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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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ゾイサイトの迷宮

ピンクゾイサイト

タンザニア産のゾイサイトです。

ピンク色です。

ゾイサイトというと、ビーズなどではルビー・イン・ゾイサイトとしておなじみです。

この緑の部分がゾイサイト

青ゾイサイト
青(紫っぽい青のものには「タンザナイト」の宝石名が付いています。(タンザニア産のみをタンザナイトという説もあり)

普通にゾイサイトと呼ばれているのも、もちろんあります。
ピーモンタイト

ゾイサイトの成分の一部がマンガンに置き換わると、チューライト(桃簾石)と呼ばれます。
桃ゾイサイト

さて、ゾイサイト。
ゾイサイトにはクリノゾイサイトという同質異像……つまり成分は同じだけれど結晶の構造(結晶系:基本パターン)がちょっと違う兄弟石があります。

ゾイサイトは斜方晶系という結晶系であるのに対し、クリノゾイサイトは単斜晶系。
クリノ」とは「単斜晶系の」という意味があるそうで、和名はズバリ灰簾石。

これを知った時に、そういえばクリノヒューマイトは斜ヒューム石だし、クリノクロアは斜緑泥石。「クリノ」ってそういう意味だったのかー!……と思わずうれしくなりました。

長くなりそうなので、ここから箇条書きでまとめます。


◇ゾイサイトとクリノゾイサイトは同質異像の関係。

◇ゾイサイトにマンガンが加わったものがチューライト(桃簾石)

◇クリノゾイサイトのアルミニウムがマンガンに置換されたのがピーモンタイト(紅簾石)

◇ゾイサイトとクリノゾイサイトが同質異像であるように、チューライトとピーモンタイトも同質異像の関係。

◇クリノゾイサイトの成分(アルミニウム)の一部が鉄に置き換わるとエピドート。

……と、教えていただく機会がありました。

私、石好きではありますが、鉱物的側面は好きではあるけど基本がなっちゃいないので、結晶系や成分の話になると、目が泳ぎます。
アルミニウムがマンガンに変わって……えーと、えーとと唸りながら、理解のために図にしてみました。
ゾイサイトの迷宮1
化学式もくっつけてなるほど、この長ったらしい「暗号」のここがAlからMnに変わったのね、とやっていたら、あれ~?

図に書いたように、ピーモンタイトの化学式は検索すると出てきます。

ところが、チューライトの化学式が出てこない。
出てきても、ゾイサイトと同じもの。
同質異像なら、ピーモンタイトと同じ式が出てくるはずでは。

説明もピーモンタイトが
「緑簾石の Fe3+ が Mn3+ に置き換わったもの」
と出てくるのに、
チューライトは
「桃簾石はマンガンを含む灰簾石(Zoisite)の亜種名」

……なんだかピーモンタイトは区別されているのに、チューライトはゾイサイトとほぼ同一視されているように読めます。
もしかしてマンガンの量(?)に差があるのか?(だから紅と桃という違いだったり?)
いったいどういうこと?

……と言うのが疑問のその一

その二は、今回の説明は、ゾイサイトとクリノゾイサイトを中心に据えているので、ゾイサイトの単斜晶系バージョンがクリノゾイサイトで…クリノゾイサイトのアルミニウムが鉄に置き換わったのがエピドートで…と理解できていくわけですが、ちょっと引いてみると、これらは「エピドートグループ」

別のところではエピドートの鉄がアルミニウムに置き換わったのがゾイサイト(結晶系の違いには言及されてない)という説明になったりします。
そうなると、単に鉄がアルミニウムに変わっただけならそれはクリノゾイサイト、結晶系が違ったのがゾイサイトで……ということになり、ゾイサイト、クリノ(単斜晶系の)ゾイサイトという名前の関係がごちゃごちゃです。

どうしてグループ名にエピドートがでてくることになるんだろう?
一番たくさん採れるから?

これが第二の疑問

変なところであたまがぐるぐるしています。

他のグループで見てみると、聞いたこともないよなマイナーな石がグループ名になってたり。
コランダム(ルビーやサファイア)がヘマタイトグループと知ってビックリでした。

……あ、忘れるところでした。
写真のゾイサイトは、ラベルはチューライトではありませんでした。
なんでもマンガンによるものではないピンクだそうで……(by鉱物科学研究所)。
ただでさえチューライトは亜種なのか亜種って何なのかよくわからないのに、謎のピンク。
ゾイサイトって、地味に難しい。




Comment

Secret

No title

物の言い方ではないかと。
ピーモンタイトは
「緑簾石の Fe3+ が Mn3+ に置き換わったもの」といってもいいですし、
「単斜灰簾石の Al3+ が Mn3+ に置き換わったもの」とも言えるのでは。
鉱物のでき方はともかく、式の上では問題ないはずです。
個人的にはAl100%を基準にどの程度置き換わったかを言う方がすっきりしている気がします。
Mn0.3Al2.7 とか Mn0.5Fe0.5Al2 とか、いろいろ存在するようですし。

「亜種」というのは鉱物学用語ではなく、普通の日本語なので、極めて曖昧です。

エピドートグループというのは、書いてるとおり、エピドートがポピュラーで最初に出たものだからでは。
「エピドートとゾイサイトって、色からして全然違うと思ってたけど、化学式とか結晶したときの温度と圧力によって単斜晶か斜方晶かの2像があるのとか見たら、色がちょっと違うだけでむしろそっくり同類じゃん!」となったんではないかと。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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