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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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追加でセット

勢い余ってセット。

昨日の天珠ネックレスにブレスレットを追加しました。

9dzi7.jpg

いろいろ述べたように、ネックレスなのでシンプルに。
それとセットになるので、ブレスレットも自動的にシンプルに。

ブレスレットも天珠にしてしまうと、大きさのバランスがわるいのと、ネックレスと同じ質感の小さい天珠がなかったので、こっちはバイシャジャグル(薬師珠)と呼ばれるアゲートビーズを使用。

9dzi6.jpg

こちらは、リバーストーンだけでなく、一部をちょっと色が濃いアフリカンオパールに変えています。
ブレスレットは着けているうちに腕周りで回転して、アゲートビーズが見えない状態になることが想定され、その場合リバーストーンだけではやや単調になってしまうと思ったからです。

バイシャジャグルも白黒ではなくて天珠の色に合わせましたが、もうちょっと縞が幅広のほうがよかったかなあ。
今は持っていないけど、どこかで見つけたら作り変えるとしましょう。


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天珠ネックレス

先日の天珠を形にしました。

9dzi5.jpg

天珠にリバーストーンと真鍮色の金属パーツを合わせてシンプルに。

私は、ブレスレットの場合は、いろいろ組み合わせたり、左右非対称にしたり、大胆に色分けしたりしますが、ネックレスの場合はかなりシンプルに仕上げます。

何と言っても首回りという人目に付きやすい場所に着けるので、服装とのバランスも問われます。
……となると、シンプルな方が合わせやすい。

さらに、天珠はひとつだけで目立ちすぎるほど目立つので、天珠と釣り合うようにすると、全体がかなり目立つことになります。
それを着けこなせるだけのセンスと雰囲気があればいいですけど、私には無理。
目立ちすぎるのはちょっと……とほどほどにおさめると、今度は天珠とのバランスが悪くなります。
ということで、逆にシンプルすぎるほどシンプルにすることで、天珠の存在感とバランスを取ることを試みました。

この時、天珠が白黒はっきりだと、シンプルにまとめるにも強い色が必要で、その分普段使いしにくくなるので、今回は最初から柔らかな色合いの天珠をチョイス。
おかげで淡い色合いのリバーストーンと組み合わせることができました

リバーストーンは大理石とか説明されていることがありますが、けっこう軽めの石なので、実際に大理石なのかどうか疑問です。
今回は、細長い天珠で、天珠の幅に合わせたビーズを使ってシルエットもシンプルにするつもりだったので、使うビーズは8ミリ。これで水晶系の石だとかなり重くなります。
その点ある程度軽いリバーストーンは有利。

大理石だとカルサイトと同じで汗に弱いのですが、リバーストーンはそうでもなさそうだし、どうも樹脂含浸が行われているようで(丸ビーズが樹脂でふたつくっついていたことがあります)、そこそこ耐久性がありそうです。
ネックレスは汗をかきやすい首回りに着けるので、ブレスレット以上に汗に強い石を選ぶ必要があります。
つまり、軽さと耐久性が求められます。

同じような色合いでアフリカンオパールを考えたのですが、もうちょっと茶色っぽいベージュ色であるため、肌になじみすぎる感じだったのでリバーストーンに決定。

白っぽくおとなしいベージュ色なので、カット入りを選び、ところどころに金属パーツを挟んで、天珠の(見た目の)重さとのバランスを取っています。

このデザインに落ち着くまでは、何通りか試しました。
リバーストーンだけにしたり、金属パーツの代わりに6ミリのリバーストーンを挟んだり。

そのたびにワイヤーに通しただけの状態で首に巻いて、鏡に映して上半身全体のバランスを確認します。
これはブレスレットのときも同じで、ゴムを結ばず洗濯バサミで仮止めした状態で、腕にはめて鏡ではめた状態を確認。時にはそのまましばらくつけっぱなしにして、様子を見ます。

直感的にこれとこれとこれを組み合わせて、その勢いのままで完成!という場合もありますが、時には連のままの石を並べて「これだ」と思いつくまでしばらく様子見していたり、一粒単位で石を移動させることもよくあります。
同じ種類の石でも、一つ一つ色や模様が微妙に違うので、そのあたりのバランスのとり方は全部違います。

「自分の石」が最も美しく見えるように、その舞台を整えてあげる過程ともいえるし、身に着けて一緒に楽しい時間を過ごすため、「自分に似合うかどうか」という視点で石と自分との微調整をするのだともいえます。

そういう大切な工程なので、「この組み合わせは大丈夫でしょうか?」とか「効果的な並べ方を教えて下さい」という考えには、どうも違和感をぬぐえません。
自分と石のバランスをとるのに、自分や石を直接知らない人に聞いても仕方がないような気がするんですよね。
こうすればいいか、それともこうしてみようか。
これは、試行錯誤も楽しむ部分だと思います。

まりも群晶!

marimo-cluster.jpg

尾平のまりも水晶クラスター!

内包物入りで、しかも国産。
私が好きでないはずがない。
なので、まりも水晶ならばいくつか持っているわけですが、クラスターと言える立派なものは持っていませんでした。

だけど、ついにやってきたぞ、クラスター。
これは一昨年の飯田橋の戦利品です。

この時はなぜかまりも水晶が大豊作。
大きいの小さいのいろいろたくさん出品されていて、そのせいか値段もこなれていて、私にも手が出せました。
そうじゃなければ買えません。

まんなかあたりの結晶が折れているように見えますが、これは成長干渉。
別の鉱物に成長を邪魔されてこうなったものです。

良く知られたものだと、ロシア産のがありますね。
ロシア産はカルサイトなどに成長干渉されたようですが……、そういえば、まりも水晶の邪魔をしたのは何だろう?
やっぱりカルサイト?
そういえば、はっきり知らないぞ。

機会があったら調べてみよう。

この成長干渉は、この石だけのものではなくて、まりも水晶の特徴でもあります。

こちらの石にも成長干渉があります。
そういえば、リンク先のページで、「次はまりもゴロゴロいっぱいタイプ」とか言っていたんですが、実はこの石で実現しています。

裏側をどうぞ。

marimo-cluster2.jpg

まりもうじゃうじゃ。

もういちど、最初の写真をご覧いただくと、右側の結晶の柱面あたりにもまりもが群れています。

そしてまりも水晶のまりも水晶たるゆえんは、やはり、内部にまりも入り。

marimo-cluster3.jpg

このクラスターの唯一の欠点は内部まりもが少ないことなんですが、それでも、真ん中の、先端までちゃんとある結晶で、一番きれいに角閃石ファントムが入っているところにちょっぴりまりも。

