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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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"門の石”

zagi-gate.jpg

ザギ水晶です。
美味しそうなキャラメル色です。溶けたわけでもなさそうなのに、滑らかで丸っこい部分と、そこにちょこちょこくっついた水晶らしいとんがりの名残の対比が面白い。
たぶん内包物の角閃石系の何かが多すぎて、水晶らしい形に成長できなかったんじゃないか……と考えています。

この、内包物の色合いが魅力の水晶との最初の出会いは「ザギマウンテンクォーツ」名義でした。
聖地ザギで採れるとか言われるわりに、そのザギがどこだかわからなくて調べた結果、パワーストーン系以外の鉱物標本のラベルでザギを発見、その記述を頼りに見てみると、そこは意外に低い場所だったので、個人的に「マウンテン」とは呼ばないことにしました。

「ザギのみで採れる」みたいなことを言われるけれど、たいていの石はピンポイントでそこだけ、というのはまずありません。
ザギ水晶も広い範囲で見てみれば、ザギ山が位置するスレイマン山脈のエリアからは、似た雰囲気の角閃石入りやエピドート入りの水晶が出ています。
green-p50.jpg blue-p36.jpg
green-p58.jpg epid.jpg

ザギ水晶を扱っている業者さん(パキスタン人)から、ザギ山だけでなくてもうちょっと広い範囲が産地と聞いたこともあるし、ザギ水晶にそっくりでアフガニスタン産と言われた石を持っているので、ザギを含めて角閃石入り系の水晶を産出する山脈の名前で「スライマン・クォーツ」の方がいいんじゃないかと思っていました。

かの「ソロモン王」のことであるスライマン、かっこいいじゃないですか。

しかしながら、まだ引っかかっていることがあります。
それは、スライマン山脈からは、角閃石入りの魅力的な水晶が出るけど、やはりクエッタなど南部の水晶と比べると、ザギ水晶は、金色系や黒針系の内包物に特徴があるということ。
もうひとつ、「聖地ザギ」……それはいったい何の聖地か、ということ。
鉱物として見れば、聖地云々は関係ない話ですが、ザギ水晶という名前で呼ぶなら、自動的に聖地が……というお話がくっついてくるので、ある程度ははっきりさせておかないと、居心地が悪いのです。
私、石頭なので「聖地です」だけでは納得できません。

こういう場合、まずは情報整理。
とりあえず、調べた限りでは石の説明で何の聖地かについて言及しているところはないようです。(だから困るのよ!)
「ザギ・聖地」で調べてもヒット無し。
「パキスタンの聖地ザギマウンテン」……という記述もあるので、いちおう「パキスタン 聖地」で検索……なし。

つまりは、たとえばルルドとかメッカみたいな、石に興味がなくても知っている、その名前と聖地という言葉を聞いて、「うん、そうだね」というほどメジャーなポイントではないようです。

このあたりはかつてガンダーラと呼ばれたあたりなので、なにか遺跡があって、ゆえに「聖地」という形容になったのかと思って調べてみましたが、違うみたい。
そのうえ、最初は「ザギマウンテン」とか言っていたのに、いつの間にか「ザギ鉱山で採れた」とかいう説明も出てきているし。
山が聖地というならまだわかるけど、鉱山って……聖地に鉱山?
それに、ザギが鉱山の名前だとしたら、最初に「ザギマウンテン」の名前がつくだろうか。「ザギ・マイン」とかいうんじゃないか?

