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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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南洋美人再び

nanyo2.jpg

ほぼ一年前に同産地の石が登場してました。

石は、ラベル上は鉱物名かあだ名系でも「キノコ水晶」のように形を説明したもの、「スーパーレインボーガーネット」みたいに、従来のものより色がきれいだぞと説明するための語句がくっついている程度の名称です。
パワーストーンだと、石の見かけと名前がつながらない……名前を聞いただけでどんな石か思い浮かばないような名前もありますが、鉱物系ではあまりないです。

そんな中で例外が。

この水晶は「南洋美人」と呼ばれています。(最初「なんようびじん」で検索したら「何曜日人」と変換されて笑ってしまった)

透明水晶の中に黒いファントム……というか、黒に近いスモーキーの上に透明水晶がかぶさって成長し、スモーキー部分がファントム状に見えていて、ファントムの上に長石のかけらが散らばっている美しい水晶です。

最初は、クラスターを買いました。(※太い結晶の周りに小さめ結晶がくっついている状態で、メインの結晶が折れているもの)
何しろ、さすがのお値段なので、端正な結晶はとても手が出なかったのです。

そして次の年。
やっぱり単結晶が欲しくなって再チャレンジ。

その結果が写真の石です。
写真では、透明部分のミスト(白い濁り)が強調されてしまうんですが、肉眼ではもっとファントム状の黒スモーキーがはっきり見えています。
散らばる長石粒は少な目ですが、単結晶♪
クラックや根元あたりの土の食い込みも雰囲気あります。
大きさも5センチほどと十分。

最初お値段的問題で単結晶が買えなかったのに、一年たって値崩れしたか……残念ながら値段は高止まりです。
いいもの、大きいものは堂々たるお値段。

私がこの単結晶を買えたのにはわけがあります。

ぐるりとターン

nanyo.jpg

横から見ると、この石、半分しかないんです。

正確に言うと、黒スモーキーの部分はちゃんとあるんですが、その半分が土か何かに覆われてしまったらしく、透明水晶が結晶しているのが半分だけ。割れてるわけではありません。

こういう「わけあり」だったので、私にも手が届く値段だったのでした。
でも、表から見たら立派な南洋美人。
文句ありません。
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かゆい!

私、どうも紫外線アレルギーです。
小学生のころは何ともなかったのに、中学生のころから急に日焼けするとその部分に湿疹ができてざらざらでかゆくなります。

なので、日差しがきつくなると日焼け止めが手放せません。
今年も3月末くらいから日焼け止め塗ってます。

……が。

どうも日曜日に日焼けしてしまったみたい。
しかも顔の下半分を!
帽子をかぶっていたけど、つばが狭かったか……。
ちゃんと日焼け止めを塗っていたのに、効いてないじゃん!

頬の下あたりや口の周りがごわごわしてかゆい~!

日焼け止め変えなきゃ……。

染め?

疑惑のルチル入り水晶をご紹介します。

繰り返しますが、「疑惑」の段階です。
ただし、私自身はかなり怪しいと思ってます。

some5.jpg

やや平べったい雫型に整形されたルチル入り水晶です。
赤くて細いルチルが内包されてます。

細いのにけっこうはっきりわかる赤であることを除けば、水晶部分がきれいに透明ではないので、さほど綺麗……とは思えません。

……で、これが、怪しい。

内包されているのがルチルであるのは間違いないと思われます。
拡大するとこんな感じ。

some4.jpg

ルチルらしい形状で、すっきりとした針状の様子もルチルの特徴そのままです。

しかし……色がおかしい。
ひょっとするとこれは染めではないか。

もちろん、赤いルチルはあります。
時々赤い角閃石がルチルと間違われていますが、赤く見えるルチルはあります。
 

これと比べてみると、赤ルチルの赤は、黄み系の赤。
疑惑の方は、青みを帯びた赤。
ルチルの特徴である金属光沢も鈍いように思われます。(上・右の写真のルチルの一部が白く写っているのは金属光沢で光を反射しているため)

さらに、この疑惑水晶にはルチルと一緒に赤い破片状のものが散っていてるんですが、それを拡大してみると……

some3_201404290008036e1.jpg

その色がルチル部分と同じ。
透明な破片状のものも見えます。

水晶の中で赤い破片状と言ったら、まずレピドクロサイトが思い浮かびますが、ルチルとレピドクロサイトが同時に内包されている例を見たことがありません。

さらに拡大。

some1.jpg

赤い破片状の鉱物ではなく、透明破片状の一部が赤くなっているようです。
レピドクロサイトではないことは確実。

some2_201404290008027f7.jpg

左下の丸の中をよくご覧ください。気泡が見えます。
……ということは、まわりの透明破片状のものは、水晶の中の隙間。空洞です。

その一部分、よく見ると縁の方に赤い色が入り込んでいて、それがルチルと同じ色。赤ルチルにしては若干不自然な色。
怪しいです。

でも、水晶の中のルチルが染められるのかどうか。

この場合は磨きであることがポイントだと思われます。
ルチル入り水晶を磨いたことで、ルチルの断面が水晶の表面に出てきます。
ルチルと水晶のわずかな隙間に染料を入れれば、染められるはず。

ルチル入りではありませんが、水晶を熱して、熱いうちに染料の中にどぼんと入れると、急激な温度差によって水晶にひびが入り、同時に染料を吸い込み、それによって水晶に色を付ける(全体的に色がついたように見える)という加工があるそうです。(たぶん、熱する温度や冷やすタイミングで割れてしまうものもあると思いますが)
一時期「ブルー・リキッド入り水晶」という青い液体が内包されたルースが出たことがあり、実はそれが熱して染料どぼんの水晶のきれいな部分をカットしたものだと教えてもらったことがあります。

加工している方は、お遊びで「こんなこともできるぞー」と作り天然とは言わずに「ファンシー・クォーツ」などの名前で売ったのに、買われてどんどん流れていくうちに説明が抜け落ちたりゆがんだりして「天然レア」になってしまったりするとか。

一瞬でひびが入り、染料を吸い込むので内部まで染料が入る例がある……それを考えると、この色づき具合も可能です。
水入りを指摘した写真の赤い部分を見ると、ルチルが赤い部分(空洞)を貫いているようですから、ルチルを伝って色が入り込むことも考えられます。

……ということで、この石の疑惑は染め。

ただし、この手の染めは、ルチル以外の余計なところまで染まってしまうので、こういうのがあるぞとわかっていたら、見分けるのはさほど困難ではないと思います。
えっ、染め? と警戒するほどでもないでしょう。


