ウロコ・ガネーシュ
キラキラ・ガネーシュ第2弾!
今度は透明バージョンです。
先日の「ビッグ・グリーン」ガネーシュは、緑泥まぶしのために表面がざらざら、きらきらの入り交じりモザイク状態になっていましたが、今回の石は透明です。
透明なのに表面全体がウロコのような無数の結晶面に覆われています。
こんなガネーシュも見たことないぞ!……と買ったのが1年ほど前。
そのころに、ほんの一時期、「あ、これは兄弟石(あるいは親戚石)」と思える、似たテクスチャの石を見かけましたが、すぐに見なくなってしまいました。
「エレスチャル」「エッチング」などいろいろ説明が付けられているのを見ましたが……実物をじっくり眺め、カメラのレンズ越しにアップにし、なかなか撮れずに長時間にらみつけていた結果から申しますと、エッチング(触像)ではない。
実は「エッチング(触像)」と説明されていても、実はそうではない石がけっこうあります。
どこがどのようにと言われても、言葉にしにくいのですが、溶けた水晶マイブームでいろいろ見るだけは見てしまったので、実物を前にすれば、何となくわかるようになりました。
では、エレスチャルか?
……エレスチャルとも言いがたい。
これも、エレスチャルとはこういう石、という確たる規定はあるようでないので、誰が見てもエレスチャルとは言えないだろう……とまでは言えませんが、「複数の結晶をごちゃっとひとかたまりにしたような」と形容するエレスチャルとはちょっと違うような。
それよりはやや形にまとまりがある……エレスチャルというより、カテドラルより。
全面がほぼ結晶面で、母岩に接触していた痕がありません。
部分的には角閃石かなにか柔らかいものに成長を邪魔されたような形状を示し……その割に表面にはその痕跡がない……実に奇妙な形をしています。
この石最大の特徴であり、魅力である無数の結晶面を写すため、光を反射させると、反射していないところは黒く沈み、反射したところはまさしくウロコのようにきらめいて、細かなディティールをはじき飛ばします。
これは難物!
写真ではさほどキラキラしているようには見えませんが、キラキラさせると、全体の形が見えません。
たぶん、今後も写真にチャレンジします。