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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
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たいまつ

今日は御用納め。
明日から帰省するので、当ブログも石雑記は今日で御用納めとなります。

例によって新年開始はゆっくりなので、しばらく冬休み~。
今年一年、行き当たりばったりの石雑記を読んでいただき、ありがとうございました。
来年も、石を楽しめる余裕がある年であってほしいものです。

今年最後の石は、今年買った石ではなく、なんと2011年の池袋戦利品。
初めて内モンゴル産の水晶を見て「これはすごい!」と大奮発してしまったうちの一つです。
同じときに同じ店でフローライト付のこれとか変なフローライトを買っています。
今思うと、よく買ったな、あの時の私。
今の値段では「素敵~……ステキだけど…………目の保養♪」と笑ってごまかしてると思います。
これぞビギナーズラック(違)。
新しく出た産地は、時々後から考えるとお値打ち価格だったりするので、そこが狙い。
もちろん、たまには後からどっと産出して値段が下がることもあるので、そこらへんは賭けですが。

今回の石は、賭けに勝ったか、そうでもないか、ちょっぴりビミョーではあるけど、私には初期価格だからこそ何とか手が届いた石。
chifeng.jpg

実際大きい石なので、画像も大きくドン!

今となっては内モンゴルらしいといいたい……当時はほぼ初めて見る感じで「おお!」と食いついた、淡い黄色の柔らかな色合い。
シトリンではないと思うので、たぶん角閃石系の色ではないでしょうか。
柱面の下の方に細かな結晶面がたくさん見られるこの形は、キャンドル水晶系。
キャンドルは密かにスカルンの水晶の特徴だと思っています。

なので、ダルネゴルスクも、この水晶が出る内モンゴルも、たぶん、スカルン。
※スカルンについて詳しくはこちら

淡い色合いと繊細な形の水晶が先端に行くにしたがって広がってくっついている様は、たいまつのよう。

さて、先ほどから「「賭けに勝ったかそうではないかビミョー」とか「今となっては内モンゴルらしい」とか言ってますが、その理由は、内モンゴルの水晶はこの手の色合い・形がけっこう多めだから。

内モンゴルの石は、大規模な鉱山の採掘中に小さなガマがぽこぽこ開いて、少量とれて終わってしまう……面白い石が多いけど一つ一つの種類はそんなにたくさん出回らないのが多いのです。

たとえば、この石と一緒に買ったフローライト付とか表面がデンドリチックみたいになっているフローライトは、その後見かけません。
でも、この淡い黄色の水晶は形はやや違っても何度も見かけています。

「内モンゴル産」として出会ったのは2011年が最初ですが、それより以前にただ「中国産」として買った「かきたま水晶」もあだ名の通り黄色くて、形もとても似た感じ。
そういう意味では内モンゴル産の中でのレア度は低めかもしれません。(最近産出した濃い青のフローライトも)

内モンゴルは、最初出てきたときは、ミネラルショーなどであっちでもこっちでも見かけるようになるんじゃないかと思っていましたが、意外にそうでもないようで、お値段高止まり中。
最近はネットの普及で、石を掘っている人にも小売価格がわかってしまって、仕入れ先で「この値段(小売価格で)買え!」と言われてしまうこともあるとか。
ぼったくり価格は論外だけど、小売店だって店を維持する経費やある程度の儲けは上乗せしなければならないわけで、そりゃー、値段も高くなろうというものです。

以前と比べると、新しく出てきた石が、手の届かない値段になってしまうまでの時間がかなり短くなったのは、ネットのせいだったのか。
なので、私は初期値段ねらい。

今後たくさん採れるのか? 採れないのか? 値段は上がるか? 下がるか? 石探しは常にスリル満点です。

来年は、どんな石に出会えるでしょうか。
では、良いお年を!




モロッコ地図

昨日の地図を手直し。

morocco8.jpg

地名と、そこで出る石(※……というか何の石のラベルに出てきた地名か)を添えてみました。

うはー、文字だらけ。
山脈の形を入れると見にくくなるんだけれど、これがないと「あれ? Anti-Atlasエリアのはずなのに、これじゃHigh-Atlasじゃないか……」というあたりがわからなくなるので、産地を見るには山があった方が便利なのです。

作るのは面倒くさいけど、地図、面白い。

こうやって地図に落として初めてAlnifとTarhbaltsが(他の産地と比べると)近そうだ……と言うことが見えてきましたし、そこからやや東のTaouzがヘマタイトが出ているので、ここらへん一帯は鉄が多いんじゃないか。もしかして砂漠だったら砂は真っ赤かも……なんて想像が膨らみます。

アトラスレッド

anti-atlas-red.jpg

モロッコ産です。
真っ赤です。
新しく見つかった水晶のようです。

今回の池袋ショーでは、少なくとも3つの店で売っているのを目撃しました。
これまでにもモロッコ産の赤はありましたが、
 
のように、柱面が発達してない「つくつくタイプ」。

でも、今回の赤は、柱面がしっかりあり、よく見ると半分はカクタス・クォーツ(スピリットクォーツ)のように細かい結晶がびっしり覆っています。(錐面まで覆っているので、フェアリー・クォーツと言いたいかも)
その半面をさらに水晶が覆って平らな結晶面を作っている、半分普通の水晶半分カクタス(むしろフェアリ・クォーツ)という感じ。
そのせいか、国内サイトで「レッドスピリッツ」と呼んでいるところがありました。

面白いことに、この石、光に透かすと、写真にも写っているように何やら「芯」のようなものが見えるのです。
別の石で見てみると、中心部は透明……というか赤くない水晶で、その上をかなり濃い赤(赤黒い)層が多い、さらにその上を透明感のある赤の層がドゥルージー状に覆い(ここでカクタスorスピリットクォーツ化)、半分がさらに結晶して平らな面になっているようです。

anti-atlas-red2.jpg
こんな感じかな?
内部の濃い層が、芯のように見えているのでしょう。

買った水晶ではラベルが「Anti-Atlas Mts.」になっていました。

つくつくタイプの赤水晶の産地はAouliなので、違う場所です。
検索してみると「Izizauen Alnif , Tarhbalt Morocco」の地名が出てきました。
しかし、これで検索してみるも、地図上の位置が出てこない。
さらに検索してみるとTarhbalt, Er Rachidia Province (Errachidia Province), Meknès-Tafilalet Region, Morocco」が出てきて、さらに検索して Er Rachidia の位置がわかりました。

細かい地名はわからないけど大雑把な位置がわかることは多いのです。
まあ、とりあえずこの近くなんだろう……と思って地図に落としてみると、あら?
Anti-Atlasというより、その北のHigh-Atlasと言いたい場所になってしまいます。

慌てて検索しなおしたら、やっとTarhbaltの位置が出てきました。
今度はなるほど、Anti-Atlasと言っていい場所のようです。

なるほど、ここかー……と、地図を眺めていて、ふと気になりました。
最初の検索でこの赤水晶の産地として出てきた地名の中のAlnif 。どっかで見たことあるぞ。
なんだったっけ……と過去の石を見てみると。

これだ!

マラカイトやアズライトをくっつけた鉄さび水晶!

この産地が「Near Alnif」でした。

地図に落としてみると、Tarhbaltとけっこう近い。
しかも鉄さび水晶の方は「Near(~の近く)」なのですから、今回の赤とマラカイト・アズライト付鉄さび赤は、かなり近いところの産地なのかもしれません。


morocco7.jpg


いろいろ名前がありまして

flower-agate2.jpg

平べったくきくらげみたいな形のアゲートの中心に水晶がフラワー状にくっついています。
同じ種類の石をもう一つ持っていますが、今回の石は、はるかに大きくてフラワー状水晶が二輪なところがポイントです。
これも、いったいどうやって成長していったのかを考えると、かなり不思議。

普通のアゲートは、岩の隙間の壁にアゲートがくっつき、中心に向かって隙間を埋めるように成長したと思われます。
agate-d.jpg

でもこれは、煎餅みたいに平べったいし、中心部分から外側外側へどろどろあふれるように広がっていったように見えます。

どろどろ……?

そういえば、アゲートのジオードにもこんなのがあります。

agate-a.jpg

中心部分は水晶ですが、まわりのアゲート部分は縞模様ではなくてなんだかマーブル。

そしてこういうのもあります。

agate-b.jpg

外側部分が同じくマーブル……そして形も激しくぐにゃぐにゃ。
個のジオードの外側を見ると……

agate-c.jpg

これは、今回の石の超立体バージョン……と言えないでしょうか。
断面のマーブル模様から想像するに、アゲートは細かいミクロサイズの石英が集まったものですが、それは熱水の中に微細な石英が混じっていて、それが岩の隙間の壁に(ひとつひとつ)くっついていった……そういうものだけでなくて、結晶する前にどろどろゼリーみたいな状態になっていたりすることもあるんじゃないか。
そんなどろどろゼリーが一か所から絞り出されるようにあふれて、どんどん外側へ広がりながらアゲートになっていったとしたら、こういう石ができそうです。

だた、こういうできかただったら、成長した環境は温度は高くなさそうで、最後に水晶ができるものかどうかが疑問なんですが……。

実はこの石、透けます。
flower-agate2-2.jpg

ああそうか、まわりがマーブル模様(どろどろゼリー状態のアゲート)のジオードも、内部に水晶が結晶していたりするから、今回の石も真ん中が水晶でも不思議ではないかも。


さて、私は、今回の石をフラワーアゲート、もしくはコロナ・アゲート、もしくはコンシャ・アゲートの名前で知りました。(コンシャとは「貝殻」の意味らしい)
ところが最近は「アモライト(Amorite)」の名前でも知られているようです。

たぶんアンモライトと同じくエジプトの太陽神アモン(ammon)を語源に持つんじゃないかと思うんですが、最初に見た時「アンモライトの誤植?」と思った通り、どうもあちこちで名前がごちゃごちゃになっているようで、

アンモナイト……より宝飾用のアンモナイトにつけられた「アンモライト」が名前ごちゃごちゃになっています。
アンモライト(Ammolite)に対してアモライトと書いていたり、中には綴りも「Amorite」になってしまっているものもあります。
これもそのうち、要注意名前になるのかなあ……。

これを調べている途中で「カルセドニーローズ」の名前で呼ばれているのも見つけました。
つまりこの石は
フラワーアゲート
コロナアゲート
コンシャアゲート
アモライト
カルセドニーローズ
の名前で呼ばれているということ。
名前多い。





朔旦冬至

冬至です。
今年の冬至は、新月と重なっているので、朔旦冬至(さくたんとうじ)と呼ばれる、大変おめでたいものなんだそうです。

言うまでもなく、当時は一番昼が短く夜が長い日。
夜が長い……陰が極まり、この日から徐々に昼が長くなっていく一陽来復、太陽が力を取りもどす節目の日。
朔は新月……これから再び月が満ちていく節目の日。
そういう日が重なるのはなかなかないことで、今年は19年ぶりとか。

去年の冬至の石は、ブラジルのモリオンでした。
思いがけず、もうほとんど出回ってないと思っていたベータ型のモリオンを手に入れたので。

そして今年の石は……再び、ブラジルのモリオンで。
vitoria-da-conquista.jpg

なんたってKURO水晶ですし。

そして、水晶という「輝く」という意味の名前でありながら黒く、陰の色でありながら強力な魔除けの石とされる、相反する要素を持った石。

去年と同じ店で買ったもので、実物は手のひら(手のひら+指)くらいの大きさの、結晶はかなりぺったりと横に寝た感じのクラスターで、それをよっこらしょと立たせて撮りました。

漆黒というほど黒くはないようですが、スモーキーとは違うといいたい黒さ。
うっすら鉄をかぶっているのか、やや「赤黒い」感じの色合いです。

気のせいか、同じくらいの水晶クラスターに比べてずっしりと思いようにも感じます。
柱面が発達していない、ずんぐりした結晶なので、その分みっちりと体積があるのでしょうか。