同じような理由でガーデンを染めたっぽいのも見かけたことがあります。
これも磨きで、磨いた石の外側(表面に近い方)が結構派手な赤。なのに内部のガーデンは白っぽい。
これも磨いたことで内包物と水晶の隙間が表面に現れてそこに染料を染み込ませたんじゃないかと思います。



実はアメトリン2

昨日のとは似ているけれど別の石。
こっちの方がアメトリンであることがわかるかも。

red-cap-2.jpg

背後からLEDのペンライトで照らしてみた。
日光が明るすぎて目立たないけど、根元のあたりの黒い内包物が青黒い感じであることがわかる。

red-cap.jpg

背景を黒に替えてみた。

red-cap-3.jpg

一気に怪しい感じに。

よく見るとアメトリン

あ、面白い。
そう思ってついでに近い状況で買った石が、あとで意外に化けることがあります。

それがこれ。

ametrine-red-caps.jpg

2012年ごろ、オーラライトの登場で「オーラライト名義じゃなくてサンダーベイのレッドキャップが欲しいのよ」とレッドキャップ熱が再燃していたころ(※)、カナダ産じゃないけどこれもレッドキャップだ……と買ったもの。
※それまでもカナダのレッドキャップが欲しいけど、なかなかこれぞと思う色・形・値段のものがなくて、緩やかに出会いがあれば買おう……とおもっていたのが、オーラライトの登場で活性化してました。

クラスターやら(クラスターよりは大ぶりの分離単結がガラガラ箱に入っていた中からいくつか掘りだしました。

そして……その後、つらつら見比べていると……やっぱりこれはコレじゃないか。
コレというのは、何やらオーラライト23のシスターストーンとかいわれている「アメトリンレッドキャップ」

整理しておきますと、オーラライト23はカナダのサンダーベイ産の先端赤のシェブロンアメジスト。
分析したらあれやこれやそれや23の成分が検出されたとか。
アメトリンレッドキャップはブラジル、パラ州産。
説明によると「含有鉱物:アメトリン、アメジスト、シトリン、スモーキークォーツ、レッドヘマタイト、ゲーサイト、水晶(パイライト、カコクセナイトも可能性あり)」とのこと。

売りだしたのは、ロシアンレムリアンのデイビッド・ガイガー氏です。

余談になりますがちょっとツッコミしておくと、「含有鉱物:アメトリン、アメジスト、シトリン、スモーキークォーツ、レッドヘマタイト、ゲーサイト、水晶(パイライト、カコクセナイトも可能性あり)」……って、変ですよねえ?
アメジストとシトリンが混じっているからアメトリンなのであって、アメトリンとアメジスト、シトリンを別にカウントしたらおかしいと思うんですが。
含有鉱物というからには、この場合は普通「水晶に含有している」前提で、アメトリンもスモーキーも水晶なので、含油されているのは「レッドヘマタイト、ゲーサイト(もしかしたらパイライト、カコクセナイト)」ということになります。

(オーラライトのあれやこれやの成分も、水晶というのは厳密に分析すればいろいろ入っていてもおかしくないそうなので、オーラライトだけが特別ではないような気がします)

それはさておき、私の場合はブラジル産としかわからないこれが、果たして「アメトリンレッドキャップ」と同じものであるか否か。

見極める基準は3つ。
ひとつはレッドキャップであること。つまり結晶の先端がヘマタイトの付着または内包によって赤くなっているか。
シェブロンはインドやマダガスカル、ブラジルのロンドニア州でも出ていますが、マダガスカルは身が黄しか見てないし、インドやロンドニア州産は先端が赤くありません。

これについては、ご覧のとおりクリア。赤いです。

残る条件は、アメトリンであるか。
そして根元に黒っぽい内包物があるか。
……というのは、運よくデイビッド・ガイガー氏のアメトリンレッドキャップのスライスを手に入れているので、内部の様子をばっちり観察でき、この石が先端赤、内部は淡いスモーキーベースで中ほどにアメトリン部分があり、根元の方にゲーサイトとも思えない黒いないほうぶつがあるのがわかっているからです。

さて、この石はどうだ。

スライスと違ってなかなか透けないんですが……
なんとなく黄色身を帯びた様子が見えるし、根元もスモーキーの色合いではなくて青黒い。

期待コミでアメトリンレッドキャップ判定です。

カラーチェンジ再チャレンジ



こちらに登場しているカラーチェンジフローライトです。
店頭で光に透かして見ていて気が付き、びっくり。実はお店の人も気づいていなかった……という石。

蛍光灯で見ると緑がかったけっこう濃い目の青。白熱光では紫にカラーチェンジします。
……が私がこれと撮ろうとすると大変!

ことさらに「私が」というのは、ふだん太陽光で撮っているので照明機材がなく、白熱光は(古い)卓上ライトスタンド、蛍光灯は普通の部屋の照明なので、写真を撮るには暗すぎます。
そのせいで、最初の写真(↑)は、今見るとかなり写りの悪いことになってます。

いつかもう一度チャレンジを……!
ということで、思い立ったが吉日。

color-change-fluorite-franc.jpg

紫に写っている方は白熱球のスタンドで、青く写っている方は蛍光灯……が暗かったので+LEDのペンライト。
いちおう、それぞれの光でホワイトバランスを調整して撮りました。

うーん。

肉眼で見た感じには近くなったけど、色は前の写真の方がわかりやすいかなあ。

ついでに、太陽光下で撮った写真も。(ホワイトバランス調整済)

color-change-2.jpg

太陽光では青っぽく見えるんですが、右端の方が紫に見えてます。

照明を工夫することができたら、いつかもう一度。





ジャパニーズ・レモン

goyomatu-lemon2.jpg

奈良県は五代松鉱山のレモン水晶です。
以前買ったものよりはやや大きめ。

シトリンではなく角閃石の内包によって黄色く見えています。
この石にもうっすら見えますが内部に「芯」のようなものがあり、輪切りにするとエメラルドのトラピチェに似ている状態になっているものがあるらしく、「トラピチェ水晶」と呼ばれていたりします。

レモン水晶というと、ブラジルはバイア産の硫黄入り水晶が浮かびますが、シトリンなどと違ってこういうものが「レモン水晶」と決まっているわけではなく、見た目レモン色だからレモン水晶くらいの意味です。
(レモン色よりももっと濃い色のもあるけど)

