インターフェレンス・キャンドル
お久しぶりですロシア産。
今年の池袋も、ロシア産が豊作でありますよう……。
さてさて。写真の石は、ロシアはプリモーリエ産。
プリモーリエと言うのはロシアの沿海地方のこと。
個人的にへんてこ水晶のメッカと仰ぐダルネゴルスクもここにあります。
ダルネゴルスク産だけど、いまいちはっきりしないからプリモーリエ産になっているのか、ダルネゴルスク以外でも超個性的水晶が出るのか、詳しいことはわからないんですけど、私の中ではほぼダルネゴルスクと同一視されてます。
その石はといえば……えーと、先端に大きい錐面があり、柱面を「溶けた蝋のような」小結晶が覆っているんだから……キャンドル・クォーツというべき?
何だかピンぼけしてるように見えますが(実際してるかも)、石の表面が、ドゥルージーと言うよりもっともっと細かい粉のような結晶に覆われていて、まさしく「溶けたように」見えてます。
色合いは、グレーのような、ちょっぴり紫がかっているような微妙な色。
たぶん、こちらの石と、よく似たところで採れたんじゃないでしょうか。
それにしても、こういう粉ふきっぽい水晶は、あまりみかけません。
そのうえ、根本の方を見るとなにやら切れ目が……これは、インターフェレンス?
カルサイトか何か別の鉱物に成長を邪魔された、あれ?
キャンドルにインターフェレンスの組み合わせも、まず見かけないけれど、インターフェレンスという点は、ダルネゴルスクっぽい。
こんな変な水晶が出るという点もダルネゴルスクっぽい。
へんてこ水晶の産地、ダルネゴルスク。
ダルネゴルスクらしい水晶、お待ちしておりまする。