このタイプのモリオンはすでに持っていますが、クラスターは初めてです。
去年の時点から、このクラスターがあるのは知っていたんですが、去年はともかくベータ型のクラスターに飛びついたので、こちらは買っていませんでした。
そして今年、最終日の「安売りコーナー」に登場。
「これいくらですか?」と聞くと「これ? んー、○○○○円! 持ってけ~!」。
このサイズだと、普通の白水晶でもこれくらいするんじゃないか?……という値段でした。ラッキー♪
その時点で3つほど残っていたので、その中で一番黒いのを選びました。

産地はバイア州のヴィットリア・ダ・コンキスタ。
bahia-vitoria-da-conquista.jpg

バイア州でも南の方で、ミナスジェライス州に近い方です。
場所としてはエスピニャッソ山脈……のちょっと外れの方。
ミナスジェライスでは、エスピニャッソ山脈の東側はペグマタイトで、トルマリンなどの宝石鉱物がたくさん出るのだそうです。
こうしてみるとこのモリオンも、やはりペグマタイトの石っぽい。
熱く、重く、頼もしい。

一陽来復、朔旦冬至。
極まった陰が陽に転じる……その力強さにイメージが重なります。

いいぞ、モリオン。


池袋戦利品 サチャロカ in タッパー

見つけたのは池袋最終日。
当たるときはウハウハ掘っちゃう穴場になり、はずれるとひっかかるものがほとんどないという当たり外れが大きい店。
今回は残念ながらはずれのようす。
何度か覗きましたが、これと思える石はなく、いよいよ大外れかと思っていた最後の最期で、店の入り口近くの床の上に置いてある大きめタッパーが目に留まりました。
何気なく覗いてみると、中には透明水晶が入っていて、小さな紙も一緒に入っていました。
書かれていたのは……

「Satyaloka Quartz」

……へ?
サチャロカ?
サチャロカって、アゼツライトだとかいや、アゼツライトじゃないとか言われている……要するにスピリチュアル系のお高いめ水晶で、南インドのサチャロカで採れるといわれながら場所がどこだかよくわからないアレ?

しかもその紙にはグラム30円と書かれてるじゃないですか。
ヒマラヤ水晶などではグラム100円とか言っていたりするので、30円というとむちゃくちゃ安いとは言わないけど、けっこうふつう価格?……少なくともアゼツライトかもといわれる石とは思えない。

ここで誰しも「本当にサチャロカ?」と思うのではないでしょうか。
私が石のパワーがわかる人なら、「うん、サチャロカのパワーを感じる」もしくは「全然感じないよ!」とか簡単に判断できるのでしょうが、あいにく私は、自他ともに認めるさっぱりわからん人。

安すぎる、サチャロカであるはずがない。
……もあり得るし、
ここはスピリチュアル系の店じゃないから、あり得る値段
……とも言えるかもしれない。

それにしても、入っているのがタッパー。いちおう、水晶を平らに並べて、フェルトのようなものを敷いてさらにその上に並べて……と石同士が縦横無尽にぶつからないようにしているけれど、タッパー入り。
しかも、床の上。
ふたも閉まったままで、売れた様子もない。

何なんだ、これは。

水晶であることは見ればわかるけど、サチャロカかどうかはわからない。
ちょっと考えてお店の人(インドの人)に聞いてみました。

私「サチャロカ?」
店「イエス、サチャロカ」

まあ、サチャロカと書いてあるからサチャロカというでしょう。

問題はここからです。
私「アンドラプラデッシュ?」
店「ノー、タミル・ナードゥ」

ふむ。

実は、以前にサチャロカの位置を調べたことがあります。
サチャロカが登場した当時はさっぱりわからなかったのに、再び調べるとするする情報が出てくる……そういうタイミングがあるようで、海外サイトで「サチャロカへ行こう!」みたいなページが見つかり、最後にはグーグルマップのようなページで衛星写真でサチャロカと呼ばれるコミュニティのようなものも見ることができました。

くわしくはリンク先の記事を見ていただくとして、私が見つけたサチャロカの位置はここ。
satyaloka3.jpg

地図の上ではアンドラプラデッシュ州なんですが、しっぽみたいにタミル・ナードゥ州に突き出している部分で、ぱっと見タミル・ナードゥ州に見える場所なのです。
最近新しい州もできていたり、知らないうちに地図が変わっていたりするので、もしかして今はタミル・ナードゥになってたりして。
そういうことも考えると、お店の人の「タミル・ナードゥ」という答えも気にするに値します。

予想外の値段に、思わず興味をひかれてしまい、ごそごそタッパーの中を漁ってみると……
大きいの小さめなのいろいろあったのですが、やや小ぶりながら程よい大きさで、目をひく石を見つけました。

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まるで、レムリアンシード!
……私はレムリアンシードは、見かけだけでなく産状もかかわる名前だと思っているので、すっきり単晶一面おきに横筋付というだけでレムリアンと呼ぶ気はありませんが、この清楚な美しさは、思わずレムリアンの名前で呼びたくなります。
(色は無色透明……横筋のせいで白っぽく見えていて、ブラジルのレムリアンのようにうっすらピンクではありません)

サチャロカかも? では理由としては物足りないけど、この美しさはいいぞ。
ということで、「もしかしたらサチャロカ?」というおまけつき水晶ということで買うことに。

……この石が真実サチャロカなら、タッパーに入っていても「石のパワーがわかる人」にはわかってもいいんじゃないかなあ? それが最終日まで売れた様子なし(タッパーの中に隙間がなかった)ということで、「もしかして」くらいのおまけ程度が妥当でしょう。

素直にきれいです、この石。



池袋戦利品 オレンジ!