だから、硫黄入り以外でもレモン水晶/レモンクォーツと呼ばれている石があったって、別に不思議でもなんでもないんですが……。

たまたま硫黄入り水晶を探している人がいたので、「レモンクォーツ」で画像検索してみたところ、案の定、透明レモン色のビーズがたくさんヒットしてきました。
たまに半透明なのもありますが、硫黄入りレモン水晶は硫黄のインクルージョンなので、たいていもやもやした感じで不透明っぽくなり、透明色つきにはなりません。
たまたまあったとしてもビーズでたくさんあるものが同じように透明にはならないし、原石でも意外に見かける量や機会が少ないし、大きいものはいっそう白濁することが多いので、透明ビーズをたくさん作れないと思います。

でもまあ、みためは立派にレモン色なので、レモンクォーツでもいいけれど、問題はここからです。

硫黄入りじゃないのがたくさんヒットするので、「レモンクォーツ 硫黄」で検索してみました。
これなら硫黄入りがヒットしてくるだろう。

……が。

相変わらず透明レモン色がヒットしてくるのはなぜだ!

念のために透明レモン色水晶のページを開いて説明を見てみると……「硫黄入り」「硫黄水晶」。

なんだこれは!

レモン水晶/レモンクォーツで検索すると、もともとは硫黄入り=レモン水晶だったからその説明が出てきて、硫黄入りじゃないのに硫黄入りの説明が付けられているのか、それとも透明レモン色もまさかの硫黄入りなのか。

ビーズにするくらい透明で硫黄入りが出てるんだったら、もっと原石で見かけてもいいはず。

それに、この五代松も内包物による黄色で、透明黄色にはなってないように、内包物による発色では完全透明……ふんわり均一に白濁にはならないと思う。

結局サルファー・イン・クォーツとかサルファー・クォーツで検索して見つけました。
本来、レモン水晶と言えば硫黄入りだったのに、流通量と知名度(?)で硫黄入りの方の名前が変わらざるを得ない状態というのも心境は複雑ですが、透明レモン色の方が本当に硫黄入りなのか否か、はっきりしてほしいものです。

再チャレンジ

こちらの青水晶を撮りなおしてみました。

blue-cluster3.jpg

この石、まっ平らな板状長石の上に、インディゴライト入りシトリンが乗っかっているのですが、水晶は長石を突き抜けて裏面に達しているため、裏から光を当てると、水晶部分が透けるのです。
(板状長石は1センチちょっとくらいの厚み)

とてもいい石なのに、結晶の表面が若干ざらついていて、写真にとると埃っぽく見えてしまうのが難点。
写真が苦手な石なのです。


撮り直しもういっちょ。

こちらのアメトリンっぽいクラスターです。

ametista6.jpg

ametista5.jpg


紫の層の下に、黄色っぽい色が隠れてる。

やっぱり黒背景ではわかりにくい。白背景の方が紫の下の色合いが良く見えるかな?


デンドリチックオパール→アゲート

dend.jpg

アクセサリーです。

ものはデンドライトが入ったアゲート……というかオパールというか。

どうもこの石、半透明の部分はオパール、白い部分がカルセドニーらしいのです。
いや、半透明でもカルセドニーの場合もあるかもしれないけど。

たとえば、同じ見かけ、たぶん産地も同じこちらのルースは、手触りも重さもオパール。
こっちけっこうカルセドニーっぽい……といろいろで、オパールとカルセドニーが混じっているようなのです。

さて、デンドリチック・アゲートのデンドリチックとは「樹枝状の」という意味。
マンガンなどが石の表面やひびにしみこんで木の枝のような模様になったものをデンドライトといい、デンドライトが入った水晶なら、デンドリチック・クォーツ、カルセドニーに入ったのだったらデンドリチック・アゲートと呼ぶわけです。(模様のきれいなカルセドニーがアゲートなので、カルセドニーにデンドライトが入ると、それを模様とみなしてアゲートと呼ぶことになります、いちおうは)

もちろん、水晶ウやアゲート以外でもデンドライトが入るものはあります。
こちらはたぶん、デンドリチック・ターコイズ。


名前こそ同じデンドライトですが、水晶とカルセドニーの場合は、様子が違います。
水晶の中のデンドライトは平面的……例えて言えば「押し花状」
dendritic_20140422225852c1c.jpg

それに対してカルセドニーの中のデンドライトは立体的です。
dendritic2.jpg

私はこの違いは水晶は中身がぎっちりつまっているので、デンドライトはひびにしみこむしかなかったため、カルセドニーはミクロのつぶつぶ構造だから、その隙間に入り込んで立体的に成長できたのだ……と思っていました。

ところがこのたび、ちょっと違った話を聞きました。
その話に、今回の石がオパールとカルセドニーが混じってる……というのがかかわります。

というのも、デンドライトが立体的に成長できたのは、オパールだからだというのです。
ご存じのように、カルセドニーはミクロサイズの水晶(石英)のあつまり。結晶している鉱物です。
対してオパールは成分は同じ珪酸(シリカ:SiO2)ですが、結晶していないシリカと水の混じった粒が集まったもの。
厳密に言うと結晶していません。
大雑把にいうと、成分が水晶のゼリーみたいなもの……。

で、固まる前はどろどろゲル状だったためにデンドライトが立体的に成長できたというのです。
オパールはその構造の中に水を含んでいます。急激に水を失うとひび割れますが、長い長い年月の間に徐々に水がなくなっていくと、より安定なカルセドニーに変わっていくのだそうで、今回の石の場合、白い部分は水分が抜けてカルセドニーになったところ、透明な部分はまだオパール……か、カルセドニーになりかけなのだとか。

「……要するに、半透明な部分は半熟状態?」
と思っちゃいました。

そういう石だとすると、いろいろ面白いところ、不思議なところが出てきます。

カルセドニーの中で模様がきれいなものがアゲート。
アゲートと言われて思い浮かぶのは縞模様です。

agate_20140422232335283.jpg

これは岩の隙間にミクロサイズの水晶が沈殿していき、その時の不純物の割合で色の差ができて縞模様になると考えられます。
でも、オパール→カルセドニーの場合は、岩の隙間をどろどろ水晶ゼリーが満たして、隙間全体が固まったということになります。

私はこれまでカルセドニーとアゲート(この場合は縞模様)は模様のあるなしだけの違いで、カルセドニー(模様がはっきりしない)は、途中で不純物の割合が変わらなかったために模様が現れなかっただけだと思っていましたが、実はオパール→カルセドニー……徐々に沈殿してできたのではなくて、全体が固まってできたパターンもあるということになります。

