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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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マニハールはここ。

こちらで「マニハールはどこらへん?」という質問をいただきました。

マニハールはここ。

マニカランの南、地図のど真ん中あたりです。

map2-2018-0130.jpg

私にとってマニハールはルチル入り水晶の産地というイメージです。

産地がマニハールとはっきりしている石は、これくらい
manihar_2018013020260165d.jpg

内部にはややオレンジがかった褐色のルチルがぎっしり。底部と票円にうっすら緑泥を伴い、錐面にぷちぷちと鋭錐石がくっついています。

ネットで見ると、この石のようにルチルと緑泥を伴うものがあったり、透明の底部に緑泥、鋭錐石付きというのもあったり。

そういえば、2011年池袋で、マニカラン産でルチル入りというのを買ったけど、もしかしてマニハールだったりしないだろうか?
rutile-68.jpg

さらに前にインド産年かわからない鋭錐石付きの透明水晶(緑泥はなし)を買っているけど、これは?
anatase_2018013023221460d.jpg

さらにさらに昔に、パルバティ産としてルチル入りのシバリンガムを買っているけど……これは?
parvati_20180130232215462.jpg

マニハールという産地は、マニカランやパルギより後に見かけるようになったと記憶してますが、石というのは、大々的に出回って知られるようになる前に、先発隊のようにちょとりと出回ることがあって、知らないうちにすでに出会っていたりすることも珍しくありません。

どうなんだろう……?

さて、話は変わって再び地図。

マニハールの位置はわかったんですが、ただいま現在Dhara(ダーラ)で悩み中です。
なんたって、調べると3カ所見つかるんです!

map-2018-0130.jpg

以前、Dharaが二つある!といっていたんですが、調べ直していたら候補地が増えた!。

新しく増えたのは候補地3、グーグルマップによるものです。

同じ地名がたくさんあるのか、どれか二つが間違いなのか。
いったいどこ!?




アマゾナイト覚え書き。

482-afg-amazo2.jpg
482-afg-amazo.jpg

振り返ったら、買ったのは10年以上前だった、アフガニスタン産のアマゾナイト。
買ったときに産地を聞き損ね「たぶんアフガニスタン」だったのが、あとになって「アフガニスタンのカブール(カーブル)」とわかったもの。
今回もうちょっと詳しい産地(たぶん)が出てきたのでメモ。
Madan Shar, Kabol ←たぶんkabulの間違い?
https://www.mindat.org/gallery.php?frm_id=pager&cform_is_valid=1&min=184&loc=&u=&potd=&pco=&d=&showtype=1&phototype=0&checkall=&filtcountry=Afghanistan&loctxt=&keywords=&orderxby=&submit_pager=Filter+Search

アフガニスタン・パキスタンの石を扱う店にどっと入荷したときに、他の石と一緒に小さいかけらを買ったもの。
そのときはもうちょっと大きめのは高くて手が出ず、参考にこのかけらを買っておいて、後にもっと出てきたらきれいなのを狙おうと思っていてそのままになってしまった。
たしか、その後も同じような石を見かけなかったからだと記憶してる。

今思えば、このかけらを買っておいて良かった……?

この石を思い出したのは、某所でウイグル産で透明度があるあまぞないとがでているそうな……と教えていただいたから。
検索してみると、ヒットするのはブレスレットで、「アマゾナイトシリカ」とか「アイスアマゾナイト」の名前で売られている。
ビーズで○○シリカというと、エンジェルシリカ(水晶の中にチャロアイトが混じってる)、ロードナイトシリカ(水晶の中にロードナイトが混じってる)のように、水晶の中に別の鉱物が混じってるもの。
水晶の中に入っているといえば○○ イン クォーツもあるけど、こっちは混じってる方がその石独自の形をしているもの。○○シリカはマーブル状だったり、まさしく「混じってる」感じのものを指している様子。

だから、アマゾナイトシリカを文字通りに受け取るなら水晶の中にアマゾナイト(長石)が混じってるということになるんだけど……長石と石英(水晶)といったら、花崗岩でモザイク状に混じってるのが思い浮かびます。
そんな石がマーブルみたいに混じるかなあ……?

アイスアマゾナイトは、まあ、アイスラリマーみたいに「透明度が高いです」という意味合いでしょう。

しかも、樹脂含浸されてるとか。
水晶も長石も、樹脂で固めなければならないほどもろい石じゃないと思うけど?