……さて。
こうなると、まりもはこの水晶のファントム部分が成長した後から、水晶がほぼ成長し終わるあたりにかけてできたはずです。
角閃石ファントムの表面にまりもがくっついているのがその証拠。すると……地中の中では、角閃石ぎっしりの水晶がにょきにょきしているところに、丸いまりも(クーカイト)がつぶつぶ成長したのでしょうか。
それとも別のところで成長したのが、雪のように降り積もったり、熱水の流れにのってふわふわやってきたのでしょうか


私としては、なんとなくふわふわ降ってきた説を推したいです。
とんがった水晶にふわふわ降ってきたから、水晶表面(ファントム表面)にはあまりくっつかず、水晶の根元や隙間にぎっしり集まって、まりもうじゃうじゃになったんじゃないかと思うんですよね。

水晶にまりもが降る情景……見てみたいなあ。

細長天珠

久しぶりにオークションで天珠。

9dzi.jpg

九眼です。
これはもしかして古いかも! てはなくて、アクセサリーにするために。

大きさが面白く、長さが約55ミリあります。太さは12ミリ。
前から持っていたスタンダードな大きさの天珠を測ってみると、長さは46ミリ、太さ13ミリ。

かなり細長いです。

9dzi2.jpg
※真ん中がスタンダードな大きさ。
 一番下は、たまたま持っていた小型タイプ 長さ29ミリ 太さ10ミリ

選んだポイントは、模様の鮮明さとぼやけ具合のバランス。
模様は、かすれているよりははっきりしているものがいいのですが、かといって何かでマスキングしたようなはっきり具合は味気ない。
古い天珠にあるような柔らかさが欲しい。

一緒に出品されていた他の天珠ではなくてこの天珠を選んだのは、この柔らかい雰囲気が決め手でした。

もう一つのポイントは模様の柔らかい雰囲気に似合った色。

天珠はその大きさと模様で、嫌でも目立ちます。
色は濃い方がいいとされますが、あまりに白黒はっきりだとそれだけでどうやってもアジアンな感じになるので、明るめの色を選んでみました。

さて、どうやって形にしよう。
悩んだ時は、とりあえず、いつも目に入る手近なところに置いておくことにしています。

すると、何の気なしに傍に置いた糸魚川翡翠といい感じ。
9dzi4.jpg

小豆色のスターガーネットともいい感じ……ちょっと濃いかな?
9dzi3.jpg

ただし、長さ5センチもあると、ブレスレットでは腕のはみ出してしまいそうなので、これはネックレス予定です

ともあれ、ふんわりした色合いと模様なので、かっちりした色合いよりは、若干あいまいな感じの中間色が合いそう。
縦ではなく横に、淡い色と組み合わせて、チョーカーっぽく仕上げてみようかな。

風邪ひいた(2回目)

ハイデラバード

風邪ひいた~。
いや、お盆からかなり引きずっていた風邪が治ったと思ったらひきなおした感じ。
喉が痛くなって、咳が出て、痰が絡む咳が続くパターン。
今は真ん中の咳のパート。

そういえば、夜中咳が続いて困ったんだよなあ。
あんな風にならないといいけど。
咳どめ飲もう。

ということで、今日はこれでおしまい。

カテドラル

diamantina-cathedral3.jpg

実物もそこそこ大きい石なので、でっかく、どん!

カテドラルです。

こういうとんがり系カテドラルは持ってなかったので、素敵なのを見つけて飛びつきました。

カテドラルとは、(厳密に言うといろいろ条件がありますが)大聖堂の意味。
ざっくり言うと「大聖堂みたいな水晶」ということです。

しかし、日本人にとってはカテドラルとか大聖堂とか言われてもいまいちピンときません。
なので、欲しいと思うと、どうしても「カテドラル」と名前が付いているのを買うとか、「これ、カテドラルなんでしょうか?」ということになったりします。
かくいう私も、かつては「これ、カテドラルでしょうか?」と石好き先輩方に聞いたことがあります。
そういう時代を経て、石好き歴も長くなってきた今の視点で言わせていただくなら……、
やっぱり、「カテドラル」と名前が付いているからじゃなくて、自分が「これはカテドラル!」と思えて初めて意味がある。
といいたい。

ぶっちゃけ、売る側は名前が付いていた方が売りやすいので、これはどう見ても建物感皆無でしょ、みたいな石に「カテドラル」と付けられているのを、見かけます。
以前に

こんな感じの結晶までカテドラルになっているのを見たことがあります。
そりゃ、カテドラルの説明で、「いくつも先端があって……」というのがありますが、それにしてもこれは違うでしょう。
お店の表示も時々当てになりません。

そもそもパワーストーンそのものが、興味のない人にはきれいな石ころでしかないけれど、好きな人が石にパワーがあると考え、石と出来事を結び付けて考えて影響を受けるからパワーストーンに「なる」もの。
少なくとも、「石にパワーなんてあるわけないだろ」と思ってる人でも持てば必ず効果があるというものではないでしょう。

パワーや効果があるかないかではなくて、持ち主さんが出来事を「パワーストーンの効果」と考えるかどうか、考えることで楽しむ、気持ちが明るくなるなどプラスに活かせるかどうかだと思うんです。

カテドラルも同じこと。
「これはカテドラルと書かれているからカテドラル」じゃなくて、「なるほどカテドラル」と納得できてはじめて、カテドラルとしての意味が宿ると思いたいです。

ということで、私としては今回の石は堂々のカテドラル。
実際に大聖堂を見たことがあるわけではないけれど、カテドラルと言うと、祈りを天に届けようとするかのように、たくさんの人が力を合わせて、石材や木材を一つずつ積み上げて作り上げたもの……というイメージがあります。
まとめてみると

◇太さがあるとか、末広がりの形とか、見た目安定感がある形。
◇ある程度の大きさがある……小さい場合は、小さくても風格のある形。
◇結晶面が複雑できらきら(接合面の縦ラインもポイント)
◇全体的にある程度まとまりがある

という感じでしょうか。

まとまりのある形……なので、いくつもの結晶を固めたような奔放な感じのこの石は違うかな。


安定感のある形……なので、結晶面が複雑でも根元が細くてどっしりした形ではないこれは違うかな。


表面の様子はそれっぽくても、板状ではカテドラルと言えるどっしり感に欠けるかな
ganesh-147-2.jpg

……という具合に、自分で取捨選択してカテドラルと呼べるか否かを決めることにしています。
そういうあれやこれやの条件をクリアして、今回の石は、カテドラル度高し。

diamantina-cathedral2.jpg

そびえるような存在感を見よ!