でも、結晶してないシリカと水のつぶつぶが水が抜けることで結晶している(はず)のカルセドニーになる仕組みがよくわかりません。
この場合のカルセドニーを超拡大してみたら、縞模様アゲートとどう違っているんでしょう。

そして……カルセドニーにもいろんなでき方があるとしたら、ローズクォーツやメタモルフォーゼスのようなマッシブ(塊)系のものは、実はクラスターなど結晶形で見つかる水晶とは、でき方が違うんじゃないか。
そこんとこらへんがぜひ知りたい。

奇妙な奴

今回……じゃなくて、前回、2013年最後のミネラルイベントになった赤レンガ倉庫で買ったもの。

dalne-quartz_2014042121345305e.jpg

ダルネゴルスク産です。

さすがへんてこ水晶のメッカと言うべきか、すでに水晶であることを忘れてるだろうというべきか。
あるいは、こっちの表現力(説明力)を試されているというべきかも。

何と言いましょうか。

ベースは、奔放に伸びだ先細り結晶で、その表面を小さな結晶が覆っている……それに鉄さびっぽいものが混ざってる感じ。

覆っているというとキャンドルクォーツとか、あるいはドゥルージー状なものを思い浮かべますが、こっちの「覆う」はフライの衣みたいに小さな結晶をまぶしてくっつけたという状態です。

鉄さびみたいなもののために、ちょっと汚れて見えますが、全体的な造形としては意外に繊細だと思います。

ダルネゴルスクからはいろんなタイプの水晶が出ているし、全部を見ているわけではないけれど、このタイプは私には初見です。
いちおう、ベースを先細りと見て、写真を撮る際の上下を決めましたが、実は結晶の上下がどうなっているのかも謎。


この石を買ったお店は、今回の赤レンガにも出展されていました。
ロシア産の水晶を実際に手に取って選べるのはこれまで12月の池袋ショーくらいだったので、機会が増えるのはうれしいです。

青のかけら

あれー?
この石、出してなかったっけ。
出てるような気もするんだけど……出ていたら「再録」で。

bulue-spinel-3p.jpg

ブルースピネルです。
先だってのルビー? スピネル? と同じ産地(のはず)。
同じところでコランダムもスピネルも出る土地柄とはいえ、まさかのサファイアなんてことはないでしょう……だから、ブルースピネル。

一時期フンザ産のブルー・スピネルがまとまって入荷したことがあり、うはうはと漁りまくったうちの一つです。
おかげで、我が家のスピネルはブルーが一番多いです。

といっても、意外に透明感がなかったり濃いめ青だったり、青といってもいろいろです。
今回の青は一番小粒、なので一番色が明るめ。

青空というには濃く、よるというには明るい。境目の青。

どこからか零れ落ちて、白い岩の中に埋もれたような。

そういえば、あの時以来、ブルー・スピネルを見かける機会に恵まれません。
そういう意味では、期間限定というか……一瞬の青でもあります。

竜王

このブログに「竜王鉱山」で検索して来られる人が結構います。

どうして?

ここで竜王鉱山といえば、これひとつなんだけど。
最近、ミネラルショーやイベントでまとめて見かける機会が増えました。

検索してみたら、ガネーシュ・ヒマール産と間違えそうな緑泥ぎっしりで深緑の細い結晶が集まったクラスターが出ているようで、それを検索して来られたのでしょうか?

残念ながら緑のは持っていませんが、竜王鉱山でもういっちょ。

ryuou-q.jpg

ただし、第二鉱山ではなく「竜王鉱山」です。
同じ場所で掘った穴の場所が違うのかしらん?

第二鉱山のラベルが付いていた方が、大きい結晶を小さい結晶がぐるりと取り囲んで束状になった「スプレー」といいたい形であるのに対し、こちらはいろんな結晶が奔放に群れた形。

向きを変えるとこんな感じ。

ryuou-q2.jpg

このやや渋くて素朴な感じは、私が「国産水晶」と聞いてイメージするそのまま。
実際は外国産に負けないくらいきれいだったり、面白い内包物入りも出るんだけれど、国産と聞くと何となくこんなイメージがあります。

赤レンガ行って来た。

赤レンガ倉庫、行ってきました。
午前中は外せない用事があって午後からの参戦です。

でも雨で寒かったせいか人は少なめだったようで、
「今来たところ~」
と嘆いていたら、
「大丈夫! 人が少ないから(掘り出し物はまだ残ってるはず)」
と言われてしまいました。

さて、肝心の掘り出し物はあるやなしや。

最近は、ついこの間埼玉県のミネラルマルシェがあったし、その前にはミネラルザ・ワールド in 横浜……とミネラルイベントが続いていて、参加する業者さんも全部ではないけれどダブっているため、「見覚えがある」印象があります。

今回は、前回の埼玉ミネラルマルシェが国産水晶が多めだったのに対し、アフガニスタン・パキスタンやヒマラヤ水晶など外国水晶の方が多いです。

実際、どうしようかなーと手に取ったのはアフガニスタン・パキスタンの石だったんですが。

ひとつはアデュラリア……一応持っているのでパス。たくさん固まっていて面白かったけど、アデュラリアらしい美しさではいまいち。

エピドート入り水晶も面白いのがあったけど……お高め。
エピドート入り水晶クラスターはほどほどお値段だったけど、持ってる。
あ、いいな、と思うのは他にもあったけど大きすぎ。

前回うはうはとハマってしまったロシア石屋さんも来ていましたが、今回は目新しいものはなし。

いいなー、いいけどー、持ってるしーと柄にもなくブレーキがかかってしまい、結局買ったのはスターが出るミルキー玉(←持ってるのに!)とUVライト。
これで先日のルビー?スピネル?を検証するのだ。

会場をぐるぐるしていて「おお!」と思ったのは、

母岩付きモルダバイト。

テクタイトであるモルダバイトに、鉱物でいうところの母岩はありえません。
つまり、モルダバイトが埋もれたまわりの土/岩ごと掘り出したもの。見た目土と砂利が固まったようなものにモルダバイトがくっついています。

数年に一度くらいしか採れない(出回らない?)珍しいものとのこと。
私も以前一度見せてもらったことがあるだけです。

でも、疑問なのは、こういう「土付きモルダバイト」が珍しいものでそんなに出回らないということは、普通見かける単独モルダバイトはどうやって産出しているのだろう?

