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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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ブルー・スポット

最近……ここ数年で見かけるようになった石です。
白い母岩に、青い斑点が浮かぶ色合いで、パキスタンのK2で見つかることから、「K2ブルージャスパー」の名前で見かけます。

k2-bluejasper.jpg

写真の石は、去年の池袋で買ったペンシル型のペンダントヘッド。できれば原石、時点でタンブルとかカボションが良かったんですが、見かけない&値段との兼ね合い出ペンダントヘッドに。
小さい割に青いスポットの数が多くてはっきり出ているので、石としてはこれでありかも。

さて、「K2ブルージャスパー」

真っ先にはっきりしておく必要があるのが、これはジャスパーではないということ。
不透明である程度硬くて磨くとつるつる、一見して種類がわからない……そんな石はざくっと「ジャスパー」と呼ばれてしまう困った事態になってます。

ジャスパーと言えば、不純物で不透明になった石英のミクロな粒つぶが集まった石。
例え成分が石英であろうと、でき方が違えばジャスパーじゃない。
……で、この石は何かというと、花崗岩。

白い石英と白い長石(曹長石と微斜長石)、黒い部分は雲母。長石と石英と雲母……なるほど花崗岩(グラナイト)です。
※花崗岩片麻岩という説もあり。

花崗岩がビーズなどになるとジャスパーと呼ばれるケースは他にもあるので、仕方ない……とは言いたくありませんが、ジャスパーじゃなくて花崗岩! と、さくっと訂正しておくとして、問題は青い部分。

拡大するとこんな感じ。

k2-bluejasper2.jpg

K2ブルージャスパー(K2 Buejasper)で検索すると、斑点の色が濃いもの、デニム……といいたい淡めのもの。
斑点の大きさもさまざまです。
形も白い部分との境界がくっきりしていて、鉱物の結晶と思わせる多角形に見えるもの、境目がややぼんやりしているもの、丸くなくて不定形もの。

私が買ったのは、色の濃さでは中くらい(ちょっと濃いめ)、はっきり具合はややぼやけ気味。
この青いのは何なのか。

「K2ブルージャスパー」で検索すると、青い部分にはアズライトが含まれている……という説明が出てきます。

念のために海外サイトでも検索。

すると……
この石は2013年ごろから世に出ていたようです。
最初は染めでは? という疑いもあったようす。

そして、やっぱり諸説さまざまでした。
……アズライトでは?
……いや、アズライトは花崗岩の中にはできない。研磨すると、青い部分はまわりの白い部分と同じ硬さだった。
   花崗岩の硬度は6~7くらい、アズライトは3.5~4だから、同じ硬さということはありえない。

なるほど。
書く際写真で見ると、青い部分は白い母岩の中にまったく別個の鉱物としてはまり込んでるのではなさそうです。
よく見ると、黒い雲母の部分が白い部分と青い部分を貫いでいます。

これでは染めが疑われたのも無理ないかも?
……まあ、人工的な染めではないけれど、花崗岩が(天然の状態で)アズライトがしみ込んで染まっているのだろうか?

しかし、花崗岩の地質ではアズライトができないというのも気になる。

他にも、
アフガナイトではないか?
青いアマゾナイト?
スコルツァライト( Scorzalite/鉄天藍石)ではないか?
ソーダライト
デュモルチェライト?(←繊維状の結晶が見えないから違うという反論)
……いや、微細な緑(マラカイト)が見られるからアズライト。

など……。

こちらの掲示板(海外)で、かなり議論されていて、ネットの自動翻訳で眺めて見たのですが、本物か、偽物か……から始まって、いろいろあれこれ検討された結果、アズライト(藍銅鉱)という結果に落ち着いたような……?

ともあれ、まれな環境でできた石であることは確実のようです。

新しくわかったのは、この石は、K2のふもと、バルトロ(Baltoro)氷河のあたりで採れるらしいこと、海外では「ジャスパー」ではなくて、ただ「K-2」とか「K2ブルー」の名前でもよばれているということ。

ジャスパーじゃないんだから、私もシンプルに「K2ブルー」と呼ぶことにします。(K-2では、山の名前と混ざってややこしいので)

Comment

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No title

また面白い石を手にしましたねぇ(笑)
原石も見てみたいですが、どんな感じなんですかね?
花崗岩って事は岩石だから、明確な結晶形じゃないんでしょうけど、原石での青い部分と白い部分の境目とかを見てみたい。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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