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天珠の偽物って?

以前にも加工してあるのが前提の天珠の偽物って?……という雑記を書きましたが、それに似たお話です。

石もですけれど「偽物が多いと聞いて心配で」という話をちょくちょく聞きます。
天珠ももちろん「偽物が多いと聞いて心配で」。

石と天珠では心配のしどころがちょっと違います。
石なら、加工してあったら偽物!という人がいますが、加工してある(人工的に模様を焼き付けているのだから立派に加工)ことが前提の天珠にそれを言ったら、天珠=偽物になってしまいます。古いものを含めて。

古いものが本物と言ってもどれくらい古いのか基準がないし、歴史すら明らかではない。

メノウ(正確にはカルセドニーのはず)以外は偽物!→骨董的に古い天珠でも瑪瑙(カルセドニー)以外の石で作られたものがあるらしい。
最近は水晶で作った透明な天珠もあって人気らしいのに、こっちで「偽物!」と文句を言っているのを聞かない不思議。

透けるのは偽物!→パワーストーン以外のアンティークや骨董として売られているものには透けるのもある

……といった具合に例外だらけ。

本物が何かという基準が決まってないから、偽物もまた定められないのです。
これは大切なことです。

というのは、「偽物が多いと聞いて心配で」の多くで、本物はどういうものかを考える前に偽物を気にしているからです。
本物が何であるかわからずに先に偽物を気にしても、わかるはずないじゃないですか。

中には「樹脂やガラス製などが多いと聞いて」という人もいます。
これについてはあんまり心配する必要もないんじゃないかと思ってます。

なぜならば。

ガラス製は、似てません。
dzi-56.jpg
色が全然違うし。
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白黒でも模様がぐにゃぐにゃしてるし。そりゃそうですよね。トンボ玉の要領で模様を描いたらこうなります。
実は過去にヨーロッパの方で作られたガラス製天珠があるそうで、それはとても出来がいいんだそうですが、短期間で作られなくなったので逆にレアな存在なんだとか。(骨董的には高値だそうです)

dzi-1_20131110234205bd0.jpg
こういうのがガラスだ……ガラスに塗料で描いただけという話も聞きましたが、これを表面カットしたものを見たことがあって、それでも模様が消えずについていました。
ということは、上に書いただけでなくある程度染み込んでいる……ガラスでは無理なのでやっぱりカルセドニーでは……と思っています。
不安ならこういうタイプを避ければいいわけです。

樹脂製は、意外に石製天珠にそっくりで、フェイクとしては大健闘しています。
dzi-17_20131110234208c36.jpg dzi-16.jpg
でも、手触りまでは真似できていません。
樹脂の他に骨製もあるようですが、触れば石でないことは一発で分かります。

初心者だからわからなーい!……と、最初から逃げないで!
同じように透明だったとしてもガラスコップとプラスチックコップを触って分からないということはないでしょう。

いちおう見た目は似ているので、「偽物!」と思うかもしれませんが、実は私はここに疑問符をつけています。
……というのも、これは偽物として……石製じゃないのに石製の天珠だよ、と思わせるために作られたのでしょうか。
古い天珠は石製で、だから天珠は石で作られているものと考えられているけれど、そもそも天珠の多くはなぜ瑪瑙(正確にはカルセドニー)で作られたのか。

私はこのように考えます。(以下、KUROの大胆推理。注意。)

天珠は、突如チベットで生まれ、作られたものではない。
おそらく、エジプトやメソポタミアの方から「目(魔除けの目)」の文化や瑪瑙(縞瑪瑙)をお守りとする文化がもたらされ、それがインダス文明のエッチドカーネリアン(石に人工的に模様を描く)と一緒になって、チベット……それも西部、ひょっとしたらパキスタンやアフガニスタンのあたりで天珠が生まれたのではないか。

エッチドカーネリアンが赤に白い線の模様なのに、天珠が白黒なのは、白黒で目を際立させるため。

天珠に瑪瑙……瑪瑙と言われますが、瑪瑙とは、はっきりとした模様があるもの。下地に模様が入っていたらきれいに模様が描けないので、天珠に使われたのは模様がないカルセドニーのはず……が用いられたのは、現地で手に入り、模様を焼きこむことができ、かつ、耐久性のある硬さを備えていたからだと思います。
仮に水晶に模様が描けたならば、水晶が使われていたのかもしれません。(水晶には染料を染み込ませることができない)
カルセドニーが手に入らないところでは、何とか加工できる他の石が使われたでしょう。

加工するなら木でもよかったのでは?……私が天珠のふるさとと目したチベット西部、アフガニスタン・パキスタンの北部は、写真で見ると木が少ないようです。
あったとしても、すぐに擦り切れたりして壊れたり、模様が薄れてしまうようでは、魔除けの護符にはならないでしょう。
はっきりとした「目」がいつまでもくっきりと浮かび出て、魔をにらみつける。
薄れない模様が、消えないパワーを表したのではないかと想像します。

古代中国において、淡い半透明な色合いで磨くとしっとりとした艶を持つという外見の石が(鉱物としての種類に関係なく)「玉(ぎょく)」と呼ばれたように、天珠は鉱物としてのカルセドニー製であることに意味があるといより、丈夫で長持ちする模様……「消えない力を宿したもの」であることに意味があったのではないか。

天珠の第一の意味は模様にあり、その模様をはっきりと際立させ、いつまでもその力を保たせる(消えない)ための材料が選ばれた。
それが石の天珠だと思うのです。












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Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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