インドのサチャロカクォーツも最初は「サチャロカという僧院の周辺」だったのが「サチャロカ山脈で採れた(サチャロカという山脈はないと思う)」に変わっていたし、気を付けてないと石の出自を示す情報がしれっと変更されています。

ブレスレットの石を意味や効果で選ばないように、原石の場合も「聖地で採れた」とか「カルマが云々」いう説明は、私の中での優先順位は高くありません。
たとえば、ヒマラヤ水晶は、まず、その形や内包物が好き。
ただし「パワースポット」とか「パワーが強い」は優先順位は低いけど、あの大山脈ヒマラヤで採れたというイメージは大きい割合を占めています。
なぜならヒマラヤをあのような大山脈にした、その大地の力が、あの石を作り上げたと思うから。
ついでに、あれほど大地の力が現れているのだから「パワースポット」という言い方にもなるほどなあと思うわけです。

ただ、ヒマラヤは山脈です。
ザギ水晶が最初から「スライマン水晶」とか、ある程度の広さを持った産地の名前を持っていたら、それで納得していたかもしれませんが、あいにく「聖地」で「マウンテン(一つの山)」で最近は「鉱山」です。
ピンポイントで「ここ!」「ここであることに意味がある」……と強調する理由が気になります。

しかも、「聖地」というからには人がかかわります。
もともとが自然が作り出した場所(地形)だとしても、人がそこを「聖地」と言わなければ聖地にはならないのですから。

まあ、ローカルな聖地、日本でいえば町の観光パンフにちょこっと乗る「鎮守の神様」みたいな場所だという可能性もありますが、それにしたってあれほど「ザギ」「聖地」というんだから、それなりの理由というか、なるほどという「お話」が欲しいところです。

というわけで、前置きが長くなりましたが、KURO流ザギのお話さがし、はじまりはじまりィ~。

もう一度ザギの位置をおさらいです。
最初にザギを探したとき、パワーストーン系以外の鉱物標本のラベルでザギを見つけました。
曰く
「ペシャワールの近く。ワルサックダムの南東5.5キロ」
だそうで。

もう一つ、ザギ水晶を扱っているサイトさんで、「ここで掘りました」という写真とグーグルマップ上の位置を出しているところを発見。

……あれえ?
私が探した「ワルサックダム南東5.5キロ」と場所が違うぞ。

もう一度、詳しい地図をおこしてみます。

zagi3_20150811170433ab5.jpgzagi3_20150811170433ab5.jpg

画面真ん中やや左上の赤丸がワルサック(Warsak)ダム。そこから南東に5.5キロを見ると、5キロのあたりと5キロ過ぎのあたりにやや盛り上がったところがあります。
私がザギと目したのはここ。(候補地1と2)
標高を見ると400メートル以上、600メートル以下。東京の高尾山が599メートルなので、ここだとすると高尾山より低いです。

「ここで掘りました」のサイトさん情報を重ねたのが候補地3です。

候補3は、とにもかくにも実際石を仕入れているお店情報です。
……でも高い山のすそ野の一角という感じで「ザギ山」とか名前がつきそうにない「斜面」っぽい場所。
候補1と2は、低いけど、いちおう盛り上がっていて無理すれば「マウンテン」……と名前が付けられそうな感じ。

さらに調べていくと、こちらには、175メートルと書かれていました。
そうなると、地図には現れない「丘」な感じの場所かもしれませんが……ますます「マウンテン」とは呼べません。
いや、待て待てワルサックダム南東5.5キロあたりは、地図を見る限り、標高300メートルはある。そこで175メートルといったら、マウンテンどころか凹んでることにならないか? 標高じゃなくて地表から175メートルってこと?
(Zagi Mountain covers an area of approximately 3 x 5 km, with an elevation of approximately 175 m above its surroundings.)

「ワルサッダムの南東5.5キロ」以外の手掛かりがないか探してみます。
すると、「Zagi Mountain, Mulla Ghori, Khyber Agency, FATA, Pakistan」のラベルが出てきました。
ふむ。「 Mulla Ghori」。新しい地名登場ですが、ザギの標高は175メートルとしているのと同じページに「 Mulla Ghoriに位置していない(it is not situated in Mulla Ghori (FATA).)」と書かれているのでこれは手掛かりにならないっぽい。

もう一つは、同じ「標高175メートル」のページにある
「Zagi Mountain, Hameed Abad Kafoor Dheri, Peshawar, Khyber Pakhtunkhwa, Pakistan」

今度の地名は Hameed Abad Kafoor Dheri……ですが、検索しても調べられず、「Hameed」だけならばペシャワール(ペシャーワル)から100キロ近く東の地点……スライマン山脈からは遠ざかります。