金のブロッカイト

balochistan-green.jpg

先だっての赤レンガのミネラルフェアでの戦利品です。

まとまって産出したらしく、同じ特徴を持つ石がたくさん並んでいる店がありました。

その特徴とは
◇ブロッカイト&ルチル入り。ご覧の通りの金色系
◇明るい色味の緑泥と一緒
です。

産地は、お店の人に確認したところ、バロチスタンとしかわからないとのことでしたが、多分Kharanのあたりかと思われます。
Kharanはブロッカイトを産出していて、これとか、

これとか、似た感じの石の産地がKharanです。

そして手がかりがもう一つ。
それは、後ろに写っている明るい色味の緑泥です。
この石は、結晶いっぱいに内包されているので目立ちませんが、他の石を見ると、かなりふわふわした感じで内包されています。

ちょうど

これとか

これとか、

これとものすごく似ています。

これらの産地はワジリスタン。

地図で見てみると……


Kharanでブロッカイト入りが出て、ワジリスタンでふわふわ緑泥入りが出る。
そして両方を兼ね備えた石がここにある……単純に考えたら、両方の中間地点、たとえばQuettaのあたりで採れたんじゃないかと想像します。

ステキにバッタリ

まだあるバッタリ。
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今度はふんわりではなくてもさもさ。

これはもう角閃石入りとか、アンフィボール入りとかいうより、「草入り」といいたい。
いや、「干し草入り」かも。

じっくり見れば、石の中に風景があるようで実に味わい深い。
水晶部分がやや白濁しているので(表面がわずかにマットなせいもあります)、内包物がかすんで見えて、水墨画の味わい。
ああ、詫び寂び。

綺麗な石だけを選んで仕入れてくる店では、こういうのははじかれてしまうでしょう。
自動的に、こういう石に出会えるのは、国産の最終品か、玉石混交の石を見ることができる店。
……そして、玉石混交タイプはネパールやアフガニスタン・パキスタン産が多い……つまり、私の好きな産地の石なのです。

だから、国産だから、少々見た目に難ありでも大目に見てる……のではなくて、結局こういう水晶が好きなのです、私。

好きだからきれいに見える。
好きだからいい石だといっちゃう。
あばたもえくぼ、あばたもバッタリ。

要するに趣味の話なんですが、この「好き」はパワーストーンに置いては重要な要素だと思います。
先ほど、好きだからきれいに見えていい石だと思う……と書きましたが、どんな石でも持ち主さんが「これいいねえ!」と思えなければ、その石はその人にとっていい石になれず、いい石でなければ持ち主さんの願いを受け止め、何らかの効果をもたらすことなどできないと思いませんか?

持ち主さんに「大丈夫でしょうか」と言われていても、勝手に効果を発動する石なんてあるわけがない……というか、持ち主さんの気持に関係なくそんなことをする石は、物騒で仕方がありません。
持ち主さんの気持次第ということは、気持ちでコントロール可能ということですから。

ときどき「これこれこういう組み合わせでお守りのブレスレットを作りたい。組み合わせは大丈夫でしょうか?」という質問がありますが、これはいけません。
作る前から「大丈夫でしょうか?」と心配しなければいけないようなもの、形になる前から持ち主さんにそんな不安を抱かせるような組み合わせが、お守りになるとは思えません。

何の心配もなく「いいねえ、この石!」と楽しむ醍醐味。
心配よりも楽しむことをお勧めします。

ああいいな、このもさもさ。




こんなものまで。

黒針入り水晶のブレスレットで「染め加工あり」の鑑別書が付いたものを見てしまった。

「染めがあるんだって」という噂話ではなく、鑑別書と鑑別に出されたブレスレットの実物を。

見た目は透明水晶に黒針入り。よくある白濁タイプではなくて、透明水晶に黒くて細い針が縦横無尽に入っている。
透明部分と黒針部分のバランスもよいかんじ。

染め針
※これは別のブレスレット。これはややミストが入っているけどもっと透明な中に真っ黒針な感じ。

……で、染めだと。

そりゃー、内包物の断面がビーズ表面に出ていれば、染めは可能だけど。(内包物と水晶のわずかな隙間に染料がしみ込むので)
染めるのか、こんなのを。
それが第一印象。

ここまで「トルマリン」ではなくて、わざと「黒針」と言って来たけど、内包物は何だろう?
見せてもらったのがやや暗い場所で、ルーペを持っていなかったので、そこまでは確認できなかったのがちょっと悔しい。
でも、内包の状態は、何も言われずに見せられたら、「トルマリン入り」と即答しそうな感じ。
……でも、トルマリン入りだったら、元から黒いはずで、それを染めるだろうか。
角閃石だったら、こんなかっちりした針になるだろうか?

黒以外の色だったら……トルマリンで黒以外ならドラバイトでやや茶色とか?
だったらそれはそれできれいではないかと思うんだけど。

そこまでして黒針……真っ黒がいいのか?
真っ黒にした方がきれいだから、見た目重視で加工してしまうのか?

次に、X線分析ではないようだけど、染めとよくわかったなーという思い。
以前、私が染めルチルと判断したように、内包物以外の部分にまで染料が飛び火していたのか?

こうなると、見た目きれいならそれでいいのか、加工はNGなのか、自分基準を決める必要性がますます高くなると思う。

たぶん、染かも、ということになると「加工なんて!」とか「加工でも効果ありますか?」ということになりそうだけど、先回りして言っておくと、加工だから悪い、効果がないと決まっていません。

加工と言ってもいろいろで、ビーズにするために樹脂でスタビライズド(脆い石を強化)しないと加工できないものもあります。
放射線照射+加熱のダブル加工で色を変えているオーロベルディが、スーパーセブンの名付け親・メロディ氏によると「特にパワーがあります」的なシリーズのグランドフォーメーションの中にラインナップされていたりします。

個人的には、そもそも石に効果やパワーが「ある」と決まってさえいないのだから、加工してあるからどうかなんてわからないと思います。
興味のない人にとってはただのきれいな石ころだけど、好きな人が石には不思議な力があると考え、出来事と石を結び付けるから、効果があったことに「なる」ものです。
つまり、持つ人の意識が、石ころをパワーストーンに「する」ということ。

持つ人がおもうからそうなるのだから、「加工なんて!」とがっくりすれば、その石は、パワーストーンになれません。
「加工でもきれいだねー♪」と楽しんだ方が、「もしかして石のおかげかも」と思いやすく、結果石の効果ということになるんじゃないでしょうか。

困るのは、しらない加工によって値段がはねあがるかもしれないこと。
……私の場合は、「高けりゃ買わない」で済む話ですけれど。

とりあえず、黒針入りに染めありということで。

アバタもバッタリ

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バッタリ水晶!

