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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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ハイ・プレッシャー

今日は、語呂合わせで「いい(11)(14)の日」ということで。
でん。

ハイプレッシャー

実際に大きめ水晶なので、大きい画像で。
……この石の場合は、なるべく大きくしないと、特徴がよく見えないという理由もあります。

産地はブラジル、ものはスモーキー。

大きさは、手と比較するとこれくらい。
ハイプレッシャー3

この石の最大の特徴であり、魅力である点は、アップにするとわかります。

ずずいのずい。
ハイプレッシャー2

お分かりいただけるでしょうか。
この縮緬皺のような複雑で細かい凹凸。

水晶の表面、特に側面(柱面)は、平行連晶でごつごつしていたり、他の鉱物の付着や触像の影響を受けていなければ、たいていは、横筋(成長線/条線)がついています。
横筋の凹凸具合はさまざまですが、横にまっすぐ。
よこ1 よこ3

結晶の縦軸に対して横に筋が付くのが水晶の特徴でもあるので、これで横ではなくて縦だったら、水晶ではないのでは?と判断する材料になりえます。

結晶が骸晶ぎみになってくると、まっすぐな横線も若干乱れを見せますが……
よこ2
それでも横は横。

今回の石のような縮緬皺は、水晶としては変な表情なのです。

溶けた……?
溶け水晶好きの見解としては、エッジの様子から見ても溶けていないように思います。

買ったお店の人は、これは高圧水晶で、普通の水晶よりも高圧の条件下で結晶したのでこうなった……と説明してくれましたが、私の頭の中は「?????」。

高温水晶というなら、わかります。

普通の水晶は、573度以下で結晶していますが、それより高い温度、573度~870度で結晶すると高温水晶になります。
高温水晶は、柱面が発達せず、錐面が上下にくっついたような、いわゆるそろばん玉型の形になると言われています。


高温型水晶(βクォーツ)に対して573度以下で結晶した普通の水晶を低温型(αクォーツ)と言います。
高温型水晶と低温型水晶では、結晶の構造がちょっと違います。
高温の環境下で結晶した高温型水晶も、その後まわりの温度が下がっていくと、結晶の形はそのままに、中の構造が低温型に変わります。

「高温型水晶」として私たちが見る水晶は、「形は高温型の時のまま、中の構造は低温型」というわけです。
……あ、形だけでは(元)高温型かどうかを判別できません。きれいにそろばん型のロシアのダルネゴルスク産の水晶は、結晶したのも低温低温型の中でも低めだとか)です。


で、高温型は573度~870度で結晶したものですが、それ以上の高温下だったらどうなるか。
クリストバライトなどのほかの鉱物になってしまうそうです。

最初私は、高圧だったら自動的に温度も上がってしまうんじゃないかと考え、そうなると水晶(石英)にはならないんじゃないかと考え「高圧で結晶した」という説明に「????」

その後、「翡翠(ジェダイド)は低温高圧でできたんだから、温度は水晶の範囲内で圧力が高い場合もあるんじゃないか」という意見を聞いて、なるほどとは思ったものの、調べてみると温度ではなく圧力が上がると、水晶(石英)ではなくコーサイトになってしまう……とか。

ということで、再び私の頭の上には「?」の行列が戻ってきたのでした。


以前こちらの水晶も高圧水晶では?と言われたのですが、よく見るとごちゃごちゃしているものの、水晶らしい横筋のパターンは見て取れます。


このときは、このごちゃごちゃ加減は、骸晶……つまりエレスチャルだからではないかと考え、一般的なエレスチャルと違って、表面が細かくごちゃごちゃしたタイプを「高圧で結晶したみたい」と呼んだのでは?……と推測したんですが、今回の石を見ると、それとも違うような。
骸晶は結晶しやすいところがどんどん成長するため、たとえば最初は横筋がはっきりした普通の水晶として結晶したものが途中から環境が変わって、結晶しやすいところ……つまり結晶の角の部分がどんどん成長し始めた。面と面の合わせ目以外にも横線の角の部分も結晶しやすいわけで、そういうところが特に成長した結果表面が凸凹ごちゃごちゃになった、というには無理がある様子です。

というわけで、どうして縮緬皺なのかわからないけれど、そのおかげで複雑に光を反射して、ふんわり光がにじむように見える……いい石。

この縮緬皺の秘密、ご存知の方はぜひ教えてください。









Comment

Secret

No title

温度と圧力は別々に動かせますよ。
そこらのガラス板の上に乗っても足裏のガラスの温度が上がることはありません。(圧力がかかったせいで割れる可能性はありますが)

結晶で高温と高圧がセットになっているのは、
二酸化ケイ素を水に溶かすときに、
高温(500度とか1000度)の液体の水が必要だからです。
高圧でなければ、水は蒸発して気体になってしまいます。


縮緬皺は・・・なんでしょうね。
二酸化ケイ素の相図をみると、600度ぐらいの高温型石英に加圧していくと低温型石英に変わるようですが。
(そこからさらに超高圧にするとコーサイトに)
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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