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続・石にダイレクト

以前、「鑑別」に思うと言う記事を書いたことがあります。

高額な石や見分けの難しい石、初心者でわからない(不安な)場合は、鑑別書を付けている店で買いましょう……という意見についての個人的意見を書いたものです。

はっきり言ってしまえばこの意見には真っ向から反対……とは言わないけれど、賛成もいたしかねます。その理由は
(1)鑑別書を付けている店は少なく、選択の幅が狭まる。
(2)鑑別も絶対ではなく、結果にばらつきがある場合もある。
※同じ石なのに微妙に違う鑑別結果が出ていたこともあるし、鑑別結果の精度が問題になった機関もある。
(3)鑑別ではパワーストーンとしての判断はできない。※たとえば、「鑑別結果:レムリアンシード」はあり得ない
(4)パワーストーンの場合はビーズの判断が問題になるが、鑑別書が付いていても、厳密には鑑別したそのひと粒についての結果で、石にはばらつきがある。(厳密すぎてもややこしくなる場合もある)
(5)見る側が鑑別について知らないので、結果が出ても誤解する場合がある
……ということで、
「鑑別」が出した答えと、私たちの疑問がぴったり対応するかどうかについての判断は必要。……鑑別書が付いていれば、安心OKという単純な話ではないと考えたからです。

この記事から1年ちかくが経ち、新たな事例を見かけてしまいました。

「鑑別に思う」を書いたときは、「石がわからない(判別できない)、だから鑑別書」でしたが、今度は「この鑑別書は信頼できるのでしょうか」というものです。
もう少しくわしく言うと、高額な石(ブレス)を買おうと思うが、その店(ネットショップ)が付けている鑑別書は信頼できるか……?という質問です。

この手の質問を2つ3つ見かけたので、「この鑑別書は大丈夫?」という疑問を持つ人がそこそこ増えてきているのだと思われます。

しかし……私はこの疑問に疑問。いくつか引っかかってみたいことがあります。
(以下、パワーストーン・天然石レベルの話とします)

●ぞの1:「この鑑別書、大丈夫?」
     それは聞いてわかること?


まず……高額な石だから、万が一にも偽物であっては困る、心配だという気持ちはわかります。
でも、「この鑑別書は信頼できますか?」とネットで質問して、それでこの問題は解決するのでしょうか?
「信頼できますよ」または「信頼できない」という答えが返ってきたとして、その答えが鑑別書の信頼度を判断する決め手になり得るかどうか、どうやって判断するのでしょう。
もしかしたら、混乱させてやれ……と、いたずら心を抱いた人が、いい加減な書き込みをしたのかもしれないではないですか。

「本物でしょうか?」「信用できますか?」
……という質問は、いったい何を心配しているのでしょうか。

ケース1:鑑別書自体がでっちあげ
実在しない鑑別機関を騙って、鑑別書っぽいものを付けてあるのでは?
……というなら、写真にある鑑別機関の名前で検索してみては。  ちゃんとした機関なら、公式のホームページがあり、実績などどんな活動をしているか、書かれているでしょう。大手(有名どころ)とそうでないところはありますが、存在自体は確かめられます。
 鑑別機関まででっち上げても、メリットは薄いいんじゃないでしょうか。

ケース2:鑑別機関は実在するけど、鑑別内容がでたらめ
こうなると、デタラメ度が問題です。
世の中には素人だけどある程度わかる人はいるし、あるいは本職の鑑別士もネットを見てるでしょうから、簡単にばれるくらいいい加減な鑑別をしていたら、あの鑑別機関はインチキだという噂が立ち、やってられなくなるでしょう。
実績ある鑑別機関ですら、甘い鑑別をしたために廃業した例があります。

逆に、画像ではわからないようなデタラメ、微妙な判断の違いだったら、「○○ショップの××石の鑑別書は信頼できますか?」とネットで聞いたところで、わかるでしょうか?

ケース3:巧妙な差し替え
……こればかりは、ないとは言えない怖い例。
正式な鑑別書には、写真がつきます。同時に重さや大きさなども記されて、鑑別した石が特定できるようになっています。
……が、透明な丸玉などは同じような大きさだったら、ぱっと見ではわかりません。
少々極端に言いますと、直径5センチの天然透明傷無しの水晶玉があり、それで鑑別書を取って、その鑑別書を同じ大きさの透明ガラス玉につけて、「水晶玉、鑑別所付き!」……で売ってしまう。
※可能性があるというだけで、、実例ががたくさんあるということではありません。
 むやみに警戒なさらぬように……。

これは、ネット上の画像ではわかりません。もしあったとしたら、危険と言えば危険です。

……が、「だから心配なんだ!」と思う前にちょっと待った。
この場合、鑑別機関は正しい鑑別をして、正式に鑑別書を発行しているはずなので、鑑別書は本物です。
それを別の石に付けてごまかした……それをやるのは、ショップです。
この場合、「鑑別書、信用できますか?」……という質問は妥当でしょうか。
見極めるべきは鑑別書ではなくてショップでしょう。