角閃石がたっぷり内包されて、ほぼ白濁状態になっている水晶です。

他の産地……外国産だったら、「これはちょっときれいじゃない」とかいって手を出さずに済ませてしまいそうな内包具合ですが、国産だと「うーん、和風だねえ~」とにやにやしちゃうのは、ひいきでしょうか、サベツでしょうか。

だけど、単なる白濁ではない、うっすら色づいたようす。
しなやかな繊維状ではなく、細かいのにやや荒目の繊維状の感じが見える……そう、手すき和紙な感じは、まさしく和風。
詫び寂びというか……静かに味わう美しさだと思うのです。

よーく見ると、何か別の内包物が浮かんでいるのもポイント。

battari10-2_20140921233647193.jpg

写真を撮って初めて気が付きました。

この石ただ一つの欠点は……大きさ、3センチ弱と小さいのです。
これで、10センチとは言わないけど、5~7センチくらいあったらな。




もしかしてミッシングリング

bk-phantom.jpg

こちらの石とは、買った店も時も違いますが、たぶん同じ産地の石じゃないでしょうか。

ややマットな石の様子も、ふんわりした黒いファントムもそっくりです。

リンク先の石は、買った店でミナスジェライス産と教えてもらったので、そう書いてありますが、こっちは詳しい産地まで聞けなかったので、一応ブラジル産とだけいれておきます。
ミナスジェライス産と言われて先に買った方の石は、角閃石入りの水晶も一緒に買って、それはバイア産と言われたんですが、後に、ミナスだったり産地情報がバラバラでした。
なので、ひょっとするとこの石の産地情報も、違う説が出て来るかもしれません。

さてこの石、二つの結晶がピッタリくっついたツイン。
だけど内部のファントムは一つに見える。
最初は一つの結晶が、後に二つになったんだろうか。

ひっくり返して確認してみます。

bk-phantom2.jpg

わずかですが、ファントムの頭が二つに分かれています。
元から二つの結晶(かなりぴったりくっつき気味)だったようです。

ファントムの形を確認していたら、もう一つの点に気が付きました。

最初に買った石のページには二つ石が登場しています。
ひとつはこの石と同じ黒いふんわりファントム。
もう一つは、同じトレイで売られていた石だけれど、ファントムではなくてもやもや内包物入り。
どうしたことだろう?……と思っていたのですが、今回の石をよく見ると。

ファントムの下のこれは、もやもや内包物ではあるまいか。

bk-phantom3.jpg

つまり、この晶洞の石は、部分的にもやもや内包物があったということか……。
もしかして、別のところの石が混じってたんじゃないかと、ちょっぴり心配していたのが解消しました。



赤レンガ行って来た。

今日から横浜赤レンガ倉庫のミネラルフェア。
先だっての秋葉原はパスして、こっちへGO。

うーん。
ぱっとしないかな。

このフェアは、もとからミネラルというよりアクセサリー系の要素が強めではあるんだけれど、それが中途半端の原因になっちゃってる感じ。
アクセサリーはアクセサリーでいいんだけれど、鉱物系ショップさんが「アクセサリー系のイベントだから」と、遠慮(?)したのか、おとなしめのラインナップで参加している感じというか。

目立たないけど新しい石が出た……という感じもなく。
どこそこの産地はがんばってる!……ということもないような。

お店の人も、常連の石好きさんより、立地のためか観光客系の人が多いみたい(つまり、見てるだけ)と嘆いていました。

円安のためなのか、原石系の価格も高止まりしてる感じ。

うろうろ見て回って覚えているものをあげてみると……
◇母岩(?)付モルダバイト(前回も見たもの)
◇球状紫フローライト(中国産)。もこもこしたのは前にも見たけど、今回は独立球状。
 残念なことにあまりきれいではない。まだ出始めたばかりとのことでお値段は高め。
◇ブルーアンバー 勾玉や地色が赤で、青く光るタンブルとか
◇ブロッカイト入り水晶(パキスタン産)
 色が淡い目のふわふわ緑泥とブラジルのプラチナルチル(ブロッカイトを芯にルチルが生えてる)の茶色バージョン入り。

あ、実物を見せてもらい忘れた、
◇スターが出るモリオン

私の今回は、パキスタンもの。
前述のブロッカイト入りと、前から買おうか迷っていたエピドート入りミントグリーン水晶。
てっきりKharan産だとおもっていたら、スカルドゥ産でした。

再来週はIMAGEだ。


ところで、石のイベントがまた増えるとかいう話を聞いたんですが……。
冗談ではなく、この調子では毎月イベントになりそう。
あまりにイベントが多いと、参加するお店も似通ってきて、自動的に石も「あそこで見た」が多くなり、逆にお客が減るんじゃないかと心配です。

あと、インターネットで石の価格がすぐにわかるため、中国などで鉱山側が「この石は○○円で売られてるんだろ? じゃあその値段で買え」とばかりに強気ねだんをつけてくるので、現地へ行っても高くて買えないというケースが増えてきたとか。
……げー。 

兄弟どちら?

rutile-brookite.jpg

水晶好きなので、基本透明感のある石が好きなんですが、こういうのもいいと思うのです。

絡み合う金属光沢!

シャープな輝き。

かっこいい!

お店の方には、「ブロッカイトだよ」と言われたのですが……別の人からは「ルチルじゃないかな?」。

ルチルでもブロッカイトでも二酸化チタンではありますが……。
いったいどっち。

「ルチルでは?」の意見の方が言うには、「赤く透けてるからルチルだと思う」

赤く透けてる?
どれどれ。

rutile-brookite2.jpg

確かに赤い。
でもブロッカイトも一応透けるはず。

brookite6_201409182042013b1.jpg←ブロッカイト

そしてルチルも赤い。

←ルチル

じっくり比べてみると、ブロッカイトの色は、赤く見えても茶色より。ルチルは赤。
そして、今回の石は板状に見えてやや丸みを帯びている(まっ平らでなくて膨らんでいる)けれど、板チタンは板というだけあってまっ平らっぽい。

そして。

rutile-brookite3.jpg

このように絡み合う感じはルチル。

rutile-17.jpg

やっぱり、ルチルの方が可能性高そう……。
ということは、以前に登場したこちらもルチル?