以前モルダバイトの採掘場所の写真を見ましたが、土を掘っている感じでした。
掘って撮ってるんだったら、それごと掘りだせばいいんだから、もっと「土付き」があってもいいはず。
それとも多くは脆い土に埋もれていて、くっついたまま掘り出すことが困難なんだろうか。

この店で薄ピンクで面白い形をしたカルサイト?……と思ったらハーライト(岩塩)。
岩塩は……潮解が怖いのでパス。

個人的にちょっと不完全燃焼っぽい赤レンガでした。

パワーストーンってなんだろう?

マジメです。

パワーストーンって何だろう?

いろんな意見があるでしょう。
たぶん、正解もないでしょう。

……つまり、答えは人によって違うでしょう。

それを頭の片隅に置いておかないと……そして、自分の答えは何なのかを考えておかないと、ややこしいことになると思います。

というのもパワーストーンとはなんであるか、それぞれが違う「答え」を持っているのに、同じ「パワーストーン」という言葉で会話しているのですから、「人によってパワーストーンとは何かの答えが違う」と思ってないと、絶対どこかで混乱します。

相手と自分のパワーストーン認識が違えば、話が食い違うかもしれないし、「自分はこう」という答えを持っていないと、話していて認識の異なる複数の意見に接したら、振り回されてしまうかもしれません。


ときどき「これってパワーストーンでしょうか」という質問があります。

原石だから、見たことがない石だから、あるいはガラスかどうかわからないから
「これってパワーストーンでしょうか」。

私は、パワーストーンとパワーストーンではない石があるとは思いません。

「パワーストーンとは何か」
私の答えは
「石をイメージで楽しむ方法」
です。

パワーストーンと思えばその石はパワーストーン、興味のない人にとっては石ころ。
同じ石がある人にはパワーストーンで別の人にはただの石ころ認識でも、不思議でもなんでもないです。

原石人気のころからの石好きなので、パワーストーン=ブレスレットとも思いません。

意味や効果に興味がないので、そういった説明がついてなければダメとも思いません。なんたって、あとになって意味の説明を見かけるようになったり、前はそうじゃなかったのに気が付いたらレムリアンシードと言われるようになっていたとか、すでにパワーストーンとしての名前がある石に、あとからわざわざ別の名前を付けたとか、そんな例があるくらいなので、意味や効果の説明は、パワーストーンであるかどうかのポイントにはなりえないと思います。

最近ビーズにできない原石系鉱物が話題に出て「それはパワーストーンじゃない」みたいな意見があったのですが、かのアゼツライトのロバート・シモンズ氏だってプルースタイト(淡紅銀鉱)を取り上げてます。
あれはビーズにはならないでしょう。でも、ロバート・シモンズ氏が紹介している石を「これはパワーストーンじゃない」と言ってうなずく人は多くはなさそうです。
少なくとも私は、人工ガラスがパワーストーン扱いされるんだったら(チェリー・クォーツとか)、地味で身に着けられない系統の鉱物標本の方が、まだしも石じゃないかと思いますけど。

まあ、意見はそれぞれですから、違う意見があるのも当たり前。
意味や効果を重視するもしないも自由……でも、楽しむために買ったはずなのに逆に心配事を増やすようなあり方はさすがに疑問。

疑問というより、心配だったら、石じゃなくてその説明の方を疑おうよ、と言いたい。そう、疑うのは説明の方!

たとえば
「パワーストーンってたくさん身に着けない方がいいんでしょうか?」
という質問を見かけます。
それに対して
「浄化とか、正しい扱いをしていれば大丈夫」
という回答が寄せられて
「浄化というのは知りませんでした、これまでやってなかったんですが大丈夫でしょうか」
……ということになったりします。

私には「正しい扱いをしていれば大丈夫」は「正しく扱わないとヤバい」に聞こえます。
そんな取扱注意なものだったら取扱説明書付きで売らないと危険だし、ショップの人がじゃらじゃらたくさん着けているのも変。

つまり「たくさん身に着けて大丈夫?」という質問の時点で、ちょっと考えたらそんなに心配しなくても、ということになると思うんです。
ところが、ここでパワーストーンとはなにか……なんだかよくわからないけどすごいもの、みたいに「よくわからないもの」にしておくと、心配しなくてもいいことまで心配することになるし、好きなものも気軽に楽しめなくなります。

せっかく買ったのに楽しまないなんて損じゃないでしょうか。


ああそうか。
私の「パワーストーンって何だろう」の答えは、シンプルに

「楽しいもの」

というべきかもしれない。

ルビーかスピネルか

ルビーかスピネルか

パキスタンの北部のフンザ産。

白い母岩に屋や紫がかったピンクの結晶。
よーく見ると、ピラミッドを上下にくっつけたような八面体をしているっぽい。

さて、これは。

形から考えてスピネルだろうなーと思っているんですが、あいにくこの産地は同じような感じでルビー(というよりコランダム)が出ます。
そのため、いまいちスピネルと言い切るのが不安。

紫外線ランプをあててみればすぐにわかるんだけど、あいにく電池切れ中。
いい加減電池を換えないと。

ところで、我が家ではスピネルは少数派。
その少ないスピネルの中で、実はブルーが一番多い……。

ジャングル・クラスター(未満)

jungle2.jpg

これまでにいくつか登場してる、ジャングル・クローライト(ルチル?な針状結晶とクローライトが内包された水晶)。
……といっても、こちらには針状結晶が入ってないので、ただのクローライト入り。

この石は、見かけたのはほぼ単結晶ばかりで、クラスターが少なかったので、ひとつ欲しいと思って選んだもの。
ご覧のように根元付近にいくつか結晶がくっついていて、かろうじてクラスター風。

ジャングル・クローライトとしてもクラスターとしても中途半端は否めないけど、水晶自体の色合い……透明水晶にも実は色地というか雰囲気があって、完全ニュートラルな透明があるかと思えば、色がついているとは言えないけど温かみのある透明があったり、スモーキーというわけではないけど陰りのある透明があったりします。

これは、ほぼニュートラルだけど、やや青白いというか、表面が部分的にマットなところと合わせて「涼やかな透明」。それに黄味の少ない深緑のクローライトが良く似合っています。

