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ウラルでレムリアン

レムリアンシードと呼ばれる水晶があります。

「レムリアンシードとは?」と聞かれたら、私は「ブラジルのミナスジェライス、カブラル山脈で採れる、うっすらピンク、すっきり単晶の横筋付き水晶!」と答えます。
詳しくはこちらこちらをご覧いただくとして、レムリアンシードというのは、横筋がついてればレムリアンとか、ましてや店がレムリアンとして売っていたからレムリアンという代物ではなくて、こういう場所で採れた際立って美しい水晶だから、なるほどレムリア人の記憶(または魂)が宿っているのかもしれないと思わせた、イメージ的なものではあるけれど、一応筋の通った背景を持つ水晶なのです。

ところが……ブラジルのレムリアンシードに続いて、ロシアのウラル山脈で採れたという「ロシアン・レムリアン」が現れ、気が付いたらコロンビアやペルーやモザンビークなどいろんなレムリアンが続々登場しています。

すでに登場している産地から、新たなレムリアンが出ているケースもあります。
ブラジルではスモーキーやシトリン、ファントム入りなども出ました。
そして今回のネタ、ウラルからも。

私も最初は、ロシアンレムリアンと言われても違和感を覚えず、むしろ「すごい(パワーの)水晶なんだ」という説明にわくわくしていたクチですが、続々とレムリアンが出てきて、さらには「横筋がついてりゃレムリアン」のノリが蔓延してくるとさすがに納得できず、改めていろいろ調べて、「レムリアンは産地も重要だ」という見解に至っています。

考えてみると、一応筋の通った背景を持っているのはブラジルの(初期の)レムリアンだけ。
ロシアンレムリアン以降は、「レムリアンだから」で通ってしまっています。
ただし、ロシアンレムリアンは、「ウラルのブルーエンジェルで採れた」「これ以外はロシアンレムリアンじゃない」と産地を厳しく規定しています。
たしか、ブルー・エンジェルの隣(?)の鉱山で採れたものでもロシアンレムリアンを名乗るのを許さなかった……という出来事があったはずです。(その割にブルー・エンジェルがウラル山脈のどこかという情報はさっぱりでなかったんですが)

ここで、ロシアンレムリアンについてまとめてみます。
◇キャサリン・クラコリーチェ氏がリーディング。デイビット・ガイガー氏がプロデュース。
◇ウラル山脈のブルーエンジェルという場所で採れた
◇ブルーエンジェルで採れたものだけがロシアンレムリアン
◇2001年9月12日(かの9.11テロの翌日)にアメリカにもたらされた(入荷された)

このほかにも、「世界中に愛と平和のメッセージを送っている」とか、いろんな説明がありますが、今回必要なのは、ロシアンレムリアンが「産地限定」で「ここだけ!」と言い切っている水晶だということです。

アメリカには2001年、私が(国内で)見かけていたのは2003年~2004年ごろでしょうか。
かなり早い時期にすでに閉山したという話が出て、だんだん見かける機会が減りました。

……で、2009年ごろ、再びウラルからレムリアンの話が出てきました。
曰く、ウラル・レムリアン。ロシアンレムリアンロックの名前もありました。
ウラルレムリアン

出てきたのは、ご覧の通りの透明水晶のぶっかき状のかけら。

初期の情報をまとめてみると

●ロシアン・レムリアンの鉱山(現在は閉山)の数キロ先で見つかった
●産出量が少ないレアなクリスタル
●ポイントの外側(表面部分)を削り、内部のピュアな部分だけを取り出した
●販売元はキャサリン・クラコリーチェ氏、デイビット・ガイガー氏ではない
●そのために「ロシアン・レムリアン」とは呼べないので、「ウラル産レムリアン」

……でした。

これを見ていた私は、思いっきり「うさんくさい」と思いましたねえ……。
レアなクリスタルというなら、表面がどれだけきれいじゃなかろうと割ったものだけが出回る道理がありません。
ましてやレムリアンというなら「横筋付き」が特徴なのに、わざわざそれを見えないようにしてしまうのは変。
ポイントを割ったのなら、一部に結晶面が残っていてもいいのに、それが全く見られないのも変。
透明なかけらばかりということは、結晶ではなく塊(マッシブ)だった可能性が大。