やっぱり、パキスタンの地名を地図上で探すのはしんどい……。
ぶつくさ言いながらラベルをにらんでいたら、ふとある地名が目に留まりました。

Zagi Mountain, Mulla Ghori, Khyber Agency, FATA, Pakistan
Zagi Mountain, Hameed Abad Kafoor Dheri, Peshawar, Khyber Pakhtunkhwa, Pakistan

Khyber。カイバル
峠の名前です。

khyber-pass.jpg


ここから、事態は奇妙に動きます。
結論から言うと、結局「聖地」であることの明確な理由はわかりませんでした。でも、「ここ」と場所を限定する意味……というか、個人的に「ここだ」だという説明に「なるほど」納得できるイメージが固まったのです。

カイバルに目を止めた時、私はザギのラベル探しと同時に聖地について調べていました。「パキスタン、聖地」「ペシャワール、聖地」「ガンダーラ、聖地」と「○○(地名)、聖地」で検索を繰り返していたのです。
なので、ダメもとで「カイバル・聖地」でも検索しました。

すると……。
「アフガニスタンからパキスタンに抜けるカイバル峠という地名がヒッピーの間で聖地のように言われていた頃」
という一節がヒットしてきました。

思わず「げ」と呻きましたねー。

普通、聖地といったら、宗教的に有名な場所とか、誰か(宗教的に)有名な人ゆかりの地……と考えますよね。でもこれって……いわゆる「オタクの聖地・秋葉原」みたいなことなんじゃないの?
ヒッピーといえば、「伝統・制度などの既成の価値観に縛られた人間生活を否定することを信条とし、また、文明以前の野生生活への回帰を提唱する人々の総称。(Wikipedia)」。意味がいろいろ広がっていて詳しく言うとまとまらなくなるので 、ものすごくおおざっぱに言うと、ヒッピーというのは、ニューエイジムーブメントとつながり、それはパワーストーン……ブレスレットで「○○石はこういうパワーがあります」のパワーストーンじゃなくて、スーパーセブンとかレムリアンシードのような海外のヒーラーが注目して紹介されるようなクリスタルヒーリング系のパワーストーンにつながっています。

「オタクの聖地」系の「聖地」が、よくわからないままにそのまま紹介されて「聖地で採れた石」になってたりしないだろうな?
そんなことだったら、がっくりです。

思わず、カイバルの文字をにらみつつ、言葉を変えて検索を続けていくと……どうもヒッピーの聖地と言えばネパールのカトマンズ、インドのゴア、アフガニスタンのカブールの方が有名みたい。(ヒッピーの三大聖地)

1960年代から70年代にかけて、ヒッピーと呼ばれる若者たちは陸路、ヨーロッパからアジアやインドへ旅をしていました。
バックパッカーの先駆けとも言うべきこの旅の主なルートは、ロンドンやアムステルダム(アメリカからの場合は飛行機でルクセンブルク)から イスタンブール、テヘラン、ヘラート、カブール(カーブル)、ペシャワール(ペシャーワル)、ラホール、デリー、ベナレス(ワーラーナシー)を経てゴアやカトマンズを目指すもので、その旅はヒッピー・トレイル、ルートはヒッピー・ロードと呼ばれたりしていました。

おや……ヘラート、カブール、ペシャワール。これらの地名は覚えがあるぞ。
そう、ヒッピーロードは、かつてのシルクロードと重なっているのです。

hippie.jpg

それは不思議でもなんでもありません。
今のように飛行機旅は一般的ではなく、若者の一種の冒険旅なので、ヒッピーたちは、なるべく安く旅をするべく、鉄道や路線バスを乗り継ぎ、あるいはヒッチハイクでちまちま陸路をたどったのです。
となると、道があるところ、旅をするのに食事や宿、情報を得られるところをたどることになり、それは、険しい山を避け、人がいる町(オアシス)を結び、そういう自然の条件を選んで伸びていったシルクロードのルートと重なるわけです。