このクローライトの色味は好きだな。

ごちゃ混ぜミックス

なんだか今日は画像のアップロードが失敗続きなので、別ネタで。

ネットでいろいろ見ていたら、
あるサイトで
「ピンクエピドート(通称ストロベリークォーツ)」
「鉱物名マンガノエピドートシスト・(インクルージョンが内包されたマンガノエピドートinクォーツ)」
と書かれているのを見ました。(注:同じ石に対するタイトルと説明の一部です)

わかるけど……わかるけど、なんだか非常にごちゃ混ぜです。

こういう石のことです。


この石については一度取り上げています。

結論から言うと……というか、実際鑑別に出したわけではないので、一番多く言われている説明を採用するなら、これは「ピンクエピドート イン クォーツシスト」。

これを長ったらしいカタカナの名前として認識するとかえって訳が分からなくなります。
砕いて……いや、ちょっと堅苦しく言うと、石英片岩(クォーツシスト)にピンクエピドートが入ったもの。

「ピンクエピドート(通称ストロベリークォーツ)」
は、中身だけの名前ですから、ルチルクォーツを「ルチル」と略しているようなものです。

石好き仲間で話をするには、話言葉として「ルチルのブレスレットが……」で通じますが、ネットで、商品名としてピンクエピドートと略してしまうのは不適当です。
これがストロベリー・クォーツとして売られているのは知ってますが、これだけがストロベリー・クォーツではないし一番有名なものでもない。
何よりクォーツシストなのだとしたらストロベリー・クォーツと呼ぶには抵抗があります。

クォーツシストは石英が多いシスト(片岩)で、いくら石英分が多くても岩石扱いされる石で石英ではないし。

「鉱物名マンガノエピドートシスト・(インクルージョンが内包されたマンガノエピドートinクォーツ)」
も同じくシストとクォーツをいっしょくたにしています。

どうせ(かっこ)で説明するなら、(マンガンでピンクになったエピドートが石英分の多い岩石に内包されたもの)と言った方がいいんじゃないだろうか。

今も、マンガンでピンクになったエピドートだったら、なぜピーモンタイトと言わないのはなぜだかわかってないんですが、もしかして、かの50%ルール……ピーモンタイトの名前を使うにはマンガンの割合が少ないという事情があるのでしょうか?

例えていうならカルサイトとロードクロサイト。
カルサイトはCaCO3、ロードクロサイトはMnCO3。
Ca(カルシウム)とMn(マンガン)が置き換わったような鉱物です。

ご存じのようにカルサイトには、マンガンを含んでピンクになったものがあります。

これは色に注目すれば「ピンク・カルサイト」。成分に注目すれば「マンガン・カルサイト(マンガノカルサイト)」。
これがもっとたくさんマンガンを含み、その割合が50%を超えると、カルサイトではなくロードクロサイトとみなされます。

ピンクエピドートもそれではないか。
本来緑っぽい色のエピドートにマンガンが混じって赤くなったけれど、ピーモンタイトを名乗るほどにはマンガン分が多くない。
ゆえに色でピンクエピドート、成分だったらマンガノエピドート。
……ならわかるんだけど、物がビーズだけにピーモンタイトの名前がマイナーだからエピドートの名前を使ってる可能性も捨てきれない。

おまけでガーデン(風味)

えい、勢いでトパーズ4連発。
今度はブラジル。
……たぶん、機会を逃すと登場しないで終わりそうだったので……。

garden-topaz.jpg

まだまだ石好き初心者のころに、「わーい、トパーズ!」と買ったもの。
無色、透明度はあるけど、表面がややざらつき&がたつき。内包物……というよりクラックかなにかに鉄分系のものがしみ込んでいて、きれい……とは言い難い石です。

あのころは、石を探す目がないというか、どこを見ればどういう石を売っているかの検討が付かなかったし、アフガニスタン・パキスタンブームもまだのころ。
今だと「探せばもっと違うのが」などと期待を込めて見送るでしょう。
石好きも最初はタンブルとか安い石、とにかく目についた石を集めているのが、だんだん贅沢になるというか、手当たり次第じゃなくて選ぶようになるというか……。

とはいえ、こういう石を買っていたことが、石を見る視点の一つになっている点もあります。

私は、ビーズでブレスレットではなくて、原石から……こういう「きれいじゃない石」から手に取っているので、
「石はきれいなものだけじゃない」
「(同じ種類の)石にもいろいろある」
ということが当たり前でした。

たとえば、ビーズで
「きれいじゃないけれど偽物でしょうか」
という質問を見かけたりしますが、私にとっては疑問より前に
「きれいじゃない方がずっと多い」
「こういう石を削ったら、こういう(きれいじゃない)ビーズになる」
なるほどなるほど……だったのです。

それと、玉石混交で見ている方が、やはり玉石混淆の中から石を探す際に「これは○○石」と推理しやすくなるという点もあるかな。

そして何より「石はきれいじゃないと」という意識ではないので、よーく見ると鉄分が染みたこの石も「うん、ガーデンっぽい」とか思ってしまい、けっこう楽しめてしまうのです。

トパーズのガーデン、いいじゃないか。

カトラン・ピンク

えい、トパーズで三連打。

katlan-pink-topaz.jpg

先日ちょろっと登場した、パキスタンはカトランのピンク・トパーズです。

これならばピンクっぽい……とかあいまいなことを言わなくてもピンク。
ただし、5ミリくらいと超ミニサイズなので、頑張ってピントを合わせてもどこかがピンぼけます。

でもピンク♪。

このトパーズの産地カトランは、ピンクトパーズの産地として知られています。
1990年代後半に見つかり、わずかな期間産出しただけだとか……。
そう言われれば、ミネラルショーでもこの産地のピンクトパーズを見かけた回数はほんの数回です。

こんなのこんなのこんなきれいなものが出たようです。
ミネラルショーでもこのクラスの濃いものを見たことがありますが、お値段もさすがにご立派でした。
私に買えるのは、今回の小さなかけらがせいぜいです。

産地を地図で見るとこちら。
af-paki3.jpg
大文字の「パキスタン」の上、黒文字の「Madan」の中にカトランはあります。

縁を感じてみる

paki-topaz.jpg

昨日に続いてトパーズ。

大きさは同じくらいだけれど、透明度・艶ともにいまいち。
すでに何年も前になりますが、アフガニスタン・パキスタン石の個人的ブームの真っ最中、いつものごとくお店でがさごそ石を漁っていて、ふと手に取った石がコレでした。

「あ、トパーズ」

……と思ったけれど、ご覧の通り艶・透明度ともに……だったので戻しました。

また別のときに、石を探していて「あ、トパーズ」と手に取ったのがコレでした。

……だけど、ごらんのとおり…(略)