ロシアンレムリアンが「隣でもダメ!」といっていたのだから、数キロ先でもダメでしょう。

……と思いながら、安いのを探してひとつ入手(2009年夏ごろ)し、買ったお店に産地を聞きました。
その産地は「Zhelannoye, Western Slopes of Pripolar Ural.」

この産地についての意見は、ちょっと待ってください。
とにかく、産地を見てげっそりし、すっかりほかの「勝手にレムリアン」の一種と片づけて、忘れていたんですが、つい先日これがまだ続いていたことを知りました。

ツイッター上でのやり取りで、「ロシレムアイス」という名称を聞いて、また、新しいレムリアン? それともロシレムのブルー・エンジェル(鉱山)再稼働?と検索してみると、出てきたのはまたもや透明ぶっかき水晶ではありませんか。

えええ? これ、ウラルレムリアンじゃないの?
とびっくりしたところで思い出しました。
そういえば、つい先日の横浜・癒してぃーずでロシアでレムリアンで、ぶっかき水晶買ったっけ。(←忘れすぎ)

これです。
ウラルアイス

ラベルはこれ。
ウラルアイス2

おもいっきり、ロシアンレムリアンて言ってるし。

一緒についてきた説明書は、クリスタルバイブルのジュディ・ホール氏による説明となっていました。
いちおう検索してみるとこちら(海外サイト)にジュディ・ホール氏の説明が出ていて、産地もZHELANNOYE, located on the western slopes of Subpolar Ural Mtsになってます。

これと最初の「ウラルレムリアン」を比べてみると、同じ。
つまりウラルレムリアンも「ロシアンレムリアンアイスクォーツ」も同じもの、少なくとも同じ産地だということです。

ありえなーい!

私はかつて、ロシアンレムリアンについて長々とツッコミをいれたことがあります。
詳細はリンク先をお読みいただくとして、この時ロシレムの産地についていろいろ調べました。

出てきた産地は、「Ushniy Southern Urals Russia」
当時はこれすら調べるのが大変だったのですが、ちょうど先ほどのジュディ・ホール氏のウラルレムリアンアイスクォーツの説明をのせていたページ(海外サイト)にブルー・エンジェルのロシアンレムリアンの説明も載っていて、産地がUshniy Quarry, Ushniy (Village), Chelyabinsk Oblast, So. Ural Mtn's, Russiaとなっていますから、間違ってはいないでしょう。

これが何を意味するかというと。
地図をご覧ください。



ブルーエンジェルのロシレムが Chelyabinsk Oblast, So. Ural Mtn's,つまり、南ウラルのチェリャビンスク州。
ロシレムアイスクォーツが Subpolar Ural Mts サブポーラーウラル。これはPripolar Uralsと同じ。
つまり、一方は南、一方は北なんです。

地図で言えば、下のピンク色で示したのがチェリャビンスク州。上の方のナロードナヤ山があるあたりがサブポーラーウラル。
ざくっと目算で1000キロ近く離れてそうな感じです。

それで、同じロシアンレムリアンを名乗るんかい!
かつて「隣でもロシレムを名乗るのは許さん!」と言ってたのに、それでいいんでしょうか。
ガイガー氏はご存じなんでしょうか。

私は(ブルーエンジェルの)ロシアンレムリアンの説明に納得してはいませんが、南と北ほど離れていながらロシレムを名乗るこのぶっかき水晶にはもっと納得できません。
名乗るなら、もっと別の名前を名乗れ。


あやしく思っていることはまだあります。
(ブルーエンジェルの)ロシアンレムリアンの産地であるUshniyはいくら検索しても地図上の位置が見つけられない(これは同じウラルの産地であるPuivaやDodoも同様ですが)んですが、一応、ZHELANNOYEを検索してみました。

すると。
ウラル山脈とは別のところがヒットしてくるんですけども……。
まあ、同じ地名が別にあってもおかしくないので、たまたまかもしれませんが。



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Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
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