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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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これはドリームじゃない

マダガ・青緑

マダガスカル産の……「ブルー・クォーツ」と言われて買ったけど、どちらかというと、グリーンかも。

色合いとしてはやや緑がかったブルーグレーで、ブルーともグリーンともいえない微妙なラインなんですが、どうやらこの石、こちらこちらの、私が「抹茶ミルク」と呼ぶグリーン・クォーツの仲間らしいのです。


形も、色づき具合も似ているし、だったらこれもグリーン・クォーツの系譜に連なるのかも。

問題は、この色が何による色かということです。
水晶にはアメジストやスモーキー、シトリンのように、不純物として紛れ込んだ鉄イオンやアルミニウムイオンなどによって透明なまま色がついたものでグリーンというのはありません。(わずかに、ある種のアメシストを加熱すると緑になるものがあります)
つまり、(グリーン・アメジストとかプラシオライトと言われているもの以外で)透明なのにグリーンときたら、ガラスや合成を疑う必要が出てきます。
基本的にグリーンは、内包物による色。
代表的なのはクローライト(緑泥石)でしょうか。

しかし、マダガスカルの「抹茶ミルク色」水晶は、私が買った頃(2004年)はエピドート入り、アクチノライト入り、クローライトとカオリン入り……など諸説ありましたが、最近はもっぱらエピドート入りに統一された感じでした。

……が。

今回の石が、「抹茶ミルク」の仲間だとしたら、エピドートなんだろうか、本当に。

むしろ、クローライトと言われた方が納得できます。

マダガ・青緑3

「抹茶ミルク」の方の色合いは、確かにエピドートを思わせるんですが、あえて「色」を別にすると、違和感も見えてきます。

ところで、最近このマダガスカルの「抹茶ミルク」「ドリーム・クォーツ」と呼ばれているのを目にします。

う~む、ドリーム・クォーツと言われたのは、コロンビア産のじゃなかったか。(ハーキマー・ダイヤモンドはドリーム・クリスタル)
奇しくもコロンビア産のふんわり緑もエピドート入りと言われていますが、様子が異なります。

 

このようにもやもやしていたり、繊維状のものが食い込んでいた痕が残っていたり。
一部にエピドートが食い込み、よく見ると内部に細い針状のものが見えたり。



だけど、「抹茶ミルク」には、そういうもやもやも針状の内包物も見当たりません。
表面~表面近くが、まさしく粉の抹茶ミルクを混ぜたような、内包物の形状を感じさせない、きめ細かな色付きです。
今回の石も、色合いをのぞけば質感はそっくりです。

これでは、(「抹茶ミルク」も今回の石も)コロンビアのドリーム・クォーツと同じとは思えない。色合いを言葉にすれば、同じ
「パステルグリーン」でも、違う緑、違う印象の石です。
だったらこれは、ドリーム・クォーツとは言えないんじゃないか。

そして……内包物もエピドートではない、あるいはエピドートもあるかもしれないけれど、緑泥や、他のものと混じったり、エピドート自体が変成か何かを受けて、別の形態に変わっているのではないか。

そんな気がしてきました。


……最後に。
この石は両錐(DT)で半分は色付き、半分は透明度を残しています。

こんな感じで撮ると、ラピュタっぽい?

マダガ・青緑2



Comment

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No title

夜分失礼いたします。整然とした形と軟らかな色彩がとても美しい水晶ですね。
思うに緑のファントムが見られ無いのでしたら、両錐である・平行連晶による多錐面の発生・最後の写真中心にある阻害鉱物より下部が透明等から、晶洞内の分解粘土中で成長したのではないでしょうか?内包物は緑泥メインの分解粘土で結晶時は上下逆さまだったように思われます。

こちらの記事に書くのは差し出がましいかもしれませんが、以前、ローズクォーツの記事にお邪魔させて頂きました。
在庫を探して見たのですが、それとわかる標本が無く、新たに割ってみたところ結晶剥離面のある紅石英が出てきたのですが、画像啓示板の方に投稿させて頂いてもよろしいでしょうか?お返事お待ちしております。

Re: No title

ひげさん、ありがとうございます。

> 最後の写真中心にある阻害鉱物より下部が透明等から、晶洞内の分解粘土中で成長したのではないでしょうか?
えーと、つまり、この石は、緑色どろどろのお風呂に半分使った状態……比較的透明な熱水と、緑どろどろ粘土の境目あたりで大きくなった、ということでしょうか?

> こちらの記事に書くのは差し出がましいかもしれませんが、以前、ローズクォーツの記事にお邪魔させて頂きました。
> 在庫を探して見たのですが、それとわかる標本が無く、新たに割ってみたところ結晶剥離面のある紅石英が出てきたのですが、画像啓示板の方に投稿させて頂いてもよろしいでしょうか?お返事お待ちしております。

ぜひともお願いします!

No title

またまたお邪魔いたします。
鉱物採集時に晶洞内の分解粘土中に上記の様な形状(両錐・複雑な平行連晶・半分色が違う)という水晶を目にする事があり、特徴の類似からそうでは無いかな・・と。
球顆状アラレ石の成因から立てた仮説ですので、「そんな馬鹿な」と忘れて下さい・・・

画像掲示版にお邪魔させて頂きます、写真がお粗末ですが紅石英の謎をKUROさんが解いてくれる事を期待して。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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