そんなことが、二度三度。

何回目かで、しみじみと眺め、これだけ何回も手に取ったのも縁。
「形はきれいだし」と買いました。

そうなんです。艶も透明度もいまいちなのに、形がしっかりしているせいでしょうか、妙に存在感があって、いろんな石がごちゃごちゃ一緒になっている中では意外に目立つのです。


うーん、トパーズらしい形だわー。

シェリー

skardu-topaz.jpg

パキスタンのトパーズです。

3センチくらいのしっかりとした大きさで、母岩付きではないもののほぼ無傷。(柱面になにか別の鉱物が食いこんでいたような跡はあります)

トパーズというと、和名が黄玉なので、ブラジル産などで見かける華やかな黄色をイメージしてしまうんですが、実は透明、淡いブルー、ピンク、褐色、まれに赤など色合いはさまざまです。
topaz2.jpg topaz4.jpg

topaz5.jpg

さて……この色、何と言いましょうか。

黄色ではない。
クリーム色というよりはややピンクかオレンジがかったような感じ。
これを「ピンクトパーズ」と言っていたところがありますが、トパーズでピンクは他にあるので、これをピンクとは言い難い。

topaz6.jpg
↑淡いけど一応ピンクのパキスタン・カトラン産。(もっと華やかなピンクもある)

よく見かける表現としては、「シェリー酒色」というのがあります。
あー、そう言われればお酒にありそうな感じ。
……と思って、「うんうん、シェリー酒色」と納得していたんですが、ふと疑問。

シェリー酒ってなんだっけ。
本当にこういう色をしてるんだろうか。

疑問に思ったら検索です。
「シェリー酒」でぽちっとな。

えーと。
お酒には全然詳しくないので、調べたことをざくっとまとめると、シェリー種はスペインのアンダルシア地方の一部で作られている「白ワイン」です。
ただ、普通のワインと違って発酵中また発行後にアルコール度の高い蒸留酒を加えて、アルコール度を高めています。
(アルコール度や味わいなどでいろんな名前に細分化されるようです)

色あいも「白ワイン」なものから褐色がかったものまでいろいろあるようでこちらのサイト様にいくつかのシェリー酒が並んだ写真があって、淡い方から一番目二番目の中間あたりがちょうどこのトパーズ色になりそうです。

なるほど、シェリー酒。

納得しました。

高温の一滴

先だっての、埼玉ミネラルショーでの戦利品です。

初日ではなく二日目の参戦。
初日は結構人が来ていたそうですが、2日目は少なめ。そんななかゆったりと石を見ながらうろうろうろうろ、会場を何週も回遊していて見つけました。

二度三度同じ店を見てるはずなのに。置いてあったところものぞいているはずなのに、それまで気が付きませんでした。
途中で出したんだろうか?

それとも……小さいから気が付かなかったのか。

beta-ehim2.jpg

愛媛県の高温石英です。
しかもアメジスト♪

こんなに小さいのに、しっかり紫色です。

高温石英とは、573℃から870℃の間で結晶した水晶のこと。
普通の水晶は573℃以下で結晶しています。

高温水晶は、マグマの中に浮かんで結晶したので、小さく錐面が上下にくっついたそろばん玉みたいな形をしています。
結晶構造も高温型水晶は六方晶系、低温型水晶は三方晶系。
高温型水晶は、高温の間は六方晶系ですが、その後冷えていくと低温型水晶と同じ三方晶系に変わってしまうそうで、六方晶系の外形の中身が三方晶系になるために、そのひずみでひび割れるものが多いとか……。

実は高温水晶は宮城県産を一つ持っていて、これはなるほどひびわれなのですが、今回の高温水晶はきれい。

beta-ehime.jpg

最初の写真の手前の結晶を大きく写してみました。
ややエッジは甘くなっていますが、そろばん型であることがわかります。


ちなみに、そろばん型で有名なロシアのダルネゴルスク産は、ベータ水晶とか高温水晶とか言われていることがありますが、こちらは生まれも育ちも低温型。
しかもかなり低温で育ったようです。


ハーキマー・ダイヤモンドもときどき高温型と言われていますが、低温型。
herkimer_20140409204551c21.jpg

ブラジルやウルグアイのつくつく型アメジストもベータ水晶と言われているのを見かけたことがありますが、これも低温型です。



実は美しい地味石

siderite-morocco4.jpg

モロッコ産のシデライト付水晶です。

あ、訂正します。
これはむしろ「水晶付シデライト」

シデライト(菱鉄鉱)の方が主役でしょう。

シデライトと言うと、なんだか水晶の表面にへばりついてる泥っぽいというか、鉄さび系な印象があって、お世辞にも「きれいな石」というイメージがありません。

鉱物標本として見かけるのも、ロシアのボール状になったのが思い浮かぶくらいで、シデライトが主役なのは少ないと思います。

しかし!
このモロッコ産のはシデライトが主役。渋いというよりシックな色合いですが、やや透明感もあり、形も美しく、ちょこっとくっついた水晶も透明度が高いのが好印象です。

ワンコイン価格でホクホクと小さいのを選んだのですが、もちろんもうちょっと大きいのもありました。
海外サイトでも、「きれいなシデライトが出た」みたいな評判だったようです。

買ったのは2010年の新宿ショー。
以後まとまって見かける機会は減りましたが、モロッコでこういう石が出ると覚えておけば、捕獲する機会は増えるでしょう。

battari8.jpg

国産!
……といっても、昨日の戦利品ではありませんが。

内包物が表情豊かで、ちまちま集めてほくほくしているバッタリ鉱山産です。

これも3センチ弱と小さいけれど内包物たっぷりで、下部は茶色っぽく先端にかけて淡い緑になっています。
角閃石らしいもわもわやら若そうな感じで、ちょうど草原に雑草が緑の新芽をのぞかせたみたい。

こういう繊細さは、小さい結晶を腕をプルプルさせながらマクロ撮影したからこそかもしれません。
これが、内包物はそのままで石のサイズだけがもっと大きくて、それを写真に撮っていたら、もっとちがった感じに見えていることでしょう。

いや、手が届く値段なら大きいのも大歓迎ですが、小さいのにも小さいなりのよさがあるということで。



ミネラルマルシェ行って来た。

今日は、埼玉のミネラルマルシェ行ってきました。
このイベントは昨年から始まりましたが、去年は言っていないので今回が初めて。
しかも初日の昨日は、桜見物に譲ったので、今日が私の初日。