そして、カブール(カーブル)とペシャワール(ペシャーワル)の間に、カイバル峠があります。
khyber.jpg

カイバル峠について調べてみると、ここは古い歴史を持っていました。
かつて、アーリア人がインドに侵入した場所であり(紀元前1500年ごろ)、アレキサンダー大王がインドに侵攻(紀元前326~323年ごろ)する際に通った場所であり、玄奘三蔵が通ったところ(7世紀ごろ)。

地図を眺めてみると、ここ以外は標高4000メートル級の高所で、西からインドに入ろうとすると、ここを通るしかないという唯一のルートであることが見えてきます。

ここは、その昔アレキサンダー大王がインドに侵攻した際、西のヘレニズム文化と東の仏教が出会ってガンダーラ美術が生まれたように、自然によって隔てられた文化が出会う場所ではなかったでしょうか。

平地で接していたのならば、「こちらとあちら」の境はあいまいで、異なる文化が交わって生まれたものも「これは新しい」とはっきりわかるものにはならないでしょう。
「唯一ここだけ」というルートだからこそ、「こちらとあちら」がはっきり意識される場所になったのだと思います。

ザギ水晶が採れる場所とカイバル峠が近い……カイバル峠が、西と東(インド)を結ぶ一本道であり、文化の出会う場所であり、ヒッピーたちがここを通った。
そこにもう一つの情報が加わることで、私なりのザギのイメージが見えてきました。

その情報とは「シャーマン」

私は、ザギ水晶のように欧米のヒーラーが注目したことで日本でも紹介される石については、とりあえず海外サイトまでさかのぼってみることにしています。
国内では、不思議なくらい同じような説明文ばかりのうえ、これまでの経験上、いろんな情報がそぎ落とされている場合が多いからです。

とはいえ、英語は大の苦手なので、「調べる」より「眺める」になってしまうんですが。

さて、海外サイトでザギ水晶はどう紹介されているか。
これが不思議な結果でした。
最初に調べた時「Sacred Shaman Zagi Mountain 」とか「Shaman's Path,」とか、「Golden Shaman Zagi Mountain Quartz」「GARDEN SHAMANIC QUARTZ CRYSTAL」とか、「Shaman」という単語とセットでヒットしてくるものが多かったのです。
国内ではたいてい「ザギマウンテン」で、たまに「別名セイクリッドシャーマン」とか言われている程度。
説明文本文にもシャーマンの単語は見かけないような。

さて、シャーマンというとどういう人物を思い浮かべますか?
巫女さん? 祈祷師?
ここで意味するところをはっきりさせておきます。
「シャーマンとはトランス状態に入って超自然的存在(霊、神霊、精霊、死霊など)と交信する現象を起こすとされる職能・人物のこと(Wikipedia)」
そもそもはツングース族の呪術師の一種のことだったそうですが、今では全世界的に神がかりしてお告げを下すような立場の人を「シャーマン」と呼び、学術用語でもあるようです。

そして……ザギ以外にもシャーマンとセットで紹介されている石がいくつかあります。
水晶の錐面が軽く溶けて凹状の三角形が現れた「トライゴーニック」。ヒーラーの(故)ジェーン・アン・ドゥ氏はこの石について「持ち主をシャーマンの旅の入り口に導く」と言っています。
内包物の様子が風景のように見えるガーデンクォーツが「シャーマニック・ドリーム」と呼ばれていたりします。

これを説明するとむちゃくちゃ長くなるので、トライゴーニックについてはこちら、シャーマニックドリームについてはこちらをお読みいただくとして……私は、トライゴーニックやシャーマニックドリームについてまとめたことを踏まえて、パワーストーンにおける「シャーマン」というのは、石の模様や内部の様子に「この世でない世界(異世界)」をイメージして、持つ人とそれ(異世界)を結び付ける役目や力がある石のことであると考えました。

もしかして、ザギの場合は内包物のようすが異世界なのではなくて、採れた場所が「シャーマン(的)」なのではないか?
インド側から見れば、見知らぬ人(文化・時に侵略者)がやってくる場所。ヨーロッパ側から見れば、仏教などエキゾチックで見知らぬ文化の国に至る道。
カイバルという峠は、狭間を挟んで「ここから見散らぬものがやってくる」「この向こうに見知らぬ世界が広がっている」、二つの異なる世界が接する場所。

石におけるシャーマンの意味合いに合致しているとは言えないでしょうか?

