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ガーデン風

ヘッソナイト

カナダ産のガーネット(ヘッソナイト)です。
ガーネットは、成分によっていろいろ種類が分かれていまして、ヘッソナイトはグロッシュラーという種類のガーネットです。

グロッシュラーはガーネットの中でもカルシウムとアルミニウムを主成分とするガーネット。
その中でもマンガンと鉄を含んで黄色~シナモン色~赤オレンジ~赤褐色になった物がヘッソナイト(ヘソナイト)と呼ばれます。

もー、ガーネットというのは成分と種類の話をすると、むちゃくちゃにややこしい。
とりあえず……真剣に読むとごちゃごちゃなので、まずは眺めてみてください。

マグネシウムとアルミニウムを含むパイロープ(苦礬柘榴石)
鉄とアルミニウムを含むアルマンディン(鉄礬柘榴石)
マンガンとアルミニウムを含むスペサルティン(満礬柘榴石)
そして今回の主役である
カルシウムとアルミニウムを含むグロッシュラー(灰礬柘榴石)
カルシウムと鉄を含むアンドラダイト(灰鉄柘榴石)
カルシウムとクロムを含むウバロバイト(灰クロム柘榴石)

つまり……ごく大ざっぱに言うと、ガーネットという鉱物に共通の成分があって、そこにマグネシウムと鉄とカルシウムとマンガン(とクロム)というオプションがくっつき、その組み合わせが色々あるので、種類もいろいろ多彩になるわけです。

これに加えて
パイロープとアルマンディンの固溶体であるロードライト
パイロープとスペサルティンを主成分にさらに他にも混じっている、パイロープ・スペサルティン
グロッシュラーとアンドラダイトを主成分にさらに他にも混じっている、グランダイト
という中間種があります。

さらにさらに、ここで太字で表した種類の名前の下に、色や見かけなどで分けられた名前が続きます。
(グロッシュラーの中で黄色~シナモン~赤褐色の物がヘッソナイト。日本のレインボー・ガーネットはアンドラダイトで、アンドラダイトでも真っ黒なものはメナライト)

そして……先ほど「中間種」の名前を挙げましたが、このようにちゃんと名前が付いているものだけでなく、ガーネットというのはたいてい異なる種類のガーネットの成分を含んだ中間値を示すものが多い……つまり、きっちり分けられない、いろいろ混ざってるのがむちゃくちゃ多いのだそうです。

こうやって調べて書いているだけでもわけわからん状態なのに、そのうえいろいろ混ざられたのでは、お手上げ。

ガーネットはいろいろ種類があるぞ、名前が多いぞ、そのうえ混ざっているぞ……と覚えておきましょう。
(かなり大ざっぱで消極的理解)

あ、ガーネットがらみで「なんじゃこりゃ」とあきれた例を一つ。
「クリスタル・バイブル」で有名なジュディ・ホール氏の著書に「クリスタル百科事典」という大判の本があります。
いろんなクリスタル(結晶鉱物)を色別に分離してパワーストーン的効能を解説してるんですが、そのわけかたがかなりカオス

まず……「赤とオレンジ色のクリスタル」の中に「ガーネット」の項目があります。
ガーネットといったって黒もあれば緑もあるし……と思うんですが、ガーネットといえばイメージは赤。
まあ、いいでしょう……と好意的に見たくても「レッド・ガーネット」という項目がある。

そのうえ、同じ「赤とオレンジ色のクリスタル」の中に「グロッシュラー・ガーネット」や「ヘッソナイト・ガーネット」の項目が同列で出てくるのはいかがなものか。

さらに読み進めていくと……「オレンジ・グロッシュラー・ガーネット」「オレンジ・ヘッソナイト・ガーネット」……これは、どう理解すべき?

繰り返しますが、ガーネットの中でカルシウムとアルミニウムを含むのが>グロッシュラー(色は関係なし)。
グロッシュラーの中で鉄とマンガンによって黄色~シナモン~赤オレンジ~赤褐色になっているのがヘッソナイト。
なのに、オレンジ・グロッシュラーとは?
百歩譲って、もしかして鉄とマンガン以外でオレンジになってるグロッシュラー(そんなのあるのかな?)をオレンジ・グロッシュラーと区別しているのかもしれないとしたところで、オレンジ・ヘッソナイトは意味不明。ヘッソナイトはオレンジ色をしているからです。

他にも真っ黒ガーネットであるはずのメナライトが「赤とオレンジ色のクリスタル」に入ってるし。

こんな項目立てで、「400種を越えるクリスタル図鑑の決定版」とは、笑わせます。
パワーストーンの本だから……と笑って済ませるには、各石ごとに「結晶系」「化学組成」「モース硬度」などの
項目をくっつけているのが誤解を招きます。(しかもこの部分がかなりひどい)

言いたくないですが、この本で鉱物的なことを調べるのは、おすすめできません。
(こういう間違った認識の上で解説されたパワーストーン部分がどの程度信頼できるのかも不明ですが)


さて、話を戻して写真の石。
実はいろいろ混ざっているかもしれないぞ……のガーネットですが、カナダはケベック州のこの産地の物はたいていヘッソナイトとして紹介されているので、ヘッソナイトと言うことで。

母岩にころころくっついたヘッソナイトはオレンジと言うよりやや淡い、シナモン色。
大きさは1.5センチほどで、透明感もあります。
そばに草のように生えているのはダイオプサイト(透輝石)。

何だか、箱庭っぽい雰囲気のクラスターです。
何年か前の池袋ショーで買ったものですが、たしか3000円以下の超ラッキー・プライスでした。

そういえば、先だってのミネラル・フェアでアフガニスタン・パキスタンの鉱物を扱う店の人に聞きましたが、このようにいろいろな鉱物が一緒になった箱庭的標本を好むのは、日本人の特徴なんだそうです。
だから、これも意外に安かったのかなあ?

いろんな鉱物が一緒になっていると、産状もわかるし、一粒で二度、三度おいしくてお得だと思うんですけど。

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KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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