ふんわりレッドツイン

hunwari-red3.jpg

こちらと同じところの同じ赤。

ファントムというより、根元のあたりからにじむように赤。

でも、明るい背景で見てみると……

hunwari-red2.jpg

なんとなーくファントムになっているのがわかります。

これも角閃石が入っているんだろうか?

そういえば、この石、ほぼ同じ大きさの結晶がくっついているソウルメイトツイン。

このふんわり赤は好き。

かさね

今日は、いきなりの地震。
たまたまホームセンターみたいなところにいたんですが、地面より照明とか商品が揺れる音の方が大きくて、一瞬「強い風? しまった、洗濯物干しっぱなし」とか思っちゃいました。
埼玉の方では強かったようですが、後で調べてみたら、私がいところは震度2くらい……たぶん3よりの2?

他のお客さんの「地震?」という声で、風じゃなくて地震と気が付いたものの、自分が感じる揺れの大きさと、まわりの商品のがたがたいう音の大きさがつながらなくて、しばらく「?????」状態でした。

電車もダイヤは乱れたものの止まらなかったようだし、やっぱり感じた通りそんなに揺れは強くなかったのでしょう。

でも、出先で地震は3.11の経験があるので、二度は御免です。
余震があるかもときいて、どきどき。

なので、今日は文章を書くより石の写真で。

ブラジル産のクリーブランダイト(アルバイト:曹長石の変種)……再録です。

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feldspar4.jpg

feldspar3.jpg

feldspar2.jpg


蛍の水晶・3

蛍鉱山産!
そしていただき物。 ありがとうございます!

hotaru-5.jpg

端から端まで15センチほどあります。

そして……左下の方には、八面体のフローライトの結晶の形がくっきり!
そうか、ここのフローライトは立方体結晶じゃなくて八面体なのか。

それをしっかりした大きさで実感できる、この贅沢。

「好きなのを選んでいいよ」と言っていただいて、いくつもある中から迷わず
「これ、いいですか……?」
と、この大きな石をいただいてしまった私って(汗)。

今さらながら、こんな大きなフローライトとが見えてるのをいただいてしまってよかったのでしょうか。

hotaru-6.jpg

裏側はこんな感じ。
一部フローライトが覗いていますが、色ははっきりわかりません。
昨日の石から想像するに緑? 一部紫でも混じってる?

フローライトと水晶の組み合わせはいくつも持っていますが、考えてみると、フローライトの大きさは、なんとこの石が一番大きいです。
ああ、なんてラッキー。

もう一度。
ありがとうございましたー!




蛍の水晶・2

昨日に続いて蛍鉱山産!

ありがたき頂き物です。感謝!

hotaru-3.jpg

「あんまりきれいじゃないけど……」とのことで、水晶もフローライトも、欠けていて結晶としては不完全ですが……。

しかし、フローライト!

文字の上のあたりにフローライトの断面が見えています。
淡い緑色がその部分。

国産フローライトで緑!
石全体がけっこう大きめ(手のひら+指サイズ)なので、フローライトも大きめです。

もう一つ。

hotaru-4.jpg

こっちは水晶だけ。

掘ったままクリーニングしていない「採れたて」な感じの水晶です。(包んであった新聞紙に土・砂がボロボロ……)
これを見ると、昨日の水晶はちゃんとクリーニングしたんだろうな、と思うわけです。

自分でクリーニングしてみようかな?
どれくらいきれいになるかな?
……でも採れたての雰囲気も捨てがたい。

こういうのを自分で見つけたら、興奮するでしょうね。

蛍の水晶

3月末の埼玉ミネラルショーで買った石。
実はこの産地の石は、ありがたくもいただきもので持っているんだけれど、この産地らしい特徴のある水晶が欲しかったので。

hotaru-1.jpg

福島県の蛍鉱山産。

その名の通り蛍石……フローライトが出ます。国産フローライト♪
この石は水晶のみですが……。

蛍鉱山の水晶は、フローライトの上にかぶさっていることが多いので、フローライトの後から成長したのでしょう。
私が見たものは、すべて小さい結晶がチクチク群れて生えているタイプで、大きいものはないようでした。(微妙にセプターになっているのもあるとか)

この水晶を選んだ理由は、実は、上の写真の裏側にあります。

ひっくり返してみましょう。

hotaru-2.jpg

これ! 
まさしく刺さりそうに細い、針水晶!

折れそう、刺さりそう!

いただいた方の石は、けっこう土付きだったので、この石も掘りだした当初は土だらけだったと思います。
水や酸でクリーニングしたのだとしても、よくもまあこの細ーい結晶が無事だったものです。

細いのなんて髪の毛と競うほどですよー。

水晶か、カルセドニーか。(再録)

再録です。



ハンガリー産のアメジスト……として売られている石です。

歯切れが悪いのは、この小さい小さい結晶のあつまりが、いったい水晶なのか、カルセドニーなのか、疑問だから。

軽くおさらいすると、カルセドニーも水晶も、成分や結晶系が同じです。
違うのは、カルセドニーは目に見えないくらいの小さな結晶の集まり(潜晶質)で、水晶は目に見えるくらい大きい結晶(顕晶質)だということ。

いちおう、この石も結晶の形がちくちく見えているんですが、同じくらいのちくちくでインド産の色のないものだと、カルセドニーと呼ばれていたりします。時にはもっと結晶の形がはっきり大きなものまでカルセドニー扱いです。

とりあえず……アメジストとして売られているし、小さいとはいえ、結晶の形も見えてるし、水晶……?
と思っていたんですが、このたび考え方を変えました。

これ、カルセドニー扱いの方がいいかも。

この石を再び写真に撮っていたら、こんなふうに写りました。

hun.jpg

ホワイトバランスを取って写し、そのあとは色はいじっていません。

なんだか、紫と、より赤(ピンク)っぽい紫に写っているような……この色合い、覚えがあるぞ?

hun2.jpg

インドネシアの、パープル・カルセドニーです。
これは染めではなくて、天然の色。発色のメカニズムはアメジストと同じらしく、アメジストのカルセドニーバージョンということです。

これも、普通に見ると紫……藤色なんですが、光に透かしたりすると、ピンク紫に見えるところが出てきます。

これを何というのかわかりませんが、石の厚みなどによって、夕日が赤く見えるのと同じようなことがおきている……それは石がミクロのつぶつぶ構造であることに起因しているんじゃないかと思うのです。

同じような色合いの変化が、ハンガリーの「アメジスト」におこっているなら、この石は実はミクロ結晶の集まったつぶつぶ構造なのではあるまいか。
小さい結晶の集まったアメジストはほかにもありますが、このようにはくだくしていたり、色合いが変わって見えるものは覚えがありません。






ニュータイプ・レインボー? その2

もういっちょレインボーがでるトマスゴンサガ水晶。

tomaz-rainbow6.jpg

これも錐面に独特の虹が出ます。

tomaz-rainbow3.jpg

これこそまるでCDの表面のように筋状!

