好きなときがあったり、こういう青緑にぐっとくるときがあったり、けっこう好みが揺れ動く石でもある。
今は青緑シーズン……かな。

この石は裏が平らな、一応ルースなので、何かに加工したいと思うけれど、いつものワックスコード包みや茶色いワイヤーラップでは、色味が野暮ったくなりそう。
細い銀色ワイヤーを試してみる時だろうか?

もういくつ寝ると池袋……なので、さすがにそわそわ中。

連絡事項

先日の「チャレンジブレス」にブログ拍手コメントを下さったYさま。
お返事したいので、申し訳ありませんが左(←)のメールフォームからご連絡いただけると嬉しいです。

チャレンジブレス

ハンドメイドは、セカンドブログでやっているのだけど、しばらく前からセカンドブログがメンテナンスで使えなくなっていて、臨時に別のブログに移しています。
使えなかった間につくったものがまだアップされてないので、久しぶりにこちらで。

さて。

私は、意味や効果で石を選びません。
買った石に対して「へー、こんな説明がついてるよー」とか言ってたりはしますが、それが石選びの決定打になることはないんです。

そんな私が意味で石を選んでブレスレットを作ってみました。

その1
tora2.jpg

その2
tora3.jpg
※新たな持ち主さんのもとへ旅立ちました。

使った石はターガーアイ、シトリン(アメジスト加熱)、ルチル入り水晶、天珠。
その2の方にはラバ(熔岩)も使っています。

そう……私でも意味を知っている金運トリオ石! それに加えて天珠の模様も「金銭鈎」。

しかし、念のために言いますが、金運をキーワードに石を選んで作ったけれど、このブレスは金運アップのために作ったのではありません。金運アップしてくれるなら大歓迎ですが、もしそんなラッキーがあってもそれはおまけ。

今回のブレスレットのテーマは
「金運で有名な石を使って、見た目よくデザインできるか」

タイガーアイもシトリンもルチル入り水晶もそれぞれがきれいな石だし、金運=黄色・金色という共通項があり、不透明なタイガーアイに対してシトリンやルチルが透明感やキラキラを補う、とてもバランスのいい組み合わせです。

なのにどうも「金運」というフィルター越しに見られているようで、そこが悔しい。

ならば、このザ・金運なチョイスで(しかも金銭鈎天珠を加えて)、それが気にならないブレスレットが作れないだろうか……ということでチャレンジ。

その1の方にはルチル入り水晶には茶色っぽい色合いのものを使ってタイガーアイとのバランスをとり、タイガーアイも丸ビーズとカット入り、そしてアクセントにレッドタイガーアイを入れて華やかさを失わなようにしています。

その2はその1より色味が明るいボタンカットのタイガーアイをたくさん使い、天珠の質感と合わせたラバ(熔岩)でほぼハーフ&ハーフなデザインに。

サイズもベース6~7ミリのやや細め。
結果、そんなにごつくもなく、この季節に使いやすい温かく華やかめの色味になったんじゃないかなーと思っているんですが、いかがでしょ。

青・2

itinga-blue-4.jpg

4個セットのインディゴライト入り水晶その2。
4つの中では、一番青さが均一で、インディゴライトの太さも密度もちょうどいい。

細くて(3センチほどの石をここまで拡大してインディゴライトの針状結晶が見える)均一に散らばっているので、石全体が青く見える。

青水晶というからには青くなくてはならない。
でもインディゴライトはちょっと色合いが異なると灰色っぽくなってしまうものもある。
青くても、針が太かったり固まっていたりすると全体青にはならない。
青水晶は少ないので、少々針が目立っても、色合いがブルーグレイだったり、色が偏っていても青水晶と呼んでしまうけど、できれば全体青、誰が見ても青が希望。

その点この石は小さいけど合格点!
大きいと均一青は難しいし、何より高い。

そうそう、忘れずにもう一つ。

インディゴライト入り青水晶は青ルチルじゃない!
ルチル(金紅石)入りがルチルクォーツであって、トルマリン入りをルチルと言うのは違う。
似ていて間違えるならともかく、ルチルにはっきり青はないので、青かったらルチルでないことは明白なので、迷わなくてもいいはず。

……だけど、アナテーズには透かして青があるんだよねえ……。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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