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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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シンセティック

合成水晶

合成水晶です。
中国産だそうです。
もちろん天然石好きではあるのですが、合成水晶というものも見て、さわっておきたくて買いました。

この細長い形は、天然水晶のレーザーワンドと同じではありません。
実は全く違います。

大雑把にいうと、ものすごく平べったいタビュラーを千切りにした一本です。
こちらの参考サイト様の図1(小さいですが)をじっくりご覧ください。
説明するのがややこしい上に、ヘタにまとめるとボロが出そうなのでやめときますが、合成水晶と天然水晶は全く違う形をしているということだけ覚えておいてください。

どうして合成水晶が作られるかというと、いろんな電気製品に水晶が使われているからです。
水晶には電圧をかけると規則正しく振動するという性質があり、その振動の数で正確に一秒を測ることができます……クォーツ時計と言いますが、そのクォーツはまさに「水晶」のこと。
「水晶振動子」などと言われます。(詳しくはこちら(参考サイト様)

ところが、水晶振動子にするには、傷や不純物があってはいけないし、ドフィーネ式やブラジル式の双晶であってはいけないらしいのです。
いろんなものに使うのでたくさん必要なのに、いちいち傷や不純物や双晶でないかどうかを調べていては手間もかかるしたくさん作れません。
そこで透明傷なし不純物なし、右水晶に統一された(国によって左水晶統一もあるとか)合成水晶が作られるようになりました。

つまり、合成水晶は水晶振動子を作るためにつくられたもの。この形もそのために考えられたものです。


ここでちょっと整理します。
天然石もしくはパワーストーンでは「本物? 偽物?」という心配が後を絶ちません。
水晶もその例にもれません。

実は天然水晶じゃなかった……というものには、この合成水晶と練り(溶練)水晶があって、まとめて「人工水晶」とよばれることがあるため、ごちゃごちゃにされています。

しかし、合成水晶と溶練水晶は、どちらも天然水晶を原料に作られていても全く違います。

合成水晶は天然水晶と同じように二酸化珪素という成分が規則正しく組み合わさって(結晶して)います。
ところが、溶練水晶は、水晶とは名ばかりで成分は二酸化珪素でも結晶していません。結晶していないのでガラスです。

水晶を丸く磨いて細い線を透かして見ると、ある部分で線が二重にだぶって見えますが、ガラスはどの方向から見てもだぶって見えません。ダブって見えるのを「複屈折」といいます。結晶しているために起こる現象です。
合成水晶は結晶しているので複屈折がありますが、溶練水晶はガラスなので二重にだぶって見えません。


ときどき「練り水晶は水晶を原料に作ったものだから水晶と同じですよ」という説明をする店がありますが、この「同じ」がどういう同じなのかを考えてみる必要があります。

おまじないとかそういう分野では「似たものは同じような力を持つ」という考え方があります。
たとえば「菖蒲湯」の菖蒲は「尚武」との語呂合わせだけでなく、とがったその形が刀に似ているから、よくないものを切り払う破邪の意味合いを持つもの。
菖蒲湯は、季節の境目(節句)は陰と陽が入りまじる不安定な時であるという考えのもと、破邪の菖蒲の湯に入って悪いものが寄り付かないようにするという意味があるとか。

パワーストーンも「おまじない」と言えばそうなので「水晶から作った水晶と同じように透明なものだから水晶と同じ力を持つ」と言えなくもないけれど、一方でパワーストーンは天然のもの……大地がはぐくんだものだからこそ力があると考えるなら、同じとは言えません。
もちろん、先述した性質も違うし、希少価値も異なる別物です。

だけど、チェリー・クォーツやゴールドサンドストーンみたいなガラスも、パワーストーンとしての説明がつけられてパワーストーン扱いされてます。

合成水晶はさらに厄介です。
天然のものではないという点では溶練水晶と同様です。
でも結晶しているという点では溶練水晶よりは天然水晶に近いともいえる。
さてどうするか。

パワーや意味に興味なしのシンプル思考の私としては、「合成は天然じゃないよね」ということでさっくり別物扱いです。
偽物ではなくて「別物」

以前、ある人が天然水晶と合成水晶のパワーの違いを「ピアノと電子ピアノの違い」だと例えていましたが、これはとても面白い表現だと思います。
どちらも美しい音色を奏でるもの……でも同じピアノでも音色やできることは異なる。
そういう点でも偽物というよりは「別物」……と考えてもいいのかもしれないですね。

それとは別に「この水晶はもしかして偽物じゃないか」……つまり、天然ではないのではないかという心配も多いです。

特に、「とても安かったんだけど/きれいじゃないんだけど偽物じゃないか」という質問を良く見かけますが、これはちょっと違うかなあ。

なぜなら、ガラスにしろ合成水晶にしろ、手間をかけて作るならきれいなものを作るはず。
特に合成水晶は天然水晶ではなかなか難しい透明傷なし不純物なし&双晶ではない水晶を大量に手に入れるために考え出されたもの。その作り方も透明傷なし(以下略)に特化しています。
逆に言うと、きれいじゃない水晶を作るには向いていないんです。
※品質チェックで不純物が入ってしまったものははねられますが、それも強い光を当ててやっと見つける程度のようです。

クラスターに偽物があるんだって!→ガラスではクラスターの形にならないし、ご覧のように合成水晶は形が違います。たまーに合成水晶を作る装置の隅っこに小さいクラスターができちゃうこともあるそうですが、珍しいので逆に「合成」と堂々明記で売られています。
わざとクラスターになるようなことをしたら、装置が使えなくなりそうなのでやらないでしょう。

ルチルクォーツに偽物があるんだって!→実はルチルじゃないものが入った天然水晶ならありますが、ガラス(溶練水晶)や合成水晶にあとからルチルやルチルのようなものを本物そっくりに入れるのも、作るときに同時に入れるのも無理でしょう。

合成水晶のつくり方はこちら(参考サイト様)、合成水晶を作る装置の写真はこちら(参考サイト様)

合成水晶は真ん中に種水晶の痕がうっすら出るようなので

これで丸玉を作ったら一発でばれそうだし、芯を入れずに丸玉にできるような大きな合成水晶を作ったら手間とコストがかかりまくりで、かなり高価なものになるでしょう。(ガラスなら簡単ですが、すぐばれる)


これは、本物? 偽物? パワーはあるの? ないの? どう違うの?……誰か教えてー……が、実は簡単な問題じゃないよということです。

私のシンプル思考は「別物」(以上終わり!)ですけども。

今回合成水晶について調べていたら、こちらのサイト様がいろいろわかりやすくまとめられていたのでお勧めです。

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Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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