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ローズクォーツの混乱・2

続きです。

水晶らしからぬ平らな割れ方をしたローズクォーツを見てもらったところ、「スター・ローズだね」という答え。
何でもスター・ローズの原石は、平らに割れるんだとか。

なぜだ?

いろいろ調べて推理してみたところ、ローズにスターが出るのは、ローズクォーツの色の原因である微細なルチルの針状結晶が規則だたしく並んでいるから……その規則正しさは籠目状で、このルチルの籠目は結晶軸に対して垂直である。
……というのはこんな感じ?

すたーろーず・しくみ2

だから、平らに割れるんじゃないか。
割れた面は六角柱の水晶にあてはめると輪切り状態の割れ方ということになるのでは?
……と考えたんですが。

ここまではわかりやすく六角柱状にあてはめて考えてきましたが、実際のローズクォーツは塊状です。
……これを考えると、考えるほどにわからない。

えーと、今回は「わからないこと」をまとめますので、ご存知の方は教えてください、ぜひ!

まず。
水晶は地下の岩の隙間で成長します。
岩の隙間が、水晶の原料となる成分(二酸化ケイ素)が溶け込んだ熱水で満たされていて、この熱水が冷めたり圧力が下がることで、水晶の成分が溶け込んでいられなくなり、まず、岩の表面に小さな結晶ができて、この小さな結晶の表面にどんどん二酸化ケイ素が(規則正しく)くっついて、大きくなっていく……大雑把にいうとこれが水晶の成長の仕方です。
※詳しくはこちら

この成長の仕方だと、岩の隙間が狭かったり水晶がどんどん成長してぎっしりうまってしまったところでは結晶の形が見えなくなって、その部分を掘り出すと塊状になるけれど、隙間の中央部、まだ隙間(空間)が残る状態で、成長が止まる(温度が下がりすぎるとか、熱水が抜けてしまうとか)と、結晶の形が残った、いわゆる水晶らしい水晶になる。
そう考えられます。


では、ローズクォーツはどうだろう。
ローズクォーツと言えばほとんどが塊状で、結晶形のローズは、ご存じのとおりレア。
ローズが、岩の隙間をぎっちり埋め尽くすように結晶する性質があると言ったって、普通の水晶と同じ結晶の仕方をしてるなら、隙間を埋め残して、結晶の形をしているものが……それも普通の水晶のような大振りな結晶があってもいいはずです。
数少ない結晶形のローズクォーツは、スモーキー・クォーツの上にちょこちょこっとくっついていたりして、塊状ローズクォーツとは様子が違います。



それに、ローズクォーツにはルチルやクローライトのような内包物入りやファントム入りを見かけません。
ローズだけでなく、メタモルフォーゼスなども同じです。
それはなぜ?
ここらへんの疑問についてはこちら

こちらのサイトさんに、ローズクォーツの採掘風景の写真が出ているんですが、なんというか、岩がピンク!って感じでざっくざっく出るみたいです。

これだけ出るなら、埋め残しの結晶が出たっておかしくないのに、見かけないのですから、ローズ・クォーツは岩の隙間にぎっちり結晶してしまうのでしょう。

……で、このぎっちりの構造はいったいどうなっているのか。
それが疑問なんです。

ローズクォーツが、小さな結晶からどんどん大きくなって結果的に隙間ぎっしりになったとしたら、塊状でも、その構造というか、塊の中にかつての結晶が隠れているはずです。



すると塊の中には結晶軸があっち向きこっち向きにはいっているはず。

ローズなぞ

結晶は、小さいときはびっしりたくさんできて、それが大きくなる時に小さい結晶を呑み込むように大きな結晶にまとまっていくはずですから、実際は図よりももっと複雑でしょう。
スターローズが、六角柱状の結晶の輪切り方向に割れやすかったとしても、結晶軸があっち向きこっち向きだったら、割れる(割れやすい)方向もあちこちで、結果としてすっぱり平らには割れないんじゃないか。

それに、普通の水晶では、水晶がどんどん成長して水晶としての形が見えなくなっている部分と言うのは、意外に透明ではありません。



なのに、ローズクォーツやメタモルフォーゼスは、透明(半透明)のかけらも多いです。
これはどうしたことだろう。

それから、スターローズの丸玉やビーズは、律儀に一個につきスターが一組(結晶軸に従って両側に一つずつ)真ん中に入ります。見えないだけで実は結晶があっち向きこっち向きで集まって塊状になっているなら、丸玉一つにつきスターが2カ所以上出ることだってあり得るはず。

