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語源はなんだ?

ペリド

ペリドットです。
……おっと。先にペリドットで覚えてしまったので、つい、ペリドットと言ってしまうんですが、鉱物名はオリビン。和名は橄欖石(かんらんせき)です。

以前は結構見かける機会が少なくて、見かけてもアリゾナ産の岩の表面に緑のザラメをふりかけたようにくっついているものくらいだった……と記憶しているんですが、最近はパキスタンからけっこうまとまって産出しているようで、こうして結晶を手に入れることができました。

何とも鮮やかな若草色で、夜、薄暗くなっても美しく輝いて見えることから「イブニング・エメラルド」と呼ばれたそうです。

ところで、この石……名前の語源を調べていたら、頭がぐるぐるしてきました。

最初、調べていたのはトパーズです。
トパーズは、ギリシャ語の「topazos」(探究・探し求める)が語源だと覚えていたんですが、産地だった紅海の島が「topazos(現在のセント・ジョン島)」だった(霧に覆われて探しにくかったため)とか、サンスクリットで「火・熱の意味がある「tapas」……とか、はては、紅海の島が古代エチオピア語の「トパージン(探す)」と言ったことに由来するという話も出てきて、いったいどれだ!……とぐるぐる第一弾。

ところで、これはトパーズの語源の話なんですが、最初(17、18世紀頃)「トパーズ」と呼ばれていたのは、今のトパーズではなくてペリドットだった……という話が出てくるから話はややこしい。

調べていくと、「トパーズ」の産地であり、霧に包まれて見つけにくいことから「topazos」「トパージン」と呼ばれていたらしい現在のセント・ジョン島(地図で調べ中)では、ペリドットが採れていることがわかりました。

トパーズは、透明からシェリー酒色、ピンク、黄色、紫、青……と色合いが結構ありますが、緑……鮮やかな若草色はありません。
色合いが似ているならばともかく、どうしてペリドット(オリビン)と(今の)今のトパーズがすり替わってしまったんだろう。

……というか、ペリドットっていったいどんな意味?
ひょっとして探し求める……という意味のトパーズよりももっとこの石にピッタリの名前だったのでペリドットがペリドットになり、空いた名前がトパーズに着けられたのでは……?

そんな気がしたので、ペリドットの語源を調べることにしました。

まず調べたのは、「主要鉱物英名語源データベース」
とりあえず、一番お堅い感じのところで調べてみます。

曰く
◆フランス語のperidot(橄欖石)に由来し,これはアラビア語のfaridot(宝石)に語源を持つらしい。

……へ? ペリドット(peridot)の語源がperidotって、理由になってなくないですか?

あわてて検索しまくりです。

◆13世紀の中期英語の単語「ペリドート」が由来という説あり。「明るい点」や「明るいボタン」の意味。
◆フランス語で「不明な」という意味の「ペリトー」
◆古代フランス語の「peritot」
 (最初の「フランス語のperidotが……」というのは誤字で「peritot」だったのか?)
◆英国では、13世紀に“peridota”という名称が用いられていて、もっと後には“peridote”という名称も使われた
 (そういえば、私peritoteと覚えていた時期があった……)

中には
◆ギリシャ語のエピドート(epidote、緑簾石(りょくれんせき))が語源といわれる。
◆「エピドート」という石のギリシャ語源「epidotos」が転じたもの
というのも出てきましたが、エピドートの語源は
「菱形の底面の一辺が他方の辺よりも長いところから、ギリシア語のepidotos(増加)に由来する。」
とのこと。
しかし、エピドート(緑簾石)は単斜晶系、ペリドット(オリビン・橄欖石)は斜方晶系、つまり結晶の形は違うはずなので、結晶の形が由来となっているエピドートがペリドットの語源になったというのは無理があるような気がするんですが、エピドートの異綴語だとする説も結構あり。

◆ペリドットの語源はギリシャ語で『黄金石』を意味するペリドットから来ている
……これは、間違いかも。
 ギリシャ語で金色は「khrusos」。それを語源に持つのはクリソライトです。
 ペリドットはクリソライトとも呼ばれていた……とか、特に黄色っぽいものがクリソライトと呼ばれていたと言われています。
 ですから、ペリドットの語源が直接ギリシャ語の「金色」ではないはず。

ついでに
◆ペリドットはハワイのキラウェア火山の女神ペレの涙だといわれています
ハワイでもペリドットが産出し、それ(ハワイ産ペリドット)を「ペレの涙」と呼ぶのであって、ペリドット=ペレの涙ではないので、この書き方は紛らわしい。(涙型の火山弾:溶けたマグマが噴火の際に飛び散ったもの)を指すという説もあり)

……とまあ、語源と言っても「これだ!」とはっきりしているわけではないことだけはわかりました。

それに比べ、鉱物名のオリビンは「オリーブ」が語源。
なるほど緑、オリーブ色。
簡単でいいねえ!……と思っていたら、落とし穴。
オリビンの和名は橄欖石。

この「橄欖(かんらん)」というのがオリーブのことなんですが、実はここにも間違いが絡んでいました。

橄欖というのは、、ベトナム原産の果木で、実を食用にしたり、油を取ったり、薬用にもするほか、薬用にも用います。一見、オリーブに似ているんですが、全く別の植物です。
それを、実だけを見てオリーブと橄欖を同じものだと誤解し、幕末ごろにオリーブを「橄欖」と訳してしまったのがいまだに続いているとか……。

なんてややこしい!



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KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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