これも、角度を変えると色が変わります。

tomaz-rainbow4.jpg

肉眼で見ると、昨日の石の虹よりは、虹が出る面の大きさと鮮やかさという点では劣りますが、マクロで撮ると面白い!

惜しむらくは、この虹、スポットで光を当てるか、きつい直射日光でないと見えないということです。
だから、気が付かずに売られていたり、持っているのに知らなかった……ということもあるかも。

トマスゴンサガ産水晶をお持ちのみなさん、お手元の石をチェックしてみては!
※中には錐面が研磨されているのもあるので、そういうものでは見えません。

さて、トマスゴンサガ。

位置はこのあたりのようです。
inimutaba2_20140911210630028.jpg

検索した中で、トマスゴンサガがコリントだとしているところもありましたが、Curvlo(クルベロ)でした。
位置的には、コリントの郊外と言いたい感じですけど。

確かに、コリントでも透明水晶が出るので、中には同じような虹が出るものもあったりしないでしょうか。

さて、こうやって地図に落としてみると、なるほどなるほど。
ミナスジェライスを南北に貫くエスピニャッソ山脈の西側であることがポイントです。

というのもエスピニャッソ山脈の東側はペグマタイト、西側は熱水鉱床……なんだそうです。
minas-mini2.jpg

ペグマタイトというのは、地下から上がってきたマグマからできたもの。くわしくはこちらを見ていただくとして、ざっくり言うと、ペグマタイトは、鉱物の「素」ともいえるマグマからできているので、実にいろいろな鉱物が出ます。
水晶も、水晶の成分がたっぷり入った熱水の中でできるので、内包物がいろいろ入っていたり、材料がたっぷりすぎてあちこちで一斉に成長が始まったり、成長しやすいところがどんどん成長して、すっきりきれいな結晶より、ごつごつのエレスチャルみたいな結晶になります。

産地を丁寧にたどっていくと、トルマリンやアクアマリンなどの宝石鉱物や、内包物入り水晶、エレスチャルなどは、ほぼエスピニャッソの東側です。

対して熱水鉱床とは……、これについては理解半ばなのですが、ペグマタイトがマグマからできたのに対し、こちらは直接マグマ由来ではなく、マグマとは関係ない地下水がマグマに間接的に暖められてできたというか……要するにペグマタイトのように鉱物の材料が少ない環境でできたものということ。

水晶の場合は、材料たっぷりだと内包物入りやエレスチャルになりがちですが、材料が少ない環境ではゆっくりじっくり成長して、透明で形の整った結晶になるのだそうです。

最初の地図の真ん中の茶色い部分がエスピニャッソ。
それを踏まえてみると、レムリアンシードが出るカブラル山脈も、透明水晶のコリントもトマスゴンサガもエスピニャッソの西。

なるほどー。


ニュータイプ・レインボー?

tomaz-rainbow7.jpg

ブラジルはトマスゴンサガ産の水晶です。
私がこの産地の水晶を買ったのは2011年7月
この時点で「しばらく前からよく目にする」とか言ってますから、水晶の産地として耳にするようになって、まだ新しめ……だけど検索すると「産出量が激減して幻の水晶になるかも」とかいう説明をみかけます。

石屋さん曰く、以前からここでは透明な水晶が出ていた」とのことなので、私が知ったのが最近なだけなのでしょうか。
……まあ、ことブラジルの水晶で「もう採れない」はあんまりあてにならないんですけども。
たとえば、レムリアンシードもインディゴライト入り水晶も「もう出ない」と言う話を何度もききましたが、ちょっとずつタイプを変えながら今でも見かけます。

ご覧の通り透明で、これぞ水晶と言いたいスタンダードな感じ。
申し訳ないけど、変な形や内包物好きの私にとっては、きれいではあるけど「透明だったら他にもあるじゃん」……な感じでさほど興味をひきませんでした。

しかし……このたび、その認識が一変!
やばい、この産地の水晶をしばらく追いかけそう……。

先だって某店の即売会で、トマスゴンサガの透明水晶がいくつも売られていました。
透明で内包物もないけど、面白い形があるかも。
……と、一つ一つ手に取ってつらつら眺めていると。

おや?

tomaz-rainbow8.jpg

虹?

錐面の一部に、虹。

水晶に虹が出るケースは幾通りかあります。
ひとつはクラックに虹。
これはよくあります。結晶内部の深いところに出るし、見ればわかります。
rainbow-2.jpg

もう一つは、酸化被膜……要するに天然アクアオーラ。
これは、水晶の表面に虹が出ます。
hikaku2_201409102215249b3.jpg

そして、インドのレインボー水晶。
rainbow4.jpg
これも表面に虹……に見えますが、実は内部にファントム状に虹が出ます。

今回見つけた虹は、水晶表面に見えました。
ということはクラック虹ではない。もちろんクラックも見えません。

では、残り二つか。
でもこれはブラジル産水晶で、インドではないし、インドのレインボー水晶はつくつくタイプのアメジストみたいな水晶です。
今回の水晶とはタイプが違う。
酸化被膜の場合は、表面がコーティングされているため、どうしてもややマットめの質感になりがちです。
たまにピカピカのもありますが、酸化被膜虹は場所を問いません。錐面も柱面も虹になります。
だけど、今回のは錐面だけ。
表面もピカピカです。
酸化被膜虹なら、虹が出ている部分と出ていない部分の境目はあいまいだけど、これはくっきりしているようです。

それに……わずかに虹が内部に入っているように見える。

見つけた水晶を握りしめ、会場の照明で照らして虹を覗き込み、唸ることしばし。
そこへ、別の石屋さんがやってきました。イリス・アメジストを扱っているお店の人です。

そういえば、あれはひびでも被膜でもない虹だっけ。

「ちょっとおかしな虹があるんです」
と声をかけてみていただくと
「うん、イリスアメジストと同じ虹じゃないかな? 透明水晶に出るのは珍しいね」

おお!
イリス・アメジストと同じとな?