振り返ってみれば、びっくりワンコイン価格とか、初日からの強力呪文(=ハーフ・プライス)などに後押しされて、意外に買ってたアフリカ産。
こんなことでもなければ複数買えたりしないので、この機会を逃すまじ。

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ラベルはレッドクォーツでしたが、もう、産地名もかねて「オレンジ水晶」でもいいかも。

オレンジリバー産です。
ここは、カラフルでワイルドな私好みの石の産地。
……ところが、ネットでもさほどたくさん見かけないのと、見かけてももれなくお高いので、ご縁は深くありません。
でも今年は、先に述べた理由でゲット。

綺麗だぞ!

写真ではわかりにくいかもしれないので説明すると……ざっくり言えば、この石は天然鉄さびコーティング。
中は透明で、表面を鮮やかな赤っぽいオレンジの酸化鉄が天然コーティングしています。

ただし、全面をべったりコーティングしているのではなく、先端部分はコーティングされていないし、側面もくっついていた結晶を外した(はずれた?)痕が窓のようになっています。
そのうえ、そういうコーティングされていない部分とコーティング部分の境目が黒く縁取りされたようになっているので、何ともスタイリッシュ……というか、大胆で鮮やかなアフリカの布地のようにも見えるのです。

真っ赤にコーティングされたのもきれいだけど、こういうまだら模様も面白い。
ふつう、結晶を外した痕というのは一種の瑕……ダメージに数えられるもののはずですが、この石にでは、表情の一つになっています。

池袋戦利品・贅沢ペア母岩付

brookite-faden3.jpg

ミネラルショーは、たくさんの石の店が集まるお祭り広場。
何年も毎回通っていると、どのお店がどんな感じの石を持ってくるかわかってくるので、たとえば
「○○石見なかった?」
と聞かれれば
「あの店が持ってきてるかも」(そのくせ、店の名前とかは意外に覚えていない)
と案内することはできます。

でも、正確にはどの店がどの石を持ってきているかはふたをあけて見ないとわからないし、お祭り気分で浮かれていて、見ているようでも見ていなくて、会場を何周もうろうろしていると、確かに一度はのぞいている店なのに「おっ」と目につく石があったりします。
テーブルの上の品物が少なくなると追加で出す店もあるので、会場の回遊はやめられません。

今回の石もそんな「回遊」で見つけたもの。
会場でお会いした石好きさんと会場をうろうろしていて「おっ」。
一度は見た店なんだけど。

……ファーデンの母岩付クラスターです。

brookite-faden.jpg

しかも、ブロッカイト(板チタン石)付。

産地はパキスタンのKharan。
ここで水晶付のブロッカイトが出るのは知っていましたが、ファーデンとくっつくとは!

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ファーデンは、かつては「変な形の珍しい透明水晶」でした。
それが、アフガニスタン・パキスタンの石がたくさんはいってくるようになると、けっこうみかけるようになり、クラスターもあれば、ファーデンの形にもいろいろあることがわかってきました。

さらに、透明なのばかりと思っていたファーデンに緑泥かぶりや緑泥入りをみかけるようになり……今度はブロッカイト。

産地もワジリスタンと思っていましたが、もっと広い範囲で見つかるようです。
その産地はやはりスライマン山脈。
ここからは角閃石やエピドートが絡む水晶が出るので、そのうちそういうものを内包したファーデンが出ないか、わくわくします。

池袋(ちり積も)戦利品 連続インド

連続インド。

連続でアポフィライト。

おかげで「アポフィライトにはまってるよね」と言われています。
ハマっているのかもしれない……でも面白いのよ、アポフィライト。

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おなじみ、インドのぐにゃぐにゃカルセドニーの先端にアポフィライト。
この組み合わせはよく見かけるめずらしくないものだけど、何もそんなところにくっつかなくてもいいじゃないか、と言いたくなるアクロバティックな形が魅力。

まるで透明な花のつぼみです。
全体を見ると、アポフィライトに怪しげな足が生えているようにも見えます。

こんな石を、ぽきっと折らずに掘り出し、遠い日本まで持ってきてくれたことに感謝。
見つけた時は、「うわー、折れそう!」「持って帰るのが怖い」……とか言いながら、手から離れなかったんですよね……。

この店以外でも華奢で変な形の石はいろいろあって、見ていると「コレ○○円」とかおすすめされて「壊しそうだからダメー」と断ったりしてたのに、これは買っちゃった。

さて、どうやって保管しよう。

池袋(ちり積も)戦利品 

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やっぱりちり積もってしまったインド産。
ふつう、石屋めぐりをしていると(最近はイベントが増えてきて、店を回る機会が減ったけど)、ブラジルや中国やアフガニスタン・パキスタンと比べてインド産の……特にアポフィライトとか沸石に出会う機会は少なめ。
あってもそんなに種類が多くなくて、やっぱりミネラルショーでインド屋(インドの人が出店してるブース)で買った方が嬉しいのです。

なので、ミネラルショーではついついプチプライスのものをちり積も。
大きさもかわいく、形も面白く、写真を撮るのもはかどるので、登場するのも早くなります。

大物はじっくりとカメラで挑み中。

今回のちり積もは、アポフィライト・オン・カルサイト。

ほんのり黄色……というよりクリーム色のカルサイトの上に、淡いグリーンのアポフィライトが載っています。
肉眼では、もうちょっとアポフィライトはグリーンだし、全体的にふんわり可愛いパステルカラーなんですが、写真に撮るとなると、パステルすぎてきれいに写りません。

「実物はもっとかわいい」と脳内補正でご覧下さい。

さて、アポフィライトとカルサイト……この組み合わせは別に珍しくないけど、こんな具合にグリーンのアポフィライトがカルサイトの上にぽつぽつくっついているのは、「そういえば見かけない?」と思う程度には少ないような気がします。
カルサイトをアポフィライトが覆っているのはあるけど、それはアポフィライトがもっと小粒で透明タイプ。

この石は、アポフィライトの粒が大豆サイズで、淡いグリーンなところがポイントです。

これ、500円コーナーにあったのを買おうとしたら、お店のスタッフがなぜかお店のオーナーにお伺いをたて、
「すみません、これ800円です。ときどきお客さんが間違っておいてしまうんですよ」
※石には値段や目印は貼られていない
え~? じゃあいいです、といったんはもどしました。

