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染め?

疑惑のルチル入り水晶をご紹介します。

繰り返しますが、「疑惑」の段階です。
ただし、私自身はかなり怪しいと思ってます。

some5.jpg

やや平べったい雫型に整形されたルチル入り水晶です。
赤くて細いルチルが内包されてます。

細いのにけっこうはっきりわかる赤であることを除けば、水晶部分がきれいに透明ではないので、さほど綺麗……とは思えません。

……で、これが、怪しい。

内包されているのがルチルであるのは間違いないと思われます。
拡大するとこんな感じ。

some4.jpg

ルチルらしい形状で、すっきりとした針状の様子もルチルの特徴そのままです。

しかし……色がおかしい。
ひょっとするとこれは染めではないか。

もちろん、赤いルチルはあります。
時々赤い角閃石がルチルと間違われていますが、赤く見えるルチルはあります。
 

これと比べてみると、赤ルチルの赤は、黄み系の赤。
疑惑の方は、青みを帯びた赤。
ルチルの特徴である金属光沢も鈍いように思われます。(上・右の写真のルチルの一部が白く写っているのは金属光沢で光を反射しているため)

さらに、この疑惑水晶にはルチルと一緒に赤い破片状のものが散っていてるんですが、それを拡大してみると……

some3_201404290008036e1.jpg

その色がルチル部分と同じ。
透明な破片状のものも見えます。

水晶の中で赤い破片状と言ったら、まずレピドクロサイトが思い浮かびますが、ルチルとレピドクロサイトが同時に内包されている例を見たことがありません。

さらに拡大。

some1.jpg

赤い破片状の鉱物ではなく、透明破片状の一部が赤くなっているようです。
レピドクロサイトではないことは確実。

some2_201404290008027f7.jpg

左下の丸の中をよくご覧ください。気泡が見えます。
……ということは、まわりの透明破片状のものは、水晶の中の隙間。空洞です。

その一部分、よく見ると縁の方に赤い色が入り込んでいて、それがルチルと同じ色。赤ルチルにしては若干不自然な色。
怪しいです。

でも、水晶の中のルチルが染められるのかどうか。

この場合は磨きであることがポイントだと思われます。
ルチル入り水晶を磨いたことで、ルチルの断面が水晶の表面に出てきます。
ルチルと水晶のわずかな隙間に染料を入れれば、染められるはず。

ルチル入りではありませんが、水晶を熱して、熱いうちに染料の中にどぼんと入れると、急激な温度差によって水晶にひびが入り、同時に染料を吸い込み、それによって水晶に色を付ける(全体的に色がついたように見える)という加工があるそうです。(たぶん、熱する温度や冷やすタイミングで割れてしまうものもあると思いますが)
一時期「ブルー・リキッド入り水晶」という青い液体が内包されたルースが出たことがあり、実はそれが熱して染料どぼんの水晶のきれいな部分をカットしたものだと教えてもらったことがあります。

加工している方は、お遊びで「こんなこともできるぞー」と作り天然とは言わずに「ファンシー・クォーツ」などの名前で売ったのに、買われてどんどん流れていくうちに説明が抜け落ちたりゆがんだりして「天然レア」になってしまったりするとか。

一瞬でひびが入り、染料を吸い込むので内部まで染料が入る例がある……それを考えると、この色づき具合も可能です。
水入りを指摘した写真の赤い部分を見ると、ルチルが赤い部分(空洞)を貫いているようですから、ルチルを伝って色が入り込むことも考えられます。

……ということで、この石の疑惑は染め。

ただし、この手の染めは、ルチル以外の余計なところまで染まってしまうので、こういうのがあるぞとわかっていたら、見分けるのはさほど困難ではないと思います。
えっ、染め? と警戒するほどでもないでしょう。


同じような理由でガーデンを染めたっぽいのも見かけたことがあります。
これも磨きで、磨いた石の外側(表面に近い方)が結構派手な赤。なのに内部のガーデンは白っぽい。
これも磨いたことで内包物と水晶の隙間が表面に現れてそこに染料を染み込ませたんじゃないかと思います。



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KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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