さらに調べると、石英に混じってるんじゃなくてアマゾナイト単独で樹脂含浸されてるとか、他の産地のアマゾナイトは樹脂含浸できないけど、ウイグル産だけはできるとか……なんだソレ?

樹脂含浸しているために透明度がアップしてるとかいう話もあります。(樹脂含浸が可能なら着色も可能だよな……ぼそっ

ネットで見かけた石は、「濃いめの色合いのシーブルーカルセドニー」とでもいいたい感じで、初見ではカルセドニーとかクォーツァイトを疑ったほど。
でも、ものによっては若干クラックっぽいのがあるように見えたり、ぼんやりとした縞っぽい色むらがあるものもあったので、この疑いは捨てました。

でも、やっぱり樹脂含浸が必要な長石というのがわからない。
原石があるなら鉱物標本として海外サイトに出ていてもおかしくないだろう……とにかくビーズでブレスレット以外の姿が見たい。

検索しましたが、ウイグル産でヒットなし。
※実はこの課程で、そういえば、とアフガニスタンのアマゾナイトを思い出した

とりあえず、ウイグルではブルー・グラナイトという花崗岩が出ているよううです。
参考サイト
リンク先の写真はいまいちわかりにくいのですが、「キウイストーン」の名前で見かける石のとそっくりな石が「テンシャン・ジャスパー」で売られていたことがあり、上記リンク先でも「Tianshan Blue Granite」とされていることから、新疆ウイグル自治区のテンシャン山脈のあたりで採れるのでしょう。

花崗岩といえば長石と石英と雲母の取り合わせ。キウイストーンで検索して見ると、淡いブルーグリーンと灰色と黒いつぶつぶのようなものが混じっています。
たぶん灰色が石英、黒いつぶつぶが雲母。……ということは長石が淡いブルーグリーン。

ブルー・グラナイトの長石がアマゾナイトなのかはわかりませんが、ウイグルでそういう色合いの長石がとりあえずあるということ。
でも、検索しても長石単独の状態のものを見かけません。

謎。


厄と魔

ふと気になったこと。

厄除けと魔除けってどう違うんだろうか。

ついつい一緒くたに考えてしまうんだけれども、「厄除けしたい……だから魔除けの石を」なんてことになると、「アレ?」と引っかかる。
素直に考えたら、違うものだから厄除けと魔除けという別の言葉が存在するはず。

言葉はいきものだから、使われなくなれば忘れられて消えていく。
もちろん、使われるうちに意味が変わってしまう場合もあるけど、もともと違うものだから二通りの言葉があって、それが意識されているから二つの言葉として生き残ってるんじゃないか。

気になったら検索。
まず、厄除けと魔除け、ずばりその違いは?

「厄」とは?……災厄,苦しみ、災い、災難、良くない巡り合わせ。
          (コトバンクから抜粋。https://kotobank.jp/word/%E5%8E%84-143483)
「魔」とは?……人の生命を奪い,善事を妨げる悪い鬼神、人をまどわし、災いをもたらすもの
          (コトバンクから抜粋。https://kotobank.jp/word/%E9%AD%94-135320)

つまり、とはざっくり「よくない出来事や、その出来事に巡り当たってしまうこと」
とは、「人間技ではない力で悪をもたらすもの」。

出来事と不思議な存在という違いがあるということ?

厄とは自分の中に生じるもので、魔とは外からやってくるものという別の説もありました。

そして、「~除け」はそういうものがよってこないように防ぐこと。つまりは予防。
「払い」は要するに「お祓い」。取り去って清浄に清めること。要するに除去&浄化。
厄除けはお寺が行うことで厄払いは神社が行うこと、という説明もありました。

なるほど、神社だったら「祓い給え、清め給え」で「祓い」というのは、納得です。
ても、寺でもお祓いってあるんじゃないかな? と思って調べてみたら、神仏習合で混じってしまったけれど、もともとは仏教で行うのは「加持」であるとのこと。(お祓いをする宗派もあるとか。

じゃあ、厄除けと魔除けはそんなに厳密に区別するものでもないのかな……と思ったのですが、不思議なことに、「厄」には厄除け厄払いも、もう一つ厄落とし(厄をものに移して取り払うこと……つまり身代わり?)もあるのに、「魔」には「魔除け」しかありません。
悪魔払いはありますが、「魔」と「悪魔」って微妙にニュアンスが違うと思いませんか?

