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ブルーストーン2

ブルーストーンつつき、その2です。
輝緑岩

ストーンヘンジは、ブルーストーンだけで作られているわけではないのに、どうしてブルーストーンだけが「ストーンヘンジの石」として売られているのか……と、ずいぶん疑問を呈してしまいましたが、今回はちょっと援護も入ります。

さて、ストーンヘンジを作るのに用いられた石……ブルーストーンは約240キロ離れたブレセリ山脈から、サルセンストーンは32キロ離れたところから運ばれてきたとされています。

このことには2つの意味があります。

一つは、「この場所でなければならなかった」
もう一つは「この石でなければならなかった」
……ということ。

「この場所でなければならなかった」……ストーンヘンジが、あのような形であること(だけ)が重要ならば、石を切り出した近くに作ればいいはずです。
機械や車もない時代、重い石を切り出して遠路はるばる運ぶより、石切場の近くに作った方が楽に決まっています。
しかし、ストーンヘンジはあの場所に作られた。
ということは、重い石をはるばる運ぶ必要があっても、あの場所でなければならなかった、何らかの理由があったということ。

一方で、ブルーストーンは何百キロも離れた場所からはるばる運ばれてきました。
ストーンヘンジが、あの場所でなければならない、雨風に負けない堅牢な物でなければならない……というだけならば、ブルーストーンを使わなくても、すべてを近くで手には入る石で……たとえばサルセンストーンで作ってもよかったはずです。
サルセンストーンも約30キロの道のりを運ばれているようですが、ブルーストーンの産地に比べれば近いです。
だったら、最初から全部サルセンストーンで作ればよかったはず。
なのに、遠路はるばるブルーストーンを運んできたということは、この石でなければならなかった理由もあったのではないでしょうか。

さて、ここでもう一つ考えておきたいのが、ストーンヘンジの歴史です。
歴史というか……ストーンヘンジはどのように作られたか。
というのも、ストーンヘンジは紀元前3000年頃から1500年にわたって作られましたが、最初に完成図が決まっていて、その完成図に向かって造り続けられたものではありません。
何段階もの変化を経て、だんだんと現在見る形になってきたのです。

この歴史もオフィシャルサイトに説明がありますが、他のサイトも参考にしつつ、簡単にまとめてみます。

ストーンヘンジ

第1期:紀元前3000年前
ストーンヘンジはこの写真に写っている石組みだけではありません。
このまわりに直径100メートルにも及ぶ円形の土塁があり、それら全部がストーンヘンジという遺跡なのです。
まず最初に作られたのはこの土塁でした。
直径約110メートルの円状に土が盛られ、次に1メートルほど内側に56個の穴(オーブリー・ホール)が掘られました。
最初のストンヘンジには「石」は使われていなかったのです。

第2期:紀元前2900年~紀元前2600年頃
円形の土塁の内側に木製の建造物が造られたようです。(どんな形だったかは不明)
この時代、ストーンヘンジは埋葬地としても用いられたようで、多数の人骨も発見されています。

第3期
紀元前2600年ごろ

木の建造物は造られなくなり、初めて石が用いられます。最初に用いられた石がブルーストーン。
高さ約2メートル、幅1~1.5メートル、厚さ約80センチ、重さ約4トンのブルーストーンは、円形の土塁の内側に二重の三日月状(半円状)に配置されていたとされます。
同時期に緑色の雲母質の砂岩でできた約6メートルのアルター・ストーンなども配置されたようです。

紀元前2400年ごろ
ブルーストーンに代わり白っぽい灰色のサルセンストーンによる、大きな石組みが作られ、土塁の内側4カ所のステーション・ストーンや北東側の入り口に続くアベニューと呼ばれる、通路状の部分などが作られました
このとき、ブルーストーンはいったん取り払われたようです。

紀元前2000年~紀元前1600年ごろ
ブルーストーンが何度か位置を変えて配置され、最後にはサルセンストーンの内部に置かれました。
サルセンストーンのサークルの外側に二重の円を描いて掘られましたが、ここに石などが立てられることなく、ストーンヘンジはその後長らく放置されることになります。

このように、ストーンヘンジは何段階か姿を変えて作られ、最初に使われた石はブルーストーンでしたが、その後いったん取り払われたり、再配置されたりと、意外な経過をたどっています。

うーん、これを知ると、ブルーストーン=ストーンヘンジ、ストーンヘンジの中心をなす、必要不可欠な石……というニュアンスではないような気がします。
少なくとも、ストーンヘンジには使われなかったブルーストーンとストーンヘンジをパワーストーン的に結びつけてストーンヘンジのパワー……とは考えられない。

思わず腕組みでここまで考えて、逆にブルーストーンの実物が見たくなりました。

ブルーストーンとストーンヘンジ(完成後)のパワーとは結びつけられない。
しかし、最初にストーンヘンジに使われたのはブルーストーンであり、その時には何らかの理由があったから何百キロも離れたところからこの石を運んできたはずです。
そこまでしてこの石を使いたかった理由はなんだろう。
この石でなくてはならぬ。……そう思わせたものは。

ブルーストーンが配置されたのと同時期に配置されたアルター・ストーンも緑色の雲母質の砂岩だったそうですから、共通項は「色」ではないか。

いったいこの「色」が、ストーンヘンジを作った人たちにどんな意味を持っていたのか……それを想像するためには、小さなかけらであっても実物を見てみたい。

なぜなら、私たちが今見ているストーンヘンジは、紀元前1600年頃に放置され、長年風雨にさらされたもの。
これがブルーストーンで……といわれても、すぐにはわからない灰色です。
しかし、作られた当時の、最初に配置されたブルーストーンは、今とは違う色だったはずなのです。
それを知るためには、掘られて削られたばかりのブルーストーンでなければ。機械で磨かれた石と、青銅器で削っただけの石では風合いが違うだろうけれど、色はわかるはず。

……ということで手に入れたブルーストーンは、名前から想像するような「青」ではなく、「緑」。
黒と緑の粒が入り交じる、深い緑の石。

この色を、人々は見たのか。

この色を、この石を、ストーンヘンジに欲したのか。

ストーンヘンジの石、ではなくて(初期の)ストーンヘンジに欲された石。
そう考えた方がいいと思います。






 

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KURO@虚空座標

Author:KURO@虚空座標
水晶好き、ものづくり好き、石の写真好き。
石好きのきっかけはパワーストーンですが、現在は鉱物としても興味を持っている中間派。
石に関するあれこれいろいろ、気の向くままに書いてみます。

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