いやー、なんだかミネラルイベントが多くなっちゃって、全部行ってるわけにもいかずこうなりました。

印象は、年末の池袋ショーの第2会場縮小バージョン?
国産鉱物が多く、ルースもあり、ビーズもあるけど少なめ。

国産水晶が多かったのはうれしいんですが、よーく見ると「あ、この産地のは持ってる……」がけっこうあって、「2つ目だけど欲しい!」は、なかなかありませんでした。

そんな中で買ったのは三連双晶とアメジストの高温水晶。
2つ目だけど……は福島県の蛍鉱山の水晶です。

ぐるぐる回ってみていたら去年の飯田橋で戸神山鉱山のアメジストを買ったお店が出店していたので、タブレットを取り出し、
「このアメジストを頂いたんですよー。で、見ていたらこんな穴が開いていて」


と、言ったところ、
「これは、方鉛鉱か閃亜鉛鉱が入っていた痕だよ」
と教えてくれました。

ひとつ謎が解けてすっきり♪

桜見物

ミネラルマルシェがあったけど、明日は雨で桜は今日が最後っぽいので桜を優先。

2014-桜12

2014-桜10
お酒の蔵元らしい、建物と桜。

2014-桜7

2014-桜5

2014-桜14
足元にスミレ

2014-桜9
タンポポも。

2014-桜8
ソフトクリームみたいな形をした山吹のつぼみ

2014-桜3
桜を見るというより桜に見られているような気もしてくる。

2014-桜4
和菓子みたいな椿

2014-桜2

2014-桜1

2014-桜6
ひときわ濃い色だった桜。

2014-桜11
桜に紛れて鳥の巣。


探して出会う、そして考える

ブレスレットだけど既製品なのでこちら。

silver-12.jpg

数年前、確か石系のイベントで買ったもので、12ミリで1000円。
セールとはいえ、安かった!

金ルチルではなく……シルバーでもない。銅というほど赤くない。
強いて言えば……真鍮色?

水晶部分はけっこう透明だし、針もくっきり入ってる。

12ミリなので、ばらしてポイントに使おうと思って買ったんですが、何となくそのままになっています。
サイズは大きいけど、透明だから、意外にいけちゃいそうな気もするんですよね。

ただ、全くこのまま身に着ける可能性は低そうです。

うーん、びしっと黒いオニキスあたりを大胆に効かせて、同じくらいボリュームのある金属パーツを少し。
モダンな感じにしたら合いそうな気がする。

マイナーローズ

roselite4.jpg

何ともリッチな薔薇色石。
そのなもずばりローゼライト。

ただしこの名前は「薔薇」ではなくて鉱物学者のローズ氏にちなみます。
でも、あまりにこの色が薔薇色なので、薔薇由来でないことが逆に不思議。

実はこの石、買ったのは5年前。 こちらのローゼライトと一緒に大人買いしたもの。
今頃になったの登場になりました。

それにしても……名前を隠して「コバルトカルサイト」で売られていたとしても、疑問に思わず買っちゃうかも。
よく見ると結晶の形などが異なるんだと思いますが、私にはわかりません。

どちらもコバルトによる発色で、産地も同じブー・アッツァーでした。
混ざって産出しているものもあるようです。



ところで、今ごろになって疑問。
Roseliteの読み方はローゼライト(ロゼライト) ローズライト?
綴りからするとどっちでもよさそうですが、どちらが一般的なんでしょう。
私は、以前調べてローゼライトだと思っていたんですが、今回検索したら意外にローズライトが多い。
和名はローズ石だと思っていたら「ローゼ石」もある。

表記ゆれレベルの話だけど、一般的な方を使いたい。

ターラ・ガーデン

ブラジル産なのにチベットの菩薩の名前が付いた石があります。

ターラ・クォーツ。

tara.jpg

繊維状のリーベッカイトであるといわれる、ブルーグレーの細い細い繊維状の内包物が入った水晶です。

リーベッカイトが散って、全体がふんわり半透明ブルーグレーに見えるのもあれば、シルキークォーツのブルー(グレー)バージョンと言いたいようなものもあります。

そしてこれは……ガーデン?

手磨きで作られたらしい、おおらかな形の中に、ひとつの世界を作っているような内包具合が魅力です。

まるで、大地を潤す雨雲の中を覗き込んだようなイメージです。
自然の持つ荒々しい強さと、恵みの雨の優しさと。

手磨き(たぶん)のせいなのか、透明に見えているところも実はリーベッカイトがわずかにたなびいているのか、微妙に艶消しな質感で、それが雨雲のような内包物に水の気配をさらにプラスしているよう。

名前の由来であるターラは、観世音菩薩が流した涙が蓮の花となり、その蓮から生まれたとされる女性の菩薩の名前。
水の気配がするのも頷けるかもしれません。

こっちもふんわり紫

purple-calcedony_201404012209428e4.jpg

ビーズです。
昨日の記事とは、ふんわり紫つながりで登場です。

同じふんわり紫でも、こちらは水晶(石英)ではなくてカルセドニー。
産地は不明ですがインドネシアでパープルカルセドニー(またはバイオレットカルセドニー)が出ているようなので、そちらの産出ではないかと想像しています。

説明しているサイトが閉じられてしまったのがざんねんなんですが、以前、(インドネシアの)パープル・カルセドニーは染めではなく、(水晶の)アメジストと同じような発色原因であると書かれているのを見ました。
シーブルー・カルセドニーのようなデリケートな染もあるので、言い切ることは避けますが、シーブルー・カルセドニーは染めカルセドニーとしてはやや高額で、デリケートな色を染めるのは、派手な色に比べて手間がかかるから高いのか?……と思っています。

対してこちらはやや色むらあり、粒によってはちょっぴり母岩混じりっぽいさざれみたいなビーズ。
デリケートな色は手間がかかるから高額(想像)だとすると、高くは売れないであろうさざれビースまで手間をかけて染めるとは思えないし、パープルカルセドニーで天然色があるとのことなので、(期待コミで)このビーズも天然色……と言うことにしておきたいです。

やや白濁していて、白濁しているがゆえに紫色がはっきり見えるこのビーズ、使ってみたくて買ったけど、何にしよう……ブレスレット? ネックレス? 
いや待て、私の肌色にこの色は大丈夫なのか?
淡い色合いは、意外に肌の色を問うような気がします。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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