さらに検索すると「魔」はもともと仏教の概念だということなので、だからお寺の領分である「魔除け」しかないんだろうか。
……でも、神社でも「魔除けの鈴」なんかがあったりするし。
もしかすると、人知を越えた力をもつのは、日本においては「神」である。
良い神/悪い神ではなくて、神がもたらすものが人にとって良いか悪いかの違い。
つまりは「魔」も神……八百万の神に含まれるので、「祓う」ものではないということだろうか。

うーん、やっぱり厄と魔とは区別されるもののような気がする。

厄は、厄災……そういう出来事。巡り合わせのタイミング。
魔とは、災いをもたらす「存在」。
魔は厄をもたらすけど、厄はそれでけではなく、「身から出たサビ」の場合もある。

日本の八百万の神々的感覚では魔も神のうちなので、お祓いするわけにはいかないけど、もたらされた厄は祓うことができる。
さらにいうなら、厄除けは、まだもたらされない厄災を予防すること。
厄払いは、すでに降りかかっている厄を取り払い清めること。

と考えると、何となく納得できそうです。







虎の力

天珠に「虎牙天珠」というのがあります。
読みは「とらきば」と「こが」の二説あって、ちなみに私は「とらきば」派。

dzi-18.jpg


ふと考えたことがあります。
天珠は、作られ始めた時代も場所もいまいち不明だけど、この天珠が「虎の牙」であるならば、作った人々は虎を「力あるもの」と考え、それをシンボライズしたものを身につけることでその力を得られる、あるいは虎の強い力が魔をしりぞける守りになると考えたのでしょう。
※虎牙天珠は、張宏質著の『法相荘厳ー管窺天珠』では「虎紋」になっていて、英訳は「Tiger Skin」ですが、とりあえず虎。

現代の私たちは、日本にいながら映像で虎を見ることができて、「ああ、虎って大きいし、強いし、素手じゃ人間はかなわない。そりゃ、特別の力があると考えるよね」と想像することができますが、天珠が生まれた時代、「虎には強い力がある」と考えられるのは、虎と共に生き、その恐ろしさを肌身で知っている人だけのはずです。

で、虎の生息域は……?
WWFの活動トピック(https://www.wwf.or.jp/activities/2009/01/605313.html)によると、虎は100年ほど前まではアジア大陸に広く生息していたとのこと。

しかし、天珠というとチベットのものというイメージがありますが、虎はチベットには生息していません。
図を見ると、インド全域、ネパール、ブータンは生息域……でも、虎はヒマラヤを越えられなかったようです。
東はチベット高原の外、西はテンシャン山脈のあたりまで。

天珠の本場(?)とされる地域は、ものの見事に虎の(かつての)生息域外です。

なのに、なぜ天珠に虎牙があるのか。

一つの可能性は、あの模様が虎牙ではないということ。
天珠は天珠という名前すら、近年台湾の研究者がつけたもので、ルーツも歴史も意外に不明、模様にどんな意味があったのかも実は不明です。
今現在天珠でいろいろ説明されてるのは、近年の後付けです。最近になって新しく加わった模様もたくさんあります。
なので、今「虎牙」といっていても、元々は違うものを意味していたのかもしれまぜん。

もう一つの可能性は、虎牙天珠のルーツがチベットではないということ。
天珠というと「チベット天珠」とも表記され、生まれも育ちもチベット……という認識がありますが、台湾の研究者の本などを見ると、天珠はインドなどのビーズとのつながりが指摘されています。
インドとのつながりがあれば、そこは虎の生息域。虎の力を知る文化圏です。

そのほかにもインダス流域のエッチドカーネリアンとのつながりもあるようですし、個人的には、エジプトやメソポタミアの「目」の文化や瑪瑙ビーズも関わりがあると思います。

天珠は、チベットだけのものではなく、周りに似た考えの基に作られたビーズがあり、互いにデザインや考えを交換してうまれたもの。
今となっては名前屋模様の意味合いも不明……どころではなく、最初から「これはこういう模様でこういう意味」と定まってさえいなかったのかもしれません。





プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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