それから何時間後か。
会場内を回遊して何度目かにこの店に戻ってくると、なんとこの石、またもや500円コーナーにいるじゃないですか。
さっきとは違うスタッフの方に「これをください」とお願いすると、すんなり500円。

……そんなこともあります。
cal-on-apop2.jpg

うーん、今、傍らに実物を置いて書いているんですが、写真の色がかわいくない。
そのうち撮りなおしてみよう。


【再録】これも! その2

先日、試してみたらやっぱりカラーチェンジした、ニューメキシコの青</a>。

もしかして、青系のフローライトはことごとくカラーチェンジするんじゃないか。
……そういえば、
これも青だ。



カラーチェンジするだろうか。

france-blue2.jpg
まずはLEDで。(※上の大きい写真は太陽光です)

そして白熱光のライトで
france-blue.jpg

やっぱりカラーチェンジ。

やっぱり、ブルーってことごとくカラーチェンジするんじゃないの?

内モンゴルのブルーフローライトで、「人工的に加工して青くしてるんだって」といううわさがあります。このうわさには「ブルーフローライトは全部加工されてる」という話がくっついたりします。
でも、このようにフランスとアメリカと離れた産地の青が同じように青→紫にカラーチェンジするなら、内モンゴルのも自然に青→紫であっても不思議じゃないんじゃないかと思えてきました。


グレイ

gray.jpg
ブラジルの水晶です。

透明ではなくて、半分くらいの面の表層付近が淡い灰色に色づいています。
グレーのファントムと言えばそうだけど、かなり表層付近なので、ファントムというよりグレーの水晶と言いたい感じ。
これは珍しい!……とは思いませんが、いつも見かけるというほど多いわけではないと思います。

産地を聞いてみたらブラジルのミナス、かなり前のデッドストックだよ、とのことでした。

透明度の具合は、こっちの写真の方がわかりやすいでしょうか。

gray2.jpg

灰色と言ってもかなり淡い……でもしっかり石の形を浮かび上がらせ、かつやわらかい雰囲気にしてくれる。
透明な水晶はあちこちで出会えるけれどこういう石は探したときに出会えるとは限らないので、出会ったときはこっちを選んでしまう。

【再録】これも!

2013年の新宿ショーで買ったこのフローライト。


ふと思い立って……というか確認しようと思っていたのを思い出して試してみました。

new-mexico-blue2.jpg

この石の決め手は、何と言ってもこの青。




……カラーチェンジしました。
new-mexico-blue3.jpg

もしかして、この手の青って全部カラーチェンジするの?
以前はカラーチェンジ・フローライトって、とても少ないものだと思っていました。
これで、カラーチェンジフローライト3種類目。

池袋戦利品 謎模様

戦利品というか……普通に瑪瑙のスライスです。
「もしかして、イリスアゲートないかなー」と探していて、虹は出ないけど、あいまいな色合いと繊細な模様が、目立たないけれどとても美しく見えたので(大安売りしていたこともあり)買ってみました。

丸く整形されているので、スライスというよりコースターかも。

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中心部分が水晶(のあつまり)、そこから淡いベージュ色の層がまるで波紋のように広がり、点々と散っている黒い斑点がアクセントになっています。

アゲートは、その縞模様をアップで写すと意外にきれいだったりするので、マクロレンズで迫ってみると……

agate-2_20141212215050804.jpg

黒い斑点と見えたものは、実はこんなことになっていました。

なんだこれ?
面白い!

もっと密集しているところを写してみると。

agate-3_20141212215051529.jpg

たった4、5ミリの厚さなのに、奥行き感まで見えている。

これは……ゲーサイト?





池袋(ちり積も)戦利品 濃緑!


去年10月のIMAGE展でアポフィライトとは思えない濃いグリーンに出会ってびっくりしたものですが、今年もいました、濃緑アポフィライト!

deepgreen-apo.jpg
持っているのにまだ買うかと言われそうですが、違うんですよー。形が。
IMAGE展で見つけたアポフィライトは、色もさることながら形がアポフィライトに見えなくて、「本当にアポフィライト?」と首をひねったものですが、12月(2013年)の池袋で

同じ色の小さい石を見つけて、なるほどこういうタブレット型の結晶で、IMAGE展のはこれが大きくなって縁の部分だけが群れている感じなのか……と納得。

でも今回のは、タブレット型ではありません。
アポフィライトらしい、断面が四角の太短い……そのためにキューブ状に見える結晶が、おそらくスティルバイトと思われる結晶が群れた上にころころしています。

太短いといえば、同じく去年(2013年)の池袋で見つけたこれもそうですが、

こちらはどちらかというと緑泥系の、内包物による色であることがよくわかる色と透明感をしています。

今回の緑は、セラドナイトによる、鮮やかなグリーン。
部分的に透明なところもあるので、内包物の緑であることがわかります。
deepgreen-apo2.jpg

しかも、これまで見てきたグリーンアポフィライトでキューブ状のものは、

これのように、母岩に柱面(側面)でくっついていることが多いのですが、今回の石は母岩から「生えている」感じ。
そのせいで、ちょっとフローライトのようにも見えます。

アポフィライトは柔らかく劈開もはっきりしているためか、ビーズで見かけることはほとんどありません。
そのためでしょうか、ブレスレット人気の現在は、アポフィライト人気はいま一つ……というか、原石分野でもあまり注目されている感じを受けないのですが、ひそかにどんどん新しいタイプが出てきて、見逃せない石だと思っています。

なんだか、最近とみに新しいタイプの産出頻度があがってきてるような……現地でアポフィライトが出るあたりの開発が進んでいるのでしょうか。
こんなにいろいろ出て来るなんて……デカン高原の底力!



池袋戦利品 季節外れの花ふぶき

今日は穏やかに晴れるという予想だったのに、日差しが弱くてうすら寒く、恨めしく空を見ていたので、この石で。

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マダガスカル産のロードナイト入り水晶です。
親指の爪くらいのタンブル……というより大きめさざれみたいな石。

池袋ショーでぐるぐるしていた時、3階会場で「お、新出店」と立ち寄った店で、テーブルの上に一握りほどがザラッと置いてありました。
何気なく表示を見ると「ロードナイト入り水晶」。
珍しい……と思ってすかさずペンライト(持参)で照らしてみると、この通り!

