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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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ファントムとガーデン

「ガーデンクォーツとファントム(クォーツ)は違うのか、同じものなのか。見分けがつかない」という質問がときどきあります。
見分けがつかないというのは、たぶんブレスレット(ビーズ)のことなんだろうな……とは思うんですが。

えーと、のっけから話がずれますが、見分け方や本物偽物等の質問の場合は、ブレス(ビーズ)かそうでないのかは一言書き添えた方がいいです。
最近いくらブレスレットが人気で、パワーストーン=ブレスレットのこと……という認識が広がりだしているとはいえ、タンブルや丸玉、原石も全部含めてパワーストーンと呼ばれているのです。
それに、原石の場合はこうだからビーズではこうなる、とか原石で気を付けなければいけない点、見分けるポイントとビーズの場合のそれでは違うことが多いからです。

ガーデンとファントムについても同じこと。
原石を見れば、一目瞭然……とはいきませんが、違う、同じではないというのが良くわかります。

こういうときは、それぞれの名前の石がどういうものであるか、確認しておきましょう。

ガーデン・クォーツは訳せば「庭園水晶」。
その名の通り、水晶の内包物によって、水晶内部が庭園のように見えるもの。
……といっても本当に庭のように見えるというのではなく、たっぷりめの内包物と透明な部分との対比で、何となく風景に見えるような……そういうもの。

透明な部分と内包物のバランスがポイントです。

がーでん1

ときどき見かけるんですが、クローライトなどがぱらぱらまばらに散っている程度のものを「ガーデン」と呼んでいることがありますが、
ぱらぱらクローライト
こんな程度ではガーデンクォーツとは呼べないでしょう。



一方、ファントムは「幻影」とか「お化け」の意味になりますが、水晶の場合はかつての結晶の形が表れているものです。

ファントム図


水晶は地下深くの岩の隙間の、熱水の中で成長します。(くわしくはこちら

なにぶん、自然のことなので、最初から最後まで同じ速さで成長するのではなくて、どんどん成長したり、ほとんど成長が止まってしまったりすることがあると考えられます。

成長の途中で、成長が一時的に止まったり、遅くなったりすると……
ファントム成長

まわりの熱水の中で結晶した別の鉱物が、まるで埃が積もるように結晶の表面に降りかかります。
ファントム成長2

水晶が再び成長しはじめ、大きくなると、降り積もったほかの鉱物の「ほこり」の上を覆い尽くします。
ファントム成長3

再び成長が止まると、「ほこり(ほかの鉱物)」が積もります。
ファントム成長4

さらに成長すると
ファントム政党5

……という具合にファントムができていくわけです。
(かつての結晶全体の形が表れているのではなく、「ほこり」(ほかの鉱物)の積もり具合によって、先端だけ、半分だけ、側面だけのファントムもあります。 また、アメジストやスモーキー、シトリンの場合は、「ほこり」(ほかの鉱物)ではなく、色の濃淡によるファントムもあります)

中には、全体のシルエットはどうやら結晶の形らしいけど、内包の様子はもこもこしていて、ガーデンっぽいというのもあって、そういうものはガーデン・ファントムと呼ばれたりもします。

ガーデン・クォーツというのは、内部の様子がどこか風景を感じさせると思えればガーデンなのであって、私にとってはガーデンでも、別の人にはそうは見えないというものがあってもおかしくありません。
逆に言えば店がガーデンと表示していたからといってそう思わなければならないというわけでもありません。


さて、問題はビーズになった場合。
言うまでもなくビーズは小さいですから、原石の状態ではわかった石の様子が、小さく切り刻んだためにわからなくなることはしょっちゅうです。
そのためには、少々推理力を働かさなければなりません。

ガーデン・クォーツとファントムがビーズに磨かれたら。

がーでん1 ガーデン2

ファントム図 ガーデン2イラスト

それぞれ右の図は、左の図の一部分を丸く切り抜いたもの。
おそらくビーズの場合は、成長によって隣同士の結晶がくっつきあった塊状のものが削られているんだと思いますが、事情は同じ。
ガーデンでは、削られた場所によってほとんど内包物が入ってなかったり、逆にぎっしりだったりするものも出てきます。
ファントムの場合は矢印で示したファントムらしい層の様子がわかるビーズは、全体の中ではわずかのはず。ファントムの先端がうまく削られて、文字通りの「山入り」(ファントム水晶の別名)になっているのは、さらに少ないです。残りはなるほど、ガーデンと見分けが付けにくい。

こういう事情で「ガーデンとファントムは同じ?違う?見分けられない」ということになるわけです。

私ならば、このように判断します。
よっぽど特徴が表れているのでなければ、一粒単位でこれはガーデン、これはファントムと見分けるのは無理。
ですから、連売りの場合は連全体、ブレスレットの場合はブレスレット全体のビーズを見て、その中に

ビーズファントム

のような、ファントムであることを示す層状の内包物のビーズが混じっていたら、全体をファントムとみなします。
ファントムらしいビーズをガーデンの中に混ぜてごまかしているのでは……という疑いもあるかもしれませんが、そんなことしなくても削る場所によってファントムなのかガーデンなのかわからないビーズはたくさん出るでしょうから、わざわざほかのものに混ぜることはないでしょう。

そういえば、レッドファントムと呼ばれるものでは、すべてのビーズにファントムのとんがり部分が入っているブレスレットがあったりしますが、あれはものすごく贅沢に作っているというわけです……。たぶん。










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KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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