ごまかされた鑑別機関も被害者です。ばれたら、怒るでしょう。裁判沙汰にもなるかもしれません。そんな危険なマネをしそうな店かどうか。
そんな危険を冒してまで売りたい品物かどうか。
「え、そんなことがあるの? もしかして」の前に、冷静に考えてみてください。
ばれたら、お客のみならず鑑別機関も敵に回すことになるわけで、無事には済みません。なるだけばれないように……といっても、ちょっとやそっとでは見分けが付かないものをそろえる手間もバカにならないと思うし、ばれたら被害大だから、やるなら気合いを入れてごまかすと思うので「大丈夫?」とネットで聞いて済む問題ではないでしょう。

そして。

●その2:鑑別書は「万能お墨付き」ではない

これ、「信頼できるお店ありますか?」と同じで、「信頼できる店」で買えば万事OK、「鑑別書付きなら、安心」と思われてることが多いんじゃないでしょうか。

残念ながら、さにあらず。

鑑別機関もショップも「嘘」は言っていない。差し替えたりもしていない。
でも、「じゃあ、大丈夫~」と飛びつくのはちょっと待て。
そんな例は多いのです。

「この鑑別書、大丈夫?」の質問でこんな例がありました。

「超高級AAAAAAグレード、強力パワー、自慢できる一品! 激レア黒針入り水晶」
「金運、仕事運、大幅アップ!」「効果を高める祈願済み」(一言一句この通りではありません)
など、もう、笑うしかないような、うさんくさいパワーストーン宣伝の王道を行くような宣伝文句が羅列されたブレスレットで、「なんと、宝石鑑別書付き」の宣伝文句。

ものは、「黒針入り水晶」のブレスレットです。
見ればなるほど鑑別書が付いています。
発行元を検索してみると、大手ではないようですが、一応、公式ページを持つ鑑別機関。

で、肝心の鑑別結果は……「クォーツ」

……この状態で、「この鑑別書は信頼できるか(本物か)」という質問だったのですが。

本物か、というなら、発行元の鑑別機関は実在しているようでから、架空の機関の鑑別書をでっち上げているわけではないでしょう。
黒い針状の内包物入りということは、ガラスで作ったフェイクではあり得ない。
水晶ではない、別の石……なら、そっちの方が遙かにレアですから、宣伝しないわけがない。よって、逆説的に「水晶(クォーツ)」という結果は、間違いではなさそうです。

鑑別機関は一応実在し、結果も正しいようだ……つまり、この鑑別書は、一応は正しい内容の、正規のものだろう……と言えます。

じゃあ、これは、激レア高グレードのすごい黒針入り水晶なんだ!
……ちょっと待って下さい。

この鑑別書は、「この石の透明な部分は水晶です。それを証明します。以上」と言っているだけです。

それだけなんです。


宝石の鑑別機関が発行したから、名前は「宝石鑑別書」だけれど、このブレスが「激レア」の「超高級AAAAAAグレード」で、ショップが付けた値段通りの価値があるとはひとことも言ってないし、保証もしてません。

「透明な部分はクォーツ」つまり黒針入り水晶ブレスの「水晶ブレス」以外の宣伝文句は、ショップが勝手に言っていること。宣伝文句です。

AAAAAAグレード、というのもお店が勝手に言っているだけ。
統一基準があるものではありません。

実を言うと、宝石ではダイヤモンドだけにグレードの基準が定められています。
ゆえにダイヤモンドに大して行われるのは「鑑定」であり、付くのは「鑑定書」なのです。それ以外の石にグレードの基準はありません。だから「鑑別書」。
グレードではなくその石が何であるか、加工されているか否かを判断するものです。

だから、鑑別結果AAAAAAグレードとか、ダイヤモンド以外の石に「鑑定」などと言っている店や「専門家」は、それだけでうさんくさい。

でも、今回の質問の例では、水晶であることは間違いないし、タイトルは「宝石鑑別書」だし、激レアやグレードが鑑別書で保証されているとは言ってない。
紛らわしいけれど嘘ではない。

えい、ややこしい。

だから、「鑑別書付き、だったら安心」でもないし「鑑別書、大丈夫?」も違うんだと思うんですね。

……長くなるので続きます。

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肉眼鑑定力

こんばんは!
なかなか難しい問題ですね。
ヒスイが本物だという鑑別書があっても、それが染めであるかどうかとは別の話ともいえるし。パ-プルジェ-ドのような混合物をどうするのかとか、きりがないですね。
鉱物分類と価値とはそもそも別問題ですしね。

ところで、ミネラルショ-出展者では、幅広い未知の鉱物に対して、誰が肉眼鑑定力があると思いますか?
私のわずかな経験では、ボリビア地質学者のペトロフさん、アメリカのマックネイルミネラルの旦那さん(こちらも確か地質学者)、日本人では小室宝飾の小室さんでしょうか。ほかにもいますが、かなりの出展者が自分の取り扱い品以外では危うい眼力ですよね。一方素人の石の会所属のマニアは眼力強いですね。そういう私はもうカタカナ鉱物名の大半を忘れてしまいましたが(^^;;;。
プロフィール

KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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