うはー、きれい!

小さいけれど(小さいからこそ)、冴えた色味で、結晶であることもわかります。
初日だったので、一緒にいた石好きさんと、うはうはとその場で片っ端からペンライトチェック。きれいなのを二つ選びました。
その後も顔を合わせた石好き友達を、「きれいな石があるの~」と、その店に連れて行ったので、お店の人に「お帰りなさーい」と言われてしまう始末。

それにしても、以前「ロードナイトシリカ」の名前でロードナイトと水晶の組み合わせ(その時はもっとロードナイト多めのビーズ)を見たことがありますが、あれはオーストラリア産だったはず。

オーストラリアとか、アルゼンチンやペルー、アメリカ、中国なら、そうそう、ロードナイト出てるよね、その一部に水晶が絡んだんだな……と思えるんですが、マダガスカルという産地がちょっと意外。
しかし、mindatで調べてみたら、へえ、マダガスカルでロードナイト出てるんだ……というか、はっきり薔薇色にシャープな黒いラインが入ったロードナイトってマダガスカル産だったのか!

mindatで見かけたマダガスカルのロードナイト産地は、
「Ampanihy rhodonite deposit, Ampanihy District, Southwestern Region, Tuléar Province (Toliara), Madagascar」
これはロードナイト単体の産地ですが、水晶と絡んだものだけが別の産地で出たと考えるより、ロードナイト鉱脈の一部に水晶が絡んだと考えた方が可能性がありそうなので、ロードナイト入り水晶も同じ産地の可能性が高いと思います。

地図で調べるとマダガスカルのかなり南の方。産地は「アンパニヒ(アンパニヒ―?)」と読むようです。

綺麗だけれど小さい……もっと大きな石はないか、かけらでもいいので原石はないかと聞いてみたんですが、小さなタンブルだけでした。

これがビーズになったらきれいだと思うけど、まずはかち割り状でいいので原石希望。

その後最終日、別の店で今度はちゃんとしたタンブルサイズを見つけましたが、こちらは大きいものの色味が鈍く、黒い部分も多く、鉄分か何かの他の色味も混じって、ちょっときれいとは言えない感じでした。
もしかしたら、きれいで大きい石は難しいのかも。


池袋(ちり積も)戦利品 だまし石

石好き仲間うちで
「元気ない~と思っていたけど、意外にあったよね、インド」
「意外に買っちゃった」
という声が上がっていたインド石。

去年のように「ペンタゴナイト!」「魚卵状カルセドニー!」……みたいに「この種類がすごい」と叫ぶ石がなかったので、最初は不発かと思っていたのに、探せば「おや、これいいじゃん」があった感じです。

それを物語るように、プチプライスのコーナーにこんな石。

calcite-maharashtra2.jpg

気分は「これ、な~んだ」をやりたいところです。
最初、
「おや、インド産でキューブ状のフローライト? しかも黄色? 珍しくない」
……と思いました。

でもなんか違う。

フローライトだったら角が90度のサイコロ状のはずなのに、角の角度が変。
八面体とも違います。

この角度。
カルサイトか!

インドだったらカルサイトは不思議でもなんでもないけど、ちょっと見フローライトと間違えそうな様子が面白い。

こっちの方向からだと、角の角度が違うのがよくわかります。

calcite-maharashtra.jpg

ひとつひとつの結晶を見るとひしゃけた直方体のカルサイトらしい形(のひとつ)なのに、くっつき方でフローライトに擬態。
カルサイトだったら珍しくないけどこの形のは初めて見た(あるいは気が付かなかった)のでワインコインに後押しされてゲット。(これをやるのでちり積もる)



行って来た最終日

行ってきました最終日。
やっぱり、最終日は行っちゃう。

……で、ちり積も。

今回は、「買ったぞ!」という大きな石は買わなかったと思っていたのに、最終日に買った石が一番大きかった……。
だって「持ってけドロボー!」状態の安売りしてたんだもの。(言い訳)
買ったのは、ブラジルのモリオン。このタイプのモリオンのクラスターです。普通の透明水晶だって買えないお値段だったんだもの。(言い訳)

あと……見つけて「えっ?」と思ったもの。
サチャロカクォーツ……グラム30円。
アゼツライトの仲間とか、いやアゼツライトじゃないとかいろいろ言われている、……まあ要するにスピリチュアル系でパワーありますと言われているお高め水晶です。
それがグラム30円?
しかも大きなタッパーみたいなプラスチックケースに入って、ふたも開けずに床に直置きされてますが。
見たところ、(この値段なのに)全然売れてませんが。

あと、買わなかったけれど、真っ白なギロル石。
みたことがあるのは抹茶色とか淡いクリーム色だったので、純白のギロル石は初めてでした。

これも買わなかったけれど、緑のファントム入りのカルサイト。5センチくらいもある大きめ結晶で、遠目には巨大なユークレースに見えてしまうものとか、青緑のドラバイトとか。

そうそう70万の値段がついていた幅20センチ以上もあるローズクォーツのクラスターがありました。
上にスモーキーがかぶっていましたが、内部はローズ。
あれはすごかった。安売りコーナーにあったけど、もとが70万じゃ、いくら落ちても手が出ない。

土曜日にいったんは握りしめたものの我慢したモリオンは売れていました。ちょっとほっとした……と思ったのにブラジルのモリオン買ってる私。

去年も今年も会期中に何度となくチェックしていたインドの店(品物が少なくなると新しい品物を出してくるので)、去年は蛍の光が流れる中でオケナイト入りカルサイトを買ったりしてましたが、今回は終盤、これという石が出てこなかったなあ……。

