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石のパワーには全く鈍いKURO@管理人が、
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名前の中身を知っとこう

え~、突然ですが、問題です。

このピンク色の3粒のビーズ、一つだけ種類が違います。
それはどれでしょう?

ピーモンタイトシスト









はい、違うのはこれ。(矢印)
ピーモンタイトシスト2

矢印で示したのは、ロードナイト。
残り2つは何かというと……。

え~、買った名前は「ピーモンタイトシスト」でした。
ここで、「へ~、ピーモンタイトシストって石なんだ」と、この長い名前を「そういう石」としてひとまとめに覚えておしまいにすると、あとでこんがらります。

まず、この石を最初に見かけるようになったときの名前は「シリシャスシスト」でした。

これも長い名前ですが、実は「シスト」という言葉に聞き覚えがありました。
確か、岩石の一種を示す名前だったはずです。
「シスト 岩」などで検索すると、シスト(schist/片岩)と出てきます。
片岩というのは、岩石が地殻変動などで熱や圧力を加えられ、岩石を構成する鉱物が別の鉱物に変化したり、構造が変化したりした変成岩の一種。
英語のschistは、ギリシャ語のschistos(裂ける,割れるなどの意味)に由来し、つまりは、薄い破状に割れやすいのこと。意外にそのまんまな名前です。

最初に見かけた名前である「シリシャスシスト(siliceous schist)」は珪質片岩という意味。
呼んで字のごとく、珪酸(シリカ)……簡単に言えば石英質の成分を含む片岩ということです。

ですから、こういう濃いピンクの石であるとは限らない。
名前としてはかなり大ざっぱで、いろんな岩がある中で、特にきれいなものがあったのでビーズにしたのでしょう。

で、このおおさっぱさを嫌ったのか、「ローズシリシャスシスト」という名前も出てきました。
これは正式名というより、ずばり「見た目薔薇色の珪質片岩」
色の形容がつきました。

では、「ピーモンタイトシスト」は?
先ほど、シリシャスシストというのは、大ざっぱな名前なので、色名をかぶせて「ローズシリシャスシスト」なんだろうと言いましたが、ピーモンタイトシストも似たようなものです。
ただし、こっちは色名ではなくて、特徴的に含まれる鉱物の名前。
片岩は、非常に種類が多いので、特徴的に含まれる鉱物の名前をかぶせて呼ばれる場合が多いのだそうです。

つまり、ピーモンタイトをたくさん含むシストということ。

だったら、ピーモンタイトって何だろう?
ピーモンタイトは和名で言うと「紅簾石」
エピドート(緑簾石)の仲間で、エピドートの成分の中の鉄がマンガンに置き換わって濃いピンク色になった鉱物です。
ロードナイトと色が似ているのも道理。どちらの石もピンク色の原因がマンガンです。

もう一度改めて。
ピーモンタイトシストとは、
ピーモンタイト(紅簾石)というピンクの鉱物を特徴的に含むシスト(片岩)。

ところによってはシリシャスシスト(ピーモンタイト)の表記で売っているところがありますが、これはちょっと……。
……というのも、これでは、シリシャスシスト(岩石)とピーモンタイト(単独の鉱物)がイコールになってしまいます。
でも、このビーズは単独の鉱物だけじゃない。まざってます。


さて、思わず問題にしてしまったほど似ているロードナイトとピーモンタイト・シスト。
比べるとちょっぴり違います。

ピーモンタイト・シストはマーブルっぽい縞模様がうっすら見えます。
不透明なピンクと、何となく透明な部分が混じる感じ。
ピーモンタイトシスト4

ロードナイトにはそれがありません。
ピーモンタイトシスト3
このロードナイトは、色がきれいなものを買ったのでピーモンタイト・シストにそっくりな色味でしたが、黒い筋のような部分が混じったり、グレーっぽいピンクのものも多いです。

手ざわりも、ピーモンタイト・シストの方がなめらかで硬い感じ、ロードナイトは柔らかい(硬度が低い)感じが手ざわりからもわかります。

ところが……この「うっすらマーブル縞模様」の石が「ロードナイト」として売られているのを見たんですけど……。
手ざわりも、ロードナイトじゃないっぽいけれど、表示は「ロードナイト」。

もしかして、間違ってる……?


Comment

Secret

No title

シリシャスシスト 
安価だけれどなんのこっちゃ?というビーズだったので
私も調べました。
http://www.geol.sci.hiroshima-u.ac.jp/~geotect/stonemuseum/Classification-j.html
なんだ、変成岩の一種じゃん!こんなのにも値段がつくのね~・・・とビーズの新世界に驚かされました。
ほんとロードナイトにクリソツですよね。
でも、販売者にとっても難物なのかな
気をつけようっと

Re: No title

あ、そのサイト私も見ました~。

ロードナイトとピーモンタイト・シスト、似てるのは似てますけど、ロードナイトはグレーっぽくなりがちだし、
ピーモンタイト・シストはロードナイトより色が濃くなる傾向があるような。

調べてませんが、ロードナイトより硬くて丈夫そうなので、ビーズでは使いやすいかも。

No title

いつもお世話になっております。最初は埼玉県で発見されたようで、加工用の原料が南アフリカで新たに見つかり商品化となりました。この石は、宝石鑑別でもいろいろ問題となりましたが、最終的に宝石名『ピーモンタイト クォーツ シスト』に落ち着きました。Rinoでも先行して流通名をローズシリシャスシストとして販売しています。大きな問題は、海外の卸元がロードナイトで販売しているためインドや日本の輸入卸元が鑑別しないままロードナイトで販売している点です。この部分は、一般に公開して正してゆきたいと思います。ご協力お願いいたします。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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