もちろん、世界的・歴史的に見たら、こういう異なる文化が狭い範囲で接する場所は他にもあるでしょう。
でも、私はアーリア人の侵入やアレキサンダー大王の侵攻といった歴史的な出来事のほかに、ここをヒッピーたちがこぞって訪れたことになるほどと思いました。

最初は「げ」とか言っていましたが、何と言ってもヒッピーとパワーストーンは、その考え方に於いて奥底で確かにつながっているのです。

その考えとは。

最初ヒッピーとは何かについて引用した説明には
「伝統・制度などの既成の価値観に縛られた人間生活を否定することを信条とし」
とありました。
その後続くニューエイジ・ムーブメントも、簡単に言えば
「やがて来る新しい時代(21世紀)をより良いものにするには、今までの価値観や考え方ではだめだ、もっと別の新しい考えが必要だ。それで心を変えていかなければ」
というもの。
そしてその21世紀になってしまった今でも、パワーストーンの考えには、
「科学とか、これまでの考えとは違うところに何か(すごいことが)あるんじゃないか」
という意識があるように思われます。

ヒッピーの時代には、既製の価値観とはつまり、キリスト教的な考えや価値観。彼らが求めたのはそれ以外のもの。「現代社会」ではないもの。物質主義でなく精神主義、戦争ではなくて愛と平和と調和。
仏教の考えやインドやネパールは、彼らにとって新しくエキゾチックでその(欧米から見て)素朴な文化は「今まで(彼らの常識である欧米の文化)とは違う」と思えたことでしょう。

ニューエイジでも同じように、仏教やヨガ、あるいは麻薬……その幻覚の向こうに何か新しいものがあると考えたのでしょう……が注目され、クリスタルヒーリングでも、チャクラ、浄化(ネイティブアメリカンの儀式に由来する)やあるいはレムリアンやアトランティスといった伝説に至るまで「これまでとは違う何か新しいもの」が常に注目されています。

パワーストーンでも、ブームになって以来、風水やチャクラや誕生石やいろいろあれこれ考え方の系統もごちゃまぜですが、共通するところは「新しい」そして「科学など今までの考えとは違う(精神的な)もの」ではないでしょうか。

そういう「今まで知らない新しいところ(考え)に何かある」……ヨーロッパから見知らぬところを旅して、カイバル峠に立ち、ペシャワールへ伸びる細い道を見、はるかにインドを望むその風景を見た時、「この向こうに」と強く感じたはずです。

そういうことならば、「この場所の石」「ここだけ」という説明も、ある程度うなずけるんじゃないか。

いろいろ芋づる式に出てきた情報を頭の中でぐつぐつ煮詰めて、私はこんなことを考えました。

ザギは「門の石」

(どちらがどちらかではなく)外と内の境の石
インドとユーラシアの境の石
かつて異なる文化が出会った場所の石

厳密に言うと、石が掘られた(であろう)場所とカイバルとはやや離れていますが、それでも大きく見れば似た場所で、カイバルはその一本の道だけでなく、地元の人だけが通る細々とした道もカイバルと呼ばれることがあるそうですし、そもそも私個人はザギというピンポイントでしか採れない石とは見ていないので、この石をカイバルの石と見てみたいと思います。

最後に……「カイバル」が「門」という意味だったら素敵だなーと思っていたんですが、どうやらブライ語で「砦」「城」「宮殿」という意味の様子。

ペシャワール(ペシャーワル)も「高地の砦」みたいな意味だそうですから、やはり交通の要衝としてふさわしい名前で呼ばれていたのでしょう。

そういう意味では「門番の石」……というイメージもあるかもしれない。

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KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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