別の店で面白い色のアポフィライトを買ってラベルを書いてもらったら、インドの人に「INDO」と書かれてしまったのにはびっくりでした。

池袋(ちり積も)戦利品 ミニ・ザギ

今日は、家でおとなしく。

さて、今回のショーは、まわりの石好きさんと意見が一致したところでは、「新しく出た!……は並んでない」「高い! デカい! でもすてきという目立つ石はない」。
だけど、「ないないと思っていたけど、けっこう数を買っちゃった」「高い! 買えない! と思っていたら同じ種類の石(グレードは別)が違うところに会った」という声が多々。
つまり……じっくり探すと小ぶりで意外にお値打ちな石がある……探す根性と目利き勝負の「ちり積もショー」

わたしのちり積もはいつものことですが。

さて、今回のちり積も第1弾。
「探すとある」「小さいけどお値打ち」そのまんま……なかわいいサイズです。

mini-zagi.jpg

mini-zagi2.jpg

同じ石を方向違いで写しています。

今回は、かけらなどは多くなかったけど、けっこういい感じのものを見かけたザギ水晶です。
調べたら意外に低そうな山なので、「ザギマウンテン」とは言わないことにしたザギ水晶ですが、最近はむしろスライマン・クォーツと呼びたくなってきました。

理由は後で述べますが、ザギ。
これまでは単結晶タイプを買っていて、クラスターが欲しいなと思っていました。
できれば母岩付の。

母岩は、その石が育った環境を物語るもの。見た目も、単結晶より表情豊かです。
だけど、ただでさえ強気値段のザギ水晶は、クラスターになるといっそう強気。
たまに小さいのを見かけても、この産地らしい黒針やチョコレートとかゴールドと言われる色合いが淡くて残念なものがほとんどです。

でも、やっと見つけた!
大きさは3センチ弱ですが、幾つも結晶が群れていて、小さくても色もしっかりついています。
小さいから、安い(重要)。

こうして光に透かして撮ると、かわいさ倍増です。

ザギ水晶は、いかにもザギ山でしか採れないように説明されていますが、ほとんどそっくりな石でアフガニスタン産というのもあるし、もうちょっと広範囲を眺めてみると、同じ色あいではないけれど、ピンクやクリーム色のふわふわ内包物を持つ石が、ザギあたりから南に延びるスライマン山脈で採れています。

つまり、ザギ水晶は、「ここだけ!」の特別なものというより、スライマン山脈に沿ってとれるふわふわ角閃石入り系の中のキャラメル色バージョンではないか。
それに、聖地と言われながら、一体何の聖地なのかわからないザギより、かのソロモン王のことであるスライマンの名前の方がステキじゃないか?
……ということで、スライマン・クォーツ推し。

その発想はなかった!

そうだ、忘れないうちに。

今回見かけたもので「その発想はなかった!」……と思ったもの。
原石や磨きなどでとがっている部分をミネラルタック(練り消しゴムみたいなもの)でカバーすることがよくありますね。

そのバリエーションなのか、グル―ガン……プラスチックの一種を熱で溶かしていろんなものを接着する……鉱物標本を台に個体するのにもつかわれていたりするあれで角をカバーしているのを目撃。

さらに、原石(水晶のポイント)をサランラップでくるんだ上からグルーガンでカバーしたものも。

うん、カバーできると思うけど……外したかったらお湯に漬ければとれると思うけど(水晶だから大丈夫)……見てびっくりでした。

行って来た池袋。

行ってきました池袋。
今年最後の石の祭典。

……何と言っても今回の一大事は、「3階第2会場の左右反転」でしょう!

まいった!


例年は企画展は3階第2会場の入り口から見て左奥にあります。
……が、今年は右奥に移動。
右端にあった店が左端に。全体的に左右反転している感じです。

何でもないじゃないか、そんなこと。
……と思います?
いやもう、これで私の位置感覚はぐっちゃぐちゃ。
「あの店は会場のあのあたりにある」と覚えてしまっているので、左右反転したら何がどこにあるやら、自分がどっちに歩いていたのやら、しまいには「出口どこだっけ」……と迷いまくり。
当然、自分が隅から隅まで見たのかも定かではありません。

初日で見かけたものを思い出すままに……
今回は、ダルネゴルスクの赤水晶がややまとまって出ました。

インドのカバンサイト・ペンタゴナイトは、あるけど、去年ほどの勢いはありません。
小さい小さいカバンサイトが母岩にぷちぷちぷちっとついているタイプが新しかったような……。

アポフィライトも、きれいなのは高い。
濃い緑のも少しあります(買っちゃった)。

ブランドバーグ産アメジストをまとめて持ってきている店あり。
プレナイト付も並んでいます。

そういえば、今回穴場じゃ~!と大ハマりした店はなかったなあ。(今後見つかる可能性もあるかもしれませんが)
去年はデッドストックを売っている店でハマったけれど。

今回、店は違ったけれど個人的に買ったぞ!……と思ったのはアフリカ。
○千円と値札が付いていたけど500円コーナーにあったとか(これは買うでしょう)。
やっぱり○千円(諭吉先生の影がちらつく)で、いいなあ……高いなあ……と思っていたら、初日にして「ハーフプライス♪」の強力呪文。
数は2つだけど、思わぬお値段が印象に残りました。

あとは……ああ、そうそう、今回新しく出店された店で「ロードナイト入り水晶」をみつけました。小さいタンブルというか大きめのさざれみたいなものですが、これがかわいい!
光に透かすと桜の花びらが散っているようです。
ついついお勧めしまくってしまい、お店の人に「おかえりなさーい」と言われてしまう始末。

あと、コロンビアの青水晶というのがありました。
私は朝イチで買ったのですが、あとで会場で会った石好きさんにお勧めして店に戻ってみるとかなり売れたあと。
……ぱっと見目立たない置き方で数も多くなかったのに、みなさんやっぱり見てるなあ。

あとは……ピンクトルマリン入りアクアマリン。といってもアクアマリンは白濁して結晶の形はなかなか見られないかけらです。

あとは……紫とミントグリーンがマーブルみたいになった変な石のスライス。
「キャメラライト」と書かれていたけど……なんだろう、この石。
もしかしてケンメルライト(菫泥石)? と思って、帰ってから検索したら、ビンゴ! 
同じものがヒットしました。

3階会場の混乱が後を引いて、2階もしっかり見た実感がないので、明日再トライするぞー。

池袋イブ

いよいよ明日から池袋ショーですぞ、皆の衆。


私はもちろん、行く予定。
そわそわ準備(?)に追われて、今日はミネラルショーについてのまとめでお茶を濁します。(毎年ですが)

明日は池袋へ向かって出陣じゃ~!

