INFORMATION
top-red

石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
写真を撮ったり、調べてみたり、日々、石を相手に奮闘しながら、
知れば知るほど、見れば見るほど深みにハマる石の世界へとご案内します。
石好きさんも、これから石好きさんになる方も、どうぞ覗いてみて下さい。

楽天ブログは更新を停止しています。 掲示板や記事へのコメント欄は開いておりますが、見落とす可能性が高いので、こちらにコメントいただくか、画像掲示板web拍手の一言メッセージ等をご利用ください。

石好きサイトを結ぶ近道リンク(別館サイト内) 


石の素材サイト         ブログの保存版別館サイト。 
  

画像掲示板です          どんどん増えてます!
  

ブレスなどハンドメイドのためのセカンド・ブログ



石好きが高じてブレスレットやワイヤーラップ・ペンダントを作ってお店に置いていただいてます。
パーフェクトストーンさん
 ※KUROのページはこちら
※当サイトの文章・画像等の無断使用・転載・直リンクは固くお断りいたします。
 使用される場合は、画像を改変せず、出典を明記、当ブログへリンクして下さい。

Phum dZi

Phum dZi

亀甲天珠とかボンジー(プンジー)と呼ばれる天珠です。

天珠と言われても違和感がありませんが、実はちょっと複雑です。
……というのも、この模様のルーツは、どうやらチベットではなくインド。
ミャンマーなどでもそっくりビーズが見つかるといいます。

パワーストーンとしての天珠ではなく、アンティークビーズとして天珠(dZi)を扱う店の説明などでは「チョンジー(Chung dZi )」とされていたりします。

現代作の天珠では九眼などと同じ技法で普通にこの模様が作られていたりするので、ピンとこなかったのですが、このビーズを手に入れてしみじみと眺めてみると、なるほど……と腑に落ちました。

まず、用語について整理します。
これらは、国内外の天珠サイトや台湾の天珠の本などを見ながら、個人的意見を交えつつまとめました。

天珠分類図

この図は、台湾の天珠の本に載っていたものを、自分なりにイラストや個人的意見を交えて書き直したもの。天珠の中のこういうものが至純天珠で……というより、まずチベットに伝わってきた&見つかる「天珠」というビーズを考えるにあたり、周辺国を見回すと、天珠とのつながりがうかがえるよく似たビーズがある。そういったものを天珠とのかかわりの強さで分けて、どこら辺までを天珠の親戚筋と見るべきか……と考えた図だと思った方がわかりやすいです。

まず、天珠らしい天珠。
天珠と言われて思い浮かべる、こういうの。
ピュア・ジー
台湾の天珠の本では、これを天珠の中の天珠と言いたいのか「至純天珠」としています。

現代作の白黒はっきり模様の天珠も「至純」と呼ばれますが、こういう天珠の研究者の本の呼び方にならったのでしょう。
この手の天珠は、カルセドニーをビーズの形に削りだし、まず全体を白くしてから模様の部分を塗り残すように(あるいはマスキングしたのかも)黒い色を塗っています。
本では白くする時と黒い部分を塗ってからと2度加熱色を焼き付けていると説明されています。

次に中天珠……これはchung dZiと呼ばれています。
天珠にとてもよく似ているけど、至純天珠とはちょっと毛色が違うもの。
良く見かけるのが、両端にもともとのカルセドニーの色を残し、真ん中あたりに白と黒でストライプ模様を描いた「線珠」と呼ばれるもの。
この線珠が中天珠の代表選手のように扱われるので、線珠=チョンジーと説明されていることが多いんですが、中天珠=チョンジーで、線珠以外も含みます。

そして天珠族……中天珠ほどには天珠に似てない、だけどかかわりがあると思われるもの。
たとえば、石に模様を焼き付けるという点では似通っている……あるいは天珠のルーツの一つではないかと思われるエッチドカーネチアン。
時代的には天珠よりあとらしい、ミャンマーのパムテック。
自然の瑪瑙を削り出したビーズたち。

こうしたビーズに比べると天珠に近い、天珠と天珠に似たその他ビーズとの中間種……が中天珠と考えるとわかりやすいかも。
ただし、エッチドカーネリアンが中天珠に含まれていたり、分類は流動的です。

今回のボンジーも中天珠だったり天珠族たっだりと説にばらつきがある様子。
しかし、至純天珠ではなくて中天珠か天珠族に分類されるという説明になるほどと思ったのは、まず、大きさ。

天珠は、小さいものもあるにはあるけれど、古い天珠でもそこそこの大きさがあるものが多いです。
逆に言うと、現代作の天珠のスタンダードが4センチほどと大きいのは、古い天珠によくある大きさをもとにしたから……と言った方がいいのかもしれません。

それに対して今回のボンジーは2センチちょっと。
他で見かけるのもたいてい小さいようです。

大きさの次には模様の技法。
先に至純天珠(天珠らしい天珠)は、まず石を白くして、それから黒い部分を塗った……と書きました。
このボンジーは違います。
ボンジー2
裏側が欠けていて、そこを見るとベースは黒でそこに白い模様の部分を焼きこんでいることがわかります。

カーネリアンに白い染料で模様を描いて焼きこんだエッチドカーネリアンと同じですが、模様の焼きこみ具合はこちらの方がしっかりしみ込み焼きこまれているようです。

こういう点で、なるほど至純天珠とは違う、中天珠と言われるのもうなづける……と思ったわけです。

天珠がどこから伝わり、どうやって生まれてきたのか……天珠らしい天珠だけを見ていたのではわからないことが、こういうビーズから見えて来るような気がします。










Comment

Secret

プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム