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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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ローズクォーツの混乱

混乱しています。

大混乱です。

先だってのIMAGE展で、「水晶なのに平らに割れてるんですよ~」と
nepal-rose
この石を見ていただいたところ、そのお店の人は、
「お、スターローズだね」
即答

え? スターローズ?

スターといえば、丸く磨いて初めてわかるものじゃなかったっけ?


いや、原石を加工する人は、スターが出る原石とわかっていて、スターがきちんと真ん中に出るように磨くのだから、原石の段階でも、これはスターが出そうだとわかるのかも。
事実、どこらへんにスターが出るか、磨く前にちょっとしたコツで分かるんだと聞いたことがあります。

私が見せたこの石を「スターローズ」と即答した、その理由は……色(ふんわり白濁した感じ)か、それとも。
マダガスカルのスターローズみたいに、透明度の高いものでもスターが出るのがあるし、不透明に近いのでも出たりする。色の様子でスターと判断できるだろうか。……となると。
~なんて、推理と疑問が頭を駆け巡り……。

「スターローズ(の原石)って、こんな感じに平らに割れるんですか?」
と私。この疑問に再び即答で
「そうだよ」
即答してくださった方は、ご自分で原石からルースを作る方なので、原石・ルース両方のお話を聞くことができます。
まさしく、両方を知っている強み。

ふむ。
おさらいがてら、スターについてまとめてみます。
「アステリズム」とも呼ばれるスターは、適当に出ているわけではなく、現れる場所が結晶の向きと密接にかかわっています。
スター・ローズクォーツはたいてい塊状で産出しますが、これをわかりやすく六角柱状にあてはめてみると、こんな感じ。

  すたーろーず・しくみ

つまり、水晶のスターは、六角形の結晶を輪切りにした面に出るということ。そのために丸玉では一つスターを見つけると、ちょうどその反対側にもスターが出ます。

では、どうして丸く磨くとスターが出て、水晶のスターは6条なのか。

スターと同じ仕組みのものにキャッツアイ効果があります。
ときどき名前の石と誤解されていますが、キャッツアイとは、石の名前ではなく、丸く磨くと猫の目のような一本の光の筋が表れる効果のこと。宝石ではクリソベリルという石のキャッツアイが有名なので、キャッツアイと言えばクリソベリルを指すことが多いです。
パワーストーンではガラスで作られた「人工キャッツアイ」などがおなじみです。

このキャッツアイ、石の中に針状または繊維状の内包物がぎっしり一方向に入っているものを丸く磨くことで、一番盛り上がった部分に光が反射して筋のように光ります
人工キャッツアイは、繊維状のガラスを束ねたような構造なので、繊維状の内包物と同じ効果を持ってます。

キャッツ仕組み

たとえて言うと、きれいな髪の人に見られる「天使の輪」みたいなものですね。
「天使の輪」……頭頂部で髪が光を反射してできる輪状のつやは、細くて滑らかな髪が一方向(下)へ流れ、頭の形で丸くなっているために、丸みのてっぺんで光を反射しているものです。

水晶の場合は、この針状の内包物が60度ずつずれて三方向に、まるで籠目模様のように内包されているので、ちょうどキャッツアイの光の筋が三本重なってスターになっているわけです。

スター仕組み3

どうして、律儀に60度ずれた籠目状になっているのか。
それは、水晶が六角形の結晶だから。
先ほどから針状の内包物と言っていますが、ローズクォーツは、微細なルチルの結晶によって色がついているという説があり、それが規則正しく並んでいるとスターローズになります。
ルチルと言っても、スターの仕組みとなっているものはよく見かける針状のルチルと違って、もっともっともっと細くてこまかい、顕微鏡サイズ。
水晶の結晶の隙間に入り込むくらい小さいのです。

そう……結晶の隙間。

水晶は二酸化ケイ素という成分が規則正しく組み合わさってできています。つまり二酸化ケイ素の隙間もまた規則的。
その隙間にルチルの細い細い結晶が入り込むと、自動的に規則正しく並んでしまうというわけ。
(想像ですが、スターになるローズクォーツとならないものでは、この細い細いルチルの大きさがわずかに違い、結晶の隙間にきれいに入り込めたか入り込めなかったかの違いではないでしょうか)

そして、このルチルの籠目は、水晶の輪切り面に平行、結晶の縦軸(c軸)に垂直にできています。
つまり、スターローズの原石は、ルチルの籠目が何層にも重なった状態になっていると考えられます。
例えばこんな感じ↓

すたーろーず・しくみ2

だから、普通は水晶は平らに割れたりしないけれど、このルチルの籠目の重なりによって、スターローズは平らに割れる(割れやすい)んじゃないだろうか。

つまり、一番上の写真の平らな面は、結晶の輪切り面の一部ということ……?
こう考えると、劈開がない(あるいは不完全)な水晶が、平らに割れることの説明がつくんですが、そうなると別の疑問がわらわらと……。

長くなりそうなので今日はここまで(まとめられるんだろうか……)。









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KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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