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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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シヴァの娘 (私信および追記)

左巻き3

先日の貝化石「NARMADA MADHYA PRADESH INDIA」との情報をいただいたので、さっそく地図。
「BENTUL産」説明もあるとのことでしたが、検索してもヒットなし、どうやら「BETUL」のようです。

地図検索する前に産地情報を眺めてみると「NARMADA」……ナルマダ。これは、かのナルマダ川ではあるまいか。たしか中央インドあたりを流れていたはずだし。
一応確認しましたがナルマダという州や都市はないようす。
……てことは、BETULは地名か。

いや~、グーグルマップなど、地図を調べるのに便利な時代になりました。
以前は結構大変だったのよー。

ナルマダ

やっぱりー。
何枚もの地図を重ねているので、若干のずれはあるかもしれませんが、BETUL(ベトゥル)はナルマダ川流域にあるようです。
ざっくり「ナルマダ川のあたりで採れます」というラベルか、もっと特定の地名ラベルか……という違い、またはある程度の範囲で採れるものの中で「ここ」という産地がはっきりしているものの違いのように思われます。

右巻き左巻きですが、私持っていた別のものも、友人のものも左ぞろいのようす。
つまりこの貝は左巻き主流というユニークな種類のようです。

左巻き2

さて、今回地図を作るためにナルマダ川を調べていて、「そういうことか!」という発見があったのでついでにおひとつ。

パワーストーン好きさんならば、ナルマダ川と聞いて思い出さないでしょうか。

この石を。
シバリンガム

シバリンガムといいます。

検索するとたいてい
◇ナルマダ川で採れる
◇シヴァ神を象徴する(シバリンガムとはシバ=シヴァ神 リンガム=男性器の意味)
◇シバ神を祀る寺院において御神体として崇拝される
◇ 肉体と精神、男性性と女性性、陰陽のバランスを整える

などと出てきますが、詳細はややばらついていて
◇ナルマダ川で、年に一度だけ、採取が許されている
◇大変貴重な石
◇ナルマダ川の川底から採取した石を加工したもの
◇この独特の形は川の流れにより自然に出来た形
一体どんな石かについても
◇クリプトクリスタリンクォーツというメノウ、玉髄、玄武岩、酸化鉄などで構成されてる珍しい堆積岩
◇クリストバル石と呼ばれる砂岩
◇ナルマダ川岸に堆積した砂岩
という感じ。

どんな石かについては、クリストバル石(クリストバライト)は砂岩ではないのでクリストバライト説は変だと思います。クリプトクリスタリンクォーツというのは「潜晶質石英」の意味つまり瑪瑙・玉髄のことになります。これらは堆積岩とは言わないので、これまた説明としては微妙(酸化鉄は、赤い色合いにかかわるので入っていても不思議ではない)。
砂岩というのが一番無難なようなきもしますが、けっこう緻密で磨くとつるつるしているので、ムーアカイトなど、ジャスパーと泥岩の判別が難しいのと同じような、砂岩とジャスパーのあいまい領域にある石ではないかと推測します。

今回「おお!」と思ったのはこの形の由来。

「自然にできた」「削って作った」という真っ向から反対の説明があります。
私としては、この石は同じような大きさのものがごろごろたくさんまとめて売られているのを見かけるので、天然の形のわけがないだろうと思っていました。
それに加えて最近は丸やラウンドカットのビーズやマッサージワンドに削られたりもしています。年に一度しか採取できない貴重な岩だったら、こんなことができるものか。
……ということで、たくさん取れそうな砂岩であり、人工の形だよなー……という、考えで落ち着いていたのです。

ただ、それならば逆にどうして「年に一度」とか「天然の形」とか「寺院のご神体」なんて説明が出てくるのか不思議ではありました。
それがこのたび解決!

こちらのサイト様を拝見したところ、ナルマダ川の水量は多く、激しく、川底に穴をうがち、その穴に巻き込まれた石は水の流れで丸く削られてしまうというのです。
つまり、ケブラ・リーザと同じでき方(埋もれたり落雷をうけたりはしていませんが)というわけ。

写真も載っていましたが、ラグビーボール型の、なるほどシバリンガム。

ナルマダ川はシヴァ神の汗から生まれたという女神の川。
そこに穿たれた深い穴、その中の自然にできたとは思えないような滑らかな……シヴァ神の象徴を思わせる形の石が見つかったのならば、古代インドの人々は、そこに神々の力を見たでしょう。
そして川底の穴の中から石を採りだそうとするならば、それはいつでもいいというわけではなくて水の少なくなる乾期。年に一度というのもうなづけます。

つまり、「天然の形」「年に一度採取される貴重な石」「寺院のご神体」というのは、川底の穴から採られたナルマダ川の天然川流れのシバリンガムのこと。
おそらく、いろんな形の中からシバリンガムらしいものが選ばれてその名前で呼ばれるのでしょう。(全部がラグビーボール型にはならないと思うので)
パワーストーンで売られているシバリンガムはそれを模して削って造られたものなのではないでしょうか。


Comment

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No title

昨日の今日で、素敵情報ありがとう!
ちなみに、BENTUL産ってのはラベルのまんまだから、ラベルがいい加減ってことだね。わーい。

ちなみに、今回のミネラルショー以外でゲットした方(元々持っていた)は、水晶率が高くて、貝自体も、ほぼ瑪瑙というよりも、水晶チックに変わってるタイプでしたー。

産地によって、ちょっとずつ表情も変わるだろうし、貝の埋まっている向き?とかで、結晶化するか、しないかもあるらしいね~
(千葉で採れる、方解石化した貝化石は、ある特定の方向を向いているものじゃないと、方解石化していないらしい・・・貝の口が地上に向かって上だったか、下だったか忘れてしまったけれど・・・水晶もそれがあるかどうかは不明)

Re: No title

こちらこそ、素敵なものをありがとう!

マディヤプラデッシュは、Madhya Pradeshで 「r」でいいみたい。
「l(エル)」表記のところも見かけましたが、以前インドをIhdiaじゃなくて「Indo」と表記してるのを見たので、誤記かな……と思いました。

どころでこの貝、淡水産か海水産どちらなんでしょうね。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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