ええーと、イリスアメジストは、内部に微細な層状構造があって、割れた破断面や結晶が外れた剥離面で、その層状構造が露出し、ちょうどCDの表面のような状態になって虹が見えるとかなんとか。(あんまり理解できてない私……汗)
※ミネラ28号にイリスアメジストが紹介されていて「表面特殊構造により光が分光され虹が確認される」「微細格子状構造が推定されますが詳細確認はできていません」とあります。

「面白いから、持っといた方がいいよ」
もちろん! こんな面白いものは逃すわけにはいきません。

さっそく買って帰ってみてみると……見えない。

この虹、蛍光灯程度の光では見えません。
ペンライトでかろうじて……見えることは見えるけど、光源が近すぎて写りこんでしまい、見にくいです。

そわそわしながら晴れの日を待ち、マクロレンズで迫ったのが昨日。
その写真がこれ。

※大きい写真なので右側が切れています。画像をクリックすると全体が象が表示されます。
tomaz-rainbow.jpg

角度が変わると色が変わります。

tomaz-rainbow2.jpg

さらに、どん。

tomaz-rainbow5.jpg

いやもう、ラブラドライトなどと違って、ちょっとでも角度がずれたら見えなくなるか、真っ白に光を反射してしまう。
微妙な角度なので、左手に石、右手にカメラ、窓辺で直射日光をあてつつ腕をプルプルさせて撮りました。

マクロで迫っているのでこのような細かいところまで撮れましたが、肉眼ではまさしく一瞬、石の表面に虹が浮かんで消えてしまう……そんな感じです。

それにしても、何でしょう、この虹。
本当にCDの表面のように細かい筋状になって見えています。

想像するに、これはレコードキーパー(成長丘)が絡んでいるんじゃないか。

上から2番目の写真にうっすら写っていますが、この石、虹のでる錐面には大きなレコードキーパーがあります。
レコードキーパーは、水晶が成長していくときに現れることがある「成長丘」と呼ばれるもので、たいていは凸上の三角形をしています。
小さい三角形が無数に重なることもあるし、大きな三角が一つ……何重にも重なっていることもあります。

こんなふうに。
tomaz-rainbow9.jpg

これは別の石で、虹は出ませんが、レコードキーパーが無数に重なった筋の様子がよく似ています。
この筋は、ひっかいた溝状のものではありません。細かな細かな階段状になっている……つまり、そこには微細な層状構造があるはず。

その層の厚みが偶然虹が出る厚みになっていて、レコードキーパーがわずかずつずれていることで、そこがCDの表面と同じような状態になったのではないか。

そのように想像しています。













ふんわりレッド

hunwari-red.jpg

時々見かける、マダガスカル産のふんわりレッドファントム。

マダガスカル産です。
たぶんこちら

こちら

同じ産地でしょう。

磨いているものがあるのは、今回の石でもわかるように、中のファントムはきれいなのに、外側がややマットだから。

これは、内部のファントムが角閃石で、透明部分にもうっすら入っているから?
……いや、もしかしたら、このマットさは溶けによるものなのかも。
と言うのも、この石、クラスターを見かけないのです。
いずれも小さな結晶なのだから、まとめてクラスターで掘りだせばいいのに、そろいもそろって分離単結。

これも、トレイにざらっとは言っている中から選びました。

つまり、わざわざバラバラにして売っているのではなく、軽く溶けが入っているためにばらけてしまうのではないでしょうか。
……そんな気もしてきました。

こういう結晶ばかりのクラスターがあったら、かわいいだろうな……。


今はこっち。

最近多肉植物にも手を出しています。
片や石で無機物、もう一方は植物で生き物なわけなんですが、選ぶ視点はどっちも同じ。
というか、石を選び視点で植物を選んでるかんじ。

……で、以前こちらでは

うわー、リチウムクォーツそっくり~♪……と、とあるハオルチアを買いました。


こっちのリチウムクォーツ(と店の人は言っている)にそっくりです。


どちらも、デリケートなセピアピンク。

……が、ハオルチアの方は生き物。
我が家へやってきて、どんどん色が変わりました。

まず赤みがとれて緑になり
cup-0713.jpg

これはいかんと日当たりの良いところに移したら、緑でもセピアピンクでもないビミョーな色合いに。
cup-0812.jpg

今はこのトルマリンに似ていると思っています。
aimai.jpg


ちょっとびびった

突然カメラが不調に。

電源を入れても液晶画面がうつらない!
ファインダーに切り替えると見えるけど、これではピントが合ってるのかどうなのか確認しにくい。
いったいなにごと!

どうしよう~。
修理に出すか? というか、出せるのか?

一日、うろうろ気にしていて、夕方、ふたたび電源を入れたら写った!

よかった!

そういえば、今朝はテレビの調子もおかしかった。
これもしばらく電源を切っていて、午後にもう一度点けたら、正常に動いた。

今日の午前中は、なにがあったのだろう?

あえて名前は問わない

inclu-squea.jpg

産地は書かなかったけど、多分ブラジル。

時にカコクセナイトと呼ばれたりもする、実はゲーサイト入りのアメジストです。
ゲーサイトが金色で束になってぎっしり入っているうえ、水晶部分の透明度も良好、アメジストの色合いも華やか。
ゲーサイトの密度が高すぎないので、水晶と内包物の美しさを両方楽しめるお得なルースです。

こういうものだと、すぐにスーパーセブンとか呼ばれてしまうけれど、私はその名前で呼ぼうとは思いません。

だってこれは、たぶんスーパーセブンじゃない。

呼ばない理由は、
(1)詳しい産地が不明
  →スーパーセブンは値付け親が「ここが産地」と言い切っているんだから、やっぱりそれはいちおう尊重すべき。
   (状況判断で個人的に産地を追加したりもしますが)
少なくともインド産やマダガスカル産スーパーセブンは、名付け親のメロディ氏が「ここのもスーパーセブン」と言ってからにした方がいいんじゃないかと思います。
ロバート・シモンズ氏のアゼツライトだと、次から次に「これもアゼツ」「ここでもアゼツ」とどんどん増えますが、メロディ氏の場合は「スーパーセブンはエスピリトサント州」をくずしてはいないようす。

(2)こういう内包物はスーパーセブンで見ない
メロディ氏の本、これまで産地が明らかなスーパーセブンを見てきた中で、こういう金色ゲーサイトたっぷりのタイプは見たことがないように思うので、私にはこれがスーパーセブンに見えません。

これだけきれいな石なので、何か特別な名前で呼びたい気持ちはありますが、「ここ(産地)のこういう石が○○」というルールを曲げてまでスーパーセブンとかエレスチャルと呼ぶよりは、おおざっぱでも「インクルージョン・クォーツ」の方がいいですねー。

それより、この石の詳しい産地が知りたい。
ルースは、産地が分かりにくいのが玉に瑕。

見つけた!?

某石ショップの即売会に行って来た。
申し訳ないが、秋葉原のミネラルショーよりこっち優先。

このところちょっと不調が続いているけど、これまでずっとお世話になっていることもあるし、何より私の趣味にフィットしてるというか、私の趣味の傾向はこの店の影響もあるというか。

……で、やっぱりちょっと低調……かなあ。
ステキなレムリアンシードがあったけど、これはちょっと高すぎて。

ライトニングも、ケブラ・リーザも持ってるし。持っていてもなお欲しいと思うものはなかった。

こうなると、お店の隅っこ探しモード発動。
ぱっと飛びつく大物はなくても、じっくり探すと意外なものがあったりするので。
一つ一つチェックする勢いで見ていて、目を止めたのはトマスゴンサガ産水晶。

ブラジルはミナスジェライス州のコリントとディアマンティーナの中間あたりにある産地で、一般的に透明度と照りにすぐれた「ザ・水晶」と言いたい水晶が出ることで知られています。

私が手に取ったのも、透明でつやつやの「ザ・水晶」。
……が。
手に取ってひねくり回して見えてきたのは「虹」

水晶の虹といえば、まずクラック(ひび)に出る虹。
これならよく見かけます。

もう一つは天然アクアオーラ……天然で鉄などが薄い皮膜になって水晶をコーティングしているもので、その酸化被膜の絶妙の厚みによって虹が出ます。

最初は酸化被膜の虹だと思いました。
へー、透明水晶に見えるのに、被膜の虹が出るのか。
そう思ってさらにひねくり回すと……あれ?

虹が、重なっているように見える。
……いや、違う。

何と言ったらいいだろう。

水晶の錐面に見られるレコードキーパー……とまでは言えない、本当に微細な凹凸があり、その凹凸で錐面が荒いモザイクのように分割されていることがあります。

kuriairisu2.jpg

その分割された面それぞれに虹が見えて……向きの違う虹の面が集まっているように見える。
これは、酸化被膜の虹ではありえない。

これ、何だろう?

問題は写真が撮れるかどうかなんだけど。

kuriairisu.jpg


地中の華やぎ

manju-mine3.jpg

こちらと同じ、栃木県の万珠鉱山のアメジスト。
ありがたき頂き物です。

前回はアメジスト部分だけでしたが、今回はまわりの母岩付き。
アメジストの形状もこれが晶洞状態で産出したことを物語る形をしています。

武骨な母岩部分がくっついていることで、アメジストの色合いが際立つような気がしませんか?

山の中を捜し歩き、掘り、岩をたたいて割って、こんな色が出てきたら……感動ものでしょうね。(もしかしたら、掘りだした状態では泥などに埋もれているのかもしれませんが)

土の中からどうしてこんな色が生まれるか。
アメジストの発色原因や仕組みを知った今でも、やっぱり不思議に思えます。

小粒で、鮮やかで、それでいて柔らかな紫。
なんて素敵。

レッドクラック

インドでこの鮮やかなアメジストファントムと言ったら、カルールでしょう。
あんまり話題にならないけど、カルールって結構面白い産地だと思うんですが。
エレスチャルもあるし、フラワーもあるし、虫歯もあるし。
アメジストの色あいも濃くてきれいだし。
ゲーサイトの入り方も面白いのがあったりします。
個人的には探せばお手頃価格のがあるので、ブランドバーグ(ナミビア)より注目株。
ブランドバーグ、きれいなのは高いんだもん。

で、カルール。

tamil-red.jpg

先端だけ、みたいなピースですが、赤い色合いが目について手に取りました。
よく見てみると、ファントム状にアメジストが入った結晶にクラック(ひび)が入り、そこに鉄分が染みているようです。

角閃石でもなく、表面を鉄がコーティングしたのでもない赤の入り方が面白い。

考えてみると、クラックという、いわば「瑕」が見どころになっているのは……しかも「色」でポイントになっているのは、意外にないんじゃないでしょうか。

水晶模様

水晶(原石)では、錐面に現れる模様に名前や意味が付けられていることがあります。
たとえば、凸状の三角形なら「レコードキーパー」
record-keeper_20140901202927f49.jpg

凹状の逆三角形だと「トライゴーニック」
et-70_20140901202929e3b.jpg

このあたりが有名ですが、そこはそれ、何でもありの水晶のこと、このような名前に収まらない「その他」も多いのです。

今日の石はそんな石。

surface4.jpg

えーと、多角形?

レコードキーパーは水晶が成長していくときに現れることがある模様。トライゴーニックは逆に水晶が少し解けた時に洗われる模様です。
どんな水晶でも必ず現れるわけではありませんが、水晶だったら現れてもおかしくないもの。
ざっくり言うと水晶自体の性質からくる模様です。

それ以外に、水晶にほかの鉱物がくっついていて、水晶が溶けた時に、くっついていた部分だけ溶けなくて、その後その鉱物がなくなって、くっついていた痕がもようになったものや、逆にほかの鉱物が表面にくっついた後、水晶が成長を続け、くっついていた部分だけ成長できずに、そこが凹んで模様になったものなどがあります。

さて、今回のはなんだろう?
お店の人は、中には三角形ではないトライボーニックもあって、これがそうだといっていましたが、失礼ながら、ちょっと納得できません。

多角形以外の部分にも細かなへこみがあって、それを見ると溶けているっぽいけれど、多角形の部分自体のエッジはシャープ。
つまり多角形は溶けてできた模様というより、他の鉱物に覆われていた痕っぽい……けれど、模様の底部は平らではありません。
たいてい水晶に何かの鉱物がくっついていた痕は底部が平らなことが多いんですが……。
それに、鉱物がくっついた痕だったら、ある程度規則性のある形なのに、これは多角形でも結構ばらばら。

トライゴーニックも、浅いものは模様の縁が鮮明ですが、こんな風に斜めに削ったようにはならないように思うし、浅いトライゴーニックは内部が平ら。多重になっているのも層状というか平らな部分が重なっているようになっていることが多いです。

そのどれとも違う様子のこれは何だろう?




プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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