ミネラルショー、ファーストステップ

ミネラルショーを攻略せよ

お買いもの心得

ミネラルショーをどう見るか

知恵袋の知恵ノートにもミネラルショーについてまとめました。
簡略版としてはこれがいいかも。
ミネラルショーに行ってみる?

去年は池袋のあとに赤レンガがあったんですが、今年は予定されてないようなので、これが最後のミネラルショー。

いざ、出陣!

赤きミッシングリング・2

先だっての赤い四眼天珠と一緒に手に入れたエッチドカーネリアン。
red3-2.jpg

これもひし形の「眼」が4つあるので、「金剛四眼天珠」になっていましたが、あんまり天珠っぽくは見えない模様です。
※天珠では○を「眼」とみなし、◇は「金剛眼」と呼ぶことがあります。

でも……どこかで見たんだよな、この模様。

手持ちの天珠の本をひっくり返して探してみたら、「法相荘厳 管窺天珠 (張宏貫氏著)」に角形天珠の一つとしてこの模様が載っていました。
読めない中国語の説明を、分かる漢字だけを頼りに眺めてみると、なんとなく……インドの影響を受けた天珠だとか、インド北部のラダックやスピティで見つかる……みたいなことが書いてあるような。
いやあ、ヒマラヤ水晶でしつこく調べたおかげで、ラダックやスピティがどのあたりかすぐに思い出せたぞ。意外なところで地図作りが役に立った。

この本では亀甲天珠と呼ばれているものも角形天珠になっています。
亀甲天珠もインド系の模様なので、なるほど、近いものなのかもしれません。

本でも、亀甲天珠が黒字に白の模様なのに、この模様だけは石の字の色に黒で模様が書かれたように紹介されていて、実際そういうビーズの写真も載っています。

今回の赤ビーズは、模様の線は白ですが、地は石の色のままで模様を線書きしている点は同じです。(普通の天珠は、ベースを白くしてから模様を塗り残すように黒い染料を塗っているようです)

でも「角形天珠」で検索しても、ほとんどヒットがありません。
何故、この模様はあまり見かけないのか……現代天珠は古い天珠の模様を模倣しているのに、この模様はなぜつくられてないのか、何を意図した模様なのか。

先日のエッチドカーネリアン四眼がエッチドカーネリアンと天珠を結ぶミッシングリンクならば、今回の「天珠」は実はいろんな系統があった天珠の、消えた枝葉の一つのようにも思われます。

池袋準備。

さて、もういくつ寝ると、池袋~な時期になってきました。
この時期になると、そわそわ、わくわく。

ミネラルショーは、石を買ったり見たりするだけでなく、普段会えないお店の人や石好きさんに会ったりするので、そのための準備もしなければ。

その勢い余って、カバンを作ったり、いろんなことをやらかすのですが、今回はネックウォーマーを作ってました。

なんだか寒気がやってきてるみたいで、ミネラルショー中も寒そう。
マフラーもいいけど、建物の中があたたかくて外すとしまう場所に困るので。
かぶる式のネックウォーマーは、外す時に髪がぼさぼさになるので、ボタンで留める式にしました。

ネック

ネットで見かけたのがかっこよかったので、それを参考に……材料の布は100均♪
ボタンはちゃんと金属のを買いました。
こういうところを押さえておくと安っぽく見えないかな……と思ったので。

薄手なので、寒いといってもまだ寒すぎない今の時期用です。
売ってるネックウォーマーはかわいらしすぎたり、もこもこ過ぎたりするので、シンプルに。

いやあ、先だっての石用八角形ポーチがやたらに複雑(私には)だったので、今回は楽!
しつけもせずに直線縫いだけでできました。
手間がかかったのはボタンホールくらい……ミシンでボタンホールを作るやり方がわからなくて手縫いしました。

ボタンとボタンの間に襞ができるよう、実際に首に巻いてボタンを付ける位置を調節しました。
こういうことができるのが手作りのいいところ。

虚空の青

blue-anatase.jpg

この石を見つけた時、「うおお!」と興奮しました。
でもさすがのお値段で、手が出ず。
幸いその値段のおかげでその時は売れてしまわなかったので、値下がりするセールを狙って買いました。

5センチくらいの小ぶりな石だけど、これはすてき。

……アナターゼ(鋭錐石)入り水晶です。

アナターゼは、ルチル、ブロッカイトと同じ二酸化チタンの3兄弟。
兄弟石の中では一番見かける機会が少ないようで、大きい結晶も少ないし、水晶の中に入っているのも少ないです。(小さいと気が付かない、気にされないということもあるかも)

この石も、内包されてはいるんですけど、かなり表層近くで、一部は露出しています。
blue-anatase2.jpg

だいたい、ゴマくらいのおおきさなので、遠目には、そのまんま「ごま塩水晶」という感じ。


さて、アナターゼというと、どういう色を思い浮かべますか?
たいていは
anatase-2.jpg
ヘマタイトみたいなメタリックな黒とか

anatase-1.jpg
褐色とかが多いようです。

しかしこのアナターゼは違います。

blue-anatase3.jpg

青!

ペンライトで照らすと、サファイアもかくやの美しい青。
以前、こういうアナターゼがあると見せていただいて以来、探していたんです。

ただ、ペンライトで照らすと、カメラにとっては明るすぎるらしく、透かして色を見せたい VS 明るすぎてきれいに写らないの間で奮闘したら、石というより何か別のものみたいに写ってしまいました。

blue-anatase4.jpg

なんだか星のような。

プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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