「スターローズ」として売られている石は、スターであることを確認し、ひょっとしたら真ん中にスターが来るよう、きっちりみがいているのだからそうかもしれないけど、スターと言っていないのにスターが出る石、タンブルやほかの形でもスターが出る場合もやはり一個につき一組。

これまで当たり前に見てきましたが、考えてみると不思議です。

いったい、ローズクォーツが埋め尽くした岩の隙間、ローズクォーツぎっしりのその中は、結晶軸がどんな具合になっているんだろう。

まさか、隙間全体が一個の大きな結晶だというなら……鉱脈全体のローズクォーツの結晶軸が一方向を向いているなら、丸玉やビーズなどで一個につき一組のスターを持つものが大量に作られるわけが説明できますが、だったら、その結晶の成長しはじめはどんな感じだったか。

ゼリーが固まるみたいに隙間全体がいっせいに結晶した……というのなら、水晶の成分を溶かしこんでいた熱水はいったいどこへ行ったのか。


わからない。


ここで思いついたのが「メタ」です。
パワーストーンのメタモルフォーゼスの「メタ」じゃなくて、メタモルフィック……変成作用のこと。
詳しくは以前に書いた雑記を読んでいただくとして、メタモルフォーゼスと呼ばれる、やはり隙間ぎっしりに結晶した塊状の石英で、中にはスターが出るものや平らに割れるものもある石が、メタ・クォーツ……変成作用を受けた水晶であると説明されていたのを見たことがあります。

その時は、今回スターの元となるルチルの籠目のせいでは?と推理した、平らに割れる(割れやすい)様子が、変成作用を受けたためにかつての結晶の面が平行に変形してしまったのだ……というような説明で(私がよく理解できてなかっただけかも)、変成作用を受けたら、水晶が水晶でなくなってしまうだろう……とか、結晶面が変形するくらい圧力がかかったら変形する前に割れてるだろうと、興味と疑問が相半ばしている状態で止まっていたんですが。

この「メタ」を引っ張り出すなら、隙間ぎっしりに結晶したローズやメタモルフォーゼスに対して変成作用……熱や圧力がかかることで、別の鉱物に変わってしまうことはないまでも、あっち向きこっち向きだった結晶軸が一方方向に前ならえに変わってしまった……なんてことがあったりしないだろうか。
そのときに、透明度が増したり、小さな隙間が埋まったりしたんじゃないか。

圧力や熱で結晶軸が一方方向に前ならえ……なんて現象が起こるものかどうかは、完全に想像でしかないですが、それくらい考えないと、不思議で仕方がないです。

どなたか、この不思議を解決する情報をお持ちの方、教えてください!








Comment

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No title

いつも楽しく拝見させて頂いております。

熱変成!この考えは思いもしませんでした・・・確かに熱変成を受けて、滑入溶岩の地熱により既存の造山鉱物が個熔体に⇒冷却に伴い結晶格子の再配列と言うプロセスで再結晶すると聞いた事が。
仕事上、紅石英の塊をかち割ることが何度かございましたが、小さな面では無く、非常に大きな「結晶剥離面」がよく出てきます。

微力ながら何かのご参考に。

Re: No title

> 仕事上、紅石英の塊をかち割ることが何度かございましたが、小さな面では無く、非常に大きな「結晶剥離面」がよく出てきます。

そうなんですか!
ローズクォーツでも平らに割れたりわれなかったりするんでしょうか。園芸店などで見かける大きなかち割りローズクォーツ(白濁)は、平らに割れているようすはないですものね。

石灰岩がマグマの接触変成作用で結晶質設計ガン(大理石)になるということですから、石英でも同じことが怒っていたりするのかもしれない……。

No title

またまたお邪魔いたします。

ローズクォーツでも平らに割れたりわれなかったりするんでしょうか<
ほぼ貝殻状断口ばかりですが、ごく稀に不明瞭へき開かな?と思うほどズレるように割れる事がございます。
もしくは結晶剥離面(成長境界面)であったりと。

気になってきたので、古い文献(標準原色図鑑全集6)を当たってみたところ、石英にも「平行線維状」のものと「不均一粒状」の2種があるらしいです。(だとすると結晶剥離面はなんなんだとなりますが・・・)

最後のは高温石英か鱗硅石が班晶として出ると聞いた事が・・

少し在庫の紅石英をあさってみたいと思います。お邪魔いたしました。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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