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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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プラチナ(ルチル)の色。

先日、某イベントにて
角閃石が内包されてうっすら青い水晶(原石)を手に取ったら、お店の人(外国人)に
「それ、プラチナ入り水晶」
といわれて、ひっくり返りそうになりました。

普通のシルバー・ルチルをプラチナ・ルチルと言われるくらいは想定内ですけど、繊維状のものが見えるか見えないかくらいのふんわり内包物で、しかもうっすらブルーのものが、どうやったらプラチナ。(しかも、プラチナ・ルチルではなくてプラチナ)

一緒にいた石好きさんと、思わず口をそろえて
「違いますよ。これはリーベッカイト入りです」

すると、お店の人は、今度はプラチナ・ルチル入り水晶のブレスを取り出し、
「これは? プラチナ入ってる? プラチナ入りと言われた」

……プラチナ・ルチル入り水晶を略してプラチナじゃなくて、本当にプラチナが入ってるかと聞いてるわけではないですよね……?
そんなことを考えつつ、
「これは、プラチナ・ルチルと呼ばれてますが、プラチナは入ってません。ルチルの一種です。(※)
ブロッカイトという、ルチルによく似た鉱物が関わっていて、ちょっと珍しい色合いなので、プラチナ・ルチルと呼ばれてます。
プラチナ入りじゃなくて、シルバーより珍しいから、プラチナ。商品名、トレードネームです」
2人してきっぱり言ったので、そのお店の人はすかさずメモしてました。

このショップは卸もするので、ショップの人も仕入をします。
でも、卸の人は必ずしも石の専門家(鑑別ができるとか、ヒーリングにくわしい)ではない。
鑑別に出したって「鑑別結果・プラチナ・ルチル」なんて結果はでないでしょう。鉱物名でも宝石名でもないんだし。
だから、大ざっぱにこういう石がこういう名前で売れてる……ということで、数ある石を区別する意味も兼ねて、「そんな感じの名前」で売ってしまう。
知らずに仕入れた人は、「店がこういう名前で売っていたから」とそのまま小売りしてしまう。
かくして石の名前は……(略)。

さて、ちょこっと前にプラチナ・ルチルはルチルの一種と言うところに(※)を付けました。
というのもプラチナ・ルチルはブロッカイト(ブルカイト)という鉱物名で呼ばれることもあるからです。
ブロッカイトは、ルチルのいわば兄弟石。
成分は同じだけれど、結晶の基本パターン(結晶系)がちょっと違うので、別の鉱物に分類されます。

じゃあ、これもルチルじゃないのに何でもルチルと言ってしまういい加減さの犠牲石か!
いや、ちょっとお待ちを。


プラチナ・ルチルのこのけばけばした細い部分はルチルなんです。

よく見ると、細い芯のようなものがあってそこからルチルがブラシの毛のように生えているように見えます。
どうやら、この「芯」がブロッカイトらしいのです。
上の写真のような「プラチナ・ルチル」全体がブロッカイトだと思ってしまうと、間違い。

ブロッカイトという鉱物のスタンダードな姿はこっち。
板-チタン

いわゆる、プラチナ・ルチルとは似ても似つきません。
ブロッカイトの和名は「板チタン石」。なるほど「板」な石なのです。

これらのことは知ってましたが、こうやって比べると、「プラチナ・ルチル(の芯)」と「板なブロッカイト」がどうやってもつながりません。
う~ん、と首をひねっていたところへ、この石。

イタチタン

ブロッカイト入り!

向かって右側あたりの内包物を見てください。
茶色くて四角いものが……根本から生えた薄っぺらな板状のものが、水晶の中に内包されているのが見えますか?
板状……ブロッカイトがブロッカイトらしく入ってます。
残りの部分もよく見ると、これも何となく板状で、その「板」がほぐれて繊維状に……ルチルになっているのがわかります。

ルチルとブロッカイトの違いは、結晶系ですが、その違いをもたらしたものは結晶したときの温度。
最初、低い温度でブロッカイトが結晶し、次第に温度が上がっていったために途中からルチルとして結晶したのだそうです。

温度。ならば、ルチルとブロッカイトがつながります。

ところで……一般的にプラチナ・ルチルと言われているルチル(見えている部分の大部分はルチル)の色は、黒っぽい銀色。
しかし、今回の石は……なんだか茶色い。

こちらは金……ではないけど、淡いクリーム色。(写真ではよく見えませんが、実物を見ると、ブロッカイトの表面が毛羽立っているように見えます)

産地で色が違うのか?

でも、ブラジルでも色は違うけれど「プラチナ・ルチル」にそっくりなのがあるし。



これが、黒っぽい銀色ルチルの色違いバージョンだとしたら……、これも「プラチナ・ルチル」と言えるだろうか。
言えないですよねえ……、プラチナルチルの条件、また考え直さないと。





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KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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